JP3159788U - 包装容器 - Google Patents

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啓司 矢辺
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Abstract

【課題】様々な味付けで調理した種々の具材を米飯と分離した状態で一つの容器内の上下で区画して纏めて収容しておくことができ、電子レンジ機器での解凍・加熱時に、下側の米飯から生じる蒸気を上部の具材側に送ることができる包装容器を提供する。【解決手段】米飯Rを収容する容器本体1と、この容器本体1の開口部に挿入配置し、米飯R上に載せる調理済の具材Qを収容する中皿11と、中皿11を覆うように容器本体1の開口部に施蓋する蓋21とにより包装容器を形成する。容器本体1の米飯Rの加熱時に発生する蒸気を中皿11の具材Q収容側へ導入するよう中皿11の周縁に設けた切欠状の蒸気導出部16と、蒸気導出部16に対応すべく蓋21および中皿11の相対向位置に蒸気流通路Pとを形成する。中皿11の相対向する部位を内側に窪ませ、そこに断面略溝形の膨出した摘み部を形成し、具材Qを米飯R上に移し替えできるようにする。【選択図】図3

Description

本考案は、電子レンジ機器にて加熱料理が可能な冷蔵あるいは冷凍された丼料理の具材と米飯とを分離保持した状態で封入しておいて、供食時には具材を米飯上に載せ、容器のままで供食可能にした包装容器に関する。
近時、電子レンジ機器の普及に伴い、調理後で冷蔵・冷凍された各種の食品を電子レンジ機器で加熱調理し、それを供食することが食生活の一態様として一般的になっている。また、加熱調理後で、加熱調理済食品を食器その他に移し替える煩わしさ、手間等が掛かるのを回避するようにその冷蔵・冷凍食品を収納している容器そのものを食器形態とすることも提案されている。このような食器形態の包装容器であると、供食時に加熱調理済食品を移し替える面倒な手間を要せずに、加熱調理後で直ちに供食できるから、極めて便利なものとなっている。
食器を兼ねる形態の包装容器に収容されるこのような食品は、電子レンジ機器で解凍・加熱によって調理した後は、そのまま供食できるように、個々の料理品毎に予め味付け等が施された調理済としておく。調理済食品は、例えば各種の惣菜等の単品の料理品であれば、包装容器毎に個別収納、包装に適していても、例えば丼物料理のように、炊いた米飯の上に適当な具材を載せて食する料理品には不適当である。すなわち、丼容器内に収容した米飯の上に調理済の牛肉等の所定の具材を載せる例えば牛丼である場合、米飯の上に具材を載せた状態で調理済のものとして冷蔵・冷凍すると、米飯に具材の汁分が浸透した状態となり、米飯中に存する汁分がそのまま冷蔵・冷凍され、米飯自体の美味しさが損なわれること等があったからである。
そこで、例えば牛丼、中華丼、天丼、カツ丼、鰻丼その他の丼物料理における米飯と具材とを分離した状態で一つの容器内に収納した状態にし、そのままで電子レンジ機器によって加熱調理でき、加熱調理後では具材を米飯上に載せるように移し替えでき、丼物としての米飯、具材それぞれを美味な物として供食可能にした種々の包装容器がいくつか提供されている。
すなわち、このように米飯と具材とを分離した状態で一つの容器内に収納可能にした包装容器としては、例えば特許文献1に開示されている具材を有する食品および食品容器がある。これは、容器の中に米飯等の主食品を入れ、その上方に、具等が落ちない程度の例えば約3〜6mmの複数の孔が受け面に形成されてなる中仕切体を配置し、この中仕切体の上に液汁のあるものでは過剰の液汁を除いた具食品を入れ、この具食品と共に加熱した時に溶解する固形のタレを収納すると共に、この中仕切体に載っている具食品等は、適宜蓋をかぶせて覆うようにする。こうしたものを電子レンジ等にかけて加熱して取出すと、米飯等の主食品や具食品が暖められると共に、固形のタレが溶けて液状になり先づ具食品を濡らすから、次に中仕切体に入っている具食品を米飯等の主食品の上に移せば、具には適度にタレの味が付き、米飯粒等の主食品の表面にはタレが付いているが中までは浸み込まず、米飯等の主食品がふやけていない、作り立ての丼物等を食べることができるものとなっている。
また、特許文献2に開示されているような食品用容器がある。これは、上面を開口する容器内に食品と具材とを一緒に収容する食品用容器であって、容器の内周面に受け部を設けると共に、この受け部によってカマボコ等の可食性の中仕切体を支承し、この中仕切体の下方に主として茶碗蒸しの主食品を収容する一方、中仕切体の上にエビ、シイタケ、ナルト、タケノコ等の具材を載せるよう構成されている。
特開平9−51767号公報 特開平10−179047号公報
しかしながら、上記した特許文献1の場合には、中仕切体の受け面に具等が落ちない程度の例えば約3〜6mmの複数の孔が形成されているので、下方の米飯上に具材のタレがこの孔を通じて漏れ落ちるのを未然に防止するために中仕切体には予め固形のタレが収容されている。このように具材の味付けは固形のタレに制約されてしまい、美味なものとして様々な味付けで調理された具材を自由に収容することができない。
また、特許文献2の容器内上側に配置させたカマボコ等の可食性の中仕切体は、容器内下側の茶碗蒸しの主食品を略完全密封した状態で覆っているため、熱伝導自体が低下する。このため、電子レンジ機器で所定のタイマーセットで加熱しても、熱が茶碗蒸しの主食品全体に均一に行き渡らず、例えば主食品の中間もしくは底の部分のみが未だ加熱されていない状態となる虞がある。
そこで、本考案は叙上のような従来存した諸事情に鑑み創案されたもので、電子レンジ機器で加熱調理でき、加熱調理後では具材を米飯上に載せるように移し替えでき、丼物としての米飯、具材それぞれを美味な物として供食可能にし、また、様々な味付けで調理された種々の具材を米飯と分離した状態で一つの容器内の上方側に纏めて収容しておくことができ、しかも電子レンジ機器での解凍・加熱時に、下側の米飯から生じる蒸気を上方の具材側に送ることで、米飯、具材それぞれを十分な加熱状態とすることができる包装容器を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本考案にあっては、米飯Rを収容する容器本体1と、この容器本体1の開口部に挿入配置され、米飯R上に載せられる調理済の具材Qを収容する中皿11と、中皿11を覆うように容器本体1の開口部に施蓋される蓋21とを備えてなる包装容器であって、容器本体1の米飯Rの加熱時に発生する蒸気を中皿11の具材Q収容側へ導入させるよう中皿11の周縁に設けた切欠状の蒸気導出部16と、蒸気導出部16に対応すべく蓋21および中皿11の互いに相対向する位置に形成した蒸気流通路Pとを備えたものである。
また、中皿11の相対向する部位には、この部位を内側に窪ませてその中央から断面略溝形となって膨出させてなる摘み部17を備えた構成とすることができる。
中皿11は、断面略逆U字状となっている係止壁部12によって断面凹状に形成されていて、係止壁部12の外側面は下端から上端にかけて若干内方に傾斜し、且つ下端部からは容器本体1の開口部内縁に段部状に形成した載置段部2に係止させるフランジ15を延接して構成することができる。
中皿11の係止壁部12と容器本体1の載置段部2との間に形成される被嵌合部内に、蓋21の外周縁内側に断面略U形に形成してなる環状嵌合部22を嵌合し、蓋21を容器本体1に密封状に閉蓋するようにして構成することができる。
以上のように構成された本考案に係る包装容器にあって、電子レンジ機器による解凍・加熱による米飯Rの加熱時に発生した蒸気は、中皿11の蒸気導出部16から蓋21および中皿11の相互で対向する例えば溝部(14,23)等による蒸気流通路Pを経て中皿11の具材Q収容部側へ導入されて具材Q自体を蒸かす。
また、容器本体1内の米飯Rの上に具材Qを載せるように移し替える際に、左右両手で各摘み部17を掴んで中皿11自体を傾斜させることで中皿11の角部から具材Qが容器本体1内の米飯R上に載せられる。
中皿11の係止壁部12のフランジ15は容器本体1の載置段部2に係止し、容器本体1内ではこれに収容した米飯Rを潰すことなく中皿11を支持させ、また、断面凹状の中皿11内で具材Qを周囲から落下させずに米飯Rと分離した状態で保持させる。
蓋21を容器本体1に閉蓋したときに被嵌合部に嵌合する環状嵌合部22は、容器本体1内に挿入配置した中皿11を、容器本体1内でガタつくことなく支持させる。
本考案によれば、電子レンジ機器で加熱調理でき、加熱調理後では具材Qを米飯R上に載せるように移し替えでき、丼物としての米飯R、具材Qそれぞれを美味な物として供食可能にし、また、様々な味付けで調理された種々の具材Qを米飯Rと分離した状態で一つの容器内の上方側に纏めて収容しておくことができる。しかも電子レンジ機器での解凍・加熱時に、下側の米飯Rから生じる蒸気を上方の具材Q側に送ることで、米飯R、具材Qそれぞれを十分な加熱状態とすることができる。
すなわち、これは本考案が、容器本体1の米飯Rの加熱時に発生する蒸気を中皿11の具材Q収容側へ導入させるよう当該中皿11の周縁に設けた切欠状の蒸気導出部16と、蒸気導出部16に対応すべく蓋21および中皿11の互いに相対向する位置に形成した蒸気流通路Pとを備えたからであり、これにより、電子レンジ機器での解凍・加熱の際に、容器本体1に収納された下側の米飯Rから生じる蒸気を上方の中皿11に載せた具材Q側に送ることで、米飯Rと共に具材Q等を均一な加熱状態にすることができる。
また、中皿11の相対向する部位には、この部位を内側に窪ませてその中央から断面略溝形となって膨出させてなる摘み部17が形成されているので、左右両手で各摘み部17を掴んで中皿11自体を傾斜させることで加熱調理後の具材Qを容器本体1の米飯R上に容易に載せることができる。しかも、中皿11自体が傾斜されるとき、傾斜部分の下方に具材Qを集束させるから、容器本体1外に具材Qを放散させることなく、米飯R上に確実に載せることができる。
中皿11は断面凹状に形成されているので、容器本体1内に収容した米飯Rと分離した状態で具材Qを収容保持でき、また係止壁部12の下端部に延設したフランジ15が容器本体1の載置段部2に係止するので、容器本体1内に挿入配置した中皿11を容器本体1の開口部内で浮いた状態にして米飯Rを潰すことなく支持することができる。
容器本体1内に中皿11を挿入配置した後に蓋21を容器本体1に施蓋したとき、中皿11の係止壁部12と容器本体1の載置段部2との間の被嵌合部に、蓋21の環状嵌合部22を嵌合するので、容器本体1内で中皿11がガタついたり、載置段部2から外れたりすることはなく、米飯Rとは分離した状態で具材Qを米飯Rの上方部位で確実に保持することができる。
尚、上記の課題を解決するための手段、考案の効果の項それぞれにおいて付記した符号は、図面中に記載した構成各部を示す部分との参照を容易にするために付したもので、図面中の符号によって示された構造・形状に本考案が限定されるものではない。
本考案を実施するための一形態を示す分解斜視図である。 同じく中皿を収納したときの平面図である。 同じく米飯、具材等を収納したときの図2における矢視断面図である。 同じく具材を米飯上に載せるときの説明図である。
以下、図面を参照して本考案の実施の形態を詳細に説明すると、図において示される符号1は、炊きあげた例えば1食分の米飯Rと、この米飯R上に載せる具材Qとを十分に収容できるようにした容積を備え、四隅が所定の曲率半径となっている円弧部を備えた平面で略正方形状を呈している容器本体である。
図1に示すように、容器本体1は底部が所定幅の大きさの略正方形状の平坦面となっている丼容器状の外観を呈することで、載置時の安定性が得られるように配慮してあり、適宜肉厚の容器壁となる断熱性のある合成樹脂にて形成されている。また、この容器本体1の開口部は、開口部内縁を段部状に形成することで、後述する中皿11を略密閉状に支持させる載置段部2となっている。
容器本体1の内部には、収容した米飯R上に位置するように配される断面凹状の中皿11が着脱自在に設けられている。中皿11は、米飯R上に載置される所定の具材Qが収容されるよう、その容量に応じた深さで、容器本体1の開口部内側における載置段部2に載置可能な程度の全体外形幅を有し、周囲が後述する空洞状の係止壁部12となっている合成樹脂にて平面で略正方形状となって形成されている。
具体的には、中皿11は、これの上側開口部外縁が外方に向けて断面略逆U字状となって折り返され、その外側面は下端から上端にかけて若干内方に傾斜し且つ下端部からは外方に向けて水平なフランジ15が延設されてなる空洞状の係止壁部12となっている。そして、この係止壁部12が、そのフランジ15によって載置段部2に係止されることで中皿11自体が容器本体1の開口部内に所定の高さ位置で支持されるようになっている。
図3に示すように、係止壁部12は、この上面が容器本体1の開口縁部よりも下側に位置するようにその高さが設定されており、後述する蓋21で閉蓋された際には、蓋21の下面と係止壁部12の上面との間に僅かな隙間ができるようにしてある。また、容器本体1の載置段部2に中皿11の係止壁部12が載せられた際には、中皿11自体は容器本体1内部で浮いた状態で保持されるようにし、容器本体1内に収容した米飯Rは潰されるようなことがないものとなっている。
図1および図2に示すように、係止壁部12の略中間の高さ位置にはその壁面の略全周囲にわたって段部13が形成され、係止壁部12の一部分、図例にあっては四側壁部それぞれの中央部分だけが段部13が形成されていない面一の状態となっていることで蒸気流通路Pの構成要素となる中皿側溝部14となっている。そして、この中皿側溝部14に対応すべく、この中皿側溝部14下方に位置させて、係止壁部12のフランジ15には円弧状に切欠された蒸気導出部16が形成され、この蒸気導出部16を経て容器本体1に収容されている米飯Rの加熱時において発生する蒸気を容器本体1から中皿11上方へ逃がし、導くようにしている。
係止壁部12の四隅のうち相対向する2つの角部をフランジ15を残したまま互いに内側に向けて略円弧状に窪ませ、この窪み部分中央からフランジ15の角端部位置まで断面略溝形となって上方に膨出させて、係止壁部12と連続している空洞状の摘み部17が形成されている。容器本体1内の米飯Rの上に具材Qを載せるように移し替える際には、図4に示すように、左右両手で各摘み部17を掴んで中皿11自体を傾斜させることで係止壁部12の角部から具材Qを容器本体1内の米飯R上に落とし込むことにより、具材Q自体を容易に移し替えられるようにしてある。また、摘み部17が空洞状になっていることで、手指で摘んだ際でも内部の加熱された蒸気によって火傷が生じないように配慮してある。
また、図中符号18は排出案内部であり、中皿11における四隅のうち、摘み部17が形成されていない相対向した角部それぞれの隅角底部分を傾斜させることで形成してある(図3参照)。この排出案内部18によって、中皿11自体を傾斜させて具材Qを米飯R上に落とし込むとき、具材Qを滑らせるようにして、容器本体1内への移し替えを円滑にできるように配慮してある。
容器本体1の載置段部2に中皿11の係止壁部12におけるフランジ15が係止され、載置段部2に中皿11自体が支持されることにより、この係止壁部12と容器本体1の開口部内壁面との間に凹溝状の被嵌合部が形成される。この被嵌合部内には、蓋21の外周縁内側を断面略U形に折り返して窪ませるように形成してなる環状嵌合部22における窪み部下面が嵌合され、これによって蓋21自体は内嵌合式に容器本体1に係止固定されて密封状となして閉蓋するようになっている。
蓋21の環状嵌合部22の内側壁面には、中皿11の係止壁部12における各中皿側溝部14位置に対応して、これに相対向するように、内側から外方へ膨出させた蓋側溝部23が形成されている。そして、閉蓋時においてこの蓋側溝部23と中皿側溝部14とが互いに対向配置されることにより蒸気流通路Pが形成され、米飯R加熱時に前記蒸気導出部16から抜け出た蒸気が蒸気流通路Pを通って中皿11の具材Q収容部側へ導入されるものとなっている。
蓋21の上部中央部には平面で略正方形枠状を呈する内側環状補強部24が膨出状に形成され、また、前記係止壁部12の上面に対向配置される蓋21の部分には外縁にある環状嵌合部22に沿って外側環状補強部25が形成されており、これによって蓋21の上面が内側面と外側面とに区画された状態となっている。これら内側環状補強部24および外側環状補強部25は共に蓋部21の下面側から上面側へ向けて断面略逆コ字状に膨出させることによって形成され、前記蓋側溝部23は外側環状補強部25から一体となって延設されている。
内側環状補強部24の各辺には蒸気ガイド用溝部26が形成されており、内側環状補強部24で囲まれた部分には、米飯R、具材Q等から発生する蒸気を排出するための蒸気排出口27が形成されている。図示にあっての蒸気排出口27は、例えば平面でU字状を呈する切込線を蓋21の頂部壁に形成することで、そのU字状部分が容器本体1内部の蒸気圧力で押し上げられることによって揺動して開放する弁構造としてある。
また、蓋21で閉蓋されている容器本体1全体は、透明な包装フィルム28によってシュリンク包装されるものとなっており、電子レンジ機器で加熱した際に蒸気排出口27から出た蒸気はシュリンク包装内で、その蒸気の過剰な圧力が内側環状補強部24内側に溜まらないように蒸気ガイド用溝部26を通って内側環状補強部24外方の外側環状補強部25内側まで蒸気を案内させ、その後にシュリンク包装部分から外部に排出できるようになっている。
次に、以上のように構成された形態についての使用の一例について説明すると、先ず、容器本体1内部に炊き上げた米飯Rを収容してから、調理済の具材Qを入れた中皿11を容器本体1の中に入れ、容器本体1の載置段部2に中皿11の係止壁部12におけるフランジ15を係止させることで、中皿11自体を容器本体1の内部で米飯Rを潰すことなく所定の高さで支持する。
そして、この上から蓋21を被せる。このとき、図3に示すように、中皿11の係止壁部12と容器本体1の開口部内壁面との間の被嵌合部内に、蓋21の環状嵌合部22における窪み部下面が嵌合されることによって蓋21自体は容器本体1に係止固定されて密封状となって閉蓋される。しかる後に、透明な包装フィルム28によって全体をシュリンク包装する。
このようにして包装された丼物食品は冷蔵・冷凍された状態で例えばコンビニエンスストア、スーパーマーケットストアその他で販売され、供食時には例えば電子レンジ機器にて解凍・加熱される。このとき、米飯Rの加熱によって発生した蒸気は中皿11の蒸気導出部16から抜け出て、前記した蓋側溝部23と中皿側溝部14とが対向配置することによって形成された蒸気流通路Pを経て中皿11の具材Q収容部側へ導入され、具材Q自体を蒸かしてから、蓋21の上部中央部の蒸気排出口25から排出される。このとき、蒸気排出口27から出た蒸気はシュリンク包装内で、内側環状補強部24内側から蒸気ガイド用溝部26を通って内側環状補強部24外方の外側環状補強部25内側まで案内させられ、その後にシュリンク包装部分から外部に排出される。
加熱後には、包装フィルム28を除去し、容器本体1から蓋21を外して開放し、図4に示すように、左右両手で中皿11の各摘み部17を掴んで取り出し、中皿11自体を傾斜させて係止壁部12の角部から具材Qを容器本体1内の米飯R上に載せるように移し替え、米飯Rと共に供食する。
P…蒸気流通路 Q…具材
R…米飯
1…容器本体 2…載置段部
11…中皿 12…係止壁部
13…段部 14…中皿側溝部
15…フランジ 16…蒸気導出部
17…摘み部 18…排出案内部
21…蓋 22…環状嵌合部
23…蓋側溝部 24…内側環状補強部
25…外側環状補強部 26…蒸気ガイド用溝部
27…蒸気排出口 28…包装フィルム

Claims (6)

  1. 米飯を収容する容器本体と、この容器本体の開口部に挿入配置され、米飯上に載せられる調理済の具材を収容する中皿と、中皿を覆うように容器本体の開口部に施蓋される蓋とを備えてなる包装容器であって、容器本体の米飯の加熱時に発生する蒸気を中皿の具材収容側へ導入させるよう中皿の周縁に設けた切欠状の蒸気導出部と、蒸気導出部に対応すべく蓋および中皿の互いに相対向する位置に形成した蒸気流通路とを備えたことを特徴とする包装容器。
  2. 中皿の相対向する部位には、この部位を内側に窪ませてその中央から断面略溝形となって膨出させてなる摘み部が形成されている請求項1記載の包装容器。
  3. 中皿は、断面略逆U字状となっている係止壁部によって断面凹状に形成されていて、係止壁部の外側面は下端から上端にかけて若干内方に傾斜し、且つ下端部からは容器本体の開口部内縁に段部状に形成した載置段部に係止させるフランジを延設してある請求項1または2記載の包装容器。
  4. 中皿の係止壁部と容器本体の載置段部との間に形成される被嵌合部内に、蓋の外周縁内側に断面略U形に形成してなる環状嵌合部を嵌合し、蓋を容器本体に密封状に閉蓋するようにしてある請求項1乃至3のいずれか記載の包装容器。
  5. 米飯を収容する容器本体と、この容器本体の開口部に挿入配置され、米飯上に載せられる調理済の具材を収容する中皿と、中皿を覆うように容器本体の開口部に施蓋される蓋とを備えてなる包装容器であって、容器本体の米飯の加熱時に発生する蒸気を中皿の具材収容側へ導入させるよう中皿の周縁に設けた切欠状の蒸気導出部と、蒸気導出部に対応すべく蓋および中皿の互いに相対向する位置に形成した蒸気流通路とを備え、中皿の相対向する部位には、この部位を内側に窪ませてその中央から断面略溝形となって膨出させてなる摘み部が形成されていることを特徴とする包装容器。
  6. 米飯を収容する容器本体と、この容器本体の開口部に挿入配置され、米飯上に載せられる調理済の具材を収容する中皿と、中皿を覆うように容器本体の開口部に施蓋される蓋とを備えてなる包装容器であって、容器本体の米飯の加熱時に発生する蒸気を中皿の具材収容側へ導入させるよう中皿の周縁に設けた切欠状の蒸気導出部と、蒸気導出部に対応すべく蓋および中皿の互いに相対向する位置に形成した蒸気流通路とを備え、中皿の相対向する部位には、この部位を内側に窪ませてその中央から断面略溝形となって膨出させてなる摘み部が形成されており、また、中皿は、断面略逆U字状となっている係止壁部によって断面凹状に形成されていて、係止壁部の外側面は下端から上端にかけて若干内方に傾斜し、且つ下端部からは容器本体の開口部内縁に段部状に形成した載置段部に係止させるフランジを延設してあり、中皿の係止壁部と容器本体の載置段部との間に形成される被嵌合部内に、蓋の外周縁内側に断面略U形に形成してなる環状嵌合部を嵌合し、蓋を容器本体に密封状に閉蓋するようにしてあること特徴とする包装容器。
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