JP2000023628A - ソース掛けライス及びその提供方法 - Google Patents

ソース掛けライス及びその提供方法

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JP2000023628A
JP2000023628A JP10193290A JP19329098A JP2000023628A JP 2000023628 A JP2000023628 A JP 2000023628A JP 10193290 A JP10193290 A JP 10193290A JP 19329098 A JP19329098 A JP 19329098A JP 2000023628 A JP2000023628 A JP 2000023628A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 持ち易く手軽に食することが可能なソース掛
けライス及びその提供方法並びにソース掛けライス用容
器を提供する。 【解決手段】 片手で把持可能なコップ状の容器2に、
炊飯処理したライス3を充填し、その上に調理したソー
ス4を掛けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カレーライスやハ
ヤシライスなどのソース掛けライス及びその提供方法並
びにソース掛けライス用容器に関する。
【0002】
【従来の技術】お弁当屋さんやコンビーニエンスストア
等において提供される、カレーライスやハヤシライスな
どのソース掛けライスは、ライスとソースとが混ざらな
いように、平面視小判型の深皿状の使い捨てタイプの樹
脂容器であって、隔壁を介してライス収容部とソース収
容部とに区画された容器に入れて提供されている。ま
た、ソース掛けライスとして、特開平5−57号には、
カレーライスを丼状の容器に収納したものが記載されて
いる。
【0003】一方、即席麺においては、コップ状や丼状
の容器に乾燥させた麺、具、スープを収納したものが広
く普及している。このように、ラーメンやうどんのよう
な汁物は、容器を口許まで移動させて汁をすする必要が
あるので、片手で把持可能なコップ状や丼状の容器に入
れて提供されるが、カレーライスやハヤシライスなどの
ソース掛けライスは、容器を口許まで移動させる必要が
ないので、通常は、テーブルに載せた状態で食するよう
に、深皿状や丼状の容器に入れて提供される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ソース掛けライスの容
器の形状は、レストランやカレー専門店等におけるカレ
ー皿の影響を強く受けており、それに似せた形状のもの
が多用されている。また、隔壁によりライスとソースと
を区分することで、購入してから長時間経過しても見栄
性が低下しないように構成されている。しかし、このよ
うな深皿状の容器は、テーブルに載せて食するには適し
ているが、片手では持ち難く、また多少傾けただけでも
ソースがこぼれてしまうので、片手で容器を保持した状
態での食事には適さないものであった。例えば、公園の
ベンチや車のシートに座った状態、或いは立った状態や
歩きながらでの食事には適していない。
【0005】また、丼状の容器は、深皿状の容器と同様
に、ライスとソースとを分離した状態で見栄え良く盛り
付けすることが可能である。しかも、片手で持つことも
可能であるが、持ち方の自由度が少ないことから容器を
載置するテーブル等の台がない所では、腕や指が疲れる
という問題がある。このように、ソース掛けライスの容
器としては、見栄性を向上するために、ライスとソース
とを分離した状態に盛り付ける必要があるとの固定観念
が現在でも根強く存在しており、コップ状の容器のよう
に、開口部が小さくてライスがソースで隠れてしまうよ
うな容器に入れて提供することはなかった。
【0006】本発明の目的は、持ち易く手軽に食するこ
とが可能なソース掛けライス及びその提供方法並びにソ
ース掛けライス用容器を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段及びその作用】請求項1に
係るソース掛けライスは、片手で把持可能なコップ状の
容器に、炊飯処理したライスを充填し、その上に調理し
たソースを掛けてなるものである。このソース掛けライ
スにおいては、片手で把持可能なコップ状の容器にライ
ス及びソースを収容しているので、一方の手で容器を把
持した状態でソース掛けライスを食することが可能とな
る。また、コップ状の容器に盛り付けているので、コッ
プに入れた清涼飲料水と同じように手軽に取り扱うこと
が可能で、しかも持ち方の自由度も大きいので、テーブ
ル等の台のない所でも、腕や指が疲れることなく食する
ことが可能となる。例えば、公園のベンチや車のシート
に座った状態、或いは立った状態や歩きながらでの食事
にも適している。特に、自動車内で食する場合には、車
のコップホルダーに差し込んで置くことも可能なので好
ましい。
【0008】請求項2記載のソース掛けライスは、請求
項1記載のソース掛けライスにおいて、前記ライスに掛
けたソースの上に調理した具をトッピングしたものであ
る。具とソースは予め混ぜておいても良いが、分離して
具をトッピングすると、具だけ変更することで、同じソ
ースを用いつつソース掛けライスの種類を変更でき、メ
ニューを容易に変更したり増やしたりできるので好まし
い。例えば、具としてビーフカツ、チキンカツ、コロッ
ケ、ハンバーグなどを用いることで、ソースを変更する
ことなく、ビーフカツカレー、チキンカツカレー、コロ
ッケカレー、ハンバーグカレーなどの複数種類のソース
掛けライスを提供できる。しかも、ソースに固形物が入
らないように構成できるので、例えばソフトクリームや
清涼飲料水の供給装置のように、ノズルからソースを供
給することも可能となり、ファーストフード店やコンビ
ーニエンスストア等において効率的にソース掛けライス
を提供できるようになる。
【0009】請求項3記載のソース掛けライスは、請求
項1又は2記載のソース掛けライスにおいて、前記容器
に充填したライスに、その表面から容器の奥部側へ延び
る空洞部を形成し、この空洞部にソースを充填したもの
である。このように空洞部にソースを充填すると、食の
最後にライスだけが残ってしまうという不具合を防止で
きる。また、食するときにライスに対してソースを容易
に絡めることが可能となる。更に、ライスとソースとを
分離した状態で盛り付けることも可能となり、見栄性も
向上できる。
【0010】請求項4記載のソース掛けライスは、請求
項1〜3のいずれか1項記載のソース掛けライスにおい
て、前記容器の底面と容器に充填したライス間に空間を
形成し、空洞部の奥端部をこの空間に開口させたもので
ある。このように容器の底面と容器に充填したライス間
に空間を形成すると、食の最後にライスだけが残ってし
まうという不具合を確実に防止できる。
【0011】請求項5に係るソース掛けライスの提供方
法は、コップ状の容器に炊飯処理したライスを充填し、
その上に調理したソースを掛けて提供するものである。
この提供方法は、例えばファーストフード店やコンビー
ニエンスストア等にてソース掛けライスを提供する方法
として活用することになる。具体的には、炊飯したライ
スを、その場で容器に入れて、その上にソースを掛けて
提供することになるが、予め工場等で炊飯したライスを
容器に入れ、その上にソースを掛けた状態で冷凍する
か、或いはライスとソースとを別々に冷凍して容器に入
れ、ファーストフード店やコンビーニエンスストア等に
て電子レンジ等で解凍して提供することも可能である。
提供されるソース掛けライスは、コップ状の容器に盛り
付けられた状態となるので、請求項1と同様に、取り扱
い性が格段に向上し、しかもテーブル等の台のない所で
も、腕や指が疲れることなく食することが可能となる。
【0012】請求項6記載のソース掛けライスの提供方
法は、請求項5記載の提供方法において、前記ソースを
掛けた後、その上に調理した具をトッピングするもので
ある。このように、ソースを掛けた後、その上に調理し
た具をトッピングすると、具だけを変更することで複数
種類のソース掛けライスを作ることが可能なので、ソー
ス掛けライスのメニューを容易に増やすことでき、好ま
しい。しかも、ソースに固形物が入らないように構成で
きるので、例えばソフトクリームや清涼飲料水の供給装
置のように、ノズルからソースを供給することも可能と
なり、ファーストフード店やコンビーニエンスストア等
において効率的にソース掛けライスを提供できるように
なる。
【0013】請求項7記載のソース掛けライスの提供方
法は、請求項5又は6記載の提供方法において、前記容
器に充填したライスに、その表面から容器の奥部側へ延
びる空洞部を形成し、この空洞部に対してソースを充填
したものである。ライスに空洞部を形成するため、ライ
スの充填方法には多少の工夫を凝らす必要はあるが、請
求項3と同様に、食の最後にライスだけが残ってしまう
という不具合を防止でき、しかも、食するときにライス
に対してソースを容易に絡めることが可能となる。ま
た、ライスとソースとを分離した状態で盛り付けること
も可能なので、見栄性を向上することも可能である。
【0014】請求項8に係るソース掛けライス用容器
は、少なくとも炊飯処理したライスを収容するライス収
容部を、片手で把持可能なコップ状に構成したものであ
る。このソース掛けライス容器においては、少なくとも
ライス収容部が片手で把持可能に構成されているので、
この容器に盛り付けたソース掛けライスは、請求項1と
同様に、取り扱い性が格段に向上し、しかもテーブル等
の台のない所でも、腕や指が疲れることなく食すること
が可能となる。
【0015】請求項9記載のソース掛けライス用容器
は、請求項8記載の容器において、ライス収容部の上部
に、ソースを収容するソース収容部を側方へ突出状に一
体的に形成したものである。このように構成すると、ラ
イスとソースを完全に分離することが可能となり、見栄
性も向上する。
【0016】請求項10に係るソース掛けライス用容器
は、炊飯処理したライスを収容する、片手で把持可能な
コップ状のライス収容容器と、ソースを収容するソース
収容容器であって、ライス収容容器の上部に吊り下げ状
態に着脱自在に収容保持されるソース収容容器とを備え
たものである。この容器においては、ソース収容容器に
充填されたソースを、ライス収容容器に収容されたライ
スに掛けてソース掛けライスとして食することになる
が、ライスとソースとが異なる容器に完全に分離された
状態で収容されるので、長時間放置してもライスとソー
スとが混ざってしまうという不具合を防止できる。また
ライスとソースとを分離することで、見栄性も向上す
る。また、ライス収容容器は片手で把持可能なコップ状
に形成されているので、この容器に盛り付けたソース掛
けライスは、請求項1と同様に、取り扱い性が格段に向
上し、しかもテーブル等の台のない所でも、腕や指が疲
れることなく食することが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。図1、図2に示すよう
に、ソース掛けライス1は、片手で把持可能なコップ状
の容器2に収容され、炊飯処理したライス3を容器2に
充填し、その上に調理したソース4を掛け、容器2の開
口部を蓋体5で閉止した状態で提供される。但し、蓋体
5は省略してもよい。本発明におけるソース掛けライス
1は、カレーライスやハヤシライス、マーボ丼や玉子と
じ丼などのように、ライス3に対してソース4及び具6
を掛けて食するものであれば任意の食品に対して適用で
きる。
【0018】容器2は、その周壁部を下側ほど縮径させ
て抜き勾配を形成した有底な円錐台状に形成されてい
る。容器2の素材としては、ポリスチレン、ポリエチレ
ン、塩化ビニル、ポリプロピレン、塩化ビニリデン、ポ
リアミド、ポリカーボネイト、ポリエチレンテレフタレ
ートなどの合成樹脂材料やその発泡体或いは紙などを用
いることが可能である。また、これらの素材からなる積
層構造に構成してもよいし、表面に合成樹脂フィルムを
積層したものを用いてもよい。特に、合成樹脂発泡体で
構成すると断熱性を向上できるので手で把持し易くな
り、しかも保温性にも優れるのでソース掛けライス1の
温度を比較的長い時間に亙って維持できる。また、断熱
性及び保温性を向上させるため、容器2の壁部を断熱空
間を有する2重構造に構成してもよい。
【0019】容器2に充填した状態でライス3の中央部
には上下方向に延びる空洞部7が貫通状に形成されてい
る。この空洞部7は、容器2に対してライス3を充填し
た後に形成してもよいし、容器2に充填する前に、型枠
などにライス3を充填してライス3に空洞部7を成形
し、これを容器2に装填するようにしてもよい。空洞部
7の個数は、図例のように1つだけ設けてもよいし、複
数設けてもよい。また、図例のように貫通状に形成して
もよいし、有底状に形成してもよい。更に、空洞部7の
容積を容器2に充填するソース4の充填量と略同じ或い
は多少大きめに設定して、ライス3の上面にソース4が
被さらないように構成して、見栄性を向上させることが
好ましい。また、空洞部7を設けずにライス3の上にそ
のままソース4が配置されるようにしてもよい。
【0020】ソース4は、予め調理されたカレーライス
やハヤシライスのルーであり、具6はソース4に予め混
合した状態で、ソース4とともにライス3の上に掛けて
もよいし、ソース4とは別にトッピングすることも可能
である。また、主要な具6だけトッピングするように構
成してもよい。
【0021】次に、前記ソース掛けライス1の提供方法
について説明する。先ず、ライス3を炊飯するとともに
ソース4を調理する。ライス3の炊飯処理は、コンビー
ニエンスストアやファーストフード店などの各店舗にお
いて行ってもよいが、ソース4は品質安定性を確保する
ため予め工場で調理し、レトルトパックや缶詰したもの
を各店舗に供給することが好ましい。
【0022】次に、各店舗においてお客様の注文に応じ
てソース掛けライス1を提供するため、先ず容器2にラ
イス3を充填する。ライス3に空洞部7を形成する場合
には、容器2にライス3を充填した状態で、棒状の部材
をライス3に差し込んで形成したり、専用の型枠内にラ
イス3を充填して、空洞部7を形成してもよい。次に、
ライス3の上に注文のソース4を掛ける。ソース4は予
め適温に保温することが好ましいが、その場で温めても
よい。また、おたま等により適量をすくって掛けてもよ
いし、清涼飲料水をコップに充填するための充填装置や
ソフトクリームの供給装置のように、レバー操作により
ノズルからソース4を供給可能な装置を設け、これを用
いて清涼飲料水やソフトクリームのように充填してもよ
い。次に、ソース4の上に注文の具6をトッピングし
て、注文のソース掛けライス1を提供することになる。
但し、ソース4に予め具6を混ぜておき、具6をソース
4とともに掛けてもよい。
【0023】尚、コンビーニエンスストアなどのよう
に、調理スペースがないような店舗においては、工場等
において、ライス3を炊飯するとともにソース4を製作
し、ライス3及ソースを予め容器2に充填して冷凍し、
これを各店舗に配送して、電子レンジ等により解凍して
提供できるようにしてもよい。
【0024】次に、ソース掛けライス1の構成を部分的
に変更した他の実施例について説明する。尚、前記実施
例と同一部材には同一符号を付してその説明を省略す
る。 (1) 図3に示すソース掛けライス1Aのように、ラ
イス3と容器2の底面間に空洞部7に連なる空間10を
形成し、空洞部7に充填したソース4がこの空間10内
にも充填されるように構成してもよい。つまり、容器2
内のソース掛けライス1を順次食して行くと、最後にラ
イス3だけが残ってしまい、食べ難くなることがあるの
で、容器2の底部にソース4を充填した空間10を設け
ることで、最後までライス3とソース4をバランス良く
食することが可能となる。
【0025】(2) 図4、図5に示すソース掛けライ
ス1Bのように、ライス3の一側と容器2間に空洞部7
Bを形成し、この空洞部7Bにソース4を充填するよう
にしてもよい。この場合には容器2に空洞部7Bと同形
状の舌片を装着した状態で容器2にライス3を充填し、
充填後舌片を除去することで、容易に空洞部7Bを形成
することが可能となる。 (3) 図6、図7に示すソース掛けライス1Cのよう
に、容器2Cとして、片手で把持可能な容器本体12
と、容器本体12の上部から側方へ突出するソース収容
部13とを一体的に形成したものを用い、容器本体12
及びソース収容部13にライス3及びソース4をそれぞ
れ別個に充填してもよい。この場合には、ライス3とソ
ース4とが混ざらないので、見栄性を向上できる。
【0026】(4) 図8に示すソース掛けライス1D
のように、容器2の上部内にソース4を収容するソース
収容容器14を別途設け、ライス3とソース4とを別個
に充填してもよい。この場合には、ライス3とソース4
とが混ざらないので、見栄性を向上できる。しかも、容
器2の上部空間を利用してソース収容容器14を配置す
るので、容器2全体が大型になることもない。また、冷
凍食品をして使用する場合には、電子レンジ等によりラ
イス3とソース4とを同時に加熱できるので好ましい。
【0027】
【発明の効果】請求項1に係るソース掛けライスによれ
ば、片手で把持可能なコップ状の容器にライス及びソー
スを収容しているので、一方の手で容器を把持した状態
でソース掛けライスを食することが可能となる。また、
コップ状の容器に盛り付けているので、コップ入りの清
涼飲料水と同じように取り扱うことが可能で、しかも持
ち方の自由度も大きいので、テーブル等の台のない所で
も、腕や指が疲れることなく手軽に食することが可能と
なる。
【0028】請求項2記載のように、ライスに掛けたソ
ースの上に調理した具をトッピングすると、具だけを変
更することで、異なる種類のソース掛けライスを提供で
き、ソース掛けライスの種類を容易に増やすことが可能
となる。しかも、ソースに固形物が入らないように構成
できるので、例えばソフトクリームや清涼飲料水の供給
装置のように、ノズルからソースを供給することも可能
となり、ファーストフード店やコンビーニエンスストア
等において効率的にソース掛けライスを提供できるよう
になる。
【0029】請求項3記載のように、容器に充填したラ
イスに、その表面から容器の奥部側へ延びる空洞部を形
成し、この空洞部にソースを充填すると、食の最後にラ
イスだけが残ってしまうという不具合を防止できる。ま
た、食するときにライスに対してソースを容易に絡める
ことが可能となる。更に、ライスとソースとを分離した
状態で盛り付けることが可能となり、見栄性も向上でき
る。
【0030】請求項4記載のように、容器の底面と容器
に充填したライス間に空間を形成し、空洞部の奥端部を
この空間に開口させると、食の最後にライスだけが残っ
てしまうという不具合を確実に防止できる。
【0031】請求項5に係るソース掛けライスの提供方
法によれば、提供されるソース掛けライスが、コップ状
の容器に盛り付けられた状態となるので、請求項1と同
様に、取り扱い性が格段に向上し、しかもテーブル等の
台のない所でも、腕や指が疲れることなく食することが
可能となる。
【0032】請求項6記載のように、ソースを掛けた
後、その上に調理した具をトッピングすると、具だけを
変更することで複数種類のソース掛けライスを作ること
が可能となり、ソース掛けライスのメニューを容易に増
やすことできる。しかも、ソースに固形物が入らないよ
うに構成すると、例えばソフトクリームや清涼飲料水の
供給装置のように、ソースをノズルから供給することも
可能となり、ファーストフード店やコンビーニエンスス
トア等において効率的にソース掛けライスを提供できる
ようになる。
【0033】請求項7記載のように、容器に充填したラ
イスに、その表面から容器の奥部側へ延びる空洞部を形
成し、この空洞部に対してソースを充填すると、ライス
に空洞部を形成するため、ライスの充填方法には多少の
工夫を凝らす必要はあるが、請求項3と同様に、食の最
後にライスだけが残ってしまうという不具合を防止で
き、しかも、食するときにライスに対してソースを容易
に絡めることが可能となる。また、ライスとソースとを
分離した状態で盛り付けることも可能なので、見栄性を
向上することも可能である。
【0034】請求項8に係るソース掛けライス用容器に
よれば、少なくともライス収容部が片手で把持可能に構
成されているので、この容器に盛り付けたソース掛けラ
イスは、請求項1と同様に、取り扱い性が格段に向上
し、しかもテーブル等の台のない所でも、腕や指が疲れ
ることなく食することが可能となる。
【0035】請求項9記載のように、ライス収容部の上
部に、ソースを収容するソース収容部を側方へ突出状に
一体的に形成すると、ライスとソースを完全に分離する
ことが可能となり、見栄性も向上する。
【0036】請求項10に係るソース掛けライス用容器
によれば、ソース収容容器に充填されたソースを、ライ
ス収容容器に収容されたライスに掛けてソース掛けライ
スとして食することになるが、ライスとソースとが異な
る容器に完全に分離された状態で収容されるので、長時
間放置してもライスとソースとが混ざっていしまうとい
う不具合を防止できる。またライスとソースとを分離す
ることで、見栄性も向上する。また、ライス収容容器は
片手で把持可能なコップ状に形成されているので、この
容器に盛り付けたソース掛けライスは、請求項1と同様
に、取り扱い性が格段に向上し、しかもテーブル等の台
のない所でも、腕や指が疲れることなく食することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のソース掛けライスの縦断面図
【図2】 図1のII−II線断面図
【図3】 他の構成のソース掛けライスの縦断面図
【図4】 他の構成のソース掛けライスの縦断面図
【図5】 図4のV−V線断面図
【図6】 他の構成のソース掛けライスの斜視図
【図7】 同ソース掛けライスの縦断面図
【図8】 他の構成のソース掛けライスの縦断面図
【符号の説明】 1 ソース掛けライス 2 容器 3 ライス 4 ソー
ス 5 蓋体 6 具 7 空洞部 1A ソース掛けライス 10 空間 1B ソース掛けライス 7B 空洞
部 1C ソース掛けライス 2C 容器 12 容器本体 13 ソー
ス収容部 1D ソース掛けライス 14 ソー
ス収容容器
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年5月14日(1999.5.1
4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 ソース掛けライス及びその提供方法
【特許請求の範囲】
【請求項】 前記容器の底面と容器に充填したライス
間に空間を形成し、空洞部の奥端部をこの空間に開口さ
せた請求項1又は2記載のソース掛けライス。
【請求項】 コップ状の容器に炊飯処理したライスを
充填し、容器に充填したライスに、その表面から容器の
奥部側へ延びる空洞部を形成し、この空洞部に対してソ
ースが充填されるように、ライスの上に調理したソース
を掛けて提供するソース掛けライスの提供方法。
【請求項】 前記ソースを掛けた後、その上に調理し
た具をトッピングする請求項記載のソース掛けライス
の提供方法。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カレーライスやハ
ヤシライスなどのソース掛けライス及びその提供方法並
びにソース掛けライス用容器に関する。
【0002】
【従来の技術】お弁当屋さんやコンビーニエンスストア
等において提供される、カレーライスやハヤシライスな
どのソース掛けライスは、ライスとソースとが混ざらな
いように、平面視小判型の深皿状の使い捨てタイプの樹
脂容器であって、隔壁を介してライス収容部とソース収
容部とに区画された容器に入れて提供されている。ま
た、ソース掛けライスとして、特開平5−57号には、
カレーライスを丼状の容器に収納したものが記載されて
いる。
【0003】一方、即席麺においては、コップ状や丼状
の容器に乾燥させた麺、具、スープを収納したものが広
く普及している。このように、ラーメンやうどんのよう
な汁物は、容器を口許まで移動させて汁をすする必要が
あるので、片手で把持可能なコップ状や丼状の容器に入
れて提供されるが、カレーライスやハヤシライスなどの
ソース掛けライスは、容器を口許まで移動させる必要が
ないので、通常は、テーブルに載せた状態で食するよう
に、深皿状や丼状の容器に入れて提供される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ソース掛けライスの容
器の形状は、レストランやカレー専門店等におけるカレ
ー皿の影響を強く受けており、それに似せた形状のもの
が多用されている。また、隔壁によりライスとソースと
を区分することで、購入してから長時間経過しても見栄
性が低下しないように構成されている。しかし、このよ
うな深皿状の容器は、テーブルに載せて食するには適し
ているが、片手では持ち難く、また多少傾けただけでも
ソースがこぼれてしまうので、片手で容器を保持した状
態での食事には適さないものであった。例えば、公園の
ベンチや車のシートに座った状態、或いは立った状態や
歩きながらでの食事には適していない。
【0005】また、丼状の容器は、深皿状の容器と同様
に、ライスとソースとを分離した状態で見栄え良く盛り
付けすることが可能である。しかも、片手で持つことも
可能であるが、持ち方の自由度が少ないことから容器を
載置するテーブル等の台がない所では、腕や指が疲れる
という問題がある。このように、ソース掛けライスの容
器としては、見栄性を向上するために、ライスとソース
とを分離した状態に盛り付ける必要があるとの固定観念
が現在でも根強く存在しており、コップ状の容器のよう
に、開口部が小さくてライスがソースで隠れてしまうよ
うな容器に入れて提供することはなかった。
【0006】本発明の目的は、持ち易く手軽に食するこ
とが可能なソース掛けライス及びその提供方法並びにソ
ース掛けライス用容器を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段及びその作用】請求項1に
係るソース掛けライスは、片手で把持可能なコップ状の
容器に、炊飯処理したライスを充填し、容器に充填した
ライスに、その表面から容器の奥部側へ延びる空洞部を
形成し、この空洞部にソースが充填されるようにライス
上に調理したソースを掛けてものである。このソース
掛けライスにおいては、片手で把持可能なコップ状の容
器にライス及びソースを収容しているので、一方の手で
容器を把持した状態でソース掛けライスを食することが
可能となる。また、コップ状の容器に盛り付けているの
で、コップに入れた清涼飲料水と同じように手軽に取り
扱うことが可能で、しかも持ち方の自由度も大きいの
で、テーブル等の台のない所でも、腕や指が疲れること
なく食することが可能となる。例えば、公園のベンチや
車のシートに座った状態、或いは立った状態や歩きなが
らでの食事にも適している。特に、自動車内で食する場
合には、車のコップホルダーに差し込んで置くことも可
能なので好ましい。しかも、このように空洞部にソース
を充填すると、食の最後にライスだけが残ってしまうと
いう不具合を防止できる。また、食するときにライスに
対してソースを容易に絡めることが可能となる。更に、
ライスとソースとを分離した状態で盛り付けることも可
能となり、見栄性も向上できる。
【0008】請求項2記載のソース掛けライスは、請求
項1記載のソース掛けライスにおいて、前記ライスに掛
けたソースの上に調理した具をトッピングしたものであ
る。具とソースは予め混ぜておいても良いが、分離して
具をトッピングすると、具だけ変更することで、同じソ
ースを用いつつソース掛けライスの種類を変更でき、メ
ニューを容易に変更したり増やしたりできるので好まし
い。例えば、具としてビーフカツ、チキンカツ、コロッ
ケ、ハンバーグなどを用いることで、ソースを変更する
ことなく、ビーフカツカレー、チキンカツカレー、コロ
ッケカレー、ハンバーグカレーなどの複数種類のソース
掛けライスを提供できる。しかも、ソースに固形物が入
らないように構成できるので、例えばソフトクリームや
清涼飲料水の供給装置のように、ノズルからソースを供
給することも可能となり、ファーストフード店やコンビ
ーニエンスストア等において効率的にソース掛けライス
を提供できるようになる。
【0009】
【0010】請求項記載のソース掛けライスは、請求
1又は2記載のソース掛けライスにおいて、前記容器
の底面と容器に充填したライス間に空間を形成し、空洞
部の奥端部をこの空間に開口させたものである。このよ
うに容器の底面と容器に充填したライス間に空間を形成
すると、食の最後にライスだけが残ってしまうという不
具合を確実に防止できる。
【0011】請求項に係るソース掛けライスの提供方
法は、コップ状の容器に炊飯処理したライスを充填し、
容器に充填したライスに、その表面から容器の奥部側へ
延びる空洞部を形成し、この空洞部に対してソースが充
填されるように、ライスの上に調理したソースを掛けて
提供するものである。この提供方法は、例えばファース
トフード店やコンビーニエンスストア等にてソース掛け
ライスを提供する方法として活用することになる。具体
的には、炊飯したライスを、その場で容器に入れて、そ
の上にソースを掛けて提供することになるが、予め工場
等で炊飯したライスを容器に入れ、その上にソースを掛
けた状態で冷凍するか、或いはライスとソースとを別々
に冷凍して容器に入れ、ファーストフード店やコンビー
ニエンスストア等にて電子レンジ等で解凍して提供する
ことも可能である。提供されるソース掛けライスは、コ
ップ状の容器に盛り付けられた状態となるので、請求項
1と同様に、取り扱い性が格段に向上し、しかもテーブ
ル等の台のない所でも、腕や指が疲れることなく食する
ことが可能となる。また、ライスに空洞部を形成するた
め、ライスの充填方法には多少の工夫を凝らす必要はあ
るが、請求項1と同様に、食の最後にライスだけが残っ
てしまうという不具合を防止でき、しかも、食するとき
にライスに対してソースを容易に絡めることが可能とな
る。また、ライスとソースとを分離した状態で盛り付け
ることも可能なので、見栄性を向上することも可能であ
る。
【0012】請求項5記載のソース掛けライスの提供方
法は、請求項4記載の提供方法において、前記ソースを
掛けた後、その上に調理した具をトッピングするもので
ある。このように、ソースを掛けた後、その上に調理し
た具をトッピングすると、具だけを変更することで複数
種類のソース掛けライスを作ることが可能なので、ソー
ス掛けライスのメニューを容易に増やすことでき、好ま
しい。しかも、ソースに固形物が入らないように構成で
きるので、例えばソフトクリームや清涼飲料水の供給装
置のように、ノズルからソースを供給することも可能と
なり、ファーストフード店やコンビーニエンスストア等
において効率的にソース掛けライスを提供できるように
なる。
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。図1、図2に示すよう
に、ソース掛けライス1は、片手で把持可能なコップ状
の容器2に収容され、炊飯処理したライス3を容器2に
充填し、その上に調理したソース4を掛け、容器2の開
口部を蓋体5で閉止した状態で提供される。但し、蓋体
5は省略してもよい。本発明におけるソース掛けライス
1は、カレーライスやハヤシライス、マーボ丼や玉子と
じ丼などのように、ライス3に対してソース4及び具6
を掛けて食するものであれば任意の食品に対して適用で
きる。
【0018】容器2は、その周壁部を下側ほど縮径させ
て抜き勾配を形成した有底な円錐台状に形成されてい
る。容器2の素材としては、ポリスチレン、ポリエチレ
ン、塩化ビニル、ポリプロピレン、塩化ビニリデン、ポ
リアミド、ポリカーボネイト、ポリエチレンテレフタレ
ートなどの合成樹脂材料やその発泡体或いは紙などを用
いることが可能である。また、これらの素材からなる積
層構造に構成してもよいし、表面に合成樹脂フィルムを
積層したものを用いてもよい。特に、合成樹脂発泡体で
構成すると断熱性を向上できるので手で把持し易くな
り、しかも保温性にも優れるのでソース掛けライス1の
温度を比較的長い時間に亙って維持できる。また、断熱
性及び保温性を向上させるため、容器2の壁部を断熱空
間を有する2重構造に構成してもよい。
【0019】容器2に充填した状態でライス3の中央部
には上下方向に延びる空洞部7が貫通状に形成されてい
る。この空洞部7は、容器2に対してライス3を充填し
た後に形成してもよいし、容器2に充填する前に、型枠
などにライス3を充填してライス3に空洞部7を成形
し、これを容器2に装填するようにしてもよい。空洞部
7の個数は、図例のように1つだけ設けてもよいし、複
数設けてもよい。また、図例のように貫通状に形成して
もよいし、有底状に形成してもよい。更に、空洞部7の
容積を容器2に充填するソース4の充填量と略同じ或い
は多少大きめに設定して、ライス3の上面にソース4が
被さらないように構成して、見栄性を向上させることが
好ましい。また、空洞部7を設けずにライス3の上にそ
のままソース4が配置されるようにしてもよい。
【0020】ソース4は、予め調理されたカレーライス
やハヤシライスのルーであり、具6はソース4に予め混
合した状態で、ソース4とともにライス3の上に掛けて
もよいし、ソース4とは別にトッピングすることも可能
である。また、主要な具6だけトッピングするように構
成してもよい。
【0021】次に、前記ソース掛けライス1の提供方法
について説明する。先ず、ライス3を炊飯するとともに
ソース4を調理する。ライス3の炊飯処理は、コンビー
ニエンスストアやファーストフード店などの各店舗にお
いて行ってもよいが、ソース4は品質安定性を確保する
ため予め工場で調理し、レトルトパックや缶詰したもの
を各店舗に供給することが好ましい。
【0022】次に、各店舗においてお客様の注文に応じ
てソース掛けライス1を提供するため、先ず容器2にラ
イス3を充填する。ライス3に空洞部7を形成する場合
には、容器2にライス3を充填した状態で、棒状の部材
をライス3に差し込んで形成したり、専用の型枠内にラ
イス3を充填して、空洞部7を形成してもよい。次に、
ライス3の上に注文のソース4を掛ける。ソース4は予
め適温に保温することが好ましいが、その場で温めても
よい。また、おたま等により適量をすくって掛けてもよ
いし、清涼飲料水をコップに充填するための充填装置や
ソフトクリームの供給装置のように、レバー操作により
ノズルからソース4を供給可能な装置を設け、これを用
いて清涼飲料水やソフトクリームのように充填してもよ
い。次に、ソース4の上に注文の具6をトッピングし
て、注文のソース掛けライス1を提供することになる。
但し、ソース4に予め具6を混ぜておき、具6をソース
4とともに掛けてもよい。
【0023】尚、コンビーニエンスストアなどのよう
に、調理スペースがないような店舗においては、工場等
において、ライス3を炊飯するとともにソース4を製作
し、ライス3及ソースを予め容器2に充填して冷凍し、
これを各店舗に配送して、電子レンジ等により解凍して
提供できるようにしてもよい。
【0024】次に、ソース掛けライス1の構成を部分的
に変更した他の実施例について説明する。尚、前記実施
例と同一部材には同一符号を付してその説明を省略す
る。 (1) 図3に示すソース掛けライス1Aのように、ラ
イス3と容器2の底面間に空洞部7に連なる空間10を
形成し、空洞部7に充填したソース4がこの空間10内
にも充填されるように構成してもよい。つまり、容器2
内のソース掛けライス1を順次食して行くと、最後にラ
イス3だけが残ってしまい、食べ難くなることがあるの
で、容器2の底部にソース4を充填した空間10を設け
ることで、最後までライス3とソース4をバランス良く
食することが可能となる。
【0025】(2) 図4、図5に示すソース掛けライ
ス1Bのように、ライス3の一側と容器2間に空洞部7
Bを形成し、この空洞部7Bにソース4を充填するよう
にしてもよい。この場合には容器2に空洞部7Bと同形
状の舌片を装着した状態で容器2にライス3を充填し、
充填後舌片を除去することで、容易に空洞部7Bを形成
することが可能となる。
【0026】
【0027】
【発明の効果】請求項1に係るソース掛けライスによれ
ば、片手で把持可能なコップ状の容器にライス及びソー
スを収容しているので、一方の手で容器を把持した状態
でソース掛けライスを食することが可能となる。また、
コップ状の容器に盛り付けているので、コップ入りの清
涼飲料水と同じように取り扱うことが可能で、しかも持
ち方の自由度も大きいので、テーブル等の台のない所で
も、腕や指が疲れることなく手軽に食することが可能と
なる。また、容器に充填したライスに、その表面から容
器の奥部側へ延びる空洞部を形成し、この空洞部にソー
スを充填すると、食の最後にライスだけが残ってしまう
という不具合を防止できる。また、食するときにライス
に対してソースを容易に絡めることが可能となる。更
に、ライスとソースとを分離した状態で盛り付けること
が可能となり、見栄性も向上できる。
【0028】請求項2記載のように、ライスに掛けたソ
ースの上に調理した具をトッピングすると、具だけを変
更することで、異なる種類のソース掛けライスを提供で
き、ソース掛けライスの種類を容易に増やすことが可能
となる。しかも、ソースに固形物が入らないように構成
できるので、例えばソフトクリームや清涼飲料水の供給
装置のように、ノズルからソースを供給することも可能
となり、ファーストフード店やコンビーニエンスストア
等において効率的にソース掛けライスを提供できるよう
になる。
【0029】
【0030】請求項記載のように、容器の底面と容器
に充填したライス間に空間を形成し、空洞部の奥端部を
この空間に開口させると、食の最後にライスだけが残っ
てしまうという不具合を確実に防止できる。
【0031】請求項に係るソース掛けライスの提供方
法によれば、提供されるソース掛けライスが、コップ状
の容器に盛り付けられた状態となるので、請求項1と同
様に、取り扱い性が格段に向上し、しかもテーブル等の
台のない所でも、腕や指が疲れることなく食することが
可能となる。また、容器に充填したライスに、その表面
から容器の奥部側へ延びる空洞部を形成し、この空洞部
に対してソースを充填すると、ライスに空洞部を形成す
るため、ライスの充填方法には多少の工夫を凝らす必要
はあるが、請求項1と同様に、食の最後にライスだけが
残ってしまうという不具合を防止でき、しかも、食する
ときにライスに対してソースを容易に絡めることが可能
となる。また、ライスとソースとを分離した状態で盛り
付けることも可能なので、見栄性を向上することも可能
である。
【0032】請求項記載のように、ソースを掛けた
後、その上に調理した具をトッピングすると、具だけを
変更することで複数種類のソース掛けライスを作ること
が可能となり、ソース掛けライスのメニューを容易に増
やすことできる。しかも、ソースに固形物が入らないよ
うに構成すると、例えばソフトクリームや清涼飲料水の
供給装置のように、ソースをノズルから供給することも
可能となり、ファーストフード店やコンビーニエンスス
トア等において効率的にソース掛けライスを提供できる
ようになる。
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のソース掛けライスの縦断面図
【図2】 図1のII−II線断面図
【図3】 他の構成のソース掛けライスの縦断面図
【図4】 他の構成のソース掛けライスの縦断面図
【図5】 図4のV−V線断面図
【符号の説明】 1 ソース掛けライス 2 容器 3 ライス 4 ソー
ス 5 蓋体 6 具 7 空洞部 1A ソース掛けライス 10 空間 1B ソース掛けライス 7B 空洞
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】削除
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】削除
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】削除

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 片手で把持可能なコップ状の容器に、炊
    飯処理したライスを充填し、その上に調理したソースを
    掛けてなるソース掛けライス。
  2. 【請求項2】 前記ライスに掛けたソースの上に調理し
    た具をトッピングした請求項1記載のソース掛けライ
    ス。
  3. 【請求項3】 前記容器に充填したライスに、その表面
    から容器の奥部側へ延びる空洞部を形成し、この空洞部
    にソースを充填した請求項1又は2記載のソース掛けラ
    イス。
  4. 【請求項4】 前記容器の底面と容器に充填したライス
    間に空間を形成し、空洞部の奥端部をこの空間に開口さ
    せた請求項1〜3のいずれか1項記載のソース掛けライ
    ス。
  5. 【請求項5】 コップ状の容器に炊飯処理したライスを
    充填し、その上に調理したソースを掛けて提供するソー
    ス掛けライスの提供方法。
  6. 【請求項6】 前記ソースを掛けた後、その上に調理し
    た具をトッピングする請求項5記載のソース掛けライス
    の提供方法。
  7. 【請求項7】 前記容器に充填したライスに、その表面
    から容器の奥部側へ延びる空洞部を形成し、この空洞部
    に対してソースを充填した請求項5又は6記載のソース
    掛けライスの提供方法。
  8. 【請求項8】 少なくとも炊飯処理したライスを収容す
    るライス収容部を、片手で把持可能なコップ状に構成し
    たソース掛けライス用容器。
  9. 【請求項9】 ライス収容部の上部に、ソースを収容す
    るソース収容部を側方へ突出状に一体的に形成した請求
    項8記載のソース掛けライス用容器。
  10. 【請求項10】 炊飯処理したライスを収容する、片手
    で把持可能なコップ状のライス収容容器と、ソースを収
    容するソース収容容器であって、ライス収容容器の上部
    に吊り下げ状態に着脱自在に収容保持されるソース収容
    容器とを備えたソース掛けライス用容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7008656B2 (en) * 2001-02-23 2006-03-07 The Heatermeals Company Self-heating meal package and tray

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7008656B2 (en) * 2001-02-23 2006-03-07 The Heatermeals Company Self-heating meal package and tray

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