JP3159556B2 - 電球形蛍光灯 - Google Patents

電球形蛍光灯

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JP3159556B2
JP3159556B2 JP4643893A JP4643893A JP3159556B2 JP 3159556 B2 JP3159556 B2 JP 3159556B2 JP 4643893 A JP4643893 A JP 4643893A JP 4643893 A JP4643893 A JP 4643893A JP 3159556 B2 JP3159556 B2 JP 3159556B2
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史朗 飯田
武 松村
恒隆 荒木
憲次 中野
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松下電子工業株式会社
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  • Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、電球形蛍光灯に関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の電球形蛍光灯は、ダブルＵ形蛍光
管の屈曲部がホルダに接近するようにこの蛍光管の両端
部をホルダに保持し、さらに、ダブルＵ形蛍光管の屈曲
部がホルダにシリコーン接着剤を用いて固着保持されて
いる。そして、このホルダはダブルＵ形蛍光管と点灯回
路を保持したり、ケースとグローブとで構成される外囲
器内に収納されたダブルＵ形蛍光管と点灯回路を仕切っ
たりするため、均一な厚さのものが用いられていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、シリコーン接
着剤は、点灯中に生じたダブルＵ形蛍光管の熱が加わる
ことによって膨張、また熱が冷めることによって収縮す
るため、これによってホルダに固着保持されているダブ
ルＵ形蛍光管の屈曲部に応力が加わり、蛍光管の屈曲部
が破損を起こすという問題があった。
【０００４】本発明は、このような問題を解決するため
になされたもので、シリコーン接着剤が熱によって膨張
または収縮しても、ダブルＵ形蛍光管の屈曲部が破損す
ることがない電球形蛍光灯を提供するものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の電球形蛍光灯
は、ダブルＵ形蛍光管と、前記蛍光管の屈曲部が接近す
るようにこの蛍光管の両端部を保持したホルダと、前記
蛍光管を点灯するための点灯回路と、前記点灯回路を収
納したケースと、前記ホルダにて保持された蛍光管を収
納し、かつ前記ケースとで外囲器を構成するグローブと
を備え、前記蛍光管の屈曲部が前記ホルダにシリコーン
接着剤で固着保持されており、前記蛍光管の屈曲部が固
着されている前記ホルダの部分の肉厚を前記屈曲部が固
着されていない前記ホルダの部分の肉厚より薄くすると
ともに、前記シリコーン接着剤は前記ホルダの前記蛍光
管の屈曲部が固着されている側の片面のみに被着されて
おり、前記シリコーン接着剤の膨張または収縮により、
前記屈曲部に固着されている前記ホルダの部分が変形す
る構成を有する。
【０００６】
【作用】この構成により、シリコーン接着剤が点灯中の
ダブルＵ形蛍光管の熱によって膨張または収縮しても、
蛍光管の屈曲部に加わる応力は、蛍光管の屈曲部に固着
されているホルダの部分が変形することによって緩和さ
れることとなる。
【０００７】
【実施例】図１は本発明の一実施例である電球形蛍光灯
の要部切欠正面図である。
【０００８】図１に示すように、本発明実施例の１００
Ｖ１５Ｗの電球形蛍光灯は、ダブルＵ形蛍光管１と、蛍
光管１の屈曲部１ａが接近するようにこの蛍光管１の両
端部を保持したホルダ２と、蛍光管１を点灯するための
点灯回路３と、この点灯回路３を収納したケース４と、
ホルダ２にて保持された蛍光管１を収納し、かつケース
４の開口部に開口部が嵌合固定されて外囲器８を構成す
る透光性グローブ５とを備えている。蛍光管１の屈曲部
１ａはホルダ２の部分２ａにシリコーン接着剤６で固着
保持されている。蛍光管１の屈曲部１ａが固着されてい
るホルダ２の部分２ａの肉厚は蛍光管１の屈曲部１ａが
固着されていないホルダ２の部分２ｂの肉厚より薄く形
成されている。すなわち、例えば、ホルダ２の部分２ａ
の肉厚は０．５ｍｍ、ホルダ２の部分２ｂの肉厚は１ｍ
ｍになっている。ケース４の突設部には口金７が設けら
れている。また、シリコーン接着剤６はホルダ２の部分
２ａの片面のみ、つまり屈曲部１ａ側の面のみにしか被
着されていない。
【０００９】以上のように、本発明実施例の電球形蛍光
灯は、ホルダ２に接近しているダブルＵ形蛍光管１の屈
曲部１ａが固着されたホルダ２の部分２ａの肉厚を、屈
曲部１ａが固着されていないホルダ２の部分２ｂの肉厚
よりも薄く形成するとともに、シリコーン接着剤６をホ
ルダ２の部分２ａの片面のみに被着しているので、シリ
コーン接着剤６が蛍光管１の点灯中に生じる熱によって
膨張または収縮しても、ホルダ２に固着されているダブ
ルＵ形蛍光管１の屈曲部１ａに加わる応力が、屈曲部１
ａに固着されているホルダ２の部分２ａが変形すること
によって緩和されるため、蛍光管１の屈曲部１ａの破損
を防止することができるものである。
【００１０】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電球形蛍
光灯は、シリコーン接着剤が点灯中の熱によって膨張ま
たは収縮しても、ホルダに固着されているダブルＵ形蛍
光管の屈曲部に加わる応力が、蛍光管の屈曲部に固着さ
れているホルダの部分の変形によって緩和されるため、
蛍光管の屈曲部の破損を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例である電球形蛍光灯の要部切
欠正面図
【符号の説明】
１ ダブルＵ形蛍光管 １ａ 蛍光管の屈曲部 ２ ホルダ ２ａ 蛍光管の屈曲部が固着されているホルダの部分 ２ｂ 蛍光管の屈曲部が固着されていないホルダの部分 ３ 点灯回路 ４ ケース ５ グローブ ６ シリコーン接着剤 ８ 外囲器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中野 憲次 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 子工業株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H01J 61/30 H01J 61/32 H01J 61/34 H05B 41/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 ダブルＵ形蛍光管と、前記蛍光管の屈曲
    部が接近するようにこの蛍光管の両端部を保持したホル
    ダと、前記蛍光管を点灯するための点灯回路と、前記点
    灯回路を収納したケースと、前記ホルダにて保持された
    蛍光管を収納し、かつ前記ケースとで外囲器を構成する
    グローブとを備え、前記蛍光管の屈曲部が前記ホルダに
    シリコーン接着剤で固着保持されており、前記蛍光管の
    屈曲部が固着されている前記ホルダの部分の肉厚を前記
    屈曲部が固着されていない前記ホルダの部分の肉厚より
    薄くするとともに、前記シリコーン接着剤は前記ホルダ
    の前記蛍光管の屈曲部が固着されている側の片面のみに
    被着されており、前記シリコーン接着剤の膨張または収
    縮により、前記屈曲部に固着されている前記ホルダの部
    分が変形することを特徴とする電球形蛍光灯。
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