JPH0590713U - 装飾用照明装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 比較的小形、長寿命でカラフルな色彩が得ら
れる新規な装飾用照明装置を得る。 【構成】 外壁電極形稀ガス放電灯２を複数個、連結具
３で連結し、該連結具３と共に、前記稀ガス放電灯２を
可撓性チュ−ブ４で被覆したもの。 【効果】 光源装置に外壁電極形稀ガス放電灯２を用い
たから、蛍光ランプと同様に、カラフルな色彩がえら
れ、蛍光ランプでは得られない装置の小形化、長寿命が
えられる。また、稀ガス放電灯２を連結具３で所要数連
結することで、装置の長さを適宜設定できる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は内壁に蛍光体膜を被着したガラスバルブの外壁に一対の帯状電極を 添設し内部にキセノンガスを主成分とする稀ガスを封入した外壁電極形稀ガス放 電灯を複数個連接した新規な装飾用照明装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

この種、装飾用照明装置としては従来より豆球や小形の白熱灯などが主として 用いられており、お店や、展示商品を美しく飾っている。しかしながら、これら の光源は白熱光源であり、カラフルな色彩が得にくい欠点があった。このため、 一部にはカラ−の蛍光ランプも用いられているが、一般に蛍光ランプは図体が大 きい、寿命が比較的短い、周囲温度により明るさの影響を受けやすいなどの欠点 があった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従って、本考案は上記に鑑みなされたものであり、カラフルな色彩が得られる と共に、形態が比較的小柄で、寿命が長く、かつ周囲温度により明るさに影響を 受け難い装飾用照明装置を得ることを目的としている。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するため、本考案は光源装置として、内壁に蛍光体膜を被着し た小径のガラスバルブの外壁に一対の帯状電極を添設し内部にキセノンガスを主 成分とする稀ガスを封入した外壁電極形稀ガス放電灯を使用し、これを複数個連 結具で連結し、これらを一体に可撓性チュ−ブで被覆したものである。

【０００５】 上記外壁電極形稀ガス放電灯は、本願出願人が開発し、平成２年３月２８日付 けの特願平成２−８０４８６号で出願したものであり、外径６ｍｍ程度の細管ガ ラスバルブの内壁に蛍光体膜を被着し、内部にキセノンガスを主成分とする稀ガ スを４５ないし１００ｍｍｔｏｒｒ封入して密閉し、該密閉ガラスバルブの外壁 に、一対の帯状電極を対向して配設したものである。

【０００６】 かかる構造の外壁電極形稀ガス放電灯は、両帯状電極に高周波点灯回路を接続 し、例えば３０ＫＨｚ，１６００Ｖの高周波高電圧を印かすると、両帯状電極間 に挟まれたガラスバルブの内部空間にキセノンガスの放電を生じて、バルブ内壁 の蛍光体膜を励起し可視光を生じる。この放電灯は、外径が細く、稀ガス放電で あるため、明るさや、放電電圧が周囲温度に殆ど影響されない、寿命がながいな どの特徴を有している。また、発光色は、内部に被着する蛍光体膜の組成を選ぶ ことにより種々の発光色がえられ、通常の蛍光灯と同様に、カラフルな放電色が 得られる。

【０００７】 また、上記稀ガス放電灯の連結具には、少なくとも両端に、前記稀ガス放電灯 の端部外壁電極上からこれを弾接支持する弾性接続片を有した、例えば筒状のも のが用いられる。

【０００８】

【作用】

このような本案構成によれば、光源装置に外壁電極形稀ガス放電灯を用いるか ら、通常の蛍光灯と同様にカラフルな発光色がえられ、かつ、通常の蛍光灯では 得られない小形、超寿命、明るさや、放電電圧が周囲温度に殆ど影響されない、 立ち上がりの速いものとなる。さらに、連結具により所要長さのものが容易に得 られる。

【０００９】

【実施例】

以下、本考案の実施例を図面を参照して説明する。 図１は本考案に係る装飾用照明装置１の概要を示す斜視図であり、図に於いて、 ２は光源装置の外壁電極形稀ガス放電灯、３はこれらの外壁電極形稀ガス放電灯 ２をそれぞれ管端部を直列的に接続支持する連結具、４はこれらの連結具３で連 結された一連の外壁電極形稀ガス放電灯２全体を被覆した透光性の可撓性チュ− ブである。

【００１０】 外壁電極形稀ガス放電灯２は、図２に示すように、外径６ｍｍ、長さ２００ｍ ｍ程度の細長いガラスバルブ５の内周全面に蛍光体膜６が被着され、内部にキセ ノンガスを主成分とする稀ガスが４５ないし１００ｍｍｔｏｒｒの程度封入して 密閉されている。そして、ガラスバルブ５の外周面には、バルブ５の略両端縁に 亘って一対の帯状電極７、８がバルブ軸に沿って、対向して配設されている。か かる外壁電極形稀ガス放電灯２はその一対の帯状電極７、８に高周波高電圧を印 かすると、バルブ５内に軸と直交方向の極めて短い放電を生じて発光する。

【００１１】 連結具３は図３に示すように、両端に外壁電極形稀ガス放電灯２が挿入される 装着孔９、９を有する絶縁性の筒体からなり、両装着孔９、９の内側には、上記 稀ガス放電灯２の一対の帯状電極７、８と対設し、これを弾接支持する一対の弾 性接続片１０、１１が配設されている。従って、連結具３両端の装着孔９、９に 稀ガス放電灯２の端部をさしこみ、帯状電極７、８を弾性接続片１０、１１に弾 接支持すると、所望の長さのものがえられる。

【００１２】 このように連結具３により連結された稀ガス放電灯２は、図１に示すように、 全体が例えば、熱収縮性の透光性の可撓性チュ−ブ４で被覆され、装飾用照明装 置１が作成される。

【００１３】

【考案の効果】

以上のように、本考案は光源装置に外壁電極形稀ガス放電灯を用い、これを
複 数個、連結具で連結して装飾用照明装置を作成したから、カラフルで、長寿命、 光束立ち上がりの速い装飾用照明装置が得られる。また、連結個数を種々調整す ることでいろんな長さの装飾用照明装置がえられる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の装飾用照明装置の概略斜視図である。

【図２】図１の照明器具に用いられる外壁電極形稀ガス
放電灯の斜視図である。

【図３】図１の照明器具に用いる連結具の斜視図であ
る。

【符号の説明】

１ 装飾用照明装置 ２ 外壁電極形稀ガス放電灯 ３ 連結具 ４ 可撓性チュ−ブ ５ ガラスバルブ ７、８ 帯状電極 １０、１１ 弾性接続片

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁵ 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｈ０１Ｒ 33/88 9057−5Ｅ

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 外壁電極形稀ガス放電灯を複数個連結具
   で連結し、該連結具と共に前記稀ガス放電灯を可撓性チ
   ュ−ブで被覆したことを特徴とする装飾用照明装置。
2. 【請求項２】 連結具は少なくとも両端に、前記稀ガス
   放電灯の端部外壁電極上からこれを弾接支持する弾性接
   続片を有することを特徴とする請求項１の装飾用照明装
   置。