JP3159296U - 日射遮蔽装置のケーブル接続装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ケーブルを容易に着脱可能としながら、美観の低下を防止し得る日射遮蔽装置のケーブル接続装置を提供する。【解決手段】ヘッドボックス1の端部に接続した外部通信ケーブル13を介してヘッドボックス1内のモーターを制御する日射遮蔽装置において、ヘッドボックス1の端部にコネクタボックス11を設け、ヘッドボックス1の端部には、コネクタボックス11に接続される外部通信ケーブル13を覆う突き出しカバー20を取着した。【選択図】図3

Description

この考案は、モーターで駆動される日射遮蔽装置のケーブル接続装置に関するものである。
窓面に沿って連装される電動ブラインドでは、共通の操作スイッチあるいはコントローラーによりその動作を一括して制御可能としたものがある。このような電動ブラインドでは、ヘッドボックス内のモーターと制御部に電源ケーブルを介して電源が供給されるとともに、通信ケーブルを介して制御信号が供給される。
そして、ヘッドボックスの端部にはコネクタボックスが設けられ、そのコネクタボックスに電源ケーブル及び通信ケーブルの端部に設けられたコネクタが接続される。
特許文献1には、ヘッドボックスの一端にコネクタを介して通信ケーブルが接続される電動ブラインドが開示されている。
特開2008−144437
上記のような電動ブラインドでは、コネクタが設けられるヘッドボックスの端部は、その下方に吊下支持されるスラットの端部より内側に位置するように設けられて、窓枠等との間に所要のスペースが確保されている。そして、このスペースを利用して、コネクタの着脱作業を可能としている。
しかし、ヘッドボックスの端部と窓枠等との間に所要のスペースを確保したことにより、このスペースにコネクタ及びケーブルが露出されて、美観を低下させるという問題点がある。
また、ケーブルに弛みが生じていると、そのケーブルがスラットの端部に引っ掛かって、ケーブルあるいはスラットの破損を招くおそれがある。
この考案の目的は、ケーブルを容易に着脱可能としながら、美観の低下を防止し得る日射遮蔽装置のケーブル接続装置を提供することにある。
請求項1では、ヘッドボックスの端部に接続した外部通信ケーブルを介して前記ヘッドボックス内のモーターを制御する日射遮蔽装置において、前記ヘッドボックスの端部にコネクタボックスを設け、前記ヘッドボックスの端部には、前記コネクタボックスに接続される外部通信ケーブルを覆う突き出しカバーを取着した。
請求項2では、前記ヘッドボックスの端部を日射遮蔽装置の遮蔽材の端縁より内側に位置させ、前記突き出しカバーの端縁を前記遮蔽材の端縁の上方に位置させた。
請求項3では、前記突き出しカバーを前記ヘッドボックスの外面に沿ってスライド可能とした溝形に形成し、前記突き出しカバーと前記コネクタボックスには、前記突き出しカバーの引き出し位置を規定する位置決め手段を設けた。
請求項4では、前記位置決め手段は、前記コネクタボックスの側縁に設けた係止突部と、前記突き出しカバーに設けられ、前記係止突部に係合する係合孔とを備えた。
請求項5では、前記突き出しカバーには、前記係止突部を前記突き出しカバーの端縁から該突き出しカバーの内側面に案内する切り欠き部を設けた。
本考案によれば、ケーブルを容易に着脱可能としながら、美観の低下を防止し得る日射遮蔽装置のケーブル接続装置を提供することができる。
電動ブラインドを示す正面図である。 電動ブラインドを示す側面図である。 ケーブル接続装置を示す分解斜視図である。 突き出しカバーの動作を示す斜視図である。 突き出しカバーの動作を示す斜視図である。
以下、この考案を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。図1及び図2に示す電動ブラインドは、ヘッドボックス1から複数本のラダーコード2を介して多数段のスラット3が吊下支持されている。ラダーコード2の下端にはボトムレール4が吊下支持されている。前記ラダーコード2の上端部は、前記ヘッドボックス1内においてラダーコード吊下装置5に支持されている。
前記スラット3の長手方向両端部には昇降テープ6が挿通されている。前記昇降テープ6の下端は前記ボトムレール4に接続されるとともに、その状端部は前記ヘッドボックス1内において昇降テープ巻取り装置7に巻着されている。
前記ラダーコード吊下装置5及び昇降テープ巻取り装置7には駆動軸8が挿通されている。前記駆動軸8の一方の端部はモーター9の出力軸に連結されている。従って、駆動軸8はモーター9の作動により正逆回転される。
そして、駆動軸8が回転されると、ラダーコード吊下装置5及びラダーコード2を介して各スラット3が回動される。また、駆動軸8が正転されると、昇降テープ巻取り装置7により昇降テープ6が巻き取られ、ボトムレール4が引き上げられてスラット3が引き上げられる。駆動軸8が逆転されると、昇降テープ巻取り装置7により昇降テープ6が巻戻され、ボトムレール4及びスラット3が下降する。
前記ヘッドボックス1内には前記モーター9の動作を制御するモーター制御部が配設され、制御配線(図示しない)で前記モーター9と接続されている。前記モーター制御部は前記ヘッドボックス1の一端部に設けられるコネクタボックス11と内部通信ケーブル12を介して接続される。そして、コネクタボックス11に図3に示す外部通信ケーブル13が接続される。
そして、操作スイッチあるいはコントローラーから送信された制御信号が外部通信ケーブル13及び内部通信ケーブル12を介して前記モーター制御部に供給される。
前記ヘッドボックス1は、前記スラット3の長さより若干短く形成されるとともに、前記コネクタボックス11が取着される側のヘッドボックス1の端部は、その下方に吊下支持されるスラットの端部よりヘッドボックス1の長手方向において内側に位置するように設けられて、窓枠等との間に所要のスペースが確保されている。そして、このスペースを利用して、コネクタの着脱作業を可能としている。
前記ヘッドボックス1は、上方を開口した溝形に形成されるとともに、その上方開口部には板状のボックスカバー14が取着される。前記ボックスカバー14の上面には、図3に示すように、ヘッドボックス1の長手方向に2条の収容溝15が形成され、その収容溝15に前記外部通信ケーブル13を1本ずつ収容可能となっている。
図3に示すように、前記コネクタボックス11には4個のメス型コネクタ16が上下に2個ずつ設けられ、そのメス型コネクタ16に4本の外部通信ケーブル13のオス型コネクタ17が嵌着される。
そして、上部に接続される2本の外部通信ケーブル13が前記収容溝15に案内されて、前記ヘッドボックス1の他端側に連装される電動ブラインドのコネクタボックスに接続される。また、下部に接続される2本の外部通信ケーブル13はヘッドボックス1の一端側に連装される電動ブラインドの収容溝を経て当該電動ブラインドのコネクタボックスに接続される。
前記コネクタボックス11の下部から電源ケーブル18が延設され、その電源ケーブル18に取着されたコネクタ19が電源供給配線に取着されたコネクタ(図示しない)に接続される。
前記ヘッドボックス1の一端部には、前記コネクタボックス11に接続されるコネクタ及びケーブルを室内外の視界から遮る突き出しカバー20が取着されている。その突き出しカバー20は、ヘッドボックス1と同様に上方を開口した若干の弾性を有する溝形の形材で形成されるとともに、ヘッドボックス1を覆うように嵌合され、かつヘッドボックス1に対し同ヘッドボックス1の長手方向に摺動可能となっている。
前記コネクタボックス11の上部両側縁には、ヘッドボックス1の前後方向に突出する係止突部21が形成されている。
前記突き出しカバー20の一端縁において、前記係止突部21に対応する位置には、ほぼV字形の切り欠き部22が形成されている。また、突き出しカバー20の他端側には前記係止突部21に係合可能とした係合孔23が形成されている。
そして、突き出しカバー20を前記係合孔23側から前記ヘッドボックス1に嵌合し、図4に示すように、係合孔23を係止突部21に係合させると、突き出しカバー20はヘッドボックス1の長手方向に容易には移動不能に保持される。
この状態では、図1に示すように、突き出しカバー20の一端縁は前記スラット3の端縁の上方まで突出されているので、ヘッドボックス1の一端部で外部通信ケーブル13及び電源ケーブル18が突き出しカバー20で覆われる。
また、突き出しカバー20をヘッドボックス1に沿ってさらに押し込み、係止突部21が切り欠き部22に露出するまで押し込むと、図5に示すように、ヘッドボックス1の端部にコネクタボックス11が露出されるとともに、外部通信ケーブル13のオス型コネクタ17をメス型コネクタ16に容易に着脱可能となる。電源ケーブル18のコネクタ19の着脱も容易となる。
図5に示す状態から突き出しカバー20を引き出す場合には、係止突部21が切り欠き部22の奥部に向かって移動しながら突き出しカバー20の両側面を押し広げるので、係止突部21が突き出しカバー20の内側面に当接する状態まで容易に移動する。
そして、突き出しカバー20をさらに引き出すと、やがて係止突部21が係合孔23に係合して、突き出しカバー20のそれ以上の引き出しが阻止される。
上記のように構成された電動ブラインドのケーブル接続装置では、次に示す作用効果を得ることができる。
(1)突き出しカバー20を引き出すと、ヘッドボックス1の一端部で外部通信ケーブル13及び電源ケーブル18の露出を防止して、美観を向上させることができる。
(2)突き出しカバー20を引き出すと、ヘッドボックス1の一端側でスラット3の端縁の上方に突き出しカバー20の端縁を位置させて、スラット3と外部通信ケーブル13及び電源ケーブル18との干渉を防止することができる。
(3)突き出しカバー20を押し込むと、コネクタボックス11を露出させて、外部通信ケーブル13を容易に着脱することができる。
(4)突き出しカバー20を引き出す場合には、切り欠き部22で係止突部21を案内しながら係止突部21が突き出しカバー20の内側面に当接する状態まで容易に移動させることができる。そして、係止突部21で突き出しカバー20の側面を外側に向かって若干撓ませながら、突き出しカバー20を引き出すことができる。
(5)突き出しカバー20の係合孔23が係止突部21に係合するまで突き出しカバー20を引き出すことにより、突き出しカバー20を常に所定位置まで容易に引き出すことができる。
上記実施形態は、以下の態様で実施してもよい。
・切り欠き部は、一方の辺を水平方向とし、他方の辺のみを上下方向に斜状としてもよい。
・上記ケーブル接続装置は、電動横型ブラインド以外に、電動縦型ブラインド、電動ロールスクリーン、電動プリーツスクリーンに使用することもできる。
1…ヘッドボックス、3…遮蔽材(スラット)、9…モーター、11…コネクタボックス、13…外部通信ケーブル、20…突き出しカバー、21…位置決め手段(係止突部)、23…位置決め手段(係合孔)。

Claims (5)

  1. ヘッドボックスの端部に接続した外部通信ケーブルを介して前記ヘッドボックス内のモーターを制御する日射遮蔽装置において、
    前記ヘッドボックスの端部にコネクタボックスを設け、前記ヘッドボックスの端部には、前記コネクタボックスに接続される外部通信ケーブルを覆う突き出しカバーを取着したことを特徴とする日射遮蔽装置のケーブル接続装置。
  2. 前記ヘッドボックスの端部を日射遮蔽装置の遮蔽材の端縁より内側に位置させ、前記突き出しカバーの端縁を前記遮蔽材の端縁の上方に位置させたことを特徴とする請求項1記載の日射遮蔽装置のケーブル接続装置。
  3. 前記突き出しカバーを前記ヘッドボックスの外面に沿ってスライド可能とした溝形に形成し、前記突き出しカバーと前記コネクタボックスには、前記突き出しカバーの引き出し位置を規定する位置決め手段を設けたことを特徴とする請求項2記載の日射遮蔽装置のケーブル接続装置。
  4. 前記位置決め手段は、
    前記コネクタボックスの側縁に設けた係止突部と、
    前記突き出しカバーに設けられ、前記係止突部に係合する係合孔と
    を備えたことを特徴とする請求項3記載の日射遮蔽装置のケーブル接続装置。
  5. 前記突き出しカバーには、前記係止突部を前記突き出しカバーの端縁から該突き出しカバーの内側面に案内する切り欠き部を設けたことを特徴とする請求項4記載の日射遮蔽装置のケーブル接続装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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