JP3158875U - 電気柵用支柱 - Google Patents
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Abstract
【課題】電気柵を設置するときに、FRP支柱の打設とフックの取り付けや調整作業が早く簡単にできる、電気柵用支柱を提供する。
【構成】少なくとも表面が絶縁性の材料でつくられた支柱20の先端23から20cm以上の位置に、弾性材料でつくられ、2つのつまみ部をつまんで力を加えるとフック本体の内径が拡径しフックの高さの位置を自在に変えられるフック21を1個以上締着して設けた。
【選択図】図2
【構成】少なくとも表面が絶縁性の材料でつくられた支柱20の先端23から20cm以上の位置に、弾性材料でつくられ、2つのつまみ部をつまんで力を加えるとフック本体の内径が拡径しフックの高さの位置を自在に変えられるフック21を1個以上締着して設けた。
【選択図】図2
Description
本考案は、牛等の畜産動物が牧場以外へ脱出するのを防止するため、あるいは田畑に猪、鹿等の害獣が侵入するのを防止するために、牧場あるいは田畑の周囲に設置される電気柵の支柱に関するものである。
従来、例えば中山間地域の農村地帯では、田畑を荒らす猪、鹿等の害獣を電気ショックで撃退するために、田畑の周囲に裸電線を張り巡らしこの裸電線に衝撃電圧を印加するようにした電気柵が多く使用されている。
この電気柵は猪用であれば、図1に示すように、田畑の周囲に打設された支柱2に取り付けられた碍子1a、碍子1bに裸電線3a、裸電線3bを係止して、裸電線3a、裸電線3bを田畑の周囲に張設し、その裸電線3a、裸電線3bを約50mごとに裸電線からなる上下結線4で結線したものである。
地表より1段目の裸電線3bは地表より約20cm程度、2段目の裸電線3aは裸電線3bの上方約20cm程度の位置に張設されている。そして、この張設された裸電線3a、裸電線3bに衝撃電圧発生装置5より発生された衝撃電圧が印加されている。
田畑に侵入しようとして、この張設された裸電線3aもしくは裸電線3bに接触した猪等の害獣には図中の矢印のように衝撃電圧発生装置5の出力端子6、出力線7、裸電線3a、上下結線4、裸電線3b、猪8、地中9、アース棒10、アース線11、アース端子12の順路で衝撃電流が流れ、猪8は電気ショックにより電撃を受け、田畑へ侵入する意欲を失い、侵入をあきらめる。
通常、図1に示すように、電気柵用支柱には鋼管に樹脂を被膜した樹脂皮膜鋼管(2)と、碍子(1a,1b)には特許文献1のような本体がプラスチックで成形された碍子(1a,1b)が用いられる。
しかし最近では、電気柵用支柱には電気を絶縁するグラスファイバー製のFRP支柱と,碍子の役目として特許文献2のフックが用いられる割合が増えてきた。
これまでの電気柵を設置するときのFRP支柱とフックにかかる作業を説明する。
1.FRP支柱を地面に打設する作業。
2.FRP支柱に特許文献1のフックを取付ける作業。
3.FRP支柱に取付けられたフックの高さを調整する作業。
1.FRP支柱を地面に打設する作業。
2.FRP支柱に特許文献1のフックを取付ける作業。
3.FRP支柱に取付けられたフックの高さを調整する作業。
しかし、次の問題がある。
1.FRP支柱を地面に打設する作業では、
・支柱の打ち込み深さにばらつきがでる。
・特に複数人で作業する場合はもっと、支柱の打ち込み深さにばらつきがでる。
2.FRP支柱に特許文献1のフックを取付ける作業では、
・一定の労力と時間を要する。
3.FRP支柱に取付けられたフックの高さを調整する作業では、
・一定の労力と時間を要する。
1.FRP支柱を地面に打設する作業では、
・支柱の打ち込み深さにばらつきがでる。
・特に複数人で作業する場合はもっと、支柱の打ち込み深さにばらつきがでる。
2.FRP支柱に特許文献1のフックを取付ける作業では、
・一定の労力と時間を要する。
3.FRP支柱に取付けられたフックの高さを調整する作業では、
・一定の労力と時間を要する。
本考案が解決しようとする課題は、電気柵を設置するときに、FRP支柱とフックにかかる作業が、早く簡単にできる、電気柵用支柱を提供することにある。
本考案は、少なくとも表面が絶縁性の材料でつくられた支柱(20)の先のとがった先端(23)から20cm以上の位置に、弾性材料でつくられ、2つのつまみ部(21a,21b)をつまんで力を加える(30)とフック本体の内径(31)が拡径しフックの高さの位置を自在に変えられるフックを1個以上締着させたことを特徴とするものである。
本考案の電気柵用支柱は、電気柵を設置するときに、FRP支柱とフックにかかる作業が次のように、大きく改善される。
1.FRP支柱を地面に打設する作業では、
・1段目のフック(21)が地表からの高さ20cmほどの位置になるように打ち込めばよく、支柱の打ち込み深さにばらつきがでない。
2.FRP支柱にフックを取付ける作業が、いらない。
3.FRP支柱に取付けられているフックの高さを調整、しなくていい。
1.FRP支柱を地面に打設する作業では、
・1段目のフック(21)が地表からの高さ20cmほどの位置になるように打ち込めばよく、支柱の打ち込み深さにばらつきがでない。
2.FRP支柱にフックを取付ける作業が、いらない。
3.FRP支柱に取付けられているフックの高さを調整、しなくていい。
以下、実施例にもとづき電気柵を設置するときに、支柱とフックにかかる作業の本考案の実施の形態を説明する。
図2は本考案の電気柵用支柱の正面図、図3は本考案の電気柵用支柱のフック部分の背面拡大図である。
図2は本考案の電気柵用支柱の正面図、図3は本考案の電気柵用支柱のフック部分の背面拡大図である。
電気柵を設置するときに、支柱とフックにかかる作業について、
1.本考案の電気柵用支柱(20)を地面に打ち込む要領は、支柱(20)の先のとがっ
た先端(23)を地面にあてて、支柱の頭部(24)を木づちなどで地面に打ち込んでいく。
打ち込む目安は、1段目のフック(21)が地表からの高さ20cm前後の位置になればよい。
なお、フックの位置を支柱(20)の先端(23)から20cm以上の位置に取付けている理由は、支柱の地中への打ち込み深さが通常は最低でも20cm前後となるの
で、フックが地中に埋もれないためである。
2.FRP支柱にはフックが取付けてあるので、支柱にフックを取付ける必要はない。
3.支柱に取付けられているフックの位置の高さは、猪などの害獣に効果のある位置
の高さに取付けてあるので、フックの位置の高さを調整する必要はない。
1.本考案の電気柵用支柱(20)を地面に打ち込む要領は、支柱(20)の先のとがっ
た先端(23)を地面にあてて、支柱の頭部(24)を木づちなどで地面に打ち込んでいく。
打ち込む目安は、1段目のフック(21)が地表からの高さ20cm前後の位置になればよい。
なお、フックの位置を支柱(20)の先端(23)から20cm以上の位置に取付けている理由は、支柱の地中への打ち込み深さが通常は最低でも20cm前後となるの
で、フックが地中に埋もれないためである。
2.FRP支柱にはフックが取付けてあるので、支柱にフックを取付ける必要はない。
3.支柱に取付けられているフックの位置の高さは、猪などの害獣に効果のある位置
の高さに取付けてあるので、フックの位置の高さを調整する必要はない。
1a,1b 碍子
2 支柱
3a,3b 裸電線
4 上下結線
5 衝撃電圧発生装置
6 出力端子
7 出力線
8 猪
9 地中
10 アース棒
11 アース線
12 アース端子
20 電気柵用支柱
21,22 フック
21a,21b フックのつまみ
23 支柱の先端
24 支柱の頭部
30 フックのつまみ部に加える力の向き
31 フック本体の内径が拡径したところ
2 支柱
3a,3b 裸電線
4 上下結線
5 衝撃電圧発生装置
6 出力端子
7 出力線
8 猪
9 地中
10 アース棒
11 アース線
12 アース端子
20 電気柵用支柱
21,22 フック
21a,21b フックのつまみ
23 支柱の先端
24 支柱の頭部
30 フックのつまみ部に加える力の向き
31 フック本体の内径が拡径したところ
Claims (1)
- 電気柵を構成する電気柵用支柱であって、
少なくとも表面が絶縁性の材料でつくられた支柱(20)の先端(23)から20cm以上の位置に、弾性材料でつくられ、2つのつまみ部(21a,21b)をつまんで力(30)を加えるとフック本体の内径が拡径(31)しフックの高さの位置を自在に変えられるフック(21)を1個以上締着して設けた電気柵用支柱。
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3158875U true JP3158875U (ja) | 2010-04-22 |
Family
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