JP3158746U - 電子レンジ用調理具 - Google Patents
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Abstract
【課題】特別な加熱源を使用することなく、卓上でのデザートフォンデュを楽しむことのできる電子レンジ用調理具を提供する。【解決手段】電子レンジで使用できる適宜大きさで適宜な持ち手部12を突設した外側容器体1と、外周面が前記外側容器体1に略密嵌する大きさで、且つ外側容器体1より浅く形成され、外側容器体内に吊下げ装着できる鍔部23を備えると共に、中央部を容器底面より上方に突出させた中央突部22を設けたリング状容器部21を備えた内側容器体2とで構成してなる。【選択図】図1
Description
本考案は、チョコフォンデュ等に使用する電子レンジ用調理具に関するものである。
チョコフォンデュ等のデザートフォンデュは、適宜な容器内に、チョコレートやクリーム等を加熱して溶かしたデザートソースを入れておき、フォークや刺し棒の先端にフルーツ小片や食パン小片等を刺しておき、前記の容器内のデザートソースを付けて食するものである。
前記のデザートソースは、温めておく必要があるので、チョコフォンデュには、固形燃料を使用した卓上コンロと組み合わせた専用の調理具や、電気保温機能を備えた専用の調理具が市販されている。
また電子レンジでは各種調理を行うことができる電子レンジ用調理具が提案されている。例えば特許文献1(特開平7−298987号公報)には、水受け皿と調理容器と全体を覆う蓋体で構成した器具が開示されている。この調理具は、調理容器にケーキ生地を入れ、電子レンジ加熱で、容器内のケーキ生地を加熱すると共に、水受け部の水を加熱した蒸気でケーキ生地全体を包む状態で調理するものである。
また特許文献2(特開2006−51088号公報)には、内外二重容器で、中容器体の底面に透孔が形成されており、下容器体(外側容器体)に水を入れ、中容器体に加熱対象食品を収納し、電子レンジ加熱で蒸加熱を行う器具が開示されている。
従前の電子レンジ用の調理器具で前記のチョコフォンデュを行おうとした場合には、適宜な容器にチョコレート等のデザートソースの材料を入れ、これを電子レンジで加熱してチョコレート等を溶かし、そのまま卓上に持っていき、チュコフォンデュ等を楽しむとしても、デザートソースが冷えて固化するとフォンデユ調理ができなくなってしまう。
そこで本考案は、固形燃料や電気保温のような外部加熱手段を使用せずに、電子レンジのみを使用してチョコフォンデュ等を楽しむことができる新規な電子レンジ用調理具を提案したものである。
本考案に係る電子レンジ用調理具は、電子レンジで使用できる適宜大きさで適宜な持ち手部を突設した外側容器体と、外周面が前記外側容器体に略密嵌する大きさで、且つ外側容器体より浅く形成され、外側容器体内に吊下げ装着できる鍔部を備えると共に、中央部を容器底面より上方に突出させた中央突部を設けたリング状容器部を備えた内側容器体とで構成してなることを特徴とするものである。
而して前記の調理具は、外側容器体に所定量の熱水(水の場合には、電子レンジで一旦加熱して熱水とする)を入れ、内側容器体にデザートソースの材料(例えば板チョコと牛乳)を入れ、内容器体を外側容器体内に吊下げ装着して電子レンジで加熱する。所定の加熱が終了すると、デザートソースは相応の粘性を備えることになり、フォンデュに使用することができ、そのまま卓上でのデサートフォンデュを楽しむことができると共に、外側容器体の加温水によってデザートソースの温度低下が抑えられて所定の粘性を維持することができる。
また本考案(請求項2)は、前記の電子レンジ調理具において、外側容器体の持ち手部を上縁外周に設けると共に、持ち手部の上面に係止受鉤部を設け、内側容器体の鍔部に、前記係止受鉤部に対応する係止突部を設けると共に、中央突部上面に、内側容器体の回動操作を行う摘み部を設けてなるものである。
従って外側容器体に熱水が入り、内側容器体にデザートソース又はその材料が入った状態で、内側容器体を外側容器体に装着し、摘みを保持して内側容器体を回動すると、内側容器体の係止突部が係止受鉤部の個所に位置して、両容器体は係止状態となり、内側容器体が外側容器体から誤って外れるのを阻止することになる。
本考案の構成は上記のとおりで、簡易な構造で且つ特別な保温機構を備えた専用器具を使用することなく、電子レンジ加熱でデザートフォンデュを楽しむことができる器具を提供できたものである。
次に本考案の実施形態について説明する。実施形態に示した電子レンジ用調理具は、耐熱樹脂で形成した外側容器体1と内側容器体2で構成されるものである。
外側容器体1は、通常の電子レンジ内に収納できる大きさで、且つ卓上でデザートフォンデュを楽しむことができる大きさで、容器部11は内径200〜160mm程度で高さ90〜60mm程度の容量を有し、上縁外周の対向位置に持ち手部12を突設し、前記持ち手部12の上面には、中心側が開口した逆L字状の係止受鉤部13を設けてなる。
内側容器体2は、リング状容器部21と、中央突部22と鍔部23を備えたもので、リング状容器部21は、中央に富士山形状の中央突部22を設けることによってドーナッツ形状に形成したもので、前記外側容器体に略密嵌する大きさで、且つ外側容器体1より浅く(60〜45mm)形成したものである。
また中央突部22の頂面は閉塞面に形成すると共に、前記閉塞面の一部を凹部24に形成し、内側容器体2を水平回動するための摘み部25を設けてなるものである。
更に鍔部23は、外側容器体1の上縁に載置して内側容器体2を外側容器体1内に吊下げ装着可能に設けたもので、更に適宜な対向個所を外周方向に突出させて、前記係止受鉤部13に対応する係止突部26を設けてなるものである。
而して前記の調理具でチョコフォンデュ調理を実施する際には、外側容器体1に適宜量の水を満たして、内側容器体2を外側容器体1内に吊下げると共に、摘み部25を保持して内側容器体2を回動して、係止突部26を係止受鉤部13の下方に位置させて、内側容器体の上方への離脱を防止して装着する。
そして前記装着状態で電子レンジを使用して数分間加熱し、外側容器体1内の水をお湯(熱水)にする。勿論予め熱水を使用する場合には、前記の電子レンジ加熱は不要である。
次に、電子レンジから取り出した器具の内側容器体2のリング状容器部21内に、デザートソースAの材料となるチョコレートと牛乳を入れ、再度電子レンジで加熱(1分程度)し、加熱後に溶けたチョコレートと牛乳を混ぜ合せ、卓上でのチョコフォンデュに供するものである。
卓上でのチョコフォンデュは、フォークや刺し棒の先端にフルーツ小片や食パン小片等を刺しておき、内側容器体2内のデザートソースAを付けて食するもので、前記のとおり外側容器体1内には熱水Bが貯められており、内側容器体2は、底面と中央突部22の下方周面が熱水Bと接触しているので、デザートソースAが温められた状態(湯煎状態)を継続することになるので、デサートソースAが固まらずに、相当な時間デザートフォンデュを楽しむことができるものである。
勿論デサートソースの種類に限定されるものではなく、例えばクリームチーズフォンデュも可能であり、その場合にはクリームチーズを内側容器体2に入れて電子レンジで加熱して柔らかくした後、生クリームやグラニュー糖を入れで混合し、再度電子レンジ加熱する等、デザートソースの種類に応じて加熱を行えば良いものである。
1 外側容器体
11 容器部
12 持ち手部
13 係止受鉤部
2 内側容器体
21 リング状容器部
22 中央突部
23 鍔部
24 凹部
25 摘み部
26 係止突部
11 容器部
12 持ち手部
13 係止受鉤部
2 内側容器体
21 リング状容器部
22 中央突部
23 鍔部
24 凹部
25 摘み部
26 係止突部
Claims (2)
- 電子レンジで使用できる適宜大きさで適宜な持ち手部を突設した外側容器体と、外周面が前記外側容器体に略密嵌する大きさで、且つ外側容器体より浅く形成され、外側容器体内に吊下げ装着できる鍔部を備えると共に、中央部を容器底面より上方に突出させた中央突部を設けたリング状容器部を備えた内側容器体とで構成してなることを特徴とする電子レンジ用調理具。
- 外側容器体の持ち手部を上縁外周に設けると共に、持ち手部の上面に係止受鉤部を設け、内側容器体の鍔部に、前記係止受鉤部に対応する係止突部を設けると共に、中央突部上面に、内側容器体の回動操作を行う摘み部を設けてなる請求項1記載の電子レンジ用調理具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010000683U JP3158746U (ja) | 2010-02-05 | 2010-02-05 | 電子レンジ用調理具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010000683U JP3158746U (ja) | 2010-02-05 | 2010-02-05 | 電子レンジ用調理具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3158746U true JP3158746U (ja) | 2010-04-15 |
Family
ID=54862274
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2010000683U Expired - Fee Related JP3158746U (ja) | 2010-02-05 | 2010-02-05 | 電子レンジ用調理具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3158746U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2567653B (en) * | 2017-10-18 | 2022-06-29 | Master Bilkis | An apparatus and method for use in melting chocolate in a microwave oven |
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2010
- 2010-02-05 JP JP2010000683U patent/JP3158746U/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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GB2567653B (en) * | 2017-10-18 | 2022-06-29 | Master Bilkis | An apparatus and method for use in melting chocolate in a microwave oven |
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