JP3158459U - 手締め継手 - Google Patents
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Abstract
【課題】悪環境でもエアー漏れの心配が少なく、チューブを接続するための作業工数を少なくできるチューブ継手を提供する。【解決手段】チューブ内径面に対してインサート最大径部4aの直径が115%以上にすることによりインサート4をチューブ3に差し込んだ時にインサート最大径部4aで接触している個所のチューブ最大径接触部3aではチューブ径が拡径してチューブ円周方向に引張応力を保った状態になるので抜けにくくなっている。またローレット加工のような滑り止め加工の施された円形状ナットを手で螺進させてインサート最大径部4aとナット2の第1押圧面部2aおよび第2押圧面部2bとでチューブを締め込む。【選択図】図2
Description
本考案は、工場内のエアー配管、空圧機器の配管用などに利用される継手に関する。
工場内エアー配管、空圧機器の配管用としてウレタンチューブ、ナイロンチューブが主に使われており、その接続するための部品としてチューブ継手が利用されている。
従来のチューブ内径面にインサート4を挿入してシールし、ナット2を締めて抜け防止を図るタイプの継手を図4、図5に示す。シールおよび抜け防止のメカニズムは基本的に本考案と同様であるが、インサート最大径部4aの直径はチューブ内径に対して115%以下になっているために、インサート4をチューブ3に差し込んだ時にインサート最大径部4aで接触しているチューブ最大径接触部3aではチューブ径があまり拡径せず、チューブ円周方向に引張応力があまりかからないのでインサート4を差し込んだだけでは抜けやすい。
本考案は空圧を対象としているが、一般にインサート4をチューブ3に差し込むタイプの継手は利用できる流体の種類として液体も含んでいるために、確実な抜け防止を図る必要があり、ナット2を螺進させてインサート最大径部4aとナット2の押圧面部2cとでチューブを締め込むとき、つぶし率を大きくしていることと、押圧面が1面なのでインサート最大径部4aの全体を覆いかぶさるようにチューブ3をつぶしながら押圧面部2cを螺進させるので、ナット2を回転させるのに大きなトルクが必要となりスパナなどの工具を使っている。
株式会社日本ピスコ カタログ SUS316締付継手
可撓性のある樹脂チューブ用の継手において、エアー配管などで一般にワンタッチ継手と呼称されて利用されているものは工具なしでチューブを継手に差し込むだけでチューブを接続することができるが、チューブの外径面をOリングでシールし、かつ継手のチューブ差し込み口内部にある爪のようなものをチューブ外径面に噛ませて抜け防止を図っており、悪環境やチューブの経時変化などで漏れを起こしたり、チューブを抜くのが困難になるなどの問題がある。
また、図4、図5に示すように一般的な樹脂チューブ用の継手においては、継手本体1の構成要素であるインサート4をチューブ内径面に差し込み、インサート最大径部4aとチューブ内径面との密着によりシールし、かつナット2を螺進させることによりインサート最大径部4aとナット内径面に備えられた押圧面部2cもしくはナット内径面に取り付いているスリーブなどの部品とでチューブ3を締込み、抜け防止を図っているが、このタイプの継手は利用できる流体の種類として液体も含んでいるために、確実な抜け防止を図る必要があり、抜け防止の観点からチューブを締め付けるために大きなトルクを必要とし、スパナなどの工具を使って六角ナットなどを締め込むタイプの製品が市場で主に使われており、チューブ3を接続するための作業工数が多くなるという問題がある。
チューブ内径面に対してインサート最大径部4aの直径を115%以上にすることによりインサート4をチューブ3に差し込んだ時にインサート最大径部4aで接触している個所のチューブ最大径接触部3aではチューブ径が拡径してチューブ円周方向に引張応力を保った状態になるのでチューブ3が抜けにくく、かつインサートの根元であるインサート根元部4bにかけてインサート最大径部4aよりも細くなっているため、インサート最大径部4aを過ぎてインサート根元部4bにかけて差し込まれている個所のチューブ先端部3bではチューブ最大径接触部3aよりも引張応力がかかっていないので、軸方向へチューブを抜くような力がかかったときに、チューブ先端部3bを拡径して円周方向へ引っ張ろうとする力に対してチューブ先端部3bにその反力が発生してより抜け難い形状になっている。
またローレット加工のような滑り止め加工の施された円形状ナットを手で螺進させてインサート最大径部4aとナットの第1押圧面部2aおよび第2押圧面部2bとでチューブ3を締め込むとき、手で締めるので低トルクでの締め込みとなり工具を使うときに比べて締め込みは弱くなるが、チューブ3にインサート4を差し込んだだけでの抜け難さとを合わせたときに、一般的な工場内エアー配管などの1MPa程度の低圧力を許容範囲とすれば問題なく使用に耐える。
本考案はインサート最大径部とチューブ内径面との密着により内部の空気をシールするので、悪環境の中でもエアー漏れなどの心配が少ない。
チューブが抜けないように手でチューブを締め込むので、スパナなどの工具を使ってナットを締めるタイプの継手に対して作業工数を少なくできる。
チューブが抜けないように手でチューブを締め込むので、スパナなどの工具を使ってナットを締めるタイプの継手に対して作業工数を少なくできる。
図1は本考案による継手本体1とナット2とチューブ3の取り付け前の配置を示す。継手本体1のインサート4の先端径はチューブ3の内径に対して105%以下であり、インサート先端部からストレート部を経てから徐々に太くなるテーパー部を持ち、インサート最大径部4aの直径ではチューブ3の内径に対して115%以上になっており、そのインサート最大径部4aからインサート4の根元にかけて細くなり、インサート4は軸方向の中央部にインサート最大径部4aとなるふくらみを持つ形状になっている。
図2は本考案による継手本体1のインサート4をチューブ内径面に差し込んで、ナット2を取り付ける前の状態で、インサート最大径部4aで接触している個所のチューブ最大径接触部3aが拡径してチューブ円周方向に引張応力を保った状態でチューブが抜けにくくなっていることを示し、かつインサート根元部4bにかけてインサート最大径部よりも細くなっているため、チューブ先端部3bではチューブ最大径接触部3aよりも引張応力がかかっていないので、軸方向へチューブを抜くような力がかかったときに、チューブ先端部を拡径して円周方向へ引っ張ろうとする力に対してチューブ先端部3bにその反力が発生するので、より抜け難い形状であることを示している。
図3は本考案による継手本体1のインサート4をチューブ内径面に差し込んでナット2を手で回して、チューブ3が抜けないようにインサート最大径部4aとナット2とでチューブ3を挟み締めている様子であり、ナット2の第1押圧面部2aと第2押圧面部2bの2つの押圧面がチューブ3に接触して締め付けて取り付けが完了した状態を示す。
図4は従来の継手による継手本体1のインサート4をチューブ内径面に差し込んで、インサート最大径部4aで接触している個所のチューブ最大径接触部3aが拡径している様子で、ナットの取り付け前の状態である。
図5は従来の継手による継手本体1のインサート4をチューブ内径面に差し込んでナット2をスパナなどの工具を使って回してチューブ3を締め付けて取り付けが完了した状態を示す。なお、図1、図2、図3中の各参照符号のうち、従来技術として図4、図5で例示したものと同一符号は対応する構成要素を示している。
クリーンな雰囲気の工場内でのエアー配管の大半はワンタッチ継手が利用されており、特段問題はないが、NC旋盤やマシニングセンターなどの機械加工が行われる工場内では雰囲気中に油分などがあり、ワンタッチ継手の構成要素であるOリングが劣化して漏れが起こり困っているが、インサートをチューブ内径に差し込んでナットを締めるタイプの継手では過剰スペックで作業工数とコストの両面において使い難いものであったので、作業が簡易でコストも安くつき、経時変化による漏れも発生し難い本考案における継手は利用が進むものと考える。
1 継手本体
2 ナット
2a 第1押圧面部
2b 第2押圧面部
2c 押圧面部
3 チューブ
3a チューブ最大径接触部
3b チューブ先端部
4 インサート
4a インサート最大径部
4b インサート根元部
2 ナット
2a 第1押圧面部
2b 第2押圧面部
2c 押圧面部
3 チューブ
3a チューブ最大径接触部
3b チューブ先端部
4 インサート
4a インサート最大径部
4b インサート根元部
Claims (2)
- 樹脂製チューブを接続する継手において、継手本体のインサートの先端径はチューブの内径に対して105%以下であり、先端部からストレート部を経てから徐々に太くなるテーパー部を持つか、または直接先端部からテーパー部を持ち、インサートの最大径ではチューブの内径に対して115%以上になり、そのインサート最大径部からインサートの根元にかけて細くなり、インサート軸方向の中央部にインサート最大径部となるふくらみを持つ形状であり、かつ、チューブを挟み抜けないように締め付けるための円形状ナットの外周面には指で締めたときに滑らないような滑り止め加工が施されており、インサートをチューブに差し込み、ナットを手で締めてチューブを抜けないように接続したときに、チューブ内の圧力が1MPaになっても抜けることなく継手としての機能を持つチューブ継手。
- 継手本体のインサート部をチューブに差し込んでチューブが抜けないようにチューブを締め付けるための円形状ナットにおいて、インサート最大径部とチューブを挟み締めるためにチューブと接触する第1押圧面部と第2押圧面部の2つの押圧面部が前期円形状ナットの内径部に階段状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010000249U JP3158459U (ja) | 2010-01-18 | 2010-01-18 | 手締め継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010000249U JP3158459U (ja) | 2010-01-18 | 2010-01-18 | 手締め継手 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3158459U true JP3158459U (ja) | 2010-04-02 |
Family
ID=54862016
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010000249U Expired - Fee Related JP3158459U (ja) | 2010-01-18 | 2010-01-18 | 手締め継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3158459U (ja) |
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2010
- 2010-01-18 JP JP2010000249U patent/JP3158459U/ja not_active Expired - Fee Related
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