JP3158440U - パンティストッキング - Google Patents

Abstract

【課題】股上の浅いボトムスを穿いて、前かがみになったとしても、下着が露出しにくいパンティストッキングを提供する。【解決手段】ストッキング部１２０とパンティ部１１０を備えたパンティストッキング１００を前提とする。そして、パンティストッキング１００は、上記パンティストッキング本体１３０のパンティ部１１０の開口上部に、透光性素材の筒状布地部を取り付けたことを特徴とする。上記筒状布地部の素材をレース編みのフリル１４０としてもよく、フリル１４０にギャザーを備えた構成を採用してもよい。【選択図】図１

Description

本考案は、パンティストッキングに関する。

女性用のパンティストッキング（以下タイツ等の内、パンティとストッキングの機能が備わったものも本発明のパンティストッキング１００に含める）に関しては、従来から様々な機能を施した技術が知られている。例えば、下記特許文献1に示すように、パンティ部における縫合せ部分が、編組織を密にすると共に補強糸が編み込まれたタイツが開示されている。

特開平１０−１４０４０４号公報

上記従来技術のパンティストッキングのパンティ部分に、他の素材を縫い合わせるという発想はなかった。上記パンティストッキングに他の素材が縫い合わされていると、上記パンティストッキングを装着した上からパンツ（２本に分かれた筒に片脚ずつを入れて穿く衣服のボトムスの一種を称する。）又は、スカートが穿きにくいであろうとの配慮からである。

一方、従来のパンティストッキングを装着してから股上の浅いパンツを穿くと、前かがみになったときに、上記パンティストッキングからパンティ（下着を意味する）が外部に曝される（はみ出してしまう）ことがあった。いわゆるジーンズのようなボトムスには股上の浅いパンツは通常みられる構成であり、前かがみになったときでも、パンティが露出しないパンティストッキングが要請されていた。

本考案の目的は、股上の浅いボトムスを穿いて、前かがみになったとしても、下着が露出しにくいパンティストッキングを提供することにある。

上記課題を達成するための本考案は、ストッキング部とパンティ部を備えたパンティストッキングを前提とする。そして、本考案のパンティストッキングは、上記パンティストッキングのパンティ部の開口上部に、透光性素材の筒状布地部を取り付けたことを特徴とする。
上記の構成であると、パンティストッキングのパンティ部の開口上部に、透光性素材の筒状布地部（例えばレース編みのフリル）を取り付けたことで、当該布地部がパンティ等の下着を包むことになる。したがって、ユーザが股上の浅いズボン等のボトムスを着用したとしても、パンティ等が外部に曝されることを防ぐ。例えば、ユーザが前かがみになったとしても、パンティストッキングがずれて、パンティがさらされることがすくなくなる。

上記の構成において、筒状布地部の素材をレース編みのフリルとしてもよく、フリルにギャザーを備えた構成を採用してもよい。また、筒状布地部がパンティストッキング部から取り外し可能に構成すると、必要なときのみ、上記布地部をパンティストッキング部に取り付けることが可能となる。

本考案は、パンティストッキングのパンティ部の開口上部に、透光性素材の筒状布地部を取り付けることで、当該筒状布地部がパンティ等の下着を包みこみ、前かがみになったとしても、パンティ等が外部に露出することを防ぐことになる。

本考案の実施形態に係るパンティストッキングの全体構成を示す概念図である。 本考案の実施形態に係るパンティストッキングの背面図である。 本考案の実施形態に係るパンティストッキングの側面図である。

以下に、本考案のパンティストッキング１００について図面を参照して説明する。図１は、本考案のパンティストッキング１００の全体構成を示す概略模式図である。ただし、本考案に直接には関係しない各部の詳細は省略している。
すなわち、図１に示すように、本考案のパンティストッキング１００は、まず、ストッキング部１２０、とパンティ部１１０を一体に編み上げ、ストッキング部１２０の爪先１２１を縫合処理してパンティストッキング本体１３０を形成する。そして、上記パンティストッキング本体１３０の上部開口部分に、透光性素材の筒状布地部（例えば、レース編み処理をしたフリル１４０）を結合する。

上記フリル１４０は、縫い合わせや、熱溶着等いずれかの方法で結合される。ファスナ等により、フリル１４０が取り外し可能なパンティストッキング１００の構成を採用しても構わない。さらに、上記フリル１４０の表面にはギャザーが形成されても構わない。
以下フリル１４０を縫い合わせる場合を例として記載する。上記フリル１４０の素材は、伸縮性のあるレース地であって一部分がストッキング地と重ねられて縫合される。伸縮性のあるレース地から構成されることで、フリル１４０が十分な伸縮機能を有すると共にレース模様によってデザイン性に優れたものとなる。さらにフリル１４０の保温性を確保しつつ、通気性を確保することができる。

上記構成のパンティストッキング１００を穿いた場合、上記フリル１４０にパンティが隠れることで、たとえ、股上のかなり浅いボトムスを穿いたとしても、前かがみ等の際に、上記パンティがはみ出し、外部に曝されることを防ぐことになる。

本考案を使用すると、フリル１４０がパンティ等の下着を包むことで、前かがみ等になっても、パンティが外部に曝されることがなくなる。したがって、その産業上の利用可能性は大きい。

１００ パンティストッキング
１１０ パンティ部
１２０ ストッキング部
１３０ パンティストッキング本体
１４０ フリル（透光性素材の筒状布地部）

Claims (4)

1. ストッキング部とパンティ部を備えたパンティストッキングにおいて、
   前記パンティ部の開口上部に、透光性素材の筒状布地部を取り付けたことを特徴とするパンティストッキング。
2. 前記筒状布地部の素材をレース編みのフリルとした請求項１に記載のパンティストッキング。
3. 前記フリルにギャザーを備えた請求項２に記載のパンティストッキング。
4. 前記筒状布地部がパンティストッキング部から取り外し可能な請求項１から３いずれか一項に記載のパンティストッキング。