JP3158315B2 - テレビジョン受像機のフォーカス調整方法 - Google Patents

テレビジョン受像機のフォーカス調整方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、陰極線管を使用したテ
レビジョン受像機のフォーカス調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】陰極線管を使用したテレビジョン受像機
は、工場で製造してから出荷する前に、陰極線管の管面
に表示される画像が良好になるように、電子ビームのフ
ォーカス調整を行う必要がある。従来のこのフォーカス
調整は、例えば図5に示すように行われている。即ち、
テレビジョン受像機1として、陰極線管2の電子ビーム
のフォーカス調整用のボリューム3が露出した状態と
し、このテレビジョン受像機1の前面1aと対向させて
鏡4を置き、テレビジョン受像機1の陰極線管2に表示
される画像を、この鏡4で反射させて、テレビジョン受
像機1の背面側にいる調整者mに確認させる。この状態
で、調整者mがフォーカス調整用ボリューム3を操作し
ながら、鏡4を介して見える画像のフォーカスの合い具
合を判断して、良好な画像が表示されるように調整させ
る。なお、鏡4で表示される画像を反射させるのは、ボ
リューム3の操作ができる位置で、テレビジョン受像機
に表示される画像が見えるようにするためである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
調整方法は、調整者が画像を直視して判断するので、フ
ォーカス調整の精度は調整者の判断により決まり、精度
が不均一になり易い不都合があった。
【0004】本発明の目的は、この種のテレビジョン受
像機のフォーカス調整が簡単な作業で良好にできるよう
にすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、例えば図1に
示すように、陰極線管2の管面にカラー画像が表示され
るテレビジョン受像機1のフォーカス調整方法におい
て、管面に表示される画像を、中心を通過するビームに
より発色される色のフィルタ7を有するカメラ5で撮像
し、この撮像された画像が所定状態になるように調整す
るようにしたものである。
【0006】またこの場合に、テレビジョン受像機に水
平ラインを表示させて、この水平ラインの表示幅が一定
になるように調整するようにしたものである。
【0007】またこの場合に、フィルタを緑色のフィル
タとしたものである。
【0008】
【作用】テレビジョン受像機の陰極線管のフォーカス
は、中心を通過するビームが最も支配的であり、この中
心を通過するビームにより発色される色だけをカメラで
撮像して、この撮像画像が適正になるように調整するこ
とで、簡単に良好な調整ができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図1〜図4を参
照して説明する。この図1〜図4において、図5に対応
する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略す
る。
【0010】図1は本例の調整方法のシステム構成を示
す図で、本例においてはテレビジョン受像機1の前面1
aに対向させて、ビデオカメラ5を配置し、陰極線管2
の管面に表示される画像を撮像させる。この場合、ビデ
オカメラ5の撮像レンズ6には、緑色フィルタ7を取付
け、緑色の成分だけを撮像させる。そして、撮像して得
た映像信号を、モニタ受像機8に供給し、このモニタ受
像機8に表示させる。なお、ビデオカメラ5での撮像
は、テレビジョン受像機1に供給する映像信号と同期が
とれた状態で撮像するのが好ましい。
【0011】そして、テレビジョン受像機1のフォーカ
ス調整を行う者は、モニタ受像機8に表示される画像を
見ながら、テレビジョン受像機1のフォーカス調整用ボ
リューム3を操作し、モニタ受像機8に表示される画像
が最も良好になるように調整する。
【0012】このように構成したことで、モニタ受像機
8に表示される画像は、図2に示すようになる。即ち、
陰極線管2の管面は、例えば赤色,緑色,青色の蛍光面
R,G,Bが、それぞれの色の間にカーボンストライプ
Cが形成された状態で形成されているが、緑色の蛍光面
Gが発光している箇所だけがハッチングを付して示すよ
うに強調して表示され、他の色の蛍光面R,Bの発光は
微かにしか判別できないようになる。
【0013】そして、ここでのフォーカス調整として
は、このようにモニタ受像機8に表示される画像を見な
がら、発光部の境界が明確になるように調整する。
【0014】ここでは、図3のAに示すような水平方向
の一定幅のラインが表示されるような映像信号をテレビ
ジョン受像機1に供給し、この水平方向のラインを陰極
線管2の管面に表示させる。この表示されるラインは、
赤,緑,青の3色のバランスが比較的良い色(例えば白
色)で表示されるようにする。そして、この表示画像を
ビデオカメラ5で撮像させ、モニタ受像機8にも同様な
ラインが表示されるように調整させる。ここで、テレビ
ジョン受像機1のフォーカス調整が適切でない場合に
は、図3のBに示すように、各水平ラインの幅が不均一
になり、この各水平ラインの幅が図3のAに示すように
均一になるように調整させることで、最適な調整ができ
る。
【0015】なお、このような調整で良好に調整できる
原理を説明すると、ここで調整されるテレビジョン受像
機1の場合には、電子銃から陰極線管2の管面に向けて
発射される電子ビームは、図4に示すように、中心が緑
色のビーム(Gビーム)で、赤色のビーム(Rビーム)
と青色のビーム(Bビーム)は、それぞれ緑色のビーム
に対して+θ,−θだけ入射角がずれて陰極線管2の蛍
光面に到達するので、それぞれのビームの理想的なジャ
ストフォーカス範囲は、赤色R0 ,緑色G0 ,青色B0
として形成され、赤色と青色のジャストフォーカス範囲
0 及びB0 は、緑色のジャストフォーカス範囲G0
対して傾きを持つことになる。
【0016】従って、中央を通過する緑色のビーム(G
ビーム)を適切に調整することで、3色のビームが最も
平均的に良好に調整されることになり、緑色のフォーカ
ス調整をするだけで、3色のビームのフォーカスが、最
適に調整されることになる。また、緑色の蛍光体は、3
色の蛍光体の中で、最も早く飽和してしまう特性を持っ
ているので、表示される画像の鮮映度の点では緑色が支
配的で、この点からも緑色のフォーカス調整より全体の
フォーカス調整を行うのは好ましい。
【0017】なお、テレビジョン受像機1で表示される
画像を、緑色だけの単色画像にするだけでも、一見同様
の調整が行われるように思われるが、実際には単色の画
像をテレビジョン受像機に表示させると、回路の高圧系
の変化により、オーバーフォーカス方向にずれて調整さ
れてしまう傾向があり、上述実施例と同様な適正な調整
をすることはできない。
【0018】また、上述実施例では調整するテレビジョ
ン受像機が、中央を通過するビームが緑色であるので、
この緑色のフィルタで撮像を行うようにしたが、他の色
のビームが中央を通過する構成のテレビジョン受像機を
調整する場合には、この中央を通過するビームの色に合
わせたフィルタで撮像するようにすれば良い。
【0019】また、上述実施例では水平ラインが一定幅
になるように調整するようにしたが、他の画像を表示さ
せて調整させるようにしても良い。
【0020】
【発明の効果】本発明によると、中心を通過するビーム
により発色される色だけをカメラで撮像して、この撮像
画像が適正になるように調整することで、簡単に良好な
調整ができる。
【0021】この場合、水平ラインの表示幅が一定にな
るように調整することで、簡単に調整状態が判り、誰が
調整した場合でも均一な調整が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成図である。
【図2】一実施例により撮像された画像の表示例を示す
説明図である。
【図3】一実施例による調整状態を示す説明図である。
【図4】一実施例のフォーカス状態を示す説明図であ
る。
【図5】従来のフォーカス調整方法を示す構成図であ
る。
【符号の説明】
1 テレビジョン受像機 2 陰極線管 3 フォーカス調整用ボリューム 5 ビデオカメラ 6 撮像レンズ 7 緑色フィルタ 8 モニタ受像機

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陰極線管の管面にカラー画像が表示され
    るテレビジョン受像機のフォーカス調整方法において、 上記管面に表示される画像を、中心を通過する電子ビー
    ムにより発色される色のフィルタを有するカメラで撮像
    し、該撮像された画像が所定状態になるように調整する
    ようにしたテレビジョン受像機のフォーカス調整方法。
  2. 【請求項2】 上記テレビジョン受像機に水平ラインを
    表示させて、該水平ラインの表示幅が一定になるように
    調整するようにした請求項1記載のテレビジョン受像機
    のフォーカス調整方法。
  3. 【請求項3】 上記フィルタを緑色のフィルタとした請
    求項1記載のテレビジョン受像機のフォーカス調整方
    法。
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