JP3158262U - スパッタ付着防止液塗布装置 - Google Patents
スパッタ付着防止液塗布装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3158262U JP3158262U JP2009009103U JP2009009103U JP3158262U JP 3158262 U JP3158262 U JP 3158262U JP 2009009103 U JP2009009103 U JP 2009009103U JP 2009009103 U JP2009009103 U JP 2009009103U JP 3158262 U JP3158262 U JP 3158262U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gas
- spatter adhesion
- adhesion preventing
- liquid
- compressed air
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Landscapes
- Nozzles (AREA)
Abstract
Description
本考案は、上記問題を解決し、スパッタ付着防止液を、シールドノズルやコンタクトチップの先端に適確に塗布することができるスパッタ付着防止液塗布装置を提供する。
ソリッドワイヤーが送り出されるコンタクトチップと、このコンタクトチップを包容するように配設され不活性ガスが供給されるシールドノズルを有するアーク溶接用トーチの前記シールドノズル及び前記コンタクトチップの先端にスパッタ付着防止液を塗布するスパッタ付着防止液塗布装置であって、
スパッタ付着防止液が貯留される有底筒状の液溜めと、
圧縮空気が噴出する気体噴出口が形成された気体噴出部材とを有し、
前記液溜めに貯留されたスパッタ付着防止液にシールドノズル及びコンタクトチップの先端を浸漬させた後に、前記気体噴出口から噴出される圧縮空気で、シールドノズル及びコンタクトチップの先端に付着した余剰のスパッタ付着防止液を掻き落とすことを特徴とする。
気液噴出部材の気液噴出口は、前記気体噴出部材の円弧中心方向に開口していることを特徴とする。
これにより、管を円弧状に曲げるという簡単な方法で、気体噴出部材を製作することができ、また、方向所定角度をおいて前記円弧中心に開口した複数の気体噴出口から気体がシールドノズルやコンタクトチップに噴出するので、シールドノズルやコンタクトチップに付着した余剰のスパッタ付着防止液を確実に除去することができるとともに、コンタクトチップを冷却すること可能となる。
気体噴出部材は、液溜めの内部又は前記液溜めの開口面上に配設されていることを特徴とする。
これにより、気体噴出部材により、掻き落とされたスパッタ付着防止液が、液溜めに戻り、スパッタ付着防止液の飛散を防止して、スパッタ付着防止液が無駄に消費されることを防止することが可能となる。
気体噴出部に供給される圧縮空気を冷却して冷気を生成する冷気生成部を更に有することを特徴とする。
これにより、気体噴出口から噴出される圧縮空気により、コンタクトチップを確実に冷却することが可能となり、よりコンタクトチップの寿命を延ばすことが可能となる。
冷気生成部は、
一端に冷風排出口が形成されるとともに、他端に熱気排出口が形成され、更に、一端側側面に圧縮空気が供給される圧縮空気流入口が形成された渦流管を有し、
前記圧縮空気流入口から供給された圧縮空気が、前記渦流管内で旋回しながら断熱膨張し、低温気体と高温気体に分離され、前記低温気体が前記冷風排出口から排出されるともに、前記高温気体が前記熱気排出口から排出されるように構成されていることを特徴とする。
これにより、確実に冷風を生成することが可能となり、また、冷気生成部は可動部品を有さないことから、冷気生成部の故障を排除することが可能となり、稼働率を大幅に向上させることが可能となる。
アーク溶接用トーチの気体噴出部材直上への侵入を検知する物体検知センサーと、
気体噴出部材に供給される圧縮空気の流れを閉塞又は開放する電磁弁を更に有し、
前記物体検知センサーが、アーク溶接用トーチのスパッタ除去部の直上への侵入を検知した場合に、前記電磁弁を開放させ、
前記物体検知センサーが、アーク溶接用トーチを検知しなくなった場合に、前記電磁弁を閉塞させるように構成したことを特徴とする。
これにより、本考案のスパッタ付着防止液塗布装置が自動的に起動し、起動の手間が掛からない。また、アーク溶接用トーチの気体噴出部材の直上への侵入を検知しなくなった場合に、圧縮空気の供給が遮断されるので、エネルギーが無駄に消費されない。
以下に、図面を参照しつつ本考案の好ましい実施の形態を示す。スパッタ付着防止液塗布装置20は、主に、液溜め1、気体噴出部材3、支持部材4、ポンプ8、物体検知センサー9、冷風生成装置11とから構成されている。
気体噴出部3cの円弧内径は、シールドノズル52の外径よりも大きくなっている。このため、シールドノズル52が、気体噴出部3cの内側に挿通可能となっている。
物体検知センサー9は、ガスシールドアーク用溶接トーチ50(シールドノズル52)の、気体噴出部3cの直上への侵入を検知するセンサーである。物体検知センサー9には、発光部と受光部を有する光電式、超音波式の近接センサー、機械式のリミットスイッチが含まれる。物体検知センサー9は、電磁弁16と接続している。
なお、冷風生成部11は、図3に示された実施形態に限定されず、渦流管11a内で旋回流を発生させて、圧縮空気の熱エネルギーを高温と低温に分離する構造のものであれば全て含まれる。例えば、渦流管11a内に、螺旋状に巻かれた細い旋回管を配設し、当該旋回管内に高圧の圧縮空気を供給して、旋回流を発生させ、圧縮空気の熱エネルギーを高温と低温に分離して、冷風を生成する構造であっても差し支えない。
なお、冷風生成装置11を、ペルチェ素子や冷却サイクル等の冷却手段と、前記冷却手段で生成された冷気を気体噴出部材3に冷気を供給するブロア等の気体供給手段とから構成しても差し支えない。
次に、図4を用いて、本考案の作用について説明する。アーク溶接用トーチ50を、気体噴出部材3の気体噴出部3cの直上に移動させると、物体検知センサー9からの検知信号によって、電磁弁16が開放して、冷風生成部11に圧縮空気が供給さ、気体噴出部3cの気体噴出口3aから冷気が噴出する(図4の(A)の状態)。
このように、本考案のスパッタ付着防止液塗布装置20を使用すると、シールドノズル52及びコンタクトチップ55の先端にスパッタ付着防止液が適確に塗布されて、シールドノズル52及びコンタクトチップ55の先端へのスパッタの付着を防止することが可能となる。
以上説明した実施形態では、気体噴出部材3に冷気を供給しているが、冷却していない圧縮空気を気体噴出部材3に供給したとしても、加熱されているコンタクトチップ55の先端が、液溜め1に貯留されているスパッタ付着防止液49で冷却され、更に、気体噴出部材3の気体噴出口3aから噴出する圧縮空気によってコンタクトチップ55の先端が冷却されるので、コンタクトチップ55の過熱を防止して、コンタクトチップ55の軟化を防止することが可能となる。
図2に示される実施形態では、気体噴出部材3は、液溜め1の内部に配設されているが、気体噴出部材3を液溜め1の開口面上に配設しても差し支えない。
1a 回収口
3 気体噴出部材
3a 気体噴出口
3b 終端
3c 気体噴出部
3d 直線部
4 支持部材
4a 気体流通路
9 物体検知センサー
11 冷風生成装置
11a 渦流管
11d 圧縮空気流入口
11e 熱気排出口
11f 冷風排出口
11j 流量弁
15 気体流通管
16 電磁弁
18 流量調整弁
20 スパッタ付着防止液塗布装置
41 圧縮空気供給管
49 スパッタ付着防止液
50 アーク溶接用トーチ
51 チップホルダ
51a ガス供給口
52 シールドノズル
53 ノズルホルダ
55 コンタクトチップ
99 スパッタ
Claims (6)
- ソリッドワイヤーが送り出されるコンタクトチップと、このコンタクトチップを包容するように配設され不活性ガスが供給されるシールドノズルを有するアーク溶接用トーチの前記シールドノズル及び前記コンタクトチップの先端にスパッタ付着防止液を塗布するスパッタ付着防止液塗布装置であって、
スパッタ付着防止液が貯留される有底筒状の液溜めと、
圧縮空気が噴出する気体噴出口が形成された気体噴出部材とを有し、
前記液溜めに貯留されたスパッタ付着防止液にシールドノズル及びコンタクトチップの先端を浸漬させた後に、前記気体噴出口から噴出される圧縮空気で、シールドノズル及びコンタクトチップの先端に付着した余剰のスパッタ付着防止液を掻き落とすことを特徴とするスパッタ付着防止液塗布装置。 - 気体噴出部材は、円弧状に屈曲された管であり、前記管の終端は閉塞され、前記管の内側面には、周方向所定角度をおいて前記円弧中心に開口した気体噴出口が複数形成され、
気液噴出部材の気液噴出口は、前記気体噴出部材の円弧中心方向に開口していることを特徴とする請求項1に記載のスパッタ付着防止液塗布装置。 - 気体噴出部材は、液溜めの内部又は前記液溜めの開口面上に配設されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のスパッタ付着防止液塗布装置。
- 気体噴出部に供給される圧縮空気を冷却して冷気を生成する冷気生成部を更に有することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のスパッタ付着防止液塗布装置。
- 冷気生成部は、
一端に冷風排出口が形成されるとともに、他端に熱気排出口が形成され、更に、一端側側面に圧縮空気が供給される圧縮空気流入口が形成された渦流管を有し、
前記圧縮空気流入口から供給された圧縮空気が、前記渦流管内で旋回しながら断熱膨張し、低温気体と高温気体に分離され、前記低温気体が前記冷風排出口から排出されるともに、前記高温気体が前記熱気排出口から排出されるように構成されていることを特徴とする請求項4に記載のスパッタ付着防止液塗布装置。 - アーク溶接用トーチの気体噴出部材直上への侵入を検知する物体検知センサーと、
気体噴出部材に供給される圧縮空気の流れを閉塞又は開放する電磁弁を更に有し、
前記物体検知センサーが、アーク溶接用トーチのスパッタ除去部の直上への侵入を検知した場合に、前記電磁弁を開放させ、
前記物体検知センサーが、アーク溶接用トーチを検知しなくなった場合に、前記電磁弁を閉塞させるように構成したことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載のスパッタ付着防止液塗布装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009009103U JP3158262U (ja) | 2009-12-22 | 2009-12-22 | スパッタ付着防止液塗布装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009009103U JP3158262U (ja) | 2009-12-22 | 2009-12-22 | スパッタ付着防止液塗布装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3158262U true JP3158262U (ja) | 2010-03-25 |
Family
ID=54861848
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009009103U Expired - Lifetime JP3158262U (ja) | 2009-12-22 | 2009-12-22 | スパッタ付着防止液塗布装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3158262U (ja) |
-
2009
- 2009-12-22 JP JP2009009103U patent/JP3158262U/ja not_active Expired - Lifetime
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN112975122B (zh) | 焊接气保护装置、激光填丝焊接系统及焊接方法 | |
CN202278309U (zh) | 激光焊接飞溅防护气罩装置 | |
JP4961472B2 (ja) | 溶接トーチの接触チューブの清掃方法、並びに、溶接トーチおよび接触チューブ | |
US20190202008A1 (en) | Device for Working a Surface of a Workpiece by Means of a Laser Beam and Method for Operating the Device | |
EP2744619A1 (en) | Method and system to start and use combination filler wire feed and high intensity energy source for welding | |
KR101086691B1 (ko) | 플라스마 절단방법 및 그 장치 | |
JP2011041963A (ja) | レーザ加工装置におけるレーザ加工ヘッド | |
JP3158261U (ja) | ガスシールドアーク溶接用溶接トーチのクリーナ装置 | |
JP3158262U (ja) | スパッタ付着防止液塗布装置 | |
JP3541307B2 (ja) | 半田ごて | |
JP4804512B2 (ja) | 照明付きノズル | |
JP2001205472A (ja) | レーザ加工装置 | |
JP3158385U (ja) | アーク溶接用トーチクリーナ | |
CN202278297U (zh) | 一种用于特殊焊件的带点焊辅助装置的点焊机 | |
CN106425059A (zh) | 自动焊枪防飞溅焊接方法及系统 | |
JP2017209708A (ja) | ナットの溶接装置 | |
JP5523928B2 (ja) | アーク溶射装置 | |
JP2004009096A (ja) | レーザ溶接装置 | |
JP2010284666A (ja) | アーク溶接用トーチ | |
JP3943226B2 (ja) | レーザ加工装置のレーザ溶接ヘッド | |
JP2008075130A (ja) | アーク溶射方法とそれに用いる溶射装置 | |
JP2016165737A (ja) | レーザ溶接装置 | |
JP5751408B2 (ja) | プラズマ溶射方法及びプラズマ溶射装置 | |
JP5717141B2 (ja) | プラズマトーチ | |
JP3754674B2 (ja) | イナートガスアーク溶接用トーチノズルへのスパッタ付着防止方法及びその装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100120 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3158262 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130303 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130303 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160303 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |