JP3158262U - スパッタ付着防止液塗布装置 - Google Patents

スパッタ付着防止液塗布装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3158262U
JP3158262U JP2009009103U JP2009009103U JP3158262U JP 3158262 U JP3158262 U JP 3158262U JP 2009009103 U JP2009009103 U JP 2009009103U JP 2009009103 U JP2009009103 U JP 2009009103U JP 3158262 U JP3158262 U JP 3158262U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
spatter adhesion
adhesion preventing
liquid
compressed air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2009009103U
Other languages
English (en)
Inventor
蕗澤 武夫
武夫 蕗澤
利夫 中島
利夫 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
P&C Co Ltd
Shinkokiki Co Ltd
Original Assignee
P&C Co Ltd
Shinkokiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by P&C Co Ltd, Shinkokiki Co Ltd filed Critical P&C Co Ltd
Priority to JP2009009103U priority Critical patent/JP3158262U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3158262U publication Critical patent/JP3158262U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Nozzles (AREA)

Abstract

【課題】スパッタ付着防止液を、シールドノズルやコンタクトチップの先端に適確に塗布することができるスパッタ付着防止液塗布装置を提供する。【解決手段】スパッタ付着防止液49が貯留される有底筒状の液溜め1と、この液溜め1内に配設され、圧縮空気が噴出する気体噴出口3aが形成された気体噴出部材3とを有し、液溜め1に貯留されたスパッタ付着防止液49にシールドノズル及びコンタクトチップの先端を浸漬させた後に、気体噴出口3aから噴出される圧縮空気で、シールドノズル及びコンタクトチップの先端に付着した余剰のスパッタ付着防止液を掻き落とす。【選択図】図2

Description

本考案は、ガスシールドアーク溶接に使用される溶接トーチにスパッタ付着防止液を塗布する装置に関する。
従来から、自動車部品等の組立の際に、MAG溶接やMIG溶接等のガスシールドアーク溶接が利用されている。ガスシールドアーク溶接に用いられるアーク溶接用トーチ50は、図5に示されるように、ソリッドワイヤーが送り出される略弾丸形状のコンタクトチップ55と、このコンタクトチップ55の基部を保持する円筒形状のチップホルダ51と、コンタクトチップ55及びチップホルダ51を包容するように配設された筒状のシールドノズル52と、シールドノズル52及びチップホルダ51が取り付けられるノズルホルダ53とから構成されている。ガスシールドアーク溶接は、連続的に送り出されるソリッドワイヤーに、コンタクトチップ51を介して大電流を流して、前記ソリッドワイヤーと被溶接部材との間でアークを発生させ(放電させ)、その際に発生する熱により、前記ソリッドワイヤーや被溶接部材を溶かして、被溶接部材を溶接する溶接方法である。溶接を行う際には、溶接箇所と空気とが接触することによるブローホールの発生を防止するために、チップホルダ51に形成されたガス供給口51aからCOやアルゴン等の不活性ガスを供給し、シールドノズル52の先端から溶接箇所に前記不活性ガスを供給して、溶接箇所と空気の接触を防止している。シールドノズル52は、不活性ガスの拡散を防止し、確実に溶接箇所に不活性ガスを供給するためのものであり、ガスシールドアーク溶接には不可欠なものである。
溶接時には溶融金属の微粒子であるスパッタが発生して、溶接箇所から飛散してシールドノズル及びコンタクトチップの先端に付着する。図5に示されるように、シールドノズル52先端やコンタクトチップ55の先端にスパッタ99が蓄積すると、シールドノズル52内の不活性ガスの流れが悪くなる。すると、溶接箇所への不活性ガスの供給が不十分となり、ブローホールが発生し溶接不良となってしまう。そこで、特許文献1に示されるように、シールドノズル52やコンタクトチップ55へのスパッタの付着を防止するためのスパッタ付着防止液が提案されている。
特開2005−324217号公報
例えば、自動化スポット溶接ラインの場合には、スパッタ付着防止液をシールドノズルやコンタクトチップに塗布するためには、ライン自体を停止させなければならず、生産性が低下してしまうという問題があった。或いは、ラインを停止させずに、作業者がスパッタ付着防止液をシールドノズルやコンタクトチップに塗布する場合には、作業者の安全性を確保することができないという問題があった。また、シールドノズルやコンタクトチップへのスパッタ付着防止液の塗布が不十分である場合には、スパッタがシールドノズルやコンタクトチップの先端に付着してしまうという問題があった。更に、シールドノズルやコンタクトチップにスパッタ付着防止液が余分に塗布された場合には、スパッタ付着防止液が溶接箇所に滴下してしまい、当該箇所が溶接不良となってしまうという問題があった。
本考案は、上記問題を解決し、スパッタ付着防止液を、シールドノズルやコンタクトチップの先端に適確に塗布することができるスパッタ付着防止液塗布装置を提供する。
上記課題を解決するためになされた請求項1に記載の考案は、
ソリッドワイヤーが送り出されるコンタクトチップと、このコンタクトチップを包容するように配設され不活性ガスが供給されるシールドノズルを有するアーク溶接用トーチの前記シールドノズル及び前記コンタクトチップの先端にスパッタ付着防止液を塗布するスパッタ付着防止液塗布装置であって、
スパッタ付着防止液が貯留される有底筒状の液溜めと、
圧縮空気が噴出する気体噴出口が形成された気体噴出部材とを有し、
前記液溜めに貯留されたスパッタ付着防止液にシールドノズル及びコンタクトチップの先端を浸漬させた後に、前記気体噴出口から噴出される圧縮空気で、シールドノズル及びコンタクトチップの先端に付着した余剰のスパッタ付着防止液を掻き落とすことを特徴とする。
請求項2に記載の考案は、請求項1に記載の考案において、気体噴出部材は、円弧状に屈曲された管であり、前記管の終端は閉塞され、前記管の内側面には、周方向所定角度をおいて前記円弧中心に開口した気体噴出口が複数形成され、
気液噴出部材の気液噴出口は、前記気体噴出部材の円弧中心方向に開口していることを特徴とする。
これにより、管を円弧状に曲げるという簡単な方法で、気体噴出部材を製作することができ、また、方向所定角度をおいて前記円弧中心に開口した複数の気体噴出口から気体がシールドノズルやコンタクトチップに噴出するので、シールドノズルやコンタクトチップに付着した余剰のスパッタ付着防止液を確実に除去することができるとともに、コンタクトチップを冷却すること可能となる。
請求項3に記載の考案は、請求項1又は請求項2に記載の考案において、
気体噴出部材は、液溜めの内部又は前記液溜めの開口面上に配設されていることを特徴とする。
これにより、気体噴出部材により、掻き落とされたスパッタ付着防止液が、液溜めに戻り、スパッタ付着防止液の飛散を防止して、スパッタ付着防止液が無駄に消費されることを防止することが可能となる。
請求項4に記載の考案は、請求項1〜請求項3に記載の考案において、
気体噴出部に供給される圧縮空気を冷却して冷気を生成する冷気生成部を更に有することを特徴とする。
これにより、気体噴出口から噴出される圧縮空気により、コンタクトチップを確実に冷却することが可能となり、よりコンタクトチップの寿命を延ばすことが可能となる。
請求項5に記載の考案は、請求項4に記載の考案において、
冷気生成部は、
一端に冷風排出口が形成されるとともに、他端に熱気排出口が形成され、更に、一端側側面に圧縮空気が供給される圧縮空気流入口が形成された渦流管を有し、
前記圧縮空気流入口から供給された圧縮空気が、前記渦流管内で旋回しながら断熱膨張し、低温気体と高温気体に分離され、前記低温気体が前記冷風排出口から排出されるともに、前記高温気体が前記熱気排出口から排出されるように構成されていることを特徴とする。
これにより、確実に冷風を生成することが可能となり、また、冷気生成部は可動部品を有さないことから、冷気生成部の故障を排除することが可能となり、稼働率を大幅に向上させることが可能となる。
請求項6に記載の考案は、請求項1〜請求項5に記載の考案において、
アーク溶接用トーチの気体噴出部材直上への侵入を検知する物体検知センサーと、
気体噴出部材に供給される圧縮空気の流れを閉塞又は開放する電磁弁を更に有し、
前記物体検知センサーが、アーク溶接用トーチのスパッタ除去部の直上への侵入を検知した場合に、前記電磁弁を開放させ、
前記物体検知センサーが、アーク溶接用トーチを検知しなくなった場合に、前記電磁弁を閉塞させるように構成したことを特徴とする。
これにより、本考案のスパッタ付着防止液塗布装置が自動的に起動し、起動の手間が掛からない。また、アーク溶接用トーチの気体噴出部材の直上への侵入を検知しなくなった場合に、圧縮空気の供給が遮断されるので、エネルギーが無駄に消費されない。
本考案によれば、シールドノズル及びコンタクトチップの先端を、液溜めに貯留されたスパッタ付着防止液に浸漬させるので、確実にシールドノズル及びコンタクトチップの先端にスパッタ付着防止液を塗布することが可能となり、また、前記気体噴出口から噴出される圧縮空気で、シールドノズル及びコンタクトチップの先端に付着した余剰なスパッタ付着防止液が掻き落とされるので、スパッタ付着防止液の溶接箇所への滴下を防止することが可能となり、スパッタ付着防止液を、シールドノズルやコンタクトチップの先端に適確に塗布することができるスパッタ付着防止液塗布装置を提供することが可能となる。
本考案の実施の形態を示すスパッタ付着防止液塗布装置の上面図である。 図1のA−A断面図である。 冷風生成装置の内部構造を示した説明図である。 本考案の作用を表した説明図である。 ガスシールドアーク用溶接トーチの説明図である。
(スパッタ付着防止液塗布装置の構成)
以下に、図面を参照しつつ本考案の好ましい実施の形態を示す。スパッタ付着防止液塗布装置20は、主に、液溜め1、気体噴出部材3、支持部材4、ポンプ8、物体検知センサー9、冷風生成装置11とから構成されている。
液溜め1は、上方が開口した有底箱形形状である。液溜め1は、気体噴出部材3を包容している。液溜め1には、スパッタ付着防止液49が貯留されるようになっている。スパッタ付着防止液49は、炭化水素類、飽和脂肪酸、界面活性剤等から構成されている。液溜め1の内周面には、ブロック状の支持部材4が配設されている。支持部材4には、気体流通路4aが形成されている。気体流通路4aの出口側は、支持部材4の側面に開放し、液溜め1内部の中央方向に開口している。気体噴出部材3が、気体流通路4aの出口側に取り付けられて、液溜め1の内部に配設されている。
図1に示されるように、気体噴出部材3は、円管を曲げて形成した構造であり、略一周する円弧状に屈曲された気体噴出部3cと、気体噴出部3cの基端から直線状に延びる直線部3dとから構成されている。気体噴出部3cの終端3bは、閉塞されている。直線部3dの基端が、気体流通路4aの出口側に接続されている。図1に示されるように、気体噴出部3cの屈曲方向が水平面となるように、気体噴出部材3が配設されている。気体噴出部3cの内周面には、周方向所定角度をおいて複数の気体噴出口3aが形成されている。図1に示される実施形態では、周方向90°をおいて、4つの気体噴出口3aが、気体噴出部材3cに形成されている。各気体噴出口3aは、気体噴出部3cの円弧中心に開口している。
気体噴出部3cの円弧内径は、シールドノズル52の外径よりも大きくなっている。このため、シールドノズル52が、気体噴出部3cの内側に挿通可能となっている。
気体流通路4aの入口側は、冷気流通管15により、冷風生成装置11に接続している。冷風生成装置11は、気体噴出部材3に冷風を供給する装置である。液溜め1の上部には、物体検知センサー9が配設されている。
物体検知センサー9は、ガスシールドアーク用溶接トーチ50(シールドノズル52)の、気体噴出部3cの直上への侵入を検知するセンサーである。物体検知センサー9には、発光部と受光部を有する光電式、超音波式の近接センサー、機械式のリミットスイッチが含まれる。物体検知センサー9は、電磁弁16と接続している。
図3を用いて、本実施形態の冷風生成装置11の説明をする。なお、図3において、(A)は冷風生成装置11の外観図であり、(B)は冷風生成装置11の模式図である。本実施形態では、冷風生成装置11は、所謂ボルテックスチューブと呼ばれるものであり、圧縮空気の熱エネルギーを高温と低温に分離する機能を有するものである。円筒状の渦流管11aの先端には、冷風排出口11fが形成されている。渦流管11aの先端部の側面には圧縮空気流入口11dが形成されている。渦流管11aの基端には熱気排出口11eが形成されている。熱気排出口11eには、円錐型の流量弁11jが配設されている。冷風排出口11fには、冷気流通管15が接続している。圧縮空気流入口11dには、圧縮空気が供給される圧縮空気供給管41が接続している。圧縮空気供給管41には、電磁弁16が取り付けられている。圧縮空気供給管41には、流量調整弁18が取り付けられている。この流量調整弁18により、圧縮空気供給管41に供給される圧縮空気の流量を調整することができる。
電磁弁16が開放すると、高速の圧縮空気が圧縮空気流入口11dから渦流管11a内に供給される。すると、高速の圧縮空気は、渦流管11a内の内壁面付近で旋回運動を繰り返しながら、急激に断熱膨張(減圧)し、冷風排出口11f側に移動した後に、流量弁11jで反転し、渦流管11aの中心付近(軸線付近)を通って、冷風排出口11f側に移動し、冷風排出口11fから排出される。この際に、高速の圧縮気体は、渦流管11aの壁面付近を流れる高温流体と、渦流管11aの中心付近を流れる低温気体に分離される。分離された低温気体は、冷風として、冷風排出口11fから排出される。一方で、分離された高温気体は、熱気として、熱気排出口11eから排出される。冷風排出口11fから排出された冷風は、冷気流通管15を介して、気体噴出部材3に供給される。なお、本実施形態の冷風生成部11は、外気温(圧縮空気の温度)に対して、最大で70℃低い冷風を生成することができる。なお、流量弁11jを調節することにより、冷風排出口11fと熱気排出口11eからそれぞれ排出される冷風及び熱気の流量の比率を調節することができ、更に、冷風排出口11fから排出される冷風の温度も調節することができるようになっている。
なお、冷風生成部11は、図3に示された実施形態に限定されず、渦流管11a内で旋回流を発生させて、圧縮空気の熱エネルギーを高温と低温に分離する構造のものであれば全て含まれる。例えば、渦流管11a内に、螺旋状に巻かれた細い旋回管を配設し、当該旋回管内に高圧の圧縮空気を供給して、旋回流を発生させ、圧縮空気の熱エネルギーを高温と低温に分離して、冷風を生成する構造であっても差し支えない。
なお、冷風生成装置11を、ペルチェ素子や冷却サイクル等の冷却手段と、前記冷却手段で生成された冷気を気体噴出部材3に冷気を供給するブロア等の気体供給手段とから構成しても差し支えない。
(本考案の作用)
次に、図4を用いて、本考案の作用について説明する。アーク溶接用トーチ50を、気体噴出部材3の気体噴出部3cの直上に移動させると、物体検知センサー9からの検知信号によって、電磁弁16が開放して、冷風生成部11に圧縮空気が供給さ、気体噴出部3cの気体噴出口3aから冷気が噴出する(図4の(A)の状態)。
更に、図4の(B)に示されるように、アーク溶接用トーチ50を下降させて、円弧状の気体噴出部3cに挿通させて、シールドノズル52及びコンタクトチップ55を、液溜め1に貯留されているスパッタ付着防止液49に浸漬させる。
次に、アーク溶接用トーチ50上方に引き上げると、図4の(C)に示されるように、余剰のスパッタ付着防止液49が、シールドノズル52及びコンタクトチップ55の先端に水滴状に付着しているが、シールドノズル52及びコンタクトチップ55の先端が気体噴出部3cを通過する際に、気体噴出部3cの気体噴出口3aから噴出する冷気によって、シールドノズル52及びコンタクトチップ55に付着した余分なスパッタ付着防止液49が掻き落とされる。このため、溶接時にスパッタ付着防止液が溶接部に滴下することがなく、スパッタ付着防止液の溶接部への滴下による溶接不良を防止することが可能となる。
アーク溶接用トーチ50が上方に引き上げられ、物体検知センサー9が、アーク溶接用トーチ50を検知しなくなった場合は、電磁弁16が閉塞し、冷風生成部11への圧縮空気の供給が遮断される。
このように、本考案のスパッタ付着防止液塗布装置20を使用すると、シールドノズル52及びコンタクトチップ55の先端にスパッタ付着防止液が適確に塗布されて、シールドノズル52及びコンタクトチップ55の先端へのスパッタの付着を防止することが可能となる。
なお、所定の溶接回数毎に(或いは、所定時間毎に)、スパッタ付着防止液塗布装置20でシールドノズル52及びコンタクトチップ55の先端にスパッタ付着防止液を塗布させると、スパッタ付着防止液49及び気体噴出部3cの気体噴出口3aから噴出する冷気及により、コンタクトチップ55が冷却され、コンタクトチップ55が軟化しない温度に保つことができ、コンタクトチップ55の寿命がコンタクトチップ55を冷却しない場合と比べて、約2倍となる。ロボットアームに取り付けられているアーク溶接用トーチ50で連続的にアーク溶接を行う場合に、本考案のスパッタ付着防止液塗布装置20を使用して、アーク溶接用トーチ50の先端を液溜め1に貯留されているスパッタ付着防止液に浸漬させることとすると、溶接ラインを長時間停止させる必要がなくスパッタ付着防止液をシールドノズル52及びコンタクトチップ55の先端に塗布することが可能となり、また、作業者がスパッタ付着防止液を塗布する必要がないので、作業者の安全も確保することが可能となる。また、前述したように、コンタクトチップ55の寿命を延ばすことが可能となる。
(総括)
以上説明した実施形態では、気体噴出部材3に冷気を供給しているが、冷却していない圧縮空気を気体噴出部材3に供給したとしても、加熱されているコンタクトチップ55の先端が、液溜め1に貯留されているスパッタ付着防止液49で冷却され、更に、気体噴出部材3の気体噴出口3aから噴出する圧縮空気によってコンタクトチップ55の先端が冷却されるので、コンタクトチップ55の過熱を防止して、コンタクトチップ55の軟化を防止することが可能となる。
図2に示される実施形態では、気体噴出部材3は、液溜め1の内部に配設されているが、気体噴出部材3を液溜め1の開口面上に配設しても差し支えない。
以上、現時点において、もっとも、実践的であり、かつ好ましいと思われる実施形態に関連して本考案を説明したが、本考案は、本願明細書中に開示された実施形態に限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲および明細書全体から読み取れる考案の要旨あるいは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴うスパッタ付着防止液塗布装置もまた技術的範囲に包含されるものとして理解されなければならない。
1 液溜め
1a 回収口
3 気体噴出部材
3a 気体噴出口
3b 終端
3c 気体噴出部
3d 直線部
4 支持部材
4a 気体流通路
9 物体検知センサー
11 冷風生成装置
11a 渦流管
11d 圧縮空気流入口
11e 熱気排出口
11f 冷風排出口
11j 流量弁
15 気体流通管
16 電磁弁
18 流量調整弁
20 スパッタ付着防止液塗布装置
41 圧縮空気供給管
49 スパッタ付着防止液
50 アーク溶接用トーチ
51 チップホルダ
51a ガス供給口
52 シールドノズル
53 ノズルホルダ
55 コンタクトチップ
99 スパッタ

Claims (6)

  1. ソリッドワイヤーが送り出されるコンタクトチップと、このコンタクトチップを包容するように配設され不活性ガスが供給されるシールドノズルを有するアーク溶接用トーチの前記シールドノズル及び前記コンタクトチップの先端にスパッタ付着防止液を塗布するスパッタ付着防止液塗布装置であって、
    スパッタ付着防止液が貯留される有底筒状の液溜めと、
    圧縮空気が噴出する気体噴出口が形成された気体噴出部材とを有し、
    前記液溜めに貯留されたスパッタ付着防止液にシールドノズル及びコンタクトチップの先端を浸漬させた後に、前記気体噴出口から噴出される圧縮空気で、シールドノズル及びコンタクトチップの先端に付着した余剰のスパッタ付着防止液を掻き落とすことを特徴とするスパッタ付着防止液塗布装置。
  2. 気体噴出部材は、円弧状に屈曲された管であり、前記管の終端は閉塞され、前記管の内側面には、周方向所定角度をおいて前記円弧中心に開口した気体噴出口が複数形成され、
    気液噴出部材の気液噴出口は、前記気体噴出部材の円弧中心方向に開口していることを特徴とする請求項1に記載のスパッタ付着防止液塗布装置。
  3. 気体噴出部材は、液溜めの内部又は前記液溜めの開口面上に配設されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のスパッタ付着防止液塗布装置。
  4. 気体噴出部に供給される圧縮空気を冷却して冷気を生成する冷気生成部を更に有することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のスパッタ付着防止液塗布装置。
  5. 冷気生成部は、
    一端に冷風排出口が形成されるとともに、他端に熱気排出口が形成され、更に、一端側側面に圧縮空気が供給される圧縮空気流入口が形成された渦流管を有し、
    前記圧縮空気流入口から供給された圧縮空気が、前記渦流管内で旋回しながら断熱膨張し、低温気体と高温気体に分離され、前記低温気体が前記冷風排出口から排出されるともに、前記高温気体が前記熱気排出口から排出されるように構成されていることを特徴とする請求項4に記載のスパッタ付着防止液塗布装置。
  6. アーク溶接用トーチの気体噴出部材直上への侵入を検知する物体検知センサーと、
    気体噴出部材に供給される圧縮空気の流れを閉塞又は開放する電磁弁を更に有し、
    前記物体検知センサーが、アーク溶接用トーチのスパッタ除去部の直上への侵入を検知した場合に、前記電磁弁を開放させ、
    前記物体検知センサーが、アーク溶接用トーチを検知しなくなった場合に、前記電磁弁を閉塞させるように構成したことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載のスパッタ付着防止液塗布装置。
JP2009009103U 2009-12-22 2009-12-22 スパッタ付着防止液塗布装置 Expired - Lifetime JP3158262U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009009103U JP3158262U (ja) 2009-12-22 2009-12-22 スパッタ付着防止液塗布装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009009103U JP3158262U (ja) 2009-12-22 2009-12-22 スパッタ付着防止液塗布装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3158262U true JP3158262U (ja) 2010-03-25

Family

ID=54861848

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009009103U Expired - Lifetime JP3158262U (ja) 2009-12-22 2009-12-22 スパッタ付着防止液塗布装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3158262U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN112975122B (zh) 焊接气保护装置、激光填丝焊接系统及焊接方法
CN202278309U (zh) 激光焊接飞溅防护气罩装置
JP4961472B2 (ja) 溶接トーチの接触チューブの清掃方法、並びに、溶接トーチおよび接触チューブ
US20190202008A1 (en) Device for Working a Surface of a Workpiece by Means of a Laser Beam and Method for Operating the Device
EP2744619A1 (en) Method and system to start and use combination filler wire feed and high intensity energy source for welding
KR101086691B1 (ko) 플라스마 절단방법 및 그 장치
JP2011041963A (ja) レーザ加工装置におけるレーザ加工ヘッド
JP3158261U (ja) ガスシールドアーク溶接用溶接トーチのクリーナ装置
JP3158262U (ja) スパッタ付着防止液塗布装置
JP3541307B2 (ja) 半田ごて
JP4804512B2 (ja) 照明付きノズル
JP2001205472A (ja) レーザ加工装置
JP3158385U (ja) アーク溶接用トーチクリーナ
CN202278297U (zh) 一种用于特殊焊件的带点焊辅助装置的点焊机
CN106425059A (zh) 自动焊枪防飞溅焊接方法及系统
JP2017209708A (ja) ナットの溶接装置
JP5523928B2 (ja) アーク溶射装置
JP2004009096A (ja) レーザ溶接装置
JP2010284666A (ja) アーク溶接用トーチ
JP3943226B2 (ja) レーザ加工装置のレーザ溶接ヘッド
JP2008075130A (ja) アーク溶射方法とそれに用いる溶射装置
JP2016165737A (ja) レーザ溶接装置
JP5751408B2 (ja) プラズマ溶射方法及びプラズマ溶射装置
JP5717141B2 (ja) プラズマトーチ
JP3754674B2 (ja) イナートガスアーク溶接用トーチノズルへのスパッタ付着防止方法及びその装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100120

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3158262

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130303

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130303

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160303

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term