JP3158199U - ウォータージェットによる塗膜の剥離工法 - Google Patents

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高橋 正光
正光 高橋
高寛 砂川
高寛 砂川
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Abstract

【課題】周囲への飛散を防止し環境への負荷を軽減する強力吸引車、強力吸引車に装備したバキューム機器及び回収型剥離装置の組み合わせを提供する。【解決手段】環境型塗膜剥離剤にて塗膜を軟化させ、回収型剥離装置10を用いてブラスト材を使用することなく常温の超高圧少量水(ウォータージェット)を噴射して既存塗膜を効率よく剥離し、剥離塗膜等を含んだ作業排水を強力吸引車30で完全回収し周囲土壌汚染や空中への飛散を防止し環境への負荷を軽減する。【選択図】図1

Description

本考案は環境型塗膜剥離剤にて塗膜を軟化させ、回収型剥離装置を用いてブラスト材を使用することなく常温の超高圧少量水(ウォータージェット)を噴射して既存塗膜を効率よく剥離し,剥離塗膜等を含んだ作業排水を強力吸引車で完全回収するため周囲への飛散を防止し環境への負荷を軽減する工法に関する。
ガスタンクなどの鋼製屋外構造物、船舶等の塗替工事において,下地処理としての塗膜剥離には一般的には以下の工法が採用されていた。
A)サンダーなどの電動工具,けれん棒などの手工具などを駆使して塗布面の劣化塗膜を除去する最も一般的な工法。
B)ブラスト材を高圧水や圧搾空気とともに塗装面に噴射して劣化塗膜を除去する工法で湿式と乾式がある。
C)比較的多量の高圧温水(水温40℃〜95℃,吐出圧力300kgf/cm〜600kgf/cm)を噴射して劣化塗膜を除去する工法であるが,吐出圧力が比較的低いために剥離効率を向上すべく前もって高性能塗膜軟化剤を塗布している。
上記従来工法には其々以下の欠点があった。
▲1▼共通的には発生する塗膜飛散や騒音防止のための大掛りな足場とシート等による養生設備が必要なこと。
▲2▼工法A)は工事期間が長く,騒音や粉塵が発生すること。本体鋼板表面の損傷の可能性があること。
▲3▼工法B)はブラスト材及び高圧水の飛散やブラスト材の種類によっては本体鋼板表面の損傷の可能性があること。
▲4▼工法C)は吐出圧力が比較的低く大量の高温水が必要であり,作業排水の完全処理が困難なこと。又付着力の強い部分の塗膜を完全剥離するには環境負荷の大きな高性能剥離剤が必要であった。従って環境負荷を小さくするには環境型剥離剤を使用し非剥離部分はサンダー等による補助作業等を必要とした。
特願平9−158071
アマノ機工株式会社カタログ(回収型剥離装置FRWV3000)
本考案は上記従来技術の欠点を解消しようとするものである。
従来の技術は作業時に発生する粉塵や剥離塗膜等を含んだ作業排水の周辺への飛散防止用の養生設備として,足場とシートによる完全な囲いが必要な為に仮設工事の費用と工事期間を必要とした。
しかし,上記の作業に伴い発生する騒音や作業排水の飛散を防ぐことは通常の設備では困難であった。又,強固な塗膜の完全除去には下地の鋼板表面を傷めることがあった。
以下従来の標準的な高圧水による塗膜剥離方法について説明を行う。
準備作業として塗装剥離工事用の足場を作成し,騒音防止や剥離塗膜や圧力水の飛散防止用のシートで完全に囲いを作成する。又,大量の高温圧力水を使用する為予め作業排水の周辺への流出を極力防ぐ為の排水処理等の仮設備が必要である。
本工事は,塗膜を軟化させるために剥離剤を塗布したのち高圧の高温水を噴射して本作業を終わる。
本工事完了後仮設備を解体し作業を終了する。
従って従来工法は環境に負荷を与え工事期間が長く且つ工事費用の増加があった。
本考案の工法は以下の特徴を有するものである。
▲1▼塗膜の状況を見てあらかじめ塗膜表面に環境型の剥離材を塗布し塗膜を軟化させておくことで剥離効果を上げることができる。
▲2▼簡易足場42上の作業員41が回収型剥離装置10を両手で持ち、対象構造物40の表面に押し付け、超高圧水発生装置搭載車20から超高圧ホース21で送られた超高圧(吐出圧力1500kgf/cm〜2400kgf/cmの常温水(水量は毎分10〜12リットル)を回収型剥離装置10のノズルから噴射し効率よく塗膜を剥離させる。なお回収型剥離装置10の重量は約6〜7kgである。
▲3▼作業排水は強力吸引車30にて回収型剥離装置内10の排水バルブ13から排水ホース31を通じて回収し処理する。
以上のように本考案は従来技術の欠点を解消したものである。
以下考案の効果を箇条書きに記述する。
▲1▼環境型剥離剤を塗布し塗膜を軟化させた状態で回収型剥離装置10のノズルから超高圧水噴射による剥離作業を行う為,環境負荷が小さく下地の鋼板表面の損傷がない。
▲2▼塗膜剥離作業はすべて回収型剥離装置10の内部で行い剥離された塗膜等を含んだ作業排水は装置内の排水バルブ13に連結された排水ホース31を通じて強力吸引車30内タンクに回収するので作業場所及び周辺への騒音や作業排水等の飛散がなく土壌汚染を防止できる。
▲3▼その為大掛かりな足場やシート囲いや排水処理等の仮設物が不要となること等で周辺への建設公害を小さくし環境への負荷を最小とし,さらには工事期間の短縮及び工事費用の低減が可能となる。
は本考案の概念図、 は回収型剥離装置の正面図
図により説明する。
対象構造物40の表面には予め環境型剥離剤を塗布し塗膜を軟化させた後,回収型剥離装置10の取手11を作業員41の両手で押さえた状態で超高圧発生車20から超高圧ホース21で送水し回収型剥離装置10の吐出ノズルから超高圧水を噴射し塗膜を除去する。同時に剥離された塗膜を含んだ作業排水は排水バルブ13に連結された排水ホース31を通して強力吸引車30のタンクに回収される。
近年環境負荷を軽減する工法が求められており,工事に伴う騒音振動などの建設公害や周辺への環境負荷が大きい剥離剤の使用望ましくない。本工法は少量で常温の超高圧水を使用(剥離剤には環境型剥離剤のみを使用)するので作業時の騒音振動が大幅に軽減される事,作業排水の完全回収出来る事を特徴とする工法で時代のニーズに沿い,且つ工事費の低減に寄与し産業上に貢献し利用できる。
10 回収型剥離装置
11 回収型剥離装置取手
12 超高圧水流入バルブ
13 排水バルブ
20 超高圧発生装置搭載車
21 超高圧ホース
30 強力吸引車
31 排水ホース
40 対象構造物
41 作業員
42 足場

Claims (1)

  1. 作業対象構造物の塗膜表面に環境型の剥離剤を適宜の手段で塗布し塗膜を軟化させ、回収型剥離装置のノズルから超高圧(吐出圧力1500kgf/cm2〜2400kgf/cm2)の常温小量水(水量10〜15リットル/毎分)を塗装膜面に噴射し塗膜を効率よく剥離させ、その作業水は強力吸引車にて回収型剥離装置内の排水バルブから排水ホースを通じて強力吸引車に回収することを特徴とする鋼構造物等の塗膜剥離工法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019037927A (ja) * 2017-08-24 2019-03-14 ヤマダインフラテクノス株式会社 鋼構造物の保全工法

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