JP3157972B2 - X線露光方法 - Google Patents

X線露光方法

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JP3157972B2 JP31112193A JP31112193A JP3157972B2 JP 3157972 B2 JP3157972 B2 JP 3157972B2 JP 31112193 A JP31112193 A JP 31112193A JP 31112193 A JP31112193 A JP 31112193A JP 3157972 B2 JP3157972 B2 JP 3157972B2
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    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/708Construction of apparatus, e.g. environment aspects, hygiene aspects or materials
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、荷電粒子蓄積リング放
射光等のX線を照明光とするX線露光方に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体素子の微細化に伴って、1
00メガビット以上のDRAMのための最小線幅0.2
5μmのパターンを転写、焼付けすることのできる様々
な露光装置の開発が進んでおり、なかでも荷電粒子蓄積
リング放射光(以下、「SR−X線」という。)を照明
光とするX線露光装置は、転写、焼付けの精度と生産性
の双方にすぐれており、将来性が大きく期待されてい
る。
【0003】SR−X線は大気等による減衰が著しいた
め、超高真空に保たれたビームダクトを通って露光室に
導入される。露光室内は、SR−X線の減衰を防ぐ一方
でウエハやマスクの放熱を促進するためにヘリウムガス
等の減圧雰囲気に保たれており、その圧力、温度および
ヘリウムガスの純度等は、ウエハの露光面におけるSR
−X線のX線強度の変動を防ぐために極めて高精度に制
御される。例えば、SR−X線が露光室の減圧雰囲気を
透過するときのX線透過率の変動を2%以下に押さえる
ことを目的としてその10分の1を露光室の減圧雰囲気
の変動に割振った場合、露光室のヘリウムガスの純度の
変動は0.01%、圧力の変動は±2torr、温度の
変動は±0.1℃以下に管理する必要がある。特にヘリ
ウムガスの純度は、露光室の内壁やマスクの保持装置や
ウエハの位置決めステージ等に付着した空気や位置決め
ステージに用いられるエアーベアリング等から漏出する
ガスによって低下するため、これらの不純ガスを希釈し
て露光室のヘリウムガスの純度を常時99.9%以上に
保つには、例えば99.9999%以上の高純度のヘリ
ウムガスを用いる必要があり、また、その供給量も露光
室の真空度とともに高精度で制御する必要がある。
【0004】図8はSR−X線を露光光とするX線露光
装置の一般例を示すもので、これは、ウエハW0 の位置
決めを行う位置決めステージ101aとマスクM0 を保
持するマスク保持装置101bを収容する露光室101
と、図示しない光源から発生されたSR−X線L0 を超
高真空の状態で露光室101へ導入するためのビームダ
クト102と、露光室101の減圧雰囲気をビームダク
ト102の超高真空雰囲気から遮断するためのベリリウ
ム窓102aと、露光室101の図示しない開口に隣接
し、ゲート弁103aを介して露光室101内と連通す
るロードロック室103を有し、ビームダクト102を
通りベリリウム窓102aを経て露光室101内へ導入
されたSR−X線L0 はマスクM0 を経てウエハW0
露光する。ロードロック室103は、露光室101に対
するウエハやマスクの搬出入時にこれらを一時的に待機
させて露光室101の減圧雰囲気を損うことなくウエハ
やマスクの搬出入を行うためのものである。
【0005】露光室101を排気する第1の排気ライン
104は真空ポンプ104aと弁104bを有し、弁1
04bは、露光室101内の圧力を検出する圧力センサ
105の出力に基いてコントローラ105aによって制
御される。露光室101にヘリウムガスを供給するヘリ
ウムガス供給ライン106は、弁106aと、流量調整
装置106bと、これを制御するコントローラ106c
を有する。また、ロードロック室103を排気する第2
の排気ライン107は真空ポンプ107aと弁107b
を有し、弁107bは、ロードロック室103内の圧力
を検出する圧力センサ108の出力に基いて手動または
コントローラ108aによって操作される。また、ヘリ
ウムガス供給ライン106はロードロック室103へヘ
リウムガスを供給する分岐ライン106dを備えてお
り、分岐ライン106dは弁106eを有する。
【0006】露光室101は、第1の排気ライン104
の真空ポンプ104aによって、まず、露光室101の
内壁や位置決めステージ101a等に付着した空気等の
不純ガスを充分に除去するのに必要な真空度に排気され
る。続いて、弁104bによって排気量を調節し引続き
露光室101を排気しながらヘリウムガス供給ライン1
06の弁106aを開いて純度99.9999%のヘリ
ウムガスを導入する。このようにヘリウムガスを導入し
ながら、露光室101内の圧力を圧力センサ105によ
って検出し、その出力をコントローラ105aによって
第1の排気ライン104の弁104bにフィードバック
することにより露光室101内を所定の圧力に制御す
る。
【0007】露光室101内のヘリウムガスの純度は、
位置決めステージ101a等のエアーベアリングから漏
出するガスによって除々に低下するため、このような漏
出ガスによるヘリウムガスの純度の低下を防ぐことので
きるヘリウムガスの供給量を予め調べておき、これに基
づいて流量調節装置106bを制御しヘリウムガスの供
給量を調節する。このようにして露光室101内のヘリ
ウムガスの純度を99.99%以上に保つ。
【0008】露光室101に対してウエハW0 やマスク
0 を搬出入するときは、第2の排気ライン107によ
ってロードロック室103を減圧し、所定の真空度に到
達したら第2の排気ライン107の弁107bを閉じた
うえでヘリウムガス供給ライン106の分岐ライン10
6dの弁106eを開いてロードロック室103にヘリ
ウムガスを供給する。ロードロック室103が露光室1
01とほぼ同じ圧力に到達したのを確認したうえでゲー
ト弁103aを開く。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の技術によれば、ゲート弁を開くときにはロードロック
室内を所定の真空度に排気したうえで露光室と同じ圧力
になるまでヘリウムガスを導入するだけであるから、ロ
ードロック室内のヘリウムガスの純度を制御することが
できず、ロードロック室内のヘリウムガスの純度が露光
室内のヘリウムガスの純度より低いときにゲート弁が開
かれると、ロードロック室から露光室へ流入する純度の
低いヘリウムガスのために露光室内のヘリウムガスの純
度が低下するおそれがある。このような露光室内のヘリ
ウムガスの純度の低下は、前述のように、露光室の減圧
雰囲気を通ってウエハに到達するまでのSR−X線のX
線透過率を大きく変動させて著しい露光むらを発生す
る。
【0010】本発明は上記従来の技術の有する問題点に
鑑みてなされたものであり、ゲート弁を開いて露光室を
ロードロック室に開放したときに、ロードロック室の雰
囲気ガスによって露光室の雰囲気ガスの純度が低下する
おそれのないX線露光方を提供することを目的とする
ものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明のX線露光方法は、減圧された雰囲気を有する
露光室と開閉手段の開閉によって連通自在であるロード
ロック室または前記露光室の雰囲気ガスの純度を検出す
る工程と、前記ロードロック室および前記露光室の圧力
を検出する工程と、前記露光室を前記ロードロック室
開放する前に、該ロードロック室雰囲気ガスの純度が
前記露光室の雰囲気ガスの純度より高いことを確認する
工程と、前記ロードロック室および前記露光室の圧力が
所定の範囲内にあることを確認する工程を有することを
特徴とする。
【0012】
【0013】
【作用】上記方法によれば、露光室に対する基板やマス
クの搬出入に際しては、ゲート弁等の開閉手段を介して
露光室に連通自在であるロードロック室に前記基板やマ
スクを一時的に待機させる。開閉手段を開いて露光室を
ロードロック室に開放するときはその前に、ロードロッ
ク室を排気したうえで露光室と同じ雰囲気ガスを供給
し、ロードロック室の雰囲気ガスの純度が露光室の雰囲
気ガスの純度より高いことを確認するとともに、ロード
ロック室および露光室の圧力が所定の範囲内にあること
を確認する。これによって、露光室がロードロック室に
開放されてロードロック室の雰囲気ガスが露光室に流入
したときに露光室の雰囲気ガスの純度が低下するのを防
ぐ。
【0014】
【実施例】本発明の実施例を図面に基いて説明する。
【0015】図1は第1実施例を説明する説明図であっ
て、本実施例に用いるX線露光装置は、ウエハW1 の位
置決めを行う位置決めステージ1aとマスクM1 を保持
するマスク保持装置1bを収容する露光室1と、図示し
ない光源から発生されたSR−X線L1 を超高真空の状
態で露光室1へ導入するためのビームダクト2と、露光
室1の減圧された雰囲気をビームダクト2の超高真空雰
囲気から遮断するためのベリリウム窓2aと、露光室1
の図示しない開口に隣接し、開閉手段であるゲート弁3
aを介して露光室1内と連通するロードロック室3を有
し、ビームダクト2を通りベリリウム窓2aを経て露光
室1内へ導入されたSR−X線L1 はマスクM1 を経て
ウエハW1 を露光する。ロードロック室3は、露光室1
に対するウエハやマスクの搬出入時にこれらを一時的に
待機させて露光室1の減圧雰囲気を損うことなくウエハ
やマスクの搬出入を行うためのものである。
【0016】露光室1を排気する第1の排気ライン4は
真空ポンプ4aと弁4bを有し、弁4bは、露光室1内
の圧力を検出する圧力センサ5の出力に基いてコントロ
ーラ5aによって制御される。露光室1に雰囲気ガスで
あるヘリウムガスを供給するヘリウムガス供給ライン6
は、弁6aと、流量調整装置6bと、これを制御するコ
ントローラ6cを有する。また、ロードロック室3を排
気する排気手段である第2の排気ライン7は真空ポンプ
7aと弁7bを有し、弁7bは、ロードロック室3内の
圧力を検出する圧力センサ8の出力を表示する表示装置
8aの表示に基いて手動または図示しないコントローラ
によって操作される。ヘリウムガス供給ライン6はロー
ドロック室3へ雰囲気ガスであるヘリウムガスを供給す
る雰囲気ガス供給手段である分岐ライン6dを備えてお
り、分岐ライン6dは弁6eを有する。
【0017】また、ロードロック室3にはロードロック
室3内のヘリウムガスの純度を検出する純度検出手段で
ある純度センサ9が設けられており、純度センサ9の出
力は表示装置9aに表示される。
【0018】露光室1は、第1の排気ライン4の真空ポ
ンプ4aによって、先ず、露光室1の内壁や位置決めス
テージ1a等に付着した空気等の不純ガスを充分に除去
するのに必要な真空度に排気される。続いて、弁4bに
よって排気量を調節し引続き露光室1を排気しながらヘ
リウムガス供給ライン6の弁6aを開いて純度99.9
999%のヘリウムガスを導入、このようにヘリウムガ
スを導入しながら圧力センサ5によって露光室1内の圧
力を検出し、その出力をコントローラ5aによって第1
の排気ライン4の弁4bにフィードバックすることによ
り露光室1内の減圧雰囲気を所定の圧力に制御する。
【0019】露光室1内の減圧雰囲気のヘリウムガスの
純度は、位置決めステージ1a等のエアーベアリングか
ら漏出するガスによって除々に低下するため、このよう
な漏出ガスによるヘリウムガスの純度の低下を防ぐこと
のできるヘリウムガスの供給量を予め調べておき、これ
に基づいて流量調節装置6bを制御しヘリウムガスの供
給量を調節する。このようにして露光室1内のヘリウム
ガスの純度を99.99%以上に保つ。
【0020】露光室1に対してウエハW1 やマスクM1
を搬出入するときは、第2の排気ライン7によってロー
ドロック室3を減圧し、所定の真空度に到達したら第2
の排気ライン7の弁7bを閉じたうえでヘリウムガス供
給ラインの分岐ライン6dの弁6eを開いてロードロッ
ク室3にヘリウムガスを供給し、純度センサ9の表示装
置9aによってロードロック室3のヘリウムガスの純度
が露光室1のヘリウムガスの純度以上であるのを確認す
るとともに、ロードロック室3の圧力センサ8の表示装
置8aによってロードロック室3の圧力が露光室1とほ
ぼ同じ圧力に到達したのを確認したうえでゲート弁3a
を開く。ゲート弁3aが開いてロードロック室3のヘリ
ウムガスが露光室1へ流入しても、ロードロック室3の
ヘリウムガスの純度が露光室1のヘリウムガスの純度以
上であるために、露光室1のヘリウムガスの純度が低下
するおそれはない。
【0021】次に、ゲート弁3aを開く前にロードロッ
ク室3を減圧し、これにヘリウムガスを供給する手順を
図2と図3に基いて説明する。
【0022】ステップ1でゲート弁3aとヘリウムガス
供給ライン6の分岐ライン6dの弁6eと第2の排気ラ
イン7の弁7bを閉じて、ステップ2でロードロック室
3を大気開放し、ウエハやマスクの搬出入を行い、ステ
ップ3でロードロック室3を閉じて第2の排気ライン7
の弁7bを開き真空ポンプ7aによるロードロック室3
の真空引きを開始する。ステップ4でロードロック室3
の圧力センサ8の出力が所定の値以下になったのを確認
後、ステップ5で第2の排気ライン7の弁7bを閉じて
真空引きを終了し、ステップ6でヘリウムガス供給ライ
ン6の分岐ライン6dの弁6eを開いてロードロック室
3に対するヘリウムガスの供給を開始する。ステップ7
で純度センサ9の表示装置9aによってロードロック室
3内のヘリウムガスの純度が99.99%以上になった
のを確認し、ステップ8でロードロック室3の圧力セン
サ8の表示装置8aによってロードロック室3の圧力が
所定の圧力、例えば148torr以上になったのを確
認後、ステップ9でヘリウムガス供給ライン6の分岐ラ
イン6dの弁6eを閉じてヘリウムガスの供給を終了
し、ロードロック室3のリーク等によってヘリウムガス
の純度が低下するおそれがあればステップ9aで再度純
度センサ9の表示装置9aによってロードロック室3の
純度を確認したうえで、ステップ10でロードロック室
3の圧力センサ8の表示装置8aによってロードロック
室3の圧力が所定の範囲、例えば150±2torrで
あるのを確認し、ステップ11でゲート弁3aを開く。
ステップ10でロードロック室3の圧力センサ8の出力
が所定の値、例えば152torr以上であることが検
出された場合は、ステップ10aで第2の排気ライン7
の弁7bを開いてロードロック室3の真空引きを開始
し、ステップ10bでロードロック室3の圧力センサ8
の出力が152torr以下になったのを確認し、ステ
ップ10cで第2の排気ライン7の弁7bを閉じたうえ
でステップ11でゲート弁3aを開く。
【0023】本実施例によれば、ゲート弁を開く前にロ
ードロック室のヘリウムガスの純度を検出し、これが露
光室の減圧雰囲気のヘリウムガスの純度より高いことを
確認したうえでゲート弁を開くことにより、ロードロッ
ク室の雰囲気ガスが混入しても露光室の雰囲気ガスの純
度が低下するのを避けることができる。
【0024】図4は第2実施例を説明するもので、本実
施例に用いるX線露光装置は、第1実施例の純度センサ
9と同様の純度検出手段である純度センサ19を露光室
1に設けたものであり、第2の排気ライン7による排気
を完了したときのロードロック室3の真空度とこれに続
いてヘリウムガスを供給し所定の減圧雰囲気に到達した
ときのヘリウムガスの純度の関係を予め測定しておき、
ロードロック室3を排気するときに、純度センサ19の
表示装置19aに表示された露光室1のヘリウムガスの
純度に基づいてロードロック室3の真空引き終了時の真
空度を変化させるように構成したものである。すなわ
ち、真空引き終了時のロードロック室3の真空度を露光
室1のヘリウムガスの純度に基づいて調節することで、
ヘリウムガス供給前のロードロック室3の残留ガス量を
調節し、これによってヘリウムガスを供給後のロードロ
ック室3のヘリウムガスの純度が露光室1のヘリウムガ
スの純度より高くなるように調節するものである。露光
室1、ビームダクト2、ロードロック室3、ゲート弁3
a、第1の排気ライン4、露光室1の圧力センサ5、ヘ
リウムガス供給ライン6、第2の排気ライン7、ロード
ロック室3の圧力センサ8等については第1実施例と同
様であるので同一符号で表し、説明は省略する。
【0025】次に本実施例においてゲート弁3aを開く
前にロードロック室3を減圧し、これにヘリウムガスを
供給してロードロック室3の減圧雰囲気を調節する手順
を図5に基づいて説明する。
【0026】まず、予め露光室1の純度センサ19によ
って露光室1のヘリウムガスの純度を測定し、予め測定
されたデータからロードロック室3の真空引き終了時に
必要な真空度を求めておく。
【0027】ステップ21でゲート弁3aとヘリウムガ
ス供給ライン6の分岐ライン6dの弁6eと第2の排気
ライン7の弁7bを閉じてステップ22でロードロック
室3を大気開放し、ウエハやマスクの搬出入を行い、ス
テップ23で第2の排気ライン7の弁7bを開いて真空
ポンプ7aによるロードロック室3の真空引きを開始す
る。ステップ24でロードロック室3の圧力センサ8の
出力が露光室1のヘリウムガスの純度に基づいて予め測
定されたデータによる所定の真空度に到達したのを確認
し、ステップ25で第2の排気ライン7の弁7bを閉じ
て真空引きを終了し、ステップ26でヘリウムガス供給
ライン6の分岐ライン6dの弁6eを開いてヘリウムガ
スの供給を開始する。ステップ27でロードロック室3
の圧力センサ8によってロードロック室3の圧力が所定
の範囲、例えば150±2torrに到達したのを確認
したうえで、ステップ28でヘリウムガス供給ライン6
の分岐ライン6dの弁6eを閉じてヘリウムガスの供給
を終了し、ステップ29でゲート弁3aを開く。
【0028】本実施例は、ゲート弁を開くたびごとにそ
の直前の露光室のヘリウムガスの純度を検出し、これに
基づいてゲート弁を開くときのロードロック室のヘリウ
ムガスの純度を調節するものであるため、第1実施例の
ように予め露光室のヘリウムガスの純度を測定しておく
場合に比べて、より一層確実に、ロードロック室のヘリ
ウムガスの純度が露光室のヘリウムガスの純度より高く
なるように調節し、ロードロック室のヘリウムガスの混
入によって露光室のヘリウムガスの純度が劣化するのを
防ぐことができる。加えて、第1実施例に比べてゲート
弁を開く前のロードロック室の雰囲気の調節の手順が大
幅に簡略化されるという利点も有する。
【0029】次に上記説明した露光装置を利用したデバ
イスの製造方法の実施例を説明する。図6は微小デバイ
ス(ICやLSI等の半導体チップ、液晶パネル、CC
D、薄膜磁気ヘッド、マイクロマシン等)の製造のフロ
ーを示す。ステップ101(回路設計)では半導体デバ
イスの回路設計を行う。ステップ102(マスク製作)
では設計した回路パターンを形成したマスクを製作す
る。一方、ステップ103(ウエハ製造)ではシリコン
等の材料を用いてウエハを製造する。ステップ104
(ウエハプロセス)は前工程と呼ばれ、上記用意したマ
スクとウエハを用いて、リソグラフィ技術によってウエ
ハ上に実際の回路を形成する。次のステップ105(組
立)は後工程と呼ばれ、ステップ104によって作製さ
れたウエハを用いて半導体チップ化する工程であり、ア
ッセンブリ工程(ダイシング、ボンディング)、パッケ
ージング工程(チップ封入)等の工程を含む。ステップ
106(検査)ではステップ105で作製された半導体
デバイスの動作確認テスト、耐久性テスト等の検査を行
う。こうした工程を経て半導体デバイスが完成し、これ
が出荷(ステップ107)される。
【0030】図7は上記ウエハプロセスの詳細なフロー
を示す。ステップ111(酸化)ではウエハの表面を酸
化させる。ステップ112(CVD)ではウエハ表面に
絶縁膜を形成する。ステップ113(電極形成)ではウ
エハ上に電極を蒸着によって形成する。ステップ114
(イオン打込み)ではウエハにイオンを打ち込む。ステ
ップ115(レジスト処理)ではウエハに感光剤を塗布
する。ステップ116(露光)では上記説明した露光装
置によってマスクの回路パターンをウエハに焼付露光す
る。ステップ117(現像)では露光したウエハを現像
する。ステップ118(エッチング)では現像したレジ
スト像以外の部分を削り取る。ステップ119(レジス
ト剥離)ではエッチングが済んで不要となったレジスト
を取り除く。これらのステップを繰り返し行うことによ
って、ウエハ上に多重に回路パターンが形成される。本
実施例の製造方法を用いれば、従来は製造が難しかった
高集積度の半導体デバイスを製造することができる。
【0031】
【発明の効果】本発明は上述のように構成されているの
で、以下に記載するような効果を奏する。
【0032】ゲート弁を開いて露光室をロードロック室
に開放したときにロードロック室の雰囲気ガスによって
露光室の雰囲気ガスの純度が低下するのを防ぐことがで
きる。その結果、露光室の雰囲気ガスの純度の変化に起
因する露光むらを防ぎ、高精度の転写、焼付けを実現で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例を説明する説明図である。
【図2】第1実施例のロードロック室の雰囲気を調節す
る手順の前半を示すシーケンス図である。
【図3】第1実施例のロードロック室の雰囲気を調節す
る手順の後半を示すシーケンス図である。
【図4】第2実施例を説明する説明図である。
【図5】第2実施例のロードロック室の雰囲気を調節す
る手順を示すシーケンス図である。
【図6】半導体デバイスの製造フローを示すシーケンス
図である。
【図7】ウエハプロセスを示すシーケンス図である。
【図8】従来例を説明する説明図である。
【符号の説明】
1 露光室 2 ビームダクト 2a ベリリウム窓 3 ロードロック室 3a ゲート弁 4 第1の排気ライン 5,8 圧力センサ 6 ヘリウムガス供給ライン 7 第2の排気ライン 9,19 純度センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H01L 21/30 531E (56)参考文献 特開 昭63−80531(JP,A) 特開 平2−77809(JP,A) 特開 平2−94516(JP,A) 特開 平5−109660(JP,A) 特開 昭60−225426(JP,A) 特開 平5−283367(JP,A) 特開 平5−171140(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/027 G03F 7/20 503 G03F 7/20 521 G21K 5/00 G21K 5/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 減圧された雰囲気を有する露光室と開閉
    手段の開閉によって連通自在であるロードロック室また
    は前記露光室の雰囲気ガスの純度を検出する工程と、前
    記ロードロック室および前記露光室の圧力を検出する工
    程と、前記露光室を前記ロードロック室に開放する前
    に、該ロードロック室雰囲気ガスの純度が前記露光室
    の雰囲気ガスの純度より高いことを確認する工程と、前
    記ロードロック室および前記露光室の圧力が所定の範囲
    内にあることを確認する工程を有することを特徴とする
    X線露光方法。
  2. 【請求項2】 検出された露光室の雰囲気ガスの純度に
    基づいてロードロック室の真空度を調節したうえで該ロ
    ードロック室に雰囲気ガスを導入する工程を有すること
    を特徴とする請求項1記載のX線露光方法。
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