JP3157345B2 - デジタル信号記録装置 - Google Patents

デジタル信号記録装置

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JP3157345B2
JP3157345B2 JP11160793A JP11160793A JP3157345B2 JP 3157345 B2 JP3157345 B2 JP 3157345B2 JP 11160793 A JP11160793 A JP 11160793A JP 11160793 A JP11160793 A JP 11160793A JP 3157345 B2 JP3157345 B2 JP 3157345B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、メモリを利用してデジ
タル信号を時間軸圧縮して記録を行うデジタル信号記録
装置に係り、特に、消費電力の削減を図ったデジタル信
号記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル信号を光磁気ディスク等の媒体
に記録するデジタル信号記録装置としては、例えば特開
平4−351748号公報に示される如く、記録するデ
ジタル信号を時間軸圧縮することにより記録時間を確保
して媒体の小型化を図ったものが知られている。
【0003】このようなデジタル信号記録装置は、通
常、所定単位でデジタル信号処理を行う関係上、また、
前述の如く時間軸圧縮を行う関係上、記録するデジタル
信号をメモリに一旦記憶し、また、間欠的に信号記録を
行っている。
【0004】ところで、間欠的に信号記録を行う装置に
おいては、電力消費が大である信号記録を一度に連続し
て行わずに済むので、電源として電池を使用した場合に
おいて、電池の特性上の理由から電池の消耗が軽減され
るという利点を有する。
【0005】前述した公報の記録装置においては、更に
装置の動作モードの設定に応じて所定の回路への電源供
給を制御することにより消費電力の削減を図っている。
すなわち、前記記録装置においては、OFF釦の操作に
連動して電源供給を停止し、また、電源オンとストップ
の設定を兼ねるON/STOP釦の操作によりデータ圧
縮記憶手段のみに電源供給を行い、記録の設定を行うR
EC釦の操作によりデータ圧縮記憶手段と記録機構の両
方に電源供給を行うようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、時間軸圧縮
して間欠的に信号記録を行う装置においては、媒体の駆
動速度を高速にしたり、あるいはアクセス動作の為に記
録ヘッドの駆動を頻繁に行う為に電力消費が多くなるの
で、また、携帯可能な装置へのニーズも高いので、前述
の如く消費電力の削減を図っても電池の持続時間の点で
まだまだ満足のいくものではなく、更なる消費電力の削
減が望まれている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、電源を少なく
とも2系統の電源供給路に分けて各回路に供給する電源
回路と、メモリから読み出されたデータをディスクに記
録するのに用いられる各回路の少なくとも一部に電源供
給を行う為の電源供給路に挿入された遮断手段と、ディ
スクへのデータ記録が行われる為に前記メモリからのデ
ータの読み出しが所定単位完了するごとにその旨を示す
読み出し完了検出出力を発生する読み出し完了検出手段
と、前記メモリのデータ備蓄量が該メモリの記憶容量の
所定の設定量になったときにその旨を示すデータ量検出
出力を発生するデータ量検出手段と、該データ量検出手
段からのデータ量検出出力により前記遮断手段を作動さ
せる制御を行うとともに、前記読み出し完了検出手段か
らの読み出し完了検出出力により前記遮断手段の作動を
解除させる制御を行う電源制御手段と、等線速度制御及
び等角速度制御の2方式によりディスクの回転速度が可
能なディスクサーボ回路と、前記電源制御手段による制
御に応じて前記ディスクサーボ回路の回転方式の制御を
切換える回転方式切換制御手段とを備え、ディスクへの
データの記録が所定単位完了してからメモリのデータ備
蓄量が設定量に達するまでの期間、メモリから読み出さ
れたデータをディスクに記録するのに用いられる所定回
路への給電を停止するとともに、前記ディスクサーボ回
路によるディスクの回転制御がその給電停止直前の回転
数に保持されるべく等角速度制御になるようにしてい
る。
【0008】
【0009】
【作用】本発明は、ディスクへのデータの記録が所定単
位完了してからメモリのデータ備蓄量が設定量に達する
までの期間、ディスクへの書き込みが行えない状態にな
ることを考慮し、その間にメモリから読み出されたデー
タをディスクに記録するのに用いられる所定回路への給
電を停止するようにしている。また、その給電停止期
間、ディスクサーボ回路によるディスクの回転制御を等
線速度制御から給電停止直前の回転数に保持される等角
速度制御に切換えておくことにより等線速度制御に必要
な信号をディスクから読み出すことなくディスクの回転
制御を行えるようにするとともに、給電再開後に等線速
度制御への移行を速やかに行えるようにしている。
【0010】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す回路ブロック
図である。同図の回路は、CDフォーマットに準拠した
光磁気ディスクに対応したヘッドホンタイプの携帯用デ
ジタル信号記録装置を示すものである。
【0011】同図において、1は記録時にディスクDに
レーザー光を照射して局所的に磁性膜の磁化を消失させ
る光ヘッドである。前記光へッド1は、出射したレーザ
ー光によりディスクDにあらかじめ形成されているプリ
グルーブと称されるプリフォーマット・パターンのトレ
ースを行う為にも用いられる。
【0012】2はディスクDのプリグルーブをトレース
することにより光ヘッド1から得られるRF信号(高周
波信号)を増幅し、波形整形するRFアンプ、3は該R
Fアンプ2を介して得られるRF信号を波形整形したデ
ジタル信号からプリグルーブに記録されているアドレス
情報となる絶対時間(ATIP:AbsoluteTi
me In Pre−groove)を復調するATI
Pデコーダ、4は光ヘッド1からのレーザー光をディス
クDの記録面に合焦させるフォーカシング制御及び前記
レーザー光をディスクDのプリグルーブに追従させるト
ラッキング制御を行うとともに、光ヘッド1全体をディ
スクDの径方向に送るフィード送り制御を行う光ヘッド
サーボ回路、5は該光ヘッドサーボ回路4を介して得ら
れるレーザー光の焦点とディスクDの記録面との誤差量
を示すフォーカスエラー信号からその直流電圧成分を抽
出し、抽出した直流電圧成分に対応する直流バスアス電
圧を光ヘッドサーボ回路4のフォーカスサーボ系に帰還
するフォーカスバイアス帰還回路である。前記フォーカ
スバイアス帰還回路5は、抽出した直流電圧成分をデー
タ化して記憶する機能を有しており、フォーカシング制
御のサーボが外れたときに記憶したデータを元にサーボ
が外れる直前まで得られていた直流電圧成分に対応した
直流バイアス電圧を光ヘッドサーボ回路4に帰還するこ
とにより光ヘッド1からのレーザー光の焦点をディスク
Dの記録面付近に固定しておき、ディスクの回転により
生ずる面振れを利用して前記レーザー光の焦点を自動的
にフォーカスサーボ領域に引き込むのに用いられる。
【0013】6はディスクDを回転駆動するスピンドル
モータ、7は該スピンドルモータ6の駆動及び制御を行
うディスクサーボ回路である。前記ディスクサーボ回路
7は、ATIPデコーダ3によりプリグルーブから取り
出される22.05KHzのFM信号のウォブリング信
号を用いてディスクDを所定の線速度一定で回転させる
べくスピンドルモータ6の回転制御を行う。
【0014】8はディスクサーボ回路7からスピンドル
モータ6に供給される駆動電圧に対応する直流バイアス
電圧を選択的にディスクサーボ回路7に帰還する回転バ
イアス帰還回路である。前記回転バイアス帰還回路8
は、ディスクサーボ回路7からの駆動電圧をデータ化し
て記憶する機能を有しており、ディスクサーボ回路7に
よりディスクDの等線速度制御が行えなくなったとき、
記憶データを元にして直前までの駆動電圧に対応した直
流バイアス電圧をディスクサーボ回路7に帰還すること
によりスピンドルモータ6に一定電圧を印加し、ディス
クDを直前までの光ヘッド1のトレース位置に対応した
回転数で等角速度制御するのに用いられる。
【0015】9は入力端子10に入力されるアナログの
オーディオ信号をデジタルデータに変換するA/D変換
器、11は該A/D変換器9からのデジタルデータを信
号圧縮するデータ圧縮回路、12は該データ圧縮回路1
1により圧縮されたデジタルデータを一旦記憶するバッ
ファの役割を果たすRAM、13は該RAM12へのデ
ジタルデータの書き込み及び前記RAM12からのデジ
タルデータの読み出しを制御するRAM制御回路であ
る。
【0016】前記RAM制御回路13には、デジタルデ
ータのRAM12への書き込みを行わせる書き込みアド
レスを発生するとともに、デジタルデータのRAM12
からの読み出しを行わせる読み出しアドレスを発生する
アドレス発生手段14と、該アドレス発生手段14から
書き込みアドレスが発生される度にカウントアップされ
るとともに、読み出しアドレスが発生される度にカウン
トダウンされるアップダウンカウンタにより構成され、
そのカウント値が設定値になったときにその旨を示す検
出出力を発生することによりRAM12のデータ備蓄量
がRAM12の記憶容量のある程度満杯に近い所定量、
例えば80%になったことを検出するデータ量検出手段
15と、RAM12からのデータの読み出しが、ディス
クDへの記録を効率良く行えるようにあらかじめ設定さ
れた、ある程度のまとまりである所定単位完了するごと
にその旨を示す読み出し完了検出出力を発生する読み出
し完了検出手段16とが備えられている。
【0017】17は再生時の種々の制御に用いられるア
ドレス情報等のサブコードを生成するサブコード生成回
路、18はRAM12から読み出されたCDフォーマッ
トに準拠した記録データとするべく、信号変調を行うと
ともに、誤り訂正符号用データ及び前記サブコード生成
回路17からのサブコードを付加するCDエンコーダ、
19は光ヘッド1によりディスクDの磁性膜の磁化が消
失された部分にデジタル信号を記録する磁気ヘッド、2
0はCDエンコーダ18から出力される記録データに応
じて前記磁気ヘッド19を駆動する磁気ヘッド駆動回路
である。
【0018】21はディスクDへの記録制御方法、各種
サーチ方法及び光ヘッド1のフォーカシング導入方法
等、基本的動作のプログラムが書き込まれており、各回
路を集中制御することにより種々の動作制御を行うマイ
クロコンピュータにより構成されたシステム制御回路で
ある。
【0019】前記システム制御回路21には、RAM制
御回路13からのRAM12のデータ備蓄量の検出出力
及び読み出し完了検出出力を受けてATIPデコーダ3
により復調されるアドレス情報を参照してディスクDの
記録を行う位置に光ヘッド1によるトレース位置を移動
させるべくアクセス動作を制御するアクセス制御手段2
2と、回転バイアス帰還回路8を制御することにより選
択的にディスクサーボ回路7に直流バイアス電圧を帰還
する状態に切換え、該ディスクサーボ回路7による回転
方式の制御を切換える回転方式切換手段23と、各回路
への電源供給を制御する電源制御手段24とが備えられ
ている。
【0020】25は各回路に供給する電源を発生し、そ
の電源を2系統の電源供給路により供給する電源回路、
26は所定の1系統の電源供給路に挿入され、電源制御
手段24により開閉が制御されるリレーである。
【0021】次に動作に付いて説明する。
【0022】入力端子10にアナログのオーディオ信号
が入力されると、そのオーディオ信号はA/D変換器9
によりデジタルデータに変換された後にデータ圧縮回路
11により信号圧縮され、RAM制御回路13の制御に
応じてRAM12に書き込まれる。前記RAM12に書
き込まれたデジタルデータは、前記RAM制御回路13
の制御に応じて所定単位ごとに間欠的に読み出され、C
Dエンコーダ18により信号変調されるとともに、誤り
訂正符号用データ及びサブコードが付加され、CDフォ
ーマットに準拠した記録データに成される。そして、そ
の記録データは、磁気ヘッド駆動回路20に供給され、
それにより磁気ヘッド19は前記記録データに応じて駆
動される。
【0023】ここで、RAM制御回路13には、システ
ム制御回路21との間で各種制御信号の授受が行われ、
RAM12へのデータの書き込み及び該RAM12から
のデータの読み出しは、前記システム制御回路21によ
り開始タイミングが制御される。そして、RAM制御回
路13の制御によりRAM12からのデータの読み出し
が行われる状態、すなわち、ディスクDに記録データの
記録が行われる状態になるタイミングは、ディスクDに
先に記録された記録済データに連続して書き込まれるよ
うに光ヘッド1のトレース位置がアクセス動作によりデ
ィスクDの正しい記録位置に変位され、かつ、光ヘッド
1のトレース位置に応じてディスクDが等線速度制御で
正しく回転駆動されたことがシステム制御回路21によ
り検出された時点となる。
【0024】したがって、磁気ヘッド19が記録データ
に応じて駆動されるときには、既に、光ヘッド1のトレ
ース位置がディスクDの正しい記録位置に変位されてい
るとともに、ディスクDが等線速度制御で正しく回転駆
動されているので、磁気ヘッド19が駆動されることに
より記録データのディスクDへの記録が正しく行われる
ことになる。
【0025】ところで、RAM制御回路13の制御によ
るRAM12におけるデータの書き込み及び読み出し
は、それぞれアドレス発生手段14から発生される書き
込みアドレス及び読み出しアドレスに応じて行われる
が、書き込みアドレスと読み出しアドレスとの発生数の
差を検出することでデータ量検出手段15によりRAM
12のデータ備蓄量が検出されている。前記データ量検
出手段15は、RAM12のデータ備蓄量が所定量にな
ったときにその旨を示すデータ量検出出力を発生する。
【0026】また、RAM12からのデータの読み出し
が所定単位完了すると、読み出し完了検出手段16はそ
の旨を示す読み出し完了検出出力を発生する。
【0027】データ量検出手段15によりデータ量検出
出力が発生され、RAM12のデータ備蓄量が一度に記
録される所定単位以上となるRAM12の記憶容量の8
0%に達したことが検出されると、RAM制御手段13
によりRAM12からデータの読み出しが所定単位ごと
に行われるようになる。
【0028】また、読み出し完了検出手段16により読
み出し完了検出出力が発生されると、RAM制御手段1
3によりRAM12からのデータの読み出しが中止さ
れ、RAM12のデータ備蓄量が再び一度に記録される
所定単位に達するまで次のデータ記録に備えてRAM1
2のデータ備蓄が行われるようになる。
【0029】すなわち、RAM12のデータ備蓄量が一
度に記録される所定単位に達すると、ディスクDへの記
録データの記録が行われ、その記録の為にRAM12に
備蓄されたデータが消費されると、データ備蓄量が前記
所定単位に達するまで待機し、再びデータ備蓄量が前記
所定単位に達すると、ディスクDへの記録を再開すると
いう具合に間欠記録によりディスクDに記録データが記
録されていく。
【0030】ところで、データ量検出手段15から発生
されるデータ量検出出力及び読み出し完了検出手段16
から発生される読み出し完了検出出力は、それぞれシス
テム制御回路21内に備えられた電源制御手段24を作
動させるトリガー信号となり、該電源制御手段24は前
記読み出し完了検出出力が供給されると、リレー26を
遮断させる制御を行い、一方、前記データ量検出出力が
供給されると、前記リレー26を閉結させる制御を行
う。その為、RAM12からのデータの読み出しが所定
単位完了するごとにリレー26の遮断が行われるととも
に、データ備蓄量がRAM12の記憶容量の80%であ
る所定量に達するごとにリレー26の閉結が行われるよ
うになる。
【0031】リレー26が遮断されると、RAM12か
ら読み出されたデジタルデータを記録データにし、ディ
スクDに記録するのに使用される図1の一点鎖線により
囲まれた各回路への電源供給が停止され、スリープ状態
になり、前記各回路が動作されなくなるとともに、その
各回路における電力消費が停止される。尚、前記各回路
は、ディスクDへの記録を行わない期間に必要としない
ので、この期間のRAM12にデータを備蓄するという
動作に何ら支障がない。
【0032】一方、RAM12のデータ備蓄量が記憶容
量の80%である所定量に達し、リレー26が閉結され
ると、図1の一点鎖線により囲まれた各回路への電源供
給が再開され、スリープ状態が解除される。その為、R
AM12のデータ備蓄量が再び一度に記録される所定単
位に達した状態でディスクDへの記録が再開されるよう
になる。
【0033】ところで、データ量検出手段15からデー
タ量検出出力が発生され、スリープ状態に移行されると
き、回転方式切換手段23により回転バイアス帰還回路
8の動作が切換えられる。前記回転バイアス帰還回路8
は、ディスクサーボ回路7からスピンドルモータ6に印
加される駆動電圧に応じて算出されたデータを記憶して
いるが、前記回転バイアス帰還回路8はデータ量検出手
段15からデータ量検出出力が発生されると、データの
書き込みが中止され、スリープ状態になる直前のデータ
が記憶されたままとなる。その為、前記回転バイアス帰
還回路8から発生される直流バイアス電圧は、その記憶
されているデータに応じた電圧値に固定される。
【0034】したがって、ディスクサーボ回路7による
回転制御方式が等線速度制御から等角速度制御に切換え
られ、スピンドルモータ6がスリープ状態になる直前の
回転数に保持されて回転されるように制御される。
【0035】ここで、回転方式切換手段23は、読み出
し完了検出手段16から読み出し完了検出出力が発生さ
れ、スリープ状態が解除されるとき、ディスクサーボ回
路7による回転制御方式を等角速度制御から等線速度制
御に戻すが、スリープ状態においてディスクDの回転が
光ヘッド1によるトレース位置に応じた角速度一定に保
持されるので、スリープ状態が解除されたときに速やか
に等線速度制御に移行し、その間の高速化が図れる。
【0036】また、スリープ状態に移行されるとき、フ
ォーカスバイアス帰還回路5の動作が休止される。前記
フォーカスバイアス帰還回路5は、フォーカスエラー信
号の直流電圧成分を抽出し、ディスクの最大の回転周期
より少許長い間隔ごとにその直流電圧成分に応じて算出
されるデータを記憶しているが、前記フォーカスバイア
ス帰還回路5はデータ量検出手段15からデータ量検出
出力が発生されると、光ヘッドサーボ回路4の動作停止
に伴ってフォーカスエラー信号の直流電圧成分の抽出を
停止し、スリープ状態になる直前のデータを記憶した状
態で待機される。そして、前記フォーカスバイアス帰還
回路5は、読み出し完了検出手段16から読み出し完了
検出出力が発生され、光ヘッドサーボ回路4の動作が再
開されると、スリープ状態になる直前のデータに応じた
直流バイアス電圧を光ヘッドサーボ回路4のフォーカス
サーボ系に帰還するようになるので、光ヘッド1の焦点
がディスクDの記録面付近に強制的に変位される。その
為、ディスクDの回転の際に生じる面振れにより光ヘッ
ド1の焦点がフォーカスサーボ領域内に入る状態が生
じ、自動的にフォーカスサーボに引き込まれるようにな
る。
【0037】したがって、スリープ状態が解除されたと
きに速やかにフォーカスサーボ状態に復帰し、その間の
高速化が図れる。
【0038】このように、スリープ状態が解除される
と、速やかにディスクDの回転が等線速度制御状態にな
るとともに、光ヘッド1がフォーカスサーボ状態にな
り、ディスクDに記録が行える状態に短時間に復帰し、
スリープ状態からその状態が解除されるまでの切換時間
が短縮化され、この間にRAM12に備蓄されるデータ
量の増加が抑えられる。その為、記録を行う時点で、オ
ーバーフロー防止に備えて確保するRAM12の記憶容
量の余裕を少な目に設定することができ、RAM12の
記憶容量を有効に利用することができる。
【0039】図2は、本発明の別の実施例を示す回路ブ
ロック図の主要部分を示すもので、図2において、図1
と同一の回路には同一の図番を付しているとともに、図
2に示されていない各回路は図1と同一の構成と成され
ている。
【0040】図2において、図1と異なる点は、データ
量検出手段30がRAM12のデータ備蓄量がRAM1
2の記憶容量のある程度満杯に近い所定量である80%
になったことを示す第1のデータ量検出出力の他に、そ
のデータ備蓄量がRAM12の記憶容量のある程度空に
近い所定量、例えば20%になったことを示す第2のデ
ータ量検出出力を発生するように成されている。そし
て、電源制御手段24は、前記第1及び第2のデータ量
検出出力をトリガー信号として作動し、前記第2のデー
タ量検出出力が供給されると、リレー26を遮断させる
制御を行い、一方、前記第1のデータ量検出出力が供給
されると、前記リレー26を閉結させる制御を行う。そ
の為、RAM12のデータ備蓄量が記憶容量の20%以
下に減少すると、リレー26の遮断が行われ、スリープ
状態になるとともに、RAM12のデータの備蓄が行わ
れ、そのデータ備蓄量が記憶容量の80%に達すると、
リレー26の閉結が行われ、スリープ状態が解除され
る。
【0041】したがって、ディスクDへの記録が行われ
てから次の記録が行われるまでの期間、RAM12から
読み出されたデジタルデータを記録データにし、ディス
クDに記録するのに使用される各回路での電力消費が停
止される。
【0042】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明に依れば、メモ
リのデータ備蓄量がディスクへの書き込みが行えない状
態において、メモリから読み出されたデータをディスク
に記録するのに用いられる所定回路への給電が停止され
て消費電力の削減が図れ、特に、メモリのデータ備蓄量
が設定量に達するまでのディスクへの書き込みが行えず
等線速度制御に必要な信号をディスクから読み出す必要
のない状況において、ディスクの回転制御を等線速度制
御からディスクのトレース位置に対応した等角速度制御
に切換えるようにしているので、ディスクへの書き込み
が行えない状態においてディスクの再生系統の回路への
給電を停止することを可能として消費電力の削減が図れ
るとともに、ディスクが給電停止直前の回転数に保持さ
れ、給電再開後速やかに等線速度制御に移行し、ディス
クへの書き込み可能状態に復帰させるのを高速化するの
に有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す回路ブロック図であ
る。
【図2】本発明の別の実施例を示し、主要部分を示す回
路ブロック図である。
【符号の説明】
1 光ヘッド 4 光ヘッドサーボ回路 5 フォーカスバイアス帰還回路 6 スピンドルモータ 7 ディスクサーボ回路 8 回転バイアス帰還回路 12 RAM 13 RAM制御回路 15,30 データ量検出手段 16 読み出し完了検出手段 19 磁気ヘッド 20 磁気ヘッド駆動回路 21 システム制御回路 23 回転方式切換手段 24 電源制御手段 25 電源回路 26 リレー

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリに一旦記憶するデータを用いて、
    線速度一定で駆動されるディスクにデジタル信号を所定
    単位で間欠的に記録するデジタル信号記録装置であっ
    て、電源を少なくとも2系統の電源供給路に分けて各回
    路に供給する電源回路と、メモリから読み出されたデー
    タをディスクに記録するのに用いられる各回路の少なく
    とも一部に電源供給を行う為の電源供給路に挿入された
    遮断手段と、ディスクへのデータ記録が行われる為に前
    記メモリからのデータの読み出しが所定単位完了するご
    とにその旨を示す読み出し完了検出出力を発生する読み
    出し完了検出手段と、前記メモリのデータ備蓄量が該メ
    モリの記憶容量の所定の設定量になったときにその旨を
    示すデータ量検出出力を発生するデータ量検出手段と、
    該データ量検出手段からのデータ量検出出力により前記
    遮断手段を作動させる制御を行うとともに、前記読み出
    し完了検出手段からの読み出し完了検出出力により前記
    遮断手段の作動を解除させる制御を行う電源制御手段
    、等線速度制御及び等角速度制御の2方式によりディ
    スクの回転速度が可能なディスクサーボ回路と、前記電
    源制御手段による制御に応じて前記ディスクサーボ回路
    の回転方式の制御を切換える回転方式切換制御手段と
    備え、ディスクへのデータの記録が所定単位完了してか
    らメモリのデータ備蓄量が設定量に達するまでの期間、
    メモリから読み出されたデータをディスクに記録するの
    に用いられる所定回路への給電を停止するとともに、
    記ディスクサーボ回路によるディスクの回転制御がその
    給電停止直前の回転数に保持されるべく等角速度制御に
    なるようにしたことを特徴とするデジタル信号記録装
    置。
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