JP3156884U - 吊下げ具 - Google Patents

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Abstract

【課題】フックを支持部材によって回転自在に支持し、必要に応じてフックの回転を防止することを可能にすることにある。【解決手段】ランドセル(鞄等の携帯手段)Rに固定する支持部材2と、環状部33で支持部材2に揺動自在に連結されたフック部材3とを備え、フック部材3は環状部33に回転自在に連結されたフック31と、一端部がフック31における差込口3aの一方の端部31aに回動自在に取り付けられ、他端部がフック31における差込口3aの他方の端部31bに内側から弾性力をもって当接するゲート32とを有し、支持部材2及びフック部材3はフック31が自由に回転可能な形状に形成され、支持部材2はフック31における差込口3aの背後位置の主幹部31cが支持部材2に押し付けられた際に、主幹部31cとの関係でフック31の回転を抑制することになる回転抑制部23を有する構成になっている。【選択図】図1

Description

本考案は、鞄等の携帯手段に設けることによって種々の物品の吊下げに用いる吊下げ具に関するものである。
この種の吊下げ具としては、図7において、符号6で示すものが知られている(例えば、特許文献1)。この吊下げ具6は、鞄等の携帯手段としてのランドセルRの襠部Raに固定的に取り付けることになる支持部材7と、この支持部材7に揺動自在に設けられたフック部材8とを備えている。襠部Raは、ランドセルRの左右の側面部分を構成するものである。この襠部Raには、襠ベルトRbが横方向に横断するように設けられている。
支持部材7は、リベットRcによって襠ベルトRbと共に襠部Raに固定されるようになっている。フック部材8は、上端部に設けた環状部83によって支持部材7の係止部71に吊下げられるようにして連結され、支持部材7における係止部71の下側の表面部分に対して離接する方向Aに揺動自在となっている。その支持部材7の表面部分は、襠部Raの表面に沿うような形状になっている。
この場合、フック部材8は、上述した環状部83と、この環状部83の下側にあって当該環状部83と一体に形成されたフック81と、このフック81の差込口8aを開閉するゲート82とを備えた構成になっている。ゲート82は、その基端部がフック81における差込口8aの上方の端部81aに回動自在に取り付けられていると共に、その先端部がフック81における差込口8aの下方の端部81bに内側から所定の弾性力をもって当接するようになっている。
このように構成された吊下げ具6においては、例えばループ状の紐(図示せず)をゲート82に押し付けてフック81内に挿入することにより、その紐をフック81によって確実に保持し、これにより、その紐に一体的に設けられた例えば袋をランドセルRの横に吊下げることができる。この場合、フック部材8が襠部Raに沿う支持部材7の表面部分に対して離接する方向Aに揺動するようにはなっているものの、支持部材7に対して回転自在とはなっていないので、紐をゲート82の上から押し付けた場合でも、そのゲート82が横に逸れるようにフック部材8が回転することがない。即ち、紐をゲート82に押し付けた際には、フック81が支持部材7の表面に当接した後、その押付力がゲート82に作用して当該ゲート82が内方に移動し、差込口8aが開くことから、その差込口8aから当該紐をフック81内に簡単に差し込むことができる。
しかしながら、上記従来の吊下げ具6においては、フック部材8が支持部材7に対して回転自在な構造にはなっていないので、ランドセルRを背負って歩いているうち、袋が回転し、フック81に吊下げた紐がねじれた状態になってしまうという問題があった。このような問題を解消するためには、フック81を支持部材7に対して回転自在に構成し、当該フック81が袋の回転に伴って自由に回転するようにすればよい。しかし、フック81が支持部材7に対して自由に回転するようになると、紐をゲート82の上から押し付けた際に、フック81が回転してゲート82の部分が横に逸れてしまい、その押付力がゲート82にうまく作用しなくなる。このため、紐をフック81内に挿入することが難しくなるという問題があった。
実登2546948号公報
本考案は、上記事情に鑑みてなされたものであり、フックが支持部材に対して自由に回転することができ、かつ必要に応じてフックの回転を防止することのできる吊下げ具を提供することを課題としている。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の考案は、鞄等の携帯手段に固定的に取り付けられる支持部材と、上端部に設けた環状部によって前記支持部材に揺動自在に連結されたフック部材とを備えた吊下げ具であって、前記フック部材は、前記環状部の下側にあって当該環状部に回転自在に連結されたフックと、一端部が前記フックにおける差込口の一方の端部に回動自在に取り付けられ、他端部が当該フックにおける差込口の他方の端部に内側から弾性力をもって当接するゲートとを有しており、前記支持部材及び前記フック部材は、前記フックが前記環状部に吊下げられた状態で自由に回転することが可能な形状に形成され、前記支持部材は、前記フックにおける前記差込口の背後に位置する主幹部が当該支持部材に押し付けられた際に、当該主幹部との関係で当該フックの回転を抑制することになる回転抑制部を有していることを特徴としている。
請求項2に記載の考案は、請求項1に記載の考案において、前記回転抑制部は、前記フック部材が前記支持部材側に揺動した際に前記主幹部が入るように当該支持部材の表面に対して凹状に形成され、かつ前記主幹部が揺動により入った際には前記フックの回転の妨げにならない深さであって、当該主幹部が入って内方に押し付けられた際に当該フックの回転を抑制することになる深さに形成されていることを特徴としている。
請求項3に記載の考案は、請求項1又は2に記載の考案において、前記フックは、前記主幹部が棒状の部材によって形成されていると共に、当該主幹部の背面が前記回転の方向に対応する方向である幅方向において直線状となるような面によって形成されており、前記回転抑制部における前記主幹部の前記背面に対向する受面は、当該背面の幅方向に対応する方向において直線状となるような面によって形成されており、前記背面の幅方向の寸法は、前記フック部材の揺動により当該背面が前記受面に当った際には前記フックの回転の妨げにならず、当該背面が前記受面に押し付けられた際に当該フックの回転を抑制することになる寸法に形成されていることを特徴としている。
請求項1に記載の考案によれば、環状部が支持部材に揺動自在に連結され、フックが環状部の下側にあって当該環状部に回転自在に連結されており、支持部材及びフック部材はフックが環状部に吊下げられた状態で自由に回転することが可能な形状に形成されているので、そのフックに例えばループ状の紐を掛け、携帯手段の移動に伴ってその紐に一体的に設けた袋が回転した場合でも、その紐がねじれるのを防止することができる。
また、支持部材は、フックにおける差込口の背後に位置する主幹部が当該支持部材に押し付けられた際に、当該フックの回転を抑制することになる回転抑制部を有しているので、例えば、フックの主幹部を回転抑制部に合わせた上で、ゲートの上から上述した袋の紐を押し付けると、主幹部が回転抑制部に押し付けられた状態になることから、そのフックの回転を抑制することができる。即ち、紐からの押付力によって、ゲートの部分が横に逸れるように、フックが回転するのを防止することができる。従って、その押付力によってゲートをフックの内方に移動し、差込口からフック内に紐を容易に挿入することができる。以上のように、必要に応じてフックの回転を防止することができ、これにより、例えば紐をフック内に容易に挿入することができる。
請求項2に記載の考案によれば、回転抑制部はフック部材が支持部材側に揺動した際に主幹部が入るように当該支持部材の表面に凹状に形成されたものであり、かつ前記主幹部が揺動により入った際には前記フックの回転の妨げにならない深さであって、当該主幹部が入って内方に押し付けられた際に当該フックの回転を抑制することになる深さに形成されているので、回転抑制部として極めて簡単な凹状の形状をもって、フックを回転自在に維持することができると共に、必要に応じてフックの回転を抑制することができる。
請求項3に記載の考案によれば、主幹部が棒状部材によって形成され、その主幹部の背面が幅方向において直線状となる面によって形成され、回転抑制部における主幹部の背面に対向する受面も当該背面の幅方向に対応する方向において直線状となるような面によって形成されており、背面の幅方向の寸法は、フック部材の揺動により背面が受面に当った際にはフックの回転の妨げにならず、背面が受面に押し付けられた際に当該フックの回転を抑制することになる寸法に形成されているので、通常の状態ではフックは支持部材に対して回転自在に維持されるが、例えば紐をゲートに押し付けた際には主幹部の背面が回転抑制部の受面に押し付けられることになり、フックのゲート部分が横に逸れるように回転するのを抑制することができる。
本考案の一実施例として示した吊下げ具の斜視図である。 同吊下げ具を示す図であって、(a)は正面図であり、(b)は左側面図であり、(c)は右側面図である。 同吊下げ具を示す図であって、図2(a)のIII−III線に沿う断面図である。 同吊下げ具の支持部材を示す図であって、(a)は正面図であり、(b)は(a)のB−B線に沿う断面図であり、(c)は背面図である。 同吊下げ具を示す底面図であって、支持部材の回転抑制部としての凹部を断面視して示す図である。 同吊下げ具をランドセルにおける襠ベルトの位置に取り付けた状態を示す正面図である。 従来例として示した吊下げ具であり、(a)は斜視図であり、(b)は要部断面図である。
本考案を実施するための形態を実施例に基づいて詳細に説明する。
この実施例で示す吊下げ具1は、図1〜図6に示すように、ランドセル(鞄等の携帯手段)Rに固定的に取り付けられる支持部材2と、上端部に設けた環状部33によって支持部材2に揺動自在に連結されたフック部材3とを備えている。
フック部材3は、図1〜図3に示すように、上記環状部33と、この環状部33の下側にあって当該環状部33に回転自在に連結されたフック31と、一端部が前記フック31における差込口3aの上方の端部(一方の端部)31aにピン32aを介して回動自在に取り付けられ、他端部が当該フック31における差込口3aの下方の端部(他方の端部)31bに内側から弾性力をもって当接するゲート32とを有している。前記弾性力は、ねじりコイルばね32b(図3参照)によって与えられる。
支持部材2及びフック部材3は、フック31が環状部33に吊下げられた状態で自由に回転することが可能な形状に形成され、支持部材2は、フック31における差込口3aの背後に位置する主幹部31cが当該支持部材2に押し付けられた際に、当該主幹部31cとの関係で当該フック31の回転を抑制することになる回転抑制部23を有している。
支持部材2は、図1〜図4に示すように、プラスチックによって一体に形成されたものであり、縦長の長方形状に形成されたベース板21と、このベース板21の表面における長手方向の中央部から突出して当該ベース板21における上半部21aの表面に対して所定の間隔をおいて重なるように形成された連結板22とを有している。なお、ベース部材21における連結板22の突出する部分から上側の部分を上述のように上半部21aとして示し、下側の部分を下半部21bとして示す。
ベース板21は、背面が一平面状の基準面となるように形成され、表面が背面に対して高さの異なる低面部21c、傾斜面部21d及び高面部21eによって形成されている。低面部21c、傾斜面部21d及び高面部21eは、ベース部材21の上方から順次形成されている。そして、低面部21c及び傾斜面部21dは、上半部21aに位置している。また、高面部21eの上方の一部も上半部21aに位置している。
一方、連結板22は、ベース部材21の低面部21c、傾斜面部21d及び高面部21eの上端部にそれぞれ沿うように形成された低板部22a、傾斜板部22b及び高板部22cを有している。低面部21cと低板部22aとの間隔は、襠ベルトRbの厚さと同等となる間隔に設定されており、高面部21eと高板部22cとの間隔は、環状部33における後述する他方の直線部33cが多少の隙間をもって挿入可能となる間隔に設定されている。
ベース部材21における低面部21cの部分及び連結板22の低板部22aのそれぞれには、図1、図3及び図4に示すように、ハトメHの軸部H1を挿入するための貫通孔21f、22dが同軸状に形成されている。ハトメHは、図1に示すように、襠ベルトRbを挟んだ状態のベース部材21及び連結板22を襠部Raに固定するようになっている。また、連結板22には、その表面から所定の深さの座ぐり22eが貫通孔22dと同軸状に形成されている。座ぐり22eは、ハトメHの一方の頭部H2を収容するようになっている。なお、ハトメHの他方の頭部H3は、襠部Raにおける少なくとも最も内側に位置する内装材Rdによって覆われるようになっている。
また、連結板22は、図1〜図4に示すように、ベース部材21から円弧状に湾曲しながら高板部22cに連続的につながる湾曲部22fを有しており、この湾曲部22fで環状部33における他方の直線部33cを回動自在に保持することにより、フック部材3を揺動自在に支持するようになっている。
更に、連結板22は、低板部22aの上端部からベース部材21側に直角に屈曲する閉鎖板22gを有している。この閉鎖板22gは、支持部材2が襠ベルトRbと共に襠部Raに固定された際に、襠ベルトRbの上辺部を覆うようになっている。なお、閉鎖板22gの先端と、ベース部材21の上端とは、分離された状態になっており、連結板22をベース部材21の上端から離れる方向に弾性的に変形させることにより、その閉鎖板22gの先端とベース部材21の上端との間から環状部33の他方の直線部33cや襠ベルトRbを挿入することが可能になっている。
フック部材3の環状部33は、図1〜図3に示すように、長円形状に形成されたリング体33aと、このリング体33aにおける互いに平行に形成された直線部33b、33cのうち一方の直線部33bの長手方向の中央に形成された連結環33dとにより一体に形成されている。連結環33dは、その軸心が各直線部33b、33cの軸心に直交するように延在している。なお、リング体33aを構成する線材は、各直線部33b、33cを含めて一定の径で断面円形状に形成されていると共に、その径によって上述した長円形状を維持するのに十分な剛性を有する金属(例えばステンレス鋼)によって形成されている。
フック31は、図3に示すように、その上端部から上方に突出し、連結環33dに回転自在に嵌合する枢軸部31dと、この枢軸部31dの上端部に形成された拡径部31eとを有している。拡径部31eは、枢軸部31dが連結環33dから抜けるのを防止するようになってる。即ち、フック31は、枢軸部31d及び拡径部31eによって環状部33に連結されることにより、当該環状部33に対して360度を超えて回転自在となっている。
また、上述した回転抑制部23は、図3〜図5に示すように、フック部材3が環状部33を介して支持部材2に揺動自在に連結された状態において、主幹部31cを下半部21bの表面(即ち、高面部21e)に向けた状態で、フック部材3を支持部材2側に揺動させた際に、主幹部31cの背面31f側の一部が入るように高面部21eに対して凹状に形成されたものである。そして、この回転抑制部23は、図5に示すように、主幹部31cが単に揺動により入った際にはフック31の枢軸部31d回りの回転方向Bの回転の妨げにならない深さであって、当該主幹部31cが入って内方に押し付けられた際に当該フック31の回転を抑制することになる深さに形成されたものとなっている。
即ち、回転抑制部23の高面部21eからの深さL1は、所定の寸法の範囲内に設定されている。深さL1がその範囲の最小寸法未満であると、子供(小学生)が主幹部31cを回転抑制部23内に押し込む程度の力ではフック31の回転を十分に抑制することができないからであり、その範囲の最大寸法を超えると、フック31が揺動して回転抑制部23内に単に入るだけで、フック31の回転が抑制された状態になってしまうからである。
また、主幹部31cは、先端に向って(図の下方に向って)漸次細くなる形状の棒状の部材によって形成されていると共に、その背面31fが図5に示すようにフック31の回転方向Bに対応する幅方向において直線状となるような面によって形成されている。他方、回転抑制部23における主幹部31cの背面31fに対向する受面23aも、背面31fの幅方向に対応する方向において直線状となるような面によって形成されている。そして、背面31fの幅方向の寸法は、フック部材3の揺動により背面31fが受面23aに単に当っただけではフック31の回転の妨げにならず、当該背面31fが受面23aに押し付けられた際に当該フック31の回転を抑制することになる寸法に形成されている。
即ち、主幹部31cにおける背面31fの幅方向の寸法L2は、所定の寸法の範囲内に設定されている。幅方向の寸法L2がその範囲の最小寸法未満であると、子供(小学生)が主幹部31cの背面31fを回転抑制部23の受面23aに押し付ける程度の力ではフック31の回転を十分に抑制することができないからであり、その範囲の最大寸法を超えると、フック31が揺動により回転抑制部23内に入り、主幹部31cの背面31fが当該回転抑制部23の受面23aに単に当るだけで、フック31の回転が抑制された状態になってしまうからである。
なお、回転抑制部23の受面23aは、下半部21bの表面である高面部21eと平行な平面によって形成されている。また、ベース部材21の背面には、当該ベース部材21の厚さを図4(b)の断面視において可能な限り一定にする肉抜き凹部21gが設けられている。この肉抜き凹部21gは、支持部材2を例えば射出成形したときのベース部材21の反りを最小限に抑え、そのベース部材21の背面の平面性を高めることが可能である。背面の平面性の向上により、その背面が襠部Raの表面に密接するようになる。また、ベース部材21は、その下半部21bの下端が半円状に丸められた形状になている。
上記のように構成された吊下げ具1においては、環状部33が支持部材2に揺動自在に連結され、フック31が環状部33の下側にあって当該環状部33に回転自在に連結されており、支持部材2及びフック部材3はフック31が環状部33に吊下げられた状態で自由に回転することが可能な形状に形成されているので、そのフック31に例えば袋に設けたループ状の紐(図示せず)を掛け、ランドセルRを背負って移動した際に、その移動に伴って袋が回転した場合でも、その紐がねじれるのを防止することができる。
また、支持部材2は、フック31における差込口3aの背後に位置する主幹部31cが当該支持部材2に押し付けられた際に、当該フック31の回転を抑制することになる回転抑制部23を有しているので、例えば、フック31の主幹部31cを回転抑制部23に合わせた上で、ゲート32の上から上述した袋の紐を押し付けると、主幹部31cが回転抑制部23に押し付けられた状態になると共に、フック31の回転が抑制されることになる。従って、紐からの押付力によって、フック31が回転してゲート32が横に逸れるのを防止することができるので、その押付力をゲート32に確実に作用させることができ、その押付力によって内方に移動したゲート32の部分からフック31内に紐を容易に挿入することができる。即ち、必要に応じてフック31の回転を防止して、例えば紐をフック31内に容易に挿入することができる。
しかも、回転抑制部23は、極めて簡単な凹状の形状をもって、フック31を回転自在に維持することができると共に、必要に応じてフック31の回転を抑制することができるという利点がある。
また、主幹部31cの背面31fが幅方向において直線状となる面によって形成され、回転抑制部23の受面23aも背面31fの幅方向に対応する方向において直線状となるような面によって形成されており、背面31fの幅方向の寸法は、フック部材3の揺動により背面31fが受面23aに当った際にはフック31の回転の妨げにならず、背面31fが受面23aに押し付けられた際に当該フック31の回転を抑制することになる寸法に形成されているので、通常の状態ではフック31を支持部材2に対して回転自在に維持することができ、紐をゲート32に押し付けた際にはフック31が横に逸れるように回転するのをより効果的に抑制することができる。
そして、回転抑制部23の深さL1が所定の寸法の範囲内に設定されているので、主幹部31cが回転抑制部23に揺動して入ったとしてもフック31の回転が回転抑制部23によって妨げられるのを防止することができ、主幹部31cを回転抑制部23の受面23aに押し付けた際には当該フック31の回転を確実に抑制することができる。
しかも、主幹部31cにおける背面31fの幅方向の寸法L2が所定の寸法の範囲内に設定されているので、フック部材3の揺動により主幹部31cの背面31fが回転抑制部23の受面23aに当ったとしてもフック31の回転がその回転抑制部23によって妨げられるのを防止することができ、主幹部31cの背面31fが回転抑制部23の受面23aに押し付けられた際には当該フック31の回転をより確実に抑制することができる。
1 吊下げ具
2 支持部材
3 フック部材
3a 差込口
23 回転抑制部
23a 受面
31 フック
31a 上方の端部(一方の端部)
31b 下方の端部(他方の端部)
31c 主幹部
31f 背面
32 ゲート
33 環状部
R ランドセル(鞄等の携帯手段)

Claims (3)

  1. 鞄等の携帯手段に固定的に取り付けられる支持部材と、上端部に設けた環状部によって前記支持部材に揺動自在に連結されたフック部材とを備えた吊下げ具であって、
    前記フック部材は、前記環状部の下側にあって当該環状部に回転自在に連結されたフックと、一端部が前記フックにおける差込口の一方の端部に回動自在に取り付けられ、他端部が当該フックにおける差込口の他方の端部に内側から弾性力をもって当接するゲートとを有しており、
    前記支持部材及び前記フック部材は、前記フックが前記環状部に吊下げられた状態で自由に回転することが可能な形状に形成され、
    前記支持部材は、前記フックにおける前記差込口の背後に位置する主幹部が当該支持部材に押し付けられた際に、当該主幹部との関係で当該フックの回転を抑制することになる回転抑制部を有していることを特徴とする吊下げ具。
  2. 前記回転抑制部は、前記フック部材が前記支持部材側に揺動した際に前記主幹部が入るように、当該支持部材の表面に対して凹状に形成され、かつ前記主幹部が揺動により入った際には前記フックの回転の妨げにならない深さであって、当該主幹部が入って内方に押し付けられた際に当該フックの回転を抑制することになる深さに形成されていることを特徴とする請求項1に記載の吊下げ具。
  3. 前記フックは、前記主幹部が棒状の部材によって形成されていると共に、当該主幹部の背面が前記回転の方向に対応する方向である幅方向において直線状となるような面によって形成されており、前記回転抑制部における前記主幹部の前記背面に対向する受面は、当該背面の幅方向に対応する方向において直線状となるような面によって形成されており、
    前記背面の幅方向の寸法は、前記フック部材の揺動により当該背面が前記受面に当った際には前記フックの回転の妨げにならず、当該背面が前記受面に押し付けられた際に当該フックの回転を抑制することになる寸法に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の吊下げ具。
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