JP3156827U - シュレッダー - Google Patents

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純也 大石
純也 大石
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Abstract

【課題】簡略な装置構成でありながら、ゴミ収容部に差し入れられた指等が切断されるといったような事故を確実に防止可能であり、ゴミ収容部を容易に清掃可能なシュレッダーを提供する。【解決手段】シュレッダー10は、シュレッダー本体30の下方に水平方向に引き出し可能な回収箱40が設けられている。また、シュレッダー10は、裁断対象物以外のゴミを投入することが可能なゴミ収容部50を有する。ゴミ収容部50は、シュレッダー本体30側に設けられた本体側構成体52と、回収箱40側に設けられた底側構成体56との組み合わせにより構成されている。シュレッダー10は、回収箱40を所定の引出方向に引き出すことにより、回収箱40とともに底側構成体56が引出方向に移動し、ゴミ収容領域54の底にゴミ排出口が形成される。【選択図】図2

Description

本考案はシュレッダーに関するものであり、特に裁断機能を有する裁断機構部に隣接する位置にゴミ収容部を別途設けたシュレッダーに関する。
従来、機密保持等のために不要な文書やクレジットカード、CD−ROM、DVD−ROM等を細かく裁断可能なシュレッダーが提供されている。また、文書等を裁断する際に、文書から取り外したホチキスや文書の切れ端等のゴミを処分可能なように、裁断対象である文書等を投入するための投入口に隣接する場所にゴミ収容部を別途設けたシュレッダーが提供されている。
例えば、特許文献1に開示されている文書裁断機は、様々な形状や大きさの屑籠に設置可能なように伸縮可能なスライド部材を設けたものであり、スライド部材を伸ばして屑籠に設置した際に側方に形成される隙間や開口部分を介して裁断の必要のないゴミを屑籠に投入することができる。
また、特許文献2に開示されているシュレッダーは、電動モータやカッター等を内蔵したシュレッダー機構や、裁断された紙片等を収容可能な廃物容器を備えており、側面側に設けられた開口から廃物容器にゴミを投入可能とされている。また、このシュレッダーは、指等の侵入を検知するためのセンサを設ける等して、開口から指等が差し入れられ切断される等の事故を防止できる構成とされている。
実用新案登録第3024035号公報 特開2006−75831号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されている構成では、文書裁断機の側方に形成される隙間や開口部分に指等が差し込まれた場合に指等を切断してしまう可能性があった。
また、上記特許文献2に開示されているシュレッダーのように指等を検知可能なセンサを設ける等した場合は、指等が切断されてしまう等の事故を防止することができるが、センサ等を設けねばならない分だけ構成や動作が複雑化してしまうという問題があった。
更にまた、指が切断される等の事故を防止すべく、裁断対象物以外のゴミを収容可能なゴミ収容部をシュレッダー機構から別途独立した状態で設けた場合は、裁断片が入った廃物容器だけでなくゴミ収容部についても別途清掃を行わねばならないという問題があった。
そこで、上述した課題を解決すべく、本考案は、簡略な装置構成でありながら、ゴミ収容部に差し入れられた指等が切断されるといったような事故を確実に防止可能であり、ゴミ収容部を容易に清掃可能な新規な構造を有するシュレッダーの提供を目的とした。
上述した課題を解決すべく、本考案は、
裁断対象物を裁断可能な裁断機構を備えるシュレッダー本体と、
前記シュレッダー本体を上方側に着脱可能に備える筐体と、
前記シュレッダー本体の下方側に配され、所定の引出方向に向けて水平移動させることにより前記筐体から脱着可能な回収箱と、
を有するシュレッダーであって、
前記シュレッダー本体において前記裁断機構に対して前記引出方向に隣接する位置に設けられたゴミ収容部を有し、
前記ゴミ収容部が、前記シュレッダー本体側に形成されており、前記裁断機構及び前記ゴミ収容部を隔てる隔壁を有し下方に向けて開放されたゴミ収容領域を有する本体側構成体と、前記回収箱側に形成されており、前記ゴミ収容領域の底を閉鎖可能な底壁を有する底側構成体と、を組み合わせることにより構成され、
前記回収箱を前記シュレッダー本体の下方において所定の設置位置に設置することにより、前記ゴミ収容領域の底が前記底壁によって閉鎖された状態になり、前記回収箱を前記設置位置から前記引出方向に向けて水平移動させることにより、前記底側構成体が前記引出方向に移動し、前記ゴミ収容領域の底が下方に向けて開放された状態になること、
を特徴とするシュレッダーを提供する。
上記した本考案のシュレッダーは、
前記本体側構成体が、前記隔壁と、前記隔壁に対向するように設けられた対向壁と、を有し、前記隔壁及び前記対向壁の間に前記ゴミ収容領域を形成するものであり、
前記回収箱が、上方に向けて開口した中空の回収部を有し、前記回収部に対して前記引出方向に隣接する位置に前記底側構成体が設けられたものであり、
前記回収箱を前記設置位置から前記引出方向に向けて水平移動させることにより、前記本体側構成体が、前記底側構成体に対して前記回収部側に向けて相対移動し、前記ゴミ収容領域の底が回収部側に向けて開放された状態になるものであることが望ましい。
上記した本考案のシュレッダーは、
前記回収箱を前記所定位置から前記引出方向に向けて水平移動させることにより、前記対向壁が前記底壁上を摺動することを特徴とするものであることが好ましい。
上記した本考案のシュレッダーは、
前記回収部の上端側から下方に向けて延びる係止スリットが、前記回収部において周方向に複数設けられていることを特徴とするものであってもよい。
また、上記した本考案のシュレッダーは、
前記回収部が矩形状の開口領域を有するものであり、
少なくとも前記開口領域の四隅に前記係止スリットが設けられていることを特徴とするものであってもよい。
本考案に係るシュレッダーは、本体側構成体をなす隔壁により裁断機構とゴミ収容部とが隔離されている。このため、本考案によれば、ゴミ収容部側から裁断機構部側に指等が侵入し、切断されてしまうといったような事故が起こるのを確実に防止することができる。
本考案のシュレッダーは、本体側構成体と底側構成体との組み合わせにより構成されるゴミ収容部を備えており、回収箱を所定の設置位置から引出方向に引き出すと、ゴミ収容領域の底が下方側に向けて開いた状態になり、ゴミ収容領域内に収容されていたゴミが回収部に向けて落下することになる。このため、本考案のシュレッダーでは、回収箱を設置位置から引出方向に向けて引き出すだけでゴミ収容部内に投入されているゴミを回収部内に回収することができ、ゴミ収容部内の清掃に手間を要しない。
また、本体側構成体をなす対向壁が隔壁に対向するように設けられ、対向壁と隔壁との間にゴミ収容領域が形成された構成とした場合は、回収箱を所定の設置位置から引出方向に引き出すと、対向壁が底側構成体側の底壁上を前記した引出方向とは逆側(回収部側)に向けて相対移動することになる。この際、ゴミ収容部内に投入されているゴミは、対向壁によりゴミ収容領域の底側に形成された開口側に向けてかき寄せられ、回収部に向けて排出されることになる。したがって、本考案のシュレッダーは、ゴミ収容部内に収容されているゴミを漏れなく回収部に向けて排出させ、回収することができる。
また、回収箱を引出方向に向けて水平移動させることにより、対向壁が底壁上を摺動する構成とすれば、例えばホチキスの針のように微小なゴミが底壁上に存在していても、これを確実に対向壁によってかき集め、回収部に向けて排出させることが可能となる。
上記したように、回収部の上端側から下方に向けて伸びる係止スリットを回収部において周方向に複数設けた場合、別途用意したゴミ袋の開口側の端部を前述した係止スリットに挟み込むことにより、ゴミ袋を容易かつしっかりと回収部に設置することができる。これにより、ゴミ袋が回収部から外れてしまい、裁断機構において発生した裁断片やゴミ収容部から回収されたゴミがゴミ袋の外側に漏れてしまうのを確実に防止でき、清掃作業に要する手間を抑制することができる。
また、本考案のシュレッダーにおいて回収部が矩形状の開口領域を有するものである場合は、回収部の開口領域の四隅に上記した係止スリットを設けることにより、回収部の略全体にわたって確実に開口した状態となるようにゴミ袋を設置することが可能となる。このため、本考案によれば、裁断片やゴミをより一層確実にゴミ袋内に回収することが可能となり、清掃作業に要する手間を最小限に抑制することができる。
本考案の一実施形態に係るシュレッダーを示す斜視図である。 図1に示すシュレッダーに係る分解斜視図である。 回収箱を示す平面図である。 回収箱とゴミ袋との関係を説明するための斜視図である。 図1に示すシュレッダーのゴミ収容部近傍における断面図であり、(a)は回収箱を設置位置に設置した状態における断面図、(b)は回収箱を設置位置から引出方向に引き出した状態における断面図である。 回収箱に板体回収部を設けた変形例を示す斜視図であり、(a)は板体回収部の装着前の状態を示す斜視図、(b)は板体回収部の装着後の状態を示す斜視図である。 ゴミ収容部の変形例を概念的に示す斜視図であり、(a)は回収箱が設置位置から引出方向に完全に引き出された状態におけるゴミ収容部を示す斜視図、(b)は回収箱が設置位置から引出方向に引き出さる過程におけるゴミ収容部の状態を示す斜視図、(c)は回収箱が設置位置に設置された状態におけるゴミ収容部を示す斜視図である。 (a)〜(c)はそれぞれゴミ収容部をなす本体側構成体及び底側構成体の変形例を示すものである。
続いて、本考案の一実施形態に係るシュレッダー10について図面を参照しつつ詳細に説明する。ただし、本考案は、本実施形態に限定されるものではない。
図1及び図2に示すように、シュレッダー10は、筐体20と、シュレッダー本体30、回収箱40、ゴミ収容部50に大別される。筐体20は、シュレッダー10の外装を構成する略直方体状の箱体によって構成されている。筐体20の天面側には、シュレッダー本体30が着脱可能に一体的に設けられている。また、図2に示すように、筐体20は、長手方向一方側(以下、「正面側」ともいう。)に開口22を有し、図中に矢印PLで示す方向に引っ張ることにより回収箱40を引き出すことができる。
図2に示すように、シュレッダー本体30は、裁断対象物を裁断するための裁断機構部32と、本体側構成体52とを備えている。裁断機構部32は、電動モータ(図示せず。)やカッター(図示せず。)等を内蔵したものであり、投入口34から投入される紙等のシート状の裁断対象物を破断することができる。また、投入口36からは、クレジットカード、CD−ROM、DVD−ROM等の裁断しにくいプラスチック製の板体を回収箱40に直接投入することができる。
裁断機構部32は、シュレッダー本体30の天面30a側に投入口34、36及び電動モータ(図示せず。)の電源スイッチ38を有し、シュレッダー本体30の底面30b側に排出口(図示せず。)を有する。また、裁断機構部32は、投入口34から投入された裁断対象物をカッター(図示せず)によって裁断し、排出口(図示せず)から下方に向けて排出することができる。投入口34よりも筐体20の正面側、即ち回収箱40を引き出す際の引出方向PLに隣接する位置には、後に詳述するゴミ収容部50の開口50a、及びこれを閉塞(閉鎖)するための蓋50bが設けられている。
ただし、投入口36はなくてもよく、また、図6を用いて後述するように、投入口36から投入されたCD−ROM、DVD−ROM等を回収箱40そのものではなく、回収箱40に設置された板体回収部62で別途回収する態様を採用してもよい。
本体側構成体52は、後に詳述するゴミ収容部50の一部を構成するものであり、裁断機構部32において処理される裁断対象物以外のゴミDを収容するためのゴミ収容領域54を内部に有する。本実施形態の本体側構成体52は、シュレッダー本体30において裁断機構部32に対して筐体20の正面側、即ち回収箱40の引出方向PLに隣接する位置に設けられている。
また、本体側構成体52は、天面30aに形成された略矩形の開口34と連通した開口形状が略矩形であり、底側が開放された筒体によって構成されている。具体的には、本体側構成体52は、隔壁52aと、対向壁52bと、側壁52c、52dとを有する。図2や図5に示すように、隔壁52aは、裁断機構部32に対して回収箱40の引出方向PL(正面側)に隣接する位置に存在し、裁断機構部32とゴミ収容領域54とを隔離する壁面である。また、対向壁52bは隔壁52aと対向する壁面であり、側壁52c、52dは隔壁52a及び対向壁52bに対して略垂直な壁面である。
図2及び図4に示すように、回収箱40は、回収部42と底側構成体56とを有する。回収部42は、裁断機構部32において発生した裁断片等を回収するために設けられたものであり、図3等に示すように矩形状の開口領域を有する空間である。
回収箱40は、天面側に向けて開口した有底の箱体によって構成されている。具体的には、回収箱40は、長手方向一方側に位置する正面40aと、正面40aに対向する背面40bと、正面40a及び背面40bに対して略垂直な側面40c、40dと、底面40eとを有し、上方に向けて開口した中空の箱体によって構成されている。図5(a)に示すように、正面40aが筐体20の両側面20a、20bに当接する位置(以下、「設置位置」STともいう。)まで押し込まれた状態とすると、シュレッダー本体30の裁断機構部32の直下に回収部42が到来した状態になる。
更に回収部42には、図3に示すように、その開口領域の四隅をなす位置に、回収箱40の上端側から下方に向けて延びる係止スリット44が設けられている。係止スリット44は、裁断機構部32において発生した裁断片等を入れるためのゴミ袋60を回収部42内にセットする際に使用するものであり、ゴミ袋60の開口端側の端部を差し込むことによりゴミ袋60を係止させることが可能とされている。
底側構成体56は、上述したシュレッダー本体30側に設けられた本体側構成体52と組み合わさることによりゴミ収容部50を構成するものである。具体的には、図2、図4及び図5に示すように、底側構成体56は、ゴミ収容部の底を構成するための底壁56aを有し、この底壁56aが回収部42側に向けて水平に突出するよう、回収箱40の正面40aに固定されている。底壁56は、上述した回収部42の上端と略同等、あるいはこれよりも高い位置に取り付けられている。
また、底板56の先端部は、回収部42に設けられた4つの係止スリット44のうち、正面40a側(底板構成体56側)に位置する2つの係止スリット44が設けられた位置、あるいはこの近傍まで到達している。そのため、各係止スリット44に係止させることにより回収部42にゴミ袋60をセットすることにより、底壁56aから背面40b側に向けて払い落とされたゴミDを回収部42内のゴミ袋60に回収することが可能な状態になる。
図1に示すゴミ収容部50は、上述したシュレッダー本体30側に一体的に設けられた本体側構成体52と、回収箱40側に一体的に設けられた底側構成体56との組み合わせにより構成されている。ゴミ収容部50は、裁断機構部32において処理される裁断対象物以外のゴミD、具体的には、例えば裁断対象の書類から取り外したホチキスや、書類の切れ端等のゴミDを投入することができるよう設けられた部分である。
回収箱40を筐体20の設置位置STに設置すると、図5(a)に示すようにシュレッダー本体30側に設けられた本体側構成体52の底が、回収箱40側に設けられた底側構成体56の底壁56aによって閉塞(閉鎖)され、ゴミ収容領域54内にゴミDを溜めておくことが可能な状態になる。
一方、回収箱40を設置位置STから引出方向PLに引き出すと、図5(b)に示すように、回収箱40側に設けられた底側構成体56の底壁56aも本体側構成体52に対して引出方向PLに向けて移動する。これにより、本体側構成体52の内側に形成されたゴミ収容領域54の底が隔壁52a側(背面40b側)から対向壁52b側(正面40a側)に向けて徐々に開く。
また、回収箱40を引出方向PLに移動させると、図5(b)において矢印Mで示すように、本体側構成体52をなす対向壁52bが底壁56aに対して引出方向PLとは逆方向に相対移動する。そのため、ゴミ収容領域54内に溜まっていたゴミDは、矢印Mで示すように対向壁52bによって背面側に向けて掻き寄せられる。また、対向壁52bが底壁56aの表面に当接しているため、回収箱40を引き出す際に対向壁52bは底壁56a上を摺動する。そのため、例えばホチキスの針のように細かいゴミDであっても対向壁52bによって漏れなく背面側に向けて掻き寄せられることになる。
対向壁52bによって掻き寄せられたゴミDは、ゴミ収容領域54の底側に形成された開口(以下、「ゴミ排出口」58ともいう。)から順次払い出される。ここで、上述したように、底壁56aの先端は、回収部42において各係止スリット44に係止されたゴミ袋60の上端側の開口に臨む位置にある。そのため、対向壁52bによって底壁56aから背面40b側に向けて払い落とされたゴミDは、回収部42内にセットされたゴミ袋60内に回収されることになる。
上述したように、本実施形態に係るシュレッダー10は、使用状態、即ち回収箱40を設置位置STに設置した状態において、本体側構成体52をなす隔壁52aにより裁断機構部32とゴミ収容部50とが隔離されている。また、設置位置STに回収箱40を設置した状態において、隔壁52aをはじめとしてゴミ収容領域54を取り囲む各壁52a〜52dの下端部が底壁56aと略隙間なく当接している。そのため、シュレッダー10においては、開口50aから差し入れられた指等がゴミ収容領域54から裁断機構部32側に出て切断されてしまうといったような事故が起こらない。
本実施形態のシュレッダー10は、回収箱40を所定の設置位置STから引出方向PLに引き出すと、ゴミDを収容可能なように閉塞(閉鎖)されていたゴミ収容領域54の底が隔壁52a側から対向壁52b側に向けて順次開いていく。また、本体側構成体52をなす対向壁52bが隔壁52aに対向するように設けられているため、回収箱40を引出方向PLに引き出すことにより対向壁52bが底壁56aに対して隔壁52a側(背面40b側)に向けて相対移動し、ゴミ収容領域54内に存在しているゴミDが隔壁52a側に集められる。更に、底壁56aの先端に臨む位置に回収箱40の回収部42が存在している。そのため、回収箱40を引き出すだけでゴミ収容領域54内に収容されていたゴミDをゴミ収容領域54の底側に形成されたゴミ排出口58から回収部42に向けて排出させ、裁断機構部32において発生した裁断片とともに回収することが可能である。
また、上述したように、対向壁52bの下端部が底壁56aの表面に当接しているため、回収箱40を引出方向PLに向けて水平移動させると対向壁52bが底壁56a上を摺動する。そのため、シュレッダー10は、例えばホチキスの針のように微小なゴミDであっても対向壁52bによってゴミ収容部50の底側に形成されるゴミ排出口58に向けてかき集め、回収部42に向けて排出させることが可能となる。したがって、シュレッダー10は、ゴミ収容部50を容易に清掃することが可能である。
なお、本実施形態では、微小なゴミDを容易かつ確実に回収可能とすべく、回収箱40を水平移動させた際に対向壁52bが底壁56a上を摺動するよう、対向壁52bの下端部が底壁56aの表面に当接させた構成を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、対向壁52bの下端と底壁56aとの間に隙間が形成されていてもよい。なお、かかる構成とする場合は、対向壁52bの下端部にブラシ等を設けた構成とする等の方策を講じ、ホチキスの針等の微小なゴミDを容易に回収可能な構成とすることが望ましい。
本実施形態のシュレッダー10は、回収部42の開口領域が矩形状とされており、この開口領域の四隅に該当する位置に係止スリット44が設けられている。そのため、別途用意したゴミ袋60の開口端の部分を各係止スリット44に係止させることにより、ゴミ袋60を回収部42の略全体にわたって確実に開口した状態となるように設置することができる。
また、4つの係止スリット44のうち、正面40a側に位置する2つの係止スリット44が底板構成体56の底壁56aの先端近傍に設けられているため、底壁56aから背面40b側に向けて払い落とされたゴミDを確実にゴミ袋60内に回収することができる。そのため、上述した構成によれば、裁断機構部30において発生した裁断片や、ゴミ回収部50に収容されていたゴミDを容易かつ確実にゴミ袋60内に回収することが可能となり、清掃作業に要する手間を最小限に抑制できる。
なお、本実施形態では、係止スリット44によりゴミ袋60を係止させることにより、回収箱40にゴミ袋60を設置する構成を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばクリップ等によってゴミ袋60を固定や係止等させる構成としてもよく、ゴミ袋60を固定等する手段を備えていない構成としてもよい。
また、本実施形態では、回収部42の開口領域の四隅に係止スリット44を設けた構成を例示したが、他の場所に係止スリット44あるいはこれに相当するものを設けてもよい。更に、係止スリット44等のゴミ袋60を固定や係止するためのものの数は、上述したものに限定されない。
本実施形態において、裁断機構部32は、紙等のシート状のものだけでなく、CD−ROM等のある程度の硬さを有する薄板状のものも裁断可能な裁断機構部であってもよいが、本発明はこれに限定されるものではなく、シート状のものあるいは薄板状のもののいずれか一方のみを裁断可能なものであってもよい。
また、図6に示すように、薄板状のものを回収するために箱体等からなる板体回収部62を別途設けた構成としてもよい。なお、板体回収部62は、回収箱40において、正面40aからより離れた奥のほうの位置に設ける構成としてもよい。また、本実施形態において採用されていた回収箱40は、開口形状が略矩形であり直方体状の箱体であったが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば開口形状が略円形で筒状のもの等を採用することも可能である。
本実施形態において、ゴミ収容部50をなす底壁56aは、略水平なものであったが、本発明はこれに限定されるものではなく、傾斜を有するものであってもよい。具体的には、底壁56aは、例えば回収部42a側に向けて下り勾配となるように取り付けられていてもよい。このような構成とすることにより、ゴミ収容部50から回収部42に向けてゴミDを排出する際に、ゴミDが傾斜に沿って回収部42側に向けて落下しやすくなり、より一層確実にゴミDを回収することが可能となる。
また、上述した本体側構成体52や底側構成体56の形状や構成は、本発明の一例を示すものに過ぎず、他の形状や構成のものであってもよい。具体的には、図7に示すように、本体側構成体52を図中に網掛を付して示したように上述した隔壁52a及び対向壁52bに相当するものによって構成し、底側構成体56を底壁56aに相当するものに加え、上述した実施形態において本体側構成体52側に設けられていた側壁52c、52dに相当するものを備えた構成とすることも可能である。かかる構成とした場合についても、回収箱40を所定の設置位置STに設置することにより、図5(b)に示すような天面側に向けて開放されたゴミ収容領域54が形成され、隔壁52aによって指等が裁断機構部32側に侵入するのを防止できる。
ここで、ゴミ回収部42の変形例について説明する。本体側構成体52や底側構成体56を図7に示すような構成とした場合、回収箱40を筐体20から引き出すと、その過程において図7(b)に示すようにゴミ収容領域54の底が隔壁52a側から開いてゴミ排出口58が形成される。回収箱40をさらに引き出すと、やがて図7(c)に示すようにゴミ収容領域54の底が完全に開いた状態になる。
図7のような構成とした場合についても、回収箱40を引出方向PLに向けて引き出すことにより、対向壁52bが底壁56aに対して引出方向PLとは逆方向に相対移動し、ゴミ収容領域54内に存在するゴミDを底に形成されたゴミ排出口58側にかき寄せ、排出させることができる。
また、本体構成体52や底側構成体56は、図8(a)に示すように、図中において網掛を付して示すように本体側構成体52を隔壁52aのみによって構成されたものとするとともに、底側構成体56を底壁56aに相当するものによって構成されたものとし、隔壁52a及び底壁56aによって区画された領域をゴミ収容領域54とすることも可能である。
また、図8(b)に示すように、本体側構成体52を隔壁52a、側壁52c、52dによって構成されたものとするとともに、底側構成体56を底壁56a及び対向壁52bに相当するものによって構成されたものとすることも可能である。更に、図8(c)に示すように、本体側構成体52を隔壁52a、対向壁52b、側壁52cに相当するものによって構成されたものとするとともに、底側構成体56を底壁56a及び側壁52dに相当するものによって構成されたものとすることも可能である。
これらのような構成とした場合についても、隔壁52aによってゴミ収容領域54に挿入された指等が裁断機構部32側に侵入するのを防止できる。また、回収箱40を引出方向PLに引き出すことにより、ゴミ収容領域54の底が開き、ゴミ収容領域54内に収容されていたゴミDを排出させることが可能となる。
なお、図8(a)及び図8(b)に示す変形例のように、本体構成体52側に対向壁52bを設けない構成とした場合は、ゴミ収容領域54内に収容されているゴミDをゴミ排出口58に向けてかき寄せ、排出させることができない。そのため、このような構成とする場合は、例えば上述したように底壁56を回収部42側に向けて下方に傾斜するように設ける等して、ゴミDをスムーズに排出可能なように構成することが望ましい。
本考案は、破断対象物以外のゴミを収容可能なゴミ収容部を備えたシュレッダー全般に適用することができる。
10 シュレッダー
20 筐体
30 シュレッダー本体
32 裁断機構部
40 回収箱
42 回収部
44 係止スリット
50 ゴミ収容部
52 本体側構成体
52a 隔壁
52b 対向壁
54 ゴミ収容領域
56 底側構成体
56a 底壁
58 ゴミ排出口
ST 設置位置
PL 引出方向

Claims (5)

  1. 裁断対象物を裁断可能な裁断機構を備えるシュレッダー本体と、
    前記シュレッダー本体を上方側に着脱可能に備える筐体と、
    前記シュレッダー本体の下方側に配され、所定の引出方向に向けて水平移動させることにより前記筐体から脱着可能な回収箱と、
    を有するシュレッダーであって、
    前記シュレッダー本体において前記裁断機構に対して前記引出方向に隣接する位置に設けられたゴミ収容部を有し、
    前記ゴミ収容部が、前記シュレッダー本体側に形成されており、前記裁断機構及び前記ゴミ収容部を隔てる隔壁を有し下方に向けて開放されたゴミ収容領域を有する本体側構成体と、前記回収箱側に形成されており、前記ゴミ収容領域の底を閉鎖可能な底壁を有する底側構成体と、を組み合わせることにより構成され、
    前記回収箱を前記シュレッダー本体の下方において所定の設置位置に設置することにより、前記ゴミ収容領域の底が前記底壁によって閉鎖された状態になり、前記回収箱を前記設置位置から前記引出方向に向けて水平移動させることにより、前記底側構成体が前記引出方向に移動し、前記ゴミ収容領域の底が下方に向けて開放された状態になること、
    を特徴とするシュレッダー。
  2. 前記本体側構成体が、前記隔壁と、前記隔壁に対向するように設けられた対向壁と、を有し、前記隔壁及び前記対向壁の間に前記ゴミ収容領域を形成するものであり、
    前記回収箱が、上方に向けて開口した中空の回収部を有し、前記回収部に対して前記引出方向に隣接する位置に前記底側構成体が設けられたものであり、
    前記回収箱を前記設置位置から前記引出方向に向けて水平移動させることにより、前記本体側構成体が、前記底側構成体に対して前記回収部側に向けて相対移動し、前記ゴミ収容領域の底が回収部側に向けて開放された状態になること、
    を特徴とする請求項1に記載のシュレッダー。
  3. 前記回収箱を前記設置位置から前記引出方向に向けて水平移動させることにより、前記対向壁が前記底壁上を摺動すること、
    を特徴とする請求項1又は2に記載のシュレッダー。
  4. 前記回収部の上端側から下方に向けて延びる係止スリットが、前記回収部において周方向に複数設けられていること、
    を特徴とする請求項1〜3のうちのいずれかに記載のシュレッダー。
  5. 前記回収部が矩形状の開口領域を有するものであり、
    少なくとも前記開口領域の四隅に前記係止スリットが設けられていること、
    を特徴とする請求項4に記載のシュレッダー。
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