JP2017154054A - シュレッダ - Google Patents
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Abstract
【課題】被細断物の細断時に発生する粉塵がシュレッダ筐体の投入口から粉塵が漏れ出すのを抑えると共に、捕捉した粉塵の後処理作業を簡易に実施する。【解決手段】シュレッダ筐体1の投入口2から投入された被細断物Sが搬入される搬入経路3と、搬入経路3の途中に設けられて搬入経路3に搬入された被細断物Sを細断する細断機構4と、細断機構4の下方位置に設置されて細断機構4にて細断された細断屑Saが収容される屑受け5と、搬入経路3の途中から搬入経路3とは異なる排出経路6を経て細断機構4から発生して浮遊する粉塵Sbを集める集塵機構7と、を備え、集塵機構7は、排出経路6中に設けられ、シュレッダ筐体1内からシュレッダ筐体1外に向かう気流を生成する気流生成部8と、排出経路6中にシュレッダ筐体1の上部から取外し可能に設けられ、気流生成部8にて生成された気流に乗って搬送される粉塵Sbを捕捉する捕捉部9と、を有する。【選択図】図1
Description
本発明は、用紙などの被細断物を細断するシュレッダに係り、特に、被細断物の細断時に発生する粉塵がシュレッダ筐体の投入口から漏出する現象を改善する上で有効なシュレッダの改良に関する。
従来におけるシュレッダにおいて、細断された細断屑が外部に漏れ出さないように、フィルタを設ける構成のものが知られている。
特許文献1には、被細断物が導入される導入ホッパーから導入チャネルを経由して被細断物を細断する刃具に繋がる経路を有する書類シュレッダーにおいて、導入チャネルに繋がって導入チャネルから空気流を吸引する吸引ブロワを有する吸引装置と、吸引された空気がシュレッダーハウジングから放出される放出開口にフィルタとを備え、特に、フィルタがシュレッダーハウジングの一側面側(例えば奥側)に配置されている構成が開示されている。
特許文献1には、被細断物が導入される導入ホッパーから導入チャネルを経由して被細断物を細断する刃具に繋がる経路を有する書類シュレッダーにおいて、導入チャネルに繋がって導入チャネルから空気流を吸引する吸引ブロワを有する吸引装置と、吸引された空気がシュレッダーハウジングから放出される放出開口にフィルタとを備え、特に、フィルタがシュレッダーハウジングの一側面側(例えば奥側)に配置されている構成が開示されている。
しかしながら、特許文献1に記載の発明にあっては、ハウジング内の細かい細断屑はフィルタによって除去されるものの、フィルタを交換する作業を行う場合にはシュレッダ自体を移動させるなど面倒な作業が必要となる。
本発明が解決しようとする技術的課題は、被細断物の細断時に発生する粉塵がシュレッダ筐体の投入口から粉塵が漏れ出すのを抑えると共に、捕捉した粉塵の後処理作業を簡易に実施することにある。
本発明の第1の技術的特徴は、被細断物が投入される投入口を有するシュレッダ筐体と、前記シュレッダ筐体内に設けられて前記投入口から投入された被細断物が搬入される搬入経路と、前記シュレッダ筐体内の前記搬入経路の途中に設けられて当該搬入経路に搬入された被細断物を細断する細断機構と、前記シュレッダ筐体内の前記細断機構の下方位置に設置されて前記細断機構にて細断された細断屑が収容される屑受けと、前記搬入経路の途中から当該搬入経路とは異なる排出経路を経て前記細断機構から発生して浮遊する粉塵を集める集塵機構と、を備え、前記集塵機構は、前記排出経路中に設けられ、前記シュレッダ筐体内から当該シュレッダ筐体外に向かう気流を生成する気流生成部と、前記排出経路中に前記シュレッダ筐体の上部から取外し可能に設けられ、前記気流生成部にて生成された気流に乗って搬送される前記粉塵を捕捉する捕捉部と、を有することを特徴とするシュレッダである。
本発明の第2の技術的特徴は、第1の技術的特徴を備えたシュレッダにおいて、前記捕捉部は前記排出経路中の前記気流生成部より上流側に設けられることを特徴とするシュレッダである。
本発明の第3の技術的特徴は、第2の技術的特徴を備えたシュレッダにおいて、前記捕捉部は予め決められた大きさ以上の粉塵をろ過するフィルタを用いる一方、前記気流生成部はファンを用いるものであることを特徴とするシュレッダである。
本発明の第4の技術的特徴は、第3の技術的特徴を備えたシュレッダにおいて、前記フィルタの気体流入面及び前記ファンの気体排出面は略水平方向に沿うように配置され、更に、前記フィルタと前記ファンとは鉛直方向における投影面が重ならないように配置されていることを特徴とするシュレッダである。
本発明の第5の技術的特徴は、第2の技術的特徴を備えたシュレッダにおいて、前記搬入経路に繋がり且つ前記捕捉部の気体流入面を覆うように設けられ、前記搬入経路から流入される気体を前記捕捉部に案内する案内部材を備えることを特徴とするシュレッダである。
本発明の第6の技術的特徴は、第1の技術的特徴を備えたシュレッダにおいて、前記気流生成部は、前記シュレッダ筐体の上部以外の周壁部からシュレッダ筐体外に向かう気流を生成するものであることを特徴とするシュレッダである。
本発明の第7の技術的特徴は、第1の技術的特徴を備えたシュレッダにおいて、更に、前記捕捉部に振動を付与する振動付与機構を備えることを特徴とするシュレッダである。
本発明の第8の技術的特徴は、第7の技術的特徴を備えたシュレッダにおいて、前記細断機構は被細断物を細断する回転刃と当該回転刃を回転させる回転駆動源とを含み、前記振動付与機構は前記回転駆動源からの回転力を用いて構成されることを特徴とするシュレッダである。
本発明の第9の技術的特徴は、第1の技術的特徴を備えたシュレッダにおいて、前記気流生成部は前記細断機構の稼働中及び稼働停止後予め決められた時間を経過するまでの期間にて気流を生成するように構成されていることを特徴とするシュレッダである。
本発明の第10の技術的特徴は、第1の技術的特徴を備えたシュレッダにおいて、前記集塵機構は前記気流生成部及び前記捕捉部が収容される収容体を備え、当該収容体が前記シュレッダ筐体の上部から着脱可能に構成されていることを特徴とするシュレッダである。
本発明の第11の技術的特徴は、第1の技術的特徴を備えたシュレッダにおいて、前記集塵機構は前記捕捉部としてサイクロン分離機構を用いたものであることを特徴とするシュレッダである。
本発明の第3の技術的特徴は、第2の技術的特徴を備えたシュレッダにおいて、前記捕捉部は予め決められた大きさ以上の粉塵をろ過するフィルタを用いる一方、前記気流生成部はファンを用いるものであることを特徴とするシュレッダである。
本発明の第4の技術的特徴は、第3の技術的特徴を備えたシュレッダにおいて、前記フィルタの気体流入面及び前記ファンの気体排出面は略水平方向に沿うように配置され、更に、前記フィルタと前記ファンとは鉛直方向における投影面が重ならないように配置されていることを特徴とするシュレッダである。
本発明の第5の技術的特徴は、第2の技術的特徴を備えたシュレッダにおいて、前記搬入経路に繋がり且つ前記捕捉部の気体流入面を覆うように設けられ、前記搬入経路から流入される気体を前記捕捉部に案内する案内部材を備えることを特徴とするシュレッダである。
本発明の第6の技術的特徴は、第1の技術的特徴を備えたシュレッダにおいて、前記気流生成部は、前記シュレッダ筐体の上部以外の周壁部からシュレッダ筐体外に向かう気流を生成するものであることを特徴とするシュレッダである。
本発明の第7の技術的特徴は、第1の技術的特徴を備えたシュレッダにおいて、更に、前記捕捉部に振動を付与する振動付与機構を備えることを特徴とするシュレッダである。
本発明の第8の技術的特徴は、第7の技術的特徴を備えたシュレッダにおいて、前記細断機構は被細断物を細断する回転刃と当該回転刃を回転させる回転駆動源とを含み、前記振動付与機構は前記回転駆動源からの回転力を用いて構成されることを特徴とするシュレッダである。
本発明の第9の技術的特徴は、第1の技術的特徴を備えたシュレッダにおいて、前記気流生成部は前記細断機構の稼働中及び稼働停止後予め決められた時間を経過するまでの期間にて気流を生成するように構成されていることを特徴とするシュレッダである。
本発明の第10の技術的特徴は、第1の技術的特徴を備えたシュレッダにおいて、前記集塵機構は前記気流生成部及び前記捕捉部が収容される収容体を備え、当該収容体が前記シュレッダ筐体の上部から着脱可能に構成されていることを特徴とするシュレッダである。
本発明の第11の技術的特徴は、第1の技術的特徴を備えたシュレッダにおいて、前記集塵機構は前記捕捉部としてサイクロン分離機構を用いたものであることを特徴とするシュレッダである。
本発明の第1の技術的特徴によれば、被細断物の細断時に発生する粉塵がシュレッダ筐体の投入口から漏れ出すのを抑えると共に、捕捉した粉塵の後処理作業を簡易に実施することができる。
本発明の第2の技術的特徴によれば、気流生成部を捕捉部より上流側に設ける態様に比べて、気流生成部への粉塵の付着が抑えられて長期に亘る安定した気流生成が維持できる。
本発明の第3の技術的特徴によれば、既存の要素の組合せを利用して集塵機構を簡単に構築することができる。
本発明の第4の技術的特徴によれば、集塵機構の高さ寸法を抑えることができると共に、集塵機構に捕捉された粉塵の一部をシュレッダ筐体内で落下させ易くすることができる。
本発明の第5の技術的特徴によれば、案内部材を設けない態様に比べて、シュレッダ筐体から粉塵が漏れ出すのをより抑えることができる。
本発明の第6の技術的特徴によれば、シュレッダ筐体の上部からの排気をなくすことができ、ユーザに対して排気が直接吹き付けられる事態を無くすことができる。
本発明の第7の技術的特徴によれば、捕捉部に付着した粉塵の一部をシュレッダ筐体内で落下させて除去することができる。
本発明の第8の技術的特徴によれば、専用の駆動源を用いずに振動付与機構を具現化することができる。
本発明の第9の技術的特徴によれば、細断機構停止時に細断停止後に発生し易いシュレッダ筐体から粉塵が漏れ出すのを抑えることができる。
本発明の第10の技術的特徴によれば、集塵機構全体を着脱することで、シュレッダ筐体外で捕捉部の交換を実施することができる。
本発明の第11の技術的特徴によれば、サイクロンを利用した集塵構造を実現することで、集塵機構を具現化することができる。
本発明の第2の技術的特徴によれば、気流生成部を捕捉部より上流側に設ける態様に比べて、気流生成部への粉塵の付着が抑えられて長期に亘る安定した気流生成が維持できる。
本発明の第3の技術的特徴によれば、既存の要素の組合せを利用して集塵機構を簡単に構築することができる。
本発明の第4の技術的特徴によれば、集塵機構の高さ寸法を抑えることができると共に、集塵機構に捕捉された粉塵の一部をシュレッダ筐体内で落下させ易くすることができる。
本発明の第5の技術的特徴によれば、案内部材を設けない態様に比べて、シュレッダ筐体から粉塵が漏れ出すのをより抑えることができる。
本発明の第6の技術的特徴によれば、シュレッダ筐体の上部からの排気をなくすことができ、ユーザに対して排気が直接吹き付けられる事態を無くすことができる。
本発明の第7の技術的特徴によれば、捕捉部に付着した粉塵の一部をシュレッダ筐体内で落下させて除去することができる。
本発明の第8の技術的特徴によれば、専用の駆動源を用いずに振動付与機構を具現化することができる。
本発明の第9の技術的特徴によれば、細断機構停止時に細断停止後に発生し易いシュレッダ筐体から粉塵が漏れ出すのを抑えることができる。
本発明の第10の技術的特徴によれば、集塵機構全体を着脱することで、シュレッダ筐体外で捕捉部の交換を実施することができる。
本発明の第11の技術的特徴によれば、サイクロンを利用した集塵構造を実現することで、集塵機構を具現化することができる。
◎実施の形態の概要
図1は、本発明が適用されたシュレッダの実施の形態の概要を示す説明図である。
同図において、本シュレッダは、被細断物Sが投入される投入口2を有するシュレッダ筐体1と、シュレッダ筐体1内に設けられて投入口2から投入された被細断物Sが搬入される搬入経路3と、シュレッダ筐体1内の搬入経路3の途中に設けられて搬入経路3に搬入された被細断物Sを細断する細断機構4と、シュレッダ筐体1内の細断機構4の下方位置に設置されて細断機構4にて細断された細断屑Saが収容される屑受け5と、搬入経路3の途中から搬入経路3とは異なる排出経路6を経て細断機構4から発生して浮遊する粉塵Sbを集める集塵機構7と、を備え、集塵機構7は、排出経路6中に設けられ、シュレッダ筐体1内からシュレッダ筐体1外に向かう気流を生成する気流生成部8と、排出経路6中にシュレッダ筐体1の上部から取外し可能に設けられ、気流生成部8にて生成された気流に乗って搬送される粉塵Sbを捕捉する捕捉部9と、を有している。
図1は、本発明が適用されたシュレッダの実施の形態の概要を示す説明図である。
同図において、本シュレッダは、被細断物Sが投入される投入口2を有するシュレッダ筐体1と、シュレッダ筐体1内に設けられて投入口2から投入された被細断物Sが搬入される搬入経路3と、シュレッダ筐体1内の搬入経路3の途中に設けられて搬入経路3に搬入された被細断物Sを細断する細断機構4と、シュレッダ筐体1内の細断機構4の下方位置に設置されて細断機構4にて細断された細断屑Saが収容される屑受け5と、搬入経路3の途中から搬入経路3とは異なる排出経路6を経て細断機構4から発生して浮遊する粉塵Sbを集める集塵機構7と、を備え、集塵機構7は、排出経路6中に設けられ、シュレッダ筐体1内からシュレッダ筐体1外に向かう気流を生成する気流生成部8と、排出経路6中にシュレッダ筐体1の上部から取外し可能に設けられ、気流生成部8にて生成された気流に乗って搬送される粉塵Sbを捕捉する捕捉部9と、を有している。
ここで、被細断物Sの代表的態様としては用紙が挙げられるが、被細断物Sとしてはこれに限られず、プラスチックス製のシートやCD等であっても差し支えない。また、搬入経路3は一つに限られず、複数備える態様も含む。更に、屑受け5の形状は特に限定されず、例えば屑箱単独の態様であってもよいし、屑箱の内側にごみ袋を設ける態様であってもよい。
そして、気流生成部8の代表的態様としては具体的に気流を生成するための部材、例えばファンのみならず、ファンを駆動する駆動源、経路を形成するための部材等も含む。また、ファンの代わりに他の吸引機構を用いるようにしても差し支えない。そして、気流生成部8は排出経路6の途中に設けていてもよいし、入口側、出口側に設けていてもよい。ファンの代表的態様としては、プロペラファンやシロッコファンを用いる態様が挙げられるが、低騒音や薄型化の点ではプロペラファンが好適である。尚、気流生成部8による気流を投入口2からのものに集約するには、シュレッダ筐体1が密封される方が好ましい。
更に、本例で言う粉塵Sbとは、細断屑Saの中で特に空中に浮遊する微細なもの、特に微細な紙粉が相当する。このような粉塵Sbは細断機構4の稼働による発熱(例えば回転駆動源による発熱)等に起因するシュレッダ筐体1内での上昇気流により、シュレッダ筐体1内で浮遊し易いものである。
本例では、このような粉塵Sbを捕捉するために捕捉部9が用いられる。このような捕捉部9は、気体中の粉塵を分離・除去するものであればよく、例えば不織布を使用したフィルタや、サイクロンを利用した機構が挙げられる。また、捕捉部9は排出経路6の途中に設けていてもよいし、入口側、出口側に設けていてもよい。このような捕捉部9では粉塵Sbが徐々に堆積する虞れがあり、このような堆積によって捕捉機能が低下する虞れがある。そのため、シュレッダを長期に亘って使用するには、捕捉部9に対する後処理作業、例えば交換・清掃等が必要となるが、本例のごとく、シュレッダ筐体1の上部から取外し可能に構成されることで、後処理作業の簡易化がなされるようになる。
次に、本実施の形態の代表的態様又は好ましい態様について説明する。
排出経路6中の捕捉部9の好適配置は、気流生成部8の汚れを防ぐ観点から、捕捉部9は排出経路6中の気流生成部8より上流側に設けられることが好ましい。そして、捕捉部9や気流生成部8としての汎用性の観点からは、捕捉部9は予め決められた大きさ以上の粉塵Sbをろ過するフィルタを用いる一方、気流生成部8はファンを用いるものとすることが好ましい。
排出経路6中の捕捉部9の好適配置は、気流生成部8の汚れを防ぐ観点から、捕捉部9は排出経路6中の気流生成部8より上流側に設けられることが好ましい。そして、捕捉部9や気流生成部8としての汎用性の観点からは、捕捉部9は予め決められた大きさ以上の粉塵Sbをろ過するフィルタを用いる一方、気流生成部8はファンを用いるものとすることが好ましい。
また、このようなフィルタの好適配置としては、フィルタの気体流入面及びファンの気体排出面は略水平方向に沿うように配置され、更に、フィルタとファンとは鉛直方向における投影面が重ならないように配置されていることが好ましい。この場合、鉛直方向においてフィルタとファンとが重複することがないため、集塵機構7の高さ寸法を低く抑えることが可能である。また、フィルタを略水平方向に配置することでフィルタに捕捉された粉塵Sbの一部はシュレッダ筐体1内に落下し易くなる。
更に、ファンは気体排出面が略水平方向になるように配置されていることが好ましい。つまり、ファンは、ファンによる気流が略鉛直方向に沿って流れるようにシュレッダ筐体1の上部に横置きに配置されることを意味し、シュレッダ筐体1の側部に縦置きに配置する場合に比べてシュレッダの各要素のレイアウトに対する制限が緩和されるようになる。また、ファンをシュレッダ筐体1の上部に配置する場合、気体排出面を略水平方向とすることで、ファンを薄型に配置することができ、シュレッダの全体高さが低く抑えられる。
更にまた、フィルタの交換を容易にする観点から、集塵機構7は、フィルタ及びファンを覆う開閉可能なカバーを備え、当該カバーを開放することでフィルタの交換ができるようになっていることが好ましい。ここで、カバーがファンを覆うとは、ファンの気体排出面の少なくとも一部は除くことを意味し、ファンの気体排出面全体がカバーで覆われることはなく、例えば気体排出面に対する安全対策のために、カバーにメッシュ状のものを被せるようにしてもよい。更には、例えばカバー側にファンが取り付けられた構成も含まれる。
また、シュレッダ筐体1からの粉塵Sbの漏れ出しを一層防ぐ観点からは、搬入経路3に繋がり且つ捕捉部9の気体流入面を覆うように設けられ、搬入経路3から流入される気体を捕捉部9に案内する案内部材を備えることが好ましい。この場合、案内部材が搬入経路3から捕捉部9に気流を案内することで、投入口2からの気体がそのまま案内部材を通って捕捉部9に導かれるようになり、シュレッダ筐体1内の粉塵Sbが直接捕捉部9に到達することが抑えられ、粉塵Sbがシュレッダ筐体1外へ漏れ出すのを一層抑えられる。
更に、ユーザに対する利便性を図る観点から、気流生成部8は、シュレッダ筐体1の上部以外の周壁部からシュレッダ筐体1外に向かう気流を生成するものであることが好ましい。ここで、シュレッダ筐体1の上部以外の周壁部とは、シュレッダ筐体1の側壁部は勿論、底壁部をも含む。このような態様にあっては、シュレッダからの排気がシュレッダ筐体1の上面に向かうことなく、直接ユーザに当たることがない。また、シュレッダ筐体1の上部に物が置かれても排気の安定性は確保される。
そして、捕捉部9での粉塵Sbの捕捉性能を維持する観点からは、更に、捕捉部9に振動を付与する振動付与機構を更に備えることが好ましい。このような振動付与機構は、捕捉部9が振動するように、捕捉部9に対して振動若しくは衝撃を作用させるもので、具体的にはモータの回転力を使ってハンマー等で叩いたり、プランジャーで叩いたり、バイブレータや圧電素子を使う機構等が想定される。また、振動付与機構は捕捉部9に直接的に作用するものであってもよいし、間接的に作用するものであってもよい。このような振動付与機構の稼動時期は、気流生成部8の非稼働時又は稼働時のいずれであっても差し支えなく、非稼働時であれば振動付与機構による捕捉部9からの粉塵Sbがシュレッダ筐体1から漏れ出す虞れは抑えられ、一方、稼働時であれば振動付与機構で発する異音が掻き消されるようになる。
特に、振動付与機構として、新たな駆動源を不要とする場合には、細断機構4は被細断物Sを細断する回転刃と当該回転刃を回転させる回転駆動源とを含み、振動付与機構は回転駆動源からの回転力を用いて構成されることが好ましい。この場合、振動付与機構の駆動は細断機構4の稼働/非稼働のいずれであってもよいが、稼働中の態様であれば回転駆動源からの回転力を直結させ、一方、細断機構4の非稼働時の態様であれば、切替手段を設け、回転駆動源からの回転力を切替手段を経由させて振動付与機構に適用すればよい。
また、細断停止後に粉塵Sbがシュレッダ筐体1の投入口2から漏れ出すのを抑える観点から、気流生成部8は細断機構4の稼働中及び稼働停止後予め決められた時間を経過するまでの期間にて気流を生成するように構成されていることが好ましい。細断機構4の停止時に気流生成部8を即停止させると、粉塵Sbが投入口2より漏れ出す虞れがあり、シュレッダ筐体1内での粉塵Sbの動きが収まる程度の期間は気流生成部8を働かせることで、粉塵Sbを気流に乗せて捕捉部9に運ぶようにするのがよい。
そして、集塵機構7としては、シュレッダ筐体1から捕捉部9のみを着脱するように構成してもよいが、シュレッダ筐体1から気流生成部8及び捕捉部9を一括して着脱し、シュレッダ筐体1外で捕捉部9の交換作業を行うようにしてもよい。後者の態様としては、次のものも挙げられる。すなわち、集塵機構7は、気流生成部8及び捕捉部9が収容される収容体を備え、当該収容体がシュレッダ筐体1の上部から着脱可能に構成されている態様である。このとき、収容体内で気流生成部8及び捕捉部9のレイアウトは特に問わない。尚、収容体には排出経路6を構成する要素の一部をも含むようにしてもよい。
また、捕捉部9としてフィルタを用いない態様も可能で、この場合、集塵機構7は、捕捉部9としてサイクロン分離機構を用いるようにしてもよい。サイクロン分離機構は、気流生成部8にて生成された気流に乗って運ばれる粉塵Sbをサイクロンの原理を利用して分離し、分離した粉塵Sbを落下させて捕捉するものであれば適宜選定して差し支えない。ここで、落下した粉塵Sbは通常サイクロン分離機構に付設した集塵部に捕捉するようにするのが一般的であるが、シュレッダの屑受け5を集塵部として兼用するようにしてもよい。
以下、添付図面に示す実施の形態に基づいて本発明を更に詳細に説明する。
◎実施の形態1
図2(a)は、実施の形態1に係るシュレッダの外観を示す斜視図、(b)は後述するカバーが開放された状態を示す斜視図である。本実施の形態のシュレッダ10は、被細断物としてのシート状物(例えば用紙S)を細断する細断機構(後述する)を内部に有するシュレッダ本体20と、このシュレッダ本体20の上部に設けられた集塵機構30と、を備えている。
◎実施の形態1
図2(a)は、実施の形態1に係るシュレッダの外観を示す斜視図、(b)は後述するカバーが開放された状態を示す斜視図である。本実施の形態のシュレッダ10は、被細断物としてのシート状物(例えば用紙S)を細断する細断機構(後述する)を内部に有するシュレッダ本体20と、このシュレッダ本体20の上部に設けられた集塵機構30と、を備えている。
シュレッダ本体20は、外装品としてのシュレッダ筐体21を有し、シュレッダ筐体21の上部には、細断のために用紙Sが投入される投入口22が設けられている。また、シュレッダ筐体21の上部には、投入口22より後側に集塵機構30が設けられ、シュレッダ筐体21に対して開閉可能な構成となっている。更に、シュレッダ筐体21の前面には、開閉扉23が取り付けられており、この開閉扉23の内側でシュレッダ筐体21の内部には、後述する細断機構にて用紙Sが細断された細断屑が収容される図示外の屑受けを設置できるようになっている。尚、図中符号23aは開閉扉23に設けられた取っ手となっている。
また、本実施の形態の集塵機構30はカバー31を有しており、シュレッダ筐体21に対してカバー31がヒンジ32で結合された構成であり、カバー31に設けられた取っ手33を持ち上げることで、カバー31が開放されるようになっている。カバー31には、その内側に気流生成部の一要素としてのファン34(ここでは一例としてプロペラファンを示している)が取り付けられており、カバー31の開閉に伴ってファン34がカバー31と共に移動するようになっている。
更に、カバー31の外面には、カバー31の表面から突出し且つファン34からの気体排出面を覆うように金網35が設けられている。この金網35はカバー31の表面から突出した部位(側面)にも気体の排出経路が形成されているため、仮に、ユーザが金網35上に書籍等を載せた場合にも、ファン34による気体の排出経路は問題なく確保されるようになっている。
また、カバー31が開放されたときのシュレッダ筐体21側には、捕捉部の一要素としてのフィルタ24が取り付けられている。フィルタ24は、例えば硬質の枠体(図示せず)に対して不織布等で構成されたフィルタ材が保持されたもので、図中厚み方向に沿って気体の流路(排出経路)が形成されるようになっている。シュレッダ筐体21の一部には枠体より小さい穴が形成されており、この穴を覆うようにフィルタ24が取り付けられることで、フィルタ24が予め決められた位置に保持されるようになっている。フィルタ24は、複数の押さえ板25によって枠体が位置決め保持され、シュレッダ筐体21の上面に沿って配置される形となっており、フィルタ24の表面は略水平方向に倣うようになっている。そして、カバー31が閉塞された場合にはカバー31内でフィルタ24とファン34との間に気体の排出経路が形成されるようになっている。
図3は、本実施の形態におけるシュレッダ10の構造を分かり易く説明するための模式図である。本模式図は、その外観が図2とは異なるが、構成要因を分かり易くするために模式化したものとなっている。そのため、例えばフィルタ24とファン34の配置が図2と異なるなどの相違点を有するものとなっている。
図3において、本実施の形態におけるシュレッダ10は、シュレッダ筐体21の上部に用紙Sが投入される投入口22と、フィルタ24やファン34等で構成される集塵機構30が設けられている。また、シュレッダ筐体21の内部には、内部を上方と下方に仕切るための仕切り部材26が開口26aを有した状態で設けられている。仕切り部材26の上方には、投入口22から投入された用紙Sを細断する細断機構40や、投入口22から用紙Sを細断機構40に案内する一対の案内シュート27(27a、27b)が設けられ、案内シュート27によって用紙Sの搬入経路が構成されることになる。一方、仕切り部材26の下方には、細断機構40にて用紙Sが細断されて発生する細断屑Saを収容する屑受け70がシュレッダ筐体21から取り外しできるように設けられている。尚、本例では投入口22をシュレッダ筐体21の上部側に設けているが、上部に限られず、細断機構40へ用紙Sを搬入できる位置であれば他の箇所でも差し支えない。
図4(a)(b)は、細断機構40の駆動系並びに制御系を示す説明図である。本例の細断機構40は、例えば対構成の刃付ドラム41、42が用いられるクロスカット方式を採用したもので、刃付ドラム41、42の噛み合い領域に用紙Sを通すことで、用紙Sの搬入方向に沿う方向(図中縦方向)及びこれに略直交する交差方向(図中横方向)について縦横同時に用紙Sを細断するようにしたものである。
そして、シュレッダ筐体21の上部には操作部60が設けられており、この操作部60は、シュレッダ10に電源を投入するためのスタートスイッチ61(図中STと表記)と、用紙Sが案内シュート27で詰まった場合に用紙Sを逆転排出する排出モードなどを指定するモード選択スイッチ62(図中MSと表記)と、シュレッダ10の動作状態を表示する表示器63等を有している。
次に、本実施の形態における細断機構40の駆動系について説明する。細断機構40を回転駆動する駆動系としては、回転駆動源としての駆動モータ43と、この駆動モータ43からの駆動力を細断機構40の対構成の刃付ドラム41、42に伝達する駆動伝達機構44とを有している。本例において、駆動伝達機構44としては、例えば駆動モータ43の駆動軸及び一方の刃付ドラム41の回転軸に夫々プーリ44a、44bを固着すると共に、これらプーリ44a、44b間に伝達ベルト44cを掛け渡し、更に、対構成の刃付ドラム41、42の各回転軸には伝達ギア44d、44eを互いに噛み合わせた状態で固着するようにしたものとなっている。
以上のような駆動系や操作部60は、制御装置50によって制御されている。本例の制御装置50は、例えばCPU、RAM、ROM及び入出力ポート等を含むマイクロコンピュータシステムからなり、操作部60からの操作信号、一方の案内シュート27a側に設けられた透孔27cを通じて案内シュート27に用紙Sが投入されたか否かを検知する検知センサ51からの信号等が入出力ポートを介して受け取られ、CPU、RAMによってROM内に予め記憶されている細断制御プログラムを実行し、入出力ポートを介して細断機構40の駆動系に対し予め決められた制御信号を送出するようになっている。尚、図中符号55は駆動モータ43に供給される駆動電流を検出する電流検出器であり、この電流検出器55の電流値をモニタすることで細断機構40に搬入される用紙Sによる細断機構40での負荷を判断し、用紙Sの詰まりなどを判別することができるようになっている。
ここで、用紙Sを細断する場合のシュレッダ10における課題について説明する。
用紙Sは細断機構40によって細断され、細断された細断屑Saが屑受け70に収容されるようになるが、昨今の情報漏洩をより一層防ぐ等の要請からも、細断機構40による細断屑Saをより細かくすることが必要となっている。そのため、シュレッダ筐体21内には用紙Sを細断した時の細かい紙粉Sb(本例で言う粉塵に相当する)が多量に発生する実情にある。このような細かい紙粉Sb(粉塵)が発生すると、紙粉Sbは直接屑受け70内に収容され難く、シュレッダ筐体21内を長時間漂うようになる。また、細断機構40が停止しても、細断機構40による発熱(例えば駆動モータ43による発熱等)により、シュレッダ筐体21内に発生する上昇気流によって紙粉Sbも運ばれ、最終的に投入口22から外部へ漏れ出す虞れもある。尚、図3中で、細断機構40と屑受け70との間の細断屑Saと、屑受け70中の細断屑Saの表記が異なるのは、屑受け70内の細断屑Saは集積したものであることを表している。
用紙Sは細断機構40によって細断され、細断された細断屑Saが屑受け70に収容されるようになるが、昨今の情報漏洩をより一層防ぐ等の要請からも、細断機構40による細断屑Saをより細かくすることが必要となっている。そのため、シュレッダ筐体21内には用紙Sを細断した時の細かい紙粉Sb(本例で言う粉塵に相当する)が多量に発生する実情にある。このような細かい紙粉Sb(粉塵)が発生すると、紙粉Sbは直接屑受け70内に収容され難く、シュレッダ筐体21内を長時間漂うようになる。また、細断機構40が停止しても、細断機構40による発熱(例えば駆動モータ43による発熱等)により、シュレッダ筐体21内に発生する上昇気流によって紙粉Sbも運ばれ、最終的に投入口22から外部へ漏れ出す虞れもある。尚、図3中で、細断機構40と屑受け70との間の細断屑Saと、屑受け70中の細断屑Saの表記が異なるのは、屑受け70内の細断屑Saは集積したものであることを表している。
本実施の形態では紙粉Sbが外部へ漏れ出すのを抑えるために集塵機構30を備えている。また、集塵機構30をシュレッダ筐体21の上部側に設けると共に、細断終了後にも予め決められた時間ファン34を稼働するようにしている。そのため、ファン34稼動中は、投入口22からシュレッダ筐体21内に流入する気体が搬入経路の下部、即ち、案内シュート27の下部位置からフィルタ24側に向かい、フィルタ24を通って、カバー31内の排出経路を通過した後、ファン34から外部へ排出される。
つまり、仮に、シュレッダ筐体21内の上昇気流等により細断時に発生した紙粉Sbが投入口22から漏れ出ようとしても、案内シュート27の下部付近にある紙粉Sbは、フィルタ24によって分離・除去され、投入口22から紙粉Sbが漏れ出す虞れはなくなる。また、紙粉Sbはフィルタ24によって捕捉されるため、ファン34からシュレッダ筐体21外へ漏れ出す虞れもない。
更に、本実施の形態では、フィルタ24に紙粉Sbが付着しても、フィルタ24の気体流入面が略水平方向となっているため、フィルタ24の表面に付着した紙粉Sbの一部は自然落下して屑受け70側に収容されるようになる。そのため、フィルタ24の性能は長期に亘って維持されるようになる。そして、フィルタ24自体が目詰まりを生じてその性能が低下するようになると、フィルタ24を交換するようにすればよく、その際、集塵機構30のカバー31を開放することでフィルタ24の交換が容易になされるため、フィルタ24の交換のためにシュレッダ10自体を移動させる等の面倒な作業も必要ない。尚、本実施の形態では、フィルタ24を交換するためにカバー31を開放するとファン34が停止している状態となり、フィルタ24の交換時にファン34に手を触れて怪我をする虞れもない。
また、本実施の形態では、制御装置50(図4参照)によって細断機構40が停止した後、予め決められた時間の経過後にファン34が停止するように制御されているため、細断停止後においてシュレッダ筐体21内で漂う紙粉Sbは、投入口22から漏れ出ることなく、フィルタ24側に吸引されて捕捉されるようになり、シュレッダ筐体21から紙粉Sbが漏れ出す虞れは抑えられる。
更に、本実施の形態では、フィルタ24とファン34とは鉛直方向における投影面が重ならないように配置されているため、フィルタ24の厚さやファン34の厚さがある程度厚くても、カバー31の部分の高さを低くでき、シュレッダ10としての全体高さは低く抑えられる。また、気体の排出経路中でファン34をフィルタ24より下流側に配置していることもあり、ファン34への直接的な紙粉Sbの付着も抑えられ、ファン34は長期に亘って清浄に保たれる。
本実施の形態では、フィルタ24をシュレッダ筐体21側に設置する態様を示したが、例えばフィルタ24をカバー31側に設けるようにしても差し支えなく、その場合、例えばカバー31を開放したときにカバー31の内側からフィルタ24を交換できるようにしておけばよい。
◎実施の形態2
図5は、実施の形態2におけるシュレッダ10の構造を分かり易く説明するための模式図である。同図において、本実施の形態のシュレッダ10は、実施の形態1のシュレッダ10(図3参照)と略同様に構成されるが、集塵機構30におけるフィルタ24とファン34の配置が実施の形態1と異なる。尚、実施の形態1と同様の構成要素には同様の符号を付し、ここではその詳細な説明は省略する。
図5は、実施の形態2におけるシュレッダ10の構造を分かり易く説明するための模式図である。同図において、本実施の形態のシュレッダ10は、実施の形態1のシュレッダ10(図3参照)と略同様に構成されるが、集塵機構30におけるフィルタ24とファン34の配置が実施の形態1と異なる。尚、実施の形態1と同様の構成要素には同様の符号を付し、ここではその詳細な説明は省略する。
本実施の形態のシュレッダ10は、フィルタ24とファン34とが略垂直方向に配置されており、両者の間には間隙が設けられ、この間隙によって気体の排出経路が形成されるようになっている。この態様におけるフィルタ24の交換は、ファン34が取り付けられたカバー31を開放することで行うようにすればよい。このような構成であっても、シュレッダ筐体21内の紙粉Sbが投入口22から漏れ出すことは抑えられる。尚、本実施の形態では、フィルタ24の底部(気体流入面側)からファン34の上部(気体排出面側)までの高さが実施の形態1の態様(図3参照)に比べて高くなることから、レイアウト上の配慮が必要となる。
◎実施の形態3
図6は、実施の形態3におけるシュレッダ10の構造を分かり易く説明するための模式図である。同図において、本実施の形態のシュレッダ10は、実施の形態1のシュレッダ10(図3参照)と略同様に構成されるが、ファン34の配置が実施の形態1と異なる。尚、実施の形態1と同様の構成要素には同様の符号を付し、ここではその詳細な説明は省略する。
図6は、実施の形態3におけるシュレッダ10の構造を分かり易く説明するための模式図である。同図において、本実施の形態のシュレッダ10は、実施の形態1のシュレッダ10(図3参照)と略同様に構成されるが、ファン34の配置が実施の形態1と異なる。尚、実施の形態1と同様の構成要素には同様の符号を付し、ここではその詳細な説明は省略する。
同図において、本実施の形態の集塵機構30では、ファン34がシュレッダ筐体21の側壁部分に設けられている。そのため、フィルタ24を通過した気流は、カバー31内を経由して側壁に取り付けられたファン34からシュレッダ10外へ排気される。このようにファン34をシュレッダ筐体21の側壁に設けると、ファン34からの排気がユーザに直接当たる虞れはなく、また、シュレッダ10の上部にユーザが間違って物を置いたとしても、排気を阻害する虞れもない。これにより、集塵機構30は安定に作動する。
尚、本実施の形態では、ファン34がシュレッダ筐体21の側壁部分に設けられる態様を示したが、これに限られるものではなく、例えばシュレッダ筐体21の背面側の壁部分に設けられるようにしてもよい。更に、ファン34で生成された気流を排出経路を介してシュレッダ筐体21の底部から排気するようにしてもよい。
尚、本実施の形態では、ファン34がシュレッダ筐体21の側壁部分に設けられる態様を示したが、これに限られるものではなく、例えばシュレッダ筐体21の背面側の壁部分に設けられるようにしてもよい。更に、ファン34で生成された気流を排出経路を介してシュレッダ筐体21の底部から排気するようにしてもよい。
◎実施の形態4
図7は、実施の形態4におけるシュレッダ10の構造を分かり易く説明するための模式図である。同図において、本実施の形態のシュレッダ10は、実施の形態1のシュレッダ10(図3参照)と略同様に構成されるが、フィルタ24に振動を付与する振動付与機構80を備えている点が実施の形態1と異なる。尚、実施の形態1と同様の構成要素には同様の符号を付し、ここではその詳細な説明は省略する。
図7は、実施の形態4におけるシュレッダ10の構造を分かり易く説明するための模式図である。同図において、本実施の形態のシュレッダ10は、実施の形態1のシュレッダ10(図3参照)と略同様に構成されるが、フィルタ24に振動を付与する振動付与機構80を備えている点が実施の形態1と異なる。尚、実施の形態1と同様の構成要素には同様の符号を付し、ここではその詳細な説明は省略する。
図8(a)は本実施の形態の振動付与機構80を分かり易く説明するための模式図であり、(b)は後述するハンマーの構成を示す説明図である。本実施の形態の振動付与機構80は、フィルタ24に対して振動を付与するためのハンマー81を備えている。ハンマー81は、板ばね82と、この一端側でフィルタ24の近傍にフィルタ24を叩く打鍵部83を有し、板ばね82の他端側がシュレッダ筐体21側に固定されている。一方、制御装置50によって駆動モータ43が制御され、駆動モータ43には、駆動モータ43の回転駆動力を接離するように切り替えると共に回転数を少なくするためのギアボックス85が接続されている。ギアボックス85にはその回転軸に繋がる回転板86が設けられ、更に、その回転板86には一部に突出する突起86aが形成されている。そして、回転板86が回転することで、その突起86aがハンマー81の板ばね82の打鍵部83の近く(図中P点で示す位置)をはじくようになっている。
本実施の形態では、細断機構40が停止した後、制御装置50によって駆動モータ43は再度回転し、この駆動モータ43の回転がギアボックス85を介して回転板86に伝達される。回転板86が回転することで、回転板86の突起86aが周期的にハンマー81の板ばね82をはじくようになり、その結果、打鍵部83がフィルタ24を叩くことでフィルタ24は振動するようになる。これにより、フィルタ24の表面に付着した紙粉Sbはフィルタ24から落下し、落下した紙粉Sbは屑受け70に収容される。そのため、フィルタ24の清浄度は保たれ、その後も紙粉Sbの捕捉性能が保持される。尚、制御装置50によって予め決められた時間が経過した後に駆動モータ43が停止し、フィルタ24への振動付与は終了する。
本実施の形態では、振動付与機構80として駆動モータ43の回転駆動力を用いる態様を示したが、例えばスプリングと磁気作用を用いたプランジャーを用いてフィルタ24の枠体に衝撃を加えるようにしてもよいし、偏心錘を使用したバイブレータを用いるようにしてもよい。尚、本実施の形態では、振動付与機構80の駆動を細断機構40の停止後とした態様を示したが、例えば細断機構40の稼働中に振動付与機構80を駆動させるようにすれば、振動付与機構80の発する音が細断機構40によって掻き消される。
◎実施の形態5
図9は、実施の形態5におけるシュレッダ10の構造を分かり易く説明するための模式図である。同図において、本実施の形態のシュレッダ10は、実施の形態2のシュレッダ10(図5参照)と略同様に構成されるが、搬入経路に繋がり且つフィルタ24の気体流入面を覆うように設けられ、搬入経路から流入される気体をフィルタ24に案内する案内部材90を備えている点が実施の形態2と異なる。尚、実施の形態2と同様の構成要素には同様の符号を付し、ここではその詳細な説明は省略する。
図9は、実施の形態5におけるシュレッダ10の構造を分かり易く説明するための模式図である。同図において、本実施の形態のシュレッダ10は、実施の形態2のシュレッダ10(図5参照)と略同様に構成されるが、搬入経路に繋がり且つフィルタ24の気体流入面を覆うように設けられ、搬入経路から流入される気体をフィルタ24に案内する案内部材90を備えている点が実施の形態2と異なる。尚、実施の形態2と同様の構成要素には同様の符号を付し、ここではその詳細な説明は省略する。
本実施の形態のシュレッダ10は、案内シュート27のうちフィルタ24に近い側の案内シュート27bに開口部28を設け、この開口部28とフィルタ24との間に繋がる筒状の案内部材90を備えている。また、フィルタ24とファン34とは略垂直方向に配置されており、両者の間では気体の排出経路が形成されるようになっている。
このような構成において、フィルタ24に繋がる案内部材90を備えているため、ファン34によって吸引される気体は、投入口22を経由した外気が主となり、吸引された外気がそのまま案内部材90を経由してフィルタ24に到達するようになる。そのため、シュレッダ筐体21内の紙粉Sbが案内シュート27間の搬入経路に進入することが抑えられ、シュレッダ筐体21内の紙粉Sbは時間をかけて屑受け70に収容されるようになる。それにより、フィルタ24の目詰まりは一層抑えられ、フィルタ24の交換は長期に亘って不要となる。尚、フィルタ24の交換は、ファン34が取り付けられたカバー31を開放することで行うようにすればよい。
本実施の形態では、フィルタ24の上方にファン34を配置する構成を示したが、この場合、フィルタ24の底部(気体流入面側)からファン34の上部(気体排出面側)までの高さが高くなり、デザイン的な支障を来す虞れもあるが、その場合、実施の形態1(図3参照)のように両者を水平方向に並べるようにすればよい。
◎実施の形態6
図10(a)は、実施の形態6におけるシュレッダ10の構造を分かり易く説明するための模式図、(b)は後述する集塵ユニット100を示す斜視図である。同図において、本実施の形態のシュレッダ10は、実施の形態1のシュレッダ10(図3参照)と略同様に構成されるが、フィルタ24とファン34の配置が実施の形態1と異なる。尚、実施の形態1と同様の構成要素には同様の符号を付し、ここではその詳細な説明は省略する。
図10(a)は、実施の形態6におけるシュレッダ10の構造を分かり易く説明するための模式図、(b)は後述する集塵ユニット100を示す斜視図である。同図において、本実施の形態のシュレッダ10は、実施の形態1のシュレッダ10(図3参照)と略同様に構成されるが、フィルタ24とファン34の配置が実施の形態1と異なる。尚、実施の形態1と同様の構成要素には同様の符号を付し、ここではその詳細な説明は省略する。
本実施の形態のシュレッダ10は、シュレッダ筐体21に対して上部から着脱できる集塵ユニット100を備えている。本実施の形態では、シュレッダ筐体21には集塵ユニット100が支持される支持部21a、21bが設けられ、これらの支持部21a、21bによって集塵ユニット100はシュレッダ筐体21内の安定した位置に支持されるようになっている。
集塵ユニット100は、収容体としてのユニットケース101の上方にファン34が取り付けられ、下方にフィルタ24がユニットケース101の内側から取り外しできるように取り付けられている。また、ユニットケース101の上部には、集塵ユニット100をシュレッダ筐体21に着脱し易くするための取っ手102が設けられると共に、ユニットケース101には開閉扉103が設けられ、この開閉扉103を介してフィルタ24の交換やファン34等の清掃ができるように構成されている。尚、図中符号34aはファン34の外側に設けられた金網を示している。
本実施の形態では、集塵ユニット100のフィルタ24からユニットケース101内を通ってファン34に吸引される気流によって、シュレッダ筐体21内で漂う紙粉Sbは、フィルタ24に捕捉される。また、フィルタ24を交換する際には、集塵ユニット100をシュレッダ筐体21から引き上げた後に、シュレッダ筐体21外にて集塵ユニット100の開閉扉103を開放して行うようにすればよく、フィルタ24の交換も容易になされる。尚、本実施の形態では、フィルタ24の気体流入面を集塵ユニット100の引き上げ方向と同じ向きになるように配置したが、これに限られず、紙粉Sbを捕捉できる位置であれば特に限定されない。
◎実施の形態7
図11は、実施の形態7におけるシュレッダ10の構造を分かり易く説明するための模式図である。同図において、本実施の形態のシュレッダ10は、実施の形態6のシュレッダ10(図10参照)と略同様に構成されるが、ファン34の配置が実施の形態6と異なる。尚、実施の形態6と同様の構成要素には同様の符号を付し、ここではその詳細な説明は省略する。
図11は、実施の形態7におけるシュレッダ10の構造を分かり易く説明するための模式図である。同図において、本実施の形態のシュレッダ10は、実施の形態6のシュレッダ10(図10参照)と略同様に構成されるが、ファン34の配置が実施の形態6と異なる。尚、実施の形態6と同様の構成要素には同様の符号を付し、ここではその詳細な説明は省略する。
同図において、本実施の形態のシュレッダ10は、集塵ユニット100内のファン34がシュレッダ筐体21の側壁側に向けて気流を生成するように縦置きに配置されている。また、フィルタ24は、ユニットケース101の外側から取り外しできるように構成されている。そのため、対応するシュレッダ筐体21の部分には、ファン34からの排気が通過できる通気口(図示せず)が設けられ、フィルタ24からファン34を経由した気流は、シュレッダ筐体21の側壁から排気されるようになる。そのため、排気がシュレッダ10の上部になされる場合に比べ、実施の形態2と略同様に、ユーザに対する利便性が図られる。また、フィルタ24の交換は、ユニットケース101の取っ手102を引き上げて集塵ユニット100をシュレッダ筐体21から引き出し、シュレッダ筐体21外でユニットケース101内のフィルタ24を交換するようにすればよい。
◎実施の形態8
図12は、実施の形態8におけるシュレッダ10の構造を分かり易く説明するための模式図である。同図において、本実施の形態のシュレッダ10は、実施の形態7のシュレッダ10(図11参照)と略同様に構成されるが、実施の形態7では集塵ユニット100のユニットケース101にファン34とフィルタ24とを収容していたのに対し、本実施の形態では、集塵ユニット100はファン34及びフィルタ24を有しているが、シュレッダ筐体21に対して着脱可能なフィルタケース120にはフィルタ24のみを収容する構成になっている。尚、実施の形態7と同様の構成要素には同様の符号を付し、ここではその詳細な説明は省略する。
図12は、実施の形態8におけるシュレッダ10の構造を分かり易く説明するための模式図である。同図において、本実施の形態のシュレッダ10は、実施の形態7のシュレッダ10(図11参照)と略同様に構成されるが、実施の形態7では集塵ユニット100のユニットケース101にファン34とフィルタ24とを収容していたのに対し、本実施の形態では、集塵ユニット100はファン34及びフィルタ24を有しているが、シュレッダ筐体21に対して着脱可能なフィルタケース120にはフィルタ24のみを収容する構成になっている。尚、実施の形態7と同様の構成要素には同様の符号を付し、ここではその詳細な説明は省略する。
同図において、本実施の形態の集塵ユニット100では、フィルタケース120にフィルタ24のみが収容され、ファン34はシュレッダ筐体21側の側壁部分に図示外のブラケットを介して取り付けられている。そして、フィルタ24はフィルタケース120に対して外側から取り外し可能になっている。そのため、フィルタケース120がシュレッダ筐体21内に収容された段階で、フィルタ24を通過した気流がファン34からシュレッダ10外へ排気されるようになる。更に、フィルタ24の交換に際しては、フィルタケース120の取っ手122を引き上げ、フィルタケース120をシュレッダ筐体21から取り出した後、行うようにすればよい。尚、本実施の形態では、フィルタケース120をシュレッダ筐体21内に収容するため、複数の支持部21a〜21cが設けられている。
◎実施の形態9
図13(a)は実施の形態9におけるシュレッダ10の構造を分かり易く説明するための模式図、(b)は後述する集塵ユニット100の拡大図である。同図において、本実施の形態のシュレッダ10は、実施の形態6のシュレッダ10(図10参照)と略同様に構成されるが、フィルタを用いる代わりに他の部材(後述するサイクロン分離機構)を用いている点が実施の形態6と異なる。尚、実施の形態6と同様の構成要素には同様の符号を付し、ここではその詳細な説明は省略する。
図13(a)は実施の形態9におけるシュレッダ10の構造を分かり易く説明するための模式図、(b)は後述する集塵ユニット100の拡大図である。同図において、本実施の形態のシュレッダ10は、実施の形態6のシュレッダ10(図10参照)と略同様に構成されるが、フィルタを用いる代わりに他の部材(後述するサイクロン分離機構)を用いている点が実施の形態6と異なる。尚、実施の形態6と同様の構成要素には同様の符号を付し、ここではその詳細な説明は省略する。
本実施の形態の集塵ユニット100は、これまでの実施の形態が捕捉部としてフィルタを用いていたのに対し、捕捉部としてサイクロン分離機構110を用いている。そのため、集塵ユニット100には、ユニットケース101の上方にファン34を、その下方にサイクロン分離機構110を設けた構成が採られている。
本実施の形態の集塵ユニット100は、実施の形態6と略同様に、シュレッダ筐体21に対して上部から着脱できるようになっており、シュレッダ筐体21には二箇所に集塵ユニット100を支持する支持部21a、21bが設けられている。
サイクロン分離機構110は、シュレッダ筐体21内からの気体の流入口111が形成される筒体112を有し、この筒体112は斜面113aを有する略円錐状の傾斜部113の空間に繋がるようになっている。また、傾斜部113の窄む形状の先端には下部開口114が設けられる一方、上方にはファン34に向けて延びるもう一つの筒体115が設けられている。更に、下部開口114の下方には、集塵ユニット100のユニットケース101に対して着脱可能な集塵箱116が設けられている。
以上のような構成により、本実施の形態におけるサイクロン分離機構110による気流は、次のようになる。ファン34による吸引作用によって、シュレッダ筐体21内から筒体112を通って吸引された気流は、傾斜部113の斜面113aをスパイラル状に下方に向かい、そこから筒体115を通ってファン34に向かう。これにより、シュレッダ筐体21内の紙粉Sbは、流入口111から入って斜面113aを回転しているときに分離されて斜面113aに当たり、斜面113aに当たった紙粉Sbは重力で傾斜部113の下部開口114から落下して集塵箱116に収集される。紙粉Sbが分離された気体は、筒体115からファン34を介して外部へ排出される。
本実施の形態では、サイクロン分離機構110を用いているため、紙粉Sbがサイクロン分離機構110内(具体的には傾斜部113)に残存することは少なく、サイクロン分離機構110を長期に亘って清掃せずに使い続けることが可能になる。また、サイクロン分離機構110の集塵箱116を清掃するには、集塵ユニット100のユニットケース101の取っ手102を引き上げて集塵ユニット100をシュレッダ筐体21から取り外し、その後、シュレッダ筐体21外でユニットケース101から集塵箱116を取り外して中のごみ(集められた紙粉Sb)を除去するようにすればよい。
本実施の形態では、サイクロン分離機構110として図13に示す構成のものを適用したが、サイクロン分離機構110としてはこれに限定されず、他の構成のものを適用するようにしてもよい。
また、集塵ユニット100は、シュレッダ筐体21の上部から着脱可能な構成を有するが、例えばシュレッダ筐体21内に集塵ユニット100を装着した状態のまま集塵箱116のみを着脱する構成を採用するようにしてもよい。本例では、集塵箱116を例えば傾斜部113に対して横方向(集塵ユニット100の引出し方向に交差する方向)に引き出す構成を採用し、更に、実施の形態6(図10(b)参照)のように、ユニットケース101に専用の開閉扉103を設けるようにすれば、この開閉扉103から集塵箱116を引き出すようにすることも可能となる。尚、本実施の形態では、サイクロン分離機構110の上部に直接ファン34を設ける構成を示したが、例えばサイクロン分離機構110とファン34の間にフィルタを設けるようにしてもよいことは言うまでもない。
また、集塵ユニット100は、シュレッダ筐体21の上部から着脱可能な構成を有するが、例えばシュレッダ筐体21内に集塵ユニット100を装着した状態のまま集塵箱116のみを着脱する構成を採用するようにしてもよい。本例では、集塵箱116を例えば傾斜部113に対して横方向(集塵ユニット100の引出し方向に交差する方向)に引き出す構成を採用し、更に、実施の形態6(図10(b)参照)のように、ユニットケース101に専用の開閉扉103を設けるようにすれば、この開閉扉103から集塵箱116を引き出すようにすることも可能となる。尚、本実施の形態では、サイクロン分離機構110の上部に直接ファン34を設ける構成を示したが、例えばサイクロン分離機構110とファン34の間にフィルタを設けるようにしてもよいことは言うまでもない。
次に、集塵ユニット100の捕捉部として、サイクロン分離機構110を用いた他の例を以下の変形の形態にて示す。
◎変形の形態9−1
図14は、変形の形態9−1におけるシュレッダ10の構造を分かり易く説明するための模式図である。本例のシュレッダ10は実施の形態9のシュレッダ10(図13参照)と略同様に構成されるが、集塵ユニット100の中のサイクロン分離機構110の構成が実施の形態9と異なる。尚、実施の形態9と同様の構成要素には同様の符号を付し、ここではその詳細な説明は省略する。
◎変形の形態9−1
図14は、変形の形態9−1におけるシュレッダ10の構造を分かり易く説明するための模式図である。本例のシュレッダ10は実施の形態9のシュレッダ10(図13参照)と略同様に構成されるが、集塵ユニット100の中のサイクロン分離機構110の構成が実施の形態9と異なる。尚、実施の形態9と同様の構成要素には同様の符号を付し、ここではその詳細な説明は省略する。
同図において、本例のサイクロン分離機構110は、実施の形態9のようなサイクロン分離機構110(図13参照)と異なり、傾斜部113の下方に傾斜部113によって分離されて集められた紙粉Sbを収容する専用の集塵箱を備えていない。そのため、傾斜部113の下方にある下部開口114の先には、仕切り部材26を貫通する円筒状部材29が仕切り部材26に固定される形で設けられている。この円筒状部材29は、サイクロン分離機構110側の一端が幅広く構成され、他端は略同一形状となっている。
以上のような構成により、本例では、サイクロン分離機構110にて分離されて集められた紙粉Sbは、円筒状部材29を通ってそのまま屑受け70に落下して回収される。そのため、サイクロン分離機構110自体へ紙粉Sbが収容されることが少ないため、集塵ユニット100をシュレッダ筐体21から引き上げて紙粉Sbを除去する必要がなくなる。ただし、サイクロン分離機構110の清掃が必要な場合には集塵ユニット100を引き上げて行うようにすればよい。
◎変形の形態9−2
図15(a)は、変形の形態9−2におけるシュレッダ10の構造を分かり易く説明するための模式図であり、(b)は(a)の部分拡大図、(c)はシュレッダの全体斜視図である。本例のシュレッダ10の集塵ユニット100の構成は変形の形態9−1(図14参照)と略同様に構成されるが、傾斜部113の形状が異なる点と、集塵箱116を備える点が変形の形態9−1と異なる。尚、変形の形態9−1と同様の構成要素には同様の符号を付し、ここではその詳細な説明は省略する。
図15(a)は、変形の形態9−2におけるシュレッダ10の構造を分かり易く説明するための模式図であり、(b)は(a)の部分拡大図、(c)はシュレッダの全体斜視図である。本例のシュレッダ10の集塵ユニット100の構成は変形の形態9−1(図14参照)と略同様に構成されるが、傾斜部113の形状が異なる点と、集塵箱116を備える点が変形の形態9−1と異なる。尚、変形の形態9−1と同様の構成要素には同様の符号を付し、ここではその詳細な説明は省略する。
本例の集塵ユニット100のサイクロン分離機構110は、傾斜部113が斜面113aの他に斜面113aの下部に繋がる円筒面113bを有している。また、傾斜部113の先端の下部開口114は仕切り部材26の近傍まで延びている。一方、仕切り部材26には開口26a以外にサイクロン分離機構110の傾斜部113の下部開口114に対応する位置に保持開口26bが設けられている。そして、仕切り部材26の保持開口26bの縁部には屑受け70側に一段下がる断面L字状の段差部26cが設けられ、この段差部26cに対して集塵箱116の開口縁部に形成されたフランジ部116aがスライド可能に係止され、集塵箱116が保持開口26bに保持されるようになっている。
本例のシュレッダ10では、シュレッダ筐体21内の紙粉Sbはサイクロン分離機構110によって分離されて集められ、集められた紙粉Sbは傾斜部113の下部開口114を通って集塵箱116内に収容される。集塵箱116内に紙粉Sbがある程度溜まり、溜まった紙粉Sbを廃棄する場合には、シュレッダ10の開閉扉23を開放して、仕切り部材26の下方にスライド可能に保持されている集塵箱116をシュレッダ筐体21から引き出し、引き出した集塵箱116内の堆積物(紙粉Sbの堆積物)を廃棄すればよい。そのため、集塵箱116内の紙粉Sbを廃棄するだけの簡易な処理で終了する。廃棄を終えた集塵箱116は、同じ位置にセットし直して開閉扉23を閉塞することで、続く用紙Sの細断が可能になる。
◎変形の形態9−3
図16(a)は、変形の形態9−3におけるシュレッダ10の構造を分かり易く説明するための模式図であり、(b)は(a)のα方向から見た部分拡大図、(c)はシュレッダの全体斜視図である。本例のシュレッダ10は、集塵ユニット100の構成は変形の形態9−1(図14参照)と略同様に構成されるが、集塵箱116を備える点が変形の形態9−1と異なる。尚、変形の形態9−1と同様の構成要素には同様の符号を付し、ここではその詳細な説明は省略する。
図16(a)は、変形の形態9−3におけるシュレッダ10の構造を分かり易く説明するための模式図であり、(b)は(a)のα方向から見た部分拡大図、(c)はシュレッダの全体斜視図である。本例のシュレッダ10は、集塵ユニット100の構成は変形の形態9−1(図14参照)と略同様に構成されるが、集塵箱116を備える点が変形の形態9−1と異なる。尚、変形の形態9−1と同様の構成要素には同様の符号を付し、ここではその詳細な説明は省略する。
本例では、サイクロン分離機構110にて分離されて集められた紙粉Sbは、サイクロン分離機構110の傾斜部113の先端の下部開口114から集塵箱116内に収容されるように構成されている。一方、シュレッダ10の仕切り部材26には、図中α方向に沿って設けられた対構成の突起26dが形成されており、この対構成の突起26dの間に集塵箱116がスライド収納されるように構成されている。更に、シュレッダ筐体21には、側壁側で仕切り部材26より上方位置に開閉扉117が取り付けられており、この開閉扉117を開放することで、その先に集塵箱116が収納されるようになっている。
本例のシュレッダ10では、シュレッダ筐体21内の紙粉Sbが集塵ユニット100によって集塵されると、紙粉Sbはサイクロン分離機構110によって分離されて集められ、集められた紙粉Sbは傾斜部113の下部開口114を通って集塵箱116内に収容される。集塵箱116内に紙粉Sbがある程度溜まり、溜まった紙粉Sbを廃棄する場合には、シュレッダ10の側壁側に設けられた開閉扉117を開放し、仕切り部材26上にスライド収納されている集塵箱116を引き出し、引き出した集塵箱116内の堆積物(集められた紙粉Sb)を廃棄すればよい。そのため、集塵箱116内の紙粉Sbを廃棄するだけの簡易な処理で終了する。廃棄を終えた集塵箱116は、同じ位置にセットし直して開閉扉117を閉塞することで、続く用紙Sの細断が可能になる。
◎比較の形態1,2
図17(a)(b)は、実施の形態に係るシュレッダ10と比較するために示した比較の形態1,2に係るシュレッダ10’の要部を示す。
図17(a)に示す比較の形態1においては、集塵機構30’は、シュレッダ筐体21の上部以外の周壁(側壁又は背面壁)のうち細断機構40にて細断された細断屑Saが漂う付近に設けられており、シュレッダ筐体21の周壁に設けられた取付孔にファン34を取り付けると共に、このファン34の内側にフィルタ24を設けるようにしたものである。
本比較の形態1によれば、集塵機構30’は、シュレッダ筐体21内に漂う細断屑Saはフィルタ24に捕捉されるため、シュレッダ筐体21外に排出されず、また、ファン34の駆動により矢印に示すような気流が生成されることから、案内シュート27間の搬入経路を通じて投入口22から紙粉Sbが漏出することも抑えられる。
しかしながら、本例では、集塵機構30’は、細断機構40によって細断された細断屑Saが漂う空間付近に設置されることから、フィルタ24には細断屑Saが捕捉され過ぎてしまい、フィルタ24の目詰まりが短時間で起こり易い。このため、本例の集塵機構30’では、細断屑Sa(又は紙粉Sb)の捕捉能力が早期に低下し易く、フィルタ24を頻繁に交換しなければならないという不具合が生ずる。
図17(a)(b)は、実施の形態に係るシュレッダ10と比較するために示した比較の形態1,2に係るシュレッダ10’の要部を示す。
図17(a)に示す比較の形態1においては、集塵機構30’は、シュレッダ筐体21の上部以外の周壁(側壁又は背面壁)のうち細断機構40にて細断された細断屑Saが漂う付近に設けられており、シュレッダ筐体21の周壁に設けられた取付孔にファン34を取り付けると共に、このファン34の内側にフィルタ24を設けるようにしたものである。
本比較の形態1によれば、集塵機構30’は、シュレッダ筐体21内に漂う細断屑Saはフィルタ24に捕捉されるため、シュレッダ筐体21外に排出されず、また、ファン34の駆動により矢印に示すような気流が生成されることから、案内シュート27間の搬入経路を通じて投入口22から紙粉Sbが漏出することも抑えられる。
しかしながら、本例では、集塵機構30’は、細断機構40によって細断された細断屑Saが漂う空間付近に設置されることから、フィルタ24には細断屑Saが捕捉され過ぎてしまい、フィルタ24の目詰まりが短時間で起こり易い。このため、本例の集塵機構30’では、細断屑Sa(又は紙粉Sb)の捕捉能力が早期に低下し易く、フィルタ24を頻繁に交換しなければならないという不具合が生ずる。
このような不具合を解消するために例えば比較の形態2に係るシュレッダ10’が提案されている。
図17(b)に示す比較の形態2においては、集塵機構30’は、比較の形態1と略同様に、ファン34及びフィルタ24を設置するものであるが、フィルタ24の吸込口と細断機構40の用紙Sの搬入側との間を案内ダクト90’で連通させ、ファン34を駆動することで細断機構40の用紙Sの搬入側、主として搬入経路を介した投入口22から空気を取り込んで気流を生成することで、細断機構40から浮遊して搬入経路を介して逆流しようとする紙粉Sbを案内ダクト90’を通してフィルタ24側に捕捉するようにしたものである。
本比較の形態2によれば、細断機構40にて細断された細断屑Saが漂う空間の空気が直接フィルタ24に流入することがないため、細断屑Saがフィルタ24に過剰に捕捉される懸念はなく、細断機構40から浮遊した紙粉Sbが搬入経路を介して投入口22から排出される事態も有効に回避される。
図17(b)に示す比較の形態2においては、集塵機構30’は、比較の形態1と略同様に、ファン34及びフィルタ24を設置するものであるが、フィルタ24の吸込口と細断機構40の用紙Sの搬入側との間を案内ダクト90’で連通させ、ファン34を駆動することで細断機構40の用紙Sの搬入側、主として搬入経路を介した投入口22から空気を取り込んで気流を生成することで、細断機構40から浮遊して搬入経路を介して逆流しようとする紙粉Sbを案内ダクト90’を通してフィルタ24側に捕捉するようにしたものである。
本比較の形態2によれば、細断機構40にて細断された細断屑Saが漂う空間の空気が直接フィルタ24に流入することがないため、細断屑Saがフィルタ24に過剰に捕捉される懸念はなく、細断機構40から浮遊した紙粉Sbが搬入経路を介して投入口22から排出される事態も有効に回避される。
しかしながら、比較の形態1,2の集塵機構30’にあっては、ファン34がシュレッダ筐体21の周壁(側壁又は背面壁)に面した位置に設けられる構成であるため、シュレッダ10’を設置する際に、ファン34が隣接する壁や他の什器と接近し易く、シュレッダ筐体21外への排気作用を損なう懸念があるばかりか、フィルタ24の交換作業に際しては、フィルタ24の交換作業スペースを確保する上でシュレッダ10’を一旦移動させなければならないという不便さが生ずる懸念がある。
これに対し、本実施の形態では、シュレッダ10(例えば図3参照)の移動を必要とせずに、シュレッダ筐体21の上部からフィルタ24等の交換が容易になされることは明らかであるから、比較の形態1,2に比べて、集塵機構30(又は集塵ユニット100)のフィルタ24等の交換作業性が良好であることが理解される。
これに対し、本実施の形態では、シュレッダ10(例えば図3参照)の移動を必要とせずに、シュレッダ筐体21の上部からフィルタ24等の交換が容易になされることは明らかであるから、比較の形態1,2に比べて、集塵機構30(又は集塵ユニット100)のフィルタ24等の交換作業性が良好であることが理解される。
1…シュレッダ筐体,2…投入口,3…搬入経路,4…細断機構,5…屑受け,6…排出経路,7…集塵機構,8…気流生成部,9…捕捉部,S…被細断物,Sa…細断屑,Sb…粉塵
Claims (11)
- 被細断物が投入される投入口を有するシュレッダ筐体と、
前記シュレッダ筐体内に設けられて前記投入口から投入された被細断物が搬入される搬入経路と、
前記シュレッダ筐体内の前記搬入経路の途中に設けられて当該搬入経路に搬入された被細断物を細断する細断機構と、
前記シュレッダ筐体内の前記細断機構の下方位置に設置されて前記細断機構にて細断された細断屑が収容される屑受けと、
前記搬入経路の途中から当該搬入経路とは異なる排出経路を経て前記細断機構から発生して浮遊する粉塵を集める集塵機構と、を備え、
前記集塵機構は、
前記排出経路中に設けられ、前記シュレッダ筐体内から当該シュレッダ筐体外に向かう気流を生成する気流生成部と、
前記排出経路中に前記シュレッダ筐体の上部から取外し可能に設けられ、前記気流生成部にて生成された気流に乗って搬送される前記粉塵を捕捉する捕捉部と、を有することを特徴とするシュレッダ。 - 請求項1に記載のシュレッダにおいて、
前記捕捉部は前記排出経路中の前記気流生成部より上流側に設けられることを特徴とするシュレッダ。 - 請求項2に記載のシュレッダにおいて、
前記捕捉部は予め決められた大きさ以上の粉塵をろ過するフィルタを用いる一方、前記気流生成部はファンを用いるものであることを特徴とするシュレッダ。 - 請求項3に記載のシュレッダにおいて、
前記フィルタの気体流入面及び前記ファンの気体排出面は略水平方向に沿うように配置され、更に、前記フィルタと前記ファンとは鉛直方向における投影面が重ならないように配置されていることを特徴とするシュレッダ。 - 請求項2に記載のシュレッダにおいて、
前記搬入経路に繋がり且つ前記捕捉部の気体流入面を覆うように設けられ、前記搬入経路から流入される気体を前記捕捉部に案内する案内部材を備えることを特徴とするシュレッダ。 - 請求項1に記載のシュレッダにおいて、
前記気流生成部は、前記シュレッダ筐体の上部以外の周壁部からシュレッダ筐体外に向かう気流を生成するものであることを特徴とするシュレッダ。 - 請求項1に記載のシュレッダにおいて、
更に、前記捕捉部に振動を付与する振動付与機構を備えることを特徴とするシュレッダ。 - 請求項7に記載のシュレッダにおいて、
前記細断機構は被細断物を細断する回転刃と当該回転刃を回転させる回転駆動源とを含み、
前記振動付与機構は前記回転駆動源からの回転力を用いて構成されることを特徴とするシュレッダ。 - 請求項1に記載のシュレッダにおいて、
前記気流生成部は前記細断機構の稼働中及び稼働停止後予め決められた時間を経過するまでの期間にて気流を生成するように構成されていることを特徴とするシュレッダ。 - 請求項1に記載のシュレッダにおいて、
前記集塵機構は前記気流生成部及び前記捕捉部が収容される収容体を備え、当該収容体が前記シュレッダ筐体の上部から着脱可能に構成されていることを特徴とするシュレッダ。 - 請求項1に記載のシュレッダにおいて、
前記集塵機構は前記捕捉部としてサイクロン分離機構を用いたものであることを特徴とするシュレッダ。
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KR101917725B1 (ko) * | 2017-09-22 | 2019-01-29 | (주)대진코스탈 | 공기청정기가 형성된 문서세단기 |
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