JP3156392B2 - 空気調和機の運転制御方法 - Google Patents
空気調和機の運転制御方法Info
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- JP3156392B2 JP3156392B2 JP27257092A JP27257092A JP3156392B2 JP 3156392 B2 JP3156392 B2 JP 3156392B2 JP 27257092 A JP27257092 A JP 27257092A JP 27257092 A JP27257092 A JP 27257092A JP 3156392 B2 JP3156392 B2 JP 3156392B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は空気調和機の冷房運転時
における能力制御方法に関するものである。
における能力制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、空気調和機の低外気温時冷房運転
における運転制御方法としては図16に示すように、室
内熱交換器の配管温度を検出し、設定された配管温度
(t1℃)以下になる状態がある設定された時間(T1
分)継続されれば、室内熱交換器の凍結防止のため、圧
縮機および室外送風機を停止する制御を行っていた。
における運転制御方法としては図16に示すように、室
内熱交換器の配管温度を検出し、設定された配管温度
(t1℃)以下になる状態がある設定された時間(T1
分)継続されれば、室内熱交換器の凍結防止のため、圧
縮機および室外送風機を停止する制御を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
空気調和機では以下のような課題があった。
空気調和機では以下のような課題があった。
【0004】近年、圧縮機は容量可変形を使用したもの
が多く、t1を0℃近辺にとると、外気温度が30℃未
満の温度でも室内温度設定によっては高周波数運転にな
り圧縮機の圧縮比が高くなって蒸発圧力が低下し、蒸発
温度がt1以下になって運転が停止することがあった。
そのため、運転、停止の繰り返しとなり設定温度への到
達時間が長くなり、快適性において不具合があった。ま
た、t1に達しない温度近傍で安定運転になった場合に
は、蒸発器で凝縮した低温の水分が室内ユニットの水受
け皿に溜り、伝熱により周辺部が冷却されて室内空気に
触れ露付を生じる。特に壁掛け型の空気調和機では水受
け皿と吹き出し部が一体になったものが多いため露付を
生じやすく、また天井埋め込み型では水受け皿に一旦溜
てからポンプ等によって排出するため水受け皿下部に露
付を生じることがあった。
が多く、t1を0℃近辺にとると、外気温度が30℃未
満の温度でも室内温度設定によっては高周波数運転にな
り圧縮機の圧縮比が高くなって蒸発圧力が低下し、蒸発
温度がt1以下になって運転が停止することがあった。
そのため、運転、停止の繰り返しとなり設定温度への到
達時間が長くなり、快適性において不具合があった。ま
た、t1に達しない温度近傍で安定運転になった場合に
は、蒸発器で凝縮した低温の水分が室内ユニットの水受
け皿に溜り、伝熱により周辺部が冷却されて室内空気に
触れ露付を生じる。特に壁掛け型の空気調和機では水受
け皿と吹き出し部が一体になったものが多いため露付を
生じやすく、また天井埋め込み型では水受け皿に一旦溜
てからポンプ等によって排出するため水受け皿下部に露
付を生じることがあった。
【0005】一方、t1を低下させると、室内熱交換器
の凍結発生頻度の上昇という問題があり、t1を上昇さ
せると運転停止の繰り返しが増加するという問題があっ
た。
の凍結発生頻度の上昇という問題があり、t1を上昇さ
せると運転停止の繰り返しが増加するという問題があっ
た。
【0006】本発明は、上記従来の課題に鑑み、30℃
未満の外気温において高周波数運転を行っても停止する
ことなく、水受け皿に溜る凝縮水温度低下をおさえ水受
け皿近傍の露付をおさえることを目的とするものであ
る。
未満の外気温において高周波数運転を行っても停止する
ことなく、水受け皿に溜る凝縮水温度低下をおさえ水受
け皿近傍の露付をおさえることを目的とするものであ
る。
【0007】また本発明は運転停止の繰り返しを減少さ
せることにより冷凍サイクルの熱ロスを防いで省エネル
ギーを図り、快適性の向上を図ることを目的としてい
る。
せることにより冷凍サイクルの熱ロスを防いで省エネル
ギーを図り、快適性の向上を図ることを目的としてい
る。
【0008】
【0009】
【課題を解決するための手段】 上記課題を解決するため
に本発明は、 容量可変形圧縮機と外気温を検出する外気
温検出手段、前記外気温検出手段の検出した外気温度と
あらかじめ設定された温度との比較を行う外気温比較手
段と室内熱交換器の温度を検出する配管温度検出手段、
前記配管温度検出手段の検出した配管温度とあらかじめ
設定された温度との比較を行う配管温比較手段を設け、
冷房運転時の室内温度を設定可能な室内温度設定手段と
室内温度を検出する室内温度検出手段とを設け、この室
内温度設定手段と室内温度検出手段とから設定室内温度
と室内温度との差温を算出する差温算出手段を設け、さ
らに前記差温が取り得る温度範囲を複数個の温度ゾーン
に分割し、各温度ゾーン毎に室内冷房負荷に対応する負
荷定数を定めて記憶する負荷定数記憶手段、前記負荷定
数記憶手段より得られるデータに基づいて前記容量可変
形圧縮機の容量を制御する圧縮機容量制御手段を設け、
前記外気温度比較手段により設定された温度よりも低
く、かつ前記配管温度検出手段により設定された温度よ
りも低い場合に前記負荷定数記憶手段より得られるデー
タよりも低くデータに基づいて前記容量可変形圧縮機の
容量を制御するようにしたものである。
に本発明は、 容量可変形圧縮機と外気温を検出する外気
温検出手段、前記外気温検出手段の検出した外気温度と
あらかじめ設定された温度との比較を行う外気温比較手
段と室内熱交換器の温度を検出する配管温度検出手段、
前記配管温度検出手段の検出した配管温度とあらかじめ
設定された温度との比較を行う配管温比較手段を設け、
冷房運転時の室内温度を設定可能な室内温度設定手段と
室内温度を検出する室内温度検出手段とを設け、この室
内温度設定手段と室内温度検出手段とから設定室内温度
と室内温度との差温を算出する差温算出手段を設け、さ
らに前記差温が取り得る温度範囲を複数個の温度ゾーン
に分割し、各温度ゾーン毎に室内冷房負荷に対応する負
荷定数を定めて記憶する負荷定数記憶手段、前記負荷定
数記憶手段より得られるデータに基づいて前記容量可変
形圧縮機の容量を制御する圧縮機容量制御手段を設け、
前記外気温度比較手段により設定された温度よりも低
く、かつ前記配管温度検出手段により設定された温度よ
りも低い場合に前記負荷定数記憶手段より得られるデー
タよりも低くデータに基づいて前記容量可変形圧縮機の
容量を制御するようにしたものである。
【0010】
【0011】また本発明は容量可変形圧縮機と外気温を
検出する外気温検出手段、前記外気温検出手段の検出し
た外気温度とあらかじめ設定された温度との比較を行う
外気温比較手段と室内熱交換器の温度を検出する配管温
度検出手段、前記配管温度検出手段の検出した配管温度
とあらかじめ設定された温度との比較を行う配管温比較
手段を設け、冷房運転時の室内温度を設定可能な室内温
度設定手段と室内温度を検出する室内温度検出手段とを
設け、この室内温度設定手段と室内温度検出手段とから
設定室内温度と室内温度との差温を算出する差温算出手
段を設け、さらに前記差温が取り得る温度範囲を複数個
の温度ゾーンに分割し、各温度ゾーン毎に室内冷房負荷
に対応する負荷定数を定めて記憶する負荷定数記憶手
段、および負荷定数判定手段、前記負荷定数記憶手段よ
り得られるデータに基づいて前記容量可変形圧縮機の容
量を制御する圧縮機容量制御手段を設け、前記外気温度
比較手段においてあらかじめ設定された温度よりも低
く、かつ前記配管温度検出手段においてあらかじめ設定
された温度よりも低い場合が一定時間経過すれば、前記
負荷定数記憶手段より得られるデータよりも低くし、さ
らに同一条件が継続されれば順次前記負荷定数記憶手段
より得られるデータよりも低くして、前記容量可変形圧
縮機の容量を制御するようにしたものである。
検出する外気温検出手段、前記外気温検出手段の検出し
た外気温度とあらかじめ設定された温度との比較を行う
外気温比較手段と室内熱交換器の温度を検出する配管温
度検出手段、前記配管温度検出手段の検出した配管温度
とあらかじめ設定された温度との比較を行う配管温比較
手段を設け、冷房運転時の室内温度を設定可能な室内温
度設定手段と室内温度を検出する室内温度検出手段とを
設け、この室内温度設定手段と室内温度検出手段とから
設定室内温度と室内温度との差温を算出する差温算出手
段を設け、さらに前記差温が取り得る温度範囲を複数個
の温度ゾーンに分割し、各温度ゾーン毎に室内冷房負荷
に対応する負荷定数を定めて記憶する負荷定数記憶手
段、および負荷定数判定手段、前記負荷定数記憶手段よ
り得られるデータに基づいて前記容量可変形圧縮機の容
量を制御する圧縮機容量制御手段を設け、前記外気温度
比較手段においてあらかじめ設定された温度よりも低
く、かつ前記配管温度検出手段においてあらかじめ設定
された温度よりも低い場合が一定時間経過すれば、前記
負荷定数記憶手段より得られるデータよりも低くし、さ
らに同一条件が継続されれば順次前記負荷定数記憶手段
より得られるデータよりも低くして、前記容量可変形圧
縮機の容量を制御するようにしたものである。
【0012】また本発明は、容量可変形圧縮機と外気温
を検出する外気温検出手段、前記外気温検出手段の検出
した外気温度とあらかじめ設定された温度との比較を行
う外気温比較手段と室内熱交換器の温度を検出する配管
温度検出手段、前記配管温度検出手段の検出した配管温
度とあらかじめ設定された温度との比較を行う配管温比
較手段を設け、冷房運転時の室内温度を設定可能な室内
温度設定手段と室内温度を検出する室内温度検出手段と
を設け、この室内温度設定手段と室内温度検出手段とか
ら設定室内温度と室内温度との差温を算出する差温算出
手段を設け、さらに前記差温が取り得る温度範囲を複数
個の温度ゾーンに分割し、各温度ゾーン毎に室内冷房負
荷に対応する圧縮機運転周波数を定めて記憶する圧縮機
運転周波数記憶手段、圧縮機運転周波数判定手段、圧縮
機運転周波数制御手段、電動膨張弁の弁開度を制御する
弁開度制御手段を設け、前記外気温度比較手段において
あらかじめ設定された温度よりも低く、かつ前記配管温
度検出手段においてあらかじめ設定された温度よりも低
い場合に、前記弁開度制御手段を一定開度幅で開方向に
制御し、なおかつ同一条件の場合には圧縮機運転周波数
記憶手段より得られるデータよりも低いデータに基づい
て前記容量可変形圧縮機の運転周波数を制御するように
したものである。
を検出する外気温検出手段、前記外気温検出手段の検出
した外気温度とあらかじめ設定された温度との比較を行
う外気温比較手段と室内熱交換器の温度を検出する配管
温度検出手段、前記配管温度検出手段の検出した配管温
度とあらかじめ設定された温度との比較を行う配管温比
較手段を設け、冷房運転時の室内温度を設定可能な室内
温度設定手段と室内温度を検出する室内温度検出手段と
を設け、この室内温度設定手段と室内温度検出手段とか
ら設定室内温度と室内温度との差温を算出する差温算出
手段を設け、さらに前記差温が取り得る温度範囲を複数
個の温度ゾーンに分割し、各温度ゾーン毎に室内冷房負
荷に対応する圧縮機運転周波数を定めて記憶する圧縮機
運転周波数記憶手段、圧縮機運転周波数判定手段、圧縮
機運転周波数制御手段、電動膨張弁の弁開度を制御する
弁開度制御手段を設け、前記外気温度比較手段において
あらかじめ設定された温度よりも低く、かつ前記配管温
度検出手段においてあらかじめ設定された温度よりも低
い場合に、前記弁開度制御手段を一定開度幅で開方向に
制御し、なおかつ同一条件の場合には圧縮機運転周波数
記憶手段より得られるデータよりも低いデータに基づい
て前記容量可変形圧縮機の運転周波数を制御するように
したものである。
【0013】
【作用】上記手段による作用は以下のとおりである。
【0014】
【0015】本発明は、外気温と室内熱交換器の配管温
度を検出し外気温が設定温度よりも低く、配管温が設定
温度よりも低い場合には、設定室内温度と室内温度から
算出した差温の温度ゾーン毎に定めた負荷定数の値を低
くして容量可変形圧縮機の容量を制御するので、外気温
が比較的低くかつ高周波数で運転するような状況におい
ても運転を停止することなく、また蒸発温度が上昇する
ので水受け皿に溜る凝縮水の温度も低下がおさえられる
ため、水受け皿近傍の露付をおさえることができる。ま
た、運転停止の繰り返しを減少させることにより冷凍サ
イクルの熱ロスを防いで省エネルギーを図り、かつ快適
性の向上を図ることができる。
度を検出し外気温が設定温度よりも低く、配管温が設定
温度よりも低い場合には、設定室内温度と室内温度から
算出した差温の温度ゾーン毎に定めた負荷定数の値を低
くして容量可変形圧縮機の容量を制御するので、外気温
が比較的低くかつ高周波数で運転するような状況におい
ても運転を停止することなく、また蒸発温度が上昇する
ので水受け皿に溜る凝縮水の温度も低下がおさえられる
ため、水受け皿近傍の露付をおさえることができる。ま
た、運転停止の繰り返しを減少させることにより冷凍サ
イクルの熱ロスを防いで省エネルギーを図り、かつ快適
性の向上を図ることができる。
【0016】
【0017】
【0018】また、外気温と室内熱交換器の配管温度を
検出し外気温が設定温度よりも低く、配管温が設定温度
よりも低い場合が一定時間経過すれば、設定室内温度と
室内温度から算出した差温の温度ゾーン毎に定めた負荷
定数の値を低くし、さらに同一条件が継続されれば順次
前記負荷定数の値を低くして、容量可変形圧縮機の容量
を制御するので、外気温が30℃未満の比較的低くかつ
高周波数で運転するような状況においても、順次圧縮機
運転周波数を下げながら運転を継続し、また蒸発温度が
上昇するので水受け皿に溜る凝縮水の温度も低下がおさ
えられるため、水受け皿近傍の露付をおさえることがで
きる。
検出し外気温が設定温度よりも低く、配管温が設定温度
よりも低い場合が一定時間経過すれば、設定室内温度と
室内温度から算出した差温の温度ゾーン毎に定めた負荷
定数の値を低くし、さらに同一条件が継続されれば順次
前記負荷定数の値を低くして、容量可変形圧縮機の容量
を制御するので、外気温が30℃未満の比較的低くかつ
高周波数で運転するような状況においても、順次圧縮機
運転周波数を下げながら運転を継続し、また蒸発温度が
上昇するので水受け皿に溜る凝縮水の温度も低下がおさ
えられるため、水受け皿近傍の露付をおさえることがで
きる。
【0019】また運転停止の繰り返しを減少させること
により冷凍サイクルの熱ロスを防いで省エネルギーを図
り、かつ快適性の向上を図ることができる。
により冷凍サイクルの熱ロスを防いで省エネルギーを図
り、かつ快適性の向上を図ることができる。
【0020】また、外気温と室内熱交換器の配管温度を
検出し外気温が設定温度よりも低く、配管温が設定温度
よりも低い場合には、電動膨張弁の弁開度を一定開度幅
で開方向に制御し、それでもなおかつ上記同一条件が継
続されれば、設定室内温度と室内温度から算出した差温
の温度ゾーン毎に定めた圧縮機運転周波数の値を低くし
て容量可変形圧縮機の容量を制御するので、外気温が3
0℃未満の比較的低くかつ高周波数で運転するような状
況においても運転を停止することなく、また蒸発温度が
上昇するので水受け皿に溜る凝縮水の温度も低下がおさ
えられるため、水受け皿近傍の露付をおさえることがで
きる。また、運転停止の繰り返しを減少させることによ
り冷凍サイクルの熱ロスを防いで省エネルギーを図り、
快適性の向上を図ることができる。
検出し外気温が設定温度よりも低く、配管温が設定温度
よりも低い場合には、電動膨張弁の弁開度を一定開度幅
で開方向に制御し、それでもなおかつ上記同一条件が継
続されれば、設定室内温度と室内温度から算出した差温
の温度ゾーン毎に定めた圧縮機運転周波数の値を低くし
て容量可変形圧縮機の容量を制御するので、外気温が3
0℃未満の比較的低くかつ高周波数で運転するような状
況においても運転を停止することなく、また蒸発温度が
上昇するので水受け皿に溜る凝縮水の温度も低下がおさ
えられるため、水受け皿近傍の露付をおさえることがで
きる。また、運転停止の繰り返しを減少させることによ
り冷凍サイクルの熱ロスを防いで省エネルギーを図り、
快適性の向上を図ることができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図1から図
4を参考に説明する。
4を参考に説明する。
【0022】同図において、1は室内温度サーミスタ、
2は室内制御部、3は室内熱交換器の配管温度サーミス
タ、4はリモコン、5は外気温サーミスタ、6は室外制
御部、7はインバータ制御器、8はインバータ、9は容
量可変形圧縮機を示す。
2は室内制御部、3は室内熱交換器の配管温度サーミス
タ、4はリモコン、5は外気温サーミスタ、6は室外制
御部、7はインバータ制御器、8はインバータ、9は容
量可変形圧縮機を示す。
【0023】次にその動作を説明する。室内温度(t
r)は室内温度サーミスタ1により、その温度変化を抵
抗Raとの分圧電圧として、室内制御部2に入力する。
室内制御部2では、リモコン4で設定された設定温度
(tst)と前記室内温度データとの差温△t(=tr
−tst)を算出し、図4に示す圧縮機運転周波数ナン
バーHzに変換してこれを周波数信号とする。例えば冷
房運転時tr=27.3℃、tst=26℃とすると、
差温△t=1.3℃でHz=4となる。室内熱交換器の
配管温度(tpi)は配管温度サーミスタ3により、そ
の温度変化を抵抗Rbとの分圧電圧として、室内制御部
2に入力する。室内制御部2では、配管温度データはあ
らかじめ設定された図5に示す温度領域のどの領域かを
判別して温度領域信号とする。外気温(to)は外気温
サーミスタ5により、その温度変化を抵抗Rcとの分圧
電圧として、室外制御部6に入力する。室外制御部6で
は、外気温データはあらかじめ設定された外気温と比較
を行い、高いか低いかを判定する。一方、室内制御部2
から送られた周波数信号、温度領域信号および外気温デ
ータに基づき、外気温(to)がt3を越えていれば周
波数信号はHzの値をとり、外気温(to)がt3以下
でかつ配管温度(tpi)がt1以上でt2未満であれ
ば、周波数信号を1ランク下の周波数ナンバーHz(H
z=Hz−1)にし、配管温度(tpi)がt1未満
で、従来例の通りある設定された時間(T1分)その温
度が継続されれば周波数信号Hz=0として圧縮機運転
周波数を決定し、インバータ制御器7へ運転周波数信号
を出す。インバータ制御器7では運転周波数信号に基づ
き、インバータ8の波形制御信号を出す。インバータ8
は交流電源入力を一旦直流に変換し、インバータ制御器
7からの制御信号により、直流電源を運転周波数の交流
電源として、容量可変形圧縮機9の電動機へ送り容量可
変形圧縮機9を運転する。なお、制御のハンチングを防
止するため、配管温および外気温の上昇時の温度設定値
はt1、t2およびt3に対して適当なディファレンシ
ャルを設ける。
r)は室内温度サーミスタ1により、その温度変化を抵
抗Raとの分圧電圧として、室内制御部2に入力する。
室内制御部2では、リモコン4で設定された設定温度
(tst)と前記室内温度データとの差温△t(=tr
−tst)を算出し、図4に示す圧縮機運転周波数ナン
バーHzに変換してこれを周波数信号とする。例えば冷
房運転時tr=27.3℃、tst=26℃とすると、
差温△t=1.3℃でHz=4となる。室内熱交換器の
配管温度(tpi)は配管温度サーミスタ3により、そ
の温度変化を抵抗Rbとの分圧電圧として、室内制御部
2に入力する。室内制御部2では、配管温度データはあ
らかじめ設定された図5に示す温度領域のどの領域かを
判別して温度領域信号とする。外気温(to)は外気温
サーミスタ5により、その温度変化を抵抗Rcとの分圧
電圧として、室外制御部6に入力する。室外制御部6で
は、外気温データはあらかじめ設定された外気温と比較
を行い、高いか低いかを判定する。一方、室内制御部2
から送られた周波数信号、温度領域信号および外気温デ
ータに基づき、外気温(to)がt3を越えていれば周
波数信号はHzの値をとり、外気温(to)がt3以下
でかつ配管温度(tpi)がt1以上でt2未満であれ
ば、周波数信号を1ランク下の周波数ナンバーHz(H
z=Hz−1)にし、配管温度(tpi)がt1未満
で、従来例の通りある設定された時間(T1分)その温
度が継続されれば周波数信号Hz=0として圧縮機運転
周波数を決定し、インバータ制御器7へ運転周波数信号
を出す。インバータ制御器7では運転周波数信号に基づ
き、インバータ8の波形制御信号を出す。インバータ8
は交流電源入力を一旦直流に変換し、インバータ制御器
7からの制御信号により、直流電源を運転周波数の交流
電源として、容量可変形圧縮機9の電動機へ送り容量可
変形圧縮機9を運転する。なお、制御のハンチングを防
止するため、配管温および外気温の上昇時の温度設定値
はt1、t2およびt3に対して適当なディファレンシ
ャルを設ける。
【0024】以上のように第1の実施例によれば、冷房
運転時、外気温と室内熱交換器の配管温度を検出し外気
温(to)が設定温度(t3)以下で、配管温(tp
i)がt1以上でt2未満であれば設定室内温度と室内
温度から算出した差温の温度ゾーン毎に定めた圧縮機運
転周波数ナンバーHzの値を1ランク低くして容量可変
形圧縮機の容量を制御するので、外気温が30℃未満の
比較的低い、かつ高周波数で運転するような状況におい
ても運転を停止することなく、また蒸発温度が上昇する
ので水受け皿に溜る凝縮水の温度も低下がおさえられる
ため、水受け皿近傍の露付をおさえることができる。
運転時、外気温と室内熱交換器の配管温度を検出し外気
温(to)が設定温度(t3)以下で、配管温(tp
i)がt1以上でt2未満であれば設定室内温度と室内
温度から算出した差温の温度ゾーン毎に定めた圧縮機運
転周波数ナンバーHzの値を1ランク低くして容量可変
形圧縮機の容量を制御するので、外気温が30℃未満の
比較的低い、かつ高周波数で運転するような状況におい
ても運転を停止することなく、また蒸発温度が上昇する
ので水受け皿に溜る凝縮水の温度も低下がおさえられる
ため、水受け皿近傍の露付をおさえることができる。
【0025】次に、本発明の第2の実施例について、図
面を参照しながら説明する。なお、第2の実施例におけ
る回路図は図1に示す第1の実施例の場合と同一である
ので説明を省略する。
面を参照しながら説明する。なお、第2の実施例におけ
る回路図は図1に示す第1の実施例の場合と同一である
ので説明を省略する。
【0026】次にその動作を図6〜図8で説明する。室
内温度(tr)は室内温度サーミスタ1により、その温
度変化を抵抗Raとの分圧電圧として、室内制御部2に
入力する。室内制御部2では、リモコン4で設定された
設定温度(tst)と前記室内温度データとの差温△t
(=tr−tst)を算出し、図8に示す負荷ナンバー
Lnに変換してこれを差温信号とする。例えば冷房運転
時tr=27.3℃、tst=26℃とすると、差温△
t=1.3℃でLn=6となる。室内熱交換器の配管温
度(tpi)は配管温度サーミスタ3により、その温度
変化を抵抗Rbとの分圧電圧として、室内制御部2に入
力する。室内制御部2では、配管温度データはあらかじ
め設定された温度領域のどの領域かを判別して温度領域
信号とする。外気温(to)は外気温サーミスタ5によ
り、その温度変化を抵抗Rcとの分圧電圧として、室外
制御部6に入力する。室外制御部6では、外気温データ
はあらかじめ設定された外気温と比較を行い、高いか低
いかを判定する。一方、室内制御部2から送られた差温
信号、温度領域信号および外気温データに基づき、外気
温(to)がt3を越えていれば差温信号はLnの値を
とり、外気温(to)がt3以下でかつ配管温度(tp
i)がt1以上でt2未満であれば、差温信号を1ラン
ク下の負荷ナンバーLn(Ln=Ln−1)にし、配管
温度(tpi)がt1未満で、従来例の通りある設定さ
れた時間(T1分)その温度が継続されれば差温信号L
n=0として圧縮機運転周波数を決定し、インバータ制
御器7へ運転周波数信号を出す。インバータ制御器7で
は運転周波数信号に基づき、インバータ8の波形制御信
号を出す。インバータ8は交流電源入力を一旦直流に変
換し、インバータ制御器7からの制御信号により直流電
源を運転周波数の交流電源として、容量可変形圧縮機9
の電動機へ送り容量可変形圧縮機9を運転する。なお、
制御のハンチングを防止するため、配管温および外気温
の上昇時の温度設定値はt1、t2およびt3に対して
適当なディファレンシャルを設ける。
内温度(tr)は室内温度サーミスタ1により、その温
度変化を抵抗Raとの分圧電圧として、室内制御部2に
入力する。室内制御部2では、リモコン4で設定された
設定温度(tst)と前記室内温度データとの差温△t
(=tr−tst)を算出し、図8に示す負荷ナンバー
Lnに変換してこれを差温信号とする。例えば冷房運転
時tr=27.3℃、tst=26℃とすると、差温△
t=1.3℃でLn=6となる。室内熱交換器の配管温
度(tpi)は配管温度サーミスタ3により、その温度
変化を抵抗Rbとの分圧電圧として、室内制御部2に入
力する。室内制御部2では、配管温度データはあらかじ
め設定された温度領域のどの領域かを判別して温度領域
信号とする。外気温(to)は外気温サーミスタ5によ
り、その温度変化を抵抗Rcとの分圧電圧として、室外
制御部6に入力する。室外制御部6では、外気温データ
はあらかじめ設定された外気温と比較を行い、高いか低
いかを判定する。一方、室内制御部2から送られた差温
信号、温度領域信号および外気温データに基づき、外気
温(to)がt3を越えていれば差温信号はLnの値を
とり、外気温(to)がt3以下でかつ配管温度(tp
i)がt1以上でt2未満であれば、差温信号を1ラン
ク下の負荷ナンバーLn(Ln=Ln−1)にし、配管
温度(tpi)がt1未満で、従来例の通りある設定さ
れた時間(T1分)その温度が継続されれば差温信号L
n=0として圧縮機運転周波数を決定し、インバータ制
御器7へ運転周波数信号を出す。インバータ制御器7で
は運転周波数信号に基づき、インバータ8の波形制御信
号を出す。インバータ8は交流電源入力を一旦直流に変
換し、インバータ制御器7からの制御信号により直流電
源を運転周波数の交流電源として、容量可変形圧縮機9
の電動機へ送り容量可変形圧縮機9を運転する。なお、
制御のハンチングを防止するため、配管温および外気温
の上昇時の温度設定値はt1、t2およびt3に対して
適当なディファレンシャルを設ける。
【0027】以上のように第2の実施例によれば、冷房
運転時、外気温と室内熱交換器の配管温度を検出し外気
温(to)が設定温度(t3)以下で、配管温(tp
i)がt1以上でt2未満であれば設定室内温度と室内
温度から算出した差温の温度ゾーン毎に定めた負荷定数
の値を1ランク低くして容量可変形圧縮機の容量を制御
するので、外気温が30℃未満の比較的低い、かつ高周
波数で運転するような状況においても運転を停止するこ
となく、また蒸発温度が上昇するので水受け皿に溜る凝
縮水の温度も低下がおさえられるため、水受け皿近傍の
露付をおさえることができる。
運転時、外気温と室内熱交換器の配管温度を検出し外気
温(to)が設定温度(t3)以下で、配管温(tp
i)がt1以上でt2未満であれば設定室内温度と室内
温度から算出した差温の温度ゾーン毎に定めた負荷定数
の値を1ランク低くして容量可変形圧縮機の容量を制御
するので、外気温が30℃未満の比較的低い、かつ高周
波数で運転するような状況においても運転を停止するこ
となく、また蒸発温度が上昇するので水受け皿に溜る凝
縮水の温度も低下がおさえられるため、水受け皿近傍の
露付をおさえることができる。
【0028】なお、本実施例では、室外機1台に対して
室内機1台の空気調和機について説明したが差温信号を
室内制御器から室外制御器へ送るため、差温信号を積算
すれば、複数の室内機からなるマルチタイプの空気調和
機にも容易に適応でき同様の効果が得られる。
室内機1台の空気調和機について説明したが差温信号を
室内制御器から室外制御器へ送るため、差温信号を積算
すれば、複数の室内機からなるマルチタイプの空気調和
機にも容易に適応でき同様の効果が得られる。
【0029】次に、本発明の第3の実施例について、図
面を参照しながら説明する。なお、第3の実施例におけ
る回路図は図1に示す第1の実施例の場合と同一である
ので説明を省略する。
面を参照しながら説明する。なお、第3の実施例におけ
る回路図は図1に示す第1の実施例の場合と同一である
ので説明を省略する。
【0030】次にその動作を図9〜図10で説明する。
室内熱交換器の配管温度(tpi)は配管温度サーミス
タ3により、その温度変化を抵抗Rbとの分圧電圧とし
て、室内制御部2に入力する。室内制御部2では、配管
温度データはあらかじめ設定された温度領域のどの領域
かを判別して温度領域信号とする。外気温(to)は外
気温サーミスタ5により、その温度変化を抵抗Rcとの
分圧電圧として、室外制御部6に入力する。室外制御部
6では、外気温データはあらかじめ設定された外気温と
比較を行い、高いか低いかを判定する。一方、室内制御
部2から送られた配管温度領域信号および外気温データ
に基づき、外気温(to)がt3を越えていれば周波数
信号は室内負荷に適応した値をとり、外気温(to)が
t3以下でかつ配管温度(tpi)がt1以上でt2未
満であれば、周波数信号を例えば最低圧縮機運転可能周
波数にし、配管温度(tpi)がt1未満で、従来例の
通りある設定された時間(T1分)その温度が継続され
れば圧縮機運転周波数を0として、インバータ制御器7
へ運転周波数信号を出す。なお、制御のハンチングを防
止するため、配管温および外気温の上昇時の温度設定値
はt1、t2およびt3に対して適当なディファレンシ
ャルを設ける。
室内熱交換器の配管温度(tpi)は配管温度サーミス
タ3により、その温度変化を抵抗Rbとの分圧電圧とし
て、室内制御部2に入力する。室内制御部2では、配管
温度データはあらかじめ設定された温度領域のどの領域
かを判別して温度領域信号とする。外気温(to)は外
気温サーミスタ5により、その温度変化を抵抗Rcとの
分圧電圧として、室外制御部6に入力する。室外制御部
6では、外気温データはあらかじめ設定された外気温と
比較を行い、高いか低いかを判定する。一方、室内制御
部2から送られた配管温度領域信号および外気温データ
に基づき、外気温(to)がt3を越えていれば周波数
信号は室内負荷に適応した値をとり、外気温(to)が
t3以下でかつ配管温度(tpi)がt1以上でt2未
満であれば、周波数信号を例えば最低圧縮機運転可能周
波数にし、配管温度(tpi)がt1未満で、従来例の
通りある設定された時間(T1分)その温度が継続され
れば圧縮機運転周波数を0として、インバータ制御器7
へ運転周波数信号を出す。なお、制御のハンチングを防
止するため、配管温および外気温の上昇時の温度設定値
はt1、t2およびt3に対して適当なディファレンシ
ャルを設ける。
【0031】以上のように第3の実施例によれば、冷房
運転時、外気温と室内熱交換器の配管温度を検出し外気
温(to)が設定温度(t3)以下で、配管温(tp
i)がt1以上でt2未満であれば、設定室内温度と室
内温度から算出した室内冷房負荷に適応した圧縮機運転
周波数の値を例えば最低圧縮機運転可能周波数にして容
量可変形圧縮機の容量を制御するという比較的簡単な制
御で、外気温が30℃未満の比較的低くかつ高周波数で
運転するような状況においても運転を停止することな
く、また蒸発温度が上昇するので水受け皿に溜る凝縮水
の温度も低下がおさえられるため、水受け皿近傍の露付
をおさえることができる。
運転時、外気温と室内熱交換器の配管温度を検出し外気
温(to)が設定温度(t3)以下で、配管温(tp
i)がt1以上でt2未満であれば、設定室内温度と室
内温度から算出した室内冷房負荷に適応した圧縮機運転
周波数の値を例えば最低圧縮機運転可能周波数にして容
量可変形圧縮機の容量を制御するという比較的簡単な制
御で、外気温が30℃未満の比較的低くかつ高周波数で
運転するような状況においても運転を停止することな
く、また蒸発温度が上昇するので水受け皿に溜る凝縮水
の温度も低下がおさえられるため、水受け皿近傍の露付
をおさえることができる。
【0032】次に、本発明の第4の実施例について、図
面を参照しながら説明する。なお、第4の実施例におけ
る回路図は図1に示す第1の実施例の場合と同一であ
り、第4の実施例における差温△tの温度ゾーン分割図
は図8に示す第2の実施例の場合と同一であるので説明
を省略する。
面を参照しながら説明する。なお、第4の実施例におけ
る回路図は図1に示す第1の実施例の場合と同一であ
り、第4の実施例における差温△tの温度ゾーン分割図
は図8に示す第2の実施例の場合と同一であるので説明
を省略する。
【0033】次にその動作を図11〜図12で説明す
る。室内温度(tr)は室内温度サーミスタ1により、
その温度変化を抵抗Raとの分圧電圧として、室内制御
部2に入力する。室内制御部2では、リモコン4で設定
された設定温度(tst)と前記室内温度データとの差
温△t(=tr−tst)を算出し、図8に示す負荷ナ
ンバーLnに変換してこれを差温信号とする。室内熱交
換器の配管温度(tpi)は配管温度サーミスタ3によ
り、その温度変化を抵抗Rbとの分圧電圧として、室内
制御部2に入力する。室内制御部2では、配管温度デー
タはあらかじめ設定された温度領域のどの領域かを判別
して温度領域信号とする。外気温(to)は外気温サー
ミスタ5により、その温度変化を抵抗Rcとの分圧電圧
として、室外制御部6に入力する。室外制御部6では、
外気温データはあらかじめ設定された外気温と比較を行
い、高いか低いかを判定する。一方、室内制御部2から
送られた差温信号、温度領域信号および外気温データに
基づき、外気温(to)がt3を越えていれば差温信号
はLnの値をとる。外気温(to)がt3以下でかつ配
管温度(tpi)がt1以上でt2未満が一定時間(t
2)継続すれば、差温信号を1ランク下の負荷ナンバー
Ln(Ln=Ln−1)にし、この同一条件が継続され
れば順次1ランク下の前記負荷ナンバーLn(Ln=L
n−1)にする。また、配管温度(tpi)がt1未満
で、従来例の通りある設定された時間(T1分)その温
度が継続されれば差温信号Ln=0として圧縮機運転周
波数を決定し、インバータ制御器7へ運転周波数信号を
出す。
る。室内温度(tr)は室内温度サーミスタ1により、
その温度変化を抵抗Raとの分圧電圧として、室内制御
部2に入力する。室内制御部2では、リモコン4で設定
された設定温度(tst)と前記室内温度データとの差
温△t(=tr−tst)を算出し、図8に示す負荷ナ
ンバーLnに変換してこれを差温信号とする。室内熱交
換器の配管温度(tpi)は配管温度サーミスタ3によ
り、その温度変化を抵抗Rbとの分圧電圧として、室内
制御部2に入力する。室内制御部2では、配管温度デー
タはあらかじめ設定された温度領域のどの領域かを判別
して温度領域信号とする。外気温(to)は外気温サー
ミスタ5により、その温度変化を抵抗Rcとの分圧電圧
として、室外制御部6に入力する。室外制御部6では、
外気温データはあらかじめ設定された外気温と比較を行
い、高いか低いかを判定する。一方、室内制御部2から
送られた差温信号、温度領域信号および外気温データに
基づき、外気温(to)がt3を越えていれば差温信号
はLnの値をとる。外気温(to)がt3以下でかつ配
管温度(tpi)がt1以上でt2未満が一定時間(t
2)継続すれば、差温信号を1ランク下の負荷ナンバー
Ln(Ln=Ln−1)にし、この同一条件が継続され
れば順次1ランク下の前記負荷ナンバーLn(Ln=L
n−1)にする。また、配管温度(tpi)がt1未満
で、従来例の通りある設定された時間(T1分)その温
度が継続されれば差温信号Ln=0として圧縮機運転周
波数を決定し、インバータ制御器7へ運転周波数信号を
出す。
【0034】以上のように第4の実施例によれば、冷房
運転時、外気温と室内熱交換器の配管温度を検出し外気
温(to)が設定温度(t3)以下で、配管温(tp
i)がt1以上でt2未満を一定時間(T2)継続すれ
ば、設定室内温度と室内温度から算出した差温の温度ゾ
ーン毎に定めた負荷定数の値を1ランク低くし、同一条
件が継続されれば、さらに負荷定数の値を1ランク低く
して容量可変形圧縮機の容量を制御するので、外気温が
30℃未満の比較的低い、かつ高周波数で運転するよう
な状況においても運転を停止することなく、また蒸発温
度が上昇するので水受け皿に溜る凝縮水の温度も低下が
おさえられるため、水受け皿近傍の露付をおさえること
ができる。また、本実施例では周波数を下げる制御が外
気温と配管温およびその時間継続により繰り返されるの
で、t1とt2の温度幅を狭くすることができ、室内負
荷に適応した運転を長くすることができるとともに、段
階的な低周波数運転が継続できるので、圧縮機の停止に
至ることがない。
運転時、外気温と室内熱交換器の配管温度を検出し外気
温(to)が設定温度(t3)以下で、配管温(tp
i)がt1以上でt2未満を一定時間(T2)継続すれ
ば、設定室内温度と室内温度から算出した差温の温度ゾ
ーン毎に定めた負荷定数の値を1ランク低くし、同一条
件が継続されれば、さらに負荷定数の値を1ランク低く
して容量可変形圧縮機の容量を制御するので、外気温が
30℃未満の比較的低い、かつ高周波数で運転するよう
な状況においても運転を停止することなく、また蒸発温
度が上昇するので水受け皿に溜る凝縮水の温度も低下が
おさえられるため、水受け皿近傍の露付をおさえること
ができる。また、本実施例では周波数を下げる制御が外
気温と配管温およびその時間継続により繰り返されるの
で、t1とt2の温度幅を狭くすることができ、室内負
荷に適応した運転を長くすることができるとともに、段
階的な低周波数運転が継続できるので、圧縮機の停止に
至ることがない。
【0035】次に、本発明の第5の実施例について図1
3から図15を参考に説明する。なお、第5の実施例に
おける差温△tの温度ゾーン分割図は図4に示す第1の
実施例の場合と同一であるので説明を省略する。
3から図15を参考に説明する。なお、第5の実施例に
おける差温△tの温度ゾーン分割図は図4に示す第1の
実施例の場合と同一であるので説明を省略する。
【0036】ここで、第1の実施例と同一のものについ
ては、同一の符号を付して説明を省略する。
ては、同一の符号を付して説明を省略する。
【0037】ここで10は電動膨張弁を示す。次にその
動作を説明する。
動作を説明する。
【0038】室内温度(tr)は室内温度サーミスタ1
により、その温度変化を抵抗Raとの分圧電圧として、
室内制御部2に入力する。室内制御部2では、リモコン
4で設定された設定温度(tst)と前記室内温度デー
タとの差温△t(=tr−tst)を算出し、図4に示
す圧縮機運転周波数ナンバーHzに変換してこれを周波
数信号とする。室内熱交換器の配管温度(tpi)は配
管温度サーミスタ3により、その温度変化を抵抗Rbと
の分圧電圧として、室内制御部2に入力する。室内制御
部2では、配管温度データはあらかじめ設定された図1
9に示す温度領域のどの領域かを判別して温度領域信号
とする。外気温(to)は外気温サーミスタ5により、
その温度変化を抵抗Rcとの分圧電圧として、室外制御
部6に入力する。室外制御部6では、外気温データはあ
らかじめ設定された外気温と比較を行い、高いか低いか
を判定する。一方、室内制御部2から送られた周波数信
号、温度領域信号および外気温データに基づき、外気温
(to)がt3を越えていれば周波数信号はHzの値を
とり、外気温(to)がt3以下でかつ配管温度(tp
i)がt1以上でt2未満であれば、まず膨張弁10の
弁開度(EV)を一定開度幅(EV1)で開方向に制御
し、それでもなおかつ外気温(to)がt3以下でかつ
配管温度(tpi)がt1以上でt2未満であれば、周
波数信号を1ランク下の周波数ナンバーHz(Hz=H
z−1)にし、配管温度(tpi)がt1未満で、従来
例の通りある設定された時間(T1分)その温度が継続
されれば周波数信号Hz=0として圧縮機運転周波数を
決定し、インバータ制御器7へ運転周波数信号を出す。
により、その温度変化を抵抗Raとの分圧電圧として、
室内制御部2に入力する。室内制御部2では、リモコン
4で設定された設定温度(tst)と前記室内温度デー
タとの差温△t(=tr−tst)を算出し、図4に示
す圧縮機運転周波数ナンバーHzに変換してこれを周波
数信号とする。室内熱交換器の配管温度(tpi)は配
管温度サーミスタ3により、その温度変化を抵抗Rbと
の分圧電圧として、室内制御部2に入力する。室内制御
部2では、配管温度データはあらかじめ設定された図1
9に示す温度領域のどの領域かを判別して温度領域信号
とする。外気温(to)は外気温サーミスタ5により、
その温度変化を抵抗Rcとの分圧電圧として、室外制御
部6に入力する。室外制御部6では、外気温データはあ
らかじめ設定された外気温と比較を行い、高いか低いか
を判定する。一方、室内制御部2から送られた周波数信
号、温度領域信号および外気温データに基づき、外気温
(to)がt3を越えていれば周波数信号はHzの値を
とり、外気温(to)がt3以下でかつ配管温度(tp
i)がt1以上でt2未満であれば、まず膨張弁10の
弁開度(EV)を一定開度幅(EV1)で開方向に制御
し、それでもなおかつ外気温(to)がt3以下でかつ
配管温度(tpi)がt1以上でt2未満であれば、周
波数信号を1ランク下の周波数ナンバーHz(Hz=H
z−1)にし、配管温度(tpi)がt1未満で、従来
例の通りある設定された時間(T1分)その温度が継続
されれば周波数信号Hz=0として圧縮機運転周波数を
決定し、インバータ制御器7へ運転周波数信号を出す。
【0039】以上のように第5の実施例によれば、冷房
運転時、外気温と室内熱交換器の配管温度を検出し外気
温(to)が設定温度(t3)以下で、配管温(tp
i)がt1以上でt2未満であれば、まず膨張弁の弁開
度を一定開度幅で開方向に制御し、それでもなお外気温
(to)が設定温度(t3)以下で、かつ配管温(tp
i)がt1以上でt2未満であれば、設定室内温度と室
内温度から算出した差温の温度ゾーン毎に定めた圧縮機
運転周波数ナンバーHzの値を1ランク低くして容量可
変形圧縮機の容量を制御する。これにより、外気温が3
0℃未満の比較的低い、かつ高周波数で運転するような
状況においても、まず膨張弁開度を上げることで蒸発温
度および配管温を上昇させた上で、圧縮機の運転周波数
を下げるので運転を停止することなく、また蒸発温度が
上昇するので水受け皿に溜る凝縮水の温度も低下がおさ
えられるため、水受け皿近傍の露付をおさえることがで
きる。
運転時、外気温と室内熱交換器の配管温度を検出し外気
温(to)が設定温度(t3)以下で、配管温(tp
i)がt1以上でt2未満であれば、まず膨張弁の弁開
度を一定開度幅で開方向に制御し、それでもなお外気温
(to)が設定温度(t3)以下で、かつ配管温(tp
i)がt1以上でt2未満であれば、設定室内温度と室
内温度から算出した差温の温度ゾーン毎に定めた圧縮機
運転周波数ナンバーHzの値を1ランク低くして容量可
変形圧縮機の容量を制御する。これにより、外気温が3
0℃未満の比較的低い、かつ高周波数で運転するような
状況においても、まず膨張弁開度を上げることで蒸発温
度および配管温を上昇させた上で、圧縮機の運転周波数
を下げるので運転を停止することなく、また蒸発温度が
上昇するので水受け皿に溜る凝縮水の温度も低下がおさ
えられるため、水受け皿近傍の露付をおさえることがで
きる。
【0040】
【0041】
【発明の効果】 上記実施例より明らかなように本発明
は、 容量可変形圧縮機と外気温を検出する外気温検出手
段、前記外気温検出手段の検出した外気温度とあらかじ
め設定された温度との比較を行う外気温比較手段と室内
熱交換器の温度を検出する配管温度検出手段、前記配管
温度検出手段の検出した配管温度とあらかじめ設定され
た温度との比較を行う配管温比較手段を設け、冷房運転
時の室内温度を設定可能な室内温度設定手段と室内温度
を検出する室内温度検出手段とを設け、この室内温度設
定手段と室内温度検出手段とから設定室内温度と室内温
度との差温を算出する差温算出手段を設け、さらに前記
差温が取り得る温度範囲を複数個の温度ゾーンに分割
し、各温度ゾーン毎に室内冷房負荷に対応する負荷定数
を定めて記憶する負荷定数記憶手段、前記負荷定数記憶
手段より得られるデータに基づいて前記容量可変形圧縮
機の容量を制御する圧縮機容量制御手段を設け、前記外
気温度比較手段により設定された温度よりも低く、かつ
前記配管温度検出手段により設定された温度よりも低い
場合に前記負荷定数記憶手段より得られるデータよりも
低いデータに基づいて前記容量可変形圧縮機の容量を制
御することで、30℃未満の外気温において高周波数運
転を行っても停止することなく、また容量制御運転によ
り蒸発温度が上昇するので水受け皿に溜る凝縮水の温度
も低下がおさえられるため、水受け皿近傍の露付をおさ
えることができる。さらに、運転停止の繰り返しを減少
させることにより冷凍サイクルの熱ロスを防いで省エネ
ルギーを図り、快適性の向上を図ることができる。ま
た、室内機の能力ランクに関係のない負荷定数を使用す
るため、負荷定数を積算すれば複数の室内機からなるマ
ルチタイプの空気調和機にも容易に適応できる。
は、 容量可変形圧縮機と外気温を検出する外気温検出手
段、前記外気温検出手段の検出した外気温度とあらかじ
め設定された温度との比較を行う外気温比較手段と室内
熱交換器の温度を検出する配管温度検出手段、前記配管
温度検出手段の検出した配管温度とあらかじめ設定され
た温度との比較を行う配管温比較手段を設け、冷房運転
時の室内温度を設定可能な室内温度設定手段と室内温度
を検出する室内温度検出手段とを設け、この室内温度設
定手段と室内温度検出手段とから設定室内温度と室内温
度との差温を算出する差温算出手段を設け、さらに前記
差温が取り得る温度範囲を複数個の温度ゾーンに分割
し、各温度ゾーン毎に室内冷房負荷に対応する負荷定数
を定めて記憶する負荷定数記憶手段、前記負荷定数記憶
手段より得られるデータに基づいて前記容量可変形圧縮
機の容量を制御する圧縮機容量制御手段を設け、前記外
気温度比較手段により設定された温度よりも低く、かつ
前記配管温度検出手段により設定された温度よりも低い
場合に前記負荷定数記憶手段より得られるデータよりも
低いデータに基づいて前記容量可変形圧縮機の容量を制
御することで、30℃未満の外気温において高周波数運
転を行っても停止することなく、また容量制御運転によ
り蒸発温度が上昇するので水受け皿に溜る凝縮水の温度
も低下がおさえられるため、水受け皿近傍の露付をおさ
えることができる。さらに、運転停止の繰り返しを減少
させることにより冷凍サイクルの熱ロスを防いで省エネ
ルギーを図り、快適性の向上を図ることができる。ま
た、室内機の能力ランクに関係のない負荷定数を使用す
るため、負荷定数を積算すれば複数の室内機からなるマ
ルチタイプの空気調和機にも容易に適応できる。
【0042】
【0043】また、容量可変形圧縮機と外気温を検出す
る外気温検出手段、前記外気温検出手段の検出した外気
温度とあらかじめ設定された温度との比較を行う外気温
比較手段と室内熱交換器の温度を検出する配管温度検出
手段、前記配管温度検出手段の検出した配管温度とあら
かじめ設定された温度との比較を行う配管温比較手段を
設け、冷房運転時の室内温度を設定可能な室内温度設定
手段と室内温度を検出する室内温度検出手段とを設け、
この室内温度設定手段と室内温度検出手段とから設定室
内温度と室内温度との差温を算出する差温算出手段を設
け、さらに前記差温が取り得る温度範囲を複数個の温度
ゾーンに分割し、各温度ゾーン毎に室内冷房負荷に対応
する負荷定数を定めて記憶する負荷定数記憶手段、およ
び負荷定数判定手段、前記負荷定数記憶手段より得られ
るデータに基づいて前記容量可変形圧縮機の容量を制御
する圧縮機容量制御手段を設け、前記外気温度比較手段
においてあらかじめ設定された温度よりも低く、かつ前
記配管温度検出手段においてあらかじめ設定された温度
よりも低い場合が一定時間経過すれば、前記負荷定数記
憶手段より得られるデータよりも低くし、さらに同一条
件が継続されれば順次前記負荷定数記憶手段より得られ
るデータよりも低くして、前記容量可変形圧縮機の容量
を制御することで、30℃未満の外気温において高周波
数運転を行っても段階的に周波数を下げていくため、停
止することがほとんどなく、また容量制御運転により蒸
発温度が上昇するので水受け皿に溜る凝縮水の温度も低
下がおさえられるため、水受け皿近傍の露付をおさえる
ことができる。さらに、段階的な低周波数運転の継続に
より運転停止の繰り返しを減少させることができ、冷凍
サイクルの熱ロスを防いで省エネルギーを図り、快適性
の向上を図ることができる。また、容量可変形圧縮機と
外気温を検出する外気温検出手段、前記外気温検出手段
の検出した外気温度とあらかじめ設定された温度との比
較を行う外気温比較手段と室内熱交換器の温度を検出す
る配管温度検出手段、前記配管温度検出手段の検出した
配管温度とあらかじめ設定された温度との比較を行う配
管温比較手段を設け、冷房運転時の室内温度を設定可能
な室内温度設定手段と室内温度を検出する室内温度検出
手段とを設け、この室内温度設定手段と室内温度検出手
段とから設定室内温度と室内温度との差温を算出する差
温算出手段を設け、さらに前記差温が取り得る温度範囲
を複数個の温度ゾーンに分割し、各温度ゾーン毎に室内
冷房負荷に対応する圧縮機運転周波数を定めて記憶する
圧縮機運転周波数記憶手段、圧縮機運転周波数判定手
段、圧縮機運転周波数制御手段、電動膨張弁の弁開度を
制御する弁開度制御手段を設け、前記外気温度比較手段
においてあらかじめ設定された温度よりも低く、かつ前
記配管温度検出手段においてあらかじめ設定された温度
よりも低い場合に、前記弁開度制御手段を一定開度幅で
開方向に制御し、なおかつ同一条件の場合には圧縮機運
転周波数記憶手段より得られるデータよりも低いデータ
に基づいて前記容量可変形圧縮機の運転周波数を制御す
ることで、30℃未満の外気温において高周波数で運転
するような状況においても、まず膨張弁開度を上げるこ
とで蒸発温度および配管温が上昇し、次に低周波数運転
により運転を停止することなく、また蒸発温度が上昇す
るので水受け皿に溜る凝縮水の温度も低下がおさえられ
るため、水受け皿近傍の露付をおさえることができる。
さらに、運転停止の繰り返しを減少させることにより冷
凍サイクルの熱ロスを防いで省エネルギーを図り、快適
性の向上を図ることができる。
る外気温検出手段、前記外気温検出手段の検出した外気
温度とあらかじめ設定された温度との比較を行う外気温
比較手段と室内熱交換器の温度を検出する配管温度検出
手段、前記配管温度検出手段の検出した配管温度とあら
かじめ設定された温度との比較を行う配管温比較手段を
設け、冷房運転時の室内温度を設定可能な室内温度設定
手段と室内温度を検出する室内温度検出手段とを設け、
この室内温度設定手段と室内温度検出手段とから設定室
内温度と室内温度との差温を算出する差温算出手段を設
け、さらに前記差温が取り得る温度範囲を複数個の温度
ゾーンに分割し、各温度ゾーン毎に室内冷房負荷に対応
する負荷定数を定めて記憶する負荷定数記憶手段、およ
び負荷定数判定手段、前記負荷定数記憶手段より得られ
るデータに基づいて前記容量可変形圧縮機の容量を制御
する圧縮機容量制御手段を設け、前記外気温度比較手段
においてあらかじめ設定された温度よりも低く、かつ前
記配管温度検出手段においてあらかじめ設定された温度
よりも低い場合が一定時間経過すれば、前記負荷定数記
憶手段より得られるデータよりも低くし、さらに同一条
件が継続されれば順次前記負荷定数記憶手段より得られ
るデータよりも低くして、前記容量可変形圧縮機の容量
を制御することで、30℃未満の外気温において高周波
数運転を行っても段階的に周波数を下げていくため、停
止することがほとんどなく、また容量制御運転により蒸
発温度が上昇するので水受け皿に溜る凝縮水の温度も低
下がおさえられるため、水受け皿近傍の露付をおさえる
ことができる。さらに、段階的な低周波数運転の継続に
より運転停止の繰り返しを減少させることができ、冷凍
サイクルの熱ロスを防いで省エネルギーを図り、快適性
の向上を図ることができる。また、容量可変形圧縮機と
外気温を検出する外気温検出手段、前記外気温検出手段
の検出した外気温度とあらかじめ設定された温度との比
較を行う外気温比較手段と室内熱交換器の温度を検出す
る配管温度検出手段、前記配管温度検出手段の検出した
配管温度とあらかじめ設定された温度との比較を行う配
管温比較手段を設け、冷房運転時の室内温度を設定可能
な室内温度設定手段と室内温度を検出する室内温度検出
手段とを設け、この室内温度設定手段と室内温度検出手
段とから設定室内温度と室内温度との差温を算出する差
温算出手段を設け、さらに前記差温が取り得る温度範囲
を複数個の温度ゾーンに分割し、各温度ゾーン毎に室内
冷房負荷に対応する圧縮機運転周波数を定めて記憶する
圧縮機運転周波数記憶手段、圧縮機運転周波数判定手
段、圧縮機運転周波数制御手段、電動膨張弁の弁開度を
制御する弁開度制御手段を設け、前記外気温度比較手段
においてあらかじめ設定された温度よりも低く、かつ前
記配管温度検出手段においてあらかじめ設定された温度
よりも低い場合に、前記弁開度制御手段を一定開度幅で
開方向に制御し、なおかつ同一条件の場合には圧縮機運
転周波数記憶手段より得られるデータよりも低いデータ
に基づいて前記容量可変形圧縮機の運転周波数を制御す
ることで、30℃未満の外気温において高周波数で運転
するような状況においても、まず膨張弁開度を上げるこ
とで蒸発温度および配管温が上昇し、次に低周波数運転
により運転を停止することなく、また蒸発温度が上昇す
るので水受け皿に溜る凝縮水の温度も低下がおさえられ
るため、水受け皿近傍の露付をおさえることができる。
さらに、運転停止の繰り返しを減少させることにより冷
凍サイクルの熱ロスを防いで省エネルギーを図り、快適
性の向上を図ることができる。
【図1】本発明の第1の実施例を示す回路図
【図2】同ブロック図
【図3】同フローチャート
【図4】同差温△tの温度ゾーン分割図
【図5】同タイミングチャート
【図6】本発明の第2の実施例を示すブロック図
【図7】同フローチャート
【図8】同差温△tの温度ゾーン分割図
【図9】本発明の第3の実施例を示すブロック図
【図10】同フローチャート
【図11】本発明の第4の実施例を示すブロック図
【図12】同フローチャート
【図13】本発明の第5の実施例を示す回路図
【図14】同ブロック図
【図15】同フローチャート
【図16】従来例を示すタイミングチャート
1 室内温度サーミスタ 2 室内制御部 3 室内熱交換器の配管温度サーミスタ 4 リモコン 5 外気温サーミスタ 6 室外制御部 7 インバータ制御器 8 インバータ 9 容量可変形圧縮機 10 膨張弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 康裕 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−106357(JP,A) 特開 昭60−138349(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 11/02 102 F24F 1/00 361 F25B 1/00 371
Claims (3)
- 【請求項1】容量可変形圧縮機と外気温を検出する外気
温検出手段、前記外気温検出手段の検出した外気温度と
あらかじめ設定された温度との比較を行う外気温比較手
段と室内熱交換器の温度を検出する配管温度検出手段、
前記配管温度検出手段の検出した配管温度とあらかじめ
設定された温度との比較を行う配管温比較手段を設け、
冷房運転時の室内温度を設定可能な室内温度設定手段と
室内温度を検出する室内温度検出手段とを設け、この室
内温度設定手段と室内温度検出手段とから設定室内温度
と室内温度との差温を算出する差温算出手段を設け、さ
らに前記差温が取り得る温度範囲を複数個の温度ゾーン
に分割し、各温度ゾーン毎に室内冷房負荷に対応する負
荷定数を定めて記憶する負荷定数記憶手段、および負荷
定数判定手段、前記負荷定数記憶手段より得られるデー
タに基づいて前記容量可変形圧縮機の容量を制御する圧
縮機容量制御手段を設け、前記外気温度比較手段におい
てあらかじめ設定された温度よりも低く、かつ前記配管
温度検出手段においてあらかじめ設定された温度よりも
低い場合に、前記負荷定数記憶手段より得られるデータ
よりも低いデータに基づいて前記容量可変形圧縮機の容
量を制御する空気調和機の運転制御方法。 - 【請求項2】容量可変形圧縮機と外気温を検出する外気
温検出手段、前記外気温検出手段の検出した外気温度と
あらかじめ設定された温度との比較を行う外気温比較手
段と室内熱交換器の温度を検出する配管温度検出手段、
前記配管温度検出手段の検出した配管温度とあらかじめ
設定された温度との比較を行う配管温比較手段、配管
温、外気温の条件の成立する時間経過を判定する時間判
定手段を設け、冷房運転時の室内温度を設定可能な室内
温度設定手段と室内温度を検出する室内温度検出手段と
を設け、この室内温度設定手段と室内温度検出手段とか
ら設定室内温度と室内温度との差温を算出する差温算出
手段を設け、さらに前記差温が取り得る温度範囲を複数
個の温度ゾーンに分割し、各温度ゾーン毎に室内冷房負
荷に対応する負荷定数を定めて記憶する負荷定数記憶手
段、および負荷定数判定手段、前記負荷定数記憶手段よ
り得られるデータに基づいて前記容量可変形圧縮機の容
量を制御する圧縮機容量制御手段を設け、前記外気温度
比較手段においてあらかじめ設定された温度よりも低
く、かつ前記配管温度検出手段においてあらかじめ設定
された温度よりも低い場合が一定時間経過すれば、前記
負荷定数記憶手段より得られるデータよりも低くし、さ
らに同一条件が継続されれば順次前記負荷定数記憶手段
より得られるデータよりも低くして、前記容量可変形圧
縮機の容量を制御する空気調和機の運転制御方法。 - 【請求項3】容量可変形圧縮機と外気温を検出する外気
温検出手段、前記外気温検出手段の検出した外気温度と
あらかじめ設定された温度との比較を行う外気温比較手
段と室内熱交換器の温度を検出する配管温度検出手段、
前記配管温度検出手段の検出した配管温度とあらかじめ
設定された温度との比較を行う配管温比較手段を設け、
冷房運転時の室内温度を設定可能な室内温度設定手段と
室内温度を検出する室内温度検出手段とを設け、この室
内温度設定手段と室内温度検出手段とから設定室内温度
と室内温度との差温を算出する差温算出手段を設け、さ
らに前記差温が取り得る温度範囲を複数個の温度ゾーン
に分割し、各温度ゾーン毎に室内冷房負荷に対応する圧
縮機運転周波数を定めて記憶する圧縮機運転周波数記憶
手段、圧縮機運転周波数判定手段、圧縮機運転周波数制
御手段、電動膨張弁の弁開度を制御する弁開度制御手段
を設け、前記外気温度比較手段においてあらかじめ設定
された温度よりも低く、かつ前記配管温度検出手段にお
いてあらかじめ設定された温度よりも低い場合に、前記
弁開度制御手段を一定開度幅で開方向に制御し、なおか
つ同一条件の場合には圧縮機運転周波数記憶手段より得
られるデータよりも低いデータに基づいて前記容量可変
形圧縮機の運転周波数を制御する空気調和機の運転制御
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27257092A JP3156392B2 (ja) | 1992-10-12 | 1992-10-12 | 空気調和機の運転制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27257092A JP3156392B2 (ja) | 1992-10-12 | 1992-10-12 | 空気調和機の運転制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06123477A JPH06123477A (ja) | 1994-05-06 |
JP3156392B2 true JP3156392B2 (ja) | 2001-04-16 |
Family
ID=17515755
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27257092A Expired - Fee Related JP3156392B2 (ja) | 1992-10-12 | 1992-10-12 | 空気調和機の運転制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3156392B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5910719B1 (ja) * | 2014-12-15 | 2016-04-27 | ダイキン工業株式会社 | 空気調和装置 |
-
1992
- 1992-10-12 JP JP27257092A patent/JP3156392B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06123477A (ja) | 1994-05-06 |
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