JP3156308U - 引出し用ガイド具 - Google Patents

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文明 下平
文明 下平
伊藤 潔
伊藤  潔
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Abstract

【課題】低価格で簡易のガイド機構を設け、横幅の広い引出しの出し入れを円滑に行い、脱線して閉まらなくなることを防止する引出用ガイド具を提供する。【課題】キャビネットの両壁部間に出し入れ可能な引出しの両壁部に固定される一側壁固定ガイド及び他側壁固定ガイド部2と、引出しの両側に設けられる引出し側可動ガイド部とからなること。一側壁固定ガイド部,他側壁固定ガイド部2は、長手方向の前端には手前側ガイド輪21が軸支され、両引出し側可動ガイド部には、引出しの奥側の両側に位置して設けられた両奥側ガイド輪31が軸支され、手前側ガイド輪21を転動規制する可動側ガイド縁が形成され、一側壁固定ガイド部の上部又は底部には固定側ガイド縁が形成され、他側壁固定ガイド部2の上部22又は底部24の手前側箇所のみに奥側ガイド輪31を転動規制する手前側垂下状片25が取り付けられること。【選択図】図1

Description

本考案は、低価格で簡易のガイド機構を設けると共に、横幅の広い引出しを有するキャビネット等の家具において、引出しの出し入れ動作、特に入れるときに円滑に行うことができ、確実に引出しが脱線して閉まらなくなることを防止し、その家具に取付用の引出し用ガイド具に関する。
従来技術において、引出しガイド機構として、特許文献1が存在している。該特許文献1には、ガイド機構として引出しの片側のみに説明されているが、他の側も同じ構造のガイド機構が設けられるタイプである。このタイプは、一般的には、キャビネット及び引出しが高精度に製造された場合に限定されるものである。ところで、引出しを備えた低価格に製造されたキャビネットが存在している。特に、従来技術としての図8乃至図10に示すように、両側に壁部81,81を有するキャビネット8と、前記両壁部81,81間に出し入れ可能な引出し9とを備え、該引出し9の両側隙間にガイド具収納室S,Sとして設けられ、前記引出し9の横幅が広いものが多く、沢山収納できるものである。さらに、低価格としたものであっても、キャビネット8には、引出し9の出し入れ動作を円滑にするためのガイド具[図8(A)の(ア)箇所及び図9(A)の(イ)箇所参照]が前記引出し9の両側に装着されているものが多い現状である。
そのガイド具の具体例としては、一方[図8(A)おいて右側参照]の壁部81に固定される一側壁固定ガイド部1と、その他方[図9(A)おいて左側参照]の壁部81に固定される他側壁固定ガイド部2と、前記引出し9の両側に設けられる引出し側可動ガイド部3,3とから構成され[図8(D)及び図9(D)参照]、前記一側壁固定ガイド部1及び前記他側壁固定ガイド部2と、前記引出し側可動ガイド部3,3とが相対的に移動するように構成されている。前記一側壁固定ガイド部1と、他側壁固定ガイド部2とは、殆ど左右対称に構成されているが、異なる点は、垂下状の固定側ガイド緑12aの有無がある。これは、引出し9とキャビネット8とのガイド具収納室S,Sに対してガイド機構の取付精度が極めて高いものが要求される。この高い取付精度の要求に従わないと、かえって引出し9の出し入れ動作が不能となったり、或いはスムーズな可動のために経験的に、前記他側壁固定ガイド部2が適宜変更できるように作成されている。
特に、前記一側壁固定ガイド部1,前記他側壁固定ガイド部2及び前記引出し側可動ガイド部3について、図8,図9及び図11に基づいて説明すると、前記一側壁固定ガイド部1は、長手方向の前端(キャビネット8の表側)には手前側ガイド輪11が軸支されると共に、細長状の取付部13の上下に、長手方向に沿って垂下状の固定側ガイド緑12a付き上部12及び底部14がそれぞれ形成されている。また、前記他側壁固定ガイド部2は、長手方向の前端(キャビネット8の表側で、図11において下側)には手前側ガイド輪21が軸支されると共に、細長状の取付部23の長手方向に沿って上部22のみが形成されて構成されている。
前記引出し側可動ガイド部3,3には、前記手前側ガイド輪21を転動する上部32及び垂下状の可動側ガイド緑32aが形成されると共に、前記引出し9の奥側の両側に設けられた両奥側ガイド輸31,31それぞれが前記一側壁固定ガイド部1の固定側ガイド緑12a付き上部12(この下面側)及び前記他側壁固定ガイド部2の上部22(この下面側)を転動可能に配置されている。前記可動側ガイド緑32aは前記手前側ガイド輪11を、前記固定側ガイド緑12aは前記奥側ガイド輪31をそれぞれ転動規制する。
つまり、具体的には、図8に示すように、表側から引出し9を見た場合、右側のガイド具収納室Sには、前記引出し9の先端側に設けた奥側ガイド輪31の回転規制をするために、前記上部12の固定側ガイド緑12aが形成されている。該固定側ガイド緑12aの
存在によって、引出し9の出し入れの動作をしても奥側ガイド輪31は脱輪しない。ところで、図9に示すように、表側から引出し9を見た場合、左側のガイド具収納室Sには、前記引出し9の先端側に設けた奥側ガイド輪31の回転規制をする、前記他側壁固定ガイド部2の上部22は、単に平坦状に形成されているのみで、垂下状の縁などは一切形成されていない。これが、前述したように、引出し、キャビネット双方の高い精度や、ガイド機構の高い取付精度の要求に従わないと、かえって引出しの出し入れ動作に重大に支障をきたす。
低価格に製造されたキャビネット8として、引出し9の横幅が広いものとして販売され、さらに、近時では、取手として、その中央位置に付けられたタイプではなく、図10(A)に示すように、引出し9の正面板92の全幅に凹部(取っ手の役割)を一体形成したL形部材92aを設けた高級デザインとされている製品が多く販売されている現状である。すると、低価格ゆえに、キャビネット8及び引出し9の完成寸法にも誤差が生じていることが多い[図12(A)乃至(C)参照コ。この完成寸法誤差は、板材の質、価格性などに影響している。そこで、例えば、低価格で製造されたキャビネット8の広がりタイプでも、窄まりタイプにガイド機構を設けるとする。そのとき、正確なガイド機構を設け、閉まった状態で、整然として収めていても、引出し9を入れようとしたときにはある程度入れられるが、それ以上、奥に入れられない。また、仮に、入れたとしても、出そうとしても、殆ど動かない状態になる重大な欠点がある。
これを回避するには、高級家具対応を考慮するのではなく、ガイド具そのものの順応性を改善することである。このために、前述したように、前記一側壁固定ガイド部1の上部12は、単に平坦状を成しているのみすることで、低価格で製造されたキャビネットの広がりタイプでも、窄まりタイプでも、ガイド具の利点を生かしてスライドさせることができるようにして構成されている。ところで、最近の問題として、浮上したのは、引出し全幅に凹部(取っ手の役割)を一体形成した部材を設けた高級デザインとされている製品が多く販売されている現状であり、このようなタイプでも、対応できることが求められている。特に、引出しを開けた状態から、収納させる状態に閉めようとするときである。
この開け閉めについて、説明してみる。
引出し9がキャビネット8に収納されている状態では、一側壁固定ガイド部1と引出し側可動ガイド部3、他側壁固定ガイド部2と引出し側可動ガイド部3とがそれぞれガイド輪による転動関係が保持されている。そこで、引出し9をキャビネット8から引き出すときには、前記引出し側可動ガイド部3,3が前記一側壁固定ガイド部1及び他側壁固定ガイド部2から前記ガイド輪を介して滑らかに迫り出し、引出し9は、安定した引き出し動作にすることができる。しかし、キャビネット8から一旦、引き出した引出し9は、スムーズに入れられない。つまり、重大な問題が発生するのは、引出し9をキャビネット8に収納しようとするときである。このとき、引出し9内に、重量物が入っている場合には特に顕著である。つまり、図10(B)に示すように、引出し正面板の幅方向中心の位置から距離Lだけ離れた引出し9の端部位置を押すと、その押す力Fによって、前記引出し9には回転モーメントMがかかり、引出し9は水平面上で回転しようとする。この回転によって、奥側ガイド輪31は前記他側壁固定ガイド部2から外れ脱輪する。
この点を詳述すると、図11に示すとおりである。つまり、引出し9を全開した状態で該引出し9の左端を押すと〔図11(A)参照〕、回転モーメントMがかかり、引出し9は水平面上で回転しようとすると共に、奥側に移動する[図11(B)参照]。このとき、奥側ガイド輪31は前記他側壁固定ガイド部2の上部22から少し外れる。さらに、引出し9を奥側に押し、回転角度θとなった時には、奥側ガイド輪31は前記他側壁固定ガイド部2の上部22から完全に外れて脱輪する[図11(C)及び図10(B)参照]。これらの抑圧動作は、実際には、瞬時である。その脱輪の瞬間に、前記奥側ガイド輪31が脱輪した側の引出し9は大きく落下状態となる。重量物が存在した場合には、ガタンと落ちて、重量物が散在したり、落ちることもあり、極めて危険な状態となる。
特開平10−211045号
このため、少なくとも、このような危険を防止すると共に、低価格の引出し装置を有するキャビネットであっても、安全且つ良好なガイド機構の改善及び改良が求められている。このため、本考案が解決しようとする課題(技術的課題又は目的等)は、引出しを備えたキャビネット等の家具において、低価格で且つ簡易な構造としたものであっても、引出しのキャビネットヘの収納動作を円滑に行えるように実現することにある。さらには、特に、重量物が存在した場合にはガイド輪の脱輪を防止し、引出しの落下状態及び収納した重量物などの散在を回避することにある。
そこで、考案者は上記課題を解決すべく鋭意,研究を重ねた結果、請求項1の考案を、キャビネットの両壁部間に出し入れ可能な引出しの両側隙間箇所の両壁部にそれぞれに固定される一側壁固定ガイド及び他側壁固定ガイド部と、前記引出しの両側に設けられる引出し側可動ガイド部とからなり、前記一側壁固定ガイド部及び前記他側壁固定ガイド部は、長手方向の前端には手前側ガイド輪が軸支されると共に細長状に形成され、前記両引出し側可動ガイド部には、前記引出しの奥側の両側に位置して設けられた両奥側ガイド輪が軸支されると共に、前記手前側ガイド輪をそれぞれ転動規制する可動側ガイド縁が形成され、前記一側壁固定ガイド部の上部又は底部には前記奥側ガイド輪を転動規制する固定側ガイド縁が形成され、前記他側壁固定ガイド部の上部又は底部の手前側箇所のみに前記奥側ガイド輪を転動規制する手前側垂下状片が取り付けられてなることを特徴とする引出し用スライド貝としたことにより、前記課題を解決した。
請求項2の考案を、請求項1において、前記手前側垂下状片は、前記他側壁固定ガイド部の上部の手前側箇所のみに下向きに取り付けられてなることを特徴とする引出し用スライド貝としたことにより、前記課題を解決した。請求項3の考案を、請求項1において、前記手前側垂下状片は、前記他側壁固定ガイド部の底部の手前側箇所のみに上向きに取り付けられてなることを特徴とする引出し用ガイド具としたことにより、前記課題を解決した。請求項4の考案を、請求項1,2又は3において、前記手前側垂下状片に換えて、該手前側垂下状片と同等部材なる垂下片と平坦状の取付片を有するガイドピースが、前記他側壁固定ガイド部2の上部又は底部の手前側箇所のみに取付られると共に、前記上部又は底部の幅方向に幅調節自在に設けられてなることを特徴とする引出し用ガイド具としたことにより、前記課題を解決した。さらに、請求項5の考案を、請求項4において、前
記ガイドピースの取付片は、前記他側壁固定ガイド部2の上部又は底部に長孔を介して幅調節自在にボノレト・ナットにて固着されてなることを特徴とする引出し用ガイド具としたことにより、前記課題を解決したものである。
請求項1の考案においては、前記キャビネットから一旦、引出しを引き出した後であっても、スムーズに入れることができる。つまり、引出しを一旦引き出した後でも、前記ガイドピースにて引出しの前側ガイド輪を初期動作のみ誘導することができる。特に、他側壁固定ガイド部の上部又は底部の季前側箇所のみ、すなわち、所定長さのみにガイドピースの垂下状縁を設けたことが重要である。つまり、手前側箇所のみであるため、たとえ、ひずみが生じている引出しを備えたキャビネットでも、ひずみが生じている該キャビネットに引出しを備えたものでも、該引出しの出し入れを全てスムーズにできる。
請求項2の考案では、他側壁固定ガイド部の上側位置に手前側垂下状片を設けるため良好に対応できる。請求項3の考案では、他側壁固定ガイド部の下側位置に手前側垂下状片を設けても、良好に対応できる。請求項4の考案では、既存の引出し用ガイド具を備えるキャビネットに対して良好に対応できる。また、請求項5の考案では、幅調整できることで、最適な幅調整しつつ良好なガイド具として提供できる。
(A)は本考案を構成する他側壁固定ガイド部の要部斜視図、(B)は(A)の要部拡大斜視図、(C)は(B)のX−X矢視断面図、(D)は(C)とは上下道とした断面図である。 本考案をキャビネットに本考案品を取付けた状態の縦断面図である。 (A)は本考案をキャビネットに本考案品を取付けた状態の横断平面図、(B)は(A)の両側箇所の要部拡大図、(C)は(B)のP−P矢視断面図である。 図3(C)の要部拡大断面図である。 (A)は本考案をキャビネットに設けて引出しが最大に開いた状態から閉じようとする状態の要部横断平面図、(B)は引出しが少し閉じた状態となった要部横断平面図、(C)は引出しがさらに閉じた状態の要部横断平面図である。 (A)は引出しが開いた状態の要部側面図、(B)は少し閉じた状態となった要部側面図、(C)はさらに閉じた状態の要部側面図である。 (A)は本考案を構成する他側壁固定ガイド部の他の実施形態をキャビネットの壁部に設けた要部斜視図、(B)は(A)の適宜な箇所の最小幅とした断面図、(C)は(A)とは別の実施形態であって、適宜な箇所の最大幅とした断面図である。 (A)は従来技術としてのキャビネット及び引出しの縦断面図、(B)は(A)の(ア)箇所の拡大断面図、(C)は(B)の引出しのガイド輪箇所の断面図、(D)は(B)を左右側に分離した状態の断面図である。 (A)は従来技術としてのキャビネット及び引出しの縦断面図、(B)は(A)の(イ)箇所の拡大断面図、(C)は(B)の引出しのガイド輪箇所の断面図、(D)は(B)を左右側に分離した状態の断面図である。 (A)は広幅のキャビネットにおいて引出しを開けた状態の斜視図、(B)は(A)において引出しを閉じる操作をしている横断平面図である。 (A)は従来技術において引出しが最大に開いた状態から閉じようとする状態の図10(A)の(ウ)箇所の横断平面図、(B)は従来技術において少し閉じた状態となった要部横断平面図、(C)は従来技術においてさらに閉じた状態の要部横断平面図である。 (A)は広幅のキャビネットにおいて引出しは正確に作成されているがキャビネットに奥側が広くなる寸法誤差が生じている横断平面図、(B)は広幅のキャビネットにおいて引出しは正確に作成されているがキャビネットに奥側が窄まる寸法誤差が生じている横断平面図、(C)は広幅のキャビネットにおいてキャビネット正確に作成されているが引出しは奥側が広くなる寸法誤差が生じている横断平面図である。
以下、本考案の実施形態について図面に基づいて説明すると、図1乃至図2は、本考案の第1実施形態であり、両側に壁部81,81を有するキャビネット8と、前記両壁部81,81間に出し入れ可能な引出し9とを備え、該引出し9の両側隙間のガイド具収納室S,Sの一方(図1及び図2において右側)の壁部81に固定される一側壁固定ガイド部1と、その他方(図1及び図2において左側)の壁部81に固定される他側壁固定ガイド部2と、前記引出し9の両側板21,21に設けられる引出し側可動ガイド部3,3とから構成されている。前記引出し側可動ガイド部3には、前記手前側ガイド輪11を転動する上部32が設けられているが、その取付部33は、前記引出し9の両側板91,91とは別部材にて構成されているが(図2参照)、その取付部33と両側板91,91とを同一部材として、側部91,91として構成することある(図1,図3乃至図5参照)。
前記他側壁固定ガイド部2の上部22又は底部24の手前側箇所[図1(A)において
表側寄り]のみに、前記奥側ガイド輪31を転動規制する手前側垂下状片25が設けられ
ている。具体的には、図3(B)において前記キャビネット8の表側なる下側箇所寄りの前記他側壁固定ガイド部2の手前側ガイド輸21の取付位置より数cm程度奥側から約十数cm程度の長さを有している。特に、重要なことは、前記上部22の一部のみ(手前側箇所のみ)に設けたことが重要である。この点は後述する。
次に、本考案において、引出し9を閉じる作業について説明する。本考案では、図5(A)及び(B)に示すように、引出しの左側端箇所を押したとすると[図5(A)参照]、回転力なるモーメントMが加わるが[その根拠は図10(B)参照]、その引出し9の奥側の奥側ガイド輪31は、前記他側壁固定ガイド部2の手前側垂下状片25の存在によって脱輪しないで、直進する[図5(B)参照]。すると、その後には、該手前側垂下状片25が存在しなくとも、慣性の作用によってスムーズに直進する[図5(C)参照]。この状態でモーメントMが加わっていたとしても、スムーズな動きで閉められる。その後は記載してないが、最後にきちっと閉まるまで、スムーズにできる。これは、略瞬時の操作にてできる。
前記他側壁固定ガイド部2の手前側ガイド輪21の取付位置より数cm程度奥側から約十数cm程度の長さとしているのは(前記上部22の一部のみ)、キャビネット8及び引出し9の完成品の寸法誤差による。すなわち、図12(A)乃至(C)に示すように、前記ガイド具収納室Sの手前側と奥側とが歪みが生じている場合、特に、図12(A)と(C)の場合には、前記他側壁固定ガイド部2の手前側垂下状片23として一部のみに設けることで、やっと、引出し9の開け閉め作業ができるものである。
このように、仮に、引出しの奥側ガイド輪31に対して、前記他側壁固定ガイド部2にも、一側壁固定ガイド部1にも、双方に亘り回転規制の固定側ガイド縁12aを設けたとすると、図12(A)に示すように、広幅のキャビネット8において引出し9は正確に作成されているが(このときの手前側の間隔mとする)キャビネット8に奥側が広くなる寸法誤差(十α)が生じている場合には、引出し9を全開したときには、問題が生じにくいが、閉じようとすると、閉じることができない。また、図12(B)に示すように、引出し9は正確に作成されているがキャビネット8に奥側が窄まる寸法誤差(−β)が生じている場合には、引出し9を閉じているときには、問題が生じにくいが、開けようとすると、開けられない。
さらに、図12(C)に示すように、キャビネット8は正確に作成されているが引出し9の奥側が広くなる寸法誤差(+γ)が生じている場合にも、引出し9を全開又は閉じたときの何れかの場合に、問題が生じなくともその動きなどにスムーズにできない重大な欠陥があるため、全長さに固定側ガイド縁12aを設けることはできないという問題があったが、本考案では、一部にすることによって、スムーズにできるのみならず、安価に提供できるものである。また、前述の説明において、前記一側壁固定ガイド部1は、図2及び図3において右側とし、前記他側壁固定ガイド部2は、図2及び図3において左側としたが、この逆も成立つものであり、実施形態に制限されない。
第2実施形態としては、図7に示すように、別部材のガイドピース4を設けた場合である。すなわち、前記他側壁固定ガイド部2の手前側垂下状片25と一体化した説明をしたが、これを別体化した場合である。この場合には、従来型の他側壁固定ガイド部2に対して前記手前側垂下状片25を設けない構成である。具体的には、前記ガイドピース4の断面はL形を成し、平坦状の取付片4aの一側に垂下状片4bが形成されている。さらに、前記取付片4aには、幅方向に長孔4cが2箇所設けられている。該長孔4c,4cの位置に対応して、前記他側壁固定ガイド部2の上部22又は下部24の手前側箇所[図1(
A)において表側寄り]のみにネジ軸4d,4dが立設されている。該ネジ軸4d,4d
に前記ガイドピース4の長孔4c,4cが挿入され、飛び出した前記ネジ軸4d,4dにナット4e,4eが螺合され、Lmaxを最大調整幅としつつ所望の調整幅に固着されている[図7(B),(C)参照]。
1…一側壁固定ガイド、11,21…手前側ガイド輪、12…上部、14…底部、
12a…固定側ガイド縁、2…他側壁固定ガイド部、22…上部、24…底部、
25…手前側垂下状片、3…引出し側可動ガイド部、31…奥側ガイド輪、
32a…可動側ガイド縁、8…キャビネット、9…引出し。

Claims (5)

  1. キャビネットの両壁部間に出し入れ可能な引出しの両側隙間箇所の両壁部にそれぞれに固定される一側壁固定ガイド及び他側壁固定ガイド部と、前記引出しの両側に設けられる引出し側可動ガイド部とからなり、前記一側壁固定ガイド部及び前記他側壁固定ガイド部は、長手方向の前端には手前側ガイド輪が軸支されると共に細長状に形成され、前記両引出し側可動ガイド部には、前記引出しの奥側の両側に位置して設けられた両奥側ガイド輪が軸支されると共に、前記手前側ガイド輪をそれぞれ転動規制する可動側ガイド縁が形成され、前記一側壁固定ガイド部の上部又は底部には前記奥側ガイド輪を転動規制する固定側ガイド縁が形成され、前記他側壁固定ガイド部の上部又は底部の手前側箇所のみに前記奥側ガイド輪を転動規制する手前側垂下状片が取り付けられてなることを特徴とする引出し用ガイド具。
  2. 請求項1において、前記手前側垂下状片は、前記他側壁固定ガイド部の上部の手前側箇所のみに下向きに取り付けられてなることを特徴とする引出し用ガイド具。
  3. 請求項1において、前記手前側垂下状片は、前記他側壁固定ガイド部の底部の手前側箇所のみに上向きに取り付けられてなることを特徴とする引出し用ガイド具。
  4. 請求項1,2又は3において、前記手前側垂下状片に換えて、該手前側垂下状片と同等部材なる垂下片と平坦状の取付片を有するガイドピースが、前記他側壁固定ガイド部2の上部又は底部の手前側箇所のみに取付られると共に、前記上部又は底部の幅方向に幅調節自在に設けられてなることを特徴とする引出し用ガイド具。
  5. 請求項4において、前記ガイドピースの取付片は、前記他側壁固定ガイド部の上部又は底部に長孔を介して幅調節自在にボルト・ナットにて固着されてなることを特徴とする引出し用ガイド具。
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