JP3156164U - 容器入りローソク - Google Patents
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Abstract
【課題】屋外の特にお墓参りのような強風の環境下でも火の消えない容器入りローソクを提供する。【解決手段】外周に紙を巻いたローソクの3本以上の複数本を束ねる。その束ねたローソク群10を略ローソク長の深さの内側カップ5の中に入れることによって強風下での火種を絶やさないようにする。内側カップ5を外側カップ6に収納することでカップを二重構造にすることで外側カップの表面温度の上昇を抑えた。又、外側カップは蓋7付きカップにすることでローソクの火を簡単に消せるようにもした。【選択図】図2
Description
本考案は、強風下でも火が消えにくく燃焼時間も長くする容器入りローソクに関する。
風に強いローソクを実現するためにローソクの芯を複数にすることが考えられてきた。
実用新案登録第3000982号、特開2005−298824公報、特開2004−149750公報、特開2004−197059公報、特開2004−331945公報などが複数本の芯を有するローソクに関する公知資料である。実開平7−22417公報では複数のろうそくを束にすることで芯を複数にすることが考えられてきた。
また、実開昭63−42142公報、実開平1−62343公報、実開平2−142458公報、実開平8−209188公報、特開2001−348594公報などでは、ローソクの外周面に紙などを巻きつけて、その紙にも芯の役割をさせて風に強くすることが考えられている。
実用新案登録第3000982号、特開2005−298824公報、特開2004−149750公報、特開2004−197059公報、特開2004−331945公報などが複数本の芯を有するローソクに関する公知資料である。実開平7−22417公報では複数のろうそくを束にすることで芯を複数にすることが考えられてきた。
また、実開昭63−42142公報、実開平1−62343公報、実開平2−142458公報、実開平8−209188公報、特開2001−348594公報などでは、ローソクの外周面に紙などを巻きつけて、その紙にも芯の役割をさせて風に強くすることが考えられている。
芯を複数本にし、芯の数を増やすとローソクの炎はどんどん大きくなり、勢いよく燃えて確かに風では消えにくくなる。しかし、火の勢いが良すぎてローソクは短時間に燃え尽きてしまう。そこで、複数本のローソクをコップのような容器に入れて燃やしてみると、ローソクの炎は徐々に容器の底の方に移動していき、下に移動するに従って炎の大きさも徐々に小さくなり、大幅に燃焼時間が長くなる。しかも、少々の風でも消えない。
ところが、炎の熱で容器が温まり、ローソクの蝋が溶融状態になる。蝋が溶融するとローソクの芯は支え失い、次々と自重で下の方に移動し、何本かが容器の淵に残るだけになる。こうなると、わずかな風でもローソクの火は消えてしまうし、場合によっては全部の芯が蝋の中に埋没してしまうと着火も出来なくなる。
そこで、この考案の課題は、ローソクの蝋の最後まで複数本の芯を燃焼可能な有効な芯
にすることにある。
にすることにある。
上記課題を解決するために、請求項1の考案は3本以上の複数本のローソクと、該ローソクを入れる内側カップと、該内側カップを内蔵し、該カップとほぼ同じ高さの外側カップと、該外側カップを密閉するための蓋とを備え、複数本のローソクの間にローソクの蝋の溶融温度では軟化・溶融しない可燃性物質の障壁を設けることで、ローソクの燃焼の最後まで複数本の芯が有効に働けるようにした。
また、請求項2の考案では、請求項1に記載した障壁の具体例として紙を採用し、外周に紙を巻いたローソクの複数本を紙で束ねて1本のローソク状態にしたことを特徴とした容器入りローソクである。
本考案によれば、ローソクを複数本にすることによってローソクの芯が複数本となり、風によって何本かの芯の炎が消えても、何本かの芯の火が残ることにとって、少々の風では消えなくなる効果がある。
炎の火が風で消える時は炎が風で横になる。炎が横になった所に隣の芯があれば消える前に隣の芯を着火してしまうので芯が複数本あると風に吹かれても結果的にはローソクの火種が絶えなくなり、消えないローソクとなる。風の吹く方向が変化しても、風下に隣の芯が存在するためには最低3本が必要である。360度の全方向からの風を考えると7本が好ましく、さらに、9本以上束ねると、どんな風向きになっても芯が3本以上直列に配列されるので、強風の中でも火が消えなくなる。
また、複数本のローソクの間に蝋の溶融温度より高い軟化温度の可燃性物質、例えば紙を介在させることによって、ローソクの蝋が溶融しても芯の倒れが無くなり複数本の芯の間隔をローソクの直径以下に保つことができるとともに、可燃性物質も芯の働きをして、
さらに消えにくいローソクとなる。
さらに消えにくいローソクとなる。
そして、ローソクを容器に入れることによって直接の風が当たらなくなり、風の勢いを弱める効果があり、より風に強いローソクとなる。
また、複数本のローソクを束ねて燃やすと炎が大きくなり、蝋の消費量が大きくなり、
結果的には1本のローソクの燃焼時間となるが、ローソク群が容器に入っていると酸素量が制限されて、炎の大きさも制限され、結果的には燃焼時間を長くなるという効果もある。
結果的には1本のローソクの燃焼時間となるが、ローソク群が容器に入っていると酸素量が制限されて、炎の大きさも制限され、結果的には燃焼時間を長くなるという効果もある。
しかも、容器を二重にすることによって外側カップの温度上昇を抑えるとともに、蓋を具備することで、風に強いローソクの火を簡単に消せるという効果もある。
以下、本考案の実施形態を図面を参照して説明する。図1は、本実施形態に用いるローソク群の形成順を説明した図である。芯2を有するローソク1の外周面にローソクに巻く紙3を巻いたローソク7本を、ローソクを束ねる紙3の中に入れることによってローソク群10が形成される。
図2は、図1のローソク群10を容器入れた断面図である。ローソク群10を入れる容器が内側カップ5であり、その内側カップ5を入れる外側カップ6には密閉するための蓋7が具備されている。
ローソクに点火するには蓋7を開けて芯2に着火する。ローソクを消すときは蓋7を外側カップ6にかぶせるだけでローソクの火は酸欠で簡単に消火する。
なお、カップを二重にしたことで内側カップ5と外側カップ6の間に水などの放熱剤を入れることでき、外側カップ6の温度上昇を抑制することも可能である。
本考案は、特に強風の日が多い墓地のお墓に飾る燈明に適していると共に、屋外での線香への着火や花火への着火に適している。
1 ローソク
2 芯
3 ローソクに巻く紙
4 ローソクを束ねる紙
5 内側カップ
6 外側カップ
7 蓋
10 ローソク群
2 芯
3 ローソクに巻く紙
4 ローソクを束ねる紙
5 内側カップ
6 外側カップ
7 蓋
10 ローソク群
Claims (2)
- 3本以上の複数本のローソクと、該ローソクを入れる内側カップと、該内側カップを内蔵し、該カップとほぼ同じ高さの外側カップと、該外側カップを密閉するための蓋とを備え、複数本のローソクの間にローソクの蝋の溶融温度では軟化・溶融しない可燃性物質の障
壁を設けることを特徴にした容器入りローソク。 - 外周に紙を巻いたローソクの複数本を束ねて1本のローソク状態にしたことを特徴とした請求項1の容器入りローソク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009007081U JP3156164U (ja) | 2009-10-06 | 2009-10-06 | 容器入りローソク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009007081U JP3156164U (ja) | 2009-10-06 | 2009-10-06 | 容器入りローソク |
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JP3156164U true JP3156164U (ja) | 2009-12-17 |
Family
ID=54860152
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
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Country | Link |
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JP (1) | JP3156164U (ja) |
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2009
- 2009-10-06 JP JP2009007081U patent/JP3156164U/ja not_active Expired - Fee Related
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