JP3201603U - 積層構造キャンドル - Google Patents
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Abstract
【課題】燃焼体の溶融によって多様な外観の変化をもたらすキャンドルであり、特に、溶融した燃焼体が作る模様や色彩の経時的変化を楽しむことができる新規な積層構造キャンドルを提供する。【解決手段】薄板状の燃焼体2の中央に形成された貫通孔に燃焼芯3を挿入することによって複数の燃焼体2を厚み方向に積層する積層構造キャンドルであり、二色以上の燃焼体2が積層されて構成されている。【選択図】図1
Description
本考案は、薄板状の燃焼体が複数枚積層された積層構造キャンドルに関する。
従来、キャンドルの形状は多角形の棒形状や円柱形状、球形状、あるいはハート型などの所望形状に鋳込み成型した形状のものが知られているが、近年ではキャンドルの形態に動的変化を伴うキャンドルが提案されている。例えば、特許文献1のキャンドルのように、複数個の燃焼体を所定の間隔を設けて積層して高さ方向に異型断面に構成することにより、使用に際し燃焼体の溶融状態に経時的な変化を伴うようにしたものが提案されている。
特許文献1に開示されたキャンドルは、使用に際し燃焼体が溶融落下していくことにより外形形状の経時的な変化を伴うものではあるが、その変化の態様自体はそのものの外形形状から予め予想がつき、また、模様や色彩に関する経時的変化は起こりにくいものであった。
本考案はこのような事情を考慮してなされたもので、燃焼体の溶融によって多様な外観の変化をもたらすキャンドルであり、特に、溶融した燃焼体が作る模様や色彩の経時的変化を楽しむことができる新規なキャンドルを提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために本考案はなされたもので、本考案に係る積層構造キャンドルは請求項1に記載の通り、薄板状の燃焼体の中央に形成された貫通孔に燃焼芯を挿入することによって複数の燃焼体を厚み方向に積層する積層構造キャンドルであり、二色以上の前記燃焼体が積層されて構成されていることを特徴とする。
また、請求項2に記載の積層構造キャンドルは、請求項1に記載の積層構造キャンドルにおいて、前記燃焼体の厚さは0.5mm〜1.5mmであることを特徴とする。
また、請求項3に記載の積層構造キャンドルは、請求項1又は2に記載の積層構造キャンドルにおいて、前記燃焼体の積層枚数は40枚以上であることを特徴とする。
また、請求項4に記載の積層構造キャンドルは、請求項1乃至3の何れか一項に記載の積層構造キャンドルにおいて、前記積層された燃焼体の色調の少なくとも一部にグラデーションを持たせるようにしたことを特徴とする。
また、請求項5に記載の積層構造キャンドルは、請求項1乃至4の何れか一項に記載の積層構造キャンドルであって、光透過性の耐熱容器に収納したことを特徴とする。
また、請求項2に記載の積層構造キャンドルは、請求項1に記載の積層構造キャンドルにおいて、前記燃焼体の厚さは0.5mm〜1.5mmであることを特徴とする。
また、請求項3に記載の積層構造キャンドルは、請求項1又は2に記載の積層構造キャンドルにおいて、前記燃焼体の積層枚数は40枚以上であることを特徴とする。
また、請求項4に記載の積層構造キャンドルは、請求項1乃至3の何れか一項に記載の積層構造キャンドルにおいて、前記積層された燃焼体の色調の少なくとも一部にグラデーションを持たせるようにしたことを特徴とする。
また、請求項5に記載の積層構造キャンドルは、請求項1乃至4の何れか一項に記載の積層構造キャンドルであって、光透過性の耐熱容器に収納したことを特徴とする。
本考案に係る積層構造キャンドルにおいては、燃焼体の溶融によって多様な外観の変化をもたらすキャンドルであり、特に、溶解した燃焼体が作る流動する模様と色彩の変化が織りなす経時的変化を楽しむことができる。
次に、本考案に係る積層構造キャンドルの実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は、本考案の一実施形態における積層構造キャンドル1の斜視図である。また、図2は、本考案の一実施形態における積層構造キャンドル1の分解図である。
本実施形態の積層構造キャンドル1は、図1に示すように、直径43mmの真円形状で厚み1mm程度の薄板状の燃焼体2を80枚積層して構成するようにした。詳細には、図2に示すように、各燃焼体2の略中央に設けられた貫通孔4に燃焼芯3を挿入することで、本考案の積層構造キャンドル1を構成するようにした。尚、図示はしないが、燃焼体2は二色以上の燃焼体2を積層するようにした。
燃焼体2の構成材料としては、例えばパラフィンワックスなどの炭化水素系化合物、ステアリン酸などの高級脂肪酸、木蝋や蜜蝋などの高級脂肪酸と高級アルコールとのエステル、ステアリルアルコールなどの高級脂肪族アルコールなどの公知の燃焼剤から適宜選択できる。
燃焼体2の形状は、図示したような真円の円盤状の他、楕円状、三角形状や四角形状といった多角形状、ハート形状、星形状など、様々な形状とすることができる。また、本実施形態では全て同じ大きさ(直径)の燃焼体2を積層しているが、大きさの異なる燃焼体2を積み重ねて高さ方向に異型断面に構成してもよい。
燃焼体2の厚さは特に問わないが、外観上、0.5mm〜1.5mmであることが好ましく、1mmであることが特に好ましい。
また、燃焼体2を積層する枚数はその厚さにもよるが、外観上、40枚以上であることが好ましい。尚、枚数が少なすぎるとキャンドル1の高さが低くなり十分な燃焼時間が確保できず、逆に多すぎるとキャンドル1の高さが高くなり安全性に支障が出る恐れがあるため、40〜120枚程度であることが特に好ましい。
尚、燃焼体の積層枚数の選択により、消炎時間を調整するようにしてもよい。
また、燃焼体2を積層する枚数はその厚さにもよるが、外観上、40枚以上であることが好ましい。尚、枚数が少なすぎるとキャンドル1の高さが低くなり十分な燃焼時間が確保できず、逆に多すぎるとキャンドル1の高さが高くなり安全性に支障が出る恐れがあるため、40〜120枚程度であることが特に好ましい。
尚、燃焼体の積層枚数の選択により、消炎時間を調整するようにしてもよい。
本発明の積層構造キャンドルは、二色以上の燃焼体2が積層されて構成される。二色以上の燃焼体2を使用することにより、燃焼し溶融したときに色彩がまだらな模様となったり、混ざり合ったりして模様の経時的変化として表れるからである。
燃焼体2の色の種類や数、また、複数色の燃焼体を積層する順番は特に制限されない。例えば、色味が近く濃淡の異なる複数色の燃焼体を淡い色から濃い色の順に積層し、全体としていわゆるグラデーションを構成するように積層したもの、もしくは、色味が近く濃淡の異なる複数色の燃焼体をランダムに積層したもの、または、色味が異なる複数の燃焼体を積層したものなど、キャンドルの使用目的や雰囲気、外観上の好みから、適宜選択することができる。
燃焼体2の色の種類や数、また、複数色の燃焼体を積層する順番は特に制限されない。例えば、色味が近く濃淡の異なる複数色の燃焼体を淡い色から濃い色の順に積層し、全体としていわゆるグラデーションを構成するように積層したもの、もしくは、色味が近く濃淡の異なる複数色の燃焼体をランダムに積層したもの、または、色味が異なる複数の燃焼体を積層したものなど、キャンドルの使用目的や雰囲気、外観上の好みから、適宜選択することができる。
燃焼体2には芳香成分を付すこともできる。芳香成分は、合成香料、動物や植物からの天然香料、およびこれら香料を含む調合香料の少なくとも一種、又は二種以上を混合して使用することができる。
尚、芳香成分を付する燃焼体の選択によって、芳香の変化から燃焼経過時間を知るようにしてもよい。
尚、芳香成分を付する燃焼体の選択によって、芳香の変化から燃焼経過時間を知るようにしてもよい。
燃焼芯3は、綿や麻などから作成されたものなど、キャンドル用として一般的に用いられる種々の燃焼芯3を用いることができる。図示のものでは、燃焼芯3の一端部に防火金具3aを設け、燃焼芯3からの類焼を防ぐようにした。
次に、本実施形態の積層構造キャンドル1を入れるための耐熱容器について説明する。
図3は、本実施形態の積層構造キャンドル1を耐熱容器5に入れた際の正面図を示す。
本実施形態の積層構造キャンドル1は、図3に示すように、耐熱ガラスなどの光透過性の耐熱容器5に入れた状態で燃焼させることが好ましい。光透過性の耐熱容器5に入れて燃焼させることにより、溶融した燃焼体が徐々に耐熱容器5内に溜まる様子を観察できるようになる。
図3は、本実施形態の積層構造キャンドル1を耐熱容器5に入れた際の正面図を示す。
本実施形態の積層構造キャンドル1は、図3に示すように、耐熱ガラスなどの光透過性の耐熱容器5に入れた状態で燃焼させることが好ましい。光透過性の耐熱容器5に入れて燃焼させることにより、溶融した燃焼体が徐々に耐熱容器5内に溜まる様子を観察できるようになる。
次に、本実施形態の積層構造キャンドル1を燃焼させた際の燃焼状態について説明する。
マッチなどの炎で燃焼芯3に着火すると、燃焼芯3が燃え始め、最上層の燃焼体2から徐々に溶融し、溶融した燃焼体2は下方に流れて光透過性の耐熱容器5内に溜まっていく。このとき、燃焼体2は二色以上の燃焼体2,2・・・・で構成されているため、溶融して耐熱容器5内を下方に流れる際にまだらな模様を作り、その模様は燃焼とともに経時的に変化していく。また、時には各層の燃焼体2が混ざり合って色彩の変化も起こる。溶融した燃焼体2の流れ方や耐熱容器5内への溜まり方は予測できないものであるため、結果として、本考案の積層構造キャンドル1は使用の度に異なる模様の変化を楽しむことができる。
マッチなどの炎で燃焼芯3に着火すると、燃焼芯3が燃え始め、最上層の燃焼体2から徐々に溶融し、溶融した燃焼体2は下方に流れて光透過性の耐熱容器5内に溜まっていく。このとき、燃焼体2は二色以上の燃焼体2,2・・・・で構成されているため、溶融して耐熱容器5内を下方に流れる際にまだらな模様を作り、その模様は燃焼とともに経時的に変化していく。また、時には各層の燃焼体2が混ざり合って色彩の変化も起こる。溶融した燃焼体2の流れ方や耐熱容器5内への溜まり方は予測できないものであるため、結果として、本考案の積層構造キャンドル1は使用の度に異なる模様の変化を楽しむことができる。
本考案に係る積層構造キャンドルは、燃焼体の溶融によって多様な外観の変化をもたらし、特に、溶融した燃焼体が作る流動する模様と色彩の変化が織りなす経時的変化を楽しむことができる新規なキャンドルであり、産業上有用である。
1 積層構造キャンドル
2 燃焼体
3 燃焼芯
3a 防炎金具
4 貫通孔
5 耐熱容器
2 燃焼体
3 燃焼芯
3a 防炎金具
4 貫通孔
5 耐熱容器
Claims (5)
- 薄板状の燃焼体の中央に形成された貫通孔に燃焼芯を挿入することによって複数の燃焼体を厚み方向に積層する積層構造キャンドルであり、
二色以上の前記燃焼体が積層されて構成されていることを特徴とする積層構造キャンドル。 - 前記燃焼体の厚さは0.5mm〜1.5mmであることを特徴とする請求項1に記載の積層構造キャンドル。
- 前記燃焼体の積層枚数は40枚以上であることを特徴とする請求項1又は2に記載の積層構造キャンドル。
- 前記積層された燃焼体の色調の少なくとも一部にグラデーションを持たせるようにしたことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の積層構造キャンドル。
- 前記積層構造キャンドルは光透過性の耐熱容器に収納したことを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の積層構造キャンドル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015005061U JP3201603U (ja) | 2015-10-06 | 2015-10-06 | 積層構造キャンドル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015005061U JP3201603U (ja) | 2015-10-06 | 2015-10-06 | 積層構造キャンドル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3201603U true JP3201603U (ja) | 2015-12-17 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP (1) | JP3201603U (ja) |
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2015
- 2015-10-06 JP JP2015005061U patent/JP3201603U/ja not_active Expired - Fee Related
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