JP3156163U - 大型窓の開閉装置 - Google Patents

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近藤 広隆
広隆 近藤
伊知郎 三野
伊知郎 三野
健二 大熊
健二 大熊
潤二 田中
潤二 田中
幸夫 大森
幸夫 大森
昭宏 清家
昭宏 清家
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株式会社日鋼サッシュ製作所
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Abstract

【課題】太い框を用いなくとも高い剛性が得られ、障子の歪みやガラスの割れが生じない大型窓の開閉装置を提供する。【解決手段】X字形リンク30が第1アームと第2アームとから構成されており、第1アームにガススプリング40の一端が固定されており、第2アームが上下に間隔を開けて配置された上パイプと下パイプとから構成されており、第1アームは上パイプと下パイプの間に挿入されている大型窓の開閉装置である。下框22が下枠12に対して平行を保ったまま開閉するので、障子20の歪みが生じず、ガラスGが割れることがない。X字形リンク30の収縮時には、ガススプリング40が上パイプと下パイプの間に収納されるので、X字形リンク30の奥行が小さくなる。これにより、下枠12の奥行を小さくすることができる。【選択図】図1

Description

本考案は、大型窓の開閉装置に関する。さらに詳しくは、障子の上框が窓枠の上枠に回動自在に取り付けらており、障子の下框が開閉する大型窓の開閉装置に関する。
障子の上框が窓枠の上枠に回動自在に取り付けらており、障子の下框が開閉する窓に取り付けられる開閉装置として、特許文献1のような、窓枠の縦枠と障子の縦框との間の左右2ヶ所に伸縮するガススプリングを取り付け、その反発力を利用して障子を開閉するものがあった。
しかし、上記のような開閉装置を大型窓に適用しようとすると、障子の剛性を確保するために、障子を構成する框を大きくする必要があった。これは、例えば窓を閉める際に障子の中間部分を押えない場合など、左右2ヶ所のガススプリングが同期のとれた作動をしないと、障子の剛性が低い状態では障子が歪んでしまい、一定以上の歪みになると障子に嵌め込まれたガラスが割れてしまうという危険性があるからである。
しかしながら、框を大きくするとデザイン的にスマートさが失われ、商品価値を落としてしまうという問題がある。
また、太い框を必要とする分材料費が高くつき、製造コストを押し上げてしまうという問題がある。
特開平7−217306号公報
本考案は上記事情に鑑み、太い框を用いなくとも高い剛性が得られ、障子の歪みやガラスの割れが生じない大型窓の開閉装置を提供することを目的とする。
第1考案の大型窓の開閉装置は、障子と窓枠とを備え、該障子の上框が該窓枠の上枠に回動自在に取り付けらており、該障子の下框が開閉する大型窓に取り付けられる開閉装置であって、前記下枠と前記下框を連結するX字形リンクと、一端が前記X字形リンクを構成するアームに固定され、他端が前記下枠に固定されたガススプリングとを備えることを特徴とする。
第2考案の大型窓の開閉装置は、第1考案において、前記X字形リンクが第1アームと第2アームとから構成されており、前記第1アームに前記ガススプリングの一端が固定されており、前記第2アームが上下に間隔を開けて配置された上パイプと下パイプとから構成されており、前記第1アームは前記上パイプと前記下パイプの間に挿入されていることを特徴とする。
第1考案によれば、X字形リンクにより、下框が下枠に対して平行を保ったまま開閉するので、障子の歪みが生じず、ガラスが割れることがない。また、X字形リンクがスタビライザーの役割も果たし、障子の剛性不足を補完するので、太い框を用いなくとも高い剛性が得られ、スリムでシンプルな窓にすることができる。そして、障子がスリムな断面形状になることにより、軽量化やコストダウンができる。さらに、開閉装置がX字形になっているため、ガラスを清掃する際に邪魔にならない。
第2考案によれば、第2アームが2本のパイプから構成されているので、X字形リンクの剛性が高くなる。また、第1アームは上パイプと下パイプの間に挿入されているので、第1アームと第2アームの干渉がなく、X字形リンクの可動範囲が広くなる。そして、X字形リンクの収縮時には、ガススプリングが上パイプと下パイプの間に収納されるので、X字形リンクの奥行が小さくなる。これにより、下枠の奥行を小さくすることができる。
本考案の一実施形態に係る大型窓および開閉装置の斜視図である。 同大型窓および開閉装置の正面図である。 同大型窓および開閉装置の側面視断面図であって、(A)が開時、(B)が閉時を示す図である。 本考案の一実施形態に係る開閉装置の斜視図である。 同開閉装置の平面図であって、(A)が開時、(B)が閉時を示す図である。 本考案の一実施形態に係る大型窓および開閉装置を2重サッシの内側の窓として利用する場合の側面視断面図である。
つぎに、本考案の実施形態を図面に基づき説明する。
本考案の一実施形態に係る大型窓の開閉装置Aは、図1に示すような大型窓Wに取り付けられる。大型窓Wは建物の壁面などに形成された開口に固定される窓枠10と、その窓枠10に支持され、ガラスGが嵌め込まれた障子20とからなる。窓枠10は上枠11、下枠12、縦枠13から構成される矩形の枠体であり、障子20は上框21、下框22、縦框23から構成される矩形の枠体である。窓枠10および障子20は共に鋼板等の金属で形成される。
上框21は上枠11に回動自在に取り付けられており、上框21を軸として回動することにより、下框21が開閉するようになっている。そして閉時には、図2に示すように、障子20は窓枠10に嵌るように構成されている。
本実施形態に係る開閉装置Aは、主に、下枠12と下框22を連結するX字形リンク30と、一端がX字形リンク30を構成するアームに固定され、他端がX字型リンク30を構成するベースに固定されたガススプリング40とからなる。
図3に示すように、X字形リンク30が伸展することにより、下框22と下枠12との間隔が開き、障子20が開いた状態となる(図3(A)参照)。また、X字形リンク30が収縮することにより、下框22と下枠12とが接し、障子20が閉じた状態となる(図3(B)参照)。
X字型リンク30はガススプリング40によって伸展するように付勢されており、そのため下框22と下枠12との間隔が開く力が働き、障子20を開く動作が楽になるようになっている。そして閉時には図示しないロック装置で障子20と窓枠10とを留め、閉じた状態を保持するようになっている。
図4に示すように、X字形リンク30は長さが等しい第1アーム31と第2アーム32の長手方向中央部同士を、連結ピン33を用いて相対回動自在に軸支してX字形に組み合わせたものである。第2アーム32は、上パイプ32uと下パイプ32dから構成され、上下に間隔を開けて配置されており、第1アーム31は上パイプ32uと下パイプ32dとの間に挿入されている。
第1アーム31の一端である固定端31fはピンによって下枠ベース34に回動自在に軸支されるとともに、他方のスライド端31sは下框ベース35に摺動自在に嵌合している。また、第2アーム32の一端である固定端32fはピンによって下框ベース35に回動自在に軸支されるとともに、他方のスライド端32sは下枠ベース34に摺動自在に嵌合している。
ガススプリング40はシリンダ側端部40aがピンで下枠ベース34に回動自在に軸支されており、ロッド側端部40bが第1アームにピンで回動自在に軸支されている。そして、X字形リンク30が伸展したときには、ガススプリング40も伸長し、X字型リンク30が収縮したときには、ガススプリング40も収縮するようになっている。
図1に示すように、下枠ベース34は下枠12に固定され、下框ベース35は下框22に固定されており、下枠ベース34と下框ベース35との間隔が開閉すると、下枠12と下框22との間隔が開閉するようになっている。
なお、図3に示すように、下枠12は奥行き方向に空間を持った形状となっており、閉時にはX字形リンク30およびガススプリング40が下枠12内に収納されるようになっている(図3(B)参照)。
以上のような構成であるから、図5に示すように、X字形リンク30が伸展したときには下枠ベース34と下框ベース35が離れ、下枠12と下框22が離れることにより障子20が開く(図5(A)参照)。逆にX字形リンク30が収縮したときには下枠ベース34と下框ベース35が接近し、下枠12と下框22が接することにより障子20が閉まる(図5(B)参照)。
このとき、X字形リンク30により下框ベース35が動くため、下框22が下枠12に対して平行を保ったまま開閉し、障子20の歪みが生じず、ガラスGが割れることがない。
また、X字形リンク30がスタビライザーの役割も果たし、障子20の剛性不足を補完するので、太い框を用いなくとも高い剛性が得られ、スリムでシンプルな窓にすることができる。そして、障子20がスリムな断面形状になることにより、軽量化やコストダウンができる。
さらに、開閉装置AがX字形になっているため、ガラスGを清掃する際に邪魔にならない。
また、第1アーム31は上パイプ32uと下パイプ32dの間に挿入されているので、第1アーム31と第2アーム32の干渉がなく、X字形リンク30の可動範囲が広くなる。そして、X字形リンク30の収縮時には、ガススプリング40が上パイプ32uと下パイプ32dの間に収納されるので、X字形リンク30の奥行dが小さくなる(図5(B)参照)。そのため、閉時にX字型リンク30を収納する下枠12の奥行きも小さくすることができる。
図6に示すように、本実施形態の開閉装置Aが取り付けられた大型窓Wを、ビルの外壁などの2重サッシの内側の窓として利用する場合、外側の嵌め込みガラスと内側の大型窓Wをその外壁に埋め込む必要がある。このとき、嵌め込みガラスと大型窓Wの窓枠との間の壁の厚みDが強度上の問題となるが、前述の通り、下枠12の奥行きを小さくすることができるので、十分な厚みDを確保することができ、外壁の強度を保つことができる。
なお、本実施形態のX字形リンク30に代えて、第2アーム32を一本のアームとし、第1アーム31と第2アーム32を上下に重ね、それらの長手方向中央部同士を連結ピン33を用いて相対回動自在に軸支してX字形に組み合わせることも考えられるが、大型窓の場合ガラス等の重量も相当なものとなるため、このような形態では連結ピン33に曲がるような負荷がかかるため適当でない。
また、第2アーム32を一本のアームとし、その長手方向中央部に切欠きを設け、その切欠きの中に第1アーム31を通してX字形リンク30とすることも考えられるが、この場合は切欠きにより第1アーム31と第2アーム32が干渉し、X字形リンク30の可動範囲が制限される。そうすると、X字形リンク30収縮時に奥行dが大きくなってしまい、下枠12の奥行きも大きくしなければならない結果、図6に示すような2重サッシに適用した場合、壁の厚みDが狭くなるので強度確保が難しくなる。
また、第2アーム32の切欠き部分に応力集中が起きるので、剛性の観点からも、本実施形態のように第2アーム32を2本のパイプ32u、32dから構成する方が好適である。
なお、本実施形態において、大型窓Wを下框22が開閉するものとしたが、これに限られず、上框21や縦框23が開閉する大型窓Wにおいても本考案の開閉装置を取り付けることができる。実用新案登録請求の範囲に記載の「上枠」「下枠」「上框」「下框」も表現を簡便にするために用いたのであって、これらは障子の開閉する向きに合わせて読み替えることができる。
W 大型窓
A 開閉装置
10 窓枠
20 障子
30 X字形リンク
40 ガススプリング

Claims (2)

  1. 障子と窓枠とを備え、該障子の上框が該窓枠の上枠に回動自在に取り付けらており、該障子の下框が開閉する大型窓に取り付けられる開閉装置であって、
    前記下枠と前記下框を連結するX字形リンクと、
    一端が前記X字形リンクを構成するアームに固定され、他端が前記下枠に固定されたガススプリングとを備える
    ことを特徴とする大型窓の開閉装置。
  2. 前記X字形リンクが第1アームと第2アームとから構成されており、
    前記第1アームに前記ガススプリングの一端が固定されており、
    前記第2アームが上下に間隔を開けて配置された上パイプと下パイプとから構成されており、
    前記第1アームは前記上パイプと前記下パイプの間に挿入されている
    ことを特徴とする請求項1記載の大型窓の開閉装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111779384A (zh) * 2020-08-06 2020-10-16 罗锦昭 一种伸缩撑及上悬窗

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