JP3155799B2 - Mtf補正装置 - Google Patents

Mtf補正装置

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JP3155799B2
JP3155799B2 JP00183192A JP183192A JP3155799B2 JP 3155799 B2 JP3155799 B2 JP 3155799B2 JP 00183192 A JP00183192 A JP 00183192A JP 183192 A JP183192 A JP 183192A JP 3155799 B2 JP3155799 B2 JP 3155799B2
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秀幸 宮沢
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばファクシミリ装
置、ディジタル複写機、スキャナ等の画情報読取装置に
適用されるMTF補正装置に関し、特に1画素の読取範
囲が読取線密度に対して大きいときに適正な補正を実現
するMTF補正装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、注目画素の濃度を周囲画素の濃度
に応じてMTF(Modulation Transfer Function)補正
するMTF補正装置が多用されている。従来のこの種の
MTF補正装置としては、例えば特公平1−20835
号公報に記載されたものがあり、図2に示すマトリクス
を用いて注目画素Eを補正する。
【0003】図2において、画素A〜Iは、主走査方向
のラインLn-1 、Ln 、Ln+1 を所定の読取線密度に従
って副走査方向に順次変えながら1ライン毎に読み取っ
た画信号の各画素であり、注目画素Eに対してA〜Dと
F〜Iを周囲画素とする。注目画素Eの周囲画素は、A
〜DとF〜Iの8つであるが、実用的には、全ての周囲
画素を参照して注目画素Eを補正する必要はない。例え
ば、上下左右の4つの周囲画素すなわち注目画素Eのラ
インLn と前後のラインLn-1 、Ln+1 にあり、前記注
目画素Eに対して主走査方向および副走査方向の最も近
い画素B、D、F、Hによって補正すれば充分であり、
その修正データによって、注目画素Eの白(=“0”)
または黒(=“1”)を判定する。
【0004】ここで、補正関数は、 αE=−β(B+D+F+H) …… (1) であり、注目画素Eの補正された2値出力信号Emtf は Emtf =f(x) =f{αE−β(B+D+F+H)} …… (2) で演算される。一例として、α=3、−β=−0.5の
ように与えられる。
【0005】このように、注目画素Eに対し、3×3の
マトリクスを形成し、Emtf =3E−1/2(B+D+
F+H)のMTF補正が行われている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のMTF補正装置にあっては、注目画素Eの主
走査、副走査方向とも前画素、次画素であるB、D、
F、Hを周囲画素として参照していたため、図3に示す
ように、原稿に対し画情報読取装置の1画素の読取範囲
が読取線密度に合っていれば問題はないが、図4に示す
ように、1画素の読取範囲が読取線密度に対して大きい
場合には、画素の読取位置が重ってしまうため、前画
素、次画素を参照して補正してもその効果は半減してし
まう。
【0007】このような読取モードは、ファクシミリ装
置ではセミスーパーファインモードなどと呼ばれ、例え
ば読取線密度8×15.4本に設定されている。そこ
で、本発明は、副走査方向の周囲画素を注目画素のライ
ンから2ライン目にある画素に変更することにより、セ
ミスーパーファインモード等、1画素の読取範囲が読取
線密度に対して大きい時により効果的なMTF補正装置
を提供することを目的としている。
【0008】また、本発明は、副走査方向の周囲画素を
読取線密度に応じて変更することにより、セミスーパー
ファインモード等、1画素の読取範囲が読取線密度に対
して大きい時により効果的なMTF補正装置を提供する
ことを目的としている。また、本発明は、読取線密度が
高くなるほど注目画素に対して遠距離の画素を、また低
くなるほど近距離の画素を副走査方向の周囲画素とする
ことにより、セミスーパーファインモード等、1画素の
読取範囲が読取線密度に対して大きい時により効果的な
MTF補正装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、主走査方向のラインを所定の読取線密度
に従って副走査方向に順次変えながら1ライン毎に読み
取った画信号の各画素に対し、該画素を注目画素とした
とき該注目画素のラインと前後のラインにあり前記注目
画素に対して主走査方向および副走査方向の最も近い画
素を周囲画素として参照し、前記注目画素の濃度を周囲
画素の濃度に応じて補正するMTF補正演算回路を備え
たMTF補正装置において、前記副走査方向の周囲画素
を前記注目画素のラインから2ライン目にある画素に変
更する変更部を備えたことを特徴とする。
【0010】また、本発明は、上記目的を達成するため
に、副走査方向の周囲画素を読取線密度に応じて変更す
ることを特徴とする。また、本発明は、上記目的を達成
するために、副走査方向の周囲画素を読取線密度が高く
なるほど注目画素に対して遠距離の画素とし、読取線密
度が低くなるほど注目画素に対して近距離の画素とする
ことを特徴とする。
【0011】
【作用】上記構成を有する本発明においては、変更部に
よって副走査方向の周囲画素を注目画素のラインから2
ライン目にある画素に変更する。また、上記構成を有す
本発明においては、副走査方向の周囲画素を読取線密
度に応じて変更する。
【0012】また、上記構成を有する本発明において
は、副走査方向の周囲画素を読取線密度が高くなるほど
注目画素に対して遠距離の画素とし、読取線密度が低く
なるほど注目画素に対して近距離の画素とする。
【0013】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
図1は請求項1、2いずれかに記載された発明の一実施
例に係るMTF補正装置を説明するための図であり、同
図(a)はそのブロック構成図、同図(b)はその画素
マトリクスを示す。
【0014】まず、構成を説明する。図1(a)におい
て、ラインバッファ11〜14は、図示していない画情
報読取装置で読み取った1ライン分の画信号を格納する
ためのもので、ラインLn+2 の画信号に対してそれ以前
のラインLn+1 、Ln 、Ln-1 、Ln-2 の画信号をそれ
ぞれに格納する。図1(b)に示すように、ラインLn
にある注目画素Eおよび周囲画素D、Fは、ラインバッ
ファ12に格納されて、3×3マトリクス回路15に転
送される。
【0015】一方、副走査方向の周囲画素B、Hは、変
更部としての切換スイッチ16、17によって、図1
(b)に示す注目画素EのラインLn から2ライン目の
ラインLn-2 、Ln+2 の画素、または従来通りの図2に
示した注目画素EのラインLnの前後のラインLn-1
n+1 の画素が3×3マトリクス回路15に転送され
る。
【0016】ここで、切換スイッチ16、17は、読取
線密度に応じて副走査方向の周囲画素B、Hを変更す
る。すなわち、副走査方向の周囲画素B、Hは、図4に
示したように、1画素の読取範囲に対して読取線密度が
高くなるほど、注目画素Eに対して遠距離の画素たとえ
ばラインLn-2 、Ln+2 の画素とされる。また、副走査
方向の周囲画素B、Hは、図3に示したように、1画素
の読取範囲に対して読取線密度が低くなるほど、注目画
素Eに対して近距離の画素たとえばラインライン
n-1 、Ln+1 の画素とされる。
【0017】3×3マトリクス回路15は、切換スイッ
チ16、17を介して転送される周囲画素B、Hおよび
ラインバッファ12から転送される注目画素Eと周囲画
素D、Fにより、図1(b)または図2に示すマトリク
スを構成し、マトリクスデータを演算回路18に転送す
る。演算回路18は、注目画素Eを従来と同様に、 Emtf =3E−1/2(B+D+F+H) により演算し、注目画素EのMTF補正された2値出力
信号Emtf を出力する。
【0018】次に、作用を説明する。図1(a)に示す
本実施例においては、従来と同様に前ラインLn-1 、次
ラインLn+1 のデータを参照するMTF補正と、前々ラ
インLn-2 、次々ラインLn+2 のデータを参照するMT
F補正の2種のMTF補正が行われる。いずれのMTF
補正においても、3×3のマトリクスを構成し、MTF
演算を行う。演算式は従来と同じように、 Emtf =3E−1/2(B+D+F+H)とする。
【0019】図1(a)において、画情報読取装置から
のラインLn+2 の画信号は、3×3マトリクス回路15
およびラインバッファ11に入力される。ラインバッフ
ァ11〜14は、FIFO(First-in First-out)等に
より構成され、各々記憶していたデータを3×3マトリ
クス回路15に出力するのと同時に、前段のラインバッ
ファから入力されるデータを記憶する。
【0020】3×3マトリクス回路15は、切換スイッ
チ16、17を介し、ラインLn+2の画信号およびライ
ンバッファ11〜14の出力のうち3ラインの画信号を
選択し、3×3マトリクスを形成する。この選択方法に
より注目画素Eに対し、前ラインLn+1 および次ライン
n-1か、または前々ラインLn-2 、次々ラインLn+2
による3×3マトリクスが選択できる。このマトリクス
は、読取線密度により選択する。
【0021】すなわち、8×8本または8×3.75本
等の読取線密度においては、前ラインLn+1 および次ラ
インLn-1 を選択し、8×15.4本等の読取線密度に
おいては前々ラインLn-2 、次々ラインLn+2 を選択す
る。演算回路18は、3×3マトリクス回路15により
形成されたマトリクスを用いて、従来同様に、 Emtf =3E−1/2(B+D+F+H) 等の演算式に当てはめてMTF演算を行う。
【0022】このように、本実施例においては、注目画
素Eに対する副走査方向の周囲画素B、Hを、注目画素
EのラインLn から2ライン目のラインLn-2 、Ln+2
にある前々画素、次々画素に変更できるため、1画素の
読取範囲が読取線密度に対して大きい時でも効果的にM
TF補正を実行できる。また、本実施例においては、読
取線密度に応じて注目画素Eに対する副走査方向の周囲
画素B、Hを変更できるので、最適なMTF補正を選択
できる。
【0023】また、本実施例においては、読取線密度の
高低に応じて副走査方向で遠距離または近距離の周囲画
素B、Hを設定できるので、各種の読取線密度に対応可
能なMTF補正を実現できる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るMT
F補正装置によれば、変更部によって副走査方向の周囲
画素を注目画素のラインから2ライン目にある画素に変
更するので、1画素の読取範囲が読取線密度に対して大
きい時でも効果的にMTF補正を実行できる。
【0025】また、本発明に係るMTF補正装置によれ
ば、副走査方向の周囲画素を読取線密度に応じて変更す
るので、読取線密度に応じた最適なMTF補正を選択で
きる。また、本発明に係るMTF補正装置によれば、副
走査方向の周囲画素を読取線密度が高くなるほど注目画
素に対して遠距離の画素とし、読取線密度が低くなるほ
ど注目画素に対して近距離の画素とするので、各種の読
取線密度に対応可能なMTF補正を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1、2いずれかに記載された発明の一実
施例に係るMTF補正装置を説明するための図であり、
同図(a)はそのブロック構成図、同図(b)はその画
素マトリクスを示す。
【図2】従来のMTF補正の原理を説明するための画素
マトリクスを示す図である。
【図3】1画素の読取範囲と読取線密度が合っている場
合の画素位置を示す図である。
【図4】1画素の読取範囲が読取線密度に対して大きい
場合の画素位置を示す図である。
【符号の説明】
11〜14 ラインバッファ 15 3×3マトリクス回路 16、17 切換スイッチ(変更部) 18 演算回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/409 G06T 5/20

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主走査方向のラインを所定の読取線密度に
    従って副走査方向に順次変えながら1ライン毎に読み取
    った画信号の各画素に対し、 該画素を注目画素としたとき該注目画素のラインと前後
    のラインにあり前記注目画素に対して主走査方向および
    副走査方向の最も近い画素を周囲画素として参照し、 前記注目画素の濃度を周囲画素の濃度に応じて補正する
    MTF補正演算回路を備えたMTF補正装置において、読取線密度に応じて 前記副走査方向の周囲画素を前記注
    目画素のラインから2ライン目にある画素に変更する変
    更部を備えたことを特徴とするMTF補正装置。
  2. 【請求項2】前記副走査方向の周囲画素を読取線密度が
    高くなるほど注目画素に対して遠距離の画素とし、読取
    線密度が低くなるほど注目画素に対して近距離の画素と
    することを特徴とする請求項1記載のMTF補正装置。
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