JP3155581U - 交差棒連接部品 - Google Patents

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    • A47C4/00Foldable, collapsible or dismountable chairs
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Abstract

【課題】構造が簡単で、体積が小さく、支柱を保護すると同時にサポート強度を高めることができる交差棒連接部品を提供する。【解決手段】交差棒連接部品は、2本の支柱c1、c2を収容設置可能な柱孔a、bを一体成型し、その内1個の柱孔aの相対する両側壁には、それぞれ上面及び下面から柱孔a、bと相互に通じるU型開槽を開設し、2本の支柱c1、c2はそれぞれ2個の柱孔a、b中に挿入され、可動接続部品により2個の柱孔a、bにおいて可動接続され、1個の本体上に設置する2個の柱孔a、bによって、2本の支柱c1、c2の連接を実現し、同時に、内1個の柱孔aの両側壁にU型開槽を設置することで、2本の支柱c1、c2は、交差展開と折畳みの機能を実現することができる。【選択図】図9

Description

本考案はレジャー用折畳みいす連接部品に係り、特に交差棒連接部品に関する。
現在市販されているレジャー用折畳みいすにおいて、棒部品の多くは、交差可動接続の連接方式を採用し、これにより展開しサポート可能とし、折畳み・収納に便利とする。図1に示すように、通常は、2本の交差するサポート棒の間を、リベットにより連接する。このため、該連接位置は使用中力を受け止める位置となる。よって、使用時間が長くなると、リベットは変形し、断裂する恐れがあり、これによりいすの使用寿命及び使用の安全性に大きな影響を及ぼしている。
上記問題を解決するため、図2、3に示すように、中華人民共和国実用新案登録第00255139号公報には、レジャー用いす支柱の交差連接部品が開示されている。それは円柱体で、円柱体上には径方向に2個の「8」の字型通孔1、2を開設する。2本の支柱3は、それぞれ該2個の「8」の字型通孔1、2中に挿入して設置し、リベット4を通して円柱体上に固定する。該2個の「8」の字型通孔1、2の間には、挟角を形成する。このようにして、レジャー用いすの2本の支柱3は、該連接部品により相互に連接し、「8」の字型通孔1、2中において転動可能で、これにより支柱3の交差と折畳みを実現することができる。さらに、これにより支柱連接位置の接触面積を拡大することができ、長時間の使用により、リベット4が力を受け変形し、断裂する等現象の発生を回避可能で、いすの使用寿命を延長することができる。
しかし、該構造の連接部品には、2本の支柱3と同時に相対運動を行う「8」の字型通孔1、2を設置する必要がある。そのため、該連接部品の全体的体積は大きくなり、これにより材料が浪費され、また美観が劣る。さらに、2本の支柱3は、通孔1、2において常に転動するため、該支柱3は孔壁と摩損を生じ易い。もし、支柱3の塗装がはげ、或いは棒壁が薄くなり、棒部品に変形が起きる等の状況が生じれば、いすの使用寿命に影響を及ぼす。
一方、図4、5に示すように、中華人民共和国実用新案登録第03216172号公報には、「サポートフレーム交差棒の連接構造」が開示されている。連結接続部品6の本体はスリーブ60で、該スリーブ60の外壁は外へと向かい延伸し、該スリーブ体60と挟角を構成し、上面が弧状槽を呈するブラケット61を形成する。このようにして、2本の支柱の内の1本の支柱1は、該スリーブ60中に嵌接し、もう1本の支柱1’は、該連結接続部品6のブラケット61内に載せる。
該構造は、体積が大きく、支柱が摩損し易いという上記した連接部品の欠点を克服することはできるが、一方で新たな欠点が存在する。すなわち、開放式である該連結接続部品6は、実際の使用において、ブラケット61がいす面の力を受け、応力がブラケット61とスリーブ60の連接位置に集中するという問題である。もし、体重が比較的重い使用者が、勢いよくいす面に座ったなら、該ブラケット61は該スリーブ60連接位置から断裂する恐れがある。つまり、該構造の連結接続部品6の強度は不良で、使用寿命の限界となっている。
中華人民共和国実用新案登録第00255139号公報 中華人民共和国実用新案登録第03216172号公報
そこで、本考案は、従来の交差棒連接部品の上記した欠点に鑑みてなされたものである。すなわち、本考案が解決しようとする主要な課題は、構造が簡単で、体積が小さく、支柱を保護すると同時にサポート強度を高めることができる交差棒連接部品を提供することである。
上記課題を解決するため、本考案は下記の交差棒連接部品を提供する。
交差棒連接部品は2本の支柱を収容設置可能な柱孔を一体成型し、その内1個の該柱孔の相対する両側壁には、それぞれ上面及び下面から該柱孔と相互に通じるU型開溝を開設し、2本の該支柱はそれぞれ2個の該柱孔中に挿入され、可動接続部品により2個の該柱孔において可動接続される。
2個の該柱孔の中間位置には、2個の該柱孔を横方向に貫通する可動接続孔を設置する。
該U型開溝の深さは、該柱孔の高さの半分より大きく、該U型開溝の溝底は内から外へと傾斜する斜面である。
これにより交差棒連接部品は、1個の本体上に設置する2個の柱孔によって、2本の支柱の連接を実現し、同時に、内1個の柱孔の両側壁にU型開溝を設置することで、2本の支柱は、交差展開と折畳みの機能を実現することができる。
本考案連接部品は1個の本体上に2個の柱孔を設置するだけの構造で、内1個の柱孔は常に1本の支柱と嵌接し、もう一方の支柱は、開溝を備える柱孔中において転動するため、構造が簡単で、体積が小さく、また、支柱はU型開溝中において転動するため、磨損は発生しにくい。さらに、本考案連接部品に相対し転動する支柱は、いすの展開時、2個のU型開溝の溝底により支えられるため、交差棒との接触面積は大きく、よって連接位置の受力強度も大きく、そのため、可動接続部品は、長時間の使用によっても、力を受け変形し、断裂する現象は起きず、いすの使用寿命を延長することができる。
以下に図面を参照しながら本考案を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
図6に示すように、本考案一実施形態による交差棒連接部品は、2本の支柱c1、c2を収容設置可能な柱孔a、bを、本体上に一体成型する。2個の柱孔a、bの中間位置には、2個の柱孔a、bを横方向に貫通する可動接続孔を設置する。
1個の柱孔aの相対する両側壁には、それぞれ上面及び下面から、柱孔aと相互に通じるU型開槽a1、a2を開設する。
2個のU型開溝a1、a2の深さは、柱孔aの高さの半分より大きい。その深さは、支柱c1、c2の展開角度を決定し、深さがより深ければ、展開角度もより大きくなる。
該U型開溝a1、a2の溝底は内から外へと傾斜する斜面a11、a21で、これにより支柱c1が展開する時、支柱c1に対応し、よりぴったりと接合することができる。
図7、8に示すように、本考案一実施形態による交差棒連接部品において、その組み立て時には、一組の2本の支柱c1、c2は、それぞれ2個の柱孔a、b中に挿入される。さらに、可動接続部品dにより2個の柱孔a、bにおいて可動接続される。
図9、10に示すように、本考案一実施形態による交差棒連接部品を、レジャー用いすに具体的に実施する時には、レジャー用いすの2本の支柱c1、c2の内、1本の支柱c2は常に柱孔b中に存在する。
もう1本の支柱c1は、2個のU型開溝c1、c2中において転動可能で、該支柱c2に相対し交差(図9参照)と折畳み(図10参照)を行うことができる。
2個のU型開溝a1、a2の深さは、レジャー用いす展開時のいす面の高さに応じて決める。
いすの展開時に、支柱c1は2個のU型開溝a1、a2の槽底により支えられるため、連接部品と交差棒c1、c2の接触面積は大きく、よって連接位置の受力強度は大きい。
そのため、可動接続部品(リベット)dは、長時間の使用によっても、力を受け変形し、断裂する現象は起きず、いすの使用寿命を延長することができる。
本考案一実施形態による交差棒部連接部品は、1個の本体上に2個の柱孔a、bを設置し、内1個の柱孔bは、1本の支柱c2と常に嵌接し、もう一方の支柱c1は、開溝を備える柱孔a中において転動する。よって、本考案一実施形態による交差棒部連接部品の体積は比較的小さく、構造は簡単である。
さらに、支柱c1はU型開溝a1、a2中において転動するため、磨損も発生しにくい。
本考案は具体的実施形態を上記の通り開示したが、これらは最適実施形態に過ぎず、本考案を限定するものではない。当該技術を熟知する者なら誰でも、本考案の製品と領域を脱しない範囲内で各種の変動や潤色を加えることができ、したがって本考案の保護範囲は、実用新案登録請求の範囲で指定した内容を基準とする。
従来品の実施模式図である。 従来技術1の立体分解図である。 従来技術1の実施模式図である。 従来技術2の立体分解図である。 従来技術2の実施模式図である。 本考案一実施形態による交差棒連接部品の立体模式図である。 本考案一実施形態による交差棒連接部品の組み立て模式図1である。 本考案一実施形態による交差棒連接部品の組み立て模式図2である。 本考案一実施形態による交差棒連接部品の実施状態図1である。 本考案一実施形態による交差棒連接部品の実施状態図2である。
符号の説明
c1 支柱
c2 支柱
a 柱孔
b 柱孔
a1 U型開溝
a2 U型開溝
a11 斜面
a21 斜面
d 可動接続部品

Claims (4)

  1. 2本の支柱を収容設置可能な柱孔を一体成型し、その内1個の前記柱孔の相対する両側壁には、それぞれ上面及び下面から前記柱孔と相互に通じるU型開溝を開設し、2本の前記支柱はそれぞれ2個の前記柱孔中に挿入され、可動接続部品により2個の前記柱孔において可動接続されることを特徴とする交差棒連接部品。
  2. 前記連接部品は2個の前記柱孔の中間位置に、2個の前記柱孔を横方向に貫通する可動接続孔を設置することを特徴とする請求項1に記載の交差棒連接部品。
  3. 前記U型開溝の深さは、前記柱孔の高さの半分より大きいことを特徴とする請求項1に記載の交差棒連接部品。
  4. 前記U型開溝の溝底は、内から外へと傾斜する斜面であることを特徴とする請求項1または3に記載の交差棒連接部品。
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