JP3155401U - 遮音形管継手 - Google Patents

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栗原 浩一
浩一 栗原
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フネンアクロス株式会社
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Abstract

【課題】透明な管継手において、管継手から発生する騒音防止のために遮音材で被覆しても、管継手の内部を観察可能にした遮音形管継手を提供する。【解決手段】受け口形の接続口を備えた透明合成樹脂製の管継手3の周面全体を、遮音材2で被覆した形式の遮音形管継手に於いて、管継手3の接続口の周囲に位置する遮音材の端部にスリット9を設けるとともに該スリット付近の遮音材を管継手の表面から遊離させ、管継手の表面を観察するための遮音材の遊離部10を形成した。スリットを接続口の周囲に沿った複数個所に形成し、或いはスリットを2本一組とし、或いはスリットをL字型に設け、或いはスリットを遮音材の端部を残したコ字状の打ち抜きとしてもよい。【選択図】図2

Description

本考案は、遮音シートなどの遮音材で管継手を被覆した形式の遮音形管継手に関する。
従来、管継手に対する配管接続の確認のため、管継手を透明な管継手とし、これに接続される配管に着色した接着剤を塗布して接続することが提案されている(特開平6−241375号公報)。この提案によれば、透明な管継手を透して着色した接着剤の塗布状態が目視により確認できるので、水漏れの原因となる接続不良を排除して良質な配管施工を行え、施工後においては配管詰まりの位置を確認できる利点がある。
また、管継手に遮音シートを捲回したり遮音層を成形することで管継手を被覆し、その内部を流通する流体による騒音が外部への漏洩することを防止することが行われている。こうした管継手の遮音材として、ポリマー発泡体とゴムを重層したシート材などが使用されている(特開平2−186194号公報)。
特開平6−241375号公報 特開平2−186194号公報
透明な管継手を流通する流体による騒音を防止するために、配管施工後に遮音材を被覆することを要望される場合があるが、このような場合に管継手に遮音材を被覆すると、配管の接着剤塗布状態や排水の流通状態などを外部から観察することができなくなり、排水の漏れや詰まりの検査を行えず、高価な透明の管継手を使用することの意義が失われてしまうという不都合がある。
本考案は、このような不都合を解消し、管継手から発生する騒音防止のために遮音材で被覆しても管継手の内部を観察可能にすることを課題とするものである。
本考案では、上記課題を解決するために、受け口形の接続口を備えた透明合成樹脂製の管継手の周面全体を、遮音材で被覆した形式の遮音形管継手に於いて、該管継手の接続口の周囲に位置する遮音材の端部にスリットを設けるとともに該スリット付近の遮音材を管継手の表面から遊離させ、管継手の表面を観察するための遮音材の遊離部を形成した。スリット付近の遮音材が管継手の周面から遊離しているので、保守点検や補修のために該管継手の内部を観察する必要があるときは、接続口の端部からスリットに沿って指先で遮音材をめくり、管継手の周面を露出させて観察することができる。
該スリットは、管継手の接続口の周囲に沿った複数個所に形成することが好ましく、スリットを2本一組とし、各スリットの間に矩形の遊離部を形成することも可能である。また、スリットを2本一組とするとともに、各スリットを上記接続口端部から遠ざかるにつれ互いの間隔が開くように設けてその間に山形の遊離部を形成することで、遊離部の復元力が大きくなり、スリットをL字型に設け、扉状の遊離部を形成したり、スリットを遮音材の端部を残したコ字状の打ち抜きにより設け、端部をヒンジとする遊離部に形成するようにしてもよい。
本考案のものでは、管継手の接続口の周囲に位置する遮音材の端部にスリットを設けるとともに該スリット付近の遮音材を管継手の表面から遊離させ、管継手の表面を観察するための遮音材の遊離部を形成したので、保守点検や補修のために該管継手の内部を観察する必要があるときは、接続口の端部からスリットに沿って指先で遮音材をめくり、管継手の周面を露出させて観察することができる。
該スリットは、管継手の接続口の周囲に沿った複数個所に形成することで、接続口周囲の各方向から管継手の周面を観察できる。スリットを2本一組とし、各スリットの間に矩形の遊離部を形成することで遊離部を大きく開けることができ、また、スリットを2本一組とするとともに、各スリットを上記接続口端部から遠ざかるにつれ互いの間隔が開くように設けてその間に山形の遊離部を形成することで、遊離部の復元力を大きくでき、観察後に遊離部が元通りになりやすく、遮音性を維持でき、スリットをL字型に設け、扉状の遊離部を形成したり、スリットを遮音材の端部を残したコ字状の打ち抜きにより設け、端部をヒンジとする遊離部に形成するようにしても、観察後に遊離部が復元して遮音性を維持できる効果がある。
本考案の実施例の側面図 図1の一部切断平面図 本考案の第2実施例の側面図 図3の作動状態の一部切断右側面図 本考案の第3実施例の側面図 図5の作動状態の一部切断右側面図 本考案の第4実施例の一部切断平面図 図7の側面図 本考案の第5実施例の側面図 図9の作動状態の一部切断右側面図 遮音形管継手の使用状態の切断側面図 図1の遮音材の展開図 既設の管路に適用する状態の側面図 図13の適用状態における要部の斜視図
本考案の実施の形態を図面に基づき説明すると、図1及び図2において、符号1は遮音材2で透明合成樹脂製のT字形の管継手3を被覆して構成した遮音形管継手を示す。この遮音形管継手1は、図11に示したように、受け口形の接続口4を有しており、各接続口4には接着剤5を塗布した配管6が挿入接続されて管路が形成される。
図示の実施例の場合、遮音材2は図12に示すような枝管用挿通口7と枝管周回片8が一体に成形された展開形状を有する遮音シートで構成した。この遮音シートには、発泡ウレタンチップ製のシートにポリ塩化ビニールシートとポリプロピレンの不織布シートを順次に重層した構成のものを使用したが、ウレタンチップの代わりにゴムやオレフィンを使用したり、ポリ塩化ビニールシートの代わりにグラスウール、ロックウール、PET再生材、或いはフェルトなどを使用することも可能である。該不織布シートは遮音シートの強度を増大し、結露を防止する作用を営む。符号11は取り付け用の切り込みである。
図13及び図14は、図11に図示した既設の管路中の管継手3に、図12の形状の遮音材2を取り付ける場合の説明図であり、枝管用挿通口7を枝管の接続口4aに嵌めたのち遮音材2を管継手3の周囲に端部が多少重合するように巻き付け、その重合部を粘着テープなどで止め、枝管周回片8を枝管の接続口4aに巻き付けて解けないように粘着テープ(図示してない)などで止めることで取り付けした。これに接続される配管6も遮音材で覆うことにより、管路を流通する流体が発する騒音が減殺される。
図11において、接続口4に接続される配管6の接着剤5として着色した接着剤を使用した場合、透明の管継手3を透して配管接着状態を観察することができ、また管継手3内の流通状態も観察できる。しかし、遮音材2で管継手3が覆われると、管継手3内の流れを観察することができなくなり、配管6と管継手3の接続状態を点検して漏水の有無を調べることもできず、管継手3を透明合成樹脂で製作したことの意義が失われるという不都合をきたすが、本考案のものでは、受け口形の接続口4の周囲に位置する遮音材2の端部にスリット9を設けるとともに該スリット付近の遮音材2を接着することなく管継手の表面から遊離させ、管継手3の表面を観察するための遮音材2の遊離部10に形成し、管継手3の内部を観察する必要のあるときは、この遊離部10を指でめくることでその観察が行えるようにした。
該スリット9は、接続口4の周囲に沿った複数個所に形成すると、観察するために都合の良い位置の遊離部9をめくることができるので点検が容易になり、図3及び図4に示したようにスリット9を2本一組とし、各スリットの間に矩形の遊離部10を形成すれば、大きくめくることができるので、観察しやすくなる。また、図5及び図6のように内方に向かって広がる2本一組のスリット9を形成して山形の遊離部10を設けると、接続口4から遠い部分の管継手表面を大きく露出させることができ、しかも復元力の大きい遊離部10が得られる利点がある。尚、接続口4の奥部まで観察できるようにスリット9を形成すれば、配管6が規定通り接続口4の奥にまで挿入されていることを確認できる。
更に、スリット9の形状をL字型とし、扉状の遊離部10を形成し、或いは図9、図10に見られるように、スリット9を遮音材2の端部を残したコ字状の打ち抜きにより設け、端部がヒンジとなる遊離部10を形成しても、上記した本考案の効果を得ることができる。必要な場合、ベルベットファスナー等を用いてスリット9付近の浮き上がりを防止してもよい。
1 遮音形管継手、2 遮音材、3 透明合成樹脂製の管継手、4 接続口、9 スリット、10 遊離部、

Claims (6)

  1. 受け口形の接続口を備えた透明合成樹脂製の管継手の周面全体を、遮音材で被覆した形式の遮音形管継手に於いて、該管継手の接続口の周囲に位置する遮音材の端部にスリットを設けるとともに該スリット付近の遮音材を管継手の表面から遊離させ、管継手の表面を観察するための遮音材の遊離部を形成したことを特徴とする遮音形管継手。
  2. 上記スリットを上記接続口の周囲に沿った複数個所に形成したことを特徴とする請求項1に記載の遮音形管継手。
  3. 上記スリットを2本一組とし、各スリットの間に矩形の遊離部を形成したことを特徴とする請求項1に記載の遮音形管継手。
  4. 上記スリットを2本一組とし、各スリットは上記接続口端部から遠ざかるにつれ互いの間隔が開くように設けてその間に山形の遊離部を形成したことを特徴とする請求項1に記載の遮音形管継手。
  5. 上記スリットをL字型に設け、扉状の遊離部を形成したことを特徴とする請求項1に記載の遮音形管継手。
  6. 上記スリットを遮音材の端部を残したコ字状の打ち抜きにより設け、端部をヒンジとする遊離部を形成したことを特徴とする請求項1に記載の遮音形管継手。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06241375A (ja) * 1993-02-19 1994-08-30 Shin Etsu Polymer Co Ltd 管継手の接合方法
JP2010101010A (ja) * 2008-10-21 2010-05-06 Kubota Corp 防音シート、排水配管構造および排水配管の清掃方法

Patent Citations (2)

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