JP3154946U - 蓋付き紙製容器 - Google Patents

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幸雄 櫻井
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【課題】テイクアウェイに便利な蓋付き紙製容器を提供する。【解決手段】蓋体11と、この蓋体11に連設され、表面に蓋体11により封止されるための本体切罫が備えられた容器本体12とからなる蓋付き紙製容器1を、一枚のブランクシートから折り曲げて成型し、蓋体11の第一蓋体折罫と蓋体切れ込みとで形成された被嵌合部111に味付用調味料入り容器Aを嵌合する。さらに、この被嵌合部111の周縁に設けた蓋体細隙11eに蓋体11の先端に設けた爪状片11dを挿嵌し、この爪状片11dによって被嵌合部111の周縁にフランジ部112を形成し、味付用調味料入り容器Aの被嵌合部111への嵌合を補強する。【選択図】図3

Description

本考案は、コンビニエンスストア、ファーストフード店等において提供されるフライドチキン、ポテトスティックなどの収納した食品をテイクアウェイするのに適した蓋付き紙製容器に関する。
紙製容器は、リサイクルすることができ、また、プラスチック製の容器に比べ保温性が良いという特徴を有している。さらに、最近では、店舗等にてできたての食品を紙製容器に収納して提供する際に、食品から発生する油分や蒸気が紙製容器の内面に結露を生じさせないように、また、食品の油分や水分の一部が再度食品に移り食感を悪化させないように工夫された紙製容器が登場している。さらに、例えば、下記特許文献1では、食品を収納した紙製容器を持ち上げるときに手から滑り落ちることがなく、さらに、揚げ物食品から油分や水分が多く発生しても、揚げ物食品から発生する油分や水分が再度揚げ物食品に移るのを防止することでき、揚げたての食感を維持できる紙製容器に係る発明が提案されている。
特開2009−120213号公報 特開2003−2331号公報
上記特許文献1にて提案の発明は、一対の湾曲辺が外側に膨らんで対向配置されるとともに、一対の直線辺が前記湾曲辺に隣接して対向配置されてなる樽形の底部を有し、該底部の前記各湾曲辺に第1と第2の側壁部がそれぞれ連設されるとともに前記底部の各直線辺に一対の舌片がそれぞれ連設されてなる一枚のブランクシートが折り曲げ成形され上部に開口を有する紙製容器であって、前記各湾曲辺に沿って前記第1と第2の側壁部が起立されて前記底部中央が隆起されると共に、起立方向に沿う前記第1と第2の側壁部が各側縁から所定幅且つ前記第1と第2の側壁部の下端から所定長さが折り曲げられて折曲片が成形され、前記各折曲片の下端を前記底部の各直線辺に一致させるようにして前記第1と第2の側壁部の側縁が重ねられて接合され、前記一対の舌片のそれぞれが前記直線辺に沿って起立されて前記第1と第2の側壁部の接合部分の外側に接着されてなることを特徴としている。
ここで、上記特許文献1にて開示された発明をはじめとする紙製容器に、フライドチキン、ポテトスティックなどの食品を収納して提供するファーストフード店などの店舗では、味付用調味料入り容器をこれに添えて提供することが多い。さらに、上述の紙製容器は、例えば、持ち上げるときに手から滑り落ちない形状にして、歩きながらも手軽に収納した食品を食べられるようにしていることも特徴としている。そこで、消費者の便宜のため、味付用調味料入り容器と食品を収納した紙製容器の両方を片手で持ち運びながら食べ歩きができるように、味付用調味料入り容器を収容する箇所を紙製容器に備えさせたいという要求が高まっている。
一方、上記特許文献2では、容器に調味料を収納する収納部を備えた食品販売容器に係る発明が提案されている。
具体的には、食品を有能するための容器本体又は蓋体に、前記食品に使用する調味料を収納するための収納部を形成したことを特徴とし、この収納部に複数の調味料をそれぞれ別々に収納するための分割部を形成した食品販売容器が提案されている。
しかし、上記特許文献2にて提案された発明は、その用途が納豆容器、カップ麺用容器であって持ち運び、食べ歩き等のシーンを想定していない構成で、例えば、上記特許文献1にて提案の発明に特許文献2に提案の発明を組み合わせて新たな紙製容器を構成しても、食べ歩き途中に蓋体や容器本体が揺れて調味料が収納部からこぼれ落ち、消費者の手や服を汚す恐れがあるという問題がある。また、上記特許文献1にて開示されているような紙製容器は本来、店舗等にて1枚の平板状の紙材から容器状に組み立てて使用されるものであるため、調味料入りの容器が別体である必要があり、上記特許文献1にて提案の発明に特許文献2に提案の発明を組み合わせることが困難であるという問題もあった。
本考案は、上記実情から提案され、食品を収納するとともに、食品に使用する味付用調味料入り容器を収納することができ、かつ、テイクアウェイ用に適した蓋付き紙製容器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本考案は、蓋体と、この蓋体に連設された容器本体とからなり、前記蓋体に、前記食品の味付用調味料入り容器を嵌合させるための被嵌合部が、折罫部と切り離し部とで形成されて設けられ、前記被嵌合部の周縁に、嵌合させた前記味付用調味料入り容器を脱落させないためのフランジ部が形成されていることを特徴とする。
特に、上記蓋体は、先端に爪状片を有し、この爪状片を挿嵌させるための蓋体細隙部が被嵌合部の周縁に設けられるとともに、自身が折り曲げられるための横幅方向の第二折罫部が設けられてなり、容器本体は、蓋体の爪状片を挿嵌させて封止するための本体細隙部が表面に設けられてなり、爪状片が容器本体の本体細隙部へ挿嵌されて閉口状態をなし、爪状片が蓋体の第二折罫部の折り曲げによって蓋体細隙部に挿嵌されて前記フランジ部を形成しつつ開口状態をなすことが好ましい。
また、1枚の平板状の紙材からなることがさらに好ましい。
本考案に係る蓋付き紙製容器は、蓋体と、この蓋体に連設された容器本体とからなり、蓋体に食品の味付用調味料入り容器を嵌合させるための被嵌合部が、折罫部と切り離し部とで形成されて設けられ、この被嵌合部の周縁に、嵌合させた味付用調味料入り容器を脱落させないためのフランジ部が形成されているので、まず、容器本体と蓋体とが連設されてなり、さらに、蓋体に折罫部と切り離し部とで形成される被嵌合部が設けられているため、この被嵌合部に味付用調味料入り容器を嵌合させることにより、味付用調味料入り容器と食品とを収納した紙製容器を片手で持ち運びながら食べ歩きができるとともに、食べ歩き途中に蓋体や容器本体が揺れても味付用調味料入り容器が蓋体から外れることを防ぐことができて、消費者の手や服が調味料で汚れる心配をなくすことができる。さらに、この被嵌合部には、嵌合させた味付用調味料入り容器を脱落させないためのフランジ部が周縁に形成されているので、被嵌合部への味付用調味料入り容器の嵌合を、フランジ部によって補強することができるため、確実に蓋体に調味料入り容器を嵌合させて、食べ歩き途中に蓋体や容器本体が揺れても味付用調味料入り容器が蓋体から外れることを防ぐことができ、さらに消費者に便宜な蓋付き紙製容器として提供することができる。
特に、上記蓋体は、先端に爪状片を有し、この爪状片を挿嵌させるための蓋体細隙部が被嵌合部の周縁に設けられるとともに、自身が折り曲げられるための横幅方向の第二折罫部が設けられてなり、容器本体は、蓋体の爪状片を挿嵌させて封止するための本体細隙部が表面に設けられてなり、上記蓋付き紙製容器は、爪状片が容器本体の本体細隙部へ挿嵌されて閉口状態をなし、爪状片が蓋体の第二折罫部の折り曲げによって蓋体細隙部に挿嵌されてフランジ部を形成しつつ開口状態をなすので、爪状片に、蓋体の被嵌合部の周縁にフランジ部を形成しつつ、上述の味付用調味料入り容器の嵌合を補強する機能と併せて、上記蓋付き紙製容器を閉口する機能を付与することができる。このほか、蓋体の第二折罫部の折り曲げによって、上記蓋付き紙製容器を開口させた状態であっても、卓上等に安定して載置することができるため、例えば、家庭内の食卓においても収納した食品を手軽に食べることができ、さらにまた便宜な蓋付き紙製容器として提供することができる。
また上記蓋付き紙製容器では、1枚の平板状の紙材からなるので、安価に本考案の効果を有する蓋付き紙製容器を製造することができる。
本考案に係る蓋付き紙製容器の閉口状態を示す斜視図であって、(a)は、表面側から見た斜視図、(b)は、上部側から見た斜視図である。 本考案に係る蓋付き紙製容器の使用状態(開口状態)を示す斜視図である。 本考案に係る蓋付き紙製容器の他の使用状態(手に持った状態)を示す斜視図である。 本考案に係る蓋付き紙製容器の他の使用状態(卓上に載置した状態)を示す斜視図である。 本考案に係る蓋付き紙製容器が1枚の平板状の紙材からなることを示す説明図(展開図)である。 本考案に係る他の蓋付き紙製容器における展開図である。
以下、本考案の一実施形態を、図面に基づいて説明する。
本考案は、図1に示すように、蓋体11と、この蓋体11に連設された容器本体12とからなる。特に、図2〜図4に示すように、蓋体11には、収納された食品の味付用調味料入り容器Aを嵌合させるための被嵌合部111が、折罫部としての矩形状の第一蓋体折罫11aと、切り離し部としての蓋体切れ込み11bとで形成されて設けられ、被嵌合部111の周縁には、嵌合させた味付用調味料入り容器Aを脱落させないためのフランジ部112が形成されている。
なお、本考案に係る蓋付き紙製容器1は、一枚の平板状の紙材としてのブランクシートが折り曲げられて成形されるものである(図5参照)。
以下、本考案に係る蓋付き紙製容器1に関し、蓋体11と、この蓋体11に連設された容器本体12のそれぞれの構成を詳述する。下記において折罫とは、例えば、山折りや谷折りができる折り目をいい、切れ込みとは、ミシン目等が形成された切れ目をいい、細隙とは、ブランクシートに直接形成された細幅の切れ目をいう。
蓋体11は、図1〜図4に示すように、連設された容器本体12側に、上述の通り、収納された食品の味付用調味料入り容器Aを嵌合させるための被嵌合部111が、第一蓋体折罫11aと蓋体切れ込み11bとで形成されて設けられている。具体的には、被嵌合部111は、第一蓋体折罫11aが矩形状に形成され、蓋体切れ込み11bが、被嵌合部111の中央に位置する線分と、この線分の両端へ向かって第一蓋体折罫11aの矩形の四隅から伸びる線部と、で形成されている。
さらに、蓋体11自身が折り曲げられるための横幅方向の第二折罫部としての第二蓋体折罫11cを有し、蓋体の先端には爪状片11dが設けられている。また、この爪状片11cを挿嵌させるための蓋体細隙部としての蓋体細隙11eが被嵌合部111の周縁の容器本体12側に設けられている。
爪状片11dは、容器本体12の表面に備えられた本体細隙部としての本体細隙12aへ挿嵌されると、本考案に係る蓋付き紙製容器1を閉口状態にするものである(特に、図1参照)。一方、蓋体11の第二蓋体折罫11cの折り曲げによって蓋体細隙11eに挿嵌されると、本考案に係る蓋付き紙製容器1を開口状態にするものである(特に、図2〜図4参照)。さらに、爪状片11dは、蓋体11の第二蓋体折罫11cの折り曲げによって蓋体細隙11eに挿嵌させられると、被嵌合部111の周縁の容器本体12側にて、嵌合させた味付用調味料入り容器Aを脱落させないためのフランジ部112を形成するものである。
なお、爪状片11d内には、被嵌合部111の周縁の蓋体細隙11eに係止してフランジ部112を形成するための係止爪11fが細隙を設けることにより形成されている(図5参照)。
また、容器本体12は、図2〜図4に示すように、表面を形成する第1側壁部121と裏面を形成する第2側壁部122とが、底辺となる直線罫辺12bを介してそれぞれ起立させられ、この起立方向に沿う第1側壁部121と第2側壁部122のそれぞれ対向する側縁が重ねられて接着させられるとともに、上部としての連設された蓋体11側に開口を有するように成形されてなる。
特に、表面となる第1側壁部121には、蓋体11の先端の爪状片11dを挿嵌させ、蓋体11によって上部の開口が封止されるための本体細隙部としての本体細隙12aが設けられている(図1参照)。また、第1側壁部121と第2側壁部122のそれぞれ対向する側縁は、湾曲して形成されていて、成形された容器本体12が縦断面視すると鼓のような形状となって、片手で持ち運びやすい形態となるようにされている(特に、図3参照)。
なお、裏面となる第2側壁部122は、直線の連結罫辺12cを介して蓋体11と連設されている(図5参照)。
以下、本考案に係る蓋付き紙製容器1に関し、例えば、ファーストフード店において提供されるフライドチキン、ポテトスティックなどを収納して提供する場面を例に、使用方法を概説する。
まず、本考案に係る蓋付き紙製容器1に収納されるような、フライドチキン、ポテトスティックが店舗にて注文された場合、図5に示すような1枚のブランクシートを折り曲げて本考案に係る蓋付き紙製容器1を成形する。具体的には、1枚のブランクシートのうちの底辺となる直線罫辺12bを介し、表面を形成する第1側壁部121と、蓋体11が連設されていて裏面を形成する第2側壁部122とをそれぞれ起立させ、この起立方向に沿う第1側壁部121と第2側壁部122とのそれぞれ対向する側縁を重ねて接着して、上部としての連設された蓋体11側に開口を有する容器本体12を成形する。
さらに、成形した容器本体12の開口から内部へ、注文を受けたフライドチキン、ポテトスティックなどの収納し、続いて、蓋体11の先端に設けた爪状片11dを容器本体12に設けた本体細隙12aに挿嵌させ、閉口状態とした蓋付き紙製容器1を消費者に提供する(図1参照)。この際、コンプリメンタリー又はサービス等により、収納されたフライドチキン、ポテトスティックに使用する味付用調味料入り容器Aを併せて提供する。
次に、食品が収容された蓋付き紙製容器1を提供された消費者は、容器本体12の本体細隙12aに挿嵌させられている蓋体11の爪状片11dを外して閉口状態を解く。
続いて、例えば、食べ歩きしたい場合には、容器本体12の第1側壁部121および第2側壁部122を持ちながら、蓋体11の蓋体切れ込み11b切り離しつつ、第一蓋体折罫11aを山折り又は谷折りし、味付用調味料入り容器Aを被嵌合部111へ嵌合する。その後、蓋部11の第二蓋体折罫11cを山折り又は谷折りし、先端の爪状片11dを被嵌合部111の周縁の容器本体側の一部に設けた蓋体細隙11eに挿嵌し、爪状片11d内の係止爪11fを被嵌合部111の周縁に係止し、フランジ部112を形成して味付用調味料入り容器Aの嵌合を補強し、蓋付き紙製容器1を開口状態とする(図3参照)。
最後に、味付用調味料入り容器Aのシールを外すなどし、容器本体12に収納された食品を味付用調味料に付けて食べ歩きすればよい。
なお、例えば、店舗内又は家庭に持ち帰って卓上で食す場合には、上述と同様な過程を経て、蓋付き紙製容器1を開口状態のままで卓上に載置すればよい(図4参照)。
このように、本考案に係る蓋付き紙製容器1は、コンビニエンスストア、ファーストフード店等において提供されるフライドチキン、ポテトスティックなどの収納した食品をテイクアウェイするのに適したものとなる。
そうすると、本考案に係る蓋付き紙製容器1では、まず、蓋体11と容器本体12とが連設されてなるとともに、蓋体11に第一蓋体折罫11aと蓋体切れ込み11bとで形成される被嵌合部111が設けられているため、この被嵌合部111に味付用調味料入り容器Aを嵌合させることにより、本考案に係る蓋付き紙製容器1に味付用調味料入り容器Aと食品とを収納した状態で、片手で持ち運びながら食べ歩きができるとともに、食べ歩き途中に蓋体11や容器本体12が揺れても味付用調味料入り容器Aが蓋体11から外れることを防ぐことができて、消費者の手や服が調味料で汚れる心配をなくすことができる。さらに、この被嵌合部111には、嵌合させた味付用調味料入り容器Aを脱落させないためのフランジ部112が周縁に形成されているので、被嵌合部111への味付用調味料入り容器Aの嵌合を、フランジ部112によって補強することができるため、確実に味付用調味料入り容器Aが蓋体11から外れることを防ぐことができ、さらに消費者に便宜な蓋付き紙製容器として提供することができる。
特に、蓋体11は、先端に爪状片11dを有し、この爪状片11dを挿嵌させるための蓋体細隙11eが被嵌合部111の周縁に設けられるとともに、自身が折り曲げられるための横幅方向の第二蓋体折罫11cが設けられてなり、容器本体12は、表面に蓋体11の爪状片11dを挿嵌させて封止するための本体細隙12aが設けられてなるので、本考案に係る蓋付き紙製容器1は、爪状片11dが容器本体12の本体細隙12aへ挿嵌されると、閉口状態をなすことができ、爪状片11dが蓋体11の第二蓋体折罫11cの折り曲げによって蓋体細隙11eに挿嵌されると、フランジ部112を形成しつつ開口状態をなすことができるため、爪状片11dに対し、蓋体11の被嵌合部111の周縁にフランジ部112を形成しつつ、上述の味付用調味料入り容器Aの嵌合を補強する機能と併せて、蓋付き紙製容器1を開閉口する機能を付与することができる。なお、本考案では、蓋体11の第二蓋体折罫11cの折り曲げによって開口させた状態であっても、卓上等に安定して載置することができるため、例えば、家庭内の食卓においても収納した食品を手軽に食べることができ、さらにまた便宜な蓋付き紙製容器として提供することができる。そして、本考案は、一枚の平板状の紙材としてのブランクシートが折り曲げて成形されてなるものであるので、安価に製造することができる。
以上、本考案の一実施形態を詳述したが、本考案は、上記一実施形態に限定されるものではない。そして、本考案は、実用新案登録請求の範囲に記載された事項を逸脱することがなければ、種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、本考案における蓋体の被嵌合部の位置や形状をはじめ、被嵌合部を形成する折罫部、切り離し部のほか、容器本体の本体細隙部については、実用新案登録請求の範囲に記載された事項を逸脱することがなければ、種々の設計変更を行うことが可能である。また、本考案は、蓋体の被嵌合部にフランジ部を設ける限り、蓋体の先端に必ずしも爪状片を設ける必要もなく、このような蓋付き紙製容器であっても、本考案の実用新案登録請求の範囲に属するものである。このほか、味付用調味料入り容器の形状に対応して、被嵌合部の形状や位置を変更することも可能である。
また、上述した実施形態では、本考案に係る蓋付き紙製容器における被嵌合部の切り離し部に関し、蓋体切れ込みと称して、被嵌合部の中央に位置する線分と、この線分の両端へ向かって第一蓋体折罫の矩形の四隅から伸びる線部とで形成したミシン目等の切れ目を開示して説明したが、本考案では、例えば、図6に示すような、切り離し部として、2本の切り溝により帯状に形成される紙製のジッパーと呼ばれる切り離し機構を採用することも好ましい実施形態となる。この場合、ジッパーによって蓋体の切り離し部を切り離す作業がスムーズで手軽になるため、さらに便利な蓋付き紙製容器として提供することができる。
また、本考案は、実用新案登録請求の範囲に記載された事項を逸脱することがなければ、容器本体や蓋体の形状を変えることも可能である。また、本考案に使用する紙の材質等は、公知または周知の紙を使用できることはいうまでもない。
1・・・蓋付き紙製容器
11・・蓋体
111・被嵌合部
112・フランジ部
11a・第一蓋体折罫(折罫部)
11b・蓋体切れ込み(切り離し部)
11c・第二蓋体折罫(第二折罫部)
11d・爪状片
11e・蓋体細隙(蓋体細隙部)
11f・係止部
12・・容器本体
121・第一側壁部
122・第二側壁部
12a・本体細隙(本体細隙部)
12b・直線罫辺
12c・連結罫辺
A・・・味付用調味料入り容器

Claims (3)

  1. 蓋体と、この蓋体に連設された容器本体とからなり、
    前記蓋体に、前記食品の味付用調味料入り容器を嵌合させるための被嵌合部が、折罫部と切り離し部とで形成されて設けられ、前記被嵌合部の周縁に、嵌合させた前記味付用調味料入り容器を脱落させないためのフランジ部が形成されている、
    ことを特徴とする蓋付き紙製容器。
  2. 前記蓋体は、先端に爪状片を有し、この爪状片を挿嵌させるための蓋体細隙部が前記被嵌合部の周縁に設けられるとともに、自身が折り曲げられるための横幅方向の第二折罫部が設けられてなり、
    前記容器本体は、前記蓋体の爪状片を挿嵌させて封止するための本体細隙部が表面に設けられてなり、
    前記爪状片が前記容器本体の本体細隙部へ挿嵌されて閉口状態をなし、
    前記爪状片が前記蓋体の第二折罫部の折り曲げによって前記蓋体細隙部に挿嵌されて前記フランジ部を形成しつつ開口状態をなす、
    ことを特徴とする請求項1に記載の蓋付き紙製容器。
  3. 1枚の平板状の紙材からなる、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の蓋付き紙製容器。
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