JP3154199B2 - リモートコマンダー及びリモートコントロールシステム - Google Patents

リモートコマンダー及びリモートコントロールシステム

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JP3154199B2
JP3154199B2 JP24710192A JP24710192A JP3154199B2 JP 3154199 B2 JP3154199 B2 JP 3154199B2 JP 24710192 A JP24710192 A JP 24710192A JP 24710192 A JP24710192 A JP 24710192A JP 3154199 B2 JP3154199 B2 JP 3154199B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は学習機能を有するリモー
トコマンダー又はリモートコントロールシステムに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】今日、AV機器、エアコンディショナー
等、多くの電子機器が例えば赤外線でコマンド信号を出
力するリモートコマンダーによって操作可能とされてい
るが、通常、各機器には専用のリモートコマンダーが設
けられ、それぞれ他のリモートコマンダーでは操作する
ことはできない。つまり、各種電子機器にはメーカーや
機種によって異なったフォーマットやコード形態のコマ
ンドコードが採用されており、他のフォーマットのコマ
ンドコードはその電子機器にとっては動作制御情報とし
ては受け付けられない。
【0003】このためユーザーは、例えばテレビジョン
モニタ用コマンダー、VTR用コマンダー、エアコンデ
ィショナー用コマンダー等、各種多数のリモートコマン
ダーを区別して操作しなければならず、かえって操作性
が低下している。
【0004】これに対して、他のリモートコマンダーの
コマンドコードを記憶させることのできるいわゆる学習
機能を備えたリモートコマンダーが提案されており、ユ
ーザーは複数のリモートコマンダーから出力されるコマ
ンドコードをその学習機能付のリモートコマンダーに記
憶させることによって、各種多数の電子機器を1台又は
少数のリモートコマンダーで操作することが可能とされ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、学習機能付
のリモートコマンダーを有効に使用するためには、ユー
ザーが予め各機器に対応したコマンド信号を当該学習機
能付のリモートコマンダーに記憶させなければならない
が、このコマンド信号を記憶させる操作は煩雑であると
ともに、各電子機器やリモートコマンダーについての知
識がある程度なければ実行できないという問題がある。
【0006】特に多数の操作キーに対応させて他のリモ
ートコマンダーから出力されたコマンドコードを順次記
憶させていく操作は非常に面倒でかつ難しい。例えば、
学習させるリモートコマンダーと他のリモートコマンダ
ーを対向状態に置いて、学習リモートコマンダーを学習
モードとして所定の操作キーを押しながら他のリモート
コマンダーから該当するコマンドコードを出力させると
いう操作を多数の操作キーについて実行していかなくて
はならない。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点に鑑みて、学習機能を有するリモートコマンダー又は
リモートコントロールシステムにおいて、その学習操作
の簡易化を実現することを目的とする。
【0008】このため本発明のリモートコマンダーは、
外部装置から送信されるコマンドコードを受信する外部
コマンド受信手段と、複数の操作手段と、上記外部コマ
ンド受信手段にて受信したコマンドコードを上記複数の
操作手段の各々に対応させて記憶する記憶手段と、上記
複数の操作手段中の所定の操作手段の操作に応じて、上
記所定の操作手段に対応する上記記憶手段に記憶された
コマンドコードを読み出し、所定機器に対して送信する
送信手段と、上記操作手段の一部又は全部に設けられた
コマンドコードの記憶順序を案内する提示手段と、上記
外部装置から送信されるコマンドコードを上記記憶手段
に記憶する際に、上記外部装置にて操作されるべき操作
手段を順次提示するように上記提示手段を制御する制御
手段とを備えて構成されるようにする。
【0009】また、リモートコマンダー等の入力手段と
これに対応してコマンドコードの出力をなすの入力対応
部から構成されるリモートコントロールシステムについ
ては次のように構成する。
【0010】即ち、操作に応じて位置指定情報を有線又
は無線で送信出力する入力手段(例えばリモートコマン
ダー)と、入力手段から送信された位置指定情報を受信
する受信手段と、各種コマンドコードを記憶する記憶手
段と、受信手段によって受信された位置指定情報に基づ
いて記憶手段に記憶された各種コマンドコードの全部又
は一部に対応する操作用画像信号及び操作用画像の一つ
を示す位置指定画像信号の出力を行なう表示制御手段
と、記憶手段に記憶されたコマンドコードの中から、受
信手段によって受信された位置指定情報に基づいて指定
され位置指定画像によって示される操作用画像に対応し
て記憶されたコマンドコードを選択して出力するコマン
ド発生手段と、コマンド発生手段から出力されたコマン
ドコードを有線又は無線で被操作機器又は被操作部に対
して送信する送信手段とを有して成るリモートコントロ
ールシステムにおいて、記憶手段に学習させるべきコマ
ンドコードの入力のために外部装置から出力されたコマ
ンドコードを受信入力することができる外部コマンド入
力手段と、この外部コマンド入力手段から入力されたコ
マンドコードを記憶手段に記憶させることのできる記憶
制御手段を備えるようにし、学習モード時において表示
制御手段は、新たに記憶すべきコマンドコードに対応し
た操作用画像を順次提示するように画像制御を行なうと
ともに、記憶制御手段は、外部コマンド入力手段から入
力されたコマンドコードを表示制御手段の画像制御によ
って示されている操作用画像に対応させて記憶手段に記
憶するようにする。
【0011】さらに、リモートコントロールシステムで
あって、リモートコマンダー等の入力手段からコマンド
コードの出力をなすとともに、入力手段の動作に対応し
た表示を行なうことのできる表示制御手段を有するもの
については、次のように構成する。
【0012】即ち、コマンドコードを記憶する記憶手段
と、記憶手段におけるコマンドコードの記憶に対応して
用意される操作手段と、外部装置から送信されてきたコ
マンドコードを入力する外部コマンド入力手段と、操作
手段の操作に応じて記憶手段から対応するコマンドコー
ドを読み出して所定機器に対して送信出力する制御を行
なうとともに、外部コマンド入力手段から入力されたコ
マンドコードを所定の操作手段に対応させて記憶手段に
記憶することができる制御手段とを備えた入力手段(リ
モートコマンダー)とともに、この入力手段における全
部又は一部の操作手段に対応する操作用画像信号及び操
作用画像の一つを示す位置指定画像信号の出力を行なう
とともに、学習モード時において入力手段より送信され
る学習動作情報に基づいて入力手段の記憶手段において
新たに記憶すべきコマンドコードに対応した操作手段を
示す操作用画像を位置指定画像により順次提示すること
ができる表示制御手段とを備えたリモートコントロール
システムであって、学習モード時においては、入力手段
における制御手段は、学習動作情報を発生させて表示制
御手段に送信するとともに、外部コマンド入力手段から
入力されたコマンドコードを表示制御手段によって示さ
れている操作用画像に相当する操作手段に対応させて記
憶手段に記憶することができるようにする。
【0013】
【作用】リモートコマンダー又はリモートコントロール
システムにおいて、記憶手段に記憶させるべきコマンド
コードについて、順次操作キー(又は操作キーと同等の
操作用画像)を提示して指定していき、同時に記憶手段
における記憶領域も指定されていくことにより、学習動
作を行なう際にユーザーは、他のリモートコマンダーに
おける提示された操作キー又は操作用画像に対応した操
作キーを操作して、そのコマンドコードを、当該学習す
るリモートコマンダー又はリモートコントロールシステ
ムに送信するのみでよい。
【0014】
【実施例】図1〜図5により本発明のリモートコマンダ
ーの実施例を説明する。図2はリモートコマンダー1の
操作面を示したもので、2は各種用意されている操作キ
ーである。例えばCDプレーヤ、LDプレーヤ、VTR
等のファンクション又は電源キーや、再生、停止、早送
り、早戻し、テンキー(チャンネルキー)、アップ/ダ
ウンキー等が設けられている。3はシステム電源キー、
4は後述するように学習したコマンドコードについてリ
セットを行なうリセット部である。
【0015】5は、通常の使用モードと学習動作を実行
させるための学習モードを切り換えるモードスイッチで
あり、モードスイッチ5が『LEARN 』の位置にあるとき
に学習モードとされる。
【0016】6は例えばLED(発光ダイオード)によ
る学習インジケータであり、学習モードにおいて或るコ
マンドコードが適正に記憶された際に確認表示を行なう
ものである。7も同じくLEDによるエラーインジケー
タであり、学習モードにおいて或るコマンドコードが正
しく受信されず、適正に学習記憶が行なわれなかった際
にエラー表示を行なう。
【0017】8はスキップキーであり、後述するように
学習すべきとして提示される操作キーのスキップを行な
う。9は学習対象となる各操作キー2について設けら
れ、それぞれ対応する操作キーの提示を行なうLEDに
よるキー提示部である。
【0018】図1にリモートコマンダー1の内部構成を
示す。操作キー2,3による操作情報、モードスイッチ
5によるモード指定情報、スキップ操作キー8によるス
キップ操作情報、及びリセット部4によるリセット指令
は、制御部10に供給される。
【0019】制御部10はCPU10a,ROM10
b,RAM10cを有するマイクロコンピュータによっ
て構成されており、CPU10aは、通常モード時にお
いては各種操作キーの操作入力に応じてROM10bま
たはRAM10cから所要のコマンドコードを読み出
し、これを送信部11に出力する。送信部11では供給
されたコマンドコードに対して所定の変調処理を行な
い、例えば赤外線信号として出力する。また、12は受
信部であり、学習動作の際に他のリモートコマンダーか
ら学習すべきコマンドコードを入力するために設けられ
ている。
【0020】ROM10bには、予め各種操作キー2,
3の全部又は一部に対応してコマンドコードがプリセッ
ト記憶されており、特定のコマンドコードフォーマトを
採用している機器に対しては学習動作に関わりなく、遠
隔操作が可能とされている。ROM10bにプリセット
記憶されたコマンドコードによっては対応できない機器
については、ユーザーがその機器に採用されているフォ
ーマットのコマンドコードを学習操作によりRAM10
cに記憶させる。これによって、各種機器に対してリモ
ートコマンダーとして機能することが可能となる。ま
た、制御部10は各操作キー2に対応するLED9、及
び学習インジケータ6,エラーインジケータ7の点灯制
御を行なう。
【0021】この実施例の制御部10による学習動作を
図3のフローチャートを用いて説明する。学習動作とし
て他のコードフォーマットが採用されたCDプレーヤに
ついてコマンドコードの学習を行なう場合を例にあげ
る。説明上、CDプレーヤの場合、記憶させるべきコマ
ンドコードが例えば図4に示すように停止、早戻し、早
送り‥‥‥‥‥等の7種類あるとする。制御部10は、
このように或る機器について記憶させるべき操作内容を
予め記憶している。
【0022】ユーザーはまず図5のように本実施例のリ
モートコマンダー1に対して、CDプレーヤ用のリモー
トコマンダー1zを対向させて配置する。即ちリモート
コマンダー1zから送信されたコマンドコードが受信部
12によって受信できるようにする。そしてモードスイ
ッチを『LEARN 』側に操作してリモートコマンダー1を
学習モードとする(F101)。
【0023】学習モードとされたら、制御部10はまず
変数n=1とセットし(F102)、次に第n(=第1)のL
ED9(L1 )を点灯制御する(F103)。図4のように学
習すべき操作内容及び記憶順序Ln (L1 〜L7 )が設
定されている場合、第1のLED(L1 )は停止キーに
対応して設けられているLED9となる。
【0024】これによりユーザーは多数の操作キー2の
うち、まず停止キーが指定されたことが理解される。そ
こで、リモートコマンダー1zの停止キーを押して停止
コマンドを出力し、リモートコマンダー1に入力する
(F106→F107) 。
【0025】なお、この際にリモートコマンダー1側
で、リモートコマンダー1zからのコマンドコードの受
信が適正に行なわれなかった場合は、受信エラーとし、
エラー提示としてエラーインジケータ7を点灯させ (F1
07→F108) 、再度受信を待機する (F103〜F106)
【0026】コマンドコードが受信されたら、LED9
が点灯されている操作キー、即ちこの場合は停止キーに
対応してRAM10cの所定アドレスに、受信されたコ
マンドコードを記憶する(F109)。そして記憶完了ととも
に、学習インジケータ6を点灯させ、その確認表示を行
なう(F110)。
【0027】その後、変数n=mであるかを判別する(F
111)。mとは記憶させるべきコマンドコードの数を示す
数値であり、このCDプレーヤ対応の場合7種類のコマ
ンドコードを記憶させるように設定されているため、m
=7となる。
【0028】n≠mであればnをインクリメントする(F
112)。そして、ステップF103に戻り、第nのLED9
(Ln )を点灯する。つまり、上記した停止キーについ
て設けられたLED9(L1 )の点灯を終了させ、第2
の記憶すべき操作内容に対応する操作キー2である早戻
しキーについて設けられているLED9(L2 )を点灯
制御する。
【0029】そして、同様にユーザーはLED9(L
2 )の点灯により示された早戻しキーに対応して、リモ
ートコマンダー1zの早戻しキーの操作を行ない、リモ
ートコマンダー1に早戻しのコマンドコードを送信する
(F103,F106) 。制御部10は早戻しコマンドの受信とと
もに、これを早戻しキーに対応するアドレスにおいてR
AM10cに記憶する。
【0030】以上の動作をn=mとなるまで実行するこ
とによって、7種類の学習記憶すべき操作キーが順次指
定されユーザーがこれに応じてリモートコマンダー1を
操作することにより、所要のコマンドコードが所定の操
作キー2に対応して学習されることになる。n=mとな
ったら、制御部10はn=1にセットし、再び第1の操
作内容に対応するLED9(L1 )を点灯させ、例えば
学習の修正等に備える。モードスイッチ5が通常位置に
切り換えられることにより学習モードを終了する(F10
4)。
【0031】このように本実施例の場合、学習すべきコ
マンドコードに対応する操作キー2がLED9によって
順次提示されていき、しかも、この提示はRAM10c
におけるアドレス指定としても機能するため、ユーザー
はLED9による提示に従って、リモートコマンダー1
zを操作するのみでよく、学習操作は非常に簡単であ
り、また、どの操作内容を学習させるべきか迷うことも
ない。
【0032】なお、順次点灯提示される際に、その操作
内容を学習させたくない場合、又は既に学習させてしま
って再び学習させる必要がない場合などは、スキップ操
作キー8を押すことにより、LED9による提示を次の
操作キーに移行させることができる (F105→F111,F112,
F113→F103) 。
【0033】なお、LED9を操作キー2の近傍に設け
てキー提示を行なうようにしたが、リモートコマンダー
1の操作面の面積の小型化及び有効利用、さらに提示機
能の向上のためには、操作キー2を光透過可能な材質で
形成し、LED9を操作キー2の下部(内部)に配置す
るようにして、操作キー2自体が発光しているようにす
ることが好ましい。もちろん提示手段としてはLEDに
限定されるものではない。例えば、液晶表示及びタッチ
パネルによる操作手段が用意されたリモートコマンダー
においては、特定の液晶表示キーの点滅、又は学習対象
となる操作キー画像のみの表示を行うことによって、提
示を行ってもよい。
【0034】ところで、多数の機器や各種の機能に対応
した操作を行なうためには、それだけ多くのコマンドコ
ードをRAM10cに記憶しなければならないが、ここ
で記憶容量の節約を行なうために、本実施例では以下説
明するような方式でコマンドコードをRAM10cにお
いて記憶している。
【0035】各種リモートコマンダーによって出力され
る赤外線コマンド信号は、例えば図6に示すように、ガ
イドパルスに続いて所定ビット長のデータコードと所定
ビット長のカテゴリーコードによって変調された信号に
よって構成されており、これらの変調信号と無信号部か
ら成る1フレームの信号が繰り返し出力されるものであ
る。ここで、カテゴリーコードはその赤外線コマンド信
号が対応する機器のコードを示し、データコードは、例
えば『再生』『停止』等のその赤外線コマンド信号の実
際のコマンド内容を示すコードとされている。
【0036】このようなコマンドコードの記憶方式とし
て好適な処理を図7〜図10で説明する。図7のフロー
チャートは上記図3におけるステップF109における処理
を詳細に示すものである。この記憶方式はコマンド信号
のパルス長を数値化することにより必要な記憶容量の節
約をはかっている。つまり、赤外線コマンド信号は図6
に示したようにH/Lのパルスとされているが、これを
図9に模式化して示すように1フレーム内におけるH期
間とL期間(a〜f)をそれぞれ時間長(カウント値)
で示し、図10のように各期間(a〜f)のカウント値
を各アドレスに順次記憶していくものである。
【0037】制御部10は、コマンドコードの記憶を行
なう際、まずRAM10cに対する記憶アドレスBを
『1』とする(即ち図10における『0001』)(F20
1)。なお、このときアドレスBは、前述したようにLE
D9によって提示されている操作キー2に対応したアド
レス領域内の先頭のアドレスに相当する。続いて変数
C,Dを設定する(F202)。
【0038】上述のように、ユーザーが所要のリモート
コマンダー1zを受信部12に向けて出力し、制御部1
0がこれを取り込むと、制御部10は以下の処理を実行
する。まずコマンド信号におけるHレベルが検出された
ら(F203)、変数AをA=0にクリアした後(F204)、例え
ば 100μsec の待機時間をおいて(F205)、その後コマン
ド信号がまだHレベルにあるか否かが判別される(F20
6)。そして、Hレベルであれば変数Aがインクリメント
され(F207)、再び 100μsec の待機時間をおいた後、コ
マンド信号がHレベルにあるか否かが判別される。つま
り、ステップF205〜F207において 100μsec 毎のカウン
ト動作が実行される。例えば図9におけるHレベルの期
間aが1msecのパルス長であったとしたら、A=10と
カウントされる。
【0039】このカウントはステップF206でLレベルが
検出された時点で終了する。そして次に、変数AのMS
Bを『1』とし、このMSBを『1』とした変数Aのカ
ウント値をアドレスBに記憶する(F208,F209) 。例えば
Aが10カウントされた場合、即ち8ビットデータとし
てA=『00001010』とされた場合は、ステップ
F208で『00001010』と『10000000』の
オアがとられ、MSBが『1』とされた『100010
10』が図10に示すようにアドレスB(B=『000
1』)に記憶される。なお、MSBを『1』としたのは
Hレベルの期間であることを示すためである。
【0040】次にコマンド信号の1フレームが終了した
かどうかのチェックを図8のサブルーチン(後述)の通
りに行なった後(F210)、終了でなければ、アドレスBを
インクリメントし(B=『0010』とする)(F211)、
さらに変数AをA=0にクリアする(F212)。そして、今
度はステップF213,F214,F215において、コマンド信号が
Lレベルとなる期間bの時間長を検出する。つまり 100
μsec 毎にコマンド信号がLレベルであれば変数Aをイ
ンクリメントしていく。従って、図9のb期間が2msec
だとしたら、A=20とカウントされる。
【0041】このカウントはステップF214でHレベルが
検出された時点で終了し、その後、変数Aのカウント値
をアドレスBに記憶する(F216)。例えばAが20カウン
トされた場合、即ち8ビットデータとしてA=『000
10100』とされた場合は、このデータが図10に示
すようにアドレスB(B=『0010』)に記憶され
る。なお、この場合Lレベルの期間であるためMSBを
『1』とはしない。
【0042】次にコマンド信号の1フレームが終了した
かどうかのチェックを図8のサブルーチン(後述)の通
りに行なった後(F217)、終了でなければ、アドレスBを
インクリメントし(F218)、再びステップF204に戻って、
続くHレベルの期間(期間c)の時間長を検出する。こ
のステップF204〜F218のループによってコマンド信号の
Hレベル期間とLレベル期間を交互に時間長で検出して
コード化することにより、単純に所定サンプルタイミン
グ毎に『H』『L』情報を記憶していく方式に比べて、
記憶容量を大幅に節約することができる。
【0043】ステップF210、F217における、1フレーム
の終了のチェックを行なうルーチンは図8に示すよう
に、まず、最新のアドレスBに書き込まれたデータにつ
いて2SB以下の7ビットのデータを対象とし(即ちM
SBを『0』とする)これをデータCとする(F301)。ま
た、アドレスBより1アドレス前のアドレス(B−1)
に記憶されたデータについてもMSBを『0』としこれ
をデータDとする(F302)。
【0044】そして、(C/D)の演算を行ない、例え
ば(C/D)>4であれば1フレーム終了として図7の
ルーチンを終了させ、(C/D)≦4であればまだ1フ
レーム終了していないとして図7のルーチンを継続させ
る(F303)。
【0045】つまり、このチェック動作はフレーム後半
の無信号部分を検出する動作であり、上記図7のルーチ
ンによれば、図9のf期間に相当する時間長(カウント
値)はe期間の時間長(カウント値)よりもかなり大き
くなる。従ってコマンド信号のフォーマットを考慮して
所定数値を定め、現在のカウント値が前回のカウント値
に対して所定の数値倍(例えば4倍)以上となった時点
で1フレーム終了とみなし、記憶動作を終了させてい
る。
【0046】以上のようにRAM10cに記憶されたコ
マンドコードは、通常のリモートコマンダーの使用時に
おいては、CPU10aによって読み出された後、図9
のような通常の信号形態に変換され、送信部11に送ら
れることになる。
【0047】次に、本発明のリモートコントロールシス
テムとしての実施例を説明する。図11、図12はこの
実施例のリモートコントロールシステムの構成を示した
ものである。この実施例ではAV機器のリモートコント
ロールシステムとして、図12に示すリモートコマンダ
ーと、例えば図11に示すようにAVセレクタアンプ内
に内蔵された位置指定入力対応部20から構成される。
【0048】図12(a)の外観図及び図12(b)の
内部ブロック図に示すようにリモートコマンダー31に
は操作キーとしてアップ操作キー32、ダウン操作キー
33、及びエンターキー34の3つが操作手段として設
けられているのみである。
【0049】35はコード発生部であり、例えばCPU
及びROMメモリを有するマイクロコンピュータによっ
て構成される。そして、アップ操作キー32、ダウン操
作キー33、エンターキー34による操作情報はコード
発生部35に供給される。
【0050】コード発生部35のROMメモリには各操
作キー32,33,34に対応してアップ操作コマンド
コード、ダウン操作コマンドコード、及びエンターコマ
ンドコードが記憶されており、供給された操作情報に応
じていづれかが読み出されて送信部36に供給される。
送信部36においては供給されたコマンドコードに所定
の変調処理を加え、例えば赤外線信号や、又は電波によ
り外部に送信する。この実施例では、仮にリモートコマ
ンダー31からは電波によりコマンドコードが送信出力
されるものとする。
【0051】一方、図11において、40は音声入力セ
レクタ部を示し、外部機器として接続されているVTR
1、VTR2、TVチューナ、CDプレーヤから供給さ
れる音声信号から択一的に入力音声信号を選択する。音
声入力セレクタ部40で選択された音声信号は音量調節
部41を介して増幅機42に供給されて増幅され、一体
形成された、又は別体で接続されたスピーカ部43に供
給されて音声として出力される。
【0052】また、44は映像入力セレクタ部を示し、
外部機器として接続されているVTR1、VTR2、T
Vチューナから供給される映像信号から択一的に入力映
像信号を選択する。映像入力セレクタ部44で選択され
た映像信号は映像切換部45を介して表示装置として接
続された例えばCRT表示装置46に供給され、映像と
して出力される。
【0053】以上のようにAVセレクタアンプとしての
機能部位に加えて、リモートコマンダー31から送信さ
れる、アップ、ダウン、及びエンターの位置指定情報と
なるコマンドコードに対応する位置指定入力対応部20
が設けられる。
【0054】21は電波によりリモートコマンダー1よ
り送信されたコマンドコードを受信復調する電波受信
部、22は赤外線により送信されたコマンドコードを受
信復調する赤外線受信部である。本実施例の場合、赤外
線受信部22は後述するコマンドコードの学習動作の際
に用いられる。
【0055】23はCPU23a,ROM23b,RA
M23cを有するマイクロコンピュータによって形成さ
れる制御部であり、この制御部23は、後述するように
電波受信部21から供給されるリモートコマンダー31
の操作情報に対応して各種リモートコントロールシステ
ムとしての制御を行なう他、AVセレクタアンプの制御
部としても機能する。即ち、音声入力セレクタ部40、
映像入力セレクタ部41の切換制御、音量調節部41の
ボリューム制御、映像切換部45の切換制御等をユーザ
ーの操作入力に応じて実行する。
【0056】24は各種操作キーが設けられた操作部を
示し、操作部24からの操作情報は制御部23に供給さ
れる。操作部24には、制御部23に対して音声入力セ
レクタ部40及び映像入力セレクタ部41の切換制御を
実行させるためのファンクション切換キー(24a,2
4b,24c,24d)、映像切換部15の切換制御を
実行させるための映像切換キー24e、コマンド学習に
用いる学習キー24f、エンターキー24g、スキップ
操作キー24h、文字入力キー(24i,24j)、及
びアップ操作キー24k、ダウン操作キー24m等が設
けられている。
【0057】25はグラフィックコントローラであり、
制御部23による指示に応じて所定のキャラクタ映像信
号を発生させ、例えば映像入力セレクタ部44において
選択された映像信号に重畳して出力し、映像切換部45
を介してCRT表示部46に供給する。キャラクタ映像
による表示内容としては図15のように、各種機器に応
じてその操作内容を示す操作用画像SDと、位置指定画
像として操作用画像SDのうちの特定の操作内容を示す
矢印等の表示(以下、カーソルKとする)、及び表示さ
れている操作用画像SDが対象となっている機器の表示
PD等が用意される。なお、カーソルKとしては矢印に
限られず、例えば操作用画像の枠が移動したり、示した
操作用画像のみが他の色に変化する方式などでもよい。
【0058】制御部23におけるROM23b又はRA
M23cには、上記AVセレクタアンプとしての機能部
位に対する制御用データの他、該AVセレクタアンプに
接続された電子機器や、全く関連のない外部の電子機器
に対する各種コマンドコードが記憶されており、これら
のコマンドコードのうち1つが後述するユーザーのリモ
ートコマンダー31の操作によって指定されると、その
コマンドコードが読み出され、赤外線送信部26に供給
される。または、読み出されたコマンドコードは端子2
7に供給され、有線で所定の外部機器又は内部回路系に
供給される。
【0059】赤外線送信部26においては、供給された
コマンドコードに所定の変調処理を施し、赤外線信号と
して機器外部に送信する。赤外線送信部26は例えば無
指向性の赤外線出力ユニットとして設けられており、従
って、赤外線送信部26から出力された赤外線信号はこ
のAVセレクタアンプの周辺に配置されている各種電子
機器に受信されることができる。なお、赤外線送信部に
代えて又はこれと併用して電波によるコマンドコードの
送信部を設けてもよい。
【0060】このように構成されているリモートコント
ロールシステムの基本的な動作について以下、図13〜
図15を用いて説明する。図13はリモートコマンダー
1から送信された位置指定情報(アップ、ダウン、エン
ター)や、操作部24による操作情報に基づいて制御部
23が実行する処理を示すフローチャートである。
【0061】操作部24において、学習キー24f、フ
ァンクション切換キー24a〜24dのいづれかが操作
された各場合 (F401→F402) (F403→F404) については
それぞれ後述し、まず、リモートコマンダー31による
操作情報が入力された際の動作を説明する。
【0062】ここで、例えばユーザーが操作部24にお
ける映像切換キー24eを操作して映像切換部45を端
子Ttから端子Tgに切換えることにより、グラフィッ
クコントローラ25の出力がCRT表示部46に供給さ
れ、例えば図15(a)のような表示がなされる。ある
いは、ユーザーがリモートコマンダー31の操作キー3
2,33,34のいづれかを押し、送信されたコマンド
コードが電波受信部21に受信され制御部23に取り込
まれると、制御部23によって自動的に映像切換部35
が端子Ttから端子Tgに切り換えられ、グラフィック
コントローラ25の出力がCRT表示部46に供給され
て図15(a)の表示がなされるとする。
【0063】CRT表示部46には操作用画像SDとし
てVTR1に対応して巻戻、再生、早送り、停止、一時
停止、録画の操作用画像が表示され、また、操作用画像
SDを切り換えるために『NEXT』という画像が表示され
ている。VTR1に対応した巻戻、再生、早送り、停
止、一時停止、録画のコマンドコードは制御部23にお
いてROM23b又はRAM23cに記憶されている。
【0064】リモートコマンダー31においてアップ操
作キー32が押され、アップコマンドコードが受信され
て入力された場合、制御部23はグラフィックコントロ
ーラ25に対してカーソルKの表示位置をアップさせる
ように制御する (F405→F406) 。例えば図15(a)の
状態ではカーソルKは『再生』の操作用画像の位置を示
しているが、カーソルKを点線で示すように『巻戻』の
操作用画像の位置に移動させる。さらに続けてアップ操
作キー32が押されたら、押される毎に、カーソル位置
は『NEXT』→『録画』→『一時停止』→・・・・とアップ方
向に移動されることになる。
【0065】また、リモートコマンダー31においてダ
ウン操作キー33が押され、ダウンコマンドコードが受
信されて入力された場合、制御部23はグラフィックコ
ントローラ25に対してカーソルKの表示位置をダウン
させるように制御する (F405→F407) 。例えば図15
(a)のカーソルKが『再生』の操作用画像の位置を示
している状態から、カーソルKを『早送り』の操作用画
像の位置に移動させる。さらに続けてダウン操作キー3
3が押される毎に、カーソル位置は『停止』→『一時停
止』→『録画』→・・・・とダウン方向に移動されることに
なる。
【0066】ユーザーがアップコマンド又はダウンコマ
ンドによりカーソルKを所望の位置に移動させた状態
で、エンターキー34を操作し、エンターコマンドが制
御部23に入力されると、制御部は現在カーソルKが
『NEXT』の位置を示しているか否かを判別し (F408→F4
09) 、『NEXT』の位置でなければ、カーソルKの示す操
作用画像に対応したコマンドコードをROM23b又は
RAM23cから読み出す(F410)。
【0067】即ち制御部23においては、CRT表示部
46における表示画面上の各種操作用画像の表示領域と
対応した座標データを保持しているとともに、CPU2
3aはその座標上においてアップコマンド又はダウンコ
マンドにより移動されるカーソルKの位置状態を管理し
ている。そして、エンターコマンドが入力されることに
よって、現在カーソルKによって指定されている座標位
置が操作内容として指定されたと判断して、その座標位
置に対応したコマンドコードとして保持しているコマン
ドコードを読み出すことになる。
【0068】そして、例えば図15(a)の実線で示す
カーソルKの位置状態でエンターコマンドが入力された
ら、CPU23aは、ROM23b又はRAM23cか
ら『VTR:再生』を示すコマンドコードを読み出し
て、赤外線送信部26に供給し(F411)、赤外線信号によ
る変調信号として送信する。その送信されたコマンドコ
ードはこのAVセレクタアンプの周辺に配置されている
図示しないVTR装置に受信され、そのVTR装置にお
いて再生動作が実行されることになる。又は、この制御
部23から発生されるコマンドコードは端子27からA
Vセレクタアンプ内の他の制御部位や外部機器に対して
有線で送信することもできる。
【0069】エンターコマンドが、カーソルKが『NEX
T』の位置を示している際に制御部23に入力された場
合は、制御部23はグラフィックコントローラ25に対
して操作用画像を切り換えるように制御を行なう (F409
→F412) 。例えば図15(a)はVTR1に対する操作
用画像が表示されていたが、『NEXT』をエンターするこ
とにより、画面表示は図15(b)のVTR2に対する
操作用画像SDに切り換わり、VTR2に対応して巻
戻、再生、早送り、停止、一時停止、録画の操作用画
像、及び『NEXT』の画像が表示される。もちろん、VT
R2に対応した巻戻、再生、早送り、停止、一時停止、
録画のコマンドコードも制御部23においてROM23
b又はRAM23cに記憶されている。
【0070】この画面上においてアップコマンド又はダ
ウンコマンドによりカーソルKを所望の位置に移動さ
せ、エンターすることにより、制御部23においてVT
R2に対して同様に指定されたコマンドコードが読み出
され、赤外線信号として送信されることになる。
【0071】さらに、『NEXT』をエンターすることによ
り、画面表示は図15(c)のCDプレーヤに対する操
作用画像SDに切り換わり、CDプレーヤの各種操作に
対応して、前曲頭出し、次曲頭出し、早戻し、早送り、
再生、早送り、停止、一時停止、の各操作用画像、及び
『NEXT』の画像が表示される。
【0072】また、CDプレーヤに対する操作用画像S
Dから『NEXT』のエンターを行なえば、図15(d)の
テレビジョンチューナに対するチャンネル操作用画像S
Dに切り換わり、さらに、『NEXT』のエンターで、図1
5(e)のAVセレクタアンプ自体の操作用画像SDと
なり、入力ファンクション切換操作や、ボリュームアッ
プ/ダウンの操作に対応した画像が表示される。さら
に、図15(e)から『NEXT』をエンターすれば、図1
5(a)のVTR1に対応した画像に戻る。
【0073】図15(a)〜(e)までの各操作用画像
に対応する各機器に対する各種コマンドコードはそれぞ
れ全てROM23b又はRAM23cに記憶されてお
り、上述した操作に応じてカーソルKで指定された操作
内容に該当するコマンドコードが読み出され、外部機器
又は内部制御部に送信されることになる(F411)。
【0074】なお、図15(e)の操作、つまり音声入
力セレクタ部40及び映像入力セレクタ部44のファン
クション切換、もしくは音量調節部41に対するボリュ
ームアップ/ダウンについては、本実施例の場合制御部
23が直接制御しているため、これらがエンターされた
場合は、読み出されたコマンドコードに基づいてCPU
23aが実際の制御信号を発生し、音声入力セレクタ部
40及び映像入力セレクタ部44、もしくは音量調節部
41に供給することになる。
【0075】ところで、操作部24において、ファンク
ション切換キー24a〜24dのいづれかが操作された
場合、もしくは図15(e)の操作用画像によるファン
クション切換のエンターがなされた場合は (F403→F40
4) 、その音声入力セレクタ部40及び映像入力セレク
タ部44のファンクション切換に応じて操作用画像SD
を切り換える(F404)。つまり、TVチューナが選択され
たらまず図15(d)の操作用画像を、CDプレーヤが
選択されたらまず図15(c)の操作用画像を、最初に
出力するようにする。これにより、操作用画像の切り換
えの手間が省け、操作性の向上につながる。
【0076】この実施例のリモートコントロールシステ
ムでは、ユーザーはCRT表示部46の画面をみながら
リモートコマンダーを操作してカーソルKを移動させ、
所要位置でエンターキー34を押すという操作で各種機
器に対する操作を行なうことができ、リモートコマンダ
ー31に対するキー操作は非常に簡便なものとなる。特
にリモートコマンダー31における操作キーの数はこの
場合3つであり、キーの増加による操作の混乱も完全に
解消されており、また、画面を見ながら操作できるため
操作が煩わしくなることもない。また、リモートコマン
ダー1から送信は電波とすることにより、リモートコマ
ンダー1をどのような方向に向けて保持していても操作
を行うことができる。
【0077】なお、操作用画像SDの表示を操作時以外
に表示しておくことは煩わしいため、リモートコマンダ
ー31による操作終了後、所定時間を経過してもさらに
リモートコマンダー31からのコマンドコードの入力が
なければ、制御部23が自動的に映像切換部45をTt
端子に切り換えるように制御することが好ましい。ま
た、操作用画像SDやカーソルKの表示は、いわゆる子
画面方式とする他、スーパーインポーズ方式としてもよ
い。
【0078】ところで、この実施例のリモートコントロ
ールシステムにおいても、学習機能として、RAM23
cに新たにコマンドコードを記憶させることにより、例
えばメーカーが異なりコマンドコードのフォーマット等
が異なる装置に対応させ、操作対象となる機器を広げる
ことができる。
【0079】図13の処理フローにおいて、学習キー2
4fが操作された際は、コマンド学習処理に移行し (F4
01→F402) 、図14のサブルーチン処理が実行される。
ユーザーが例えば他メーカーのCDプレーヤについてコ
マンドコードを学習させたい場合を例にあげる。ユーザ
ーは、まず図13のフロー内の操作により図15(c)
のCDプレーヤ対応した操作用画像SDの表示状態と
する。そして学習キー24fを押す (F401→F402) 。C
Dプレーヤについては上記リモートコマンダーの実施例
の場合と同様に7つのコマンドコードを記憶させるもの
とする。
【0080】すると制御部23はまず変数n=1にセッ
トし(F501)、カーソルKの位置をKPn とする(F502)。
つまり図16(a)に示すように位置KP1 、即ち前曲
頭サーチの操作内容を示す位置に移動させるようにグラ
フィックコントローラ25に指令する。
【0081】これによりユーザーは表示されている操作
用画像SDのうち前曲頭サーチ操作が指定されたことが
理解される。そこで、CDプレーヤ用のリモートコマン
ダー1zの前曲頭サーチキーを押して前曲頭サーチコマ
ンドを出力し、赤外線受信部22に入力する (F505→F5
06) 。なお、受信エラーが発生した場合は、エラー提示
として図16(b)のようにグラフィックコントローラ
25に対してエラー表示を実行させるようにし (F506→
F507) 、再度受信を待機する (F507→F502→F505) 。
【0082】コマンドコードが受信されたら、カーソル
Kによって提示されている操作用画像、即ちこの場合は
前曲頭サーチ操作に対応してRAM23cの所定アドレ
スに、受信されたコマンドコードを記憶する(F508)。そ
して記憶完了とともに、図16(c)のように確認表示
を行なう(F509)。
【0083】その後、変数n=m(m=7)であるかを
判別し(F510)、n≠mであればnをインクリメントする
(F511)。そして、ステップF501に戻り、カーソルKを第
nの位置KPn に移動させる。つまり、この場合、図1
6(c)のように第2の位置KP2 に移動され、次曲頭
サーチ操作が提示される。
【0084】そして、同様にユーザーはカーソルKによ
り示された次曲頭サーチ操作に対応して、CDプレーヤ
用のリモートコマンダー1zから次曲頭サーチのコマン
ドコードを送信する(F502,F505) 。制御部23は次曲頭
サーチ操作コマンドの受信とともに、これを早戻しキー
に対応するアドレスにおいてRAM10cに記憶する。
【0085】以上の動作をn=mとなるまで実行するこ
とによって、7種類の新たなコマンドコードが各操作用
画像SDに対応して学習されることになる。n=mとな
ったら、制御部23はn=1にセットする(F512)。ま
た、スキップ操作キー24hを押すことにより、カーソ
ルKによる提示を次の操作用画像に移行させることがで
きる (F504→F510,F511,F512→F502) 。なお、学習キー
24fが再び押されることにより学習モードを終了し(F
503)、図13の処理の戻る。
【0086】このリモートコントロールシステムの実施
例の場合でも、学習すべきコマンドコードに対応する操
作用画像が順次提示されていき、しかも、この提示がR
AM23cにおけるアドレス指定としても機能するた
め、ユーザーはカーソルKによる提示に従って、他のリ
モートコマンダー1zを操作するのみでよい。
【0087】次に図17、図18によりリモートコント
ロールシステムとしての他の実施例を説明する。この実
施例は図17に示すように、リモートコマンダー1A
と、表示部として機能する操作対応部20Aを有して構
成される。各部の機能は、上記図1のリモートコマンダ
ーまたは図11のリモートコントロールシステムの相当
部位とほぼ同様であるため同一符号を付し、説明を省略
する。ただし、制御部23Aはコマンドコードを発生さ
せる機能を有してはおらず、リモートコマンダー1Aか
ら送信され受信部21Aから取り込まれた情報に基づい
て表示制御を行なうものとされる。
【0088】リモートコマンダー1Aにおいて、リモー
トコマンダー1zからのコマンドコードの学習動作が実
行される際の動作は図18に示される。なお、図18
(a)はリモートコマンダー1Aの制御部10Aの動
作、図18(b)は操作対応部20Aの制御部23Aの
動作である。
【0089】図18(a)の処理は前記図3とほぼ同様
であるため詳細な説明は省略するが、この実施例の場合
リモートコマンダー1AにはLED等の提示手段は設け
られておらず、このため、制御部10AはステップF603
では変数nを表示制御データとして操作対応部20Aに
送信している。制御部23Aではこれに応じて前記図1
6のようにカーソルKの表示位置(例えばKP1 〜KP
7 )を制御し、ユーザーに学習すべきコマンドコードを
提示する(F701,F702) 。
【0090】また、リモートコマンダー1Aにおいてス
テップF607で受信エラー発生とされたときは、そのエラ
ー発生情報を操作対応部20Aに送信し(F608)、制御部
23Aはこれに応じて前記図16(b)のようにエラー
表示を行なう(F703,F704) 。
【0091】さらに、学習すべきコマンドコードが適正
に受信され、記憶がなされたら、制御部10Aは学習実
行データを制御部23Aに対して送信する。これに応じ
て制御部23Aは前記図16(c)のように確認表示を
行なう(F705,F706) 。
【0092】この実施例でも、ユーザーは画面上で指定
される操作内容に応じて他のリモートコマンダー1zを
操作して、コマンドコードをリモートコマンダー1Aに
入力するだけでよく、学習操作は非常に簡単である。
【0093】以上リモートコマンダーまたはリモートコ
ントロールシステムについて各種実施例を説明してきた
が、本発明はその要旨の範囲内で各種変更可能である。
【0094】
【発明の効果】以上説明したように本発明のリモートコ
マンダー又はリモートコントロールシステムでは、学習
させるべきコマンドコードに対応した操作キー等の操作
手段又は操作用画像が順次指定されて提示されるように
し、しかも、入力されたコマンドコードはその提示に対
応して記憶されるように構成したため、ユーザーは提示
を確認しながら学習させたい元のコマンダー等を本発明
のリモートコマンダー又はリモートコントロールシステ
ムに向けて操作するだけでよく、学習操作の著しい簡略
化及び学習動作の迅速化が実現されるという効果があ
る。また、どのコマンドコードを学習させるべきか迷っ
て適正な学習操作が実行できないといったことも防止で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のリモートコマンダーの実施例の内部構
成の説明図である。
【図2】実施例のリモートコマンダーの操作面の説明図
である。
【図3】実施例のリモートコマンダーの学習動作処理の
フローチャートである。
【図4】実施例の学習動作の際の順序設定の説明図であ
る。
【図5】実施例の学習動作の説明図である。
【図6】コマンドコードの説明図である
【図7】実施例のコマンドコードの記憶動作のフローチ
ャートである。
【図8】実施例のコマンドコードの記憶動作のフローチ
ャートである。
【図9】実施例のコマンドコードの記憶動作の説明図で
ある。
【図10】実施例のコマンドコードの記憶形態の説明図
である。
【図11】本発明のリモートコントロールシステムの実
施例の位置指定入力対応部の構成の説明図である。
【図12】本発明のリモートコントロールシステムの実
施例のリモートコマンダーの外観及び内部構成の説明図
である。
【図13】実施例のリモートコントロールシステムのリ
モートコントロール動作処理のフローチャートである。
【図14】実施例のリモートコントロールシステムの学
習動作処理のフローチャートである。
【図15】実施例のリモートコントロールシステムの通
常動作時の表示方式の説明図である。
【図16】実施例のリモートコントロールシステムの学
習動作時の表示方式の説明図である。
【図17】本発明のリモートコントロールシステムの他
の実施例の構成の説明図である。
【図18】リモートコントロールシステムの他の実施例
の学習動作のフローチャートである
【符号の説明】
1,1A,31 リモートコマンダー 2 操作キー 5 モードスイッチ 9 LED 10,10A,23,23A 制御部 25 グラフィックコントローラ SD 操作用画像 K カーソル
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04Q 9/00 - 9/16

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部装置から送信されるコマンドコード
    を受信する外部コマンド受信手段と、 複数の操作手段と、 上記外部コマンド受信手段にて受信したコマンドコード
    を上記複数の操作手段の各々に対応させて記憶する記憶
    手段と、 上記複数の操作手段中の所定の操作手段の操作に応じ
    て、上記所定の操作手段に対応する上記記憶手段に記憶
    されたコマンドコードを読み出し、所定機器に対して送
    信する送信手段と、 上記操作手段の一部又は全部に設けられたコマンドコー
    ドの記憶順序を案内する提示手段と、 上記外部装置から送信されるコマンドコードを上記記憶
    手段に記憶する際に、上記外部装置にて操作されるべき
    操作手段を順次提示するように上記提示手段を制御する
    制御手段と、 を備えていることを特徴とするリモートコマンダー。
  2. 【請求項2】 上記提示手段は上記操作手段の近傍に配
    置された発光素子であることを特徴とする請求項1に記
    載のリモートコマンダー。
  3. 【請求項3】 上記操作手段は光透過可能な材質で構成
    され、上記提示手段は上記操作手段の下部に配置された
    発光素子であることを特徴とする請求項1に記載のリモ
    ートコマンダー。
  4. 【請求項4】 上記操作手段は液晶表示及びタッチパネ
    ルから構成され、上記提示手段は特定の液晶領域の点滅
    により提示を行うことを特徴とする請求項1に記載のリ
    モートコマンダー。
  5. 【請求項5】 操作に応じて位置指定情報を有線又は無
    線で送信出力する入力手段と、 前記入力手段から送信された位置指定情報を受信する受
    信手段と、 各種コマンドコードを記憶する記憶手段と、 前記受信手段によって受信された位置指定情報に基づい
    て、前記記憶手段に記憶された各種コマンドコードの全
    部又は一部に対応する操作用画像信号、及び操作用画像
    の一つを示す位置指定画像信号の出力を行なう表示制御
    手段と、 前記記憶手段に記憶されたコマンドコードの中から、前
    記受信手段によって受信された位置指定情報に基づいて
    指定され前記位置指定画像によって示される操作用画像
    に対応して記憶されたコマンドコードを選択して出力す
    るコマンド発生手段と、 前記コマンド発生手段から出力されたコマンドコードを
    有線又は無線で被操作機器又は被操作部に対して送信す
    る送信手段と、 外部装置から出力されたコマンドコードを受信入力する
    ことができる外部コマンド入力手段と、 外部コマンド入力手段から入力されたコマンドコードを
    前記記憶手段に記憶させることのできる記憶制御手段を
    備え、 学習モード時において前記表示制御手段は、新たに記憶
    すべきコマンドコードに対応した操作用画像を位置指定
    画像によって順次提示するように画像制御を行なうとと
    もに、 学習モード時において前記記憶制御手段は、前記外部コ
    マンド入力手段から入力されたコマンドコードを前記表
    示制御手段の画像制御によって示されている操作用画像
    に対応させて前記記憶手段に記憶するように構成したこ
    とを特徴とするリモートコントロールシステム。
  6. 【請求項6】 コマンドコードを記憶する記憶手段と、 前記記憶手段におけるコマンドコードの記憶に対応して
    用意される複数の操作手段と、 外部装置から送信されてきたコマンドコードを入力する
    外部コマンド入力手段と、 前記操作手段の操作に応じて前記記憶手段から対応する
    コマンドコードを読み出して所定機器に対して送信出力
    する制御を行なうとともに、前記外部コマンド入力手段
    から入力されたコマンドコードを所定の操作手段に対応
    させて前記記憶手段に記憶することができる制御手段
    と、を備えたリモートコマンダー、 及び、 前記リモートコマンダーにおける全部又は一部の操作手
    段に対応する操作用画像信号、及び操作用画像の一つを
    示す位置指定画像信号の出力を行なうとともに、学習モ
    ード時において、前記リモートコマンダーより送信され
    る学習動作情報に基づいて前記リモートコマンダーの記
    憶手段において新たに記憶すべきコマンドコードに対応
    した操作手段を示す操作用画像を位置指定画像により順
    次提示することができる表示制御手段と、を備え、 学習モード時において、前記制御手段は、学習動作情報
    を発生させて前記表示制御手段に送信するとともに、前
    記外部コマンド入力手段から入力されたコマンドコード
    を前記表示制御手段によって示されている操作用画像に
    相当する操作手段に対応させて前記記憶手段に記憶する
    ことができるように構成したことを特徴とするリモート
    コントロールシステム。
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