JP3153957B2 - 洗浄方法および洗浄装置 - Google Patents

洗浄方法および洗浄装置

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JP3153957B2
JP3153957B2 JP14702299A JP14702299A JP3153957B2 JP 3153957 B2 JP3153957 B2 JP 3153957B2 JP 14702299 A JP14702299 A JP 14702299A JP 14702299 A JP14702299 A JP 14702299A JP 3153957 B2 JP3153957 B2 JP 3153957B2
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昌弘 椿野
伸一 中川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の流体を適宜
のタイミングで噴射させるための制御方法と、当該制御
方法を利用し、トンネル内の照明灯などを洗浄する装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、トンネル内の照明灯は作業者が手
作業で清掃しており、また、トンネルの側壁を洗浄する
には、特殊な洗浄車の側部に、洗車等に使用すると同様
の大型の回転ブラシを装備し、洗剤と水を噴霧しつつ前
記回転ブラシでトンネル内の側壁を擦過して汚損物質を
除去していた。
【0003】また、回転ブラシを使用せず、相互に接近
配置されている洗剤ノズルと洗浄水ノズルとの間で、ス
ポンジを微振動させつつ被洗浄部に当接させるものとし
て、特開平9−38562号公報に掲載されているもの
が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、照明灯
を作業者が手作業で清掃していると時間が掛かり過ぎて
あまりにも非効率的で、また従来の洗浄車では、回転ブ
ラシでトンネル内の側壁を擦過するものであるため、化
粧板を洗浄する場合には当該化粧板に微細な傷をつける
おそれがあった。
【0005】また、特開平9−38562号公報に掲載
されているものでは、洗剤ノズルと洗浄水ノズルから
は、作業者が手動で制御しない限り常時洗剤や洗浄水が
出放しとなり、間欠的に配置されているトンネル内の照
明灯を洗浄するには適していない。
【0006】本発明は、かかる従来の技術の有する課題
を一挙に解決するもので、回転ブラシを使用せず、被洗
浄部のみに洗剤や洗浄水を噴射して、安価、高能率、確
実性の高いものを実現せんとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、流体が噴
射される被噴射部に対し、複数の流体噴射手段にて複数
の流体を順次噴射する流体噴射制御方法において、前記
被噴射部の延在方向に沿って移動する移動体に、前記被
噴射部の存在を検知するための検知手段がその移動方向
に沿って複数個設けられ、当該各検知手段の進行方向に
沿って後方に、当該検知手段によって噴射状態が制御さ
れる複数の流体噴射手段が設けられ、先頭の検知手段で
被噴射部を検知している間は当該先頭の検知手段の後方
に位置する先頭の噴射手段にて被噴射部に流体を噴射
し、次いで後続の検知手段で被噴射部を検知している間
は、当該後続の検知手段の後方に位置する後続の噴射手
段にて被噴射部に流体を噴射することを特徴とするもの
である。
【0008】本発明では、移動体に、被噴射部の存在を
検知するための検知手段が複数個設けられ、当該各検知
手段の後方に、当該検知手段によって噴射状態が制御さ
れる複数の流体噴射手段が設けられており、先頭の検知
手段で被噴射部を検知している間は当該先頭の検知手段
の後方に位置する先頭の噴射手段にて被噴射部に流体を
噴射し、次いで後続の検知手段で被噴射部を検知してい
る間は、当該後続の検知手段の後方に位置する後続の噴
射手段にて被噴射部に流体を噴射するので、前記移動体
が被噴射部に沿って移動するに連れ、先頭から後方にか
けて各噴射手段が順次流体を被噴射部に向けて噴射する
ことになる。
【0009】この場合、前記被噴射部が前記検知手段に
よって検知されている間だけ、前記流体噴射手段が前記
被噴射部に流体を噴射するので、前記被噴射部にのみ流
体が噴射されることになる。
【0010】第2の発明は、前記第1の発明を前提と
し、先頭の噴射手段は洗剤を噴射し、後続の噴射手段は
洗浄水を噴射するものである。
【0011】本発明では、先頭の噴射手段は洗剤を噴射
し、後続の噴射手段は洗浄水を噴射するので、移動体の
移動に従って、被噴射部には先ず洗剤が噴射され次いで
洗浄水が噴射されることになる。
【0012】なお、この発明でも、被噴射部(被洗浄
部)にのみ洗剤と洗浄水が噴射されることになる。
【0013】第3の発明は、被洗浄部の延在方向に沿っ
て移動する移動体に、前記被洗浄部に対して洗剤を噴射
するための洗剤噴射手段と洗浄水を噴射する洗浄水噴射
手段とが順次設けられている洗浄装置において、前記移
動体には、前記被洗浄部の存在を検知するための複数の
検知手段と洗剤噴射手段および洗浄水噴射手段がその移
動方向に沿って設けられ、当該移動体の移動方向に沿っ
て先頭部に位置する洗剤噴射用の検知手段が前記被洗浄
部の存在を検知している間は、当該洗剤噴射用の検知手
段の後方に位置する洗剤噴射手段が洗剤を噴射し、前記
洗剤噴射手段の後方に位置する洗浄水噴射用の検知手段
が前記被洗浄部の存在を検知している間は、当該洗浄水
噴射用の検知手段の後方に位置する洗浄水噴射手段が洗
浄水を噴射するように制御されることを特徴とするもの
である。
【0014】本発明では、移動体には、複数の検知手段
と洗剤噴射手段および洗浄水噴射手段がその移動方向に
沿って設けられ、当該移動体の移動方向に沿って先頭部
に位置する洗剤噴射用の検知手段が前記被洗浄部の存在
を検知している間は、当該洗剤噴射用の検知手段の後方
に位置する洗剤噴射手段が洗剤を噴射し、前記洗剤噴射
手段の後方に位置する洗浄水噴射用の検知手段が前記被
洗浄部の存在を検知している間は、当該洗浄水噴射用の
検知手段の後方に位置する洗浄水噴射手段が洗浄水を噴
射するように制御される。
【0015】本発明では、先頭部に位置する洗剤噴射用
の検知手段が前記被洗浄部の存在を検知している間は洗
剤噴射手段が洗剤を噴射し、洗浄水噴射用の検知手段が
前記被洗浄部の存在を検知している間は洗浄水噴射手段
が洗浄水を噴射するように制御されるので、被洗浄部に
のみ洗剤と洗浄水が順次噴射されることになる。
【0016】第4の発明は、前記第3の発明を前提と
し、洗浄水噴射手段の後方に空気噴射用の検知手段が設
けられると共に、当該空気噴射用の検知手段の後方に被
洗浄部に空気を噴射する空気噴射手段が設けられ、前記
検知手段が被洗浄部を検知している間は、前記空気噴射
手段が被洗浄部に空気を噴射するように制御される洗浄
装置である。
【0017】本発明では、洗浄水噴射手段の後方に被洗
浄部に空気を噴射する空気噴射手段が設けられ、前記検
知手段が被洗浄部を検知している間は、前記空気噴射手
段が被洗浄部に空気を噴射するよう制御されるので、被
洗浄部に付着している水滴が吹き飛ばされ、より一層清
浄となる。
【0018】第5の発明は第4の発明を前提とし、頭部
に位置する洗剤噴射用の検知手段とその後方に位置する
洗浄水噴射用の検知手段が同時に被洗浄部の存在を検知
している間は、洗剤を噴射し、前記洗浄水噴射用の検知
手段とその後方に位置する空気噴射用の検知手段が同時
に被洗浄部の存在を検知している間は、洗浄水を噴射
し、空気噴射用の検知手段が被洗浄部の存在を検知して
いる間は、空気を噴射するように制御される洗浄装置で
ある。
【0019】本発明では、各液体噴射手段は、その前後
に位置する検知手段が同時に被洗浄部の存在を検知して
いる間だけ、液体を噴射することになる。
【0020】第6の発明は、前記第3ないし第5のいず
れかの発明を前提とし、検知手段が被洗浄部の存在を検
知しなくなった場合には、当該検知手段に関連する噴射
手段は噴射動作を停止するように制御される洗浄そうち
である。
【0021】本発明では、検知手段が被洗浄部の存在を
検知しなくなった場合には、当該検知手段に関連する噴
射手段は噴射動作を停止するように構成されているの
で、移動体が被洗浄部を通過した後に洗剤や洗浄水を噴
射することはなく、不要な所に洗剤や洗浄水を噴射する
ことがない。
【0022】従って、必要以上に洗剤や洗浄水を浪費し
たり、不要な個所を洗剤等で濡らす虞もない。
【0023】第7の発明は、第3ないし第6のいずれか
の発明を前提とし、移動体の移動方向に沿って、各噴射
手段の前方に隔壁が設けられている洗浄装置である。
【0024】本発明では、各噴射手段の前方に隔壁が設
けられて射るので、洗剤と洗浄水、高圧空気等が混合せ
ず、より効率的に且つ確実に被洗浄部を洗浄することが
できる。
【0025】第8の発明は前記第7の発明を前提とし、
各検知手段に関連づけて隔壁が設けられている洗浄装置
である。
【0026】本発明では、検知手段に隔壁が関連づけら
れて装着されているので、隔壁自体で被洗浄部を検出す
ることが可能となる。
【0027】第9の発明は、前記第8の発明を前提と
し、各検知手段は、リミットスイッチと、当該リミット
スイッチの検知レバーに関連づけられ自由端縁が被洗浄
部に摺接する軟質板とによって構成されている洗浄装置
である。
【0028】本発明では、リミットスイッチの検知レバ
ーに関連つけられている軟質板が隔壁とセンサーの役を
兼用することになる。
【0029】第10の発明は、前記第3ないし第9のい
ずれかの発明を前提とし、各噴射手段および検知手段は
被洗浄部に対向する部分が開放された枠状体に収納され
ており、当該枠状体の下部には、洗浄後の洗剤と洗浄水
を吸引する吸引手段に接続されているパイプが装着され
ている洗浄装置である。
【0030】本発明では、各噴射手段および検知手段は
被洗浄部に対向する部分が開放された枠状体に収納され
ているので、洗剤や洗浄水の飛沫が前記枠状体に包囲さ
れ、拡散して被洗浄部以外の部分に付着することはな
い。
【0031】また、枠状体の下部には、洗浄後の洗剤と
洗浄水を吸引する吸引手段に接続されているパイプが装
着されているので、使用後の洗剤や洗浄水はパイプを介
し吸引手段に確実に回収されることになる。
【0032】従って、汚損された洗剤を撒き散らすこと
がなく、環境を汚染する虞もない。第11の発明は、第
10の発明を前提とし、吸引手段には、吸引した洗浄後
の洗剤と洗浄水を回収して収納する収納手段が設けられ
ている洗浄装置である。
【0033】本発明では、吸引した洗浄後の洗剤と洗浄
水を収納する収納手段が設けられているので、当該洗浄
後の回収した洗浄水を処理できる所まで搬送し、しかる
べき手段によって確実に処理することが可能となる。
【0034】
【発明の実施の形態】図面はいずれも、トンネル内部の
照明灯を洗浄するものの実施の形態を表す。
【0035】図1は流体を噴射する洗浄装置が装着され
ているトラックの背面図、図2は洗浄装置の内部を上面
図、図3は洗浄装置の正面図、図4は廃液収納装置の概
略断面図そして図5は流体の噴射を制御するフローチヤ
ートである。
【0036】図1において、1はトラックで、当該トラ
ック1の荷台に、作動部(自由端部)が上下動および揺
動するクレーン状の支持台2が立設されており、当該支
持台2の作動部に移動体としての装置本体3が装着され
ている。
【0037】また、4はトンネルの上部内壁5に突出す
るように装着されている周知の照明灯で、トンネルの延
在方向に沿って多数個が間欠的に配置されている。
【0038】図1ないし図3において、装置本体3に
は、当該装置本体の移動方向(図2、図3に矢印で示
す)に沿って、当該方向と直交方向に延在する隔壁とし
ての揺動板6A、6B、6Cが、夫々の支軸7A、7
B、7Cに回転可能に装着されており、当該揺動板6
A、6B、6Cの自由端部近傍に、その自由端縁が、被
洗浄部(被噴射部)としての前記照明灯4の発光面に摺
接するスポンジ製の軟質板8A、8B、8Cが固着され
ている。
【0039】なお、前記揺動板6A、6B、6Cは夫々
の支軸7A、7B、7Cを中心として、図2において時
計方向に偏倚するよう回転付勢されている。9A、9
B、9Cはストッパである。
【0040】前記揺動板6A、6B、6Cの後端に対向
する部位に、各揺動板6A、6B、6Cに対応する検知
手段としてのリミットスイッチ10A、10B、10C
が設けられており、当該リミットスイッチ10A、10
B、10Cの各検知レバー11A、11B、11Cが、
夫々に対応する前記揺動板6A、6B、6Cの後端縁に
当接するように配置されている。
【0041】従って、図2に示すように、装置本体3が
右方向(矢印方向)に移動し、前記軟質板8A、8B、
8Cの自由端部近傍が前記照明灯4に当接すると、前記
揺動板6A、6B、6Cは夫々の支軸7A、7B、7C
を中心として反時計方向に回転偏倚し、揺動板6A、6
B、6Cの後端縁がリミットスイッチ10A、10B、
10Cの各検知レバー11A、11B、11Cを動作さ
せ、各リミットスイッチ10A、10B、10Cがオン
となって信号が出力されることになる。
【0042】装置本体3の、前記先頭の揺動板6Aの後
方で、中央部の揺動板6Bの前方には、前記照明灯4に
向けて洗剤14を噴射する洗剤ノズル12、12が2個
設けられており、当該洗剤ノズル12、12は常閉の洗
剤バルブ13を介して洗剤収納タンク(図示せず)に接
続されている。なお、洗剤ノズル12は1個でも、また
3個以上存在していてもよい。
【0043】而して、図5に示すように、前記リミット
スイッチ10Aとリミットスイッチ10Bが同時にオン
となって信号が出力されている間だけ、前記洗剤バルブ
13が開放し、前記洗剤ノズル12、12から前記照明
灯4の発光面に向けて洗剤14が噴射されるので、前記
照明灯4の発光面の汚損物質は、前記洗剤14によって
溶解され、前記中央部の揺動板6Bに装着されている軟
質板8Bの端縁部に摺接することによって掃かれ、洗剤
14と共に概ねが除去されることになる。
【0044】ここで洗剤14は、ジェットポンプ(図示
せず)によって10kg/cmないし20kg/cm
の圧力で、25l/時間の量が噴射される。ここで使
用される洗剤14としては、ニーズ科研製のスタークリ
ーンを水で5倍ないし15倍程度に希釈されたものが使
用され得る。
【0045】なお、装置本体3の移動に伴って前記軟質
板8Aが前記照明灯3から離脱すると、前記揺動板6A
は時計方向に回転偏倚し、リミットスイッチ10Aがオ
フとなり、洗剤バルブ13が閉鎖され、洗剤14の噴射
は停止されることになる。
【0046】また、装置本体3の、前記中央の揺動板6
Bの後方で最後部の揺動板6Cの前方には、前記照明灯
4の、洗剤14が噴射され軟質板8Bの端縁部にて掃か
れた発光面に向けて、洗浄水15を噴射する洗浄水ノズ
ル16が1個設けられており、当該洗浄水ノズル16は
常閉の洗浄水バルブ17を介して洗浄水収納タンク(図
示せず)に接続されている。なお、洗浄水ノズル16は
2個以上存在していてもよい。
【0047】而して、前記リミットスイッチ10Bとリ
ミットスイッチ10Cが同時にオンとなって信号が出力
されている間だけ、前記洗浄水バルブ17が開放し、前
記洗浄水ノズル16から前記照明灯4の発光面に向けて
洗浄水15が噴射され、前記照明灯4の発光面に残留す
る汚損物質や洗剤14は、前記洗浄水15によて完全に
洗い流されることになる。
【0048】ここで洗浄水15は、電動ポンプ(図示せ
ず)によって3kg/cm程度の圧力で、13l/時
間の量が噴射される。
【0049】なお、装置本体3の移動に伴って前記軟質
板8Bが前記照明灯3から離脱すると、前記揺動板6B
は時計方向に回転偏倚し、リミットスイッチ10Bがオ
フとなり、洗浄水バルブ17が閉鎖され、洗浄水15の
噴射は停止することになる。
【0050】更に、装置本体3の、前記最後部の揺動板
6Cの後方には、前記照明灯4の、洗剤14と洗浄水1
5が噴射されて洗剤14が流し落とされ、更に前記最後
部の揺動板6Cに装着されている軟質板8Cの端縁部に
摺接され拭かれた発光面に向けて、圧縮空気18を噴射
する空気ノズル19、19が2個設けられており、当該
空気ノズル19、19は常閉の空気バルブ17を介して
エアコンプレッサ(図示せず)に接続されている。
【0051】而して、前記リミットスイッチ10Cのみ
がオンとなって信号が出力されている間だけ、前記空気
バルブ20が開放し、前記空気ノズル18から前記照明
灯4の発光面に向けて圧縮空気18が噴射され、前記照
明灯4の発光面に残留する水滴を吹き飛ばすことにな
る。なお、ここで圧縮空気18は5kg/cm程度の
圧力で噴射される。
【0052】なお、装置本体3の移動に伴って前記軟質
板8Cが前記照明灯3から離脱すると、前記揺動板6C
は時計方向に回転偏倚し、リミットスイッチ10Cがオ
フとなり、空気バルブ20が閉鎖され、圧縮空気18の
噴射は停止することになる。
【0053】本実施の形態では圧縮空気18を採用して
いるが、この圧縮空気は不可欠なものではなく、場合に
よっては省略することも可能である。
【0054】前記装置本体3の上下には洗剤14や洗浄
水15の飛散を防止するためのカバー21、21が装着
されており、前記洗剤14は、当該カバー21、21
と、前記先頭部の揺動板6Aや軟質板8Aと、前記中央
部の揺動板6Bや軟質板8Bと、前記装置本体3の底板
と、被洗浄部である前記照明灯4の発光面とによって閉
塞されるので、当該洗剤14や汚損物質の飛沫が外部に
飛散することはない。
【0055】また、前記洗浄水15は、前記カバー2
1、21と、前記中央部の揺動板6Bや軟質板8Bと、
前記最後部の揺動板6Cや軟質板8Cと、前記装置本体
3の底板と、被洗浄部である前記照明灯4の発光面とに
よって閉塞されるので、汚損物質や洗剤14含む洗浄水
15が外部に飛散することはない。
【0056】また、前記装置本体3の一部に廃液回収孔
22が穿設されており、当該廃液回収孔22は前記トラ
ック1の荷台に載置されている廃液回収装置23にその
直径方向に硬質のパイプ24で接続され、図1および図
4に示すように、当該廃液回収装置23は廃液収納タン
ク25にパイプ26を介して接続され、前記照明灯4を
洗浄することによって発生する、汚損物質、洗剤14、
洗浄水15の混合物である廃液27は、前記廃液回収孔
22、パイプ24、廃液回収装置23、パイプを介して
廃液収納タンク25に収納され、自在な場所に搬送し得
る構成となっている。
【0057】次に、廃液回収装置23について図4に従
い説明する。この図で実線矢印は廃液27の移動経路を
示し、点線矢印は吸引空気の移動経路を示している。
【0058】前記下流側のパイプ26の下流側端部に
は、極めて軟質で薄い樹脂にて形成されている円筒体2
8の上端が嵌着されており、また廃液回収装置23に
は、前記廃液27を吸引するための空気吸引装置(図示
せず)が接続されている。
【0059】而して、前記装置本体3から廃液27を吸
引し回収すべく空気吸引装置を発動させると、図中点線
で示すような空気流が発生し、パイプ24、廃液回収装
置23およびパイプ26の内部が負圧となって、前記円
筒体28は、当初2点鎖線で示すように円筒形であった
ものが、実線で示すように大気圧で押し潰された様な状
態となる。
【0060】そうすると、前記パイプ26の排出端部が
完全に閉塞された状態となって、その内部の気圧は更に
低下し、廃液27の吸引力はより一層強力になる。
【0061】一方、吸引された廃液が廃液回収装置23
内に、ある程度貯留されると、実線矢印の方向に流れ、
その量がある程度増大してその水圧が高まると、前記円
筒体28を押し潰す大気圧に打ち勝って、廃液収納タン
ク25内に流れ落ちることになる。
【0062】そして、前記廃液回収装置23内の廃液2
7の量が減って、その水圧が低下すると、また前述のよ
うに大気圧によって前記円筒体28が潰れた状態となっ
て、廃液収納タンク25への廃液27の供給は停止され
る。
【0063】かように、廃液収納タンク25には、廃液
27が間欠的に収納されていくことになる。
【0064】なお、本実施の形態では、照明灯4を検出
するのにリミットスイッチ10などの機械的検知手段を
用いたが、照明灯4がトンネルの上部内壁5から突出し
ていない場合等では、フォトセンサを使用することも考
えられる。
【0065】
【発明の効果】第1の発明では、移動体に、被噴射部の
存在を検知するための検知手段が複数個設けられ、当該
各検知手段の後方に、当該検知手段によって噴射状態が
制御される複数の流体噴射手段が設けられており、先頭
の検知手段で被噴射部を検知している間は当該先頭の検
知手段の後方に位置する先頭の噴射手段にて被噴射部に
流体を噴射し、次いで後続の検知手段で被噴射部を検知
している間は、当該後続の検知手段の後方に位置する後
続の噴射手段にて被噴射部に流体を噴射するので、前記
移動体が被噴射部に沿って移動するに連れ、先頭から後
方にかけて各噴射手段が順次流体を被噴射部に向けて噴
射することになる。
【0066】この場合、前記被噴射部が前記検知手段に
よって検知されている間だけ、前記流体噴射手段が前記
被噴射部に流体を噴射するので、前記被噴射部にのみ流
体が噴射されることになる。
【0067】従って、不要な部分へ流体を噴射する虞が
なく、流体を効率よく噴射することができる。
【0068】また、流体が噴射されてはいけない部分に
当該流体が噴射され、当該部分を当該流体によって汚損
することもなくなる。
【0069】第2の発明では、先頭の噴射手段は洗剤を
噴射し、後続の噴射手段は洗浄水を噴射するので、移動
体の移動に従って、被噴射部には先ず洗剤が噴射され次
いで洗浄水が噴射されることになる。
【0070】なお、この発明でも、被噴射部(被洗浄
部)にのみ洗剤と洗浄水が噴射されることになり、洗浄
品質および洗浄効率が上昇する。
【0071】第3の発明では、先頭部に位置する洗剤噴
射用の検知手段が前記被洗浄部の存在を検知している間
は洗剤噴射手段が洗剤を噴射し、洗浄水噴射用の検知手
段が前記被洗浄部の存在を検知している間は洗浄水噴射
手段が洗浄水を噴射するように制御されるので、被洗浄
部にのみ洗剤と洗浄水が順次噴射されることになり第1
の発明と同様の効果を奏するものである。
【0072】第4の発明では、洗浄水噴射手段の後方に
被洗浄部に空気を噴射する空気噴射手段が設けられ、前
記検知手段が被洗浄部を検知している間は、前記空気噴
射手段が被洗浄部に空気を噴射するよう制御されるの
で、被洗浄部に付着している水滴が吹き飛ばされ、より
一層清浄となる。
【0073】第5の発明では、各液体噴射手段は、その
前後に位置する検知手段が同時に被洗浄部の存在を検知
している間だけ、液体を噴射することになるので、例え
ば、先頭の検知手段が被洗浄部をしただけで、洗剤を噴
射し被洗浄部以外の部分に洗剤を塗布する、というよう
なことは生じない。
【0074】第6の発明では、検知手段が被洗浄部の存
在を検知しなくなった場合には、当該検知手段に関連す
る噴射手段は噴射動作を停止するように構成されている
ので、移動体が被洗浄部を通過した後に洗剤や洗浄水を
噴射することはなく、不要な所に洗剤や洗浄水を噴射す
ることがない。
【0075】従って、必要以上に洗剤や洗浄水を浪費し
たり、不要な個所を洗剤等で濡らす虞もない。
【0076】第7の発明では、各噴射手段の前方に隔壁
が設けられて射るので、洗剤と洗浄水、高圧空気等が混
合せず、より効率的に且つ確実に被洗浄部を洗浄するこ
とができる。
【0077】第8の発明では、検知手段に隔壁が関連づ
けられて装着されているので、隔壁自体で被洗浄部を検
出することが可能となる。
【0078】第9の発明では、リミットスイッチの検知
レバーに関連つけられている軟質板が隔壁とセンサーの
役を兼用することになり、構造が簡単となってより一層
安価に実現することができる。
【0079】第10の発明では、各噴射手段および検知
手段は被洗浄部に対向する部分が開放された枠状体に収
納されているので、洗剤や洗浄水の飛沫が前記枠状体に
包囲され、拡散して被洗浄部以外の部分に付着すること
はない。
【0080】また、枠状体の下部には、洗浄後の洗剤と
洗浄水を吸引する吸引手段に接続されているパイプが装
着されているので、使用後の洗剤や洗浄水はパイプを介
し吸引手段に確実に回収されることになる。
【0081】従って、汚損された廃液を撒き散らすこと
がなく、環境を汚染する虞もない。
【0082】第11の発明では、吸引した洗浄後の洗剤
と洗浄水を収納する収納手段が設けられているので、当
該洗浄後の回収した洗浄水を処理できる所まで搬送し、
しかるべき手段によって確実に処理することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の、流体を噴射する洗浄装
置が装着されているトラックの背面図である。
【図2】本発明の実施の形態の、洗浄装置の内部の上面
図である。
【図3】本発明の実施の形態の、洗剤装置の正面図であ
る。
【図4】本発明の実施の形態の、廃液収納装置の概略断
面図である。
【図5】本発明の実施の形態の、流体の噴射を制御する
フローチャートである。
【符号の説明】
1 トラック 2 支持台 3 装置本体 4 照明灯 5 トンネルの上部内側壁 6A 揺動板 6B 揺動板 6C 揺動板 7A 支軸 7B 支軸 7C 支軸 8A 軟質板 8B 軟質板 8C 軟質板 9A ストッパ 9B ストッパ 9C ストッパ 10A リミットスイッチ 10B リミットスイッチ 10C リミットスイッチ 11A 検知レバー 11B 検知レバー 11C 検知レバー 12 洗剤ノズル 13 洗剤バルブ 14 洗剤 15 洗浄水 16 洗浄水ノズル 17 洗浄水バルブ 18 圧縮空気 19 空気ノズル 20 空気バルブ 21 カバー 22 廃液回収孔 23 廃液回収装置 24 パイプ 25 廃液収納タンク 26 パイプ 27 廃液 28 円筒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI E21F 17/00 E21F 17/00 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B05B 12/04 B05D 1/02 B08B 3/02 E01C 17/00 E01H 1/00 E21F 17/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被洗浄部の延在方向に沿って移動する移
    動体に、前記被洗浄部に対して洗剤を噴射するための洗
    剤噴射工程と洗浄水を噴射する洗浄水噴射工程とが順次
    設けられている洗浄方法において、 前記移動体には、前記被洗浄部の存在を検知するための
    複数の検知手段と洗剤噴射手段および洗浄水噴射手段が
    その移動方向に沿って設けられ、当該移動体の移動方向
    に沿って先頭部に位置する洗剤噴射用の検知手段が前記
    被洗浄部の存在を検知している間は、当該洗剤噴射用の
    検知手段の後方に位置する洗剤噴射手段が洗剤を噴射し
    て前記被洗浄部を洗浄し、前記洗剤噴射手段の後方に位
    置する洗浄水噴射用の検知手段が前記被洗浄部の存在を
    検知している間は、当該洗浄水噴射用の検知手段の後方
    に位置する洗浄水噴射手段が洗浄水を噴射して前記洗剤
    と汚損物質を除去することを特徴とする洗浄方法。
  2. 【請求項2】 洗浄水噴射手段の後方に空気噴射用の検
    知手段が設けられると共に、当該空気噴射用の検知手段
    の後方に被洗浄部に空気を噴射する空気噴射手段が設け
    られ、前記検知手段が被洗浄部を検知している間は、前
    記空気噴射手段が被洗浄部に空気を噴射して前記被洗浄
    部上の水分を飛散させるよう制御される請求項2記載の
    洗浄方法。
  3. 【請求項3】先頭部に位置する洗剤噴射用の検知手段と
    その後方に位置する洗浄水噴射用の検知手段が同時に被
    洗浄部の存在を検知している間は、洗剤を噴射し、前記
    洗浄水噴射用の検知手段とその後方に位置する空気噴射
    用の検知手段が同時に被洗浄部の存在を検知している間
    は、洗浄水を噴射し、空気噴射用の検知手段が被洗浄部
    の存在を検知している間は、空気を噴射するように制御
    される請求項2記載の洗浄方法。
  4. 【請求項4】検知手段が被洗浄部の存在を検知しなくな
    った場合には、当該検知手段に関連する噴射手段は噴射
    動作を停止するように制御される請求項1ないし請求項
    3のいずれかに記載の洗浄方法。
  5. 【請求項5】 被洗浄部の延在方向に沿って移動する移
    動体に、前記被洗浄部に対して洗剤を噴射するための洗
    剤ノズルと洗浄水を噴射する洗浄水ノズルとが順次設け
    られている洗浄装置において、 前記移動体には、前記被洗浄部の存在を検知するための
    複数の検知スイッチと洗剤ノズルおよび洗浄水ノズルが
    その移動方向に沿って設けられ、当該移動体の移動方向
    に沿って先頭部に位置する洗剤ノズル用の検知スイッチ
    が前記被洗浄部の存在を検知している間は、当該洗剤ノ
    ズル用の検知スイッチの後方に位置する洗剤ノズルが洗
    剤を噴射して前記被洗浄部を洗浄し、前記洗剤ノズルの
    後方に位置する洗浄水ノズル用の検知スイッチが前記被
    洗浄部の存在を検知している間は、当該洗浄水ノズル用
    の検知スイッチの後方に位置する洗浄水ノズルが洗浄水
    を噴射して前記洗剤と汚損物質を除去するように制御す
    る制御手段とが備えられていることを特徴とする洗浄装
    置。
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