JP3153892U - 竹根で作った器 - Google Patents

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【課題】竹根を有効に利用することができ、自然な風合いを有する竹根で作った器を提供する。【解決手段】竹の地中部分である竹根を削って造られた本体12を有し、本体12の表面に漆が塗布されている。本体12の底部には高台18が一体に突出している。本体12の底面は、竹の節を利用したものである。竹林の拡大を防ぐために廃棄されていた竹根を、有効に利用でき、地域の特色ある手工芸品とし、地域の活性化を図ることができる。【選択図】図1

Description

この考案は、竹の地中の部分である竹根で作った器に関する。
従来、竹の地中の部分である竹根は、大きい主根から細い根が多数本生えているものである。竹根の利用方法としては、これを利用して美術工芸品を作ることができる。例えば、特許文献1に開示されている美術工芸品のための布袋竹根栽培方法は、布袋竹の竹根の繁殖力が強く主根がどこまでも伸び、物に接した時はそれに沿って伸び続ける性質を利用した栽培方法である。竹根を型にはめて栽培し、所望の形状の竹根を作り、人工的な美術工芸品の原料とする。例えば、布袋竹を筒形の器に植え、その器の壁に沿って螺旋状に成長させ、カーブした竹根を栽培したり、真っ直ぐなホースに植え、真っ直ぐな竹根を栽培することなどが可能である。
また、竹の地上部分はいろいろな形状に加工して利用されている。例えば、特許文献2に開示されている筒状の竹をデザイン化した食器あるいは食品容器は、筒状の竹の節を底部とし、底部から上方に延出する外部側面の上部は、傾斜した切断面で形成されている。
実登3110537号公報 実開平3−44471号公報
上述のように、竹の地上部分は利用されることが多く、いろいろな器、例えば花入れや食器を作る材料になるが、竹根は利用されることが少なかった。竹根は、竹林の拡大を防ぐために掘り起こされて採取されるが、廃棄処分がたいへんであり、有効に利用することが求められている。
この考案は、上記背景技術の問題点に鑑みてなされたものであり、竹根を有効に利用することができ、自然な風合いを有する竹根で作った器を提供することを目的とする。
本考案は、竹の地中部分である竹根を削って造られた本体を有し、前記本体の表面に漆が塗布されている竹根で作られた器である。前記本体は収容物を出し入れする開口部と、収容物を載せる底部が設けられ、前記本体の底部には高台が下方に突出して一体に形成されている。
前記竹根は、竹の地上部分を伐採した後、地中に所定期間放置し、損傷が発生しない良質なものである。
前記竹根の外表面及び内表面を削り、半球面状に形成して成るものである。さらに、前記本体の底面は、竹の節を利用したものである。
本考案の竹根で作った器は、竹根を有効に利用することができ自然な風合いを有した器を提供するものである。竹林の拡大を防ぐために廃棄されていた竹根を、有効に利用することができ、地域の特色ある手工品とし、地域の活性化を図ることができる。
この考案の一実施形態の竹根を使った器の製造工程を示す概略図である。
以下、この考案の実施形態について説明する。この実施形態の竹根で作られた器10は、抹茶用の茶碗であり、竹の地中部分である竹根14を削って造られた本体12を有し、本体12は上方に位置した大きな開口部を有し、抹茶等の収容物を収容する半球状の底部が設けられている。本体12の底面は、竹の節を利用したものである。本体12の底部外側には、下方に突出する高台18が一体に形成されている。材料とする竹根14は、地上部分を伐採した後、地中に所定期間放置し、損傷がないものを選んで使用する。本体12の表面には、漆20が塗布され、光沢面に仕上げられている。
図1は竹根で作られた器10の製造方法を示した斜視図である。まず、(a)に示す竹根14を掘り起こす。掘り起こしの時期の最適期は12〜2月頃の根の活動が穏やかな時期で、比較的平らな場所にあり、2〜3年ほど前に伐採された竹の切り株の中から直径が約12〜15cm以上のものを選んで掘り出す。竹根14の状態が良好であること、つまり曲がっていたり、割れが入っていないかどうか、腐っていたり虫がついていないか等を確認する。
次に、竹根14本体を傷付けないように注意しながら細い根16を工具により除去する(b)。この状態で約6か月以上乾燥させる。
この後、高台18の部分の位置と、本体12の高さを決めて木取る(c)。このとき、高台18の基端部に竹根の節が位置して竹根で作られた器10の底部となるようにする。そして、高台18部分を荒取る(d)。全体をサンダーで削り、金やすりで荒削りし、本体12を成形し、サンドペーパーで仕上げる(e)。
この後、本体12に漆20を塗布し、竹根で作られた器10の製品となる(f)。漆20は、例えば摺り漆と色漆である。
この実施形態の竹根で作られた器10は、抹茶をたてる茶碗として使用する。その他、いろいろな食物を盛りつけたり、観賞用に飾ったりしてもよい。
この実施形態の竹根で作られた器10は、竹根14を有効に利用することができ、竹根14の節や表面の凹凸を生かし、漆20の色合いを加えた自然な風合いを有するものである。竹根14のマテリアルを生かした多様な表現が可能であり、個々に異なるものができる。
さらに、竹根14を採取することが竹林の拡大を防いでいるが、竹林の拡大を防ぐために採取された竹根14を、廃棄せず材料として有効に利用することができる。材料とする竹根14は、地上部分を伐採した後、地中に所定期間放置し損傷がないものを選ぶため、良質で耐久性が高いもので作ることができ、変形や割れを防ぐことができる。また、竹根で作られた器10の製造工程は手作りで行うが、木工ろくろを導入することにより、ある程度の量産が可能である。また、竹根で作られた器10を地域の特色ある手工品とし、活性化を図ることができる。
なお、この実施形態の竹根で作られた器は、上記実施の形態に限定されるものではなく、茶碗以外に、皿や花入れ等、いろいろな器を作ることができる。製造工程は適宜変更可能である。本体の表面には、摺り漆と色漆の他にいろいろな加飾が施されていてもよい。
10 竹根で作られた器
12 本体
14 竹根
18 高台
20 漆

Claims (4)

  1. 竹の地中部分である竹根を削って造られた本体を有し、前記本体の表面に漆が塗布されていることを特徴とする竹根で作られた器。
  2. 前記竹根は、竹の地上部分を伐採した後、地中に所定期間放置して損傷が発生しなかったものである請求項1記載の竹根で作られた器。
  3. 前記竹根の外表面及び内表面を削り、半球面状に形成して成る請求項1記載の竹根で作られた器。
  4. 前記本体の底面は、竹の節を利用したものである請求項1記載の竹根で作られた器。
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