JP3210711U - 樹木型フードピック - Google Patents

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Abstract

【課題】使用対象となる食品に突き刺した状態でのデザイン性を考慮した、低コストで高品質なフードピックを提供する。【解決手段】黒文字(Lindera umbellata)の細枝を用いて形成された樹木型のフードピック1aであって、根元部に尖鋭部4が形成され、細枝から派生する枝部3a〜3dや葉部には加工が加えられないものである。尖鋭部4の長さは、5〜25mmである。樹木型フードピック付き食品は、樹木を植栽又は飾るための容器を模した形状の食品に、上述の樹木型フードピック1aの尖鋭部4が突き刺されたものである。【選択図】図1

Description

本考案は、和菓子などの食品のフードピックに関するものである。
食事の際に、食品を口へ運ぶための食器としては、箸、フォーク、スプーン等、様々なものが使用されている。そして、ホームパーティーやケータリングのように、多数の人が、1つの料理を楽しむ場合には、串や楊枝が別途用意されたり、或は、串や爪楊枝が予め料理に刺された状態で提供されることが多い。
一般的に用いられる爪楊枝は、木製で、頭部と脚部から成り、頭部と脚部の間には溝部が設けられ、脚部の先端には先鋭部が設けられる。しかしながら、このような爪楊枝は必ずしもデザイン性が高いとはいえない。
そこで、デザイン性を高めた木製の爪楊枝が知られている(特許文献1を参照)。これは、頭部をこけし人形に類似する形態に形成することにより、デザイン性を高めたものである。
しかしながら、上記特許文献1に開示された木製爪楊枝は、爪楊枝自体のデザイン性を高めたものであって、突き刺す対象となる料理や菓子とのバランスを考慮して作製されたものではない。
ところで、爪楊枝の作製に用いられる木材としては、一般には白樺が多く使用されているが、高級素材として黒文字(Lindera umbellata)が使用されている。黒文字とは、クスノキ科の落葉低木であり、枝を高級楊枝の材料として用いられ、楊枝自体も黒文字と呼ばれることがある。黒文字の枝を原料に使用した黒文字楊枝は、艶のある美しい黒色と、爽やかな香りが特徴であり、主に茶道の席で使用されるが、和菓子を食べる道具としては一般にも広く使用されている。
このように、素材そのものの美しさや香りを備えた黒文字は、デザイン性の高い爪楊枝を提供するための素材として優れたものといえる。
しかしながら、黒文字楊枝は、原木の外側の僅かな部分のみを使用した贅沢な製法によって作られるため、非常に高価なものとなってしまうという問題がある。
実用新案登録第3052278号公報
上記状況に鑑みて、本考案は、使用対象となる食品に突き刺した状態でのデザイン性を考慮した、低コストで高品質なフードピックを提供することを目的とする。
本考案者は、黒文字の原木から黒文字楊枝を作製する段階で、細かな枝が、廃材として捨てられていることに着目した。
廃材とされる細枝は、一般的な黒文字楊枝を作製するに当たっては、サイズが小さく利用に適さないが、艶のある美しい黒色と、爽やかな香りの点では、太枝に劣るものではない。しかも、細枝は、それぞれ異なった形状を呈しているため、見る者の目を楽しませる効果も高いといえる。
また、細枝は、これまでは廃材とされ、原木から切り落として廃棄されていたため、廃材を利用できれば、低コストで作製できるだけではなく、環境にも配慮した製品を提供できることとなる。
そこで、上記目的を達成すべく、本考案の樹木型フードピックは、黒文字の細枝を用いて形成された樹木型のフードピックであって、根元部に尖鋭部が形成され、細枝から派生する枝部や葉部には加工が加えられないものである。
黒文字の細枝を用いることにより、艶のある美しい黒色と、爽やかな香りを持った高品質なフードピックを作製できる。また、根元部に尖鋭部が設けられるのみで、枝部や葉部には加工が加えられないことにより、黒文字が本来有する美しさを最大限に引き出すことが可能である。しかも、黒文字の細枝は、これまでは、黒文字楊枝の作製において廃棄されていた部位であるため、低コストで、環境にも配慮したフードピックであるといえる。
本考案の樹木型フードピックにおける尖鋭部の長さは、5〜25mmであることが好ましい。
尖鋭部は食品に突き刺す箇所であるため、食品に突き刺しやすくするためには、長く設けられることが望ましいが、長すぎると、厚みが薄い食品の場合には、突き刺した際に、加工が施された先鋭部が食品から表出してしまい、樹木風のフードピックのデザイン性を損ねてしまうことになる。逆に、尖鋭部が短すぎると、食品に突き刺した際に、突き刺しにくくなり、或は、食品とフードピックの間に十分な摩擦力が得られず、フードピックを把持して食品を持ち上げようとした際に、フードピックから食品が抜け落ちてしまうといった事態が発生しやすくなる。尖鋭部の長さが、5〜25mmであれば、十分な摩擦力とデザイン性を両立することが可能である。
本考案の樹木型フードピック付き食品は、樹木を植栽する又は飾るための容器を模した形状の食品に、上述の樹木型フードピックの尖鋭部が突き刺されたものである。
樹木型フードピックは、いかなる食品に用いても、突き刺し方によって、それ自体で、樹木が生育しているかのような盛り付けとすることは可能であるが、突き刺す対象となる食品を、例えば、植木鉢や花瓶のように、本来樹木を植栽したり飾ったりするものと同様の形とすることで、より生育する樹木らしい外観となり、見る者の目を楽しませるデザインとすることができる。ここで、食品としては、生菓子としての和菓子が好適に用いられるが、これに限られず、洋菓子であってもよいし、形態としても、例えば焼き菓子等であってもよい。また、菓子以外の食品であってもよい。
本考案の樹木型フードピックによれば、食品とのデザイン的なバランスを考慮した、低コストで高品質なフードピックを提供できるといった効果を有する。
実施例1の樹木型フードピックの正面図 実施例1の樹木型フードピックの使用方法を示した図であり、(1)は菓子への取り付け前、(2)は菓子への取り付け後を示している。 実施例2の樹木型フードピック付き菓子の正面図であり、(1)は花瓶を模した菓子、(2)は植木鉢を模した菓子、(3)は花篭を模した菓子、(4)は花を模した菓子を示している。
以下、本考案の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明していく。なお、本考案の範囲は、以下の実施例や図示例に限定されるものではなく、幾多の変更及び変形が可能である。
図1は、実施例1の樹木型フードピックの正面図を示している。図1に示すように、フードピック1aは、ツリー状を呈しており、胴部2、枝部(3a〜3d)、先鋭部4から成る。胴部2からは、枝部(3a〜3c)が枝分かれしており、枝部3bからは、枝部3dが枝分かれしている。白色の先鋭部4は細枝を加工して形成された箇所である。先鋭部4の長さDは10mmである。
図2は、実施例1の樹木型フードピックの使用方法を示した図であり、(1)は菓子への取り付け前、(2)は菓子への取り付け後を示している。
図2(1)に示すように、菓子5aの上端部50aに、フードピック1aの先鋭部4を突き刺して盛り付けを行う。なお、菓子5aは和菓子である。
図2(2)に示すように、盛り付けが行われた状態では、先鋭部4は菓子5aの中に埋まっており外からは見えないため、フードピック1aがあたかも菓子5aの上に生育しているかのような状態が醸し出されている。そのため、飲食者は、菓子5aのデザインだけではなく、フードピック1aを含めたデザインを楽しむことができる。ここで、フードピック1aを突き刺す箇所は、必ずしも菓子5aの上端部である必要はなく、盛り付けを行う者のアイデアにより、斜めに突き刺したり、或は、2本以上突き刺したりといった工夫が可能である。
菓子5aを食べる際には、フードピック1aを把持することで、飲食者は手を汚さずに菓子5aを食べることができる。
図3は、実施例2の樹木型フードピック付き菓子の正面図であり、(1)は花瓶を模した菓子、(2)は植木鉢を模した菓子、(3)は花篭を模した菓子、(4)は花を模した菓子を示している。
図3(1)に示すように、フードピック1bは、花瓶を模した菓子5bに突き刺されている。図3(2)に示すように、フードピック1cは、植木鉢を模した菓子5cに突き刺されている。図3(3)に示すように、フードピック1dは、花篭を模した菓子5dに突き刺されている。このように、突き刺す対象となる食品を、本来樹木を植栽したり飾ったりするものと同様の形とすることで、フードピックをより樹木らしい外観とし、見る者の目を楽しませるデザインとすることができる。
なお、図3(3)に示すフードピック1dにおいては、葉部(6a〜6c)が設けられており、葉部が設けられていないフードピック(1b,1c,1e)とは異なったデザインを楽しむことができる。
また、図3(4)に示すように、フードピック1eは、花を模した菓子5eに突き刺されている。本来、花は、樹木を植栽したり飾ったりするものではないが、このように、盛り付けを行う者のアイデアによって、独自性の高いデザインの食品を提供することができる。
なお、フードピック(1b〜1e)と菓子(5b〜5e)の組み合わせについては、図3(1)〜(4)の組み合わせに限られるわけではなく、例えば、菓子5cにフードピック1bを突き刺すといったことも可能である。フードピック(1b〜1e)は細枝の持つ本来の形状を生かした形態となっているので、例えば、同じ種類の菓子5bを4つ用意して、フードピック(1b〜1e)をそれぞれに突き刺すといった盛り付けを行った場合でも、フードピック(1b〜1e)の持つ形状によって、それぞれ異なったデザインの菓子を提供することができる。
本考案は、食品の盛り付け用のフードピックとして有用である。
1a〜1e フードピック
2 胴部
3a〜3d 枝部
4 先鋭部
5a〜5e 菓子
6a〜6c 葉部
50a 上端部
D 長さ

Claims (4)

  1. 黒文字(Lindera umbellata)の細枝を用いて形成された樹木型のフードピックであって、根元部に尖鋭部が形成され、前記細枝から派生する枝部や葉部には加工が加えられないことを特徴とする樹木型フードピック。
  2. 前記尖鋭部の長さは、5〜25mmであることを特徴とする請求項1に記載の樹木型フードピック。
  3. 樹木を植栽する又は飾るための容器を模した形状の食品に、
    請求項1又は2に記載の樹木型フードピックの前記尖鋭部が突き刺された、
    ことを特徴とする樹木型フードピック付き食品。
  4. 前記食品は、和菓子であることを特徴とする請求項3の樹木型フードピック付き食品。
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