JP3220721U

JP3220721U - 茶の木を食器又は小物家具に使用した加工物

Info

Publication number: JP3220721U
Application number: JP2019000130U
Authority: JP
Inventors: 吉次岡田
Original assignee: 吉次岡田
Priority date: 2019-01-18
Filing date: 2019-01-18
Publication date: 2019-03-28
Anticipated expiration: 2029-01-18

Abstract

【課題】まっすぐに伸びず、多くの枝に分かれ、用材としては均一に供給できない茶の木を有効利用した加工物（食器、小物家具）を提供する。【解決手段】茶の木を食器又は小物家具に有効利用した加工物であり、茶の木自身に食物色素を吸い上げさせて着色することでカラーバリエーションを広めるとともに体にも優しくなる。また、茶の木の形状に合わせて木取りをすることで強度やナチュラル感を出し、茶の実油を塗ることで人体に優しい表面保護ができる。【選択図】図１

Description

本考案は、茶の木を食器又は小物家具に使用した加工物に関するものである。

お茶の木は茶葉を収穫するために育てられるため、従来は大きくなって茶の実がなってしまうと、良い茶葉が取れないため、廃棄又は放棄されていた。

しかも、茶の木はまっすぐに伸びず、多くの枝に分かれるため、用材としては均一に供給できないという欠点があった。

また、まっすぐな部分も少なく、太さもバラバラで同じものが作れないなどの問題があった。大きくなって廃棄又は放棄される茶の木を活かすには、強度を確保するためにも、木の形状に合わせて一つずつ形の違うものを作る必要がある。

本考案は、係る事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、廃棄又は放棄される対象となる茶の木を有効利用することにある。

本考案は、茶の木を食器又は小物家具に使用したことを主要な特徴とする。

本考案では、廃棄又は放棄される対象となる茶の木を有効利用できるようになる。

本考案の実施形態に係る食器に使用した加工物の例示であって、（ａ）はスプーン、（ｂ）は楊枝、（ｃ）はデザートナイフと箸置き、（ｄ）は箸と他の例の箸置き、（ｄ’）は（ｄ）の他の例の箸置きの拡大図、（ｄ’’）は（ｄ）の他の例の箸置きの右側面図の拡大図、（ｅ）はナイフである。同上の小物家具に使用した加工物の例示であって、（ａ）はスタンド、（ｂ）は帽子掛け（帽子掛けカギを含む）である。同上の加工物のために茶の木を染める方法の説明図である。

茶の木は、図１に示すように食器に使用することができ、又は、図２に示すように小物家具に使用することができる。なお、食器は、食卓で使うものを意味し、カトラリー（スプーン、フォーク、ナイフなど）、楊枝、箸、箸置きなどを含むものとする。また、小物家具は、スタンド（装飾品や鍵などを掛けて使用するもの）、帽子掛け、帽子掛けカギなどを含むものとする。これら、食器及び小物家具は、茶の木の形状に合わせて木取りをすることで木の形状に合わせて一つずつ形の違うものを作ることができ、また、強度を確保しナチュラル感を出すこともできる。

また、茶の木は、図３に示すように、茶の木自身が食用色素を吸い上げることで、着色することが実現できる。茶の木の導管を通して茶の木の内部から着色することができる。茶の木自身に食物色素を吸い上げさせて着色することで、カラーバリエーションを広めるとともに体にも優しい。また、ウレタン塗装などの化学塗料による塗装に比べ、色落ちすることなく着色出来る。

また、茶の実油を塗ることで人体に優しい表面保護をすることができる。茶の実油には、オレイン酸が多く美容と健康効果に良い。また、茶の実油を塗ることによって、自然な風合いの表面保護が出来る。

本加工物では、茶の葉を採らない茶の木、つまり廃棄又は放棄される対象となる茶の木を有効利用できるようになる。

Claims

茶の木を食器又は小物家具に使用した加工物。
食用色素を吸い上げさせた茶の木を使用した請求項１に記載の加工物。
茶の木の形状に合わせて木取りすることで強度を確保した請求項１又は２に記載の加工物。
表面に茶の実油を塗った請求項１〜３のいずれか１項に記載の加工物。
茶の葉を採らない茶の木を使用した請求項１〜４のいずれか１項に記載の加工物。