JP3153594B2 - トナー供給装置 - Google Patents
トナー供給装置Info
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Description
置の現像ユニットに装備されるトナー供給装置に関す
る。
ではトナーとキャリアからなる2成分系の現像剤が多用
される傾向がある。この種の2成分系の現像剤が収容さ
れる現像ユニットは、該現像剤が収納され、現像剤中の
トナーを感光体に供給する現像槽と、現像プロセスの進
行に伴って消費されるトナーを補給すべく現像槽内にト
ナーを供給するトナー供給装置を有する。
投入されるトナーボックスと、トナーボックス内のトナ
ーを搬送通路を介して現像槽内に供給するトナー供給手
段で構成される。ここで、搬送通路は一般に細長い搬送
パイプで形成され、カラー複写機では、複数の現像槽が
並設される関係から、特に長い搬送パイプが用いられ
る。
写機では、その設置時に、現像槽内にトナー濃度が基準
濃度である現像剤を収納するために、調整が行われる。
そして、この調整が終了すると、トナーボックス内に補
給用のトナーが投入され、その後、コピー動作が開始さ
れる。
して細長い搬送パイプを用いると、トナーボックス内に
トナーを投入した状態において、該搬送パイプ内に完全
にトナーが供給されず、かなりの未充填部分が残る。
機を起動してコピー動作を開始すると、現像槽内のトナ
ーが消費され、現像剤中のトナー濃度が低下し、これを
検出するトナー濃度センサがトナー供給装置にトナー補
給を指示したとしても、搬送パイプ内がトナーで充満さ
れるまでの間は、現像槽にトナーが供給されないことに
なる。この結果、この期間中に形成されたコピー画像が
低濃度化し、コピー画質が損なわれるという欠点があっ
た。このような欠点はカラー複写機においては特に大き
な問題となる。
決するものであり、画像形成装置が設置された後のコピ
ー開始時点におけるトナー濃度の低下を確実に防止で
き、コピー画質の向上が図れるトナー供給装置を提供す
ることを目的とする。
信頼性の向上が図れるトナー供給装置を提供することに
ある。
は、画像形成装置に装備され、2成分系の現像剤が収納
された現像槽内に補給用のトナーを供給するトナー供給
装置であって、該現像剤に補給されるトナーが貯蔵され
たトナー貯蔵部と、該トナー貯蔵部に貯蔵された該トナ
ーを搬送通路を介して該現像槽に補給するトナー供給手
段と、該現像槽内のトナー濃度を検出し、該トナー濃度
が基準濃度よりも低くなるとハイレベルの信号を出力す
る一方、該トナー濃度が該基準濃度よりも高くなるとロ
ーレベルの信号を出力するトナー濃度検出手段と、空の
状態にある該トナー貯蔵部に該トナーが投入された直後
の運転待機中に、該トナー供給手段を駆動し、該トナー
濃度センサの出力がハイレベルからローレベルに変化し
た時点で該トナー供給手段の駆動を停止する制御手段と
を備え、該運転待機中に、該トナー供給手段の駆動が開
始されると、該トナー濃度検出手段のコントロール基準
値をアンダートナー側に所定量シフトするようにし、そ
のことにより上記目的が達成される。
駆動が開始されると、トナー濃度検出手段のコントロー
ル基準値がアンダートナー側に所定量シフトされる。こ
れにより、現像槽内のトナー濃度が基準濃度より低い
(すなわち、アンダートナーである)ことを示すハイレ
ベルの信号がトナー濃度検出手段から出力されやすくな
るので、トナーの補給動作が通常より長く行われる。そ
の結果、補給用のトナーが搬送される搬送通路内の未充
填部分が運転待機中に確実に解消される。従って、コピ
ー開始時点においてコピー画像の濃度が低下することが
なく、コピー画質の安定化を図ることが可能になる。
装置の全体基本構成を示す。トナー供給装置は、トナー
とキャリアからなる2成分系の現像剤10が収納される
現像部20と、該現像部20内にトナーを補給するトナ
ー供給装置本体30とを有する。以下の説明では、まず
現像部20の構成について説明し、その後に本発明の基
本構成ついて説明する。
槽21を有し、現像槽21内には、2本の搬送スクリュ
ー22、22が平行に設けられている。搬送スクリュー
22、22は、その一端側に設けた導入管26から現像
槽21内に導入されるトナーを回転軸方向に搬送する。
搬送スクリュー22、22により現像槽21内を搬送さ
れるトナーは、該搬送スクリュー22、22の側方に平
行に設けた2本の攪拌ローラ23、23により攪拌さ
れ、現像槽21内の現像剤10と混合される。
ットローラ24により、該マグネットローラ24と所定
間隔を隔てて対向配置される感光体ドラム25に供給さ
れる。より具体的には、感光体ドラム25の表面には静
電潜像が形成されており、コピープロセスにおいて、該
静電潜像にトナーが供給され、これでトナー像が形成さ
れる。
されるので、現像部20にはトナー供給装置本体30よ
り補給用のトナーが供給される。この補給動作は、現像
槽21に配設されたトナー濃度センサ40の検出信号に
従い、制御装置50がトナー供給装置本体30のトナー
モータ36を駆動して行う。
ナー濃度を検出し、検出信号を制御装置50に出力す
る。より具体的には、トナー濃度センサ40は、複写機
の設置時に調整される基準濃度(基準トナー濃度)より
も現像剤10中のトナー濃度が低い時にHレベル(ハイ
レベル)の信号を制御装置50に出力し、該現像剤10
中のトナー濃度が基準濃度よりも高い時にLレベル(ロ
ーレベル)の信号を制御装置50に出力する。
するトナーボックス32と、一端側が該トナーボックス
の下部に設けられる排出管34に接続され、他端側が前
記導入管26に接続された細長い搬送パイプ31を有す
る。排出管34および搬送パイプ31内にはコイルスプ
リングからなる搬送部材35が挿通されている。該搬送
部材35の一端はトナーボックス32の背面に取り付け
られたトナーモータ36に連結されている。また、トナ
ーボックス32内には該トナーボックス内のトナーを攪
拌して排出管34内に落下させるトナー攪拌ローラ33
が配設されている。
33を回転し、かつトナーモータ36を駆動すると、排
出管34内に堆積されるトナーが搬送部材35の回転に
より、搬送パイプ31を介して現像部20の現像槽21
内に供給され、これでトナーの補給が行われる。トナー
モータ36の駆動は、上記のように制御装置50により
制御される。
る場合は、まず現像槽21に収納される現像剤10中の
トナー濃度を基準濃度に設定する調整作業が行われる。
そして、この調整作業が終了すると、トナーボックス3
2内に補給用のトナーが投入され、その後、コピー動作
が開始される。
ナー投入直後の運転待機状態、すなわち、いわゆるレデ
ィー中には搬送パイプ31内の全領域にトナーが供給さ
れておらず、かなりの未充填部分が存在する。従って、
この状態からコピーを開始すると、基準濃度に設定され
た状態にある現像剤10中のトナーが消費され、そのト
ナー濃度が低下するにもかかわらず、直ちにトナーが補
給されず、これに起因するコピー画像の濃度低下を来
す。すなわち、このままでは、トナーの消費とトナーの
補給との間のタイムラグによりコピー画質の劣化を招
く。
に、レディー中にトナーモータ36を駆動して搬送パイ
プ31内の未充填部分に前もってトナーを充填してお
き、これによりトナーの消費とトナーの補給との間のタ
イムラグを解消する。
制御手順を示す。制御装置50は、まずステップS1で
現像剤10中のトナー濃度を基準濃度に調整する調整作
業が終了したか否かを判定し、終了したことを確認する
と、ステップS2に進み、ここでトナーモータ36を駆
動する。
うにして行われる。まず、現像槽21内に基準濃度の現
像剤10を収納し、続いてマグネットローラ24、攪拌
ローラ23、23および搬送スクリュー22、22を回
転させ、トナー濃度センサ40の出力信号がLレベルか
らHレベルに変化するように調整する。この時、トナー
ボックス32内にトナーが投入される。
れると、トナー搬送部材35が回転され、排出管34内
に落下堆積するトナーが搬送パイプ31の未充填部分に
充填され始める。
40からの出力信号を読み込み、その出力状態を判定す
る。ステップS3でトナー濃度センサ40の出力信号が
HレベルからLレベルに変化したことを確認すると、す
なわち、搬送パイプ31内の未充填部分が解消され、該
搬送パイプ31内を搬送されるトナーが現像槽21内に
到達し、現像剤10中のトナー濃度が基準濃度になった
ことを確認すると、ステップS4に進み、ここでトナー
モータ36の駆動を停止する。続いて、ステップS5で
複写機をコピー可能状態に設定し、この処理を終了す
る。
グを発生することなく、搬送パイプ31を介して現像槽
21内に直ちにトナーが補給されるので、コピー画像の
濃度が低下する不具合を生じることはない。
0の出力信号が依然としてHレベルのままであると判定
すると、この場合は引続きトナーモータ36の駆動を続
行して、搬送パイプ31内の未充填部分を解消する必要
があるので、ステップS2に復帰し、ステップS2〜ス
テップS3の処理を再行する。
では、搬送パイプ31の未充填部分を解消する際に、ト
ナー濃度センサ40のコントロール基準値のレベルをア
ンダートナー側にシフトし、これにより未充填部分解消
の検出精度を向上し、信頼性の向上を図る構成をとる。
御手順を説明する。制御装置50は、ステップS10で
上記同様の調整作業が行われたことを確認すると、次に
ステップS11でトナー濃度センサ40のコントロール
基準値のレベルをアンダートナー側に所定レベルシフト
する。具体的には、トナー濃度センサ40のアナログ出
力レベルをアンダートナー側、すなわちHレベル側に
0.15V(トナー濃度で約0.3wt%に相当)だけ
シフトする。このシフト動作は、制御装置50からトナ
ー濃度センサ40への制御指令によって行ってもよい
し、手動で行ってもよい。
と、次に、ステップS12でトナーモータ36を駆動
し、搬送パイプ31内の未充填部分の解消動作を開始す
る。続いて、ステップS13でトナー濃度センサ40か
らの出力信号を読み込み、その出力状態を判定する。
出力信号がHレベルからLレベルに変化したことを確認
すると、上記同様にステップS14でトナーモータ36
の駆動を停止し、続いてステップS15で基準濃度レベ
ルを元の状態に戻し、ステップS16でコピー可能状態
に設定してこの処理を終了する。
40の出力信号が依然としてLレベルのままであると判
定すると、この場合はステップS12に復帰し、ステッ
プS12〜ステップS13の処理を再行する。
出力信号の変化により搬送パイプ31内の未充填部分の
解消動作を行うが、該トナー濃度センサ40の出力信号
によらずとも、このような解消動作を行うことができ
る。
タ36の駆動が開始された時点から搬送パイプ31内の
未充填部分が確実に解消される時点までを測定してお
き、レディー中にこの測定された一定の時間(一例とし
て、搬送部材35のピッチ=5.5mm、搬送部材35
の全長=220mm、トナーモータ36の回転数=30
rpmである場合は、55秒)だけトナーモータ36の
駆動を行う方式によっても、搬送パイプ31内の未充填
部分を確実に解消して、画質の安定したコピー動作を行
うことができる。
機に適用する場合について説明したが、本発明は、これ
に限らず、例えば、図6に示すようなカラー複写機のト
ナー供給装置についても同様に適用できる。このトナー
供給装置は、イエロートナー用のトナー供給装置本体
A、マゼンタトナー用のトナー供給装置本体B、シアン
トナー用のトナー供給装置本体Cからなる。それぞれの
供給装置本体A、B、Cには、イエロー現像部20A、
マゼンタ現像部20Bおよびシアン現像部20Cに組み
合わされ、且つ、上記実施例と同じ構成によって、コピ
ー開始時点における各トナーの供給遅れをなくし、画質
低下を防止する。
一の番号を付して具体的な説明は省略する。
ば、運転待機中にトナー供給手段の駆動が開始される
と、トナー濃度検出手段のコントロール基準値がアンダ
ートナー側に所定量シフトされる。これにより、現像槽
内のトナー濃度が基準濃度より低い(すなわち、アンダ
ートナーである)ことを示すハイレベルの信号がトナー
濃度検出手段から出力されやすくなるので、トナーの補
給動作が通常より長く行われる。その結果、補給用のト
ナーが搬送される搬送通路内の未充填部分が運転待機中
に確実に解消される。従って、コピー開始時点において
コピー画像の濃度が低下することがなく、コピー画質の
安定化を図ることが可能になる。
破砕正面図。
示すフローチャート。
造を示す一部破砕正面図。
Claims (1)
- 【請求項1】 画像形成装置に装備され、2成分系の現
像剤が収納された現像槽内に補給用のトナーを供給する
トナー供給装置であって、 該現像剤に補給されるトナーが貯蔵されたトナー貯蔵部
と、 該トナー貯蔵部に貯蔵された該トナーを搬送通路を介し
て該現像槽に補給するトナー供給手段と、 該現像槽内のトナー濃度を検出し、該トナー濃度が基準
濃度よりも低くなるとハイレベルの信号を出力する一
方、該トナー濃度が該基準濃度よりも高くなるとローレ
ベルの信号を出力するトナー濃度検出手段と、 空の状態にある該トナー貯蔵部に該トナーが投入された
直後の運転待機中に、該トナー供給手段を駆動し、該ト
ナー濃度センサの出力がハイレベルからローレベルに変
化した時点で該トナー供給手段の駆動を停止する制御手
段とを備え、 該運転待機中に該トナー供給手段の駆動が開始される
と、該トナー濃度検出手段のコントロール基準値をアン
ダートナー側に所定量シフトするようにした、トナー供
給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31818991A JP3153594B2 (ja) | 1991-12-02 | 1991-12-02 | トナー供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31818991A JP3153594B2 (ja) | 1991-12-02 | 1991-12-02 | トナー供給装置 |
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JPH05150654A JPH05150654A (ja) | 1993-06-18 |
JP3153594B2 true JP3153594B2 (ja) | 2001-04-09 |
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ID=18096446
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31818991A Expired - Fee Related JP3153594B2 (ja) | 1991-12-02 | 1991-12-02 | トナー供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3153594B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5627292B2 (ja) | 2010-05-27 | 2014-11-19 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59166975A (ja) * | 1983-03-14 | 1984-09-20 | Minolta Camera Co Ltd | 複写機 |
JPH02162376A (ja) * | 1988-12-15 | 1990-06-21 | Minolta Camera Co Ltd | 現像装置 |
-
1991
- 1991-12-02 JP JP31818991A patent/JP3153594B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05150654A (ja) | 1993-06-18 |
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