JP3153559U - 板金用横ツカミ工具 - Google Patents
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Abstract
【課題】本考案は、板金加工用工具において、建造物のコーナー部などの作業困難場所におけるトタン板やアルミ板などの金属板の折り返し重なり部分を挟持圧着するのに好適な板金用横ツカミ工具を提供する。【解決手段】本考案の板金用横ツカミ工具は、第1柄部1と側方へ延長した第1返し部2とを備えた第1ハンドル3と、第2柄部4と側方へ延長した第2返し部5とを備えた第2ハンドル6と、前記第1ハンドル3と第2ハンドル6を交差状に枢着する支軸部材7とから構成され、前記側方へ延長した第1返し部2及び第2返し部4は、側方12及び前方13の先端断面が前方へ向かって先細りの嘴状となっている。【選択図】図1
Description
本考案は、板金加工用工具における金属板の折り返し重なり部分を挟持圧着する板金用横ツカミ工具に関する。
従来、板金加工、特にトタン板やアルミ板などの金属板の折り返し重なり部分を挟持圧着するために使用される工具は、通常「ツカミ」と称されている。
このような板金加工用工具として、熟練を要さずに正確な位置で板金を折曲げ可能で、作業の効率化を図ることができる板金用つかみ工具が知られている(特許文献1を参照)。
この公知技術は、各柄を開いた状態で、幅広の各返し部の間にトタン屋根等の板金を挟むことにより、板金を折り曲げてカシメ処理やハゼ加工を行うことができ、第1ハンドルの返し部の先端から柄の溝孔の後端の位置まで、前記返し部の先端からの距離に対応して目盛を有しているため、板金の縁などを折り曲げたい長さの目盛に合わせ、板金を返し部で挟んで折り曲げることにより、熟練していなくとも正確な位置で板金を折曲げ可能で、作業の効率化を図ることができる板金用つかみ工具である。
このような板金加工用工具として、熟練を要さずに正確な位置で板金を折曲げ可能で、作業の効率化を図ることができる板金用つかみ工具が知られている(特許文献1を参照)。
この公知技術は、各柄を開いた状態で、幅広の各返し部の間にトタン屋根等の板金を挟むことにより、板金を折り曲げてカシメ処理やハゼ加工を行うことができ、第1ハンドルの返し部の先端から柄の溝孔の後端の位置まで、前記返し部の先端からの距離に対応して目盛を有しているため、板金の縁などを折り曲げたい長さの目盛に合わせ、板金を返し部で挟んで折り曲げることにより、熟練していなくとも正確な位置で板金を折曲げ可能で、作業の効率化を図ることができる板金用つかみ工具である。
また、簡単な操作により支点の位置を変更でき、挟み込む力を複数段階に変更することができる金属板折返し重なり部圧着用工具が知られている(特許文献2を参照)。
この公知技術は、ボルトおよびナットによって支軸部を構成すると共に、枢着部における通孔に何れも連通部あるいは連通状とされ、それらボルト及びナットの支点位置の選択、変更が容易になるようにすると共に、鈎環と規制片との組合せ構造を採用して、簡単な操作で選択した支軸材位置を確実に固定するようにした金属板折返し重なり部圧着用工具である。
この公知技術は、ボルトおよびナットによって支軸部を構成すると共に、枢着部における通孔に何れも連通部あるいは連通状とされ、それらボルト及びナットの支点位置の選択、変更が容易になるようにすると共に、鈎環と規制片との組合せ構造を採用して、簡単な操作で選択した支軸材位置を確実に固定するようにした金属板折返し重なり部圧着用工具である。
本考案は、板金加工用工具において、建造物のコーナー部などの作業困難場所におけるトタン板やアルミ板などの金属板の折り返し重なり部分を挟持圧着するのに好適な板金用横ツカミ工具を提供することを目的とする。
本考案の板金用横ツカミ工具は、第1柄部と側方へ延長した第1返し部とを備えた第1ハンドルと、第2柄部と側方へ延長した第2返し部とを備えた第2ハンドルと、前記第1ハンドルと第2ハンドルを交差状に枢着する支軸部材とから構成され、前記第1ハンドルは、ほぼ水平の第1柄部から斜め下方へ下がり第1支軸部分を経て第1水平幅広部となり、引き続き上方へ立ち上がり側方へ延長した第1返し部を備え、前記第2ハンドルは、ほぼ水平の第2柄部から斜め上方へ上がり第2支軸部分を経て第2水平幅広部となり、引き続き上方へ立ち上がり側方へ延長した第2返し部を備え、前記側方へ延長した第1返し部及び第2返し部は、側方及び前方の先端断面が前方へ向かって先細りの嘴状となっている。
前記第1ハンドルと前記第2ハンドルは、前記第1支軸部分及び第2支軸部分で支軸部材により交差状に枢着され、前記第1ハンドルと前記第2ハンドルを閉じると、前記側方へ延長した第1返し部、第2返し部同士が重なり合うようになっている。
前記第1柄部と前記側方へ延長した第1返し部との姿勢関係は角度がついており、前記第1柄部を水平にすると前記側方へ延長した第1返し部は約45度上向きになり、逆に前記側方へ延長した第1返し部を水平にすると前記第1柄部が約45度上向きになるという関係となっている。
前記第1ハンドルと前記第2ハンドルは、前記第1支軸部分及び第2支軸部分で支軸部材により交差状に枢着され、前記第1ハンドルと前記第2ハンドルを閉じると、前記側方へ延長した第1返し部、第2返し部同士が重なり合うようになっている。
前記第1柄部と前記側方へ延長した第1返し部との姿勢関係は角度がついており、前記第1柄部を水平にすると前記側方へ延長した第1返し部は約45度上向きになり、逆に前記側方へ延長した第1返し部を水平にすると前記第1柄部が約45度上向きになるという関係となっている。
本考案の板金用横ツカミ工具は、第1柄部と側方へ延長した第1返し部とを備えた第1ハンドルと、第2柄部と側方へ延長した第2返し部とを備えた第2ハンドルと、前記第1ハンドルと第2ハンドルを交差状に枢着する支軸部材とから構成され、前記第1ハンドルは、ほぼ水平の第1柄部から斜め下方へ下がり第1支軸部分を経て第1水平幅広部となり、引き続き上方へ立ち上がり側方へ延長した第1返し部を備え、前記第2ハンドルは、ほぼ水平の第2柄部から斜め上方へ上がり第2支軸部分を経て第2水平幅広部となり、引き続き上方へ立ち上がり側方へ延長した第2返し部を備え、前記側方へ延長した第1返し部及び第2返し部は、側方及び前方の先端断面が前方へ向かって先細りの嘴状となっているため、建造物のコーナー部などの作業困難場所におけるトタン板やアルミ板などの金属板の折り返し重なり部分を板金加工用工具を取換えることなく挟持圧着するのに好適な板金加工用工具である。
本考案の板金用横ツカミ工具の一実施例を添付図面に基づいて、以下に説明する。
図1の(a)正面図、(b)右側面図に示すように、本考案の板金用横ツカミ工具は、第1柄部1と側方へ延長した第1返し部2とを備えた第1ハンドル3と、第2柄部4と側方へ延長した第2返し部5とを備えた第2ハンドル6と、前記第1ハンドル3と第2ハンドル6を交差状に枢着する支軸部材7とから構成される。
前記第1ハンドル3は、ほぼ水平の第1柄部1から斜め下方へ下がり第1支軸部分8を経て第1水平幅広部9となり、引き続き上方へ立ち上がり側方へ延長した第1返し部2を備えている。
前記第2ハンドル6は、ほぼ水平の第2柄部4から斜め上方へ上がり第2支軸部分10を経て第2水平幅広部11となり、引き続き上方へ立ち上がり側方へ延長した第2返し部4を備えている。
図1の(a)正面図、(b)右側面図に示すように、本考案の板金用横ツカミ工具は、第1柄部1と側方へ延長した第1返し部2とを備えた第1ハンドル3と、第2柄部4と側方へ延長した第2返し部5とを備えた第2ハンドル6と、前記第1ハンドル3と第2ハンドル6を交差状に枢着する支軸部材7とから構成される。
前記第1ハンドル3は、ほぼ水平の第1柄部1から斜め下方へ下がり第1支軸部分8を経て第1水平幅広部9となり、引き続き上方へ立ち上がり側方へ延長した第1返し部2を備えている。
前記第2ハンドル6は、ほぼ水平の第2柄部4から斜め上方へ上がり第2支軸部分10を経て第2水平幅広部11となり、引き続き上方へ立ち上がり側方へ延長した第2返し部4を備えている。
前記第1ハンドル3と前記第2ハンドル6は、前記第1支軸部分8,第2支軸部分10で支軸部材7により交差状に枢着され、前記第1ハンドル3と前記第2ハンドル6を閉じると、前記側方へ延長した第1返し部2,第2返し部4同士が重なり合うようになっている。
前記側方へ延長した第1返し部2,第2返し部4は、側方12及び前方13の先端が前方へ向かって先細りの断面嘴状となっており、トタン板やアルミ板などの金属板の折り返し重なり部分を挟持圧着するのに好適な形状となっている。
また、前記第1柄部1と前記側方へ延長した第1返し部2との姿勢関係は角度がついており、図2に示すように、前記第1柄部1を水平にすると前記側方へ延長した第1返し部2は約45度上向きになり、逆に前記側方へ延長した第1返し部2を水平にすると前記第1柄部1が約45度上向きになるという関係となっている。
本実施例では、本考案の板金用横ツカミ工具を右利き使用の場合で説明したが、左利き使用の場合には左右対称の構造となる。
前記側方へ延長した第1返し部2,第2返し部4は、側方12及び前方13の先端が前方へ向かって先細りの断面嘴状となっており、トタン板やアルミ板などの金属板の折り返し重なり部分を挟持圧着するのに好適な形状となっている。
また、前記第1柄部1と前記側方へ延長した第1返し部2との姿勢関係は角度がついており、図2に示すように、前記第1柄部1を水平にすると前記側方へ延長した第1返し部2は約45度上向きになり、逆に前記側方へ延長した第1返し部2を水平にすると前記第1柄部1が約45度上向きになるという関係となっている。
本実施例では、本考案の板金用横ツカミ工具を右利き使用の場合で説明したが、左利き使用の場合には左右対称の構造となる。
次に、本考案の板金用横ツカミ工具の操作動作を添付図面に基づいて、以下に説明する。
図2に示すように、第1ハンドル3と第2ハンドル6を閉じた状態から開いた状態にし、建造物のコーナー部などの作業困難場所におけるトタン板やアルミ板などの金属板の折り返し重なり部分を本考案の板金用横ツカミ工具の側方へ延長した第1返し部2,第2返し部4で挟む。
その際、正面で挟むことができない場合には、図3に示すように、板金加工用工具を取換えることなく本考案の板金用横ツカミ工具を横向きにして第1返し部2,第2返し部4の側方12で挟み、また正面で挟むことができる場合には、図4に示すように、本考案の板金用横ツカミ工具を真直ぐにして第1返し部2,第2返し部4の前方13で挟む。
さらに、前記側方へ延長した第1返し部2,第2返し部4は、第1柄部1,第2柄部3とは約45度傾いた姿勢関係になっているので、第1ハンドル3と第2ハンドル6の姿勢角度を変えることにより、トタン板やアルミ板などの金属板の折り返し重なり部分を簡単に挟持することができる。
図2に示すように、第1ハンドル3と第2ハンドル6を閉じた状態から開いた状態にし、建造物のコーナー部などの作業困難場所におけるトタン板やアルミ板などの金属板の折り返し重なり部分を本考案の板金用横ツカミ工具の側方へ延長した第1返し部2,第2返し部4で挟む。
その際、正面で挟むことができない場合には、図3に示すように、板金加工用工具を取換えることなく本考案の板金用横ツカミ工具を横向きにして第1返し部2,第2返し部4の側方12で挟み、また正面で挟むことができる場合には、図4に示すように、本考案の板金用横ツカミ工具を真直ぐにして第1返し部2,第2返し部4の前方13で挟む。
さらに、前記側方へ延長した第1返し部2,第2返し部4は、第1柄部1,第2柄部3とは約45度傾いた姿勢関係になっているので、第1ハンドル3と第2ハンドル6の姿勢角度を変えることにより、トタン板やアルミ板などの金属板の折り返し重なり部分を簡単に挟持することができる。
1 第1柄部
2 第1返し部
3 第1ハンドル
4 第2柄部
5 第2返し部
6 第2ハンドル
7 支軸部材
8 第1支軸部分
9 第1水平幅広部
10 第2支軸部分
11 第2水平幅広部
12 側方
13 前方
2 第1返し部
3 第1ハンドル
4 第2柄部
5 第2返し部
6 第2ハンドル
7 支軸部材
8 第1支軸部分
9 第1水平幅広部
10 第2支軸部分
11 第2水平幅広部
12 側方
13 前方
Claims (3)
- 第1柄部と側方へ延長した第1返し部とを備えた第1ハンドルと、第2柄部と側方へ延長した第2返し部とを備えた第2ハンドルと、前記第1ハンドルと第2ハンドルを交差状に枢着する支軸部材とから構成され、前記第1ハンドルは、ほぼ水平の第1柄部から斜め下方へ下がり第1支軸部分を経て第1水平幅広部となり、引き続き上方へ立ち上がり側方へ延長した第1返し部を備え、前記第2ハンドルは、ほぼ水平の第2柄部から斜め上方へ上がり第2支軸部分を経て第2水平幅広部となり、引き続き上方へ立ち上がり側方へ延長した第2返し部を備え、前記側方へ延長した第1返し部及び第2返し部は、側方及び前方の先端断面が前方へ向かって先細りの嘴状となっていることを特徴とする板金用横ツカミ工具。
- 前記第1ハンドルと前記第2ハンドルは、前記第1支軸部分及び第2支軸部分で支軸部材により交差状に枢着され、前記第1ハンドルと前記第2ハンドルを閉じると、前記側方へ延長した第1返し部、第2返し部同士が重なり合うようになっていることを特徴とする請求項1記載の板金用横ツカミ工具。
- 前記第1柄部と前記側方へ延長した第1返し部との姿勢関係は角度がついており、前記第1柄部を水平にすると前記側方へ延長した第1返し部は約45度上向きになり、逆に前記側方へ延長した第1返し部を水平にすると前記第1柄部が約45度上向きになるという関係となっていることを特徴とする請求項1記載の板金用横ツカミ工具。
Priority Applications (1)
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JP2009004420U JP3153559U (ja) | 2009-06-29 | 2009-06-29 | 板金用横ツカミ工具 |
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Family Applications (1)
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