JP3153501U - 人形玩具における股関節及び腰関節を含む腰部の被覆構造 - Google Patents

人形玩具における股関節及び腰関節を含む腰部の被覆構造 Download PDF

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Abstract

【課題】構造の複雑化及び高コスト化を招くことなく、可動領域の広域化及び関節構造の露出化の抑制を図ることができる人形玩具における股関節及び腰関節を含む腰部の被覆構造を提供する。【構成】腰部が、胴体部の下方に関節動可能に接続される股関節パーツと、股関節パーツに取付けられる腰部パーツとを有する。股関節パーツは、本体部と、股関節軸部と、脚部が関節動可能に接続される股関節球体部と、腰関節軸部と、胴体部が関節動可能に接続される股関節球体部とを有する。腰部パーツは、前後に2分割されて股関節パーツの本体部を挟み込むことで取付けられ、腰部パーツの前パーツ部には本体部の略前半部分が嵌合する股関節パーツ取付用前側凹部が形成され、後パーツ部には本体部の略後半部分が嵌合する股関節パーツ取付用後側凹部が形成され、前パーツ部と後パーツ部との接合部には腰関節軸部が嵌り込む腰関節軸部用凹部が形成されている。【選択図】図1

Description

本考案は人形玩具における股関節及び腰関節を含む腰部の被覆構造に関し、詳しくは人体の股関節及び腰関節と同様の動きが可能な人形玩具における股関節及び腰関節を含む腰部の被覆構造に関する。
首・肩・肘・手首・腰・股関節・膝・足首等の関節部分が動くことで人体と同様の動きに近づけようとする玩具人形がこれまで多種多様に提案されている。
各関節部分の内、股関節及び腰関節は静的・動的を含めて様々な姿勢をとる上で重要な関節であるが、よりリアルな関節動となるように可動領域を大きくとる構成とした場合、首・肩・肘・手首・膝・足首等の関節とは異なり、股関節や腰関節構造は表現的に実際の人体骨格から大きく逸脱し、かかる関節構造を露出状態とした場合には人形玩具としての外観にも影響するため、パンツ様の腰部パーツの内部に関節構造を内蔵してしまう構成とすることが提案されている(例えば、特許文献1等参照)。
特許第3341213号
特許文献1の技術は、パンツ様の腰部パーツに股関節パーツを挟み込み、更に胴部と腰部との接続部分については多数の部材から構成される腰関節部材を配設した構造である。
しかし特許文献1の技術では、簡単な関節構成の場合に生じてしまう可動領域の狭さや各接続部分における可動クリアランスの広域化による隙間の広がり過ぎを抑制することができるものとなっているが、腰関節構成が多数の部材から構成されることで複雑化し、高コスト化となるだけでなく、構成部品の多点数化及び構造の複雑化によって故障や破損が起こり易くなるという問題点を有している。
そこで本考案の課題は、構造の複雑化及び高コスト化を招くことなく、可動領域の広域化及び関節構造の露出化の抑制を図ることができる、人形玩具における股関節及び腰関節を含む腰部の被覆構造を提供することにある。
上記課題を解決する本考案は下記構成を有する。
1.股関節及び腰関節を含む腰部をパンツ構成の被覆体によって被覆して成る人形玩具における股関節及び腰関節を含む腰部の被覆構造において、
前記股関節を含む腰部が、
胴体部の下方に関節動可能に接続される股関節パーツと、
該股関節パーツに取付けられる腰部パーツと、
を有して成り、
前記股関節パーツが、本体部と、該本体部の両側方から左右に延びる股関節軸部と、該股関節軸部の各々の端部に設けられて2本の脚部が関節動可能に接続される股関節球体部と、前記本体部の上部から上方に延びる腰関節軸部と、該腰関節軸部の端部に設けられて前記胴体部が関節動可能に接続される股関節球体部と、を有し、
前記腰部パーツが、前後に2分割されて前記股関節パーツの本体部を前後から挟み込むことで該股関節パーツに取付けられる構成であって、該腰部パーツの2分割された略前半部分である前パーツ部には前記本体部の略前半部分が嵌合する股関節パーツ取付用前側凹部が形成され、該腰部パーツの2分割された略後半部分である後パーツ部には前記本体部の略後半部分が嵌合する股関節パーツ取付用後側凹部が形成され、前パーツ部と後パーツ部との接合部の少なくともいずれか一方には前記本体部から延びる前記腰関節軸部が嵌り込む腰関節軸部用凹部が形成されていること、
を特徴とする人形玩具における股関節及び腰関節を含む腰部の被覆構造。
2.前記股関節パーツの本体部の前面及び/又は後面には、下記構成の係止部が形成され、
前記腰部パーツの前パーツ部及び/又は後パーツ部には、前記係止部が嵌合する下記構成の被係止部が形成されていること、
を特徴とする上記1に記載の人形玩具における股関節及び腰関節を含む腰部の被覆構造。
[係止部の構成]
凹部、凹条、孔部のいずれか1つ、又は凸部、凸条、突起のいずれか1つを有する構成。
[被係止部の構成]
凸部、凸条、突起のいずれか1つ、又は凹部、凹条、孔部のいずれか1つを有する構成。
3.前記被覆体が、柔軟素材から成っていることを特徴とする上記2又は3に記載の人形玩具における股関節及び腰関節を含む腰部の被覆構造。
4.前記被覆体が、前記腰部の腰部パーツ及び股関節パーツの下方からはかせて取付けることで股関節を含む腰部を被覆する構成であることを特徴とする上記1〜3のいずれかに記載の人形玩具における股関節及び腰関節を含む腰部の被覆構造。
5.前記被覆体が、前記腰部の腰部パーツに取付けられる構成であることを特徴とする上記1〜4のいずれかに記載の人形玩具における股関節及び腰関節を含む腰部の被覆構造。
6.前記被覆体の内面に、下記構成の被覆体取付部が形成され、
前記腰部パーツの外面に、前記被覆体取付部が嵌合する下記構成の被覆体被取付部が形成されていること、
を特徴とする上記5に記載の人形玩具における股関節及び腰関節を含む腰部の被覆構造。
[被覆体取付部の構成]
凹部、凹条、孔部のいずれか1つ、又は凸部、凸条、突起のいずれか1つを有する構成。
[被覆体被取付部の構成]
凸部、凸条、突起のいずれか1つ、又は凹部、凹条、孔部のいずれか1つを有する構成。
請求項1に示す考案によれば、構造の複雑化及び高コスト化を招くことなく、可動領域の広域化及び関節構造の露出化の抑制を図ることができる、人形玩具における股関節及び腰関節を含む腰部の被覆構造を提供することができる。
特に、股関節パーツに、股関節を構成して脚部が可動可能に接続される股関節球体部と、腰関節を構成して胴体部が可動可能に接続される腰関節球体部が設けられていることから、構造が簡素でありながら可動領域の広域化と低コスト化を図ることができ、股関節を含む腰部をパンツ構成の被覆体によって被覆する構成を有することから、関節構造の露出化の抑制を図ることができる。
請求項2に示す考案によれば、股関節パーツに腰部パーツを取付けた際の一体性を高めることができる。
請求項3に示す考案によれば、股関節や腰関節で大きく関節動させた場合に各構成部材が被覆体と干渉しても、該被覆体が柔軟に変形するので、動きを妨げることがない。
請求項4に示す考案によれば、衣服と同じようにはかせる構成により、より自然な外観を呈する外形を得ることができる。
請求項5に示す考案によれば、胴体部に対して腰部が関節動する際に、腰部と一体化した状態で被覆体が動くことになるので、胴体部と腰部との可動のための間隙や股関節パーツに組み付けられた脚部パーツとの間隙等をより被覆して隠すことが可能となる。
請求項6に示す考案によれば、腰部パーツに被覆体をより安定した状態で取り付けることができる。
本考案に係る人形玩具における股関節及び腰関節を含む腰部の被覆構造の一実施例が適用された人形玩具の一部分解拡散概略斜視図 股関節パーツの一例を示す4面図(正面図、平面図、底面図、左側面図、背面図) 腰部パーツの前パーツ部の一例を示す4面図(正面図、平面図、底面図、左側面図、背面図) 腰部パーツの後前パーツ部の一例を示す4面図(正面図、平面図、底面図、左側面図、背面図) 股関節パーツへの腰部パーツの取付状態(取付前)の一例を一例を示す3面図(平面図、底面図、左側面図) 股関節パーツへの腰部パーツの取付状態(取付後)の一例を一例を示す4面図(正面図、平面図、底面図、左側面図) 被覆体の一例を示す3面図(平面図、A−A断面図、B−B断面図) 本考案の参考例が適用された人形玩具の一部分解拡散概略斜視図 参考例の腰部パーツの一例を示す3面図{(A)正面図、(B)左側面図、(C)底面図} 参考例のの股関節パーツの一例を示す4面図{(A)正面図、(B)左側面図、(C)底面図、(D)平面図} 参考例の腰部パーツと股関節パーツとから成る腰部の一例を示す3面図{(A)正面図、(B)左側面図、(C)底面図} 参考例の被覆体の一例を示す平面図
次に、添付の図面に従って本考案を詳細に説明する。
本考案に係る人形玩具における股関節及び腰関節を含む腰部の被覆構造は、図1に示すような人形玩具1の腰部2の構造に関するものであり、股関節及び腰関節を含む腰部2をパンツ構成の被覆体6によって被覆し、胴体部7、脚部8、頭部9、腕部10等の各構成部材の関節部分である首・肩・肘・手首・腰・股関節・膝・足首等の各部が動くように構成することで人体と同様の動きに近づけようとするものである。
人形玩具1における股関節及び腰関節を含む腰部2の被覆構造について図1〜図7に基いて更に詳説すると、
前記股関節を含む腰部2が、
胴体部7の下方に関節動可能に接続される股関節パーツ3と、
該股関節パーツ3に取付けられる腰部パーツ4・5と、
を有して成り、
前記股関節パーツ3が、本体部31と、該本体部31の両側方から左右に延びる股関節軸部32・32と、該股関節軸部32・32の各々の端部に設けられて2本の脚部8・8が関節動可能に接続される股関節球体部33・33と、前記本体部31の上部から上方に延びる腰関節軸部34と、該腰関節軸部34の端部に設けられて前記胴体部7が関節動可能に接続される股関節球体部35と、を有し、
前記腰部パーツ4・5が、前後に2分割されて前記股関節パーツ3の本体部31を前後から挟み込むことで該股関節パーツ3に取付けられる構成であって、該腰部パーツ4・5の2分割された略前半部分である前パーツ部4には前記本体部31の略前半部分が嵌合する股関節パーツ取付用前側凹部41が形成され、該腰部パーツ4・5の2分割された略後半部分である後パーツ部5には前記本体部31の略後半部分が嵌合する股関節パーツ取付用後側凹部51が形成され、前パーツ部4と後パーツ部5との接合部の少なくともいずれか一方(本実施例では両方)には前記本体部31から延びる前記腰関節軸部34が嵌り込む腰関節軸部用凹部42・52が形成された構成を有する。
また、前記股関節パーツ3の本体部31の前面31A及び/又は後面31B(本実施例では前面31Aと後面31Bの両面)には、掛止部36(前面31Aには36A、後面31Bには36B)が形成され、前記腰部パーツ4・5の前パーツ部4及び/又は後パーツ部5(本実施例では、前パーツ部4と後パーツ部5の両方)には、前記掛止部36(36A・36B)が嵌合する被掛止部43・53(前パーツ部4には43、後パーツ部5には53)が形成されていることが、股関節パーツ3に腰部パーツ4・5を取付けた際の一体性を高めることができるので好ましい。
掛止部36(36A・36B)は、本実施例では凸条から形成されているが、凸部、突起のいずれか1つ、又は凹部、凹条、孔部のいずれか1つを有する構成であってもよい。
また、被掛止部43・53は、本実施例では凹条から形成されているが、凹部、孔部のいずれか1つ、又は凸部、凸条、突起のいずれか1つを有する構成であってもよい。
尚、前パーツ部4と後パーツ部5との接合性を高めるために、前パーツ部4には突起44が、後パーツ部5には突起44が嵌合する孔部54が形成されていることが好ましい。
更に、前記股関節パーツ3の本体部31の前面31Aに腰部パーツの前パーツ部4を取付け、後面31Bに後パーツ部5を取り付ける際に、前後を誤って取付けてしまわないように、取付向きが明瞭に認識できるように前面31Aと後面31Bの形状が異なるように変えることが好ましい。本実施例では、前面31Aに角部を形成することで形状を変えている。
股関節パーツ3の材質としては、関節動させた際に生じる摩擦に対して耐磨耗性を有すると共に円滑な摺動性を確保し、更に衝撃や応力等に耐え得る強度や製造時の加工性・コスト等の諸条件を満たす素材であるポリアセタール(POM)やポリアミド(ナイロン)等が好ましく挙げられる。
腰部パーツ4・5の材質としては、ポリ塩化ビニル(PVC)やABS樹脂等を好ましく挙げることができる。該腰部パーツ4・5は、前記股関節パーツ3が関節部としての機能を確保すると共に上記した諸条件を満たすために難接着性材料で形成されることから、前記股関節パーツ3を前後から挟み込んだ状態で一体的に取付けられることで前記股関節パーツ3の支持体になることで他の構成部材である被覆体6が取付け易い構成及び材質となることが要求される。
上記した構成を有する腰部2を被覆するパンツ構成の被覆体6としては、柔軟素材から成っていることが好ましい。好ましい柔軟素材としては、例えば、熱可塑性ゴム(TPR)や軟質ポリ塩化ビニル(PVC)等を挙げることができる。
また被覆体6は、前記腰部2の股関節パーツ3及び腰部パーツ4・5の下方からはかせて取付ける構成であることが好ましく、該被覆体6が腰部パーツ4・5に取付けられる構成であることがより好ましい。
腰部パーツ4・5への被覆体6の取付構成としては、例えば、被覆体6の内面に、被覆体取付部61・62を形成しておき、該被覆体取付部61・62が嵌合する被覆体被取付部45・55を腰部パーツ4・5の外面に形成した構成とすることが好ましい。
被覆体取付部61・62としては、本実施例では被覆体6の内面の一部に形成した凹部としているが、凹条、孔部のいずれか1つ、又は凸部、凸条、突起のいずれか1つを有する構成であってもよい。
被覆体被取付部45・55としては、本実施例では腰部パーツ4・5の外面に形成した凸部としているが、凸条、突起のいずれか1つ、又は凹部、凹条、孔部のいずれか1つを有する構成であってもよい。
被覆体3で被覆された腰部2の構成以外の人形玩具1の構成、即ち、胴体部7、脚部8、頭部9、腕部10等並びに各部の関節構成等については、この種の公知公用の人形玩具の種々構成を特別の制限なく採ることができ、また、構成素材についても同様にこの種の公知公用の人形玩具の構成素材、例えば、ウレタン樹脂、アクリル樹脂、ABS樹脂、ナイロン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリプロピレン樹脂、スチロール樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリスチレン樹脂、FRP樹脂等を挙げることができる。
次に、図8〜図12に従って本考案の参考例を説明する。
本考案の参考例としては、下記構成を有する。
a.股関節を含む腰部をパンツ構成の被覆体によって被覆して成る人形玩具における股関節を含む腰部の被覆構造において、
前記股関節を含む腰部が、
胴体部の下方に関節動が可能な状態又は固定状態で取付けられる腰部パーツと、
該腰部パーツに下方から取付けられるパーツであって、脚部が関節動可能に取付けられる股関節球体部と、該股関節球体部を両端に有する連結軸部と、該連結軸部の略中央に設けられて前記腰部パーツへの取付固定部分となる略四角形の平板状取付部と、を有して成る股関節パーツと、
を有して構成されており、
前記股関節パーツの平板状取付部の略四角形の四辺の内、前記腰部パーツへの取付方向と平行な二辺の少なくともいずれか一方の辺に、凹溝又は凸条が形成されており、
該平板状取付部の凹溝又は凸条が形成された辺が接する前記腰部パーツの被取付部分に、前記凹溝又は凸条が嵌合する凸条又は凹溝が形成されていること
を特徴とする人形玩具における股関節を含む腰部の被覆構造。
b.前記股関節パーツの平板状取付部の略四角形の四辺の内、前記腰部パーツへの取付方向前方側に位置する一辺に、突起又は孔部が形成されており、
該突起又は孔部が形成された辺が接する前記腰部パーツの被取付部分に、前記突起又は孔部に嵌合する孔部又は突起が形成されていること
を特徴とする上記aに記載の人形玩具における股関節を含む腰部の被覆構造。
c.前記被覆体が柔軟素材から成っていることを特徴とする上記a又はbに記載の人形玩具における股関節を含む腰部の被覆構造。
d.前記被覆体が、前記腰部の腰部パーツ及び股関節パーツの下方からはかせて取付けることで股関節を含む腰部を被覆する構成であることを特徴とする上記a〜cのいずれかに記載の人形玩具における股関節を含む腰部の被覆構造。
e.前記被覆体が前記腰部の腰部パーツに取付けられる構成であることを特徴とする上記a〜dのいずれかに記載の人形玩具における股関節を含む腰部の被覆構造。
上記a構成によれば、製造組立時や使用時(遊戯時)に股関節パーツに大きな力が加わった場合でも、分離解体することなく形態を維持できる、人形玩具における股関節を含む腰部の被覆構造を提供することができる。
特に、股関節パーツが腰部パーツの下方から取り付けられる構成であり、この取付方向が、股関節パーツに脚部パーツを組み付ける際や使用時(遊戯時)に股関節位置で脚部を関節動させる際の股関節パーツに加わる応力方向と略一致するので、組み付け時や使用時(遊戯時)に加わる応力に耐え易い構造となっている。
更に、股関節パーツの平板状取付部に形成された凹溝又は凸条が取付方向と並行な辺に形成されていることから、この凹溝又は凸条が取付時のガイドとなるので、股関節パーツを腰部パーツの正しい位置に容易に取り付けることができる。
更にまた、股関節パーツの平板状取付部に形成された凹溝又は凸条と腰部パーツに形成された凸条又は凹溝とが嵌合する構成なので、使用時(遊戯時)に取付方向とは異なる方向、即ち、該取付方向と交わる方向に応力が加わった場合であっても、かかる方向への股関節パーツの位置ズレや分離等を著しく抑制することができる。
上記b構成によれば、股関節パーツの平板状取付部に形成された突起又は孔部と腰部パーツに形成された孔部又は突起とが嵌合する構成なので、使用時(遊戯時)に取付方向とは異なる方向、即ち、該取付方向と交わる方向に応力が加わった場合であっても、かかる方向への股関節パーツの位置ズレや分離等を更に抑制することができる。
上記c構成によれば、股関節位置で脚部を大きく関節動させた場合に脚部付け根部分が被覆体と干渉しても、該被覆体が柔軟に変形するので、脚部の動きを妨げることがない。
上記d構成によれば、被覆体をはかせて取り付ける方向が腰部パーツへの股関節パーツの取付方向と一致するので、この被覆体をはかせる際に股関節パーツに加わる力が該股関節パーツを分離してしまう方向に働かないため、該股関節パーツの位置ズレ・分離・脱落等の虞がない。従って、腰部パーツへの股関節パーツの固定(例えば、接着による固定等)が未だ不充分であっても被覆体の取付けが可能なので効率的に製造組立を行うことができる。
上記e構成によれば、胴体部に対して腰部が関節動する際に、腰部と一体化した状態で被覆体が動くことになるので、胴体部と腰部との可動のための間隙や股関節パーツに組み付けられた脚部パーツとの間隙等をより被覆して隠すことが可能となる。
上記a〜e構成を有する参考例について更に詳説すると、人形玩具における股関節を含む腰部の被覆構造は、図8に示すような人形玩具110の腰部120の構造に関するものであり、股関節を含む腰部120をパンツ構成の被覆体130によって被覆され、胴体部140、脚部150、頭部160、腕部170等の各構成部材の関節部分である首・肩・肘・手首・腰・股関節・膝・足首等の各部が動くように構成することで人体と同様の動きに近づけようとするものである。
人形玩具110における股関節を含む腰部120の被覆構造について図8〜図12に基いて更に詳説すると、
前記股関節を含む腰部120が、
胴体部140の下方に関節動が可能な状態又は固定状態(本実施例では関節動が可能な状態)で取付けられる腰部パーツ121と、
該腰部パーツ121に下方から取付けられるパーツであって、脚部150が関節動可能に取付けられる股関節球体部1221と、該股関節球体部1221を両端に有する連結軸部1222と、該連結軸部1222の略中央に設けられて前記腰部パーツ121への取付固定部分となる略四角形の平板状取付部1223と、を有して成る股関節パーツ122と、
を有して構成されており、
前記股関節パーツ122の平板状取付部1223の略四角形の四辺1223A〜1223Dの内、前記腰部パーツ121への取付方向と平行な二辺1223A・1223Bの少なくともいずれか一方の辺(本実施例では1223A)に、凹溝1223Eが形成されており、
該平板状取付部1223の凹溝1223Eが形成された辺1223Aが接する前記腰部パーツ121の被取付部分1211に、前記凹溝1223Eが嵌合する凸条1211Aが形成された構成を有する。
また、前記股関節パーツ122の平板状取付部1223の略四角形の四辺1223A〜1223Dの内、前記腰部パーツ121への取付方向前方側に位置する一辺1223Cに、孔部1223Fが形成されており、
該孔部1223Fが形成された辺1223Cが接する前記腰部パーツ121の被取付部分1223に、前記孔部1223Fに嵌合する突起1211Bが形成されている。
股関節パーツ122に脚関節パーツ151を介して脚部150を組み付ける際や、完成後の人形玩具110の使用時(遊戯時)に股関節位置で脚部150を関節動させる際には、股関節パーツ122及び腰部パーツ122に応力が加わることになるが、この応力の加わる方向が、腰部パーツ121に対する股関節パーツ122の取付方向と略一致するので、組み付け時や使用時(遊戯時)に加わる応力に耐え易い構造となっている。
また、使用時(遊戯時)等に前記取付方向とは異なる方向(例えば、取付方向に交差する方向等)に応力が加わった場合でも、平板状取付部1223の凹溝1223Eと腰部パーツ121の凸条1211Aとが嵌合することで前記取付方向とは異なる方向への股関節パーツ122の位置ズレ・分離・脱落等を抑制することができる。更に、凹溝1223Eと凸条1211Aとの嵌合に加えて、平板状取付部1223の孔部1223Fと腰部パーツ121の突起1211Bとを嵌合する構成とすることで、前記位置ズレ・分離・脱落等の抑制をより効果的とすることができる。
腰部パーツ121への股関節パーツ122の取付けに際しては、平板状取付部1223に形成された凹溝1223Eが取付方向と並行な辺1223Aに形成されていることから、この凹溝1223Eが取付時のガイドとなるので、股関節パーツ122を腰部パーツ121の正しい位置に容易に取り付けることができる。尚、この際、腰部パーツ121と股関節パーツ122とは、両部材が接する部分である辺1223A・1223B・1223C及び凹溝1223E、並びに被取付部分1211及び凸条1211A・突起1211Bに接着剤等の固着手段を塗設して接着固定構成とすることが好ましい。
上記構成を有する腰部120を被覆するパンツ構成の被覆体130としては、柔軟素材から成っていることが好ましい。好ましい柔軟素材としては、例えば、熱可塑性ゴム(TPR)や軟質ポリ塩化ビニル(PVC)等を挙げることができる。
また被覆体130は、前記腰部120の腰部パーツ121及び股関節パーツ122の下方からはかせて取付ける構成であることが好ましく、該被覆体130が腰部パーツ121に取付けられる構成であることがより好ましい。腰部パーツ121への被覆体130の取付構成としては、例えば、腰部パーツ121に形成された被覆体固定用凹部1212に、被覆体130の内側に形成された固定用突起131(図12参照)を接着剤等の固着手段を用いて取付固定する構成が好ましい。
被覆体130で被覆された腰部120の構成以外の人形玩具110の構成、即ち、胴体部140、脚部150、頭部160、腕部170等並びに各部の関節構成等については、この種の公知公用の人形玩具の種々構成を特別の制限なく採ることができ、また、構成素材についても同様にこの種の公知公用の人形玩具の構成素材、例えば、ウレタン樹脂、アクリル樹脂、ABS樹脂、ナイロン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリプロピレン樹脂、スチロール樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリスチレン樹脂、FRP樹脂等を挙げることができる。
以上、人形玩具における股関節を含む腰部の被覆構造の参考例について説明したが、当該参考例は種々の他の態様を採ることもできる。
例えば、上記参考例では、平板状四角部1223の辺1223Aに凹溝1223Eを形成したが、股関節パーツ122の腰部パーツ121への取付方向と平行なもう一辺である辺1223Bに形成されていてもよいし、辺1223Aと辺1223Bの両方に形成されていてもよい。辺1223Bに凹溝1223が形成される場合、該凹溝1223に嵌合する被取付部分1211の位置に凸条を形成することは言うまでもない。
また、上記参考例では、平板状四角部1223に凹溝1223E、腰部パーツ121に凸条1211Aを形成したが、平板状四角部1223に凸条、腰部パーツ121に凹溝を形成する構成であってもよいし、辺1223Aと辺1223Bの二辺で混在させて形成する構成であってもよい。
更に、上記参考例では、平板状四角部1223の辺1223Cに孔部1223Fを形成し、腰部パーツ121の被取付部分1211に突起1211Bを形成したが、孔部と突起の形成位置は逆であってもよい。また、孔部1223Fと突起1211Bは一組に限らず二組以上形成されていてもよい。
1 人形玩具
2 腰部
3 股関節パーツ
31 本体部
31A 本体部の前面
31B 本体部の後面
32 股関節軸部
33 股関節球体部
34 腰関節軸部
35 腰関節球体部
36 係止部
4 腰部パーツの前パーツ部
41 股関節パーツ取付用前側凹部
42 腰関節軸部用凹部
43 被掛止部
44 突起
45 被覆体被取付部
5 腰部パーツの後パーツ部
51 股関節パーツ取付用後側凹部
52 腰関節軸部用凹部
53 被掛止部
54 孔部
55 被覆体被取付部
6 被覆体
61 被覆体取付部
62 被覆体取付部
7 胴体部
8 脚部
81 脚関節パーツ
9 頭部
10 腕部
110 人形玩具(参考例)
120 腰部
121 腰部パーツ
1211 被取付部分
1211A 凸条
1211B 突起
1212 被覆体固定用凹部
122 股関節パーツ
1221 股関節球体部
1222 連結軸部
1223 平板状取付部
1223A〜D 平板状取付部の四辺
1223E 凹溝
1223F 孔部
130 被覆体
131 固定用突起
140 胴体部
150 脚部
151 脚関節パーツ
160 頭部
170 腕部

Claims (6)

  1. 股関節及び腰関節を含む腰部をパンツ構成の被覆体によって被覆して成る人形玩具における股関節及び腰関節を含む腰部の被覆構造において、
    前記股関節を含む腰部が、
    胴体部の下方に関節動可能に接続される股関節パーツと、
    該股関節パーツに取付けられる腰部パーツと、
    を有して成り、
    前記股関節パーツが、本体部と、該本体部の両側方から左右に延びる股関節軸部と、該股関節軸部の各々の端部に設けられて2本の脚部が関節動可能に接続される股関節球体部と、前記本体部の上部から上方に延びる腰関節軸部と、該腰関節軸部の端部に設けられて前記胴体部が関節動可能に接続される股関節球体部と、を有し、
    前記腰部パーツが、前後に2分割されて前記股関節パーツの本体部を前後から挟み込むことで該股関節パーツに取付けられる構成であって、該腰部パーツの2分割された略前半部分である前パーツ部には前記本体部の略前半部分が嵌合する股関節パーツ取付用前側凹部が形成され、該腰部パーツの2分割された略後半部分である後パーツ部には前記本体部の略後半部分が嵌合する股関節パーツ取付用後側凹部が形成され、前パーツ部と後パーツ部との接合部の少なくともいずれか一方には前記本体部から延びる前記腰関節軸部が嵌り込む腰関節軸部用凹部が形成されていること、
    を特徴とする人形玩具における股関節及び腰関節を含む腰部の被覆構造。
  2. 前記股関節パーツの本体部の前面及び/又は後面には、下記構成の係止部が形成され、
    前記腰部パーツの前パーツ部及び/又は後パーツ部には、前記係止部が嵌合する下記構成の被係止部が形成されていること、
    を特徴とする請求項1に記載の人形玩具における股関節及び腰関節を含む腰部の被覆構造。
    [係止部の構成]
    凹部、凹条、孔部のいずれか1つ、又は凸部、凸条、突起のいずれか1つを有する構成。
    [被係止部の構成]
    凸部、凸条、突起のいずれか1つ、又は凹部、凹条、孔部のいずれか1つを有する構成。
  3. 前記被覆体が、柔軟素材から成っていることを特徴とする請求項2又は3に記載の人形玩具における股関節及び腰関節を含む腰部の被覆構造。
  4. 前記被覆体が、前記腰部の腰部パーツ及び股関節パーツの下方からはかせて取付けることで股関節を含む腰部を被覆する構成であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の人形玩具における股関節及び腰関節を含む腰部の被覆構造。
  5. 前記被覆体が、前記腰部の腰部パーツに取付けられる構成であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の人形玩具における股関節及び腰関節を含む腰部の被覆構造。
  6. 前記被覆体の内面に、下記構成の被覆体取付部が形成され、
    前記腰部パーツの外面に、前記被覆体取付部が嵌合する下記構成の被覆体被取付部が形成されていること、
    を特徴とする請求項5に記載の人形玩具における股関節及び腰関節を含む腰部の被覆構造。
    [被覆体取付部の構成]
    凹部、凹条、孔部のいずれか1つ、又は凸部、凸条、突起のいずれか1つを有する構成。
    [被覆体被取付部の構成]
    凸部、凸条、突起のいずれか1つ、又は凹部、凹条、孔部のいずれか1つを有する構成。
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