JP3153479B2 - 冷媒回収装置および方法 - Google Patents

冷媒回収装置および方法

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JP3153479B2
JP3153479B2 JP25424196A JP25424196A JP3153479B2 JP 3153479 B2 JP3153479 B2 JP 3153479B2 JP 25424196 A JP25424196 A JP 25424196A JP 25424196 A JP25424196 A JP 25424196A JP 3153479 B2 JP3153479 B2 JP 3153479B2
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修司 山口
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵庫やエアコン
などを廃棄処分する際に回収される冷凍サイクル部内の
冷凍機油から冷凍機油に溶存している冷媒を高効率に、
あるいは短時間で分離、回収する冷媒回収装置および方
法に関するものである。特に、本発明は、冷蔵庫やエア
コンなどを廃棄処分する際に冷凍サイクル部内の冷凍機
油と冷凍機油に溶存している冷媒を高効率に回収し、冷
凍機油と冷媒を短時間に分離、回収する冷媒回収装置の
運転制御に適し、また、既存のガス状冷媒フロンの回収
装置に組み合わせて用いることにより、ガス状冷媒と冷
凍機油中に溶存している冷媒及び冷凍機油も短時間に分
離、回収する冷媒回収装置および方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、冷蔵庫やエアコン等は破砕もしく
は埋立により廃棄処分されていたため、冷媒として用い
られていたフロンガスは、廃棄処分する際に大気中に放
出されていた。
【0003】しかし、近年フロンガスによるオゾン層破
壊が世界的にも問題となっており、例えば、特開平6−
184348号公報に記載されているように冷媒フロン
ガスを回収する気運も高まってきている。しかしなが
ら、現在使用されている冷媒フロン回収装置はガス状に
なっている冷媒フロンの回収にとどまり、冷凍機油中に
溶存されている冷媒についてまでは回収しておらず、冷
凍機油を処理する際にフロンガスが大気中に放出されて
いる。冷凍機油中に溶存しているフロン量は外気温度、
冷凍サイクル部内の圧力により大きく変化するため、季
節変動等により冷媒フロンの回収率も大きく影響され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来技術においては、
冷蔵庫やエアコン等の廃棄処理の際に行うガス状フロン
の回収処理だけでは冷媒として用いられるフロンガスが
完全に回収されないという欠点がある。
【0005】更に、圧縮機のリサイクルを考えた場合、
現在の処理方法は破砕処理するのが一般的であるが、圧
縮機内に冷凍機油が残っている場合発火の恐れがあるの
で、圧縮機の破砕処理は安全性の面からも問題がある。
【0006】本発明の目的は、冷凍機油中に溶存してい
る冷媒フロンについても回収することができる冷媒回収
装置および方法を提供することにある。
【0007】本発明の他の目的は、現状未回収である冷
凍機油中に溶存している冷媒フロンについても冷凍機油
と供に回収し、冷凍機油と冷媒フロンを短時間で分離す
ることにより周囲温度に左右されず冷媒の高回収を行う
冷媒回収装置および方法を提供することにある。
【0008】本発明の他の目的は、近年普及しつつある
ガス状冷媒フロン回収装置に対して組み合わせて用いる
ことにより、ガス状の冷媒と冷凍機油中に溶存している
冷媒及びも冷凍機油も分離、高回収することができる冷
媒回収装置および方法を提供することにある。
【0009】本発明の更に他の目的は、発火の危険を伴
わずに圧縮機を破砕処理することができる冷媒回収方法
および装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、冷蔵庫、エアコン等の冷凍サイクルを利用
した被回収機の所定の位置に穴を開け、この穴より噴出
する冷媒及び冷凍機油の気液混合体の噴出圧力を緩衝す
る圧力緩衝タンクにより受け、前記噴出させた気液混合
体を冷媒及び冷凍機油に分離し、前記被回収機の穴から
前記圧力緩衝タンクに至る経路内を負圧にし、前記圧力
緩衝タンク内の圧力を検知し、この検知結果に応じて回
収動作を制御するようにしたものである。
【0011】本発明の望ましい実施例によれば、冷蔵庫
及びエアコン等の冷凍サイクルを利用した被回収機か
ら、ガス状冷媒を回収する装置を利用して、冷媒を回収
する装置において、穴開け装置と冷媒分離装置とを備
え、前記被回収機内に封入された冷媒を前記ガス状冷媒
を回収する装置に回収する構成において、前記穴開け装
置の冷媒及び冷凍機油の気液混合体噴出路に、圧力緩衝
タンクを介して前記冷媒分離装置につながる気液混合体
回収路を接続し、かつ、前記圧力緩衝タンクを介して前
記穴開け装置系内を負圧にする吸引装置の吸入路につな
がる真空吸引路を接続し、かつ、前記圧力緩衝タンクに
圧力センサを設け、前記穴開け装置系内若しくは前記気
液混合体の通過時の圧力検知を可能にすると共に、前記
穴開け装置の上下機構に駆動源を供給する第1供給路
と、前記穴開け装置のドリルの上下機構に駆動源を供給
する第3供給路と、前記穴開け装置のドリルの回転に駆
動源を供給する第2供給路と、を接続する一方、前記真
空吸引路に前記吸引装置による吸引操作開始に合わせて
開き、前記吸引装置による吸引開始後の前記圧力センサ
での検出圧力が第1低圧設定値を下回るとき閉じるよう
に制御される第1開閉弁を、前記気液混合体噴出路に前
記吸引装置による吸引開始操作に合わせて開き、前記圧
力センサでの検出圧力が第2低圧設定値を下回るとき閉
じるように制御される第2開閉弁を、前記気液混合体回
収路に、前記吸引装置による吸引操作開始後の前記圧力
センサでの検出圧力が第1高圧設定値を上回るとき開
き、前記吸引装置による吸引操作開始に合わせて閉じる
ように制御される第3開閉弁を、前記第1供給路に任意
の時期に開閉させることができるように制御される第4
開閉弁を、前記第2供給路に前記吸引装置による吸引操
作開始後の前記圧力センサでの検出圧力が第1低圧設定
値を下回るとき開き、前記第1高圧設定値を上回るとき
閉じるように制御される第5開閉弁を、前記第3供給路
に前記吸引装置による吸引操作開始後の前記圧力センサ
での検出圧力が第1低圧設定値を下回るとき開き、前記
第5開閉弁が閉じた時点を起点として予め設定された時
間経過後に閉じるように制御される第6開閉弁をそれぞ
れ介装することにした。
【0012】この場合、真空吸引時の気液混合体及び冷
媒の穴開け装置系外への流出を防ぐ目的から、真空吸引
路を気液混合体回収路と独立した経路とし、かつ、真空
吸引路の入口を圧力緩衝タンクの最上部に接続すること
にした。
【0013】また、気液混合体の回収時間を短縮するた
めの手段として真空吸引路に、吸引装置を介して冷媒分
離装置につながる大気放出路を接続し、被回収機内若し
くは穴開け装置系内に残存する気液混合体の冷媒分離装
置への吸引装置による送給を可能にするとともに、大気
放出路に圧力センサでの検出圧力が第2高圧設定値を下
回るとき開き第2低圧設定値を下回ると閉じるように制
御される第7開閉弁を介装し、第7開閉弁の開に合わせ
て吸引装置を作動させ、吸引装置の作動に合わせて第3
開閉弁を閉じ、圧力センサでの検出圧力が第2低圧設定
値を下回るとき吸引装置を停止させ、吸引装置の停止に
合わせて第3開閉弁を開けるように制御する運転制御手
段を設けることにした。
【0014】更に、圧力センサによる圧力検出手段にタ
イマーを組合わせて用い、圧力センサでの検出圧力が第
1低圧設定値検出後、第1高圧設定値検出までの時間測
定を可能とすると共に、測定時間が第1設定時間を越
え、かつ、圧力センサでの検出圧力が大気圧を下回ると
き前記穴開け装置の運転を停止させる制御手段を設ける
ことにした。この場合、冷媒を回収できた被回収機の処
理台数の記録及び集計を行う目的から、前記測定時間が
第1設定時間を越え、かつ、前記圧力センサでの検出圧
力が大気圧を下回るときの処理台数とそれ以外の条件の
場合の処理台数とを各々カウントさせるカウンターを組
合わせて用いることにした。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図1に
より説明する。図1は冷媒回収装置の構成図を示すもの
である。穴開け装置2の冷媒及び冷凍機油の気液混合体
噴出路3に、圧力緩衝タンク5を介して冷媒分離装置3
0につながる気液混合体回収路4を接続し、圧力緩衝タ
ンク5を介して穴開け装置2系内を負圧にする吸引装置
6の吸入路につながる真空吸引路7を接続し、圧力緩衝
タンク5に圧力センサ8を設け、穴開け装置2系内若し
くは気液混合体の通過時の圧力検知を可能にしている。
本実施例では、圧力緩衝タンクの容積を2リットルとし
た。これは、通常の200リットルクラスの冷蔵庫では
被回収機の容積は1リットル程度であること、及び、被
回収機1内に封入されている気液混合体の圧力が、大気
温度0℃において約2kg/平方cmG(ゲージ)、2
0℃において約5kg/平方cmG(ゲージ)、30℃
において約7kg/平方cmG(ゲージ)であり、実験
的に圧力緩衝タンクの容積を被回収機1の容積と同一程
度にすればシール部22の圧力は1/2以下に下がり、
2倍であれば1/3以下に下がることを確認した結果に
よるものである。すなわち、圧力緩衝タンク5は被回収
機の冷媒経路に連通されるので、圧力緩衝タンク5内の
圧力は穴を開けられた冷媒経路の圧力と関連した値とな
り、このため、圧力緩衝タンク5内の圧力検知は冷媒経
路の圧力検知に相当する。したがって、圧力緩衝タンク
5内の圧力変化を知ることにより、冷媒経路の圧力変化
を知ることができ、冷媒抜き取りの進行状態を知ること
ができる。抜き取り開始時は最大負圧となり抜き取り終
了時は大気圧となる。
【0016】また、穴開け装置2の上下機構9に駆動源
21を供給する第1供給路10と、穴開け装置2のドリ
ル11の上下機構12に駆動源21を供給する第2供給
路13と、穴開け装置2のドリル11の回転に駆動源2
1を供給する第3供給路14と、を接続する一方、真空
吸引路7に吸引装置6による吸引操作開始に合わせて開
き、吸引装置6による吸引開始後の圧力センサ8での検
出圧力が第1低圧設定値(L1)を下回るとき閉じるよ
うに制御される第1開閉弁15を、気液混合体噴出路3
に吸引装置6による吸引開始操作に合わせて開き、圧力
センサ8での検出圧力が第2低圧設定値(L2)を下回
るとき閉じるように制御される第2開閉弁16を、気液
混合体回収路4に、吸引装置6による吸引操作開始後の
圧力センサ8での検出圧力が第1高圧設定値(H1)を
上回るとき開き、吸引装置6による吸引操作開始に合わ
せて閉じるように制御される第3開閉弁17を、第1供
給路10に任意の時期に開閉させることができるように
制御される第4開閉弁18を、第2供給路13に吸引装
置6による吸引操作開始後の圧力センサ8での検出圧力
が第1低圧設定値(L1)を下回るとき開き、第1高圧
設定値(H1)を上回るとき閉じるように制御される第
5開閉弁19を、第3供給路に吸引装置6による吸引操
作開始後の圧力センサ8での検出圧力が第1低圧設定値
(L1)を下回るとき開き、第5開閉弁19が閉じた時
点を起点として予め設定された時間経過後に閉じるよう
に制御される第6開閉弁20を介装しており、圧力セン
サ8を入力として制御を行う運転制御手段を設けてい
る。ここで、第1低圧設定値は穴開け装置2及び圧力緩
衝タンク5系内の穴開け操作前の真空到達度を示すもの
である。本冷媒回収装置のように被回収機1と穴開け装
置以降の系内の圧力差を利用して、被回収機1内に封入
された気液混合体23の回収を行う場合、圧力差は大き
いほど良いが、絶対真空まで吸引することは現実的でな
く、時間も無限にかかる。また、通常、吸引装置として
用いられる真空ポンプの真空到達度は−0.7kg/平
方cmG(ゲージ)程度であり、吸引に要する時間を最
小限に抑える目的から、第1低圧設定値の範囲は−0.
5〜−0.7kg/平方cmG(ゲージ)の範囲が良
い。本実施例では、第1低圧設定値は−0.6kg/平
方cmG(ゲージ)とした。第1低圧設定値を−0.6
kg/平方cmG(ゲージ)とした場合の吸引所要時間
は約10秒であり、回収操作開始までの時間は十分に短
くなっている。また、第1高圧設定値は気液混合体23
の噴出初期の圧力を検出して比較するための設定値であ
る。本実施例では第1高圧設定値は、0〜0.1kg/
平方cmG(ゲージ)の範囲内で設定可能であり、本実
施例では、0.5kg/平方cmG(ゲージ)とした。
冷蔵庫等の被回収機から冷媒の回収を行う場合、圧縮機
の種類及び冷蔵庫の容積の違いによる封入量のばらつき
があるものの、これら種々の冷蔵庫を用いた冷媒回収実
験により、被回収機内に冷媒が封入されていれば、噴出
初期の圧力は穴開け後数秒で0.5kg/平方cmG
(ゲージ)以上に到達するのを確認した。また、第2低
圧設定値は被回収機1内に封入された気液混合体23の
回収終了の目安となる圧力設定値である。圧力緩衝タン
ク5は被回収機1の後流側に設置してあり、圧力緩衝タ
ンク5の検出圧力が大気圧を下回れば、被回収機1内の
圧力は当然大気圧以下となり、気液混合体23の回収が
ほぼ終了したことになる。被回収機1内に封入された冷
媒を完全に回収するためには圧力センサ8による検出圧
力が絶対真空になるまで吸引することが望ましいが、吸
引装置の場合と同様、現実的でなく、時間も無限に要す
る。本実施例では、第2低圧設定値は0〜−0.3kg
/平方cmG(ゲージ)の範囲で設定可能であり、本実
施例では、−0.2kg/平方cmG(ゲージ)とし
た。第2低圧設定値を−0.2kg/平方cmG(ゲー
ジ)とした場合の回収所要時間は冷蔵庫の場合1台当り
約3分であり、冷媒回収装置としての回収時間としては
妥当な時間である。
【0017】冷媒分離装置30では、気液混合体導入路
32に圧力調整弁44を設け、タンク31を介して冷媒
冷却装置33につながる冷媒回収路34を接続し、タン
ク31を介してタンク31内に貯蔵された冷凍機油を回
収する冷凍機油回収路35を接続し、タンク31上部に
圧力センサ36、安全弁37を設け導入された気液混合
体23の圧力検知を可能にすると共に、タンク31内部
にオイルミストセパレータ38、メッシュ39、液面セ
ンサ40、温度センサ41、ヒータ42、攪拌機43を
設け、冷媒分離装置30に導入された気液混合体23の
温度制御及び液面制御による冷媒と冷凍機油への分離を
可能にしている。
【0018】また、冷媒回収路34に運転開始に合わせ
て開き、運転終了時閉じるように制御される第7開閉弁
45を、冷凍機油回収路35に液面センサでの検出液面
レベルが上限設定値(LH)を上回るとき開くように制
御される第8開閉弁46を介装している。
【0019】この運転制御手段は、図2のタイムチャー
トに示すように被回収機1に穴開け装置2を矢印の方向
に上昇させて下方より押付け、シール部22の内部を大
気より遮断した後、吸引装置6を運転すると共に、第1
開閉弁15及び第2開閉弁16を開にする。これによ
り、図2に示すように圧力緩衝タンク5内の圧力は時間
と共に減少され、圧力緩衝タンク5ひいては穴開け装置
2系内の圧力が減少する。該運転により、図2に示すよ
うに、圧力緩衝タンク5の圧力は時間と共に減少され、
該系内の圧力が第1低圧設定値(L1=−0.6kg/
平方cmG(ゲージ))を下回れば、第1開閉弁7を閉
にして吸引装置6を停止させ、第5開閉弁19、第6開
閉弁20を開にし、ドリル11を回転、上昇させて、被
回収機1への穴開けを行う。穴貫通により、被回収機1
内部の冷媒及び冷凍機油の気液混合体23が噴出するた
め、図2に示すように圧力緩衝タンク5の圧力は時間と
共に増大され、圧力緩衝タンク5の圧力が第1高圧設定
値(H1=0.5kg/平方cmG(ゲージ))を越え
れば、第3開閉弁17を開にし、穴開け装置2と冷媒分
離装置30とを連通させ、第5開閉弁19、第6開閉弁
20を閉にし、ドリル11を後退させた後、ドリル11
の作動を停止する。これにより、貫通穴より気液混合体
23が噴出し、気液混合体噴出路3、圧力緩衝タンク
5、気液混合体回収路4を経て冷媒分離装置30へと送
給される。
【0020】こうして、気液混合体23の回収動作が進
行すれば、被回収機1内部ひいては、圧力緩衝タンク5
の圧力が低下し、圧力センサ8により第2低圧設定値
(L2=−0.2kg/平方cmG(ゲージ))を下回
り、被回収機1内部の気液混合体23がほぼ全量回収で
きたことが検知されると、第2開閉弁16及び第4開閉
弁18を閉じ、穴開け装置2系内を大気と遮断した状態
で、穴開け装置2と被回収機1の接合を解除する。とこ
ろで、被回収機1と穴開け装置2の接合が解除された後
においても、穴開け装置2の系内はガス状吸引装置6に
よって連続的に吸引されており、本回収操作後に引き続
き行われる被回収機1のセッティングの間も、穴開け装
置2系内に残存する冷媒も冷媒分離装置30へ吸引回収
することが出来るのである。冷媒分離装置30に導入さ
れた気液混合体23のうち導入初期の時点で分離されて
いる冷媒はオイルミストセパレータ38を上昇する過程
で油分が除去されて冷媒回収路を介して冷媒冷却装置3
3で30℃前後に冷却されて冷媒回収容器60に回収さ
れる。一方、冷凍機油中に溶けこんだ冷媒は冷凍機油と
共に自重によりメッシュ39を通過し、侠雑物が除去さ
れてタンク31に一時貯蔵されるが、タンク31に設け
たヒータ42による加熱作用及び攪拌装置43による均
一な攪拌作用により、冷凍機油に対する冷媒の溶解度が
低下し、冷凍機油からの冷媒分離が促進されると共に、
冷凍機油の粘性が低下し、冷凍機油に溶けこんだ冷媒の
気泡が液面に到達しやすくしている。気泡となった冷媒
はタンク31内を上昇し、メッシュ39を通過し、オイ
ルミストセパレータ38を上昇する過程で油分が除去さ
れ、冷媒回収路34を介して冷媒冷却装置33で30℃
前後に冷却されて冷媒回収容器60に回収される。以上
の一連の冷媒回収操作の結果、冷媒及び冷凍機油の回収
率は90%以上であった。
【0021】ところで、以上の制御では、被回収機1内
部と穴開け装置2系内の差圧のみを利用した運転形態で
あるが、気液混合体23の回収時間の短縮を図るため、
ドリル11による穴開け後の圧力緩衝タンク5内を通過
する気液混合体23を強制的に吸引させても良い。
【0022】すなわち、図3の構成図及び図4のタイム
チャートに示すように、所定の位置に被回収機1をセッ
トした後、吸引装置6を運転すると共に、第1開閉弁1
5を開にする。これにより、図4に示すように圧力緩衝
タンク5内の圧力は時間と共に減少され、圧力緩衝タン
ク5ひいては穴開け装置2系内の圧力が減少する。該系
内の圧力が第1低圧設定値(L1=−0.6kg/平方
cmG(ゲージ))を下回れば、第1開閉弁15を閉
に、第4開閉弁及び第5開閉弁を開にし、ドリルを回転
上昇させて、被回収機1への穴開けを行う。穴貫通によ
り、被回収機1内部の気液混合体23が噴出するため、
図4に示すように圧力緩衝タンク5の圧力は時間と共に
増大され、圧力緩衝タンク5の圧力が第1高圧設定値
(H1=0.5kg/平方cmG(ゲージ))を越えれ
ば、第4開閉弁及び第5開閉弁を閉にし、ドリル11を
後退させた後、ドリル11の作動を停止する。これによ
り、貫通穴より気液混合体23が噴出し、圧力緩衝タン
ク5を通過して冷媒分離装置30へと送給される。こう
して、気液混合体23の回収動作が進行すれば、被回収
機1内部ひいては、圧力緩衝タンク5の圧力が低下して
くる。噴出させた気液混合体23は、噴出初期の時点で
は、自圧のみにより気液混合体噴出路3から圧力緩衝タ
ンク8を経て冷媒分離装置30へと送給されることにな
る。回収時間の経過に伴い、自圧が低下してくると、吸
引装置6を通じての吸引作用により被回収機1から吸引
回収されることになる。実験の結果、自圧による気液混
合体23の能動的な送給と吸引作用による受動的な吸引
回収が切り替わる圧力値は0.3kg/平方cmG(ゲ
ージ)〜0.5kg/平方cmG(ゲージ)であること
を確認した。第2高圧設定値(H2)はこの切り替わり
の圧力値との比較を行う圧力設定値であり、本実施例で
は、0.4kg/平方cmG(ゲージ)とした。
【0023】圧力センサー8により第2高圧圧力設定値
(H2=0.4kg/平方cmG(ゲージ))を下回る
ことが検知されると、第3開閉弁、第8開閉弁46を閉
じ、第1開閉弁15、第7開閉弁45を開けて吸引装置
6を作動させて、被回収機1及び穴開け装置2系内の冷
媒を強制的に吸引し、大気放出路49を介して、冷媒分
離装置30へ送給する。圧力センサー8により第2低圧
設定値(L2)を下回り、被回収機1内部の気液混合体
23がほぼ全量回収できたことが検知されると、第2開
閉弁16及び第6開閉弁20を閉じ、穴開け装置2系内
を大気と遮断した状態で、穴開け装置2と被回収機1の
接合を解除する。こうして、より短時間のうちに回収動
作が進行される。上記操作による一連の冷媒回収操作の
結果、冷媒回収率は95%以上であり、冷凍機油も90
%以上回収できた。また、一連の冷媒回収操作に要する
時間は冷蔵庫1台あたり2.5分であり、冷媒回収時間
を更に短縮することができた。
【0024】なお、以上の制御では、吸引装置6を冷媒
分離装置30の上流側に設置して気液混合体23の強制
的な吸引を行ったが、吸引装置6を冷媒分離装置の後流
側に設置してもよい。
【0025】尚、上記図2、図4に示したいずれの場合
にも、一連の気液混合体の回収運転を一回だけ行うよう
にしたが、各圧力センサでの検出値と比較する高圧設定
値や低圧設定値を複数個設定することにより、これら回
収運転を長時間に渡って繰り返すこともよい。
【0026】ところで、以上の制御では、被回収機1に
冷媒が封入されている場合の運転形態であるが、冷媒が
封入されていない場合、若しくは封入された冷媒の大部
分が抜けてしまっている場合、これらを上記冷媒回収操
作により回収することは、時間の無駄である。このよう
な場合には、圧力センサ8による圧力検出手段にタイマ
ーを組合わせて用い、圧力センサ8での検出圧力が前記
第1低圧設定値(L1=−0.6kg/平方cmG(ゲ
ージ))検出後、第1高圧設定値(H1=0.5kg/
平方cmG(ゲージ))検出までの測定時間が第1設定
時間を越え、かつ、圧力センサでの検出圧力が大気圧を
下回るとき穴開け装置の運転を停止させるように制御す
ればよい。前記第1低圧設定値(L1=−0.6kg/
平方cmG(ゲージ))検出後、第1高圧設定値(H1
=0.5kg/平方cmG(ゲージ))検出までの時間
を種々の冷蔵庫を用いて測定した結果、第1設定時間は
15秒程度に設定するのがよい。また、上記の制御方法
にカウンターを組合わせて用い、前記測定時間が第1設
定時間を越え、かつ、前記圧力センサ8での検出圧力が
大気圧を下回るとき、これを未処理台数としてカウント
し、前記以外の条件の場合、これを処理台数としてカウ
ントするようにすれば前記被回収機1の処理台数、未処
理台数の記録、集計が可能となる。
【0027】また、気液混合体噴出路に圧力センサーを
付けたパーシングプライヤーを併設し、穴開け前に冷凍
サイクルの配管を挟みこんで冷凍サイクル内の圧力を測
定し、大気圧以下であれば、回収操作を行わないように
することにより、効率の良い冷媒回収ができることにな
る。
【0028】また、大気圧であっても冷凍機油中には冷
媒が溶けこんでいる場合が多く、その場合は吸引装置6
を前記気液混合体噴出路3あるいは前記気液混合体回収
路4に設け、前記測定時間が第1設定時間を越え、か
つ、前記圧力センサ8での検出圧力が大気圧を下回ると
き前記吸引装置を作動させるように制御すれば、被回収
機内の冷凍機油を強制的に回収することができ、冷媒分
離装置に導入することで冷凍機油に溶けこんだ冷媒の回
収が可能となる。
【0029】
【発明の効果】以上、本発明によれば、冷凍サイクルを
利用している被回収機からガス状の冷媒フロンと共に冷
凍機油も回収することにより、冷凍機油に溶存している
冷媒も回収することができ、また冷凍機油と冷媒フロン
を分離することにより周囲温度に左右されずに冷媒フロ
ンを高効率に高回収できる。また、冷凍機油と冷媒フロ
ンの噴出時の圧力を検知することにより、冷凍機油及び
冷媒フロンの封入量が種々異なるコンプレッサーにおい
ても、封入量に応じた回収時間で回収できる。更に、強
制的に噴出物を吸引することにより、封入量に左右され
ずに一定時間内での回収が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による冷媒回収装置の第1実施例を示す
構成図である。
【図2】図1に示す冷媒回収装置の運転状態の一例を示
すタイムチャートである。
【図3】本発明による冷媒回収装置の第2実施例を示す
構成図である。
【図4】図2に示す冷媒回収装置の運転状態の一例を示
すタイムチャートである。
【符号の説明】
1…被回収機、2…穴開け装置、3…気液混合体噴出
路、4…気液混合体回収路、5…圧力緩衝タンク、6…
吸引装置、7…真空吸引路、8…圧力センサ、9…送り
機構a、10…第1供給路、11…ドリル、12…送り
機構b、13…第2供給路、14…第3供給路、15…
第1開閉弁、16…第2開閉弁、17…第3開閉弁、1
8…第4開閉弁、19…第5開閉弁、20…第6開閉
弁、21…駆動源、22…シール部、23…気液混合
体、30…冷媒分離装置、31…タンク、32…気液混
合体導入路、33…冷媒冷却装置、34…冷媒回収路、
35…冷凍機油回収路、36…圧力センサ、37…安全
弁、38…オイルミストセパレータ、39…メッシュ、
40…液面センサ、41…温度センサ、42…ヒータ、
43…攪拌装置、44…圧力調整弁、45…第7開閉
弁、46…第8開閉弁、47…第9開閉弁、48…第1
0開閉弁、49…大気放出路、50…真空吸引装置、5
1…大気放出路、52…第11開閉弁、60…冷媒回収
容器。
フロントページの続き (72)発明者 藤森 幹治 山口県下松市大字東豊井794番地 日立 テクノエンジニアリング株式会社笠戸事 業所内 (56)参考文献 特開 平7−4791(JP,A) 特開 昭63−16910(JP,A) 特開 平7−88450(JP,A) 特開 昭59−219679(JP,A) 特開 昭59−197774(JP,A) 特開 平7−12436(JP,A) 特開 昭63−233274(JP,A) 特開 平9−287855(JP,A) 特開 平9−229521(JP,A) 実開 平6−75609(JP,U) 実開 昭51−98859(JP,U) 実開 平4−74270(JP,U) 登録実用新案3002520(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25B 45/00 F25B 43/02

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷蔵庫及びエアコン等の冷凍サイクルを利
    用した被回収機から、冷媒を回収する装置において、前
    記被回収機の所定の位置に穴を開ける穴開け装置と、前
    記穴開け装置の後流側に設けられ、前記穴開け装置によ
    る穴開けにより噴出する冷媒及び冷凍機油の気液混合体
    の噴出圧力を緩衝する圧力緩衝タンクと前記噴出させた
    気液混合体を冷媒及び冷凍機油に分離する冷媒分離装置
    と、前記穴開け装置系内及び前記圧力緩衝タンク内を負
    圧にする吸引装置と、を備えた冷媒回収装置において、
    前記穴開け装置の冷媒及び冷凍機油の気液混合体噴出路
    に、圧力緩衝タンクを介して前記冷媒分離装置につなが
    る気液混合体回収路を接続し、前記圧力緩衝タンクを介
    して前記穴開け装置系内を負圧にする吸引装置の吸入路
    につながる真空吸引路を接続し、前記圧力緩衝タンクに
    圧力センサを設け、前記穴開け装置系内若しくは前記気
    液混合体の通過時の圧力検知を可能にすると共に、前記
    圧力センサでの検出値と比較する低圧若しくは高圧設定
    値を設け、前記気液混合体噴出路若しくは前記気液混合
    体回収路若しくは前記真空吸引路に前記圧力センサでの
    検出値と前記設定値とを比較して開閉するように制御さ
    れる開閉弁をそれぞれ設けたことを特徴とする冷媒回収
    装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の冷媒回収装置において、前
    記穴開け装置の送り機構に駆動源を供給する第1供給路
    を接続し、前記穴開け装置のドリルの送り機構に駆動源
    を供給する第2供給路を接続し、前記穴開け装置のドリ
    ルの回転に駆動源を供給する第3供給路を接続し、前記
    圧力センサでの検出値と比較する低圧若しくは高圧設定
    値を設け、前記第1供給路若しくは前記第2供給路若し
    くは前記第3供給路に前記圧力センサでの検出値と前記
    設定値とを比較して開閉するように制御される開閉弁を
    それぞれ設けたことを特徴とする冷媒回収装置。
  3. 【請求項3】前記真空吸引路に設けた開閉弁が前記吸引
    装置による吸引操作開始に合わせて開き、前記吸引装置
    による吸引開始後の前記圧力センサでの検出圧力が第1
    低圧設定値を下回るとき閉じるように制御される第1開
    閉弁であり、前記気液混合体噴出路に設けた開閉弁が前
    記吸引装置による吸引開始操作に合わせて開き、前記圧
    力センサでの検出圧力が第2低圧設定値を下回るとき閉
    じるように制御される第2開閉弁であり、前記気液混合
    体回収路に設けた開閉弁が、前記吸引装置による吸引操
    作開始後の前記圧力センサでの検出圧力が第1高圧設定
    値を上回るとき開き、前記吸引装置による吸引操作開始
    に合わせて閉じるように制御される第3開閉弁であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の冷媒回収装置。
  4. 【請求項4】前記第1供給路に設けた開閉弁が任意の時
    期に開閉させることができるように制御される第4開閉
    弁であり、前記第2供給路に設けた開閉弁が前記吸引装
    置による吸引操作開始後の前記圧力センサでの検出圧力
    が第1低圧設定値を下回るとき開き、前記第1高圧設定
    値を上回るとき閉じるように制御される第5開閉弁であ
    り、前記第3供給路に設けた開閉弁が前記吸引装置によ
    る吸引操作開始後の前記圧力センサでの検出圧力が第1
    低圧設定値を下回るとき開き、前記第5開閉弁が閉じた
    時点を起点として予め設定された時間経過後に閉じるよ
    うに制御される第6開閉弁であることを特徴とする請求
    項2記載の冷媒回収装置。
  5. 【請求項5】前記真空吸引路に、前記吸引装置を介して
    前記冷媒分離装置につながる大気放出路を接続し、前記
    被回収機内若しくは前記穴開け装置系内に残存する前記
    気液混合体の前記冷媒分離装置への前記吸引装置による
    送給を可能にすると共に、前記大気放出路に前記圧力セ
    ンサでの検出圧力が前記第2高圧設定値を下回るとき開
    き前記第2低圧設定値を下回ると閉じるように制御され
    る第7開閉弁を介装し、前記第7開閉弁の開に合わせて
    前記吸引装置を作動させ、前記吸引装置の作動に合わせ
    て前記第3開閉弁を閉じ、前記圧力センサでの検出圧力
    が前記第2低圧設定値を下回るとき前記吸引装置を停止
    させ、前記吸引装置の停止に合わせて前記第3開閉弁を
    開けるように制御することを特徴とする請求項1記載の
    冷媒回収装置。
  6. 【請求項6】前記圧力センサでの検出値と比較する前記
    第1低圧設定値の範囲が−0.7kg/平方cmG(ゲ
    ージ)以上−0.5kg/平方cmG(ゲージ)以下の
    範囲で、望ましくは−0.6kg/平方cmG(ゲー
    ジ)であり、前記第1高圧設定値の範囲が0kg/平方
    cmG(ゲージ)以上1.0kg/平方cmG(ゲー
    ジ)以下の範囲で、望ましくは0.2kg/平方cmG
    (ゲージ)以上0.5 kg/平方cmG(ゲージ)以
    下であり、前記第2低圧設定値の範囲が0kg/平方c
    mG(ゲージ)以上−0.3kg/平方cmG(ゲー
    ジ)以下の範囲で、望ましくは−0.2kg/平方cm
    G(ゲージ)であり、前記第2高圧設定値の範囲が0.
    1kg/平方cmG(ゲージ)以上0.7kg/平方c
    mG(ゲージ)以下の範囲で、望ましくは0.3kg/
    平方cmG(ゲージ)以上0.5 kg/平方cmG
    (ゲージ)以下であることを特徴とする請求項1から5
    のいずれかに記載の冷媒回収装置。
  7. 【請求項7】前記真空吸引路を前記気液混合体回収路と
    独立した経路とし、かつ、前記真空吸引路の入口を前記
    圧力緩衝タンクの最上部に設けたことを特徴とする請求
    項1に記載の冷媒回収装置。
  8. 【請求項8】前記圧力センサによる圧力検出手段にタイ
    マーを組合わせて用い、前記圧力センサでの検出圧力が
    前記第1低圧設定値検出後、第1高圧設定値検出までの
    時間測定を可能とすると共に、前記測定時間が第1設定
    時間を越え、かつ、前記圧力センサでの検出圧力が大気
    圧を下回るとき前記穴開け装置の運転を停止させるよう
    に制御することを特徴とする請求項1から3のいずれか
    に記載の冷媒回収装置。
  9. 【請求項9】請求項8記載の冷媒回収装置にカウンター
    を組合わせて用い、前記被回収機の処理台数の記録、集
    計を可能にすると共に、前記測定時間が第1設定時間を
    越え、かつ、前記圧力センサでの検出圧力が大気圧を下
    回るときの処理台数とそれ以外の条件の場合の処理台数
    とを各々カウントさせるように制御することを特徴とす
    る請求項1及び請求項8のいずれかに記載の冷媒回収装
    置。
  10. 【請求項10】前記第1測定時間の範囲が5秒以上30
    秒以下の範囲で、望ましくは、10秒以上20秒以下で
    あることを特徴とする請求項8及び請求項9のいずれか
    に記載の冷媒回収装置。
  11. 【請求項11】冷蔵庫、エアコン等の冷凍サイクルを利
    用した被回収機の所定の位置に穴を開ける穴開け装置
    と、前記穴開け装置の後流側に設けられ、前記穴開け装
    置による穴開けにより噴出する冷媒及び冷凍機油の気液
    混合体の噴出圧力を緩衝する圧力緩衝タンクと、前記噴
    出させた気液混合体を冷媒及び冷凍機油に分離する冷媒
    分離装置と、前記穴開け装置系内及び前記圧力緩衝タン
    ク内を負圧にする吸引装置と、前記圧力緩衝タンク内の
    圧力を検知する圧力検知手段と、この圧力検知手段によ
    る検知結果に応じて、前記穴開け装置、圧力緩衝タン
    ク、冷媒分離装置および吸引装置の少なくとも1つの装
    置の動作を制御する制御手段とを備えたことを特徴とす
    る冷媒回収装置。
  12. 【請求項12】請求項11記載の冷媒回収装置におい
    て、前記圧力検知手段により前記圧力緩衝タンク内の圧
    力が負圧から大気圧に近ずくことを検出すると前記被回
    収機からの回収を停止させる停止手段を設けたことを特
    徴とする冷媒回収装置。
  13. 【請求項13】請求項11記載の冷媒回収装置におい
    て、前記圧力検知手段により前記圧力緩衝タンク内の圧
    力が負圧から大気圧に近ずくことを検出すると前記被回
    収機からの回収を停止し、新たな被回収機からの回収を
    開始させる被回収機交換手段を設けたことを特徴とする
    冷媒回収装置。
  14. 【請求項14】冷蔵庫、エアコン等の冷凍サイクルを利
    用した被回収機の所定の位置に穴開け装置により穴を開
    ける穴開け工程と、前記穴より噴出する冷媒及び冷凍機
    油の気液混合体の噴出圧力をタンクにより緩衝する圧力
    緩衝工程と、前記タンクに蓄積された気液混合体を冷媒
    及び冷凍機油に分離する冷媒分離工程と、前記穴開け装
    置系内及び前記タンク内を負圧にする吸引工程と、前記
    タンク内の圧力を検知する圧力検知工程と、この圧力検
    知工程による検知結果に応じて、前記穴開け装置、圧力
    緩衝タンク、冷媒分離装置および吸引装置の少なくとも
    1つの装置の動作を制御する動作制御工程とを備えたこ
    とを特徴とする冷媒回収方法。
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