JP3152855U - 文具用カバー体 - Google Patents

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Abstract

【課題】非常に簡易な構成でありながらペンホルダを必要に応じて着脱自在な構造とすることで、利便性や装飾性(デザイン性)の向上を図った文具用カバー体を提供する。【解決手段】文具2を被覆する外装部4と、ペン10を保持するとともに、外装部に対して着脱自在な構造を成す保持部8とを備え、文具に外装される文具用カバー体Aにおいて、外装部は、文具を装着するための文具装着手段と、保持部を取り付け可能及び取り外し可能とするための被着脱手段とを有し、保持部は、ペンを保持するための保持手段(ホルダ部8a)と、被着脱手段と連携することで、着脱自在とするための着脱手段とを有しており、外装部には、少なくとも一箇所が開口されたポケット6a,6bを設けるとともに、ポケットに被着脱手段として孔部6hを備え、保持部には、孔部の周縁部と係止させることが可能な係止部8bを着脱手段として備える。【選択図】図1

Description

本考案は、例えば、手帳やノート、メモ等の文具類(書籍類も含む)、携帯端末(いわゆる電子文具)類などの外部(背側)に装着するための文具用カバー体に関し、特に当該カバー体に設けられたペン(一般的な筆記具や画面(タッチパネル)操作用のタッチペンなど)を保持するための保持部(ペンホルダ)の改良に関する。
従来から、手帳やノート、メモ等の文具類や携帯端末類などは、使用時や携行時におけるこれらの保護及び補強を図ること、あるいは利便性を高めることなどを目的として、所定のカバー体を外装した状態で使用される場合がある(特許文献1参照)。かかるカバー体としては、例えば、皮革、合成樹脂、布など各種の素材で成り、所定のペン(鉛筆、シャープペンシル、ボールペン、サインペン及び万年筆等の筆記具、あるいは画面(タッチパネル)操作用のタッチペンなど)を保持しておくための保持部(ペンホルダ)を備えたもの(図3参照)、あるいはクレジットカードやキャッシュカードなどのカード類を収容しておくためのカードホルダを備えたもの、さらには、カバー体を外装した手帳などが不用意に開かないようにするためのファスナーやベルト等を備えたものなど、各種のタイプが知られている。
例えば、図3に示すように、所定のペン10を保持するためのペンホルダ80を備えたタイプのカバー体Bの場合、当該ペンホルダ80に所定のペン10を保持しておくことで、必要な時に直ちにメモ帳20等にメモを取ることなどが可能となり、利便性の向上に資するという点においては、ペンホルダ80が果たす役割は大きい。
登録実用新案第3062932号公報
その一方で、ペン10を保持する必要が無い場合や、メモ帳20等の使用時や携行時などにおいては、ペンホルダ80が必須の部材とはならない場合があり、この場合は逆に邪魔で不必要な部材となってしまうことも否めない。また、図3には、環状を成すペンホルダ80がカバー体Bから大きく突出するように設けられ、所定のペン10を挿通して嵌入させることで当該ペン10を保持するカバー体Bの構成例を示しているが、このようにペンホルダ80がカバー体Bから常に大きく突出するように設けられている場合、カバー体B自体の装飾性(デザイン性)を低下させる要因ともなりやすい。
本考案は、このような課題を解決するためになされており、その目的は、非常に簡易な構成でありながらペンホルダを必要に応じて着脱自在な構造とすることで、利便性の向上を図るとともに、装飾性(デザイン性)の向上を図った文具用カバー体を提供することにある。
このような目的を達成するために、本考案に係る文具用カバー体は、文具を被覆する外装部と、ペンを保持するとともに、前記外装部に対して着脱自在な構造を成す保持部とを備え、文具に外装される。かかる文具用カバー体において、前記外装部は、前記文具を装着するための文具装着手段と、前記保持部を取り付け可能及び取り外し可能とするための被着脱手段とを有し、前記保持部は、前記ペンを保持するための保持手段と、前記被着脱手段と連携することで、着脱自在とするための着脱手段とを有しており、前記外装部には、少なくとも一箇所が開口されたポケットが設けられるとともに、当該ポケットに前記被着脱手段として孔部が備えられ、前記保持部には、前記孔部の周縁部と係止させることが可能な係止部が着脱手段として備えられている。
この場合、前記保持部は、前記保持手段としてホルダ部を備えており、前記孔部は、前記ホルダ部を挿通することが可能である一方で、前記係止部を挿通することが不可能となるように、その大きさが設定されている。
その際、前記ホルダ部は、環状を成し、当該環状部分に挿通されたペンを嵌入することで、当該ペンを保持する。
例えば、略一定の幅に設定された帯状部材の両端部位を重ね合わせ、当該両端部位を固定することで前記ホルダ部を環状に構成し、前記係止部は、前記帯状部材の少なくとも一端部位を拡幅させて構成することができる。
なお、前記保持部は、前記ホルダ部の径寸法を変更するための寸法変更手段を有していてもよい。
また、前記外装部は、2つの平面部位とこれらを連結する折り返し部位を有し、前記2つの平面部位が見開き状態から折り返し部位を中心として折り畳み可能に構成し、前記ポケットは、前記折り返し部位へ向けて開口され、前記文具の一部を挿し込んで保持する前記文具装着手段として構成することができる。
以上のような構成の文具用カバー体において、前記外装部及び前記保持部は、公知の各種素材で構成することができ、例えば、いずれも各種の皮革製とすることが可能である。
本考案に係る文具用カバー体によれば、非常に簡易な構成でありながら、ペンホルダを必要に応じて着脱自在な構造とすることができる。この結果、例えば、手帳やノート、メモ等の文具類(書籍類も含む)、携帯端末(いわゆる電子文具)類などにカバー体を外装させることで、その利便性の向上を図るとともに、装飾性(デザイン性)の向上を図ることが可能となる。
本考案の一実施形態に係る文具用カバー体の構成を示す図であって、(a)は、保持部(ペンホルダ)が外装部(ポケット)へ取り付けられる前の見開き状態を示す図、(b)は、保持部(ペンホルダ)の外装部(ポケット)への取り付け状態(係止部を孔部の周縁部へ係止させた状態)を示す図、(c)は、文具(メモ帳)に文具用カバー体を外装させるともに、保持部(ペンホルダ)にペンを保持させた状態を示す図である。 保持部(ペンホルダ)の径寸法変更手段の構成を示す図であって、(a)は、保持部(ペンホルダ)の初期状態を示す図、(b)は、取り除く調整部の領域を示す図、(c)は、調整部を取り除いた後の保持部(ペンホルダ)の状態を示す図、(d)は、保持部(ペンホルダ)に比較的小径のペンを保持した状態を示す図、(e)は、保持部(ペンホルダ)に比較的大径のペンを保持した状態を示す図である。 従来の文具用カバー体の構成を示す図である。
以下、本考案の一実施形態に係る文具用カバー体について、添付図面を参照して説明する。なお、本考案の文具用カバー体(以下、単にカバー体ともいう)は、各種の文具を使用する際や携行する際、当該文具の保護や補強を図るべく、あるいは装飾性(デザイン性)を高めるべく、当該文具に外装される。この場合、カバー体が外装される文具としては、手帳やノート、メモ等の文具類(書籍類も含む)、携帯端末(いわゆる電子文具)類などを想定することができる。具体的には、見開いた状態で使用される手帳やノート、切り離し可能に一綴りとなったメモ帳、画面(タッチパネル)をタッチ操作して入力等の動作を行う電子辞書やゲーム機などが該当するが、本実施形態においては、上下(若しくは左右)に見開き可能なメモ帳をカバー体が外装される文具の一例として想定する。
また、上述したような各種の文具を外装可能であれば、カバー体(後述する外装部4及びペンホルダ8)の素材は特に限定されず、公知の各種素材で構成することができる。例えば、皮革、合成樹脂、布など各種の素材でカバー体を構成すればよいが、本実施形態においては、カバー体が各種の皮革製(本革製や合成皮革製)である場合を一例として想定する。その際、当該皮革は、一枚の革生地であってもよいし、二枚の革生地を重ね合わせたもの、さらには当該二枚の革生地の間に所定の芯材を介在させた二重構成(二枚合わせ)のものなどであってもよい。また、所定の箇所(後述する平面部位4a,4b及び折返し部位4cなど)を別々の革生地で構成してつなぎ合わせることで、カバー体を構成してもよい。
図1(a)から(c)には、本考案の一実施形態に係る文具用カバー体Aの構成が示されており、当該カバー体Aには、文具(一例として、メモ帳)2を被覆する外装部4と、ペン10を保持するとともに、外装部4に対して着脱自在な構造を成す保持部(以下、ぺンホルダという)8が備えられている。なお、ペン10としては、例えば、鉛筆、シャープペンシル、ボールペン、サインペン及び万年筆等の筆記具、あるいは画面(タッチパネル)操作用のタッチペンなど、各種のものを想定することができるが、本実施形態においては、文具として想定するメモ帳2への書き込みが可能な筆記具であれば何でも構わない。
外装部4は、2つの平面部位4a,4bとこれらを連結する折返し部位4cを有し、平面形状が文具2の見開き方向へ長尺となる四辺形(長方形)を成しており、2つの平面部位4a,4bが見開き状態から重なるように、折返し部位4cを中心として折り畳み可能に構成されている。なお、図1(a)から(c)には、平面形状が文具2の見開き方向へ長尺となる四辺形(角部に面取りを施した長方形)を外装部4の一構成例として示しているが、外装部の構成(形状及び大きさ)はこれに限定されず、例えば、文具の見開き方向へ短尺となる四辺形であってもよいし、平面形状が円形や楕円形、あるいは四辺形以外の多辺形などであっても構わない。すなわち、外装される文具の構成(形状及び大きさ)に応じて任意の形状や大きさに構成すればよい。
外装部4は、各平面部位4a,4bがそれぞれ文具2の見開き1ページ分の平面領域よりも一回り大きな大きさとし、これらの平面部位4a,4bが文具2の見開き方向の略中間位置で連結されるように折返し部位4cを介在させて構成する。これにより、文具(一例として、メモ帳)2を見開いた状態(別の捉え方をすれば、使用状態)、及び折り畳んで閉じた状態(同、携行状態)のいずれにおいても、外装部4を当該文具2の背側(見開き側の反対側)の全体を被覆可能な構成とすることができる。
なお、本実施形態においては、見開き状態から折り畳み可能となるように、2つの平面部位4a,4bと折返し部位4cで外装部4を構成しているが、例えば、外装部は、折り畳んで閉じた状態における文具2の背側全体(メモ帳2の裏表紙2a)のみを被覆可能な構成とすることも可能である(外装部4を平面部位4aのみとした構成に相当)。
外装部4は、文具2を装着するための文具装着手段を有している。文具装着手段としては、例えば、文具を挿し込むことが可能なポケット、文具に形成された穴と連結される開閉可能なリング、文具を挟み込むことが可能なクリップなどを想定することができる。図1(a)には、外装部4の双方の平面部位4a,4bの見開き側に対し、文具2の一部(一例として、メモ帳2の表紙2bと裏表紙2a(図1(c)参照))を挿し込んで保持するポケット6a,6bを文具装着手段としてそれぞれ形成した外装部4の構成を、一例として示している。なお、ポケットは、外装部4のいずれか一方の平面部位(平面部位4a若しくは4b)の見開き側のみに形成してもよい。
図1(a)に示す構成においては、外装部4の一方の平面部位4aに対し、その見開き側に当該平面部位4aと略同一の大きさの四辺形を成す革生地を重ね、当該革生地の折返し部位4c側を除く3つの外周縁を平面部位4aへ固定することで、折返し部位4c側に開口を有するポケット6aが文具装着手段の一例として形成されている。なお、平面部位4aに重ねた革生地の2つの外周縁(折返し部位4c側及びその反対側を除いた外周縁)を平面部位4aへ固定することで、折返し部位4c側及びその反対側の両方に開口を有するポケットを文具装着手段として形成してもよい。
また、外装部4の他方の平面部位4bに対しては、その見開き側に当該平面部位4bの略半分程度の大きさの四辺形を成す革生地を、4つの外周縁のうちの2つが平面部位4bの外周縁に沿うように重ね、平面部位4bの外周縁と沿う革生地の2つの外周縁を当該平面部位4bへ固定することで、折返し部位4c側、及び見開き方向と直交する一方側に開口を有するポケット6bが文具装着手段の一例として形成されている。
外装部4が文具装着手段としてポケット6a,6bを備えることで、これらに文具2の一部をそれぞれ挿し込むことにより、当該文具2に対してカバー体Aを外装することができる。この場合、一例として、ポケット6aにメモ帳2の裏表紙2aを挿し込むとともに、ポケット6bに当該メモ帳2の表紙2bを挿し込めばよい(図1(c))。
なお、ポケット6a,6bは、文具2の一部(一例として、メモ帳2の表紙2bや裏表紙2a)を挿し込んで装着することが可能であれば、その大きさは特に限定されない。また、ポケット6a,6bを形成する際、革生地の平面部位4a,4bへの固定方法は、縫製、ビス止め、接着、溶着など、公知の各種方法を適用すればよい。
このようなカバー体Aにおいて、ペンホルダ8は、ペン10(一例として、筆記具)を保持するための保持手段と、後述する外装部4の被着脱手段(ポケット6aに備えられた孔部6h)と連携することで、外装部4に対して着脱自在とするための着脱手段を有している。図1(a)には、外装部4のポケット6aへペンホルダ8を着脱自在に設けた構成を一例として示している。この場合、ペンホルダ8は、環状を成し、当該環状部分に挿通されたペン10(一例として、筆記具)を嵌入して保持するためのホルダ部8aを保持手段として備えているとともに、孔部6hの周縁部と係止させることが可能な係止部8bを着脱手段として備えており、当該係止部8bを必要に応じて前記孔部6hの周縁部と係止させることで、外装部4へ着脱自在な構造となっている。
ホルダ部8aは、略一定の幅(図1(b)に示す寸法W1)に設定された帯状部材(一例として、帯状の革生地)の両端部位を重ね合わせ、当該両端部位を固定(例えば、縫製、ビス止め、接着、溶着など)することで環状に構成されており、係止部8bは、前記帯状部材(帯状の革生地)の少なくとも一端部位(一例として、両端部位)を拡幅させて構成されている。その際、重ね合わせた革生地の両端部位の両側縁をそれぞれ所定の長さで拡幅し、対称的に突出させるように係止部8bを構成すればよい(図1(b)に示す寸法L2及びW2参照)。すなわち、ペンホルダ8は、その平面形状が略T字状を成すように構成されている(W1<W2)(図2(a)参照)。ただし、ペンホルダ8は、重ね合わせた帯状部材(一例として、帯状の革生地)の両端部位の両側縁を非対称に突出させた構成とすることも可能であるし、一方の側縁のみを突出させた構成とすることも可能である。また、ホルダ部8aは、一定の幅(図1(b)に示す寸法W1)ではなく、任意の箇所を異なる幅とした構成とすることも可能である。
これに対し、外装部4には、ペンホルダ8を取り付け可能及び取り外し可能とするための被着脱手段として、ポケット6aの内外を連通させる孔部6hが備えられている。孔部6hは、ペンホルダ8のホルダ部8aを挿通することが可能である一方で、当該ペンホルダ8の係止部8bを挿通することが不可能となるように、その大きさが設定されている。図1(a)には、文具2の見開き方向に長尺の貫通孔(長孔)として穿孔された孔部6hの構成例を示している。この場合、孔部6hの最大径(図1(b)に示す寸法D1)は、ペンホルダ8のホルダ部8aの幅寸法w1よりも僅かに大寸で、かつ当該ペンホルダ8の係止部8bの幅寸法w2よりも小寸に設定されている。なお、図1(a)において、孔部6hは、ポケット6aの開口近傍で、かつ見開き方向と直交する方向の一方側端部(ポケット6bの配設位置とは逆側)に配されているが、孔部の配孔位置はこれに限定されず、任意に設定することが可能である。例えは、見開き方向と直交する方向に対してポケット6bの配設位置と同一側や、見開き方向の端部(外周縁部)などに孔部を配した構成であってもよい。
これにより、外装部4のポケット6aへペンホルダ8を一旦収容し、当該ポケット6aの内側から外側へ向け、孔部6hにホルダ部8aをその径方向から挿通することができるとともに、挿通したホルダ部8aを孔部6hから突出させることができる。さらに、係止部8bが孔部6hの周縁部へ当接されるまでホルダ部8aを孔部6hへ挿通する(若しくは、孔部6hから引き出す)ことで、ホルダ部8aがポケット6aの孔部6hから突出した状態で係止部8bを孔部6hの周縁部へ係止させることができる(図1(b)参照)。すなわち、ペンホルダ8を外装部4(具体的には、ポケット6a)に対して容易に取り付けることができる。
そして、孔部6hから突出したホルダ部8aに対し、所定のペン10(一例として、筆記具)を挿通して嵌入させることで、当該ペン10と孔部6hが干渉し、ペンホルダ8が外装部4(具体的には、ポケット6a)に対して位置決め固定されるとともに、当該ペンホルダ8にペン10を保持することができる(図1(c)参照)。なお、その際、ペン10がクリップ10c付きのものである場合(図1(c))、当該クリップ10cでホルダ部8aを挟むことで、より安定してペンホルダ8にペン10を保持することが可能となる。
なお、環状を成すホルダ部8aの径寸法(図1(b)及び図2(a)に示す寸法L1)は、保持するペン10の太さ(径寸法)に応じて任意に設定すればよいが、当該ペン10の最も細い部位(例えば、ペン先)の径寸法(最小径寸法)よりも大寸で、かつ最も太い部位(例えば、ペン軸)の径寸法(最大径寸法)よりも小寸に設定することが好ましい。これにより、所定のペン10をペン先からホルダ部8aへ挿通し嵌入していくと、そのペン軸部分でホルダ部8aへ隙間なく密着させることができ、当該ペン10をペンホルダ8に安定して保持することが可能となる。逆に、ホルダ部8aに嵌入されたペン10のペン軸部分を把持し、ホルダ部8aから引き抜くことで、当該ペン10を容易にペンホルダ8から取り外すことができる。
また、本実施形態において、ペンホルダ8は、ホルダ部8aの径寸法を変更するための径寸法変更手段を有している。図2(a)から(c)には、保持するペン10(一例として、筆記具)の太さに応じて取り除くことが可能な調整部8cを、径寸法変更手段として前記係止部8bに備えたペンホルダ8の構成の一例を示している。これにより、ペンホルダ8を、保持するペン10(一例として、筆記具)の太さに応じてホルダ部8aの径寸法を容易に拡大変更可能な構成としている(図2(d)及び(e)参照)。
この場合、ペンホルダ8は、ホルダ部8a(幅寸法w1の部分)と比較して係止部8b(幅寸法w2の部分)を大きく設定することで、その拡大領域として調整部8cを設けた構成となっている(L1<L2)(図2(a)参照)。そして、調整部8c(別の捉え方をすれば、係止部8bの一部)を取り除く(一例として、切除する)ことで(図2(b)参照)、容易にホルダ部8aを拡大させることができる(同図(c)参照)。すなわち、ペンホルダ8における幅寸法w2の部位が一部取り除かれる(一例として、切除される)ことで、幅寸法w1の部位が拡大されることになる。
したがって、係止部8bが孔部6hの周縁部へ係止されるまでホルダ部8aを当該孔部6hから引き出すと、幅寸法w1の部位であるホルダ部8aが、前記拡大分(切除した調整部8cの領域に相当)だけポケット6aの孔部6hから余計に突出した状態となる。つまり、幅寸法w1の部位の拡大分だけホルダ部8aの径寸法を拡大させることができる。
これにより、文具2の所有者が使用するペン10(一例として、筆記具)の大きさに応じ、当該所有者自身が容易にホルダ部8aの径寸法を変更(調節)することが可能となる(図2(d)及び(e)参照)。
一方、ホルダ部8aに挿通された所定のペン10(一例として、筆記具)を当該ホルダ部8aから引き抜き、ポケット6aの孔部6hから突出した状態のホルダ部8aをポケット6aの内側へ向けて押し込むことで、孔部6hの周縁部へ係止されていた係止部8bを係止状態から開放させることができる。さらに、ホルダ部8aが孔部6hから完全に抜け出るまで当該ホルダ部8aをポケット6aの内側へ向けて押し込む(若しくは、係止部8bをポケット6aの内側へ向けて引っ張る)ことで、ペンホルダ8を外装部4(具体的には、ポケット6a)から容易に取り外すことができる。なお、取り外したペンホルダ8をポケット6a内に収容しておくことで、紛失などを有効に防止でき、再びペンホルダ8を外装部4(具体的には、ポケット6a)に対して取り付ける際、その取付作業をスムーズに行うことが可能となる。
このように、本実施形態に係るカバー体Aによれば、非常に簡易な構成でありながら、ペンホルダ8を外装部4に対して必要に応じて容易に着脱可能な構造とすることができる。これにより、文具2にカバー体Aを外装させつつ、文具2の所有者が必要に応じて任意にペンホルダ8を取り付けた状態、あるいは取り外した状態で文具2を使用、若しくは携行することができる。
したがって、例えば、ペン10を保持する必要が無い場合や、文具2の使用時や携行時などにおいてはペンホルダ8を取り外すことができ、ペンホルダ8が邪魔になることがない。また、ペンホルダ8を取り外すことで、当該ペンホルダ8がカバー体Aから大きく突出することもなく、カバー体A自体のデザイン自由度を向上させることができる。
すなわち、例えば、手帳やノート、メモ等の文具類(書籍類も含む)、携帯端末(いわゆる電子文具)類などにカバー体Aを外装させることで、その利便性の向上を図るとともに、装飾性(デザイン性)の向上を図ることが可能となる。
2 文具
4 外装部
6a,6b ポケット
6h 孔部
8 保持部
8a ホルダ部
8b 係止部
10 ペン
A 文具用カバー体

Claims (8)

  1. 文具を被覆する外装部と、ペンを保持するとともに、前記外装部に対して着脱自在な構造を成す保持部とを備え、文具に外装される文具用カバー体であって、
    前記外装部は、前記文具を装着するための文具装着手段と、前記保持部を取り付け可能及び取り外し可能とするための被着脱手段とを有し、
    前記保持部は、前記ペンを保持するための保持手段と、前記被着脱手段と連携することで、着脱自在とするための着脱手段とを有しており、
    前記外装部には、少なくとも一箇所が開口されたポケットが設けられるとともに、当該ポケットに前記被着脱手段として孔部が備えられ、
    前記保持部には、前記孔部の周縁部と係止させることが可能な係止部が着脱手段として備えられていることを特徴とする文具用カバー体。
  2. 前記保持部は、前記保持手段としてホルダ部を備えており、
    前記孔部は、前記ホルダ部を挿通することが可能である一方で、前記係止部を挿通することが不可能となるように、その大きさが設定されていることを特徴とする請求項1に記載の文具用カバー体。
  3. 前記ホルダ部は、環状を成し、当該環状部分に挿通されたペンを嵌入することで、当該ペンを保持することを特徴とする請求項2に記載の文具用カバー体。
  4. 前記ホルダ部は、略一定の幅に設定された帯状部材の両端部位を重ね合わせ、当該両端部位を固定することで環状に構成されており、前記係止部は、前記帯状部材の少なくとも一端部位を拡幅させて構成されていることを特徴とする請求項3に記載の文具用カバー体。
  5. 前記保持部は、前記ホルダ部の径寸法を変更するための径寸法変更手段を有していることを特徴とする請求項3又は4に記載の文具用カバー体。
  6. 前記保持部は、ペンの太さに応じて取り除くことが可能な調整部を前記径寸法変更手段として前記係止部に備えていることを特徴とする請求項5に記載の文具用カバー体。
  7. 前記外装部は、2つの平面部位とこれらを連結する折り返し部位を有し、前記2つの平面部位が見開き状態から折り返し部位を中心として折り畳み可能に構成され、
    前記ポケットは、前記折り返し部位へ向けて開口され、前記文具の一部を挿し込んで保持する前記文具装着手段として構成されていることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の文具用カバー体。
  8. 前記外装部及び前記保持部は、いずれも各種の皮革製であることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の文具用カバー体。
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