JP3152629U - スライド式振り出し容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】インナーカートンをアウタースリーブから所定位置まで引き出すと振り出し口が開口して、内容物を必要量だけ振り出すことができ、且つ振り出し口の開閉時に、インナーカートンがアウタースリーブに対して自然にロックされ離脱しないようにした振り出し容器を提供する。【解決手段】スリーブとカートンの互いに接する一側面に、それぞれに内容物の振り出し口15等を形成する。スリーブ側の一稜線には、前記振り出し口に連続方向のスリットを形成する一方、カートン側にはその一稜線上から立ち上がり、前記スリーブに設けた振り出し口とスリットに掛合う係止突起9をカートンの一側面に設ける。【選択図】図1
Description
本考案はインナーカートンをアウタースリーブから所定位置まで引き出すと振り出し口が開口して、内容物を必要量だけ振り出すことができ、且つ振り出し口の開閉時に、インナーカートンがアウタースリーブに対して自然にロックされ離脱しないようにした振り出し容器に関するものである。
従来から、例えばガム・チョコレート・キャラメル等の粒状の菓子食品を入れて、その内容物を取り出した後、再封して繰り返し使用することができる振り出し容器は知られている。
また、アウタースリーブと、アウタースリーブに差し込んだスライド式インナーカートンとから構成され、アウタースリーブからインナーカートンが離脱しないように、インナーカートンの所定位置にロック片を設け、インナーカートンとアウタースリーブの相対位置を変化させると、内容物取出し口が開口すると同時にインナーカートンのロックがかかるようにしたスライド式カートンも、たとえば下記特許文献等により知られている。
また、アウタースリーブと、アウタースリーブに差し込んだスライド式インナーカートンとから構成され、アウタースリーブからインナーカートンが離脱しないように、インナーカートンの所定位置にロック片を設け、インナーカートンとアウタースリーブの相対位置を変化させると、内容物取出し口が開口すると同時にインナーカートンのロックがかかるようにしたスライド式カートンも、たとえば下記特許文献等により知られている。
しかし上述した従来のカートンは、アウタースリーブからインナーカートンをスライドさせて引き出したときの、アウタースリーブとインナーカートンを所定位置で係止させるロック機構が複雑であった。
また、カートンの組立てが難しく、製造コストも高くつくという問題があった。
また、カートンの組立てが難しく、製造コストも高くつくという問題があった。
本考案は、従来のカートンの問題点を解決したものであり、アウタースリーブとインナーカートンを組み立て易いものとし、また通常の製函設備で製造できる振り出し容器を提供するものである。
すなわち本考案は、アウタースリーブにスリットを設け、インナーカートンに、これと掛合う突起を形成することにより、インナーカートンをアウタースリーブから所定位置まで引き出すと振り出し口が開口して、内容物を振り出すことができ、且つ振り出し口の開閉時に、インナーカートンがアウタースリーブに対して自然にロックされ容易に離脱しない振り出し容器を提供することを課題とする。
すなわち本考案は、アウタースリーブにスリットを設け、インナーカートンに、これと掛合う突起を形成することにより、インナーカートンをアウタースリーブから所定位置まで引き出すと振り出し口が開口して、内容物を振り出すことができ、且つ振り出し口の開閉時に、インナーカートンがアウタースリーブに対して自然にロックされ容易に離脱しない振り出し容器を提供することを課題とする。
本考案は、上記課題を解決するため、角筒状の形成された下記構造のアウタースリーブと、このアウタースリーブに差し込んだインナーカートンとから
すなわち本考案は、アウタースリーブとアウタースリーブに差し込んだインナーカートンとからなる振り出し容器において、
インナーカートンは、矩形状底板の周囲に4枚の側板を立ち上げ、上面は内蓋によって開放できるようにした直方体の箱であり、一側面に内容物の振り出し口を形成し、さらにその側面と前記内蓋とがなす稜線上から立ち上がり、アウタースリーブ側に突き出る係止突起を設けてなり、
アウタースリーブは、4枚の矩形状外面板を連繋して角筒状に形成するとともに、前記インナーカートンに設けた振り出し口と摺接する一外面に内容物の振り出し口を形成するとともに、その振り出し口と連続するように、前記一外面とこれに連なる外面板とがなす稜線に沿って、前記係止突起が係合して摺動できるスリットを設けてなることが特徴である。
すなわち本考案は、アウタースリーブとアウタースリーブに差し込んだインナーカートンとからなる振り出し容器において、
インナーカートンは、矩形状底板の周囲に4枚の側板を立ち上げ、上面は内蓋によって開放できるようにした直方体の箱であり、一側面に内容物の振り出し口を形成し、さらにその側面と前記内蓋とがなす稜線上から立ち上がり、アウタースリーブ側に突き出る係止突起を設けてなり、
アウタースリーブは、4枚の矩形状外面板を連繋して角筒状に形成するとともに、前記インナーカートンに設けた振り出し口と摺接する一外面に内容物の振り出し口を形成するとともに、その振り出し口と連続するように、前記一外面とこれに連なる外面板とがなす稜線に沿って、前記係止突起が係合して摺動できるスリットを設けてなることが特徴である。
そして、前記アウタースリーブ内にインナーカートンを差し込んで前記スリット内を係止突起を摺動させたときに、アウタースリーブとインナーカートンの振り出し口が開閉し、同時にインナーカートンがアウタースリーブに対して自然にロックされ離脱しないようにしたスライド式振り出し容器を提供するものである。
本考案のスライド式振り出し容器は、インナーカートンをスライドさせ、開口部をアウタースリーブの開口部に合わせることで内容物を取り出すことができる振り出し容器を簡単な構成で実現した。そしてアウタースリーブとインナーカートンとの間に設けるロックが簡単な構造である。また、アウタースリーブとインナーカートンを形成するブランクシートをダイカットして通常の製函設備で製造が可能である。
(実施例)
本考案の振り出し容器はインナーカートンAとアウタースリーブBを組み合わせることにより、内容物を必要量だけ振り出すことができ、且つ振り出し口の開閉時に、インナーカートンがアウタースリーブに対して自然にロックされ離脱しないようなっている。図4と図5は、本考案で使用するインナーカートンAとアウタースリーブBの展開図である。
本考案の振り出し容器はインナーカートンAとアウタースリーブBを組み合わせることにより、内容物を必要量だけ振り出すことができ、且つ振り出し口の開閉時に、インナーカートンがアウタースリーブに対して自然にロックされ離脱しないようなっている。図4と図5は、本考案で使用するインナーカートンAとアウタースリーブBの展開図である。
先ず図4により、インナーカートンのブランクの構成を説明する。符号1は矩形の底板、2aと2bはその底板の両側に対向するように連接した左右一対の側板である。3a、3bは、底板1の両端部に対向するように折り目線を介し連設した前後の側板、また、4aと4bはその側板に連接した折込片、5aと5bは両側板2aと2bの両端部に連設した内折込片である。符号6は一側面に連接した内蓋で、底板1に対応した大きさに形成されている。8はその一側面に設けた内容物の振り出し口である。なお振り出し口8は側板の端側に片寄せて形成されている。
またその一側面と内蓋6とがなす稜線7に沿って、係止突起9が形成されている。図4のように、この係止突起9は内蓋8から、振り出し口3側に少々突き出るように形成する。
またその一側面と内蓋6とがなす稜線7に沿って、係止突起9が形成されている。図4のように、この係止突起9は内蓋8から、振り出し口3側に少々突き出るように形成する。
図5はアウタースリーブBのブランクの展開図である。このアウタースリーブは折り目線を介し4枚の矩形状の外面板10〜13を順次連設し、前記の4枚の各板を連繋して角筒状に形成して、前記インナーカートンの外ケースとして使用することができるようにされている。図において先ず符号14が糊代片である。
前記外面板10〜13のうち、前記インナーカートンに設けた振り出し口8と摺接する一外面には、これと対応する大きさの振り出し用開口15を形成する。また、前記一外面とこれに連なる外面板11とがなす稜線17に沿い、前記係止突起9と略同じ幅で、前記開口15と連通するスリット孔16を切り込み形成するのである。
上記のように構成されたインナーカートンAのブランクを組立てた後、その中に粒状の菓子食品を入れ、図1及び図2のように再封して繰り返し使用することができる。以下本実施例の組立て法と使用方法を簡単に説明する。
インナーカートンAは、定法通り先ず底板1の四周に左右の側板2aと2bと前後の側板3aと3bを直角に立ち上げ、折込片と内折込片を折って上面が内蓋6により開放できる直方体状の箱を形成する。
またアウタースリーブBのブランクは、インナーカートンAの外側に図1及び図2のように巻きつけ、両方の開口部8と15を合わせ、続いてアウタースリーブ側の振り出し口15に形成したスリット16から、インナーカートン側の係止突起9が突き出るようにする。
またアウタースリーブBのブランクは、インナーカートンAの外側に図1及び図2のように巻きつけ、両方の開口部8と15を合わせ、続いてアウタースリーブ側の振り出し口15に形成したスリット16から、インナーカートン側の係止突起9が突き出るようにする。
このように、通常の製函設備で製造が可能なインナーカートンAとアウタースリーブBは、簡単に内外一体に組み立てられることとなる。そして、インナーカートンをアウタースリーブから所定位置まで引き出すと振り出し口が開口して、内容物を振り出すことができ、且つ振り出し口の開閉時に、インナーカートンがアウタースリーブに対して自然にロックされ容易に離脱しないものとなる。
A インナーカートン
B アウタースリーブ
1 底板
2a,2b 左右の側板
3a、3b 前後の側板
4a,4b 折込片
5a,5b 内折込片
6 内蓋
8、15 振り出し口
9 係止突起
10、11、12 13 外面板
13 接着片
16 スリット
B アウタースリーブ
1 底板
2a,2b 左右の側板
3a、3b 前後の側板
4a,4b 折込片
5a,5b 内折込片
6 内蓋
8、15 振り出し口
9 係止突起
10、11、12 13 外面板
13 接着片
16 スリット
Claims (2)
- アウタースリーブとアウタースリーブに差し込んだインナーカートンとからなる振り出し容器において、
インナーカートンは、矩形状底板の周囲に4枚の側板を立ち上げ、上面は内蓋によって開放できるようにした直方体の箱であり、一側面に内容物の振り出し口を形成し、さらにその側面と前記内蓋とがなす稜線上から立ち上がり、アウタースリーブ側に突き出る係止突起を設けてなり、
アウタースリーブは、4枚の矩形状外面板を連繋して角筒状に形成するとともに、前記インナーカートンに設けた振り出し口と摺接する一外面に内容物の振り出し口を形成するとともに、その振り出し口と連続するように、前記一外面とこれに連なる外面板とがなす稜線に沿って、前記係止突起が係合して摺動できるスリットを設けてなる、
ことを特徴とするスライド式振り出し容器。 - 前記アウタースリーブ内にインナーカートンを差し込んで前記スリット内を係止突起を摺動させたときに、アウタースリーブとインナーカートンの振り出し口が開閉し、同時にインナーカートンがアウタースリーブに対して自然にロックされ離脱しないようにしたことを特徴とする請求項1に記載のスライド式振り出し容器
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009003493U JP3152629U (ja) | 2009-05-27 | 2009-05-27 | スライド式振り出し容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009003493U JP3152629U (ja) | 2009-05-27 | 2009-05-27 | スライド式振り出し容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3152629U true JP3152629U (ja) | 2009-08-06 |
Family
ID=54856936
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009003493U Expired - Lifetime JP3152629U (ja) | 2009-05-27 | 2009-05-27 | スライド式振り出し容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3152629U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015147595A (ja) * | 2014-02-06 | 2015-08-20 | 国光オブラート株式会社 | 袋型オブラート用包装箱 |
-
2009
- 2009-05-27 JP JP2009003493U patent/JP3152629U/ja not_active Expired - Lifetime
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