JP3152593U - ファンシー紙 - Google Patents
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Abstract
Description
すなわち、考案の第1は、TAPPI UM550に準じて測定した透明度が50〜90%である紙基材の少なくとも片面に印刷により着色したファンシー紙用基材、接着剤層、該透明度が50〜90%である紙基材の少なくとも片面に印刷により着色したファンシー紙用基材を順次積層したファンシー紙である。考案の第2は、前記透明な紙基材が坪量20〜80g/m2、TAPPI UM550に準じて測定した透明度50〜90%のグラシン紙である。考案の第3は、前記接着剤層がワックス層である。考案の第4は、前記着色面が接着剤層と接触するように接合したファンシー紙である。考案の第5は、前記着色面が接着剤層と接触しないように接合したファンシー紙である。考案の第6は、接着剤層の塗布量が2〜20g/m2である。考案の第7は、考案の第1〜6に記載したファンシー紙同士を前記接着剤層により複数層積層したファンシー紙である。考案の第8は、考案の第1〜6に記載したファンシー紙と前記ファンシー紙用基材を前記接着剤層により複数層積層したファンシー紙である。考案の第9は、ファンシー紙のJIS P 8143−1996に準じて測定した剛度が50〜300cm3である。
また、本考案の所望の効果を阻害しない範囲で粘着付与剤、液状または固体状可塑剤、軟化剤、顔料、充填剤、架橋剤、界面活性剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、老化防止剤等の各種助剤を接着剤層中に含有させることも可能である。
上記の熱溶融型接着剤を使用する場合の紙基材の接合方法としては、例えば着色層を有する透明な紙基材と他の透明な紙基材との接合時に、各々またはいずれかの基材表面に接着剤を熱溶融状態で塗布し接合する方法、あるいは予め他の透明な紙基材の表面に加熱溶融した粘着状態の接着剤層を設けておき、しかる後に着色層を有する透明な紙基材を圧着し接合させる方法、さらには着色層を有する透明な紙基材と他の透明な紙基材との間にフィルム状または粉末状接着剤を挿入し、加熱溶融することによって接着剤層を設けると同時に両基材を接合する方法等が考えられるが、接合の安定性、作業能率等を考慮すると、基材接合時に接着剤を熱溶融塗工することによって接合する方法が最も好ましい。
また、フィルム状接着剤を用いる場合にはバキューム法、熱プライマー処理による低温ラミネート法等が採用され、粉末状接着剤を用いる場合には静電塗工、メッシュロール型散布法、溶射法、スプレー法、スクリーン印刷等が採用される。
NBKP70%、LBKP30%とし、ダブルディスクリファイナーを用いて混合叩解し、フリーネス50mlCSFとした。この原料パルプに内添サイズ剤0.05%(商品名:「サイズパインK903」、荒川化学工業社製)、硫酸バンド1%を添加し、長網多筒式ドライヤー抄紙機にて坪量40g/m2のグラシン紙原紙を得た。
このグラシン紙原紙を水分20%に調湿した後、ロール表面温度130℃でカレンダー処理し、密度1.07g/cm3、平滑度980秒、透明度75%のグラシン紙を得た。
実施例1において、着色したグラシン紙の着色面と反対の面にパラフィンワックス系接着剤(商品名:「Paraffin Wax−140」、日本精鑞社製)を塗布量(固形分)が13g/m2となるように熱溶融塗布し、直ちに別途準備した上記坪量40g/m2の着色したグラシン紙の着色面と反対の面を貼り合わせた以外は実施例1と同様にして本考案のファンシー紙を得た。
実施例1において、グラシン紙原紙の坪量を76g/m2(密度1.23g/cm3、平滑度910秒、透明度51%)とした以外は実施例1と同様にして本考案のファンシー紙を得た。
実施例1において、グラシン紙として王子特殊紙社製グラシン紙(商品名:「グラファン35(白)」)(坪量35g/m2、密度1.20g/cm3、平滑度3800秒、透明度90%)を用いた以外は実施例1と同様にして本考案のファンシー紙を得た。
実施例4にて得られたファンシー紙同士をパラフィンワックス系接着剤(商品名:「Paraffin Wax−140」、日本精鑞社製)を塗布量(固形分)が8.5g/m2となるようにロールコーターにより熱溶融塗布し貼り合せて本考案のファンシー紙を得た。
実施例4にて得られたファンシー紙にパラフィンワックス系接着剤(商品名:「Paraffin Wax−140」、日本精鑞社製)を塗布量(固形分)が8.5g/m2となるようにロールコーターにより熱溶融塗布しグラシン紙として王子特殊紙社製グラシン紙(商品名:「グラファン35(白)」)(坪量35g/m2、密度1.20g/cm3、平滑度3800秒、透明度90%)を貼り合せて本考案のファンシー紙を得た。
2枚の紙基材を接着剤層で接合していない坪量140g/m2の透明な紙基材を製造しようとしたが、脱水性が極めて劣った。
実施例、比較例にて作成したファンシー紙の装飾性を下記基準にて評価した。
5:アイ・キャッチ効果が極めて高い
4:アイ・キャッチ効果が高い
3:アイ・キャッチ効果が若干低いが問題ないレベルである
2:アイ・キャッチ効果が低い
1:アイ・キャッチ効果が認められない
JIS P 8143−1996に準拠してファンシー紙のクラーク剛度を測定した。
2・・・・接着剤層
3・・・・印刷による着色層
Claims (9)
- TAPPI UM550に準じて測定した透明度が50〜90%である紙基材の少なくとも片面に印刷により着色したファンシー紙用基材、接着剤層、該透明度が50〜90%である紙基材の少なくとも片面に印刷により着色したファンシー紙用基材を順次積層したことを特徴とするファンシー紙。
- 前記紙基材が坪量20〜80g/m2、TAPPI UM550に準じて測定した透明度50〜90%のグラシン紙であることを特徴とする請求項1に記載のファンシー紙。
- 前記接着剤層がワックス層であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のファンシー紙。
- 前記着色面が接着剤層と接触するように接合したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のファンシー紙。
- 前記着色面が接着剤層と接触しないように接合したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のファンシー紙。
- 接着剤層の塗布量が2〜20g/m2であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のファンシー紙。
- 請求項1〜6のいずれか1項に記載のファンシー紙同士を前記接着剤層により複数層積層したことを特徴とするファンシー紙。
- 請求項1〜6のいずれか1項に記載のファンシー紙と前記ファンシー紙用基材を前記接着剤層により複数層積層したことを特徴とするファンシー紙。
- ファンシー紙のJIS P 8143−1996に準じて測定した剛度が50〜300cm3であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のファンシー紙。
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JP2009003416U JP3152593U (ja) | 2009-05-25 | 2009-05-25 | ファンシー紙 |
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JP2009003416U JP3152593U (ja) | 2009-05-25 | 2009-05-25 | ファンシー紙 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013137314A1 (ja) * | 2012-03-16 | 2013-09-19 | 日本化薬株式会社 | 昇華転写染色方法及びその染色物 |
JP2016074991A (ja) * | 2014-10-03 | 2016-05-12 | 日本製紙株式会社 | 着色グラシン紙 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2013137314A1 (ja) * | 2012-03-16 | 2013-09-19 | 日本化薬株式会社 | 昇華転写染色方法及びその染色物 |
JPWO2013137314A1 (ja) * | 2012-03-16 | 2015-08-03 | 日本化薬株式会社 | 昇華転写染色方法及びその染色物 |
JP2016074991A (ja) * | 2014-10-03 | 2016-05-12 | 日本製紙株式会社 | 着色グラシン紙 |
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