JP3152456U - 電気コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】回路基板上の回路へのESDを防止することができる回路保護素子を有し、回路基板のスペースが節約でき、回路基板上に搭載することが可能でかつ、信号コンタクトの伝送率が均等で、高速伝送特性を維持できる電気コネクタを提供する。【解決手段】電気コネクタ100は、絶縁ハウジングと、コンタクト部201と、前記絶縁ハウジングから突出し、回路基板に接続するための第1接続部203と、前記絶縁ハウジングに装着される複数の導電端子20とにより構成する。さらに前記絶縁ハウジングには凹部が形成され、前記絶縁ハウジングの凹部に回路保護素子30が配置され、前記回路保護素子には、前記凹部で保持される絶縁本体部と、複数の導電パッドとが設けられ、前記導電端子には、前記複数の導電パッド各々に接続される第2接続部202を設けてなる。【選択図】図2

Description

本考案は、電気コネクタに関し、特に、相手コネクタと回路基板上の回路とを導電接続するための電気コネクタに関する。
従来技術の電気コネクタは、特許文献1に示されるように、絶縁ハウジングと、前記絶縁ハウジングに装着された複数の導電端子と、全体を囲むシールドシェルとを含み、前記絶縁ハウジングと前記シールドシェルとによって、相手コネクタを挿入する挿入空間が形成される。電気コネクタを回路基板に実装すると共に、相手コネクタを電気コネクタの挿入空間に嵌合することによって、相手コネクタと回路基板上の回路との導電接続を達成できる。
台湾実用新案公告第M291103号明細書
相手コネクタを電気コネクタに挿入するとき、人体が電気コネクタ又は導電端子に接触することがある。人体が帯電していると、電気コネクタ又は導電端子に接触したときに静電気放電(ESD:Electro‐Static Discharge)が発生して、回路基板上の回路内部の半導体素子等が破壊されることがある。このESDによる破壊を防止するために、電気コネクタと内部回路との間に保護ダイオード等の保護回路を設けることにより、ESDによる電流が内部回路に流れないようにする必要があった。上述のように電気コネクタと回路基板上の内部回路との間に保護回路を設けると、費用がかさみ、また、回路基板に保護回路を収納するためのスペースが必要となる等の問題点があった。そこで、新型な電気コネクタを開発することが必要である。
本考案は上記問題点を解消するためになされたものであり、回路基板上の回路へのESDを防止することができる回路保護素子を有し、回路基板のスペースを節約でき、回路基板上に搭載することが可能な電気コネクタを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本考案は、絶縁ハウジングと、コンタクト部と、前記絶縁ハウジングから突出し、回路基板に接続するための第1接続部とを有する、前記絶縁ハウジングに装着される複数の導電端子と、を含む電気コネクタにおいて、前記絶縁ハウジングに凹部が形成され、前記絶縁ハウジングの凹部に回路保護素子が配置され、前記回路保護素子には、前記凹部で保持される絶縁本体部と、複数の導電パッドとが設けられ、前記導電端子には、前記導電パッド各々に接続される第2接続部が設けられることを特徴とする電気コネクタを提供する。
本考案の電気コネクタには、回路基板上の回路へのESDを防止することができる回路保護素子が配置されるので、回路基板のスペースを節約でき、回路基板のライン設計が簡単になる。
本考案に係る電気コネクタの組立斜視図である。 本考案に係る電気コネクタの分解斜視図である。 図2に示す電気コネクタのほかの角度から見た分解斜視図である。 本考案に係る電気コネクタの第2ハウジングと、回路保護素子と、導電端子との平面図である。
以下、図1〜図4を参照しながら、本考案の電気コネクタ100の好ましい実施形態について説明する。本考案の電気コネクタ100は、回路基板(図示せず)に実装されると共に、相手コネクタを嵌合でき、絶縁ハウジング10と、絶縁ハウジング10に装着される複数の導電端子20と、絶縁ハウジング10を包囲する金属シェル40と、前記絶縁ハウジング10に保持されると共に、回路基板上の回路へのESDを防止することができる回路保護素子30と、を含む。
前記絶縁ハウジング10は、分離可能な第1ハウジング11と、前記第1ハウジング11に組付けられる第2ハウジング12と、を含む。前記第1ハウジング11は、主体部110と、主体部110の先端から前向きに延在する支持舌状部111とを設け、前記主体部110には前記第2ハウジング12を収容するための収容空間112が形成される。
図2乃至図4を参照すると、前記第2ハウジング12は、前記第1ハウジング11の収容空間112で保持されると共に、前記第2ハウジングの中部には凹部120が形成される。前記第2ハウジング12には、前記凹部120に突出する複数の支持部121が形成され、また、前記第2ハウジング12には、平行な左右側壁122、123が設けられる。
図2乃至図4を参照すると、前記複数の導電端子20は、インサート成型により絶縁ハウジング10に保持される。該導電端子20は、分離型の第1端子22及び23と、一体型の第2端子21、24とを含み、各導電端子20は前記支持舌状部111に位置するコンタクト部201と、絶縁ハウジング10の内部に位置する第2接続部202と、絶縁ハウジング10から突出する第1接続部203と、を含む。前記分離型の第1端子22及び23は、各々、分離する二つの第2接続部202を有し、前記一体型の第2端子21及び24は、コンタクト部201及び第1接続部203を連接する一つの第2接続部202を有する。
前記回路保護素子30は、回路基板上の回路へのESDを防止することができるICのモジュールであり、絶縁本体部31と、複数の導電パッド32と、を含む。前記回路保護素子30は、第2ハウジング12の凹部120内に収容され、前記複数の支持部121が、凹部120で干渉することで保持される。前記導電端子20の第2接続部202が、溶接によって回路保護素子30の導電パッド32と接続し、全ての第2接続部202が回路保護素子30の一側に位置している。
本考案の電気コネクタ100は、回路基板上の回路へのESDを防止することができる回路保護素子30が配置されるので、回路基板のスペースを節約でき、回路基板のライン設計が簡単になる。
以上、本考案について最良の実施の形態を参照して詳細に説明したが、実施形態はあくまでも例示的なものであり、これらに限定されない。また、本考案に基づきなしうる細部の修正或は変更など、いずれも本考案の請求範囲に属するものとする。
10 絶縁ハウジング
100 電気コネクタ
11 第1ハウジング
110 主体部
111 支持舌状部
112 収容空間
12 第2ハウジング
120 凹部
121 支持部
122、123 左右側壁
20 導電端子
201 コンタクト部
202 第2接続部
203 第1接続部
21、24 第2端子
22、23 第1端子
30 回路保護素子
31 絶縁本体部
32 導電パッド
40 金属シェル

Claims (5)

  1. 絶縁ハウジングと、
    コンタクト部と、前記絶縁ハウジングから突出し、回路基板に接続するための第1接続部とを有する、前記絶縁ハウジングに装着される複数の導電端子と、
    を含む電気コネクタにおいて、
    前記絶縁ハウジングに凹部が形成され、
    前記絶縁ハウジングの凹部に回路保護素子が配置され、
    前記回路保護素子には、前記凹部で保持される絶縁本体部と、複数の導電パッドとが設けられ、
    前記導電端子には、前記複数の導電パッド各々に接続される第2接続部が設けられることを特徴とする電気コネクタ。
  2. 前記絶縁ハウジングは、分離可能な第1ハウジングと第2ハウジングとを含み、前記回路保護素子を収容するための凹部が、前記第2ハウジングに設けられることを特徴とする請求項1に記載の電気コネクタ。
  3. 前記凹部の周囲には、前記回路保護素子に干渉して保持するための支持部が形成されることを特徴とする請求項2に記載の電気コネクタ。
  4. 前記導電端子の第2接続部は、前記回路保護素子の一側に配置されることを特徴とする請求項1に記載の電気コネクタ。
  5. 前記複数の導電端子は、二つの第2接続部を有する分体型の第1端子と、一つの第2接続部を有する整体型の第2端子と、を含むことを特徴とする請求項4に記載の電気コネクタ。
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