JP3152427B2 - 歯科用ハンドピースのチャック装置 - Google Patents

歯科用ハンドピースのチャック装置

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JP3152427B2 JP20760490A JP20760490A JP3152427B2 JP 3152427 B2 JP3152427 B2 JP 3152427B2 JP 20760490 A JP20760490 A JP 20760490A JP 20760490 A JP20760490 A JP 20760490A JP 3152427 B2 JP3152427 B2 JP 3152427B2
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    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C1/00Dental machines for boring or cutting ; General features of dental machines or apparatus, e.g. hand-piece design
    • A61C1/08Machine parts specially adapted for dentistry
    • A61C1/14Tool-holders, i.e. operating tool holders, e.g. burr holders
    • A61C1/141Tool-holders, i.e. operating tool holders, e.g. burr holders in an angled handpiece

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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、歯科治療に用いるコントラバー等の歯科処
置工具をヘッドハウジングに装着する歯科用ハンドピー
スのチャック装置に関する。
<従来の技術> 従来より歯科用ハンドピースのチャック装置として
は、種々の形式のものが知られており、本出願人も第11
図及び第12図に示すチャック装置を提案している(特願
昭62−329981号)。図において、ハンドピースの先端部
100は、コントラバー102を装着するヘッドハウジング10
3と、ヘッドハウジング103を先端部に固定するヘッドハ
ウジングジャケット101とからなり、ヘッドハウジング1
03内にはコントラバー102を受理固定するバーチューブ1
04を配している。
バーチューブ104の上方開口部105には、中央開口部を
有するカバーキャップ107を備え、この内部には切欠部1
06aを有するリング状の弾性係合部材106を収容してい
る。弾性係合部材106は、前記切欠部106aの対向側を支
点部として両側に拡開し得るものであり、該支点部の内
側に植設した位置決めピン108によって拡開時における
移動を防止している。
弾性係合部材106の内側下端部には、傾斜カム面106b
を備えており、コントラバー102がバーチューブ104内に
挿入されると、その頭部の傾斜カム面102aが弾性係合部
材106の傾斜カム面106bと当接して、弾性係合部材106を
拡開する。続いて更にコントラバー102を押し込むと、
係合突出部102bは弾性係合部材106の内側下方の段差部1
06cを乗り越え、同時に弾性係合部材106がもとに位置に
復帰し、突出係合部102bと段差部106cとが係止し、コン
トラバー102はバーチューブ104内に固定されるものであ
る。
<発明が解決しようとする課題> しかし、前記弾性係合部材106は一定の強度を得るた
めに一定の厚み以上に形成しなければならず、この厚み
のためバーチューブ104内で拡開し得るスペースは極く
僅かな範囲に制限されていた。このため、弾性係合部材
106の段差部106cとコントラバー102の係合突出部102bと
が係止する部分を僅かしかとれないため、より大きな部
分で互いに係止し、確実に固定できる機構が望まれてい
た。
本発明は、上記問題点を解決すべくなされたものであ
り、その目的は歯科処置工具の基端部と、バーチューブ
内に収容した化合部材、即ちロック部材との係止部分を
大きくとり、歯科処置工具の係止固定をより確実にする
歯科用ハンドピースのチャック装置を提供することにあ
る。
<課題を解決するための手段> 本発明は上記目的に鑑みてなされたものであり、その
要旨は、基端部に係止溝を有する歯科処置工具と、該歯
科処置工具を受入れるための中央開口部を有する固定デ
ィスクと、該固定ディスクの中央開口部の周縁部に載置
し、前記歯科処置工具の係止溝と係合する突出係合部を
備える一対のロック部材と、前記歯科処置工具を着脱す
るため前記一対のロック部材をそれぞれ異なる支点で各
別に回動可能且つ開閉可能に枢着する一対の枢着部材
と、前記一対のロック部材が前記一対の枢軸部材を各別
に支点として前記固定ディスクの中央開口部に向って回
動するように押圧し、該中央開口部に受入れた歯科処置
工具の係止溝と前記各ロック部材の突出係合部とを嵌合
・係止させる弾性部材と、前記弾性部材の押圧力に抗し
て、対向する前記一対のロック部材を互いに拡開させ、
前記歯科処置工具の係止を解除するプッシュボタンとを
備え、前記弾性部材は、前記一対のロック部材と一体の
部材として形成せずに、線状材を一対のロック部材の外
周に沿った形状に形成してなることを特徴とする歯科用
ハンドピースのチャック装置にある。
本発明の別の要旨は、基端部に係止溝を有する歯科処
置工具と、該歯科処置工具を受入れるための中央開口部
を有する固定ディスクと、該固定ディスクの中央開口部
の周縁部に載置し、前記歯科処置工具の係止溝と係合す
る突出係合部を備える一対のロック部材と、前記一対の
ロック部材を各々前記固定ディスクの中央開口部に向っ
て押圧し、該中央開口部に受入れた歯科処置工具の係止
溝と前記各ロック部材の突出係合部とを嵌合・係止させ
る弾性部材と、前記歯科処置工具を着脱するため前記一
対のロック部材を前記固定ディスクの中央に向けて両側
で平行移動するように規制し且つ開閉可能に位置決めす
る位置決め手段と、前記弾性部材の押圧力に抗して、対
向する前記一対のロック部材を互いに拡開させ、前記歯
科処置工具の係止を解除するプッシュボタンとを備え、
前記一対のロック部材と前記弾性部材とは一体に形成せ
ずに別部材として形成したことを特徴とする歯科用ハン
ドピースのチャック装置にある。
<作用> 前記請求項1記載の歯科用ハンドピースのチャック装
置において、一対のロック部材は固定ディスクの中央開
口部の周縁部に載置されてそれぞれ異なる枢軸部材によ
り各別に回動可能に枢着されており、前記ロック部材と
は別部材として形成された弾性部材により中央開口部に
向って押圧されている。この弾性部材による押圧力に抗
して前記歯科処置工具を中央開口部内に挿入すると、前
記一対のロック部材がそれぞれ異なる枢軸部材を支点と
して回動し、互いに拡開してこの歯科処置工具を受け入
れる。そして、前記歯科処置工具基端部の係止溝が前記
ロック部材の突出係合部の対応部位に至ると、この両者
は嵌合するため、前記歯科処置工具は前記ロック部材に
よって係止・固定される。
また、前記プッシュボタンを押圧することにより、前
記弾性部材の押圧力に抗して前記一対のロック部材は互
いに拡開し、前記ロック部材による歯科処置工具の係止
は解除される。
一方、前記請求項2記載の歯科用ハンドピースのチャ
ック装置において、前記一対のロック部材は固定ディス
クの中央開口部の周縁部に載置され、位置決め手段によ
り中央開口部に向けて両側から平行移動するように規制
されて、前記弾性部材により中央開口部に向って押圧さ
れている。そのため、この押圧力に抗して前記歯科処置
工具を中央開口部内に挿入すると、前記一対のロック部
材は互いに平行状態で拡開しこの歯科処置工具を受け入
れる。そして、前記歯科処置工具基端部の係止溝が前記
ロック部材の突出係合部の対応部位に至ると、この両者
は嵌合するため、前記歯科処置工具は前記ロック部材に
よって係止・固定される。また、前記プッシュボタンを
押圧することにより、前記弾性部材の押圧力に抗して前
記一対のロック部材は互いに平行状態で拡開し、前記ロ
ック部材による歯科処置工具の係止は解除される。
<実施例> 本発明の一実施例を第1図〜第6図に基づいて説明す
る。
第1図には歯科用ハンドピースの先端部分を示す。こ
の先端部分10は、コントラバー11などの歯科処置工具を
装着するヘッドハウジング12とヘッドハウジングジャケ
ット13とから成る。ヘッドハウジング12内には、コント
ラバー11を受理固定するバーチューブ14と、バーチュー
ブ14を回転するためのヘッド歯車15と、ベアリング間座
16両端部の上側ベアリング17と下側ベアリング18とを配
設する。また、ヘッドハウジング12の上部には、ヘッド
キャップ19を螺着しており、この内側には、後述するコ
ントラバー11を着脱自在に保持するチャック装置30を備
える。
ヘッドハウジングジャケット13内には、駆動モータ
(図示せず)によって回転する駆動軸20を配し、さらに
駆動軸20の先端部には、前記ヘッド歯車15と噛合して駆
動軸20の回転をバーチューブ14に伝える駆動歯車21を配
設する。
第2図及び第3図には、歯科用ハンドピースのチャッ
ク装置30を示す。チャック装置30は、前記コントラバー
11を受入れるための中央開口部31aを有する円板状の固
定ディスク31と、前記中央開口部31aの周縁部に配置
し、突出係合部32cを有する一対のロック部材32と、該
一対のロック部材32をそれぞれ中央開口部31aに向って
押圧するための略C字形を有する係止バネ33と、コント
ラバー11と前記ロック部材32との係止解除を行うプッシ
ュボタン35とで主要部を構成する。
固定ディスク31上には、一対の位置決めピン31bを植
設し、前記ロック部材32の端部に設けた位置決め穴32a
と嵌合しており、ロック部材32はこの位置決めピン31b
を支点として矢印X方向(第2図参照)に拡開可能な機
構となっている。
一方、コントラバー11の基端部には、前記突出係合部
32cと嵌合する係止溝11bと、端部をL字形に切欠いた切
欠き面11cとを有する(第4図)。切欠き面11cは、バー
チューブ14の上方に設けた当接平面14aと当接してコン
トラバー11がバーチューブ14内にて回転するのを防止す
る。
また、係止バネ33は、ロック部材32の位置決めピン31
b側端部の外がわを通り、この位置決めピンとは反対側
端部の側面に設けた係止穴32bにその両端部の爪部33aを
係止させている。これにより、係止バネ33は前記一対の
ロック部材32を前記矢印X方向とは反対方向に常時押圧
している。
プッシュボタン35の下面中央部には、傾斜カム面35a
を突設しており、このカム面35aはプッシュボタン35を
押し下げた際、ロック部材32の内周上縁に当接し、一対
のロック部材32を互いに拡開するように作用する。な
お、プッシュボタン35は、渦巻きバネ34によって常に上
方に付勢されている。
次に、ヘッドハウジング12へのコントラバー11の脱着
機構について説明する。
まず、コントラバー11の基端部を前記バーチューブ14
内に押し込む。このとき、コントラバー11の先端外縁部
の傾斜カム面11aが、ロック部材32の突出係合部32cの傾
斜カム面32dと当接し、ロック部材32を押し開く。これ
によりロック部材32は、位置決めピン31bを支点として
矢印X方向に互いに拡開する。更に押し込み続け、コン
トラバー11の係止溝11bが突出係合部32cの対応部位に至
ると、ロック部材32は係止バネ33の押圧力により突出係
合部32cと嵌合し、バーチューブ14内にコントラバー11
を係止する(第1図、第2図)。この状態において、コ
ントラバー11はバーチューブ14からはフリーに脱出する
ことはできず、モータの駆動によってバーチューブ14と
共に回転する。
一方、ヘッドハウジング12からコントラバー11を抜き
取る場合には、まず、プッシュボタン35を渦巻きバネ34
の押圧力に抗して指で押し下げる。すると、プッシュボ
タン35の傾斜カム面35aがロック部材32の内周上縁に当
接して押し開くように作用し、各ロック部材32は位置決
めピン31bを支点として矢印X方向に互いに拡開する
(第5図、第6図)。これにより、ロック部材32の突出
係合部32cとコントラバー11の係止溝11bとの係止が解除
され、この状態でコントラバー11を下方に引き抜けば、
容易に抜き取ることができる。このようにしてコントラ
バー11の交換作業を迅速かつ容易に実施できる。
本発明に係る他のチャック装置の実施例を第7図〜第
11図に基づいて説明する。なお、前記チャック装置30と
同様の部材は同一の参照番号を付して重複して説明する
のを避ける。
チャック装置70は、コントラバー11を受入れるための
中央開口部71aを有する円板状の固定ディスク71と、前
記中央開口部71aの周縁部に配置し、突出係合部72cを有
する一対のロック部材72と、該一対のロック部材72をそ
れぞれ中央開口部71aに向って両側から押圧する一対の
係止バネ73と、コントラバー11とロック部材72との係止
解除を行うプッシュボタン35とで主要部を構成する(第
9図参照)。
固定ディスク71上には、中心線Yを境として両側の対
称位置に二組の位置決めピン71bを植設し、各ロック部
材72の両側端部を切り込んだ位置決め穴72aとそれぞれ
嵌合している。これにより、各ロック部材72は、位置決
めピン71bによって位置決めされながら、前記中心線Y
を境としてこの線と平行状態でZ方向(第10図)に摺動
可能な構成となっている。
また、係止バネ73は扁平M字形状を有しており、その
両端部で固定ディスク71の周縁壁71cに反力をとり、そ
の谷部73aがロック部材72の円弧状の切欠き部72bと当接
している。これにより、係止バネ73はロック部材72を前
記中央線Yへ向けて両側から常時押圧している。
次にチャック装置70の脱着機構について説明する。
まず、コントラバー11の基端部を前記バーチューブ14
内に押し込む。このとき、コントラバー11の先端外縁部
の傾斜カム面11aが、ロック部材72の突出係合部72cの傾
斜カム面72bと当接し、ロック部材72を左右に押し開
く。これによりロック部材72は、位置決めピン71bに位
置決めされながら、中央線Yを境として両側に平行移動
する(矢印Z方向)。更に押し込み続け、コントラバー
11の係止溝11bが突出係合部72cの対応部位に至ると、ロ
ック部材72は係止バネ73の押圧力により突出係合部72c
と嵌合し、バーチューブ14内にコントラバー11を係止す
る(第7図、第8図)。この状態において、コントラバ
ー11はバーチューブ14からはフリーに脱出することはで
きず、モータの駆動によってバーチューブ14と共に回転
する。
一方、ヘッドハウジング12からコントラバー11を抜き
取る場合には、まず、プッシュボタン35を渦巻きバネ34
の押圧力に抗して指で押し下げる。すると、プッシュボ
タン35の傾斜カム面35aがロック部材72の内周上縁に当
接して押し開くように作用し、各ロック部材72は位置決
めピン71bに位置決めされながら再び中央線Yを境とし
て両側(矢印Z方向)に移動する(第10図)。これによ
り、ロック部材72の突出係合部72cとコントラバー11の
係止溝11bとの係止が解除され、この状態でコントラバ
ー11を下方に引き抜けば、ヘッドハウジング12から抜き
取ることができる。
<効果> 従来の技術として第11図及び第12図に例示した弾性係
合部材106は、コントラバー102の上端部に係合するよう
に厚肉に形成された一対の係合部材と、切欠部106aの対
向側に形成された薄肉部分とが、リング状に一体に形成
されており、一対の係合部材は薄肉部分の所定部位を支
点として両側に拡開されると共に、薄肉部分が弾性体と
して機能して一対の係合部材を開閉させるものであるた
め、薄肉部分の支点には応力が集中し易く、繰り返し開
閉することにより薄肉部分は破断し易いという欠点があ
る。
これに対し、本発明の請求項1に係る歯科用ハンドピ
ースのチャック装置において、弾性部材と一対のロック
部材とは一体に形成されたものでなく、一対のロック部
材はそれぞれ異なる支点で回動可能且つ開閉可能になる
ように一対の枢軸部材により各別に枢着され、また弾性
部材は線状材により一対のロック部材の外周に沿った形
状に形成され、弾性部材は一対のロック部材を押圧して
それぞれ異なる枢軸部材を支点として各別に回動させる
ので、開閉時においても弾性部材には応力集中が生じ難
く、部材の破断も防止できて、さらに、弾性部材は従来
技術のものと比べて拡開可能範囲が広いので、係止すべ
き歯科処置工具の基端部と前記ロック部材との係止部分
を大きくとることができて、歯科処置工具を確実に係止
固定することが可能である。
また本発明の請求項2に係る歯科用ハンドピースのチ
ャック装置において、弾性部材と一対のロック部材とは
一体に形成されたものではなく、一対のロック部材は位
置決め手段により固定ディスクの中央に向けて両側で平
行移動するように規制され且つ開閉可能に位置決めさ
れ、弾性部材は一対のロック部材をそれぞれ固定ディス
クの中央開口部に向って押圧するので、開閉時において
も弾性部材には応力集中が生じ難く、部材の破断も防止
できて、さらに、ロック部材は従来技術のものと比べて
拡開可能範囲が広いので、係止すべき歯科処置工具の基
端部と前記ロック部材との係止部分を大きくとることが
できて、歯科処置工具を確実に係止固定することが可能
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る歯科用ハンドピースの先端部を概
略的に示す縦断面図、第2図はプッシュボタン35及び渦
巻きバネ34を取り除いて示すチャック装置30の平面図、
第3図はチャック装置30の要部を示す分解斜視図、第4
図はコントラバー11の基端部を示す部分斜視図、第5図
は第1図においてプッシュボタン35を押下げてコントラ
バー11を抜き取った状態を概略的に示す縦断面図、第6
図は第2図の状態からプッシュボタン35を押下げ、ロッ
ク部材32が互いに拡開した状態を示す平面図、第7図は
本発明の他の実施例を示す歯科用ハンドピースの縦断面
図、第8図はプッシュボタン35及び渦巻きバネ34を取り
除いて示すチャック装置70の平面図、第9図はチャック
装置70の要部を示す分解斜視図、第10図は、第8図の状
態からプッシュボタン35を押下げ、ロック部材72が互い
に拡開した状態を示す平面図、第11図は従来のハンドピ
ースの先端部を概略的に示す縦断面図、第12図は従来の
チャック機構を示す分解透視斜視図である。 11……コントラバー(歯科処置工具)、11b……係止
溝、30,70……チャック装置、31,71……固定ディスク、
31a,71a……中央開口部、32,72……ロック部材、32c,72
c……突出係合部、33……係止バネ(弾性部材)、35…
…プッシュボタン。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基端部に係止溝を有する歯科処置工具と、
    該歯科処置工具を受入れるための中央開口部を有する固
    定ディスクと、該固定ディスクの中央開口部の周縁部に
    載置し、前記歯科処置工具の係止溝と係合する突出係合
    部を備える一対のロック部材と、前記歯科処置工具を着
    脱するため前記一対のロック部材をそれぞれ異なる支点
    で各別に回動可能且つ開閉可能に枢着する一対の枢着部
    材と、前記一対のロック部材が前記一対の枢軸部材を各
    別に支点として前記固定ディスクの中央開口部に向って
    回動するように押圧し、該中央開口部に受入れた歯科処
    置工具の係止溝と前記各ロック部材の突出係合部とを嵌
    合・係止させる弾性部材と、前記弾性部材の押圧力に抗
    して、対向する前記一対のロック部材を互いに拡開さ
    せ、前記歯科処置工具の係止を解除するプッシュボタン
    とを備え、 前記弾性部材は、前記一対のロック部材と一体の部材と
    して形成せずに、線状材を一対のロック部材の外周に沿
    った形状に形成してなることを特徴とする歯科用ハンド
    ピースのチャック装置。
  2. 【請求項2】基端部に係止溝を有する歯科処置工具と、
    該歯科処置工具を受入れるための中央開口部を有する固
    定ディスクと、該固定ディスクの中央開口部の周縁部に
    載置し、前記歯科処置工具の係止溝と係合する突出係合
    部を備える一対のロック部材と、前記一対のロック部材
    を各々前記固定ディスクの中央開口部に向って押圧し、
    該中央開口部に受入れた歯科処置工具の係止溝と前記各
    ロック部材の突出係合部とを嵌合・係止させる弾性部材
    と、前記歯科処置工具を着脱するため前記一対のロック
    部材を前記固定ディスクの中央に向けて両側で平行移動
    するように規制し且つ開閉可能に位置決めする位置決め
    手段と、前記弾性部材の押圧力に抗して、対向する前記
    一対のロック部材を互いに拡開させ、前記歯科処置工具
    の係止を解除するプッシュボタンとを備え、前記一対の
    ロック部材と前記弾性部材とは一体に形成せずに別部材
    として形成したことを特徴とする歯科用ハンドピースの
    チャック装置。
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