JP3152346U - カートリッジ式ポンプ付容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】詰め替え容器の吸入管の側面からも液体を吸入できるようにすることで、内容物が粘性の高い液体の場合でも、内容物が容器に残留することなく排出できるようにしたポンプ付容器を提供する。【解決手段】吸入管7の側面からも液体を吸入することからポンプ4に掛かる負荷が軽減され、粘性の高い液体でも残留物を極少とすることができる。また、ポンプを挿入した詰め替え容器8を収納容器本体1に納め、該収納容器の口頸部にポンプに付帯の蓋を嵌合することで詰め替え作業が完結することから、操作性が簡単である。また、収納容器本体はボトル形状であることから、制約条件が少なく、比較的容易に多種多様なデザインが可能となる。さらに、構造がシンプルであるため、収納容器の製造コストを安くすることができる。【選択図】図1

Description

本考案は詰め替え容器をカートリッジとして機能するポンプ付容器に関するものである。
特許公開2001−335087号には、詰め替え容器をカートリッジとして機能するポンプ付容器が開示されている。収納容器は円筒形をなし、口頸部に螺合する蓋で構成され、蓋中央部に開口部を有する。その開口部は詰め替え容器口頸部により貫通される構造となっており、外部より吸入管付ポンプを挿入し、ポンプに付帯する蓋を詰め替え容器口頸部に螺合することで収納容器と一体となる構造となっている。詰め替え容器はポンプによる負圧と大気圧を利用し、内容物を排出するよう工夫されており、容易に変形する薄肉構造となっている。吸入管は詰め替え容器の底付近に達し、吸入口はその先端に設けられている。上記の容器は内容物が粘性の低い液体の場合にはその機能を発揮し、満足できるものである。しかし、内容物の粘性が高い場合、ポンプに負荷が掛かり過ぎ、多量の内容物が残留するおそれがある。また、構造上、容器の形状は口頸部が広口の形に限定され、デザイン性を要求される場合、対応が困難である。
特開2001−335087号公報
第1に、詰め替え容器の内容物が粘性の高い液体の場合でも、内容物が容器に残留することなく排出できること。第2に、操作性が簡単であり、デザイン性が高く、製造コストが安い収納容器とすることである。
第1の手段として、詰め替え容器はポンプの吸引力および大気圧で容易に変形し、内容物を吸入口に押し出し、排出する構造形態となっているため、内容物が粘性の高い液体の場合、液体が吸入管の吸入口まで移動する距離が長いと詰め替え容器および吸入管と液体との間に生じる摩擦抵抗力が大きくなる。その力はポンプの吸引力を上回るため、液体は排出不能となる。以上のことから、液体の移動距離を最小とする方策として吸入管は側面からも液体を吸入できる構造とする。
第2の手段として、収納容器本体はボトル形状を成し、口頸部から底面または側面に至る断面により二分し、側面または底面のヒンジ、係止、または、ヒンジおよび係止の組合せで一体となる構造とする。
吸入管の側面からも液体を吸入することからポンプに掛かる負荷が軽減され、粘性の高い液体でも残留物を極少とすることができる。また、ポンプを挿入した詰め替え容器を収納容器本体に納め、該収納容器の口頸部にポンプに付帯の蓋を嵌合することで詰め替え作業が完結することから、操作性が簡単である。また、収納容器本体はボトル形状であることから、制約条件が少なく、比較的容易に多種多様なデザインが可能となる。さらに、構造がシンプルであるため、収納容器の製造コストを安くすることができる。
実施形態に係わる装置の軸方向一部断面図である。 実施形態に係わる収納容器本体を開いた状態の斜視図である。
ポンプから垂下した硬質な吸入管は側面が網目状、ヘチマ状等の多孔質な形状、または、側面に複数の孔を穿設した形状で、側面からも液体を吸入でき、プラスチック等耐久性適宣素材で形成されている。
収納容器本体はボトル形状を成し、口頸部から底面または側面に至る断面により二分し、側面または底面のヒンジ、係止、または、ヒンジおよび係止の組合せで一体となる構造とする。詰め替え容器口頸部と嵌合する装着筒をポンプ本体に気密性を保持して嵌着する。収納容器本体口頸部とポンプに付帯する蓋は嵌合することにより一体化する。
以下、添付図面に従って実施例を説明する。1は耐久性のプラスチック等適宣素材で形成された収納容器本体で、ボトル形状を成し、口頸部に直接ポンプ支持蓋5が嵌合する。該収納容器は底面で左右に開閉し、底面をヒンジ2とし、側面に係止3が有る。ポンプ4は詰め替え容器8を脱着、装着するための装着筒6を有する。該装着筒はポンプ本体に嵌着し、詰め替え容器に空気が流入しない構造となっている。該詰め替え容器は蓋を有しており、詰め替えに際しては蓋を脱着し、吸入管7を挿入する。さらに、詰め替え容器口頸部に装着筒6を嵌合する。詰め替え容器8は該ポンプの吸引力及び該詰め替え容器に作用する大気圧で容易に変形する構造であり、耐久性のあるビニール等適宣素材で形成されている。吸入管7は該ポンプから垂下し、先端及び側面に吸入口のある硬質素材の管であり、該詰め替え容器の内容物の吸引を容易とする。
上述のごとき構成からなるものであるから、詰め替えに際しては詰め替え容器8をポンプ4と一体化後、収納容器本体1に入れ、該収納容器本体を閉じ、収納容器本体口頸部にポンプ支持蓋5を嵌合することにより詰め替え作業は完結する。
収納容器本体はボトル形状を成し、口頸部から底面または側面に至る断面により二分し、側面または底面のヒンジまたは係止、または、ヒンジおよび係止の組合せで一体となる構造であり、口頸部に直接ポンプ支持蓋が嵌合する。この構造の特性上、収納容器は成形が容易であり、また、容器の形状にあまり制約をうけない。また、ポンプに詰め替え容器を脱、装着するための装着筒を取り付け、吸入管の先端及び側面に吸入部を設けたものであるため、技術的にも経済的にも容易に導入可能である。
1 収納容器本体
2 ヒンジ
3 係止
4 ポンプ
5 ポンプ支持蓋
6 装着筒
7 吸入管
8 詰め替え容器

Claims (1)

  1. 収納容器本体はボトル形状を成し、口頸部から底面または側面に至る断面により二分し、側面または底面のヒンジ、係止、または、ヒンジおよび係止の組合せで一体となる構造であること、
    ポンプ下端より垂下する吸入管は側面にも孔のある形態であり、側面からも液体を吸入できるプラスチック等耐久性適宣素材で形成されていること、
    ポンプの吸引力および大気圧で容易に変形する素材で形成された詰め替え容器とポンプを収納容器本体内で一体化するため、ポンプ外周部に気密性を保持して、装着筒を嵌着させたこと、
    収納容器本体の口頸部にポンプ支持蓋を嵌合することで、収納容器本体とポンプを一体化したこと、
    を特徴とするカートリッジ式ポンプ付容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015123978A (ja) * 2013-12-26 2015-07-06 株式会社吉野工業所 外ケースを備えたポンプ付きチューブ容器
USD979284S1 (en) 2021-01-08 2023-02-28 Wella International Operations Switzerland Sàrl Fluid dispenser covering

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