JP3152250U - 重機等作業用防振マット - Google Patents
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Abstract
Description
また、手で掴む箇所が無いため、現場や保管場所でのハンドリングが困難である。
更には、鉄板や地面に対するずれ防止対策は、ずれ止めの付いた鉄板を使うか、アンカーで防振マットを地面に固定することによって行っているが、これらの方法は、特殊な部材或いは作業が必要となる。
また、上記ポリオレフィン系樹脂発泡体から成る内体材が外装材によって覆われているので、内体材が、汚れたり、傷つく虞がなく、繰返し使用回数を高めることができる。
(a)エチレン、プロピレン、ブテン等のα−オレフィンの単独重合体。
(b)2種以上のα−オレフィン同士の共重合体。
(c)α−オレフィン成分と他のモノマー成分とからなる共重合体であって、且つα−オレフィン単位成分比率が30重量%以上、好ましくは50重量%以上、より好ましくは70重量%以上、更に好ましくは80重量%以上、最も好ましくは90重量%以上の共重合体。
(d)上記(a)、(b)及び(c)の群から選ばれた2種以上の混合物。
(e)上記(a)、(b)、(c)及び(d)の群から選ばれた1種又は2種以上と、上記(a)、(b)、(c)又は(d)とは異なる他の合成樹脂成分又は/及び他のエラストマー成分との混合樹脂組成物であって、該組成物中のα−オレフィン成分単位比率が30重量%以上、好ましくは50重量%以上、より好ましくは70重量%以上、更に好ましくは80重量%以上、最も好ましくは90重量%以上の混合樹脂組成物。
(f)エチレンの単独重合体。
(g)エチレン成分と他のモノマー成分とからなる共重合体であって、且つエチレン単位成分比率が30重量%以上、好ましくは50重量%以上、より好ましくは70重量%以上、更に好ましくは80重量%以上、最も好ましくは90重量%以上の共重合体。
(h)上記(f)及び(g)の群から選ばれた2種以上の混合物。
(i)上記(f)、(g)及び(h)の群から選ばれた1種又は2種以上と、上記(f)、(g)又は(h)とは異なる他の合成樹脂成分又は/及び他のエラストマー成分との混合樹脂組成物であって、該組成物中のエチレン成分単位比率が30重量%以上、好ましくは50重量%以上、より好ましくは70重量%以上、更に好ましくは80重量%以上、最も好ましくは90重量%以上の混合樹脂組成物。
また、架橋ポリエチレン系樹脂は、例えば、有機過酸化物等によりポリエチレン系樹脂に架橋構造を導入した周知のものであり、該架橋構造の有無は、沸騰キシレン不溶分の有無にて確認することができる。なお、架橋ポリエチレン系樹脂は、ゲル分率が5重量%以上、さらに10〜90重量%、特に40〜80重量%であることが好ましい。
矩形状の板体とした場合の寸法は、縦・横0.5m〜3.0m程度が適当であり、特に搬送の容易性から、少なくとも一辺の長さが1.2m以下であることが好ましい。また、板厚は、緩衝特性と強度の観点から、25〜300mm、好ましくは100〜200mmの板厚とされる。
なお、上記内体材2の密度は、JIS K 7222(1999年)に準拠し、見掛けコア密度により得られた値である。また、曲げ弾性率は、JIS K 7221−1(1999年)に準拠して測定した値である。但し、試験片は、スキン無しの厚み5mmのものを使用し、試験片の数は5とした。
これは、75%圧縮後の残留歪みが25%を越えると、繰り返し使用した場合における、緩衝特性の維持が期待できないためである。
なお、本考案で言う75%圧縮後の残留歪みは、次のようにして測定された値である。
次に、この試験片を、JIS Z 0234(1976年)のA法に従って、静的圧縮試験を行う。この際の試験条件については次の通りとする。
試験片の厚み方向に10±1mm/分の速度で、当初の試験片の厚み(T0 :mm)の25%になるまで圧縮(75%圧縮)し、その後直ちに圧縮した向きとは反対向きに10±1mm/分の速度で圧縮を開放する。解放後直ちに試験片の厚みを測定し、これをT1 (mm)とする。この試験における試験片の数は5とした。
以上の測定に基づき、各試験片に対する75%圧縮後の残留歪み(S:%)は、次式により得られる。
S=(T0 −T1 )×100÷T0
本考案で言う75%圧縮後の残留歪みは、各試験片に対する75%圧縮後の残留歪みの計5つの結果を相加平均した値を言う。
なお、上記した範囲の曲げ弾性率と上記した範囲の残留歪を備えたポリオレフィン系樹脂発泡体としては、株式会社ジェイエスピーのポリプロピレン系樹脂発泡粒子成形体である商品名「ピーブロック」の内、密度が20〜60g/Lのものや、同社のポリエチレン系樹脂発泡粒子成形体である商品名「ミラブロック」の内、密度が20〜70g/Lのものが好ましく例示される。
内体材2が複数の板体を積層して形成される場合、各板体の密度は10〜200g/Lの範囲内、更に、20〜70g/Lの範囲内であることが好ましく、各板材の厚みは25〜100mmの範囲内、更に25〜75mmの範囲内であることが好ましい。また、3層以上の板体により内体材2が形成されている場合、外側に密度の低い板体が位置し、該密度の低い板体に密度の高い板体が挟まれている構造のものが、強度、防振特性、緩衝特性の観点から特に好ましい。
なお、本明細書においてシートとは、開口面積が10,000mm2 あたり1,000mm2 未満のものをいい、その下限は通常0mm2 である。
また、外装材3を網状物とした場合、そのネット状の交点は、10,000mm2 あたり4箇所以上が好ましく、開口面積は、10,000mm2 あたり7,000mm2 以下であることが接触によって外装材3が引っ掛かったり、破けたりし難い観点から好ましく、上記観点から6,000mm2 以下がより好ましく、5,000mm2 以下が更に好ましい。一方、その下限は1,000mm2 である。
これにより、防振マット1、特に内体材2の防振効果で、建機Bの作業時の挙動により発生する地面に対する振動を低減する効果(地盤を伝搬する振動の振動レベルを3〜30dB低減できる。)を発揮するとともに、外装材3が破損や破れを防ぎ、再利用が可能なものとなる。
2 内体材
3 外装材
4 把手
5 開口
6 ファスナー
7 滑り止め用パッチ
8 面ファスナー
9 孔
9a メッシュ
10 作業面板(剛板)
A 地面
B 建機
Claims (15)
- 密度が10〜200g/Lのポリオレフィン系樹脂発泡体によって形成された板体を含む内体材を、外装材で包んだことを特徴とする、重機等作業用防振マット。
- 上記内体材が、単層の板材であることを特徴とする、請求項1に記載の重機等作業用防振マット。
- 上記内体材が、複層の板材によって構成されていることを特徴とする、請求項1に記載の重機等作業用防振マット。
- 上記複層の板材が、発泡体によって形成された密度の異なる2種以上の板材を含むことを特徴とする、請求項3に記載の重機等作業用防振マット。
- 上記複層の板材が、発泡体によって形成された板材と、無発泡の硬質合成樹脂によって形成された板材とを含むことを特徴とする、請求項3に記載の重機等作業用防振マット。
- 上記複層の板材が、発泡体によって形成された板材と、合板によって形成された板材とを含むことを特徴とする、請求項3に記載の重機等作業用防振マット。
- 上記発泡体が、ポリオレフィン系樹脂発泡粒子成形体であることを特徴とする、請求項1、4、5、または6に記載の重機等作業用防振マット。
- 上記外装材が、合成樹脂製シート、合成樹脂製網状物、合成繊維製シート、合成繊維製網状物、ゴム製シート、ゴム製網状物、或いは基布を樹脂またはゴムにて被覆してなる複合シートであることを特徴とする、請求項1〜7のいずれかに記載の重機等作業用防振マット。
- 上記外装材に、把手を付設したことを特徴とする、請求項1〜8のいずれかに記載の重機等作業用防振マット。
- 上記外装材に、上記内体材を出し入れする開口を形成したことを特徴とする、請求項1〜9のいずれかに記載の重機等作業用防振マット。
- 上記開口に、ファスナーを取付けたことを特徴とする、請求項10に記載の重機等作業用防振マット。
- 上記外装材の表面に、滑り止め材を添設したことを特徴とする、請求項1〜11のいずれかに記載の重機等作業用防振マット。
- 上記外装材の表面に、面ファスナーを添設したことを特徴とする、請求項1〜12のいずれかに記載の重機等作業用防振マット。
- 上記外装材に、水抜き孔を形成したことを特徴とする、請求項1〜13のいずれかに記載の重機等作業用防振マット。
- 上記内体材が、矩形状の板体であり、少なくとも一辺の長さが1.2m以下であり、上記防振マットの総重量が、20kg以下であることを特徴とする、請求項1〜14のいずれかに記載の重機等作業用防振マット。
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