JP3151989B2 - スピーカ - Google Patents

スピーカ

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JP3151989B2
JP3151989B2 JP00974793A JP974793A JP3151989B2 JP 3151989 B2 JP3151989 B2 JP 3151989B2 JP 00974793 A JP00974793 A JP 00974793A JP 974793 A JP974793 A JP 974793A JP 3151989 B2 JP3151989 B2 JP 3151989B2
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diaphragm
roll
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清 山岸
敏 ▲高▼山
一樹 本田
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Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
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Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各種音響機器に使用され
るスピーカに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のスピーカにおいて、振動板の外周
に接合されるエッジをエッジの円周方向に複数個の片に
分割し、隣合う分割片と分割片の断面を上下対称なロー
ル形状として隣合う分割片と分割片との間を断面が徐々
に連続して変化する連結片で連結して形成したエッジの
内周を振動板に、さらに外周をフレームに結合した構成
のものがあり、以下にこのような従来のスピーカについ
て図面により説明する。
【0003】図4は上記従来のスピーカの構造を示すも
のであり、同図(a)は平面図、(b)は同図(a)の
X−O−Yにおける断面図を示す。同図において1はプ
レート、2はプレートと一体に構成されたヨーク、3は
プレート1に結合したマグネット、4はマグネット3の
上面に結合したセンターポール、5はセンターポール4
の外周とヨーク2の内周面で構成される磁気ギャップ中
に保持されたボイスコイル、6はボイスコイル5のボビ
ン、7はボイスコイルボビン6の先端に結合したコーン
形の振動板、8はボイスコイルボビン6の外周部に結合
したダンパー、10はダンパー8と振動板7及び磁気回
路を保持するフレーム、11は振動板7のエッジであ
る。
【0004】ここで上記エッジ11は円周方向に4分割
以上の複数の片に分割し、この分割片を部分的に半円ま
たは放物曲線からなる凹状ならびに凸状のロールを使い
分けており、12,13は凸状のロール、14,15は
上記凸状ロール12,13と上下対称な形状に形成され
た凹状のロール、16,17,18,19は上記各分割
片をそれぞれ連結する連結片である。
【0005】図5に上記エッジ11の連結片17近傍の
構成を要部斜視図で示す。凸状ロール13と凹状ロール
15は上下対称構造であり、その間を断面が徐々に連続
して変化する連結片17によって連結されている。以上
のように形成されたエッジ11を用いてスピーカを構成
することにより、振動板7のエッジ11における支持力
や空気排除量の非対称性を改善し、上記非対称性に起因
する高調波歪を大巾に低減させると共に振巾直線性を向
上させ、高性能なスピーカを実現しようとするものであ
った。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では図4から明らかなようにエッジ11の外周を
フレーム10に結合することで凹状ロール14,15は
フレーム10の内周に近接し、振動板7の振巾によって
これらが接触して異常音が発生するといった問題があっ
た。
【0007】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、従来の対称構造のエッジが持つ利点を生かしながら
エッジとフレームが接触せず異常音を発生しないスピー
カを、シンプルな構造で実現することを目的とするもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のスピーカは、円周方向に分割された複数の分
割片が交互に上下対称となる形状とし、この分割片どう
しを断面が徐々に連続して変化する連結片で連結したエ
ッジと、このエッジの外周部に結合された磁気ギャップ
を有する磁気回路に結合されたフレームと、前記エッジ
の内周部に結合された前記磁気ギャップにはまり込むボ
イスコイルを中心に結合した振動板とで形成されたスピ
ーカであって、前記エッジの外周縁と前記分割片の一方
の凹状ロールが前記振動板の振巾時に前記フレームとの
接触を防止する断面が半円状の補助ロールまたは平坦部
を設けたものである。
【0009】
【作用】上記構成により、対称構造に形成されたエッジ
のフレーム側の周縁に断面が半径0.5mm以上の半円状
の補助ロール、あるいは1mm以上を非結合部とする平坦
部をフレームに結合することで、エッジとフレームは適
度な距離を保ち、両者の接触を防止することができる。
【0010】
【実施例】(実施例1)以下、本発明の第1の実施例に
よるスピーカについて図面を参照しながら説明する。図
1は本発明の第1の実施例におけるスピーカの構造を示
すものであり、同図は(a)は平面図、(b)は同図
(a)のX−O−Yにおける断面図を示し、同図におい
て上記図4で示した従来例と同じ構成部品には同一の符
号を付し、その説明は省略する。
【0011】本実施例は対称構造に形成されたエッジ1
1Aの外周に補助ロール20を設けたものであり、その
断面は半径Rで形成される半円状である。
【0012】また、図2は上記エッジ11Aの連結片1
7の近傍を示した要部斜視図であり、凸状ロール13と
凹状ロール15は上下対称構造であり、その間を断面が
除々に連続して変化する連結片17によって連結し、外
周は補助ロール20を介してフレーム10への結合部へ
と続いている。
【0013】このような構成により、上記補助ロール2
0によって凹状ロール15とフレーム10は一定の距離
を保つことができる。また、補助ロール20の半径R
は、その効果を上げるために0.5mm以上は必要である
が、エッジ11Aの対称性を保つためには小さい程良
い。従って補助ロール20の半径Rは、凹状ロール1
4,15の大きさや振動板7の振巾量によって最適値が
異なる。
【0014】また、補助ロール20は図1のようにエッ
ジ11Aの全周に設けてもよいし、凹状ロール14,1
5の外周にのみ設けてもよい。但し、後者の場合は凸状
ロール12,13と凹状ロール14,15の大きさが異
なるために対称性は不利となる。
【0015】(実施例2)以下、本発明の第2の実施例
によるスピーカについて図面を用いて説明する。図3は
本発明の第2の実施例におけるスピーカの構造を示すも
のであり、同図(a)は平面図、(b)は同図(a)の
X−O−Yにおける断面図を示し、同図において上記図
4で示した従来例と同じ構成部品には同一の符号を付
し、その説明は省略する。
【0016】本実施例はエッジ11Bの外周に平坦部2
1を設けたもので、金型形状の簡便化を図ったものであ
る。また、この平坦部21は非結合部(自由部)の巾W
=1mm以上を確保して残部の外周部をフレームに結合す
ることが必要で、図3のようにエッジ11Bの全周に設
けても良いし、凹状ロール14,15の外周のみに設け
てもよいが、後者が対称性で不利になることは上記実施
例1の補助ロール20の場合と同じである。
【0017】また、上記本実施例のようにエッジ11B
に平坦部21を設けることは共振やローリングの原因と
なり易く、実施時においてはこの点を充分確認する必要
がある。なお、上記共振やローリングを抑えたり、非結
合部の巾Wを均一に規制したりするため、平坦部21の
上面あるいは下面を矢紙等で補強することも考えられ
る。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明によるスピーカは、
対称構造に形成されたエッジのフレーム側となる周縁部
に断面が半径0.5mm以上の半円状の補助ロール、ある
いは1mm以上を非結合部とする平坦部を設け、これを介
してフレームに結合することにより、対称構造のエッジ
が有する利点、即ち、エッジにおける支持力や空気排除
量の非対称性を改善し、上記非対称性に起因する高調波
歪を大巾に低減させると共に振巾直線性を向上させる点
を生かしながら、エッジに形成された凹状ロールとフレ
ームに適度な距離を持たせ、両者の接触による異常音の
発生を防止してより高性能なスピーカを実現するもので
ある。さらに、本発明は金型形状のみで実施できて工数
も増加せず、量産性、実現性においても価値あるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の第1の実施例におけるスピーカ
の平面図 (b)同断面図
【図2】同実施例におけるエッジの連結片近傍を示す要
部斜視図
【図3】(a)本発明の第2の実施例におけるスピーカ
の平面図 (b)同断面図
【図4】(a)従来のスピーカの平面図 (b)同断面図
【図5】従来のスピーカのエッジの連結片近傍を示す要
部斜視図
【符号の説明】
1 プレート 2 ヨーク 3 マグネット 4 セーターポール 5 ボイスコイル 6 ボイスコイルボビン 7 振動板 8 ダンパー 10 フレーム 11,11A,11B エッジ 12,13 凸状ロール 14,15 凹状ロール 16,17,18,19 連結片 20 補助ロール 21 平坦部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−241400(JP,A) 実開 昭60−98996(JP,U) 実開 昭51−41437(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04R 7/20

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円周方向に分割された複数の分割片が交
    互に上下対称となる形状とし、この分割片どうしを断面
    が徐々に連続して変化する連結片で連結したエッジと、
    このエッジの外周部に結合された磁気ギャップを有する
    磁気回路に結合されたフレームと、前記エッジの内周部
    に結合された前記磁気ギャップにはまり込むボイスコイ
    ルを中心に結合した振動板とで形成されたスピーカであ
    って、前記エッジの外周部と前記フレームとの間に(前
    記分割片の一方の凹状ロールが前記振動板の振巾時に前
    記フレームとの接触を防止する)半径0.5mm以上の半
    円状の補助ロールまたは1mm以上を非結合部とする平坦
    部を設けたスピーカ。
JP00974793A 1993-01-25 1993-01-25 スピーカ Expired - Lifetime JP3151989B2 (ja)

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