JP3151626U - 洋装に着用の羽織。 - Google Patents

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Abstract

【課題】新しい感覚の洋装に着用できる羽織を提供し、装着時のフィット性、着脱の簡便さと保存管理の簡略化、和装の品格も温存され、この結果従来すべての和装着用分野への更なる利用進出を可能となし得る洋装に着用の羽織を提供する。【解決手段】羽織衿5の胸部内向き最外縁部15に極細長尺の弾性のあるプラスティック線状体10の挿入を成し、袖口6bは袖裾外側最下部6aまで縫着されず、最適の止着位置にてくるみボタン6によって装着される。さらに袖形はラッパ風の袖4を形成し、次いで袖付け最下部4b近辺の下縁線4cよりくり状を形成した脇線7を形成する。脇縫着の裾最下部7bに長めの脇スリット8を設け、背縫い裾最下部9aにはセンターベンツ9を形成する。さらにロープ紐付き土台ブローチを上下にスライドすることにより、胸部衿空き巾12の間隔を広狭自在に連動可能となる。【選択図】図1

Description

本考案は羽織の直線裁ちが故に発生する種々の不具合を修正解消するべく胸部の衿廻り及び脇を洋装風にフィットさした構成をなし、さらに羽織紐の操作を簡略化したる洋装に着用の羽織に関するものである。
羽織は本来直線裁ちであり、衿は下方に直線を以って成すものであって、それらを羽織紐で結ぶことによって胸部衿空き巾を強制修正し各人最適の容姿にするのであるが、本来の直線裁ちの衿の形状を緩やかな曲線にすることは不可能であり、羽織紐装着時の引っ張りによる衿の乳付け部に極端なくの字型を呈することが多く、さらに前身頃の乳付け部分から脇線にかけへこみや脹らみを具現する。
羽織は着物の上に着るが故に、着装において下着である着物との寸法上の約束事がありこれを違えば着装時の着心地の悪さ、さらに見場の悪さを呈し安心して着装できないという不合理さがある。
考案が解決しようとする課題
そこで、この考案は上述する従来の羽織に見られる問題点を解消するべく、フリー感覚の着装を成さしめ、さらに衿胸部内向き最外縁部(15)が緩やかな曲線の丸みをもたせ洋服感覚にて設定したる構成を成すものである。
さらに洋装の観念に追随することなく、着物本来の伝統工芸性を失わず基本原点である着物衿、袂のある袖を温存し、着ることの煩雑さから離れ羽織る、まとうの簡便さを以って洋装との共存を可能とするものである。然るに着物本来の着用分野である冠婚葬祭用はもとより一般用のすべてに着用可能にするべく洋装に着用の羽織を提供しようとするものである。
課題を解決するための手段
請求項1記載の考案によれば、洋装に着用する羽織であって左右の衿胸部の内側向き最外縁部(15)に、極細長尺の弾性のあるプラスティック線状体(10)を挿入させ、左右の羽織紐(18,19)によって両方の衿胸部を引き寄せ、装着時に衿胸部の内向き最外縁部(15)が緩やかな丸みを成した陵線を以って形成させるものである。
請求項2記載の考案によれば、洋装に着用の羽織の袖(4)におけるラッパ状に構成された袖(4)の、袖付け最下部(4b)付近より袖下縁線(4c)が身頃脇(7c)に下降曲線を以って食い込ませ、くりの状態を形成した脇線(7)を以って構成させるものである。
また、袖口(6b)は袖裾最下部(6b)までと、この時点より袖付け(4a)に向かって約3センチ程度を縫着せず、さらに各人の袖口(6b)最適部にはループ止着によるくるみボタン(6)で構成するものである。
請求項3記載の考案によれば、羽織紐(18,19)はロープを使用したループタイを用いるものであり、羽織衿(5)に設けた乳付けフック(20)に装着した時にY字型の羽織紐ロープを形成させ、このロープ紐付き土台ブローチ(11)を上下にスライドすることによって、胸部衿空き巾(12)が広狭自在に連動可能となせるものである。
考案の効果
以上の構成になる洋装に着用の羽織によれば、請求項1記載の如く衿胸部の内向き最外縁部(15)が丸みのある洋装同様の衿元の構成を成し(左右衿は衿胸部が図1の如く胸部衿空き巾(12)に向かいやや丸みを以って形成してある)、従来の羽織では表現の出来ない新しい感覚を表現出来るものとなる。
また請求項2記載の如く、本来直線裁ちが常道である羽織衿をラッパ風とし袖の下縁線(4c)を緩やかな下降曲線の延長を以って脇(7a)に食い込ませるくり状を形成した脇線(7)を成せる結果、本来の羽織に必然的に発生する脇(7c)部分に発生する生地の脹らみ、へ込み、余りが消滅し洋装風にフィットした見場の良い物となる。
請求項3によるロープ紐付き土台ブローチ(11)のロープ(18,19)であるが従来の羽織紐に比べまったく異質の物となり新しい感覚を具現する。さらに着装の位置が微調整する事が出来最良の装着を成せるものである。
さらに、洋服感覚のためハンガーによる整理保存が洋服同様簡便であり、またフリー的な感覚で簡便に着装することが出来るため、購入と同時にその場で着装できることも可能となり、観光物産的なものにもなり得る。
本来、直線裁ちの羽織は袖(4)と身頃(2)の縫着においては、袖付け(4a)さらに脇(7a)へと直線を以って下降するのが常道であるが、これを袖付け最下部(4b)より袖の下縁線(4c)を緩やかな下降曲線の延長を以って脇(7a)に食い込ませるくり状を形成した脇線(7)を以って構成させるものである。このことによる脇のしぼり込みを図ったものとなり洋服感覚をさらに強調されるものとする。
次ぎに、活動が容易になるべく左右後身頃(3)の背縫い最下部にセンターベンツ(9)を設け、さらに前身頃(2)後身頃(3)の左右両脇縫い最下部(7b)に長めの脇スリット(8)を設定するものである。
本来羽織紐は結ぶものあるが請求項3の考案品によれば、このロープ紐付き土台ブローチ(11)を乳付け部フック(20)に接続し、これを上下にスライドすることにより最良の胸部衿空き巾(12)と連動させるものである。さらに乳付け部フック(20)を中心に上下2センチ間隔にて装着位置を微調整するべく2個のフックを増設置する。
この洋装に着用の羽織本体(1)の実施例は、まず従来の羽織と同様前身頃(2)後身頃(3)袖(4)衿(5)を有し(脇下部に装着される襠はなし)、また前身頃(2)の前身頃前下り(2a)は通常の羽織の如く3センチ程度下がるものとし、基本的にホーマル用はやや着丈が長目となりカジュアル用は短目となるものであってこれらの構成及び部材を以って縫着し形成さす。
つぎに添付図面によって実施例を説明する。請求項1による極細長尺の弾性のあるプラスティック線状体(10)の(下方最下部端末に落下防止のため1センチのL型(16)に形成済み)長さ約25センチ、太さ2ミリを、先ず衿(5)と身頃縫着部に設置された極細長尺の弾性のあるプラスティック線状体(10)を初期挿入口(21a)より左右衿の乳付け部フック(20)の下部10センチに設定したる定着挿入誘導口(21)への挿入をなし、さらに乳付け部フック(20)の15センチ上方近辺まで進入完了の後、極細の弾性のあるプラスティック線状体(10)を下部衿の上下を縫合して設置したる下降落下防止部(17)まで戻し定着させる。
尚、極細長尺の弾性のあるプラスティック線条体定着挿入誘導口(21)への定着であるが、乳付け部フック(20)の下部衿最外縁部(0021説明)を巾5ミリ長さ約2センチを下部衿上下で縫い合わせた筒状を作成し、緩やかな止着の状態を成さしめ、残り未止着の部分は衿中空部で遊びの状態で放置する。
請求項2においては袖(4)の形態をいわゆるラッパ袖を形成させ、この袖付け最下部(4b)付近より袖下縁線(4c)が身頃脇(7c)に下降曲線を持って食い込ませ、くりの状態を形成した脇線(7a)を以って構成する。
請求項3によるロープ紐付き土台ブローチ(11)であるが、先ず裏面にあるストッパーを外しこのブローチ本体を持ちながら下方及び上方にあるどちらかのロープ(18、19)2本を持ってロープ紐付き土台ブローチ(11)を上または下にスライドすれば同時に胸部衿空き巾(12)の広狭に連動スライスするものである。
本考案の洋装に着用の羽織の衿(5)であるが上下二部の衿を重ねて縫製するものであり、極細長尺の弾性のあるプラスティック線状体(10)は下部衿に、また極細長尺の弾性のあるプラスティック線状体の落下防止設定部(17)及び極細長尺の弾性のあるプラスティック線状体の定着挿入誘導口(21)、衿と身頃縫着部に設置された極細長尺の弾性のあるプラスティック線状体の初期挿入口(21a)等はすべて下部の衿にそれぞれ設置されるものである。さらに乳付け部フック(20)は上下部衿の中間部にやや奥まって装着されるため符号の説明には名称があれども正面からは見え難いものに成っている。
請求項2においては図4の如く本来の羽織袖の直線裁ちによる縦長矩形状の袖を、袖裾外側最下部(6a)先端の下縁より袖付け(4a)に向かい曲線を以って袖丈を狭く絞り込み、身頃に逢着させるラッパ袖といわれる羽織袖を形成させる。
さらに脇に食い込ませた脇線(7a)を直線を持って下降せず、やや外側に緩やかな曲線を以って幅広の裾を構成させる。
つぎに袖裾外側最下部(6a)まで縫着のない袖口(6b)止着のボタンであるが、各人好みの位置にループを作成しくるみボタン(6)にて止着させるものでありくるみボタンの形状及び色合いも好みと着用用途により種々変更させるものである。
本考案の製品は上述の如くであるが、さらにブティッ及びアクセサリー関連の装飾業者とのコラボレーション惹起し、古い着物のリメーク、また着用の簡便性により観光物産ともなり得る。
本考案の洋装に着用の羽織の実施例を示す正面図である。 図1の背面図である。 胸部衿にロープ紐付き土台ブローチの装着状態を示す正面図である。 ラッパ袖にくるみボタンをつけた拡大正面図である。
1 羽織本体の正面図
2 前身頃
2a前下がり
3 後身頃
4 袖
4a袖付け
4b袖付け最下部
4c袖の下縁線
5 衿
6 くるみボタン
6a袖裾外側最下部
6b袖口
7 くり状を形成した脇線
7a脇線
7b脇裾最下部
7c身頃脇部
8 脇スリット
9 背縫い最下部センターベンツ
9a背縫い裾最下部
10 極細長尺の弾性のあるプラスティック線状体(衿中空内設置)
11 ロープ紐付き土台ブローチ
12 胸部衿空き巾
13 上向きロープ紐端末飾り具
14 下向きロープ紐端末飾り具
15 衿胸部の内向き最外縁部
16 極細長尺の弾性のあるプラスティック線状体最下部端末L字型
17 極細長尺の弾性のあるプラスティック線状体落下防止設定部(衿中空内設置)
18 下向きロープ紐
19 上向きロープ紐
20 乳付け部フック(図なし)
21 極細長尺の弾性のあるプラスティック線状体定着挿入誘導口
21a衿と身頃縫着部に構築された極細長尺のプラスティック線状体の初期挿入口

Claims (3)

  1. 洋装に着用する羽織であって左右の衿胸部の内側向き最外縁部(15)に、極細長尺の弾性のあるプラスティック線状体(10)を挿入させ、左右の羽織紐(18,19)によって両方の衿胸部を引き寄せ、装着時に衿胸部の内向き最外縁部(15)が緩やかな丸みを成した陵線を以って形成されることを特徴とする洋装に着用の羽織。
  2. 上記洋装に着用の羽織の袖(4)が正面からみるとラッパ状に形成されていて、袖付け最下部(4b)付近より袖下縁線(4c)が身頃脇(7c)に下降曲線を以って食い込ませ、くりの状態を形成した脇線(7)を以って構成することを特徴とした請求項1記載の洋装に着用の羽織。
  3. 上記羽織紐(18,19)はロープを使用したループタイを用いるものであり、羽織衿(5)に設けた乳付けフック(20)に装着した時にY字型の羽織紐ロープを形成させ、このロープ紐付き土台ブローチ(11)を上下にスライドすることによって、胸部衿空き巾(12)が広狭自在に連動可能となることを特徴とする請求項1記載の洋装に着用の羽織。
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