JP3150947B2 - 水質浄化装置 - Google Patents

水質浄化装置

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JP3150947B2 JP25425398A JP25425398A JP3150947B2 JP 3150947 B2 JP3150947 B2 JP 3150947B2 JP 25425398 A JP25425398 A JP 25425398A JP 25425398 A JP25425398 A JP 25425398A JP 3150947 B2 JP3150947 B2 JP 3150947B2
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    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage

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  • Biological Treatment Of Waste Water (AREA)
  • Aeration Devices For Treatment Of Activated Polluted Sludge (AREA)
  • Water Treatment By Sorption (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、湖沼、河川、溜め
池などの浄化に使用される水質浄化装置、より詳しく
は、濾過材として木炭を使用した水質浄化装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、生活排水の多様化、農薬の使用、
化学物質の排出等の影響により、湖沼、河川、溜め池等
の水質が著しく悪化している。リンや窒素等によって植
物のプランクトンや放射菌が異常に繁殖し、これらの微
生物はカビ臭の原因となっている。特に、水質の富栄養
化によりアオコが大量に発生し、これがさらに水質汚染
を助長する結果となっており、悪臭の原因ともなってい
る。
【0003】アオコは動物の動きを鈍くし、甚だしい場
合、マヒや痙攣を起こして死に至らしめることが報告さ
れている。特に、日本でも広く分布するアオコプランク
トンの一種であるミクロキスティスが作る「ミクロシス
チン」と呼ばれる有毒物質は、強い肝臓毒素を持ってお
り、発ガン性も指摘されている。
【0004】このミクロシスチンは、湖沼や河川の富栄
養化が進んだ地域で水道の原水中にかなりの濃度で含ま
れることが知られてきている。そこで、WHOは飲料水
中の有害化学物質の濃度基準を定めたガイドラインの改
定作業の一環として、世界各国で水質汚染が問題になっ
ているミクロシスチンに基準値を定める方向となってい
る。
【0005】このような悪化した水質を改善する方法と
して、例えば、特開平1−254294号公報、特開平
4−62206号公報、特開平5−192693号公報
等には、木炭を使用した水質浄化技術が開示されてい
る。
【0006】木炭は、水質浄化能力に優れ、安全無害で
コスト面でも経済的であり、亜硝酸窒素、アンモニア性
窒素、全窒素、全リン、塩素、臭気、トリクロロエチレ
ン等の有害化学物質の除去、さらには、溶存酸素量(D
O)、浮遊物質(SS)、生物化学的酸素要求量(BO
D)、化学的酸素要求量(COD)等の改善に優れた効
果がある。
【0007】ところが、上記従来の木炭浄化技術、例え
ば、特開平5−192693号公報に記載された水質浄
化装置は、金網、格子又は孔開きプレートで構成された
篭体の内部に、ゼオライト層、木炭層等よりなる浄化槽
本体を上下に順次設けたものであり、これを河川等に設
置した場合、側面部からの土砂の侵入等により、浄化層
本体の目詰まりを生じやすい。
【0008】特に、一度に大量の流入水が流れ込むと、
濾過材を通過する水の流速が速くなり、効果的な浄化が
困難である。また、木炭層等からなる浄化槽本体の水の
通過は、河川水の流速等によるため、水の流れのない湖
沼等においては効果的な浄化は困難である。このため、
湖沼等を全体的に浄化するには、水を完全に抜いて大が
かりな浚渫作業を行う必要がある。
【0009】また、特開平5−192693号公報に記
載された浄化装置は、単に、篭体の内部に、木炭層等よ
りなる浄化層本体を上下に順次設けたものであるため、
浄化すべきエリアに応じた拡張が困難であった。
【0010】このような問題を解決するものとして、本
発明者は、特開平8−206646号公報において、濾
過材への土砂の流入を防いで長時間浄化効果を維持し、
かつ、流速のない湖沼等においても高い浄化効率を維持
し、さらに、浄化エリアに応じて適宜拡張が可能な水質
浄化装置を開示した。
【0011】特開平8−206646号公報記載の水質
浄化装置は、上面を開口した容器内に木炭層を形成する
と共に、該木炭層の上面に汚染水流入孔を有する上蓋を
配設し、さらに前記容器の底部近傍に浄化水集水口を設
けた複数基の浄化ユニットと、該浄化ユニットの前記浄
化水集水口に接続され複数基の浄化ユニットを接続する
接続パイプと、該接続パイプに連結され前記浄化ユニッ
ト内の浄化水を吸引放出するポンプ装置とを備えたもの
である。
【0012】このように、上面のみを開放した容器及び
汚染水流入孔を有する上蓋によって、特に側面方向から
の土砂の流入が効率良く阻止され、上面より土砂を含ま
ない汚染水のみが木炭層を通過するようになる。したが
って、木炭層への土砂の流入がなく、木炭層の目詰まり
が防止され、長期間に渡って浄化効果を維持することが
できる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】特開平5−19269
3号公報等に記載された水質浄化装置を湖沼へ設置する
場合、湖沼の水を抜いて地底の堆泥土を浚渫し、地底に
防水シートを敷くか、あるいは、砂利等を敷き均して、
格子状の籠型の箱を組み立て、その中に濾過材を入れ、
浄化を行っている。
【0014】しかしながら、農業用水の溜め池等、時期
によっては水抜きができない池もある。既設の池の浚渫
で作業用機械や泥土の搬出など大型車両のできない所な
ど、進入道路を新たに設けなければならないなど、費用
がかさむ。また、濾過材の洗浄や交換の際には、池の水
を抜いて作業しなければならないため、メンテナンスに
も膨大な費用がかかる。
【0015】一方、特開平8−206646号公報に開
示した水質浄化装置の湖沼への設置は、浄化ユニットと
ポンプ装置、及び接続パイプを準備し、装置を小舟ある
いは浮きボードに載せて湖沼内の設置場所近くに係留
し、浄化ユニットとポンプ装置を接続パイプにより連結
した後、浄化ユニットの上蓋の上に砂利などの重しを載
せて水中に沈めることにより行う。したがって、設置作
業は簡略化されているものの、浄化ユニットおよびポン
プ装置が全て水中にあるため、これらのメンテナンス時
には、装置全体を水面まで上昇させる必要があり、多少
の手間や費用がかかってしまう。
【0016】そこで本発明は、特開平8−206646
号公報にて開示した水質浄化装置をさらに発展させ、安
価な費用で容易に設置およびメンテナンスが可能な水質
浄化装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の水質浄化装置
は、上面に汚染水流入孔を設けた容器内に木炭層を形成
し同木炭層の下方から浄化水を取り出す浄化水集水口を
設けた複数基の浄化ユニットと、前記浄化水集水口に連
通され前記複数基の浄化ユニット内の浄化水を集水する
集水室および外部へ散水する散水室を設けた集散水ユニ
ットと、前記集水室および散水室にそれぞれ連通され前
記集水室内の浄化水を吸引して前記散水室内へ送出する
ポンプ装置とを備えたものである。
【0018】このような水質浄化装置は、浄化ユニット
および集散水ユニットを水中に設置し、ポンプ装置を地
上へ設置して、ポンプ装置を運転して使用する。ポンプ
装置の吸引力によって浄化ユニット上面の汚染水流入孔
から汚染水が流入し、木炭層を通過することによって浄
化された水が浄化水集水口から取り出されて集散水ユニ
ットの集水室へ集水される。この集水室内に集水された
浄化水は、ポンプ装置を経由して集散水ユニットの散水
室へ送出され、外部へ散水される。
【0019】これにより、ポンプ装置の回転数調整や清
掃などの保守点検は、ポンプ装置が地上へ設置されてい
るため、そのまま容易に行うことができる。また、集散
水ユニットには浄化ユニットによって浄化された水だけ
が出入りするため汚れなどが付着あるいは固着すること
がなく、一旦設置した後はメンテナンスの必要がない。
したがって、水中にあってメンテナンスを必要とするも
のは浄化ユニットのみであり、この浄化ユニットのみを
浮き沈みさせてメンテナンス作業する。なお、水中に設
置する集散水ユニットおよび浄化ユニットは、ポリプロ
ピレン、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート、およびF
RPなどの耐腐食性材料や水に強い木材、あるいは発泡
コンクリートや軽量コンクリートなどを用いて形成する
のがよい。
【0020】ここで、複数基の浄化ユニットの浄化水集
水口と集散水ユニットの集水室とは、自在に曲げ可能な
それぞれほぼ同じ長さの接続パイプにより連結するのが
望ましい。これにより、複数基の浄化ユニットから集散
水ユニットを経由してのポンプ装置までの水の流路長が
ほぼ等しくなるため、複数基の浄化ユニットからポンプ
装置までを通過する水に対する抵抗がほぼ等しくなり、
全ての浄化ユニットからほぼ均一に水が吸引できるよう
になる。また、接続パイプが自在に曲がるため、集散水
ユニットを移動させたり、連結した接続パイプを分解し
たりすることなく、浄化ユニットのみを浮き沈みさせる
ことができる。
【0021】また、集散水ユニット内に浄化ユニットと
連通させて曝気用空気を送出するための曝気空気室を設
けることもできる。浄化ユニットと曝気空気室とは自在
に曲げ可能な接続パイプにより連結し、前述の接続パイ
プと抱き合わせて固定するのがよい。そして、曝気空気
室に連通したコンプレッサやブロワ等により曝気用空気
を供給し、曝気空気室から各浄化ユニットへ曝気用空気
を分配する。各浄化ユニットでは、曝気用空気を多数の
微細な孔を設けたパイプ等によって微細気泡化して曝気
を行う。
【0022】一方、浄化ユニットに、空気および水を出
入りさせて浄化ユニットを浮き沈みさせるための空気室
を設けるのが望ましい。これにより、空気室に空気を導
入して水を排出させれば、浄化ユニットの浮力が増加し
て、浄化ユニットを水面に浮かせることが可能となり、
浄化ユニットを水面に浮かせた状態で、設置場所まで小
型ボートやゴムボート等で引っ張って行くことができ
る。そして、空気室に水を導入して空気を排出させれ
ば、浄化ユニットの浮力が減少して、浄化ユニットを水
中に沈ませて水底へ設置することができる。
【0023】また、湖沼などの水底以外の中層部や上層
部の汚染箇所を浄化する場合には、浄化ユニットにロー
プなどを用いて重しを取り付け、このロープの長さを調
整することによって、浄化ユニットを湖沼の中層部や上
層部等の任意の位置に設置することが可能となる。
【0024】なお、空気室として、空気および水を出入
りさせて浮力を調節できるようにした箱状のものや袋状
のものを浄化ユニットに別途設けてもよいが、浄化ユニ
ットの容器の側板および底板のいずれかまたは両方を少
なくとも二重構造として形成するのが望ましい。つま
り、空気室の一面を浄化ユニットの側壁または底面と共
用することにより、空気室を形成する部材を少なくで
き、また、浄化ユニットと空気室が一つのユニットとな
り、取り扱いが容易となる。
【0025】また、空気室の上部および底部に、空気お
よび水を出入りさせる弁を連結するのが望ましい。これ
により、空気室上部の弁に空気を圧入する耐圧ホース等
を接続して弁を開き、空気を圧入して空気室底部の弁を
開くと、空気室内の水が排出される。逆に、空気室内に
水を導入する場合は、空気室上部および底部の弁を開け
ば、空気室内の空気が上部の弁から排出され、下部の弁
から空気室内へ水が導入される。
【0026】一方、浄化水集水口は、木炭層の下方から
容器の上部まで延長して設けることもできる。これによ
り、容器の上部から水の吸入および排出の両方ができる
ようになる。すなわち、浄化ユニットの一部を地中に埋
めても、浄化ユニットの上部を水中に出しておけば、浄
化ユニットの機能を損なうことなく使用することでき
る。このパイプは、浄化ユニットの外部に設けてもよい
が、浄化ユニットの内部に設けるほうがよく、設置およ
びメンテナンスが容易となる。
【0027】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施の形態にお
ける水質浄化装置の斜視図、図2(a)は図1に示す水
質浄化装置を構成する集散水ユニットの斜視図、同図
(b)は(a)のX−X線断面図、図3(a)は図1に
示す水質浄化装置を構成する浄化ユニットの一部切欠斜
視図、同図(b)はY−Y線縦断面図、図4は図3に示
す浄化ユニットのZ−Z線断面図である。
【0028】本実施形態の水質浄化装置は、図1に示す
ように、浄化水を集水散水する集散水ユニット20を中
心に置いて、集散水ユニット20と接続パイプ30によ
りそれぞれ連結される5基の浄化ユニット10、集散水
ユニット20と接続パイプ31により連結されるポンプ
装置40、集散水ユニット20と接続パイプ32により
連結されて曝気用空気を送出するブロワ45、ブロワ4
5から集散水ユニット20に送出された曝気用空気を各
浄化ユニット10へ分配する接続パイプ33によって構
成されている。
【0029】図2を参照して、集散水ユニット20は、
六角柱状の耐腐食性のFRP製の容器21内部を中仕切
板22a,22bによって散水室21a、曝気空気室2
1b、および集水室21cの3つの空間に完全に仕切っ
ている。六面ある容器21の側板23のうちの一面に
は、ポンプ装置40と集水室21cを連通して集水室2
1c内の浄化水をポンプ装置40により吸引する送水口
24と、ポンプ装置40と散水室21aを連通して散水
室21a内へ浄化水をポンプ装置40により送出する吸
水口25と、ブロワ45と曝気空気室21bとを連通し
て曝気空気室21b内へ曝気用空気を供給する吸気口2
8とを設けている。
【0030】容器21の側板23の残りの面には、容器
21の集水室21cと後述する浄化ユニット10の浄化
水集水口18とを連通する集水口26と、容器21の散
水室21a内の浄化水を外部へ散水する散水口27と、
浄化ユニット10と曝気空気室21bを連通して曝気用
空気を送出する送気口29とを設けている。ここで、送
水口24、吸水口25、吸気口28、集水口26、およ
び送気口29には雌ねじ付き金具を設けており、接続パ
イプ30,31,32,33をカップリングにより簡単
に連結できるようにしている。
【0031】本実施形態においては、集散水ユニット2
0は六角柱状の容器21として、側板23に各1個の浄
化ユニット10を集水口26に連結したが、この形態に
限らず、側板23に複数個の浄化ユニット10を連結し
てもよい。また、容器21を多角柱状や円柱等の別の形
状としてもよい。すなわち、複数個の浄化ユニット10
からの接続パイプ30を集散水ユニット20に集めてか
ら、ポンプ装置40に連通できるようにすればよい。
【0032】散水口27についても同様に、側板23に
各1個ではなく、複数個設けてもよい。すなわち、ポン
プ装置40からの接続パイプ30に連結して浄化水を外
部に散水できればよい。図2に示すように、集散水ユニ
ット20を中心に置いて、放射状に散水するようにして
いるが、散水口27にパイプを突設し、このパイプの先
端を外周方向に曲げて、渦状に散水されるように形成し
ておけば、水質浄化装置を設置する湖沼の水を攪拌し
て、より均一に浄化できるようになる。
【0033】図3および図4を参照して、浄化ユニット
10は、底板11aおよび四面を囲む側板11bからな
る耐腐食性のFRP製の容器11を形成し、この容器1
1の内部に、上部から、上蓋12、木炭層13、木炭層
13の底面に目詰まり防止ネット14、さらに木炭層1
3を支持する棚板15をそれぞれ設けている。
【0034】上蓋12は、容器11内への土砂の流入を
防ぐと共に、木炭層13への汚染水の流入が均一になる
ように、多数の汚染水流入孔12aを全面に均一に形成
している。また、この上蓋12は、容器11の上端より
も若干低い位置に設けられており、これによって、上蓋
12上面を、浄化ユニット10を水中に沈める際の重し
置きとすることができる。
【0035】木炭層13としては、広葉樹を原料として
炭化温度が700℃以上の高温炭化木炭が好ましい。こ
の高温炭化木炭は1g当たり300m2 以上の多孔質細
孔構造で、吸着作用に富んでおり、また、バランスのと
れた炭素およびミネラル分を含み、木炭に活着した微生
物の生育に重要な役割を果たす。
【0036】このような木炭層13による汚染水浄化の
メカニズムは、まず最初に微生物による物質転換が行わ
れ、ついで微生物の増殖と共生環境が作られる。これに
よって、木炭層13内において原生生物、菌類等が活動
を始める。さらに、木炭層13による水の浄化を開始し
てから数週間後には、微小生物も加わって食物連鎖が徐
々に進み、木炭層13内で水の浄化が持続されることと
なる。
【0037】この微生物による物質転換を持続させるた
めには、木炭層13内を通過させる汚染水の流速を、汚
染の程度に応じて0.5〜3.0cm/minとするの
が望ましい。流速が3.0cm/minを超えると、汚
染水の木炭との接触速度が速すぎて浄化の効果が期待で
きない。
【0038】目詰まり防止ネット14は、合成樹脂製の
網状骨格体を木炭層13と棚板15の間に敷きつめたも
のである。これにより、木炭層13に比較的堅い広葉樹
木炭を使用して、長期間の水の流れによって木炭が崩れ
たとしても、棚板15の浄化水集水孔15aの目詰まり
が防止される。
【0039】棚板15には、木炭層13によって浄化さ
れた浄化水を通過させる多数の浄化水集水孔15aを全
面に均一に形成している。この浄化水集水孔15aは、
使用する場所の水質やポンプ装置40の容量によっても
異なるが、木炭層13内を適度な接触流量(0.5〜
3.0cm/min)を保ち、効率よい浄化を可能にす
るためには、直径1〜3mm程度が望ましい。
【0040】さらに、棚板15の下部には補強脚16が
設けられ、これによって、容器11の底板11aと棚板
15との間に、浄化水溜まり部17を形成している。そ
してこの浄化水溜まり部17の側板の一部を開口して接
続パイプ30を取り付けるための浄化水集水口18を設
けている。また、浄化水溜まり部17に多数の微細孔1
9bを設けたパイプ19aを設け、このパイプ19aの
一端を浄化水溜まり部17の側板の一部を開口して集散
水ユニット20の曝気空気室21bと接続パイプ33に
よって連結するための連結口19を設けている。浄化水
集水口18および連結口19は雌ねじ付き金具として、
接続パイプ30,33をカップリングにより簡単に連結
できるようにしている。
【0041】ところで、この浄化ユニット10を浮き沈
みさせるために、側板11bの上部に空気室として浮き
袋55(図8参照)を設け、この浮き袋に空気および水
を出し入れさせてもよいが、図6に示すように、浄化ユ
ニット10の容器11の底板11aおよび側板11bを
二重構造として空気室50を形成してもよい。なお、二
重とした底板11aおよび側板11bにはそれぞれ補強
脚51を設けて水圧および内圧に耐えられるようにして
いる。ここでは、空気室50を二重構造としたが、さら
に多重構造としたり、空気室50を何室かに分割して形
成することもできる。そして、空気室50の上部および
底部には、それぞれ側板11bの一部を開口して弁5
2,53を接続している。なお、空気室50の底部に接
続した弁53は、弁53が土に埋もれて操作できなくな
るのを防止するため、および操作がしやすいように容器
の中間の高さまで延長して設けている。
【0042】この浄化ユニット10を浮き沈みさせる操
作は、次のように行う。浄化ユニット10を浮かせる場
合は、空気室50の上部に備えた弁52に空気を圧入す
る耐圧ホースを接続して弁52,53を開き、弁52か
ら空気を圧入する。空気室50内の水は空気室50下部
の弁53から排出され、適当な浮力が得られたところで
弁52,53を閉じる。
【0043】逆に、浄化ユニット10を沈ませる場合
は、弁52,53を開けば、空気室50内の空気が空気
室50上部の弁52から排出され、代わりに空気室50
下部の弁53から水が導入される。したがって、浄化ユ
ニット10は浮力が減少し、沈んでいく。
【0044】図5(a)は図1に示す水質浄化装置の湖
沼への適用例を示す平面図、同図(b)は縦断面図であ
る。
【0045】水質浄化装置の湖沼Lへの設置は次の手順
により行う。まず、集散水ユニット20の集水口26と
5個の浄化ユニット10の浄化水集水口18とを自在に
曲げ可能なそれぞれ同じ長さの接続パイプ30により連
結する。また、集散水ユニット20の送気口29と各浄
化ユニット10の連結口19とを自在に曲げ可能な接続
パイプ33によって連結する。ここで、接続パイプ33
内は空気であるため、水中へ沈めたときに接続パイプ3
3が浮かないように、接続パイプ30とバンドなどを用
いて結束しておく。
【0046】さらに、集散水ユニット20の送水口24
および吸水口25を、それぞれポンプ装置40の吸引口
41および送出口42に接続パイプ31により連結す
る。また、集散水ユニット20の吸気口28とブロワ4
5とを自在に曲げ可能な接続パイプ32により連結す
る。ここで、接続パイプ31,32は、接続パイプ30
と同様に、自在に曲げ可能なものとしてもよいが、ポン
プ装置40およびブロワ45は地上Gへ設置し、集散水
ユニット20は湖沼L内へ設置した後は移動することが
少ないため、接続パイプ31,32はポリ塩化ビニル製
パイプやスチール製パイプなどを用いて、集散水ユニッ
ト20を湖沼L内へ沈めた後にポンプ装置40およびブ
ロワ45とそれぞれ連結してもよい。
【0047】接続パイプ31,32の連結が終わった
ら、複数の浄化ユニット10および集散水ユニット20
を水面に浮かせ、浮きボートでそれぞれの設置場所まで
引っ張って行く。そして、浄化ユニット10および集散
水ユニット20を所定位置へ沈める。浄化ユニット10
は前述したように浮力を調整して沈め、もし沈める重量
が足りない場合などは、浄化ユニット10の上蓋12の
上に砂利などの重しを載せる。この重しに用いた砂利な
ども濾過材としての機能を果たす。集散水ユニット20
はその内部に水が流入することにより沈んでいく。
【0048】これによって、図5(b)に示すように、
湖沼Lの水抜きをすることなく、湖沼Lの水底の堆積物
上面に浄化ユニット10および集散水ユニット20を設
置することができる。なお、浄化ユニット10は、浮力
を調整することによって、自由に浮き沈みさせることが
できるので、必要に応じて浮かせて移動させることがで
きる。
【0049】この状態で、ポンプ装置40を駆動させる
と、ポンプ装置40の吸引力により、湖沼L内の水は、
図5の矢印Aで示すように、浄化ユニット10の上部か
ら汚染水流入孔12aを通って浄化ユニット10内に吸
引され、木炭層13を通過しながら浄化される。浄化さ
れた水は、浄化水集水孔15a、浄化水溜まり部17、
接続パイプ30を経て集散水ユニット20の集水室21
cに吸引される。各浄化ユニット10からの浄化水は一
旦、集散水ユニット20の集水室21cに集められ、ポ
ンプ装置30を通り、集散水ユニット20の散水室21
aへ送出され、散水口27から、図5の矢印Bで示すよ
うに、湖沼L内へ散水される。
【0050】また、ブロワ45を駆動すれば、接続パイ
プ32を介して集散水ユニット20の曝気空気室21b
へ曝気用空気が供給され、集散水ユニット20から各浄
化ユニット10へ曝気用空気が分配される。各浄化ユニ
ット10の連結口19からパイプ19aに入った曝気用
空気は、パイプ19aに設けられた多数の微細孔19b
を通過することによって微細気泡化されて曝気が行われ
る。これにより、汚染の進んだ湖沼などのDO,BO
D,COD等を改善することができる。
【0051】図8は図6に示す浄化ユニットの湖沼の中
層部への適用例を示す縦断面図である。図8に示すよう
に、湖沼などの水底以外の中層部や上層部の汚染箇所を
浄化する場合には、空気室50を備えるか、あるいは、
浮き袋56を備える浄化ユニット10にロープ57を用
いて重し56を取り付け、このロープ57の長さを調整
することによって、浄化ユニット10を湖沼の中層部や
上層部等の任意の位置に設置することができる。浄化ユ
ニット10のメンテナンス時には、空気室50あるいは
浮き袋56に空気を出し入れすれば、重し56を付けた
まま浄化ユニット10を浮き沈みさせることが可能であ
る。
【0052】図7は本発明のさらに別の実施の形態にお
ける水質浄化装置を構成する浄化ユニットの縦断面図で
ある。
【0053】本実施形態における浄化ユニット10は、
図7に示すように、浄化水集水口18aを木炭層13の
下方の浄化水溜まり部17から浄化ユニット10の容器
11の上部まで延長して設けている。これにより、浄化
ユニット10の一部を地中に埋めても、浄化ユニット1
0の上部を水中に出しておけば、浄化ユニット10の上
部の汚染水流入孔12aから吸引されて木炭層13を通
過しながら浄化された水を浄化ユニット10上部の浄化
水集水口18aから取り出すことができるため、浄化ユ
ニット10の機能を損なうことなく使用することでき
る。図7においては、浄化水集水口18aは側板11b
の一部を開口して設けているが、上蓋12の一部を開口
して設けることもできる。
【0054】図9は図7に示す浄化ユニットの水深の浅
い池への適用例を示す縦断面図である。図9に示すよう
に、水深の浅い池などに図7に示す浄化ユニット10を
用いる場合は、水底を掘り下げて浄化ユニット10を地
中に埋める。このとき、浄化ユニット10への土砂の流
入を防ぐために、浄化ユニット10の側板11bが水中
に10〜15cm突出するようにしておく。
【0055】集散水ユニット20はそのまま水底へ設置
してもよいが、図9に示すように、集散水ユニット20
を散水口27が水中に出るように埋めておいてもよい。
このとき、集散水ユニット20側の接続パイプ30も地
中に埋まってしまうが、集散水ユニット20は一旦設置
した後は移動させることが少ないため、問題にはならな
い。
【0056】集散水ユニット20と連結する接続パイプ
30は、浄化ユニット10の容器11の上部まで延長し
た浄化水集水口18aに接続できるため、この水質浄化
装置は水深の浅い池へも適用可能である。また、水深の
浅い池に限らず、通常の湖沼Lなどでも同様に、水底を
掘り下げて浄化ユニット10を地中に埋めておけば、湖
沼Lの下層部を浄化することができる。
【0057】図10は図7に示す浄化ユニットの水深の
浅い池への別の適用例を示す縦断面図である。図10に
示すように、修景池等で掘り下げができず、水深の浅い
池に適用する場合は、図7に示す浄化ユニット10を上
下逆にして設置し、底板11a上に水性植物60等を植
栽することも可能である。これにより、修景池等の景観
を損なうことなく、池を浄化することが可能となる。
【0058】ところで、本発明の水質浄化装置におい
て、ポンプ装置40の吸引口41および送出口42の先
に、ポンプ装置40による集散水ユニット20への水の
流れを逆転させるバイパス配管および切換弁を設けるこ
ともできる。これにより、水の流れを逆転させれば、集
散水ユニット20の散水口27から汚染水が吸引され、
ポンプ装置40を介して浄化水集水口18から浄化ユニ
ット10内へ入った汚染水は木炭層13を通過すること
により浄化されて、浄化ユニット10の上部の汚染水流
入孔12aから湖沼L内へ散水される。
【0059】このように、水質浄化装置の水の流れを逆
転させることにより、浄化ユニット10内の木炭層13
の逆洗も可能となる。また、浄化ユニット10を設置し
た部位の汚染水を吸引して集散水ユニット20から浄化
水を排出し、水の流れを逆転させて、集散水ユニット2
0から浄化水が混合した汚染水を吸引して浄化ユニット
10から浄化水を排出するという過程を交互に繰り返し
行えば、湖沼Lの水をより早く浄化することが可能とな
る。
【0060】
【発明の効果】本発明により、以下の効果を奏すること
ができる。
【0061】(1)上面に汚染水流入孔を設けた容器内
に木炭層を形成し同木炭層の下方から浄化水を取り出す
浄化水集水口を設けた複数基の浄化ユニットと、前記浄
化水集水口に連通され前記複数基の浄化ユニット内の浄
化水を集水する集水室および外部へ散水する散水室を設
けた集散水ユニットと、前記集水室および散水室にそれ
ぞれ連通され前記集水室内の浄化水を吸引して前記散水
室内へ送出するポンプ装置とを備えることにより、装置
を移動させることなく、ポンプ装置の回転数調整や清掃
などの保守点検を容易に行えるようになる。また、通電
を必要とするポンプ装置が水中にないため、漏電などに
よる感電事故などを防止することもできる。
【0062】(2)複数基の浄化ユニットの浄化水集水
口と集散水ユニットの集水室とを、自在に曲げ可能なそ
れぞれほぼ同じ長さの接続パイプにより連結することに
より、全ての浄化ユニットから均一に水が吸引できるよ
うになり、浄化ユニットを設置したそれぞれの場所を均
一に浄化することが可能となる。また、接続パイプが自
在に曲がるため、接続パイプを分解することなく浄化ユ
ニットのみを浮き沈みさせることができるようになり、
メンテナンスが容易となる。
【0063】(3)集散水ユニット内に、浄化ユニット
と連通させて曝気用空気を送出するための曝気空気室を
設けることにより、浄化ユニットによって水を浄化する
と共に曝気することが可能となる。また、集散水ユニッ
トと一体として設置およびメンテナンスが容易となる。
【0064】(4)浄化ユニットに、空気および水を出
入りさせて前記浄化ユニットを浮き沈みさせるための空
気室を設けることにより、空気室に空気を導入して浄化
ユニットを水面に浮かせて移動させることができ、浄化
ユニットが容易に設置できるようになる。また、浄化ユ
ニットを容易に浮き沈みさせてメンテナンスすることが
できる。
【0065】(5)空気室は、浄化ユニット容器の側壁
および底面のいずれかまたは両方を少なくとも二重構造
として形成することにより、浄化ユニットと空気室を一
つのユニットとして取り扱いが容易となる。
【0066】(6)空気室の上部および底部に、空気お
よび水を出入りさせる弁を連結することにより、この弁
の開閉作業によって浄化ユニットを浮き沈みさせること
が可能となる。
【0067】(7)浄化水集水口は、木炭層の下方から
容器の上部まで延長して設けることにより、容器の上部
から水の吸入および排出の両方ができるようになり、公
園の修景池等の水深の浅い池でも浄化ユニットの一部を
地中に埋めて設置することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態における水質浄化装置
の斜視図である。
【図2】 (a)は図1に示す水質浄化装置を構成する
集散水ユニットの斜視図、(b)は(a)のX−X線断
面図である。
【図3】 (a)は図1に示す水質浄化装置を構成する
浄化ユニットの一部切欠斜視図、(b)はY−Y線縦断
面図である。
【図4】 図3に示す浄化ユニットのZ−Z線断面図で
ある。
【図5】 (a)は図1に示す水質浄化装置の湖沼への
適用例を示す平面図、(b)は縦断面図である。
【図6】 本発明の別の実施の形態における水質浄化装
置を構成する浄化ユニットの縦断面図である。
【図7】 本発明のさらに別の実施の形態における水質
浄化装置を構成する浄化ユニットの縦断面図である。
【図8】 図6に示す浄化ユニットの湖沼の中層部への
適用例を示す縦断面図である。
【図9】 図7に示す浄化ユニットの水深の浅い池への
適用例を示す縦断面図である。
【図10】 図7に示す浄化ユニットの水深の浅い池へ
の別の適用例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
10 浄化ユニット 11 容器 11a 底板 11b 側板 12 上蓋 12a 汚染水流入孔 13 木炭層 14 目詰まり防止ネット 15 棚板 15a 浄化水集水孔 16 補強脚 17 浄化水溜まり部 18,18a 浄化水集水口 19 連結口 19a パイプ 19b 微細孔 20 集散水ユニット 21 容器 21a 散水室 21b 曝気空気室 21c 集水室 22a,22b 中仕切板 23 側板 24 送水口 25 吸水口 26 集水口 27 散水口 28 吸気口 29 送気口 30,31,32,33 接続パイプ 40 ポンプ装置 41 吸引口 42 送出口 45 ブロワ 50 空気室 51 補強脚 52,53 弁 55 浮き袋 56 重し 57 ロープ 60 水性植物 G 地上 L 湖沼

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面に汚染水流入孔を設けた容器内に木
    炭層を形成し同木炭層の下方から浄化水を取り出す浄化
    水集水口を設けて水中へ設置した複数基の浄化ユニット
    と、前記浄化水集水口に連通され前記複数基の浄化ユニ
    ット内の浄化水を集水する集水室および外部へ散水する
    散水室を設けて水中へ設置した集散水ユニットと、前記
    集水室および散水室にそれぞれ連通され前記集水室内の
    浄化水を吸引して前記散水室内へ送出する地上へ設置し
    ポンプ装置とを備え、前記複数基の浄化ユニットの浄
    化水集水口と前記集散水ユニットの集水室とを自在に曲
    げ可能なそれぞれほぼ同じ長さの接続パイプにより連結
    た水質浄化装置。
  2. 【請求項2】 前記集散水ユニット内に、前記浄化ユニ
    ットと連通させて曝気用空気を送出するための曝気空気
    室を設けた請求項1記載の水質浄化装置。
  3. 【請求項3】 前記浄化ユニットに、空気および水を出
    入りさせて前記浄化ユニットを浮き沈みさせるための空
    気室を設けた請求項1または2記載の水質浄化装置。
  4. 【請求項4】 前記空気室は、前記浄化ユニットの容器
    の側板および底板のいずれかまたは両方を少なくとも二
    重構造として形成した請求項3記載の水質浄化装置。
  5. 【請求項5】 前記空気室の上部および底部に、空気お
    よび水を出入りさせるための弁を連結した請求項3また
    は4記載の水質浄化装置。
  6. 【請求項6】 前記浄化水集水口は、前記木炭層の下方
    から前記容器の上部まで延長して設けた請求項1から5
    のいずれかに記載の水質浄化装置。
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