JP3150927U - アスファルトフィニッシャーのタンパ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】タンパエッジがタンパエッジを挟持している摺動面と面当りを保ってタンパエッジが上下動するアスファルトフニッシャーのタンパ装置を提供する。【解決手段】偏心軸33のピン部33bに一端が連結された連杆31の他端にピン29を介して連結されたブラケット28にタンパバー26が固定されて、タンパバー26にタンパエッジ25が固定されている。タンパエッジ25の摺動面25c,25d及びこれらの摺動面と摺動する各摺動面21f,23dの磨耗が軽減される。【選択図】図2

Description

本発明はアスファルト舗装の施工を行うアスファルトフィニッシャーのタンパ装置に関する。
アスファルト舗装道路は、アスファルト舗装を幾層にも施工した複数のアスファルト層から構成される。アスファルト舗装は、天然の砂、砂利、粉砕した石等の骨材とストレートアスファルトを混合した合材を締め固めた層からなり、アスファルト舗装は合材が固化したものである。
アスファルトフィニッシャーは、施工業者の基地からトレーラ又はトラック等で施工現場へ運ばれる。施工現場おいてアスファルトフィニッシャーは、アスファルト合材プラントで混合し、トラックやダンプカー等で施工現場に運ばれた合材を敷き均す工程を担当する。合材は、トラックやダンプカーからアスファルトフィニッシャーに直接受け渡され、アスファルト舗装の幅に広げられ、下層路盤に押し付けられて敷設される。
通常のアスファルト舗装道路においては、雨水が道路に染み込まないので、通行する車のタイヤと路面との間に水の膜ができてブレーキが効かなくなる現象(ハイドロプレーニング現象)が発生して、雨天時の交通事故原因となることなどから、近年、高規格道路と呼ばれる排水性舗装道路が高速道路や幹線道路等で採用されている。排水性舗装道路は、ハイドロプレーニング現象の解消の他に、水跳ねによる運転者の視界の悪化防止効果があり、騒音の軽減効果もあるとされる。
排水性舗装道路では、表層に染み込んだ雨水が、その下の基層上を流れて、排水溝に集められる構成となる。この際、雨水を染み込ませる表層は、通常の舗装よりもやや粗めの骨材に砂や石粉を配合し、ゴムや樹脂を添加して接着力を高めたアスファルトと混合した合材で施工する。これにより、雨水が通過する無数の連通した空隙が存在する表層ができるので、路面に降った雨水は短時間で表層を通過するため路面に水溜りはできない。
排水性舗装道路では、例えば粒径13〜5ミリメートル(6号砕石)と中砂と石粉とからなる骨材にアスファルトを配合して合材としている。上記における砕石は通常の舗装道路に用いられる舗装材の砕石より粒径が大きい。粒径が大きい砕石を結合するためタール分の多いアスファルトをより多く使用する。また、アスファルトフィニッシャーのベースプレートだけで敷き均しても砕石はしめ硬められないのでタンパ装置が用いられる。タンパ装置は合材と接地して合材を衝き固めるタンパエッジを上下動させる駆動手段を設けている。タンパエッジは、アスファルトフィニッシャーの進行方向のタンパエッジの前方
にあるストライキオフと後方にあるスクリードベースプレート(以下、単にベースプレートという)との間にある。
従来のタンパ装置は偏心軸に枢着された偏心輪部材とタンパエッジは剛結されている。この構成によればタンパエッジは上下動の際にわずかに傾動して、タンパエッジのベースプレート、ストライキオフとの接触面側で一方の角がベースプレート、ストライキオフの面に接触して摺動する。このときのタンパエッジの前記のベースプレートとストライキオフと接触しない他方の角とベースプレート又はストライキオフとの隙間は0.05ミリメートル程度である。これによって、通常タンパエッジの方が硬度が大きいのでベースプレートとストライキオフのタンパエッジとの接触面は偏磨耗する。
この磨耗は短期間に生じ、ベースプレート及びストライキオフとタンパエッジ間に隙間が生ずる。放置すると、この隙間から合材が進入しスクリード内で固着する。スクリード内で固着した合材は加熱と手作業で除去する。ストライキオフを外したりしなければこれら作業は出来ないので多大の作業時間を要する。そこで、ストライキオフとベースプレート間の関係位置を定める締結部材を頻繁に締め込む。特許文献1に記載のタンパ装置によればベースプレート及びストライキオフとタンパエッジ間には隙間は生じない。しかし、上記磨耗が早いという点は解消しない。
そこで、偏心軸側をクランクとし、タンパエッジを滑り子として滑り子クランク機構によりタンパエッジを駆動するとタンパエッジはベースプレート、ストライキオフと夫々面接触して摺動することになる。
特許文献1 特開2006−066874号公報
なし
滑り子クランク機構はクランクピンに一端が枢着された連杆の他端を滑り子に枢着している。典型的には内燃機関、外燃機関が採用している。
しかし、内燃機関、外燃機関では滑り子の中間に連杆の一端を枢着している。このようにすることにより、連杆の長さを長く出来、且つ滑り子に加わるサイドスラストが滑り子の中間に加わって滑り子の耐磨耗性に対して好適である。
タンパエッジに直接連杆の一端を連結することも考え得る。しかし、タンパエッジは施工面から反力を受け、曲げ応力が生ずるのでタンパのエッジの高さを大きくしたり、タンパエッジの連杆の連結部にボスを備えなければならない。タンパエッジは鋼材を焼き入れてなるのでボスを備えることは適当でない。
この考案は従来の短冊形のタンパエッジの簡単な形状、寸法を変更することなく、タンパエッジがタンパエッジを挟持している摺動面と面当りを保ってタンパエッジが上下動するアスファルトフニッシャーのタンパ装置を提供することによりタンパエッジと摺動する各部材の摺動面及びタンパエッジの摺動面の磨耗を低減することを目的とする。
この考案はアスファルト舗装の施工を行うアスファルトフィニッシャーのタンパ装置において、スクリードが、夫々がアスファルトフィニッシャーの走行方向に直角で水平方向に長いストライキオフと、タンパエッジと、ベースプレートを走行の順に有し、ストライキオフはベースプレート上部のフレームに支持され、接地面に交叉する長手方向の対タンパエッジ接触面を有し、タンパエッジは長手方向に直角な断面がほぼ方形でスクリードに上下に微動の往復動するようにベースプレート上部のフレームに設けた駆動手段に連結されストライキオフの対タンパエッジ接触面に接する前接触面とベースプレートに接触する後接触面と合材を衝き固める接地面とを有し、ベースプレートはタンパエッジの後接触面に接触する対タンパエッジ接触面と合材を均す接地面とを有し、
タンパエッジが連結される駆動手段は、タンパエッジの上面に固定されたタンパバーと、タンパバーの上方にあってタンパエッジに平行で駆動源から回転力を受ける偏心軸と、偏心軸に一端が回転自在に支持される連杆と、連杆の他端と偏心軸と平行なピンにより回転自在に連結されタンパバーの上端に固定または一体とされたブラケットとを有することを特徴とするアスファルトフィニッシャーのタンパ装置である。
請求項1に係る考案によれば、タンパエッジがベースプレート及びストライキオフと面当りした状態で摺動する。タンパエッジの形状が簡単で従来のタンパエッジに加工を加える必要がない。ブラケットを介しているから連杆は偏心軸に回転自在で、ブラケットに連結されているだけである。従って、従来のタンパ装置を改造してこの考案のタンパ装置をすることが容易である。
中央スクリードの縦断面図である。 ワイドナースクリードの縦断面図である。 ワイドナースクリードの内部を見る正面図である。 加圧装置の略斜視図である。 タンパ装置の略斜視図である。 アスファルトフィニッシャーの側面図である。 図6の平面図である。
以下、本考案の実施例を図面に従って説明する。
以下の説明において左右とはアスファルトフニッシャーの進行方向で見て左右のことである。また、前後方向とはアスファルトフニッシャーの進行する方向と同方向に関していう。
(全体構成)
図6、図7はアスファルトフィニッシャーの側面図及び平面図である。シャーシー枠1は4つの車輪2で支持され、搭載した不図示の内燃機関で矢印イの方向へ走行するようになっている。即ち、車輌としてのアスファルトフィニッシャーは走行装置を有する。なお、走行装置としてはクローラによるものがある。
シャーシー枠1に根本をピン3結合されたアーム4端にはスクリード装置5が設けてある。両側のアーム4先端は横架材で結合され両アーム間をわたって固定軸7が設けられ、固定軸7に中央スクリード枠8が回転自在に支持されている。中央スクリード枠8は操作ハンドル9によって傾動される。
中央スクリード枠8の左右にわたる枠部材には中央スクリード11が固定されている。中央スクリード枠8にはワイドナー支持枠12が固定されている。ワイドナー支持枠12にはワイドナー枠13が左右両側の方向に伸縮自在に取り付けられている。ワイドナー枠13には水平方向に案内として円孔が設けられ、この円孔に案内部材のガイドバー14が出入り自在に摺動するように嵌合しており、ガイドバー14の先端にワイドナー枠13が固定されている。ワイドナー枠13にはワイドナースクリード15が支持されている。
中央スクリード11は車輛の進行方向に該ワイドナースクリード15より前方に有り、両者は常に端部が重なっている。ワイドナースクリード15と中央スクリード11の下面は同一平面上に存在する。なお、アスファルトフィニッシャーによってはワイドナースクリードを備えないものがあるが後述するタンパ装置はワイドナースクリードの無い場合にも適用される。
スクリード装置5には不図示ではあるがスクリード11,15のベースプレート部を加振するために不図示の加振装置を備えている。また、両スクリード11,15のベースプレート部を加熱するための加熱手段を備えている。
作業時は車輛を前進し、説明を省略した油圧装置でもってアーム4をピン3を中心に回転してスクリード装置5を所要の舗装面となる位置まで下げ、車輌前部に設けたホッパー17にアスファルト合材(以下合材という)を投入すると図示矢印ロの方向に移動するコンベヤ18により車輌後部に配設したねじ羽根19に送られ、車輌進行方向に直角方向に配されたねじ羽根19により、左右両側へ送られ、路盤上に散布され、アスファルトフィニッシャーの進行により中央スクリード11、ワイドナースクリード15で押しならされこれらの下面により加振加熱押圧される。なお、後述するタンパ装置を備えており、同時に合材の衝き固めが行われる。
(ワイドナー)
アスファルトフィニッシャーがアスファルト舗装を施工する幅を決めるのがワイドナースクリード15である。合材を敷き均すスクリードは、施工する幅の基となる中央スクリード11と、施工する幅を調節するワイドナースクリード15で構成される。
ワイドナースクリード15は、矢印イで示すアスファルトフィニッシャーの進行方向に対してスクリードの左右両翼を構成し、中央スクリード11と共にスクリードを構成する。
ワイドナースクリード15は、中央スクリード11と一定の隙間を保った状態で、車体の前後方向で見て重なりを常に有する。
(スクリード装置)
既にのべたようにスクリード装置5は中央スクリード11とワイドナースクリード15を備える。図1は中央スクリード11の縦断面図、図2はワイドナースクリードの縦断面図、図3はワイドナースクリードの正面図である。なお、図2は中央スクリードの説明にも用いる。
図1、図2に示すように中央スクリード11、ワイドナースクリード15はストライキオフ21とタンパ装置22と、ベースプレート23と、加圧装置24とを主に有する。なお、タンパ装置22は中央スクリード11、ワイドナースクリード15において駆動手段(駆動装置)の駆動源側を除くと同様な構成であるので、駆動手段の異なる点を除いて同符号を用いる。
ベースプレート23はフレーム23Aの下端に固定されている。ここでフレーム23Aとは燃焼室23bの周壁を構成する前板23e、天板23cを含む部材、上にのびる前板23eの上端に設けた上板23fで一体に設けてある。このフレーム23Aは図6に示す中央スクリード枠8、又はワイドナー枠13に固体されている。
ベースプレート23の下面23aが合材に接する接地面である。ベースプレート23は中央スクリード11、ワイドナースクリード15夫々の全幅にわたる(ここで幅とはアスファルトフィニッシャーの進行方向に直角方向の長さをいう、以下同じ)ベースプレート23を加熱するために図示されない熱源で加熱された加熱空気が送り込まれる燃焼室23bがベースプレート23に設けてある。燃焼室23bはベースプレート23のほぼ全幅にわたる。燃焼室23bを構成する天板23c上には図示されない加振装置が設けてある。燃焼室23bに送り込まれる加熱空気でベースプレート部23aが約120°Cに加
熱される。それだけでなく熱伝導によりタンパ装置22、ストライキオフ21が加熱される。合材は振動するベースプレート23の下面23aで加圧された状態でアスファルトフィニッシャーの図示矢印イの方向の進行により敷き均される。合材を迎え入れるため下面23aは前端部に前上りの斜面23a1を有するがこれを除いて平面である。
ベースプレート23の前部には対タンパエッジ接触面23dが設けてある。対タンパエッジ接触面23dはタンパエッジ25の後接触面25cと後述のタンパエッジ加圧装置24の作用で常時圧接している。
前板23eの上部はそのままほぼ垂直に立ち上り、水平方向の上板23fにつながる。そしてスクリード幅の端部となるベースプレート23を有するフレーム23Aの両端部は側板23gとなっている。ベースプレート23は厚肉鋼板をボルト30で燃焼室23bの構成材に設けたフランジ23kに固定してある。
(タンパ装置)
タンパ装置22はタンパエッジ25、タンパエッジ25をボルト等で一体的に固着したタンパバー26、タンパバー26上面に接してボルト27でもってタンパバー26に固定されたブラケット28、図2に示すように一端がブラケット28にピン29でもって回転自在に連結され他端が偏心ピン部33bに回転自在に連結された連杆31、軸受32(図2参照)を介して連杆31をピン部33bが回転自在に支持している偏心軸33、偏心軸33のジャーナル部33a(図3参照)を回転自在に支持している軸受ブラケット34を有する。軸受ブラケット34はジャーナル部33aを回転自在に支持する図示されない軸受を有する。ピン部33bはジャーナル部33aに対してタンパエッジ25の行程の半分偏心している。
タンパエッジ25は図1、図2に図示のようにほぼ角形断面をしており、合材を衝き固めるために合材に接する接地面は水平な下面25bとアスファルトフィニッシャーの進行方向の合材を迎え入れるように前部が傾斜した斜面25aを有する。タンパエッジ25は超高張力鋼を焼入したものである。断面寸法は前後方向の厚さ25ミリメートル、高さ22ミリメートル程度であり、スクリード11,15の夫々全幅にわたる長さを有する。
タンパエッジ25と同長のタンパバー26がタンパエッジ25の上面に平行して溶着されている。タンパバー26は厚さ25(−公差)ミリメートル、高さはタンパエッジ25を含めて70ミリメートルである。タンパバー26はタンパエッジ25の垂直荷重に対する強度、曲げ剛性を強化する。同時にタンパエッジ25の合材衝き固めのための慣性重量を得るようにしてある。タンパバー26は普通鋼材である。なお、タンパバー26は前後方向の厚さがタンパエッジ25の同厚さよりもわずかに小さい。タンパバー26はベースプレート23の対タンパエッジ接触面23d、ストライキオフの対タンパエッジ接触面21fとは接触しない。
図2に示すようにブラケット28はタンパバー26の上面に接して、六角ボルト27でもってタンパバー26に固定されるアングル部材28aを有する(図3には一部図略)。なお、タンパバー26とブラケット28は溶接、鍛造等で一体としてもよい。
図3に示すように連杆31はベースプレート23を固定したフレーム23Aの長手方向の両側に配設されている。偏心軸33はジャーナル部33aから偏心したピン部33bに軸受32を介して連杆31の上端を回転自在に支持している。
連杆31の下端はブラケット28のヨーク部28bに偏心軸33に平行なピン29でもって枢着されている。
軸受ブラケット34は上下方向の位置を調節可能にフレーム23Aに固定されている。そのための装置は前板23eに設けた図示されない上下方向の案内にガイドされるブラケット本体34aと、ブラケット本体34aの上端に下端がねじ込み固定され、上端部がベースプレート23の上方の上板23fに固定されたブラケット23hを挿通する通しねじ35aと、通しねじ35aにねじ込まれブラケット23hを挟持するナット35c,35dと、ブラケット本体34aの上下方向に長い長穴34a1を挿通して前板23eにねじ込まれるボルト34eを有する。
ボルト34eを弛めて、ナット35c,35dの位置を変えることによりブラケット本体34aは上下動する。そこで、偏心軸33、軸受32、連杆31、ピン29、ブラケット28を介してタンパバー26と一体のタンパエッジ25は上下に位置を変える。これによって、タンパエッジ25の上下位置及びベースプレート23の接地面とタンパエッジ25の接地面との平行度及びタンパエッジ25の上下位置を調整する。調整後はナット35c,35dをブラケット23hに対し締め込み、ボルト34eを締める。
(ストライキオフ)
ストライキオフ21は合材を必要量導き入れる導入部21aと、合材をアスファルトフィニッシャーの前進方向へ押し進める迎え板部21bと、ほぼ垂直な前面板部21cとを有する。導入部21aは前進方向前側がわずかに上った傾斜面であり接地面となっている。迎え板部21bは下端側が前進方向に対して上端側よりもわずかに後退した上下方向の面となっている。導入部21aと迎え板部21bの交叉する角部は円弧21dで丸めてある。導入部21aの後端がタンパエッジ25の前接触面25dと接触する対タンパエッジ接触面21fとなっている。
ストライキオフ21はベースプレート23上のフレーム23A上部に位置を調節可能に枢着されている。以下、詳細に説明する。
ストライキオフ21はピン36でフレーム23Aに枢着されている。このピン36の軸心はアスファルトフィニッシャーの進行方向に直角で水平方向である。ピン36はストライキオフ21の背後の上部の両端部に夫々ある。ピン36はストライキオフ21の背面上部に上下の位置を調節可能に固定された支持部材37のブラケット37aと、フレーム23Aの上板23fに固定されたブラケット23i上に前後方向に位置を調節可能(調整用送り装置は説明を省略)に固定された支持部材38のブラケット38aとの夫々の穴に嵌合している。ブラケット37a,38aは板面が垂直で互に重なり接触している。
支持部材37は図1、図2に示すように逆L形をしている。そしてストライキオフ21の上部に設けたブラケット21eの穴を挿通する上下方向の調節ねじ39が支持部材37の横片37bにねじ込まれている。支持部材37の竪片37cに設けた上下方向の長穴37dを挿通してボルト40がストライキオフ21にねじ込み固定されている。ここで調節ねじ39は例えば六角ボルトである。
六角ボルト40を弛めて調節ねじ39を回転することによりストライキオフ21は上下動できる。所望位置でボルト40を締めるとストライキオフ21の上下方向の位置が定まる。この調節ボルト39はストライキオフ21の幅方向において2個所あるのでストライキオフ21の幅方向における導入部(接地面)21aの水平面に対する傾きを調整できる。
支持部材38は前後方向に長い長穴38bを有する。支持部材38は長穴38bを挿通するボルト41をブラケット23iにねじ込み前後方向に位置を調節可能にブラケット23iに固定されている。ボルト41を弛めてストライキオフ21の上部を前後に位置を調整した後にボルト41を締め込む。これによってストライキオフ21の前後方向の傾きが調節できる。
フレーム23Aの長手方向(幅方向)の両端付近に夫々ブラケット23iを設けて、ブラケット23iに支持部材38の前後位置を調節可能としてあるのでストライキオフ21のアスファルトフィニッシャーの進行方向に交叉する方向の水平面内における傾きを調節可能である。これによって長手方向において対タンパエッジ接触面21fをタンパエッジ25の前接触面25dに均一に当接できる。
(タンパ装置の駆動手段)
タンパ装置22の駆動手段は、偏心軸33がジャーナル部33aに駆動源から回転力を伝えられることによって回転されるようになっている。中央スクリードとワイドナースクリードでは駆動手段は相違点がある。
図1には中央スクリード11におけるタンパ装置22の駆動手段が示されている。ジャーナル部33aに固定したプーリ42とモータ43のモータ軸43aに固体されたプーリ44の間には複数のVベルト45が巻掛けてある。
モータ43はフレーム23Aに設けたスライドベース46に図示矢印の前後方向に位置を調節可能に固定されている。
ここで、Vベルト45が前後方向に巻掛けてあるのでジャーナル部33aが上下位置を調節されてもベルト装置の軸間距離は殆ど変化しないのでジャーナル部33aの上下位置による駆動力の変化は無視できる範囲にある。
図3にはワイドナースクリード15におけるタンパ装置22の駆動手段が示されている。フレーム23Aの前板23eに固定された油圧回転モータ48の出力軸と偏心軸33のジャーナル部33aの先端側につづけて設けた軸端部とは自在継手49で連結されている。自在継手49と油圧モータ48の出力軸又は偏心軸33の軸端部とは何れも回転力を伝えるようににスプライン、又はキーを介していて自在継手49の何れかの端部は軸方向に移動可能としてある。
タンパエッジ25の上下位置を調節するとき、偏心軸33がベースプレート23に対して上下し、油圧モータ48の軸心と偏心軸33のジャーナル部33aがくい違うので自在継手49が用いられているものである。
上記において偏心軸33の偏心量は1.5ミリメートル、偏心軸33の回転速度は800r.p.mである。
(タンパエッジの加圧装置)
タンパエッジ加圧装置24はストライキオフ21とベースプレート23を両者の相対位置にかかわらず常時引寄せて、ストライキオフ21の対タンパエッジ接触面21fとタンパエッジ25の前接触面25dとを加圧すると共にタンパエッジ25の後接触面25cとベースプレート23の対タンパエッジ接触面23dを加圧する加圧部材として弾性部材、例えば、ばね部材52を有する。次に詳細を説明する。
図1,図2に示すようにストライキオフ21の背後の下部に一端がピン51で枢着されてアスファルトフィニッシャーの進行方向の後方へ向ってのび、フレーム23Aに設けたブラケット23jを挿通し他端におねじを有するテンションバー24aが設けてある。テンションバー24aはタンパバー26上方をとおる。又は、図示の場合はタンパバー26の上縁の切り欠き部(図示されない)中を挿通している。
テンションバー24aの一端のヨーク部24a1はストライキオフ21の背部に溶接により固定されたブラケット21gを挟み込み、ヨーク部24a1とブラケット21gの夫々の穴にピン51が丁度嵌合している。
図4に示すようにフレーム23A後部に固定されたブラケット23jのテンションバー24aが挿通する部分はU溝23j1であり、テンションバー24aはピン51を中心にして上方へ回動可能である。
テンションバー24aの他端側には弾性部材が挿入されている。弾性部材としては本例でばね部材52を用いている。具体的には角形の断面を持つ線材を巻いた圧縮コイルばねを用いている。ばね部材52はブラケット23jをばね座としており、テンションバー24aに挿入された座金53を介してねじ込まれたねじ部材であるナット54により締め込まれている。ブラケット23jと座金53間のばね部材52の圧縮によりテンションバー24aでもってストライキオフ21とベースプレート23をタンパエッジ25を介して加圧している。
ばね部材52は本例では外径30ミリメートル又は35ミリメートルの圧縮コイルばねである。テンションバー24aは直径12ミリメートルであり、前記他端のおねじはJISの標準ねじ(並ねじ)である。ナット54の締付トルクは80kg−mであり、テンションバー52にはばね部材52の外径が30ミリメートルの場合には約300kgの引張力が発生する。同じく外径35ミリメートルの場合は約400kgの引張力が発生する。
テンションバー24a、ストライキオフのブラケット21g、フレーム23Aのブラケット23j等は各スクリード11,15夫々の幅方向(長手方向)の両側にあり、2箇所ある。
(作用)
次に上記構成の作用を説明する。アスファルトフィニッシャーが図6、図7において図示矢印イの方向に前進すると、図1、図2に示すように中央スクリード11、ワイドナースクリード15は矢印イの方向に前進する。ホッパー17からコンベア18により図6、図7に示す図示矢印ロ方向に送られた合材はアスファストフィニッシャーの進行方向に直角方向に配設されたねじ羽根19により、左右両側へ送られ、路盤上に散布される。この散布された合材はアスファルトフィニッシャーの進行により中央スクリード11、ワイドナースクリード15で押しならされこれらの下面により衝き固め、加振、加圧される。
上記作用を詳細に説明する。スクリード11,15の下面は全体としてアタックアングルが付されている。ストライキオフ21で推し進められる合材はその下面へ迎え入れる状態となりストライキオフ21では薄層にならされ軽い力で圧縮される。つづく、アスファルトフィニッシャーの進行により、ストライキオフ21を通過した合材はタンパエッジ25で衝き固められる。
中央スクリード11においてはモータ43が回転しておりプーリ44からVベルト45を介してプーリ42が回転され偏心軸33は回転する。ワイドナースクリード15においては油圧モータ48が回転し自在継手49を介して偏心軸33が回転する。
何れのスクリード11,15においても同様に偏心軸33の回転によりピン部33bはふれ回り偏心輪部材31の上部はピン部33bに追従してふれ回り連杆31を介して下部は連杆31からピン29で連結されていて一体的となっているブラケット28、タンパバー26、タンパエッジ25を上下動させる。
偏心軸33の偏心量は小さいので、ピン29がタンパエッジ25より離れていて連杆31の長さが制限されるとしても、ピン29部分で生ずるサイドスラストは小さい。即ち、偏心軸33の偏心量をδ、ピン部33bの中心からピン29の中心までの連杆31の長さをL、タンパエッジ25の垂直荷重をWとするとピン29におけるサイドスラストは最大値はδ/L・Wであり、δ<<Lである。そこでタンパエッジ25はストライキオフ21の対タンパエッジ接触面21fとベースプレート23の対タンパエッジ接触面23dに挟圧され面接触が保たれる。従って、接触面21f,23d及びタンパエッジ25の接触面25c,25dの夫々の磨耗は低減される。
これを従来例のように、偏心軸からタンパエッジまで剛結された、駆動手段と比較してみると、従来例では偏心軸から偏心輪へ回転を伝える際にサイドスラストが発生し、偏心軸とタンパエッジが遠く偏心輪に枢着している上端から下端のタンパエッジまで剛に一体化されているので、タンパエッジとストライキオフ及びベースプレートとの接触面においてのタンパエッジの傾動は小さいとしても面接触とはならない。
この実施例によればピン29にはサイドスラストが発生するのでピン29は可及適に下部に位置するのが好適である。
実施例はタンパエッジ加圧装置を備えている。この考案はタンパエッジで加圧装置を備えないタンパエッジとストライキオフとベースプレートの関係位置が固定されているタンパ装置にも適用される。
C1…ジャーナル中心 C2…中心 RL…連杆中心線
1…シャーシー枠
2…車輪
3…ピン
4…アーム
5…スクリード装置
7…固定軸
8…中央スクリード枠
9…操作ハンドル
11…中央スクリード
12…ワイドナースクリード
13…ワイドナー枠
14…ガイドバー
15…ワイドナースクリード
17…ホッパー
18…コンベア
19…ねじ羽根
21…ストライキオフ 21a…導入部 21b…迎え板部 21c…前面板部 21d…円弧 21e…ブラケッド 21f…対端タンパエッジ接触面 21f1,21f2…凹面 21g…ブラケット
22…タンパ装置
23…ベースプレート 23A…フレーム 23a…下面(接地面) 23a1…斜面 23b…燃焼室 23c…天板 23d…対タンパエッジ接触面 23e…前板 23f…上板 23g…側板 23h,23i,23j…ブラケット 23j…U溝 23k…フランジ
24…加圧装置 24a…テンションバー 24a1…ヨーク部
25…タンパエッジ 25a…斜面 25b…下面(接地面) 25c…後接触面 25d…前接触面
26…タンパバー
27…ボルト
28…ブラケット 28a…アングル部 28b…ヨーク部
29…ピン
30…ボルト
31…連杆
32…軸受
33…偏心軸 33a…ジャーナル部 33b…ピン部
34…軸受ブラケット 34a…ブラケット本体 34a1…長穴 34e…ボルト
35a…通しねじ 35c…ナット
36…ピン
37…支持部材 37a…ブラケット 37b…横片 37c…竪片 37d…長穴
38…支持部材 38a…ブラケット 38b…長穴
39…調節ねじ
40,41…ボルト
42…プーリ
43…モータ 43a…モータ軸
44…プーリ
45…Vベルト
46…スライドベース
47…連杆
48…油圧回転モータ
49…自在継手
51…ピン
52…ばね部材(弾性部材)
53…座金
54…ナット


Claims (1)

  1. アスファルト舗装の施工を行うアスファルトフィニッシャーのタンパ装置において、スクリードが、夫々がアスファルトフィニッシャーの走行方向に直角で水平方向に長いストライキオフと、タンパエッジと、ベースプレートを走行の順に有し、ストライキオフはベースプレート上部のフレームに支持され、接地面に交叉する長手方向の対タンパエッジ接触面を有し、タンパエッジは長手方向に直角な断面がほぼ方形でスクリードに上下に微動の往復動するようにベースプレート上部のフレームに設けた駆動手段に連結されストライキオフの対タンパエッジ接触面に接する前接触面とベースプレートに接触する後接触面と合材を衝き固める接地面とを有し、ベースプレートはタンパエッジの後接触面に接触する対タンパエッジ接触面と合材を均す接地面とを有し、
    タンパエッジが連結される駆動手段は、タンパエッジの上面に固定されたタンパバーと、タンパバーの上方にあってタンパエッジに平行で駆動源から回転力を受ける偏心軸と、偏心軸に一端が回転自在に支持される連杆と、連杆の他端と偏心軸と平行なピンにより回転自在に連結されタンパバーの上端に固定または一体とされたブラケットとを有することを特徴とするアスファルトフィニッシャーのタンパ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011106261A (ja) * 2009-11-20 2011-06-02 Joseph Voegele Ag 舗装を敷設する方法、スクリード、及び道路舗装車

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