JP3150449U - 本の折り目構造 - Google Patents

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幸二 古内
幸二 古内
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日宝綜合製本株式会社
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Abstract

【課題】本の版面の見開きが同じ個所で容易にできるようにするとともに、何回見開きしても、版面が破れ難くする折り目構造を提供する。【解決手段】各版面の喉の折り目となる部分に天から地にかけてミシン目を形成するとともに、ミシン目の間に筋目を形成した折り目構造を施したことを特徴とする。ミシン目と筋目を併用したものであるから、それぞれが互いの欠点を補完し合うものとなる。すなわち、ミシン目は紙片の長さを相対的に短くして折り抵抗を減らすし、筋目は優先的な折りラインを呈出して紙片に対する折り荷重を減じ、破れを防止する働きをする。【選択図】図2

Description

本考案は、見開いたときに各版面が喉の折り目となる部分で正確に折られ、かつ、元に戻り難い本の折り目構造に関するものである。
本では、無線綴じ、中綴じ等を問わず、各版面(ページ)を左右に開いたときに手を離すと元に戻って閉じることがある(これを見開きが悪いという)。特に、厚紙で構成される絵本等ではその傾向が強い。このため、開いたページを手で押えておくか又は強く押えて折り癖を付けたりする必要がある。したがって、面倒であるし、押えるにしても、非力な幼児等ではこれも思うようにならない。
このため、本出願人は下記特許文献1において、喉の折り目となる部分にミシン目、パンチ或いは細長孔(以下、ミシン目という)を形成してこのラインで折り癖をつけるような案件を提案している。ところが、ミシン目は、本来、そのラインで破るためのものであるから、何回か見開くうちに破れてしまうことがある。一方、折り易くするために筋目(溝)を付けることがあるが、紙厚や紙質に対する折り目の深さの調整は難しく、浅ければ折り易さに欠けるし、深ければミシン目と同様に破れ易くなる。
特開2002−86954号公報
本考案が解決しようとする課題は、どのページでも大した力を必要としないで折り目となる決まったラインで見開いた状態を維持でき、かつ、見開きを繰り返しても破れたりしないようにすることである。
本考案は、上記した課題を解決するために、請求項1に記載した、各版面の喉の折り目となる部分に天から地にかけてミシン目を形成するとともに、ミシン目の間に筋目を形成した折り目構造を施したことを最も主要な特徴とするとともに、これにおいて、請求項2に記載した、折り目構造がミシン目の他にパンチや細長孔である手段、請求項3に記載した、折り目構造の位置が底面視で中央ページから表表紙及び裏表紙にかけて山形に形成される手段を主要な特徴とするものである。
請求項1に係る折り目構造によれば、ミシン目と筋目を併用したものであるから、それぞれが互いの欠点を補完し合うものとなる。すなわち、ミシン目は紙片の長さを相対的に短くして折り抵抗を減らすし、筋目は優先的な折りラインを呈出して紙片に対する折り荷重を減じ、破れを防止する働きをする。
閉じた状態の本の斜視図である。 開いた状態の本の斜視図である。 折り構造の断面図である。 閉じた状態の本の一部底面図である。 開いた状態の本の一部底面図である。
以下、本考案の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本考案の一例を示す閉じた状態の本の斜視図、図2は開いた状態の斜視図であるが、本は、周知のように表紙1と版面(本文)2とからなる。綴じ方には、糊を使用したものと、針を使用したものとがあり、前者には、糸綴じ、アジロ綴じ、無線綴じ等があるが、いずれも、本文(折丁)2の一端(背表紙側)3を表紙1の中央部4に糊付けするものである。また、後者には、中綴じ、平綴じといったものがあるが、針を用いて版面を表紙と一緒に綴じたものである。本考案に係る折り目構造は、いずれの製本方式による本にも適用できる。
本考案は、見開いたときに版面2の喉の折り目となる部分において、天から地にかけて折曲ラインとなる個所に折り目構造5を施したものである。図3は折り目構造5の断面図であるが、本例の折り目構造5は、ミシン目6とミシン目6の間を連絡する筋目7とからなる。ここで、ミシン目6とは、紙片に一定間隔で開孔を形成したものであり、これが充たされるものであれば、パンチや細長孔であってもよい。また、筋目7とは、紙片に溝等を連続して形成したものである。
ミシン目6のピッチは適宜でよいが、筋目7との上記した協働関係を維持するためには、開孔部分と無孔部分との長さが同じ程度が適する。また、天と地の端は無孔部分とするのが破れを防止する意味で好ましく、この点で、この部分の長さをミシン目6のピッチ以上に長くしたり、この部分には筋目7を付けないことも考えられる。さらに、筋目7はミシン目6が存在することで比較的浅いものでよく、こうすることで破れ易さ(強度低下)を防ぐことができる。これらミシン目6と筋目7の形成は、ローラやトムソンで最初に筋目7を形成し、その後からミシン目6を形成するものであってもよいし、ミシン目6と筋目7を同時に形成するものであってもよい。
折り目構造5を施す個所は各ページで同じにしてもよいし、異なってもよい。前者であれば、折り目構造5の形成が容易であるし、後者であれば、折曲ラインがずれるから、見開きがより安定する。図4、図5は後者の例を示す本の一部底面図であるが、このように、折り目構造5の位置の積重ライン8が底面視で中央ページを頂部として表表紙及び裏表紙にかけて山形に形成されるのが好ましい。こうすると、見開いたときに折曲ラインが外側に順に低くなって重ならず、厚みを減じて安定した開きとなるからである。
なお、本例では、表紙1にも筋目9を施して見開きを安定させている。この場合の筋目9は、体裁を考えて見返し側を彫り込んだものにしてあり、加えて、筋目9の位置は、版面2の最初と最後のページのミシン目6の位置に合せるのが好ましい。こうすることで、版面2の開きが一層安定するからである。
1 表紙
2 版面
3 背
4 表紙の中央部
5 折り目構造
6 ミシン目
7 筋目
8 折り目構造の積重ライン
9 筋目

Claims (3)

  1. 各版面の喉の折り目となる部分に天から地にかけてミシン目を形成するとともに、ミシン目の間に筋目を形成した折り目構造を施したことを特徴とする本の折り目構造。
  2. 折り目構造がミシン目の他にパンチや細長孔である請求項1の本の折り目構造。
  3. 折り目構造の位置が底面視で中央ページから表表紙及び裏表紙にかけて山形に形成される請求項1又は2の本の折り目構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20150082298A (ko) * 2012-11-07 2015-07-15 유니바인드 리미티드 낱장들로 된 번들을 제본하기 위한 방법과, 이 낱장들로 된 번들을 형성하기 위한 낱장들로 된 번들, 방법 및 장치

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