JP3150403B2 - 在席検知装置 - Google Patents

在席検知装置

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JP3150403B2
JP3150403B2 JP5485092A JP5485092A JP3150403B2 JP 3150403 B2 JP3150403 B2 JP 3150403B2 JP 5485092 A JP5485092 A JP 5485092A JP 5485092 A JP5485092 A JP 5485092A JP 3150403 B2 JP3150403 B2 JP 3150403B2
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雅彦 松中
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Panasonic Corp
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Honda Motor Co Ltd
Panasonic Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動体における搭乗者
が在席しているかどうかを検知する在席検知装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、搭乗者の心拍を検出するための技
術としては、例えば実開平2−213325号公報に見
られるように被測定部位にバイドにて装着できるように
した腕時計型の心拍検出装置があった。
【0003】さらに、人体の在席検知に関しては特開平
3−233391号公報に見られるように座席の二つの
電極間の静電容量の変化で在席を検知するというものが
あった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の方法におい
て、心拍を検出するためには腕部に本体をバンドで固定
せねばならず、利用者にとっては大変煩わしいという課
題があった。
【0005】また、自動車等の移動体に於て非接触で心
拍を検出しようとする際には、寝床内で検出する場合に
は存在しないノイズ、例えばノッキングや路面の凹凸等
によって発生するノイズをも同時に圧電素子が検知して
しまうという可能性があった。
【0006】一方、在席の検知については物体と人体と
の区別が難しいという課題もあった。
【0007】本発明は上記課題を解決するもので、その
第1の目的は生体情報検出手段のセンサ部を車内座席に
埋設することによって搭乗者の心拍の非接触検出を行
い、搭乗者が在席していることを検知することにある。
【0008】第2の目的は心拍情報以外の信号をノイズ
としてカットし精度の高い心拍情報を得ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明の在席検知装置は、車内の座席において搭乗者の
心臓に近い部分にセンサ部を埋設した生体情報検出手段
と、前記生体情報検出手段からの信号より搭乗者の心拍
情報を検出する心拍算出手段と、前記心拍算出手段から
の心拍情報を受信し前記心拍情報の持つ値が一定範囲内
にあるという条件を満たしかつこの満たされた条件が一
定回数以上繰り返された場合には前記搭乗者が前記座席
にいるという在席信号を出力する判断手段とを備え、
記心拍算出手段は、生体情報検出手段からの信号の自己
相関係数を算出する自己相関係数算出手段と、前記自己
相関係数の極大点が前記自己相関係数に対して設定され
た閾値関数の値よりも大きい条件を満たす極大点集合の
うち最大値を示す要素に対応する周期の整数分の1近傍
に存在する前記極大点集合の他の要素に対して基本周期
を算出する基本周期算出手段と、前記基本周期より単位
時間当たりのサイクルを求める演算手段とからなること
を特徴とするものである。
【0010】また、心拍算出手段は前記生体情報検出手
段からの信号の自己相関係数を算出する自己相関係数算
出手段と、前記自己相関係数算出手段の結果より基本周
期を算出する基本周期算出手段と、前記基本周期より単
位時間時間当りのサイクルを求める演算手段とを設けた
ものである。
【0011】
【作用】上記構成によって、座席に埋設された生体情報
検出手段は、搭乗者と座席の接触面において生じる圧変
化を検知し電気信号に変換する。この圧変化には搭乗者
の心拍によるものも含まれている。心拍算出手段は、生
体情報検出手段からの電気信号について単位時間当りの
心拍数を算出する。判断手段は心拍数の値が一定範囲内
にあるという条件を満たしかつこの満たされた条件が一
定回数以上繰り返された場合には在席信号を出力する。
【0012】また心拍算出手段において、自己相関係数
算出手段は入力信号についての自己相関係数を算出す
る。基本周期算出手段は、自己相関係数より入力信号の
基本周期を算出する。演算手段は得られた基本周期より
単位時間当りのサイクル数を算出する。
【0013】
【実施例】以下本発明の第1の実施例を図面を参照して
説明する。図1は本発明の第1の実施例の構成図であ
る。生体情報検出手段1はセンサ部として圧電素子2、
または回路部としてフィルタ回路3、増幅回路4、平滑
化回路5より構成され、心拍算出手段6に接続してい
る。心拍算出手段6は、判断手段7に接続されている。
【0014】なお圧電素子2は、例えば座席の背もたれ
部の搭乗者の心臓に近い部分に埋設されている。圧電素
子2としては例えば薄膜加工したポリフッ化ビニリデン
等が用いられる。
【0015】つぎに、本発明の第1の実施例における作
用について述べる。生体情報検出手段1に於て圧電素子
2は、搭乗者の心拍を初め埋設部分に加えられる様々な
圧変化を、電気信号に変換する。次にフィルタ回路3が
心拍に対応する周波数帯域の信号をろ波する。自動車の
場合にはエンジンの振動が座席に伝わるため、少なくと
も8〜10Hz以上の周波数の信号はカットされる。増幅
回路4はフィルタ回路3を通過した電気信号を増幅す
る。平滑化回路5は増幅された信号を整流、積分する。
【0016】心拍算出手段6は、生体情報検出手段1か
らの信号より単位時間当りの心拍数を算出する。これ
は、A/D変換回路とマイコンなどで実現することが出
来る。
【0017】判断手段は、心拍算出手段からの心拍情報
が通常の人の心拍数範囲に入っており、かつその状態が
一定回数繰り返された場合に人が在席していると判断し
て、在席検知信号を出力する。
【0018】なお本実施例では心拍数の検出を行なって
いるが、生体情報としては心拍以外に呼吸を用いてもも
ちろんかまわない。この時にはフィルタ回路3におい
て、ろ波される周波数帯域は更に低くなる。
【0019】図2は、本発明の第2の実施例の構成図で
ある。心拍算出手段6において自己相関係数算出手段8
は、基本周期算出手段9と接続している。基本周期算出
手段9は演算手段10と接続している。なお自己相関係
数算出手段8、基本周期算出手段9、演算手段10はマ
イコンのソフトウェアとして組み込むことが可能であ
る。
【0020】図3は自己相関係数を用いた基本周波数の
算出アルゴリズムを表わすフローチャートである。自己
相関係数を求める場合にはまず自己相関関数を求める。
自己相関関数はある時点の値とそこから任意の時間τ
(ラグと呼ばれている)だけ離れた時点の値との相関を
表す関数である。本実施例では20Hzのサンプリングレ
ートにより離散データを得ているものとする。従ってτ
はp・Δtと表すことが出来る。pはサンプリングデー
タの個数、Δtはサンプリング周期を表す。ラグの最大
値τmaxはN・Δtを超えない範囲で設定しなければ
ならない。M=N−τmaxとしたとき、一般に自己相
関関数C(p)は、
【0021】
【数1】
【0022】で求められる。しかし本実施例では原波形
に対し平滑化回路5において整流及び積分処理が施され
ているため、date(i)には直流成分
【0023】
【外1】
【0024】が含まれているとみることが出来るから、
C(p)は以下のようにして求める方がよい。
【0025】
【数2】
【0026】
【数3】
【0027】自己相関係数R(p)は、以下の式で得ら
れる。 R(p)=C(p)/C(0) 次に自己相関係数から基本周波数を求める手段について
説明する。図4は求められた自己相関係数をグラフにし
たものである。自己相関係数は理論的にはτが基本周期
分である時に極大値をとる。そこでまず極大点となる点
を求める。図4では極大点として点a,b,c,d,e
があるが、誤差により偶然極大点となった点も含まれて
いるから閾値関数を設定しこれを超える点のみを極大点
として扱う。ここでは点c,d,eが極大点集合の要素
となる。次にこの内の最大値eに対応する周期を仮の基
本周期とする。これは、真の基本周期の整数倍である可
能性があるため、その整数分の1の周期の近傍に第2の
極大点集合の要素があるかを探索する。本第3の実施例
では点cがそれにあたるので、点cに対応する点を基本
周期Tとする。
【0028】基本周期Tが得られると、単位時間あたり
の心拍数が算出できる。1分あたりの心拍数HRは、 HR=60・サンプリング周波数/T で得られる。なお搭乗者が在席していない場合には、心
拍数は0とする。また単位時間当りの心拍数を求めず、
単に基本周期の値だけで在席の判断を行っても構わな
い。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明の在席検知装
置は、在席にいる乗客の心拍を心臓近傍より検出でき
しかも自己相関係数が閾値関数よりも大きい極大点集合
のうち入力信号の基本周期に対応した要素を対象に基本
周期を算出しているので、物体と区別して搭乗者の在席
を検知できる。
【0030】また、自己相関係数を用いて心拍算出を行
なうため心拍以外に混入するノイズに強く、正確な心拍
数を得ることが出来るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における在席検知装置の
構成を示すブロック図
【図2】本発明の第2の実施例における同装置の心拍数
算出手段の構成を示すブロック図
【図3】同装置における心拍算出アルゴリズムのフロー
チャート
【図4】第2の実施例同装置における自己相関係数のグ
ラフ
【符号の説明】
1 生体情報検出手段 6 心拍算出手段 7 判断手段 8 自己相関係数算出手段 9 基本周期算出手段 10 演算手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01V 9/00 B60N 5/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車内の座席において搭乗者の心臓に近い
    部分にセンサ部を埋設した生体情報検出手段と、前記生
    体情報検出手段からの信号より搭乗者の心拍情報を検出
    する心拍算出手段と、前記心拍算出手段からの心拍情報
    を受信し前記心拍情報の持つ値が一定範囲内にあるとい
    う条件を満たしかつこの満たされた条件が一定回数以上
    繰り返された場合には前記搭乗者が前記座席にいるとい
    う在席信号を出力する判断手段とを備え、前記心拍算出
    手段は、生体情報検出手段からの信号の自己相関係数を
    算出する自己相関係数算出手段と、前記自己相関係数の
    極大点が前記自己相関係数に対して設定された閾値関数
    の値よりも大きい条件を満たす極大点集合のうち最大値
    を示す要素に対応する周期の整数分の1近傍に存在する
    前記極大点集合の他の要素に対して基本周期を算出する
    基本周期算出手段と、前記基本周期より単位時間当たり
    のサイクルを求める演算手段とからなることを特徴とす
    在席検知装置。
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JPH043709U (ja) * 1990-04-24 1992-01-14
JP2995801B2 (ja) * 1990-05-25 1999-12-27 松下電器産業株式会社 在床モニタ装置

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