JP3150348U - 貝合わせ用の貝 - Google Patents

貝合わせ用の貝 Download PDF

Info

Publication number
JP3150348U
JP3150348U JP2009001012U JP2009001012U JP3150348U JP 3150348 U JP3150348 U JP 3150348U JP 2009001012 U JP2009001012 U JP 2009001012U JP 2009001012 U JP2009001012 U JP 2009001012U JP 3150348 U JP3150348 U JP 3150348U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shell
japanese paper
shellfish
yuzen
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2009001012U
Other languages
English (en)
Inventor
カツミ 天野
カツミ 天野
Original Assignee
カツミ 天野
カツミ 天野
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by カツミ 天野, カツミ 天野 filed Critical カツミ 天野
Priority to JP2009001012U priority Critical patent/JP3150348U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3150348U publication Critical patent/JP3150348U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Adornments (AREA)

Abstract

【課題】従来、貝遊びの貝を、簡単に、かつ美麗に作成できる貝合わせ用の貝を開発・提供することにある。【解決手段】貝合わせ用の貝において、蛤貝本体(1)の内面に、水で薄めたボンド液を塗布した層(2)を形成し、該層(2)に、予め、貝本体(1)の内面に添わせ、かつ、余白を残した友禅和紙(3)を装着し、該友禅和紙(3)の上に、被膜層(4)を形成し、かつ、つや出しのニス層(5)を形成してなることを特徴とする貝合わせ用の貝から構成される。【選択図】 図1

Description

この考案は、貝合わせ用の貝に関するものである。
従来、貝合わせは、蛤などの二枚貝が、対となる貝殻しか組み合わせることができない性質を利用し、裏返しに置いた貝殻のペアを選ぶようにして遊ぶものでる。
そして、この貝合わせは、平安時代より行われた遊びであるが、江戸時代には、蛤殻を使用し、内側を蒔絵や金箔で装飾されたものを使用していた。
この貝合わせは、「神経衰弱」に似たゲームとして、現在でも密かなブームとして長く続いている。
しかし、貝の内面に、着色し、文字や絵を描いたり、内面に金箔を貼る等の作業は煩雑であった。
見当たらない
そこで、この考案の課題は、従来、貝遊びの貝を、簡単に、かつ美麗に作成できる貝合わせ用の貝を開発・提供することにある。
上記の課題を解決するため、本件の考案者は、友禅ひな形から図形を使用した和紙、友禅染めをした和紙、即ち,友禅和紙に着目し、これを貝の内面に貼る貝合わせ用の貝を開発・提供することにある。
1) この考案によると、貝合わせの貝において、蛤貝本体(1)の内面に、水で薄めたボンド液を塗布した層(2)を形成し、該層(2)に、予め、貝本体(1)の内面に添わせ、かつ、余白を残した友禅和紙(3)を装着し、該友禅和紙(3)の上に、被膜層(4)を形成し、かつ、つや出しのニス層(5)を形成してなり、被膜層(4)ボンドは乾燥すると透明になり、該被膜層によって友禅和紙(3)の色、艶がはっきりと綺麗に出る。
2) また、友禅和紙(3)を使用するため、絵の描けない人でも簡単につくれ、また、蛤貝本体(1)の大・小を問わずつくれ、天然素材である蛤貝の有効利用が図れる。
3) さらに、蛤貝本体(1)に友禅和紙(3)を貼るため、模様が引き立ち、さらに、蛤貝の補強になり、実際に遊んでいても割れ難く、また、日本文化の伝承に繋がる等極めて有益なる効果を奏する。
この考案の一実施例を示し、(a)は斜視図であり、(b)は、蛤貝の拡大断面図である。 この考案の制作工程を示す説明図である。
以下、本考案について詳細に説明する。なお、本考案においては、以下の記述に限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲においては適宜変更可能である。
本考案の一実施例を図面に基づいて詳述すると、貝合わせ用の貝において、蛤貝本体(1)の内面に、水で薄めたボンド液を塗布した層(2)を形成し、該層(2)に、予め、貝本体(1)の内面に添わせ、かつ、余白を残した友禅和紙(3)を装着し、該友禅和紙(3)の上に、被膜層(4)を形成し、かつ、つや出しのニス層(5)を形成してなることを特徴とする貝合わせ用の貝から構成される。
次に、この考案の作成工程を詳述すると、
1) 蛤貝の準備する工程
2) 和紙の形をつくる工程
3) 和紙を貼る工程
4) 被膜の工程
5) つや出し工程
からなるものであり、これらの工程に従って、個々に説明する。
蛤貝の準備する工程ににいては、蛤貝(1)の殻の内側に付いている貝柱・身などを、きれいに取り除き、一週間くらいぬるま湯につけておく。その後蛤貝の内側・外側ともに、タワシで洗う。そして、貝の外側の薄皮を剥いで、ツルツルに磨き、あるいは、外側の薄皮を剥がないで、貝の縞や模様がよく見えるようにする。そして、磨いた貝をよく洗って乾燥し、その後、ひび割れや欠けがないか点検する必要がある。
尚、蛤貝(1)の殻の外側の薄皮を綺麗にはぎ取る他の手段として、炭酸水素ナトリウム(重曹)の溶液に浸すことにより、薄皮がうまく剥がれる。
次に、和紙の形をつくる工程においては、和紙上に貝を載せた場合、一対の貝が載る大きさの四角形の友禅和紙(3)を用意し、この和紙上に、開いた一対の貝殻を置き、貝殻の繋がっている部分を和紙の対角線上におき、該対角線に添って、和紙を切断して、二枚の三角形状にする。また、繋がっている貝を外す。そして、それぞれの貝の内側の上に三角形の和紙を載せ、貝の一番窪んだ箇所に両方の親指で押圧し、和紙を窪みに添わせる。 そして、その状態の貝殻と和紙とを一緒に引っ繰り返し、貝殻の外輪郭より五mmくらいの余裕を残して、カットする。そして、和紙を貝殻から外し、しわの寄っている箇所5ケ所ぐらいに切り込みを入れ、完了する。
さらに、和紙を貼る工程は、木工用ボンドを少量の水で薄めておき、このボンド液で和紙(3)を貝殻(1)に貼着するものであるが、貝の形に切った和紙の裏に、竹串などを利用して、まんべんなく付け、和紙がボンド液の水分を含んで柔らかくなる頃を見計らって、貝殻の内側に貼っていく。貝殻の口の方から紙の余裕5mm位を残して貼り始め、左右へ両手の親指をずらしながら、しわが寄らないように貼る。頂点の耳の処は、切り込みが入っているので少しづつ重なり合うことになる。
ボンドが乾かないうちに、(和紙が水分を含んでいるうちに)全体をみて最小限のしわですむように点検しなおす。尚、しわが寄らないように、和紙を伸ばしすぎると乾いたら和紙が縮んで、貝殻と和紙の間が浮いて離れ、つっぱるので注意する。
そして、完全に乾いてから貝殻より5mm出ている和紙をカットするが、貝殻の外側(和紙う貼っていない方)から見て、余分の和紙をカットする。尚、ハサミの刃を斜めに当てて切るときれいに切れる。
このように、和紙が貝殻からはみ出していないか点検する。若し、和紙が貝殻からはみ出してハサミで切り取れない時にはサンドペーパーで削る。
当然、もう一方の貝殻も同様の工程で和紙を貼る。
そして、被膜の工程は、貝殻に和紙を貼り終えて、貝が乾いた状態で、ボンド(水の入っていない物)を指につけて和紙の部分全体にまんべん無く塗布する。乾燥すると、ボンドは透明になる。
さらに、つや出し工程は、ニスをうすめ液で、少し薄めておき、該液で被膜した貝殻の上に刷毛等で塗布する。尚、ニスが薄い時は、前に塗ったニスが乾いてから重ね塗りをする。また、貝殻の外側に、うすめたニスを塗れば補強になるが、つや無しの自然状態がよければ、そのままにする。
最後に、貝殻の蝶番の部分を嵌めて二枚の貝殻が合うか、いなか、確認をする。
この考案によると、貝合わせ用の貝製造技術を確立し、それに基づいて製造・販売することにより、産業上の利用可能性があるものである。
1 蛤貝本体
2 ボンド液を塗布した層
3 友禅和紙
4 被膜層
5 つや出しのニス層

Claims (1)

  1. 貝合わせの貝において、蛤貝本体(1)の内面に、
    水で薄めたボンド液を塗布した層(2)を形成し、
    該層(2)に、予め、貝本体(1)の内面に添わせ、かつ、余白を残した友禅和紙(3)を装着し、
    該友禅和紙(3)の上に、被膜層(4)を形成し、
    かつ、つや出しのニス層(5)を形成してなる
    ことを特徴とする貝合わせ用の貝。
JP2009001012U 2009-02-25 2009-02-25 貝合わせ用の貝 Expired - Lifetime JP3150348U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009001012U JP3150348U (ja) 2009-02-25 2009-02-25 貝合わせ用の貝

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009001012U JP3150348U (ja) 2009-02-25 2009-02-25 貝合わせ用の貝

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3150348U true JP3150348U (ja) 2009-05-07

Family

ID=54854848

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009001012U Expired - Lifetime JP3150348U (ja) 2009-02-25 2009-02-25 貝合わせ用の貝

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3150348U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107584955A (zh) * 2016-07-06 2018-01-16 厦门小嶝休闲渔村开发有限公司 一种扇贝工艺品及其制作方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107584955A (zh) * 2016-07-06 2018-01-16 厦门小嶝休闲渔村开发有限公司 一种扇贝工艺品及其制作方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2015217300A (ja) ネイルアップリケ転写部材、ネイルアップリケ転写紙及びネイルアップリケ転写方法
JP3150348U (ja) 貝合わせ用の貝
CN1621247A (zh) 角骨浮雕板画的制作工艺
CN102248849B (zh) 彩色剪纸创意工艺画的制作方法
JP2018103609A (ja) 金箔装飾法
KR20090000959A (ko) 전사기법을 이용한 네일아트용 실크 인쇄지 제조방법 및 그제조된 실크 인쇄지
JP2012050500A (ja) 革工芸品及びその作製方法
CN103465713B (zh) 一种镶嵌螺钿的加工工艺
CN111591079A (zh) 一种平面蟾皮画的制作方法
CN108146132A (zh) 一种葫芦制品的制作方法
JP2015124312A (ja) 装飾用生革チップの作製方法及びその方法により作製された装飾用生革チップ
CN212325563U (zh) 一种戏曲旦角旗头片子
CN111634147A (zh) 一种蟾羽画的制作方法
Biggs Nail Art Projects: Eye-catching and stylish designs by salon professionals
JP3668469B2 (ja) トルソの製造方法
JP3079583U (ja) ネイルアート紙
JPS5933199A (ja) 立体象形絵を描いたひようたんの製造法
JP3207844U (ja) 自在にポーズを変えることのできる人形
CN201056127Y (zh) 削木镶嵌画
TWM316406U (en) Earpieces of Glasses with decorations
CN114590066A (zh) 一种布艺画的精细制作工艺
JPH06279800A (ja) 革製品及びその加工方法
Oppermann Rediscovering the artisan techniques and intricacies of water gilding
KR100528061B1 (ko) 낙화(烙畵)가 장식된 알 공예품의 제조방법 및 제조된 알공예품
CN104442147B (zh) 一种皮雕软包与漆线雕复合加工方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090226

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120415

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150415

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term