JP3148952U - 折り畳み自在のクリップボード - Google Patents

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洋美 大塚
洋美 大塚
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Abstract

【課題】ボード自体を折り畳むことができ、変形携行を可能とすると共に、折り畳んだ状態から通常の拡開されたボードとしても変形可能とする新規な折り畳み自在のクリップボードを提供する。【解決手段】長方形状のクリップを備えたボード本体1と、所望の間隔を置いて設けられる2以上の折り畳み線3と、前記折り畳み線3を横切って配設し、折り曲げを阻止できる棒杆と、前記棒杆の両端を着脱自在に係止できる掛止部4と、より成り、前記折り畳み線3に沿って折り畳み自在を特徴とする折り畳み自在のクリップボードである。【選択図】図1

Description

本考案は、携行が小型変形により至極便利で、使用時簡単に拡開して通常のボードとして使用できる折り畳み自在のクリップボードに関する。
この種のクリップボードは、ボードの性質上、二以上に折り畳む構成のものは知られていない。
従来知られているものは、クリップボードを卓上など面に対して立て掛けるためにボードの背面に支板を設けたものが知られており、この支板をボードに対して折り畳む構成のものは知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−230513号公報
従来の特許文献1では、ボードを立て掛ける支板を折り畳むことが開示されているが、ボード自体を小型コンパクトに折り畳むものは知られていない。
本考案は叙上に着目して成されたもので、ボード自体を折り畳むことができ、変形携行を可能とすると共に、折り畳んだ状態から通常の拡開されたボードとしても変形可能とする新規な折り畳み自在のクリップボードを提供するものである。
本考案は、以下の構成により上記課題を解決できる。
(1)長方形状のクリップを備えたボード本体と、所望の間隔を置いて設けられる2以上の折り畳み線と、前記折り畳み線を横切って配設し、折り曲げを阻止できる棒杆と、前記棒杆の両端を着脱自在に係止できる掛止部と、より成り、前記折り畳み線に沿って折り畳み自在を特徴とする折り畳み自在のクリップボード。
(2)棒杆は、鉛筆などの筆記具として成ることを特徴とする前記(1)記載の折り畳み自在のクリップボード。
本考案によれば、不使用の場合は、全体を折り畳んで小型化でき、衣服のポケットや鞄内に、小型に収納できると共に、使用時は折り畳みを解き、拡開して通常の大きさに拡大してクリップボードとして使用できる。
折り畳み状態は2以上の折り畳み線を利用して3つ折り,4つ折りなど、ボード本体の大きさに応じて自由に決定でき、拡開時は棒杆を用いて環状の係止部を利用して直状に固定でき、通常のボードとして利用できる。
そして棒杆は、鉛筆などの筆記具を利用できるので、使用中のメモ書きなどに利用できる。
以下に、本考案の一実施例を図面と共に説明する。
図面について、1は長方形のボード本体、2はこのボード本体1の上辺近くに設けたクリップ、3,3はボード本体1を3分割した2本の折り畳み線、4はボード本体1の裏面1Aに於いて設けた多数の掛止部で、両端をボード本体1に固定し、伸縮性のゴム材料で挿し込み孔5を形成してある。
図示では、2本の折り畳み線3,3の上下両端に相対向して対称の2個づつ設けられる。6はそれぞれ相対向した一対の掛止部4の挿し込み孔5に挿通固定される棒杆で、この棒杆6により前記折り畳み線3,3を横切って3分割のボード本体1を拡開状態の平面状に保持固定させることができる。
つぎに、ボード本体1を3分割1a,1b,1cする2本の折り畳み線3の構成を図4に基づいていくつかの例を説明する。
(a)はボード本体1の肉厚Wを裏面1A側を深めに掘り、表面側1bを平面として残す凹処3a状態の折り畳み線3を示している。
また(b)は、ボード本体1の肉厚Wに対し、裏面側1aおよび表面側1bより対向箇所を凹設して、上下2箇所を凹処3a状態にした折り畳み線3を示している。
さらに(c)は、ボード本体1の肉厚Wを表面1B側を比較的薄いWの肉厚とし、裏面側1aを比較的厚いWの肉厚とし、不連続箇所の凹処3bを折り畳み線3とした場合を示している。
なお、さらに(d)は、3分割1a,1b,1cを単独の分割部材とし、各部材1a,1b,1cを蝶番7で回動自在に接続して、隣り合う分割部材1a,1b,1cの不連続箇所を折り畳み線3として形成する場合を示している。
以上、折り畳み線3の4例を示したが、本考案は2つ折りを始め4つ折りなど折り畳み線3の構成に限定されるものではない。
さらに、図5において折り畳み状態の2例を示す。
(a)は順次と各部材1a,1b,1cを異なる方向、即ちS字方向に折り畳む場合を示しているのに対し、(b)は分割部材1a,1b,1cを中央の分割部材1bを中心として前後の分割部材1a,1cを、それぞれ中央の分割部材1b側に折り畳む場合を示している。
叙上の構成に基づいて作用を説明する。
携行時は、図5に示す状態に折り畳み線3によって折り畳まれた小型状態にして携帯が可能である。
使用時は、折り畳み線3によって平面状に拡開し、鉛筆などの筆記具の棒杆6を用いて折り畳み線3近くに設けた掛止部4内に挿通し、折り畳み線3を横切って折り畳み線3での曲折を阻止できるので、平面状態を確保でき、通常のクリップボードとして使用に供することができる。
ボード本体1の表面側1bは、平面フラット状態を保持でき、裏面側1aに棒杆6が臨まれるので、作業の邪魔にならず軽快に使用できる。
なお棒杆6は、鉛筆の他、物指しなど好みの文房具に利用できる。
(a)は本考案に係る折り畳み自在クリップボードの一実施例を示す正面図、(b)は(a)の側面図 図1(a)の背面図 掛止部の拡大断面図 (a),(b),(c),(d) 折り畳み線の4例を示す拡大側面図 (a),(b) ボード本体の折り畳み状態の2例を示す上面図
符号の説明
1 ボード本体
1A ボード本体1の裏面
1B ボード本体1の表面
1a,1b,1c 分割部材
2 クリップ
3 折り畳み線
3a 凹処
3b 凹処
4 掛止部
5 挿し込み孔
6 棒杆
7 蝶番
W 肉厚
比較的薄い肉厚
比較的厚い肉厚

Claims (2)

  1. 長方形状のクリップを備えたボード本体と、所望の間隔を置いて設けられる2以上の折り畳み線と、前記折り畳み線を横切って配設し、折り曲げを阻止できる棒杆と、前記棒杆の両端を着脱自在に係止できる掛止部と、より成り、前記折り畳み線に沿って折り畳み自在を特徴とする折り畳み自在のクリップボード。
  2. 棒杆は、鉛筆などの筆記具として成ることを特徴とする請求項1記載の折り畳み自在のクリップボード。
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